JPH0324362B2 - - Google Patents
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- JPH0324362B2 JPH0324362B2 JP58127529A JP12752983A JPH0324362B2 JP H0324362 B2 JPH0324362 B2 JP H0324362B2 JP 58127529 A JP58127529 A JP 58127529A JP 12752983 A JP12752983 A JP 12752983A JP H0324362 B2 JPH0324362 B2 JP H0324362B2
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- ring
- bead
- tire bead
- tire
- shaped
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチユーブ状物品、特にタイヤビード補
強体に係る。
強体に係る。
在来のタイヤは、密接に詰込まれた配列体の形
をなす高張力鋼製ワイヤの円周方向に延びている
フープ即ち輪状体により各ビードにおいて補強さ
れている。それらワイヤは時としてケーブルの形
をしていて各ワイヤの正確な位置決めを提供し、
こうして各ワイヤの強度の利用効率を優れたもの
となしているが、通常は、上記配列体は、3本以
上の並置された鋼製ワイヤにより形成された帯状
体を、互いに重なり合うよう複数回巻付けたもの
から成つている。通常その配列体はゴム内に埋込
まれており、また、ワイヤにはそれらが組付けら
れる前にメツキが施されていてゴムに対する効果
的な接合を提供するようになつていると共に充分
な強さのフープを形成するようになつている。
をなす高張力鋼製ワイヤの円周方向に延びている
フープ即ち輪状体により各ビードにおいて補強さ
れている。それらワイヤは時としてケーブルの形
をしていて各ワイヤの正確な位置決めを提供し、
こうして各ワイヤの強度の利用効率を優れたもの
となしているが、通常は、上記配列体は、3本以
上の並置された鋼製ワイヤにより形成された帯状
体を、互いに重なり合うよう複数回巻付けたもの
から成つている。通常その配列体はゴム内に埋込
まれており、また、ワイヤにはそれらが組付けら
れる前にメツキが施されていてゴムに対する効果
的な接合を提供するようになつていると共に充分
な強さのフープを形成するようになつている。
上記の従来構造では、変化のない断面形状及び
強化された接合部を用いることなく連続したリン
グを形成するのが難かしいという問題がある。
強化された接合部を用いることなく連続したリン
グを形成するのが難かしいという問題がある。
本発明の目的は、選定された補強材料の強度を
有効に利用することができ、また、補強体の構造
を変形せしめる危険性無く、直接タイヤ製造法に
用いることができるビード補強体を提供すること
である。
有効に利用することができ、また、補強体の構造
を変形せしめる危険性無く、直接タイヤ製造法に
用いることができるビード補強体を提供すること
である。
本発明によれば、円周方向に延びているリング
を有しており、該リングは断面U字形のポケツト
を有するリング材料から作られており、該U字形
ポケツトは高張力補強材料の円周方向巻成体を少
なくとも一部分包囲しているタイヤビード補強体
フープが得られる。
を有しており、該リングは断面U字形のポケツト
を有するリング材料から作られており、該U字形
ポケツトは高張力補強材料の円周方向巻成体を少
なくとも一部分包囲しているタイヤビード補強体
フープが得られる。
このタイヤビード補強体フープによつて、補強
体のタイヤ内での位置を正確に決定でき補強材料
の強度を有効に発揮することができ、かつ、タイ
ヤ走行中に該補強体が変形することを防止するこ
とができる。
体のタイヤ内での位置を正確に決定でき補強材料
の強度を有効に発揮することができ、かつ、タイ
ヤ走行中に該補強体が変形することを防止するこ
とができる。
断面U字形のポケツトは、高張力補強材料の巻
成体を完全に包囲するよう閉じられていてもよい
し、あるいは、開放されていて高張力補強材料の
巻成体の一部のみを包囲していてもよい。リング
材料は一定の厚みのシートであつてもよいし、あ
るいは一定していない厚みを有していてもよい。
成体を完全に包囲するよう閉じられていてもよい
し、あるいは、開放されていて高張力補強材料の
巻成体の一部のみを包囲していてもよい。リング
材料は一定の厚みのシートであつてもよいし、あ
るいは一定していない厚みを有していてもよい。
ビードフープの断面は補強巻成体とリングとの
間のギヤツプ又は空間を充たす、例えばゴム又は
樹脂のごとき充填材料をも含んでいてよい。
間のギヤツプ又は空間を充たす、例えばゴム又は
樹脂のごとき充填材料をも含んでいてよい。
或る場合には、リングの断面は一定していない
厚みを有していてリングの外方輪郭が内方輪郭と
形状において異つていてもよい。
厚みを有していてリングの外方輪郭が内方輪郭と
形状において異つていてもよい。
リング材料は均質の連続したリングとして形成
されていてもよく、あるいは、例えば溶接接合部
のごとき接合部を有するリングとして形成されて
いてもよい。リング材料は好ましくは鋼のごとき
金属であり、該リング材料にはタイヤビードのゴ
ムに対する接合を助けるべく亜鉛メツキ又は黄銅
メツキを施してもよい。
されていてもよく、あるいは、例えば溶接接合部
のごとき接合部を有するリングとして形成されて
いてもよい。リング材料は好ましくは鋼のごとき
金属であり、該リング材料にはタイヤビードのゴ
ムに対する接合を助けるべく亜鉛メツキ又は黄銅
メツキを施してもよい。
好ましくは、巻成体はリング材料の最小直径部
に対しきつく巻付けられている。リングのまわり
には1本のワイヤを巻付けてもよいし、あるい
は、2本以上のワイヤを、互いに平行に離れた関
係をなして、又はストランド即ちコードの形をな
してリングのまわりに巻付けてもよい。ワイヤは
接合性を補助するべくメツキされていてもよい
し、及び/又は、例えば未加硫ゴム樹脂で被覆さ
れていてもよい。補強体フープは様々な断面外形
を有することができるが、好適な補強体フープは
円形断面形状を有している。
に対しきつく巻付けられている。リングのまわり
には1本のワイヤを巻付けてもよいし、あるい
は、2本以上のワイヤを、互いに平行に離れた関
係をなして、又はストランド即ちコードの形をな
してリングのまわりに巻付けてもよい。ワイヤは
接合性を補助するべくメツキされていてもよい
し、及び/又は、例えば未加硫ゴム樹脂で被覆さ
れていてもよい。補強体フープは様々な断面外形
を有することができるが、好適な補強体フープは
円形断面形状を有している。
1つ以上の巻成体を2つ以上のU字形ポケツト
内に配列せしめて、より複雑な形状の、そして異
なるビードフープ断面部分に異なるフープ強度を
有するビードフープを提供するようにしてもよ
い。
内に配列せしめて、より複雑な形状の、そして異
なるビードフープ断面部分に異なるフープ強度を
有するビードフープを提供するようにしてもよ
い。
断面U字形のリングはビードアペツクス部品の
ための位置決め部材及び/又は支持体を提供する
ようになつていてもよい。ビードアペツクス部品
は予め硬化せしめられていてもよく、また、周知
の任意形式のものであつてもかまわない。
ための位置決め部材及び/又は支持体を提供する
ようになつていてもよい。ビードアペツクス部品
は予め硬化せしめられていてもよく、また、周知
の任意形式のものであつてもかまわない。
断面U字形のリングは必要とされるどんな外形
を有するよう形成されることができ、その外形は
完成したタイヤビードに必要とされる例えば5゜又
は15゜のビードシートテーパに合致する実質上平
坦なテーパ付き表面を有しており、こうして、選
定された断面U字形のリングによりビードの形状
を固定させることができるので、ビードとビード
シートとの干渉をビード構造で制御する目的にリ
ングを用いることができる。
を有するよう形成されることができ、その外形は
完成したタイヤビードに必要とされる例えば5゜又
は15゜のビードシートテーパに合致する実質上平
坦なテーパ付き表面を有しており、こうして、選
定された断面U字形のリングによりビードの形状
を固定させることができるので、ビードとビード
シートとの干渉をビード構造で制御する目的にリ
ングを用いることができる。
断面U字形のリングは一定した材料厚さを有し
ていてもよく、あるいは、断面形状が一定してい
ないものであつてもよく、例えば、リングの外方
輪郭は滑らかな彎曲面を有していてもよく、ま
た、内側の輪郭はビード補強ワイヤの矩形詰込み
体に係合するべく矩形をしていてもよい。
ていてもよく、あるいは、断面形状が一定してい
ないものであつてもよく、例えば、リングの外方
輪郭は滑らかな彎曲面を有していてもよく、ま
た、内側の輪郭はビード補強ワイヤの矩形詰込み
体に係合するべく矩形をしていてもよい。
更に、断面U字形のリングの壁は円周方向に真
直であつてもよいし、あるいは該壁にはひだを付
けて高い可撓性を有する溝即ちチヤンネルを提供
するようにしてもよい。ビードフープのまわりで
互いに離隔せしめられたひだを用いてもよく、あ
るいは、リングの壁が円周方向に正弦波をたどる
ようより密接に離隔せしめられたひだを有するリ
ング構造を用いることも可能である。
直であつてもよいし、あるいは該壁にはひだを付
けて高い可撓性を有する溝即ちチヤンネルを提供
するようにしてもよい。ビードフープのまわりで
互いに離隔せしめられたひだを用いてもよく、あ
るいは、リングの壁が円周方向に正弦波をたどる
ようより密接に離隔せしめられたひだを有するリ
ング構造を用いることも可能である。
本発明によれば、更に、タイヤビード補強体フ
ープの製造方法であつて、開放している断面U字
形のポケツトを有するリング材料でリングを形成
し、該U字形ポケツト内に高張力補強材料を巻付
ける製造方法も得られる。
ープの製造方法であつて、開放している断面U字
形のポケツトを有するリング材料でリングを形成
し、該U字形ポケツト内に高張力補強材料を巻付
ける製造方法も得られる。
その後に、巻成体がリング材料により包囲され
るようにU字形ポケツトを閉じてもよい。
るようにU字形ポケツトを閉じてもよい。
以下、本発明の実施例について添付概略図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
第1の実施例のビード補強体は、黄銅メツキさ
れている平坦な帯状鋼材から連続したリング1
(第1図及び第2図参照)を形成することにより
作られている。リング1はU字形の即ち溝状の断
面形状を有しており、開放中心部分2はリングの
半径方向最外方区域に開放せしめられている。
れている平坦な帯状鋼材から連続したリング1
(第1図及び第2図参照)を形成することにより
作られている。リング1はU字形の即ち溝状の断
面形状を有しており、開放中心部分2はリングの
半径方向最外方区域に開放せしめられている。
未加硫ゴムで被覆された高張力鋼製コード3は
U字形溝の底部の所にしつかりと詰込まれるよう
リングのまわりに巻付けられ、ワイヤコードは7
回リングのまわりに巻付けられている。次いで、
U字形溝のアーム部は第1図に示されているごと
く巻成体4のまわりにしつかりと閉じられてビー
ドフープを形成し、該ビードフープはタイヤの硬
化時、加硫されたゴム被覆材により互いに接合せ
しめられた鋼製コードの巻成体4と薄壁鋼製チユ
ーブ1とを有している。
U字形溝の底部の所にしつかりと詰込まれるよう
リングのまわりに巻付けられ、ワイヤコードは7
回リングのまわりに巻付けられている。次いで、
U字形溝のアーム部は第1図に示されているごと
く巻成体4のまわりにしつかりと閉じられてビー
ドフープを形成し、該ビードフープはタイヤの硬
化時、加硫されたゴム被覆材により互いに接合せ
しめられた鋼製コードの巻成体4と薄壁鋼製チユ
ーブ1とを有している。
こうして作られたタイヤフープ補強体フープの
断面形状は該フープのまわりで正確に保持されて
いる。
断面形状は該フープのまわりで正確に保持されて
いる。
このビードフープを組入れたタイヤは高効率の
正確なビードを有し、総べてのワイヤは正しく位
置決めされている。
正確なビードを有し、総べてのワイヤは正しく位
置決めされている。
第5図に示されたビードフープは2つのワイヤ
巻成体5及び6を組入れており、これら巻成体5
及び6は1つのリング7に備えられた一対の開口
部内に夫々配置されている。このようなビード構
造は巻成体5を通常使用されるビードフオーマー
上に巻き付けて形成されたあと、その上にリング
7を配置し、さらにその上から巻成体6を巻き付
けることで形成される。巻成体を第6図に示され
ているごとくリング7内に包み込む作業を行つた
後、リングの溝は閉じられる。こうして作られた
ビードフープは正確に位置決めされたワイヤを有
しており、該ワイヤはその後のタイヤ製造作業を
通じて所定の位置に保持される。
巻成体5及び6を組入れており、これら巻成体5
及び6は1つのリング7に備えられた一対の開口
部内に夫々配置されている。このようなビード構
造は巻成体5を通常使用されるビードフオーマー
上に巻き付けて形成されたあと、その上にリング
7を配置し、さらにその上から巻成体6を巻き付
けることで形成される。巻成体を第6図に示され
ているごとくリング7内に包み込む作業を行つた
後、リングの溝は閉じられる。こうして作られた
ビードフープは正確に位置決めされたワイヤを有
しており、該ワイヤはその後のタイヤ製造作業を
通じて所定の位置に保持される。
2つのコア即ち2つの巻成体を有する別のビー
ドは第7図に示されており、この第7図に示され
ているビードにおいては2つの巻成体8及び9は
並置されている。この実施例でも、2つの互いに
並置されたU字形溝を備えるよう、まずリング1
0を成形し、次いで巻成体を覆うようそれらU字
形溝を閉じるようになつている。
ドは第7図に示されており、この第7図に示され
ているビードにおいては2つの巻成体8及び9は
並置されている。この実施例でも、2つの互いに
並置されたU字形溝を備えるよう、まずリング1
0を成形し、次いで巻成体を覆うようそれらU字
形溝を閉じるようになつている。
第9図に示されているビード補強体は、主張力
補強体を形成する鋼製ワイヤの巻成体12を支持
するのに浅いU字形をしたリング11を用いてい
る。リング11は巻成体12がその上に確実に固
定されるように滑らかな底部を備えている。複数
本のワイヤを平行に引き揃えてなるワイヤの束を
巻き付けて作る巻成体の場合、その巻き始め部分
に段差部が生じるが、この段差部において巻成体
の変形が発生し易い。リング11はこのような巻
成体に好適に用いることができる。第9図は、5
本のワイヤを引き揃えたワイヤの束を巻き付けて
なる巻成体を示している。該段差部によつて生じ
るギヤツプはゴム被覆体で充填される。あるい
は、このギヤツプを別のゴムで充填することもで
きる。
補強体を形成する鋼製ワイヤの巻成体12を支持
するのに浅いU字形をしたリング11を用いてい
る。リング11は巻成体12がその上に確実に固
定されるように滑らかな底部を備えている。複数
本のワイヤを平行に引き揃えてなるワイヤの束を
巻き付けて作る巻成体の場合、その巻き始め部分
に段差部が生じるが、この段差部において巻成体
の変形が発生し易い。リング11はこのような巻
成体に好適に用いることができる。第9図は、5
本のワイヤを引き揃えたワイヤの束を巻き付けて
なる巻成体を示している。該段差部によつて生じ
るギヤツプはゴム被覆体で充填される。あるい
は、このギヤツプを別のゴムで充填することもで
きる。
第10図に示されているビード補強体は深いU
字形溝を備えたリング13を有しており、該リン
グ13のアーム部14,15は巻成体16の半径
方向高さよりも上にまで達しているが、巻成体1
6を完全に包囲するようにはなつていない。更
に、ビードコアベース17は軸線方向に対し一定
の角度をなして位置せられるべく形成されてい
る。自動車タイヤの場合その角度は通常5゜であ
り、トラツクのチユーブレスタイヤの場合その角
度は15゜であるが、本発明実施例によるビード構
造体は任意の角度を提供することができ、事実、
他の形状をしたビードベースを備えせしめてホイ
ールのビードシートに対するビード嵌合の特定要
求を満たすべく設計し、こうしてタイヤビードの
嵌合を、より優れた態様で制御するようにするこ
ともできる。
字形溝を備えたリング13を有しており、該リン
グ13のアーム部14,15は巻成体16の半径
方向高さよりも上にまで達しているが、巻成体1
6を完全に包囲するようにはなつていない。更
に、ビードコアベース17は軸線方向に対し一定
の角度をなして位置せられるべく形成されてい
る。自動車タイヤの場合その角度は通常5゜であ
り、トラツクのチユーブレスタイヤの場合その角
度は15゜であるが、本発明実施例によるビード構
造体は任意の角度を提供することができ、事実、
他の形状をしたビードベースを備えせしめてホイ
ールのビードシートに対するビード嵌合の特定要
求を満たすべく設計し、こうしてタイヤビードの
嵌合を、より優れた態様で制御するようにするこ
ともできる。
第11図に示されているリング18は、ビード
アペツクス20を位置決めせしめる半径方向に突
出した周縁部19を備えている。そのアペツクス
20は、補強巻成体がリング18内に巻付けられ
た後に装着され、こうしてビードフープ組立体は
タイヤに組込まれる準備が完了せしめられる。ア
ペツクス20は予め硬化せしめられたゴムでもよ
いし、あるいは必要に応じ、プラスチツクのごと
き他の材料から作られていてもよい。周縁部19
として別の形状のものを用いることができ、即
ち、リング18及びアペツクス20の組立体を一
体に固定するべく該アペツクスの片側に1つづつ
合計2つの周縁部を備えることもできる。
アペツクス20を位置決めせしめる半径方向に突
出した周縁部19を備えている。そのアペツクス
20は、補強巻成体がリング18内に巻付けられ
た後に装着され、こうしてビードフープ組立体は
タイヤに組込まれる準備が完了せしめられる。ア
ペツクス20は予め硬化せしめられたゴムでもよ
いし、あるいは必要に応じ、プラスチツクのごと
き他の材料から作られていてもよい。周縁部19
として別の形状のものを用いることができ、即
ち、リング18及びアペツクス20の組立体を一
体に固定するべく該アペツクスの片側に1つづつ
合計2つの周縁部を備えることもできる。
第12図に示された実施例は厚さが一定してい
ないU字形リング21を用いている。リング21
の外面には滑らかな彎曲が付されていて1つ又は
それ以上のタイヤカーカスプライがビードのまわ
りに巻付けられ得るようになつており、また、リ
ングの内面は既ね矩形状をしていて補強巻成体が
矩形配列をなして保持されるようになつてい。
ないU字形リング21を用いている。リング21
の外面には滑らかな彎曲が付されていて1つ又は
それ以上のタイヤカーカスプライがビードのまわ
りに巻付けられ得るようになつており、また、リ
ングの内面は既ね矩形状をしていて補強巻成体が
矩形配列をなして保持されるようになつてい。
最後に、第13図及び第14図は、或る間隔で
ひだが付されている2つのU字形リングを示して
いる。第14図に示されているリングにはひだが
規則的に付されていてリングの壁が円周方向に正
弦波経路をたどるようになつている。その後、こ
れらのリングは、前述した実施例と同様、巻成体
によつて充填され、開放されたままにされていて
もよいし、あるいは閉じられてもよい、ひだを付
けることの効果はビードを、より可撓性の高いも
のにすることができることであり、この性質はタ
イヤの装着に有利性を発揮することができる。
ひだが付されている2つのU字形リングを示して
いる。第14図に示されているリングにはひだが
規則的に付されていてリングの壁が円周方向に正
弦波経路をたどるようになつている。その後、こ
れらのリングは、前述した実施例と同様、巻成体
によつて充填され、開放されたままにされていて
もよいし、あるいは閉じられてもよい、ひだを付
けることの効果はビードを、より可撓性の高いも
のにすることができることであり、この性質はタ
イヤの装着に有利性を発揮することができる。
第1図は完全に閉じたU字形リングを有する本
発明実施例によるタイヤビード補強体の断面図で
あり、第2図及び第3図は第1図のビード補強体
のためのU字形リング部材の夫々側面図及び正面
図であり、第4図は一部完成せしめられた第1図
のビード補強体の断面図であり、第5図は別の実
施例による完全に包囲されたビード補強体の断面
図であり、第6図は一部完成せしめられた第5図
のビード補強体の断面図であり、第7図は更に別
の実施例による完全に包囲されたビード補強体の
断面図であり、第8図は一部完成せしめられた第
7図のビード補強体の断面図であり、第9図は一
部包囲するリングを有するタイヤビードの断面図
であり、第10図はテーパの付された底部を有す
る別のタイヤビードの断面図であり、第11図は
アペツクス帯状体を有する組立体の断面図であ
り、第12図は厚さが一定でないリングを有する
別のタイヤビードの断面図であり、第13図及び
第14図は、ビードに高い可撓性を備えせしめる
べくリングの側壁が形成されている実施例を示す
斜視図である。 1……リング、2……開放中心部分、3……鋼
製コード、4,5,6……巻成体、7……リン
グ、8,9……巻成体、10,11……リング、
12……巻成体、13……リング、14,15…
…アーム部、16……巻成体、17……ビードコ
アベース、18……リング、19……周縁部、2
0……ビードアペツクス、21……リング。
発明実施例によるタイヤビード補強体の断面図で
あり、第2図及び第3図は第1図のビード補強体
のためのU字形リング部材の夫々側面図及び正面
図であり、第4図は一部完成せしめられた第1図
のビード補強体の断面図であり、第5図は別の実
施例による完全に包囲されたビード補強体の断面
図であり、第6図は一部完成せしめられた第5図
のビード補強体の断面図であり、第7図は更に別
の実施例による完全に包囲されたビード補強体の
断面図であり、第8図は一部完成せしめられた第
7図のビード補強体の断面図であり、第9図は一
部包囲するリングを有するタイヤビードの断面図
であり、第10図はテーパの付された底部を有す
る別のタイヤビードの断面図であり、第11図は
アペツクス帯状体を有する組立体の断面図であ
り、第12図は厚さが一定でないリングを有する
別のタイヤビードの断面図であり、第13図及び
第14図は、ビードに高い可撓性を備えせしめる
べくリングの側壁が形成されている実施例を示す
斜視図である。 1……リング、2……開放中心部分、3……鋼
製コード、4,5,6……巻成体、7……リン
グ、8,9……巻成体、10,11……リング、
12……巻成体、13……リング、14,15…
…アーム部、16……巻成体、17……ビードコ
アベース、18……リング、19……周縁部、2
0……ビードアペツクス、21……リング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円周方向に延びているリングを有しており、
該リングは断面U字形のポケツトを有する亜鉛メ
ツキ又は銅メツキを施した鋼からなるリング材料
から作られており、該U字形のポケツトは少なく
とも高張力補強材料の円周方向巻成体のタイヤ半
径方向内側を包囲しており、該U字形のポケツト
のタイヤ半径方向内側は実質的に5゜又は15゜のビ
ードシートテーパーに平行な平面を形成してお
り、該U字形の壁にはひだを付されており、該リ
ングと前記巻成体とのあいだにはゴムが充填され
ているタイヤビード補強体フープ。 2 特許請求の範囲第1項記載のタイヤビード補
強体フープにおいて、前記U字形のポケツトは、
補強材料の前記巻成体を包囲するように閉じられ
ているタイヤビード補強体フープ。 3特許請求の範囲第1項又は第2項記載のタイヤ
ビード補強体フープにおいて、前記リング材料は
一定の厚みを有するシートで構成されているタイ
ヤビード補強体フープ。 4 特許請求の範囲第1項又は第2項記載のタイ
ヤビード補強体フープにおいて、前記リング材料
は一定していない厚みを有しているタイヤビード
補強体フープ。 5 特許請求の範囲第1項から第4項記載までの
いずれか1つの項に記載のタイヤビード補強体フ
ープにおいて、前記U字形ポケツトは2つ以上備
えていて各々の該U字形ポケツトが補強材料の巻
成体を包囲しているタイヤビード補強体フープ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/624,395 US4560844A (en) | 1983-07-11 | 1984-06-25 | Key-holding structure of a keyboard with curved operating surface of keys |
DE3448462A DE3448462C2 (de) | 1983-07-11 | 1984-07-05 | Tastatur |
DE19843424771 DE3424771A1 (de) | 1983-07-11 | 1984-07-05 | Tastenfeld |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8220275 | 1982-07-13 | ||
GB8220275 | 1982-07-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5953208A JPS5953208A (ja) | 1984-03-27 |
JPH0324362B2 true JPH0324362B2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=10531636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58127529A Granted JPS5953208A (ja) | 1982-07-13 | 1983-07-13 | タイヤビード補強体フープ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953208A (ja) |
AU (1) | AU1677683A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59155028A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-09-04 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ビ−ド製造方法 |
JPS6385405U (ja) * | 1986-11-22 | 1988-06-03 | ||
JPH03102301U (ja) * | 1990-02-08 | 1991-10-24 | ||
JPH04278811A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-05 | Fuji Seiko Kk | ビードワイヤ |
JP2005324697A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ用のビードコア |
JP2019098991A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | Toyo Tire株式会社 | グリーンタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826870A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-09 | ||
JPS5031683A (ja) * | 1973-05-05 | 1975-03-28 | ||
GB1526883A (en) * | 1975-01-29 | 1978-10-04 | Michelin & Cie | Beadwire assemblies |
-
1983
- 1983-07-12 AU AU16776/83A patent/AU1677683A/en not_active Abandoned
- 1983-07-13 JP JP58127529A patent/JPS5953208A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826870A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-09 | ||
JPS5031683A (ja) * | 1973-05-05 | 1975-03-28 | ||
GB1526883A (en) * | 1975-01-29 | 1978-10-04 | Michelin & Cie | Beadwire assemblies |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU1677683A (en) | 1984-01-19 |
JPS5953208A (ja) | 1984-03-27 |
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