JPH07146103A - ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法 - Google Patents
ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法Info
- Publication number
- JPH07146103A JPH07146103A JP31910393A JP31910393A JPH07146103A JP H07146103 A JPH07146103 A JP H07146103A JP 31910393 A JP31910393 A JP 31910393A JP 31910393 A JP31910393 A JP 31910393A JP H07146103 A JPH07146103 A JP H07146103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- detection
- detection tool
- contact position
- detected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意形状のワークの外周形状を自動的に検出
する事の出来るワーク形状自動検出装置、及びワーク形
状自動検出方法を提供する事である。 【構成】 この発明に係わるワーク形状自動検出装置
は、検出工具を、ワークに接触する接触位置から、これ
を含むワークの接線に対して直交する方向に沿って第1
の所定距離だけ退避させ、この退避方向に対して所定回
りに90度回転させた横方向に沿って第2の所定距離だ
け移動させ、この横方向に対して前記所定回りに90度
回転させた接近方向に沿って、ワークとの接触が検出さ
れるまで移動させると共に、この動作を繰り返し制御
し、接触位置が検出される毎に、記憶部に検出された接
触位置を記憶させ、ワークの全周に渡り検出された接触
位置に基づき、ワークの外周形状を検出する事を特徴と
している。
する事の出来るワーク形状自動検出装置、及びワーク形
状自動検出方法を提供する事である。 【構成】 この発明に係わるワーク形状自動検出装置
は、検出工具を、ワークに接触する接触位置から、これ
を含むワークの接線に対して直交する方向に沿って第1
の所定距離だけ退避させ、この退避方向に対して所定回
りに90度回転させた横方向に沿って第2の所定距離だ
け移動させ、この横方向に対して前記所定回りに90度
回転させた接近方向に沿って、ワークとの接触が検出さ
れるまで移動させると共に、この動作を繰り返し制御
し、接触位置が検出される毎に、記憶部に検出された接
触位置を記憶させ、ワークの全周に渡り検出された接触
位置に基づき、ワークの外周形状を検出する事を特徴と
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、任意形状のワークの
形状を自動的に検出する事の出来るワーク形状自動検出
装置、及び、ワーク形状自動検出方法に関する。
形状を自動的に検出する事の出来るワーク形状自動検出
装置、及び、ワーク形状自動検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動加工装置としての
加工ロボットに、任意形状のワークの外周端縁をバリ取
り加工や面取り加工をさせようとすると、先ず、この任
意形状のワークの外周形状を、作業者による手作業でワ
ークの外周をティーチング治具を介してなぞって外周形
状を加工ロボットにティーチングするか、または、オペ
レータによるキー入力操作でワークの外周形状を数値入
力する様にしていた。
加工ロボットに、任意形状のワークの外周端縁をバリ取
り加工や面取り加工をさせようとすると、先ず、この任
意形状のワークの外周形状を、作業者による手作業でワ
ークの外周をティーチング治具を介してなぞって外周形
状を加工ロボットにティーチングするか、または、オペ
レータによるキー入力操作でワークの外周形状を数値入
力する様にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな任意形状のワークの外周形状をロボットに覚えさせ
る為の作業は、結局、人間の手作業に依存する事とな
り、手間がかかると共に、作業者によるティーチング動
作またはオペレータによる数値入力動作にばらつきが発
生し、自動的にワークの形状を検出する事の出来るシス
テムが望まれていた。
うな任意形状のワークの外周形状をロボットに覚えさせ
る為の作業は、結局、人間の手作業に依存する事とな
り、手間がかかると共に、作業者によるティーチング動
作またはオペレータによる数値入力動作にばらつきが発
生し、自動的にワークの形状を検出する事の出来るシス
テムが望まれていた。
【0004】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、この発明の目的は、任意形状のワークの外周
形状を自動的に検出する事の出来るワーク形状自動検出
装置、及び、ワーク形状自動検出方法を提供する事であ
る。
たもので、この発明の目的は、任意形状のワークの外周
形状を自動的に検出する事の出来るワーク形状自動検出
装置、及び、ワーク形状自動検出方法を提供する事であ
る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上述した課題を解決し、目
的を達成する為、この発明に係わるワーク形状自動検出
装置は、請求項1の記載によれば、基台と、この基台上
に配設され、導電性を有するワークを着脱自在に把持し
て固定するワークチャック手段と、導電性を有する検出
工具と、この検出工具を電気的に絶縁した状態で保持す
る工具保持手段と、この工具保持手段を、前記基台と平
行な面内で2次元的に移動駆動する駆動手段と、前記検
出工具と少なくともワークとの間を電気的に接続し、電
源及び抵抗器を有する電気回路手段と、この電気回路手
段に接続され、これの電位を検出する電位検出手段と、
この電位検出手段により、前記検出工具と前記ワークと
が接触する事により、前記電気回路手段の電位が低下し
た事が検出された時点での、前記検出工具と前記ワーク
との接触位置を二次元的に検出する位置検出手段と、こ
の位置検出手段で検出された接触位置情報を記憶する記
憶手段と、前記検出工具を、この位置検出手段で検出さ
れた所定の接触位置から離間する退避方向に沿って第1
の所定距離だけ退避させ、この退避動作後、この退避方
向に交差する横方向に沿って第2の所定距離だけ移動さ
せ、この横移動動作後、前記ワークに接近する接近方向
に沿って、前記位置検出手段で接触位置が検出されるま
で移動させると共に、この動作を繰り返す様に前記駆動
手段を制御し、前記接触位置が検出される毎に、前記記
憶手段に検出された接触位置を記憶させ、前記ワークの
全周に渡り検出された接触位置に基づき、前記ワークの
外周形状を検出する制御手段とを具備する事を特徴とし
ている。
的を達成する為、この発明に係わるワーク形状自動検出
装置は、請求項1の記載によれば、基台と、この基台上
に配設され、導電性を有するワークを着脱自在に把持し
て固定するワークチャック手段と、導電性を有する検出
工具と、この検出工具を電気的に絶縁した状態で保持す
る工具保持手段と、この工具保持手段を、前記基台と平
行な面内で2次元的に移動駆動する駆動手段と、前記検
出工具と少なくともワークとの間を電気的に接続し、電
源及び抵抗器を有する電気回路手段と、この電気回路手
段に接続され、これの電位を検出する電位検出手段と、
この電位検出手段により、前記検出工具と前記ワークと
が接触する事により、前記電気回路手段の電位が低下し
た事が検出された時点での、前記検出工具と前記ワーク
との接触位置を二次元的に検出する位置検出手段と、こ
の位置検出手段で検出された接触位置情報を記憶する記
憶手段と、前記検出工具を、この位置検出手段で検出さ
れた所定の接触位置から離間する退避方向に沿って第1
の所定距離だけ退避させ、この退避動作後、この退避方
向に交差する横方向に沿って第2の所定距離だけ移動さ
せ、この横移動動作後、前記ワークに接近する接近方向
に沿って、前記位置検出手段で接触位置が検出されるま
で移動させると共に、この動作を繰り返す様に前記駆動
手段を制御し、前記接触位置が検出される毎に、前記記
憶手段に検出された接触位置を記憶させ、前記ワークの
全周に渡り検出された接触位置に基づき、前記ワークの
外周形状を検出する制御手段とを具備する事を特徴とし
ている。
【0006】また、この発明に係わるワーク形状自動検
出方法は、請求項8の記載によれば、固定された検出工
具をワークに向けて接近する様に直進移動させる第1の
工程と、この検出工具がワークに接触した事を検出する
第2の工程と、この第2の工程で検出工具がワークに接
触した事が検出された時点で、前記検出工具の直進移動
を停止する第3の工程と、前記検出工具のワーク外周へ
の接触位置を二次元的に読み込む第4の工程と、前記第
4の工程で読み込んだ検出工具の接触位置を記憶する第
5の工程と、前記検出工具を、前記接触位置から離間す
る退避方向に沿って第1の所定距離だけ退避移動させる
第6の工程と、この第6の工程の終了後、前記検出工具
を、前記退避方向に交差する横方向に沿って第2の所定
距離だけ移動させる第7の工程と、この第7の工程の終
了後、前記検出工具を、前記ワークに対して接近する接
近方向に沿って、直進移動させる第8の工程と、前記検
出工具がワークに接触した事を検出する第9の工程と、
この第9の工程で検出工具がワークに接触した事が検出
された時点で、前記検出工具の直進移動を停止する第1
0の工程と、前記検出工具のワーク外周への次の接触位
置を二次元的に読み込む第11の工程とを具備し、この
後、前記第6乃至第11の工程を繰り返し実行する事に
より、ワークの全周に渡る形状を検出する事を特徴とし
ている。
出方法は、請求項8の記載によれば、固定された検出工
具をワークに向けて接近する様に直進移動させる第1の
工程と、この検出工具がワークに接触した事を検出する
第2の工程と、この第2の工程で検出工具がワークに接
触した事が検出された時点で、前記検出工具の直進移動
を停止する第3の工程と、前記検出工具のワーク外周へ
の接触位置を二次元的に読み込む第4の工程と、前記第
4の工程で読み込んだ検出工具の接触位置を記憶する第
5の工程と、前記検出工具を、前記接触位置から離間す
る退避方向に沿って第1の所定距離だけ退避移動させる
第6の工程と、この第6の工程の終了後、前記検出工具
を、前記退避方向に交差する横方向に沿って第2の所定
距離だけ移動させる第7の工程と、この第7の工程の終
了後、前記検出工具を、前記ワークに対して接近する接
近方向に沿って、直進移動させる第8の工程と、前記検
出工具がワークに接触した事を検出する第9の工程と、
この第9の工程で検出工具がワークに接触した事が検出
された時点で、前記検出工具の直進移動を停止する第1
0の工程と、前記検出工具のワーク外周への次の接触位
置を二次元的に読み込む第11の工程とを具備し、この
後、前記第6乃至第11の工程を繰り返し実行する事に
より、ワークの全周に渡る形状を検出する事を特徴とし
ている。
【0007】
【実施例】以下に、この発明に係わるワーク形状自動検
出装置の一実施例の構成を添付図面を参照して説明す
る。
出装置の一実施例の構成を添付図面を参照して説明す
る。
【0008】先ず、図1及び図2を参照して、この一実
施例のワーク形状自動検出装置10の構成を説明する。
施例のワーク形状自動検出装置10の構成を説明する。
【0009】図1に示す様に、このワーク形状自動検出
装置10は平面矩形状の装置本体12を備え、この装置
本体12の上面には、これの外形形状と相似した矩形状
の開口14が形成されている。この開口14の底面は、
導電性を有する基台16の上面から規定されており、こ
の基台16上には、導電性を有する任意形状(この一実
施例においては、楕円形状)のワークWを着脱自在に固
定した状態で把持する為のワークチャック18がワーク
チャック手段として配設されている。このワークチャッ
ク18は、詳細は図示しないが、この一実施例において
は、電磁力を介してワークWをチャックする様に構成さ
れている。
装置10は平面矩形状の装置本体12を備え、この装置
本体12の上面には、これの外形形状と相似した矩形状
の開口14が形成されている。この開口14の底面は、
導電性を有する基台16の上面から規定されており、こ
の基台16上には、導電性を有する任意形状(この一実
施例においては、楕円形状)のワークWを着脱自在に固
定した状態で把持する為のワークチャック18がワーク
チャック手段として配設されている。このワークチャッ
ク18は、詳細は図示しないが、この一実施例において
は、電磁力を介してワークWをチャックする様に構成さ
れている。
【0010】尚、この一実施例においては、このワーク
チャック18は全体として導電性を有する様に構成され
ている。そして、基台16とワークチャック18とは互
いに電気的に接続されている。この結果、基台16と、
ワークチャック18と、このワークチャック18により
把持されたワークWとは、互いに常に同電位となるもの
である。
チャック18は全体として導電性を有する様に構成され
ている。そして、基台16とワークチャック18とは互
いに電気的に接続されている。この結果、基台16と、
ワークチャック18と、このワークチャック18により
把持されたワークWとは、互いに常に同電位となるもの
である。
【0011】一方、装置本体12上には、基台16と平
行に設定された平面内で2次元的に自由に移動される様
に配設された工具保持手段としてのホルダ20が配設さ
れており、このホルダ20は駆動手段としてのホルダ駆
動機構22を介して、上述した平面内で2次元的に自由
な向きに沿って移動駆動される様になされている。尚、
このホルダ20には、ワークWの外周形状を検出する為
の検出工具としてのプローブ24が電気絶縁部材26を
介して取り付けられている。即ち、このプローブ24
は、ホルダ20にこれとは電気的に絶縁された状態で取
り付けられている。
行に設定された平面内で2次元的に自由に移動される様
に配設された工具保持手段としてのホルダ20が配設さ
れており、このホルダ20は駆動手段としてのホルダ駆
動機構22を介して、上述した平面内で2次元的に自由
な向きに沿って移動駆動される様になされている。尚、
このホルダ20には、ワークWの外周形状を検出する為
の検出工具としてのプローブ24が電気絶縁部材26を
介して取り付けられている。即ち、このプローブ24
は、ホルダ20にこれとは電気的に絶縁された状態で取
り付けられている。
【0012】このプローブ24は全体として導電性材料
から形成されており、上端及び下端が夫々ホルダ20の
上面及び下面から突出される様に、略垂直にホルダ20
に取り付けられたプローブ本体24aと、このプローブ
本体24aの下端から下方に略垂直下方に延出した細長
い検出ピン24bとから構成されている。尚、このプロ
ーブ24は、これの検出ピン24bがワークWの外周端
面に接触することが出来る様に、ホルダ20にその垂直
方向位置を調整された状態で取り付けられている。
から形成されており、上端及び下端が夫々ホルダ20の
上面及び下面から突出される様に、略垂直にホルダ20
に取り付けられたプローブ本体24aと、このプローブ
本体24aの下端から下方に略垂直下方に延出した細長
い検出ピン24bとから構成されている。尚、このプロ
ーブ24は、これの検出ピン24bがワークWの外周端
面に接触することが出来る様に、ホルダ20にその垂直
方向位置を調整された状態で取り付けられている。
【0013】上述したホルダ駆動機構22は、図中y軸
方向に沿って延出し、x軸方向に沿って移動可能に配設
され、上述したホルダ20がy軸方向に沿って移動可能
に支持されたx軸アーム28と、このx軸アーム28を
x軸方向に沿って移動駆動するx軸方向駆動機構30
と、上述したホルダ20をx軸アーム28上をy軸方向
に沿って移動駆動するy軸方向駆動機構32とを備えて
概略構成されている。
方向に沿って延出し、x軸方向に沿って移動可能に配設
され、上述したホルダ20がy軸方向に沿って移動可能
に支持されたx軸アーム28と、このx軸アーム28を
x軸方向に沿って移動駆動するx軸方向駆動機構30
と、上述したホルダ20をx軸アーム28上をy軸方向
に沿って移動駆動するy軸方向駆動機構32とを備えて
概略構成されている。
【0014】ここで、x軸方向駆動機構30は、x軸方
向に沿って延出する様に互いに平行に配設された装置本
体12の上端面12a,12b上に夫々形成された長溝
34a,34bと、これら長溝34a,34b内に夫々
配設され、x軸方向に沿って延出する一対のx軸ボール
ねじ36a,36bと、これらx軸ボールねじ36a,
36bを互いに同期した状態で可逆回転駆動する為のx
軸サーボモータ38(図2に示す)とを備えて構成され
ている。尚、x軸アーム28の両端には、両長溝34
a,34bに夫々嵌入される嵌入部28a,28bが一
体的に形成されており、これらx軸ボールねじ36a,
36bは、これら嵌入部28a,28bに夫々形成され
たボールナット40a,40bに夫々螺合している。
向に沿って延出する様に互いに平行に配設された装置本
体12の上端面12a,12b上に夫々形成された長溝
34a,34bと、これら長溝34a,34b内に夫々
配設され、x軸方向に沿って延出する一対のx軸ボール
ねじ36a,36bと、これらx軸ボールねじ36a,
36bを互いに同期した状態で可逆回転駆動する為のx
軸サーボモータ38(図2に示す)とを備えて構成され
ている。尚、x軸アーム28の両端には、両長溝34
a,34bに夫々嵌入される嵌入部28a,28bが一
体的に形成されており、これらx軸ボールねじ36a,
36bは、これら嵌入部28a,28bに夫々形成され
たボールナット40a,40bに夫々螺合している。
【0015】このようにx軸方向駆動機構30は構成さ
れているので、x軸サーボモータ38が正・逆何れかの
方向に起動される事により、x軸アーム28は、x軸方
向に沿って移動駆動される事になる。
れているので、x軸サーボモータ38が正・逆何れかの
方向に起動される事により、x軸アーム28は、x軸方
向に沿って移動駆動される事になる。
【0016】また、y軸方向駆動機構32は、x軸アー
ム28の上面に、y軸方向に沿って延出する様に形成さ
れた長溝42と、この長溝42内に配設され、y軸方向
に沿って延出するy軸ボールねじ44と、このy軸ボー
ルねじ44を可逆回転駆動する為のy軸サーボモータ4
6(図2に示す)とを備えて構成されている。尚、ホル
ダ20の一端には、長溝40に嵌入される嵌入部20a
が一体的に形成されており、このy軸ボールねじ42
は、嵌入部20aに形成されたボールナット48に螺合
している。
ム28の上面に、y軸方向に沿って延出する様に形成さ
れた長溝42と、この長溝42内に配設され、y軸方向
に沿って延出するy軸ボールねじ44と、このy軸ボー
ルねじ44を可逆回転駆動する為のy軸サーボモータ4
6(図2に示す)とを備えて構成されている。尚、ホル
ダ20の一端には、長溝40に嵌入される嵌入部20a
が一体的に形成されており、このy軸ボールねじ42
は、嵌入部20aに形成されたボールナット48に螺合
している。
【0017】このようにy軸方向駆動機構32は構成さ
れているので、y軸サーボモータ46が正・逆何れかの
方向に起動される事により、ホルダ20は、y軸方向に
沿って移動駆動される事になる。
れているので、y軸サーボモータ46が正・逆何れかの
方向に起動される事により、ホルダ20は、y軸方向に
沿って移動駆動される事になる。
【0018】ここで、x軸方向駆動機構30のy軸サー
ボモータ38及びy軸方向駆動機構32のy軸サーボモ
ータ46には、図2に示す様に、制御ユニット50が共
に接続されており、この制御ユニット50の制御の下
で、駆動される様になされている。この結果、ホルダ2
0に保持されたプローブ24は、制御ユニット50の制
御の下で、基台16の上面とは平行に設定された面内で
2次元的に自由な方向に沿って移動駆動され得る事にな
る。尚、この制御ユニット50における制御手順は、後
にフローチャートを参照して詳細に説明する。
ボモータ38及びy軸方向駆動機構32のy軸サーボモ
ータ46には、図2に示す様に、制御ユニット50が共
に接続されており、この制御ユニット50の制御の下
で、駆動される様になされている。この結果、ホルダ2
0に保持されたプローブ24は、制御ユニット50の制
御の下で、基台16の上面とは平行に設定された面内で
2次元的に自由な方向に沿って移動駆動され得る事にな
る。尚、この制御ユニット50における制御手順は、後
にフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0019】尚、このx軸方向駆動機構30及びy軸方
向駆動機構32は、夫々に制御ユニット46から停止信
号が入力されてきた場合に、即座に、x軸サーボモータ
38のモータ軸の回転及びy軸サーボモータ46のモー
タ軸の回転を停止させて、プローブ24のx軸方向及び
y軸方向の移動駆動を停止すべく、図示しないブレーキ
機構を夫々備えている。
向駆動機構32は、夫々に制御ユニット46から停止信
号が入力されてきた場合に、即座に、x軸サーボモータ
38のモータ軸の回転及びy軸サーボモータ46のモー
タ軸の回転を停止させて、プローブ24のx軸方向及び
y軸方向の移動駆動を停止すべく、図示しないブレーキ
機構を夫々備えている。
【0020】一方、上述したx軸サーボモータ38及び
y軸サーボモータ46の夫々のモータ軸には、位置検出
手段としてのx軸及びy軸ロータリエンコーダ52,5
4(図2に示す)が夫々接続されており、対応するサー
ボモータ38,46の回転量を正確に検出することが出
来る様に構成されている。これらのロータリエンコーダ
52,54は、制御ユニット50に接続されている。こ
の制御ユニット50は、ロータリエンコーダ52,54
からの出力情報に基づき、ホルダ20に保持されたプロ
ーブ24の検出ピン24b(即ち、ワークWに接触する
先端位置)の現在位置P(即ち、x軸方向位置及びy軸
方向位置)を正確に検出すると共に、この検出情報に基
づき、x軸方向駆動機構30及びy軸方向駆動機構32
を駆動制御する様に構成されている。
y軸サーボモータ46の夫々のモータ軸には、位置検出
手段としてのx軸及びy軸ロータリエンコーダ52,5
4(図2に示す)が夫々接続されており、対応するサー
ボモータ38,46の回転量を正確に検出することが出
来る様に構成されている。これらのロータリエンコーダ
52,54は、制御ユニット50に接続されている。こ
の制御ユニット50は、ロータリエンコーダ52,54
からの出力情報に基づき、ホルダ20に保持されたプロ
ーブ24の検出ピン24b(即ち、ワークWに接触する
先端位置)の現在位置P(即ち、x軸方向位置及びy軸
方向位置)を正確に検出すると共に、この検出情報に基
づき、x軸方向駆動機構30及びy軸方向駆動機構32
を駆動制御する様に構成されている。
【0021】ここで、この一実施例においては、ホルダ
20に保持されたプローブ24の現在位置Pを検出する
為に、サーボモータ38,46のモータ軸に夫々取り付
けられたロータリエンコーダ52,54を用いる様に説
明したが、この発明は、このような構成に限定されるこ
となく、x軸アーム28の移動範囲及びホルダ20の移
動範囲に沿って夫々配設されたリニアエンコーダを介し
て、x軸アーム28及びホルダ20の現在位置Pを検出
する様にしても良い。
20に保持されたプローブ24の現在位置Pを検出する
為に、サーボモータ38,46のモータ軸に夫々取り付
けられたロータリエンコーダ52,54を用いる様に説
明したが、この発明は、このような構成に限定されるこ
となく、x軸アーム28の移動範囲及びホルダ20の移
動範囲に沿って夫々配設されたリニアエンコーダを介し
て、x軸アーム28及びホルダ20の現在位置Pを検出
する様にしても良い。
【0022】一方、プローブ24と基台16(従って、
この基台16に電気的に接続されたワークチャック18
及びこのワークチャック18に電気的に接続された状態
で把持されたワークW)との間は、電気回路手段として
の電気回路56により電気的に接続されている。この電
気回路56は、プローブ24及び基台16を電気的に接
続する電気配線56aを備え、この電気配線56aに
は、例えば5Vの直流電源56b及び所定抵抗値を有す
る抵抗器56cが直列状態で接続されている。このよう
に電気回路56を構成する事により、プローブ24がワ
ークWに接触していない状態においては、この電気回路
56は開(切断)状態となり、従って、電気配線56a
の電圧は、電源56bで規定される所定の電圧が現れる
事になる。一方、プローブ24がワークWが接触する
と、電気回路56は閉回路となり、電気配線56a内を
電流が流れてこの電圧は実質的に「0」となる。
この基台16に電気的に接続されたワークチャック18
及びこのワークチャック18に電気的に接続された状態
で把持されたワークW)との間は、電気回路手段として
の電気回路56により電気的に接続されている。この電
気回路56は、プローブ24及び基台16を電気的に接
続する電気配線56aを備え、この電気配線56aに
は、例えば5Vの直流電源56b及び所定抵抗値を有す
る抵抗器56cが直列状態で接続されている。このよう
に電気回路56を構成する事により、プローブ24がワ
ークWに接触していない状態においては、この電気回路
56は開(切断)状態となり、従って、電気配線56a
の電圧は、電源56bで規定される所定の電圧が現れる
事になる。一方、プローブ24がワークWが接触する
と、電気回路56は閉回路となり、電気配線56a内を
電流が流れてこの電圧は実質的に「0」となる。
【0023】即ち、本願発明においては、このようにプ
ローブ24がワークWに接触するか否かを、電気回路5
6の電圧が「0」か否かにより判別し、電気回路56の
電圧が所定値を呈する状態から「0」に変化した時点
で、プローブ24がワークWに接触したと検出する事を
利用するものである。
ローブ24がワークWに接触するか否かを、電気回路5
6の電圧が「0」か否かにより判別し、電気回路56の
電圧が所定値を呈する状態から「0」に変化した時点
で、プローブ24がワークWに接触したと検出する事を
利用するものである。
【0024】この電気回路56には、これに現れる電圧
を検出してプローブ24のワークWへの接触状態を検出
する為に、電位検出手段としての検出回路58が電気配
線56aに接続されている。この検出回路58は、一端
が電気配線56aに接続され、他端がアースされ、プロ
ーブ24がワークWに接触していない場合には発光動作
し、プローブ24のワークWへの接触にともない消える
フォトダイオード(LED)60と、このフォトダイオ
ード60からの光を受けてオン動作するフォトトランジ
スタ62とを備え、これらフォトダイオード60及びフ
ォトトランジスタ62とにより、フォトカプラ64を構
成している。尚、このフォトトランジスタ62の一端は
アースされており、他端は検出端として制御ユニット5
0に接続されている。そして、フォトトランジスタ62
は制御ユニット50に、フォトダイオード60が発光し
ている間は「L」レベル信号を出力し、フォトダイオー
ド60が消灯する間は「H」レベル信号を出力する様に
構成されている。
を検出してプローブ24のワークWへの接触状態を検出
する為に、電位検出手段としての検出回路58が電気配
線56aに接続されている。この検出回路58は、一端
が電気配線56aに接続され、他端がアースされ、プロ
ーブ24がワークWに接触していない場合には発光動作
し、プローブ24のワークWへの接触にともない消える
フォトダイオード(LED)60と、このフォトダイオ
ード60からの光を受けてオン動作するフォトトランジ
スタ62とを備え、これらフォトダイオード60及びフ
ォトトランジスタ62とにより、フォトカプラ64を構
成している。尚、このフォトトランジスタ62の一端は
アースされており、他端は検出端として制御ユニット5
0に接続されている。そして、フォトトランジスタ62
は制御ユニット50に、フォトダイオード60が発光し
ている間は「L」レベル信号を出力し、フォトダイオー
ド60が消灯する間は「H」レベル信号を出力する様に
構成されている。
【0025】この制御ユニット50は、この検出回路5
8からの「L」レベル信号を入力している間は、プロー
ブ24がワークWに接触していない状態であると判断
し、また、「L」レベル信号から「H」レベル信号に入
力状態が変化する事により、プローブ24がワークWに
接触したと判断する様に構成されている。
8からの「L」レベル信号を入力している間は、プロー
ブ24がワークWに接触していない状態であると判断
し、また、「L」レベル信号から「H」レベル信号に入
力状態が変化する事により、プローブ24がワークWに
接触したと判断する様に構成されている。
【0026】尚、この制御ユニット50における、検出
した接触位置に基づくワークWの形状自動検出の制御手
順については、後に図3乃至図5に示すフローチャート
を参照して詳細に説明するが、このように検出回路58
からの入力信号が、「L」レベルから「H」レベルに変
化する事により、プローブ24がワークWに接触したと
判断した時点で、上述したロータリーエンコーダ52,
54からの検出情報に基づき、ワークWへのプローブ2
4の接触位置情報P、即ち、プローブ24のx軸方向位
置及びy軸方向位置とを、検出情報として、制御ユニッ
ト50に接続された記憶手段としての記憶部66に記憶
させる様に構成されている。
した接触位置に基づくワークWの形状自動検出の制御手
順については、後に図3乃至図5に示すフローチャート
を参照して詳細に説明するが、このように検出回路58
からの入力信号が、「L」レベルから「H」レベルに変
化する事により、プローブ24がワークWに接触したと
判断した時点で、上述したロータリーエンコーダ52,
54からの検出情報に基づき、ワークWへのプローブ2
4の接触位置情報P、即ち、プローブ24のx軸方向位
置及びy軸方向位置とを、検出情報として、制御ユニッ
ト50に接続された記憶手段としての記憶部66に記憶
させる様に構成されている。
【0027】また、この制御ユニット50には、入力部
68が接続されており、この入力部68を構成する図示
しないキーボードを介して、自動検出に必要な情報、例
えば、1つのワークの形状を検出する際の、初期アプロ
ーチ方向や、リターン移動量(L1 )、及び、横移動量
(L2 )等が入力される様に構成されている。また、こ
の制御ユニット50には、表示部70が接続されてお
り、この表示部70を構成する図示しないCRTに、検
出結果、即ち、検出したワークWの外形形状及びその検
出データを表示する様に構成されている。
68が接続されており、この入力部68を構成する図示
しないキーボードを介して、自動検出に必要な情報、例
えば、1つのワークの形状を検出する際の、初期アプロ
ーチ方向や、リターン移動量(L1 )、及び、横移動量
(L2 )等が入力される様に構成されている。また、こ
の制御ユニット50には、表示部70が接続されてお
り、この表示部70を構成する図示しないCRTに、検
出結果、即ち、検出したワークWの外形形状及びその検
出データを表示する様に構成されている。
【0028】ここで、上述したリターン移動量L1 は長
く設定される程、ワークWの形状変化に確実に追従する
ことが出来る事になるが、長過ぎると検出動作時間が長
くかかる事となり、作業性の悪化を招く事になる。この
為、例えば、この一実施例におては、L1 は5mmに設定
されている。また、上述した横移動量L2 は短く設定さ
れる程、ワークの形状検出精度が高まる事になるが、短
過ぎると検出動作時間が長くかかる事となり、同様に、
作業性の悪化を招く事になる。この為、この一実施例に
おいては、例えば、L2 は、1.0mmに設定されてい
る。尚、ワークWの外周の一周につき実行される測定回
数Nは、例えL2 を予め設定したとしても、ワークWの
外形形状によって異なる事となり、これを予め設定して
おく事に意味はない。
く設定される程、ワークWの形状変化に確実に追従する
ことが出来る事になるが、長過ぎると検出動作時間が長
くかかる事となり、作業性の悪化を招く事になる。この
為、例えば、この一実施例におては、L1 は5mmに設定
されている。また、上述した横移動量L2 は短く設定さ
れる程、ワークの形状検出精度が高まる事になるが、短
過ぎると検出動作時間が長くかかる事となり、同様に、
作業性の悪化を招く事になる。この為、この一実施例に
おいては、例えば、L2 は、1.0mmに設定されてい
る。尚、ワークWの外周の一周につき実行される測定回
数Nは、例えL2 を予め設定したとしても、ワークWの
外形形状によって異なる事となり、これを予め設定して
おく事に意味はない。
【0029】尚、入力部68を介して入力された値は、
記憶部66に記憶される。また、この入力部68には、
図示していないが、検出動作開始スイッチや非常停止ス
イッチ等の種々の操作スイッチが配設されている。
記憶部66に記憶される。また、この入力部68には、
図示していないが、検出動作開始スイッチや非常停止ス
イッチ等の種々の操作スイッチが配設されている。
【0030】以上の様に構成されるワーク形状自動検出
装置10における制御ユニット50の、この発明の他の
特徴を構成するワーク形状自動検出動作を、図3乃至図
6を参照して説明する。
装置10における制御ユニット50の、この発明の他の
特徴を構成するワーク形状自動検出動作を、図3乃至図
6を参照して説明する。
【0031】即ち、この一実施例のワーク形状自動検出
動作においては、先ず、ワークWをワークチャック18
にチャックする。このチャック動作においては、ワーク
Wの所定部位が検出動作開始位置、即ち、初期設定位置
にあるプローブ24に対向する位置に正確にもたらされ
る様に設定される。ここで、ワークWは、この一実施例
においては、均一厚さを有する様に形成されているもの
とする。
動作においては、先ず、ワークWをワークチャック18
にチャックする。このチャック動作においては、ワーク
Wの所定部位が検出動作開始位置、即ち、初期設定位置
にあるプローブ24に対向する位置に正確にもたらされ
る様に設定される。ここで、ワークWは、この一実施例
においては、均一厚さを有する様に形成されているもの
とする。
【0032】この様にワークWをワークチャック16に
チャックした後、入力部68を介して、初回アプローチ
方向を入力する。ここで、この初回アプローチ方向は、
プローブ24がワークWの上述した所定部位に最初に接
触する様に設定される。この様に設定・入力された初回
アプローチ方向は、記憶部66に一旦記憶される。この
後、図示しない検出動作開始スイッチをオンさせる事に
より、ワークWの外形形状の自動検出動作が起動され
る。
チャックした後、入力部68を介して、初回アプローチ
方向を入力する。ここで、この初回アプローチ方向は、
プローブ24がワークWの上述した所定部位に最初に接
触する様に設定される。この様に設定・入力された初回
アプローチ方向は、記憶部66に一旦記憶される。この
後、図示しない検出動作開始スイッチをオンさせる事に
より、ワークWの外形形状の自動検出動作が起動され
る。
【0033】即ち、図3に示す様に、この自動検出動作
が起動されると、制御ユニット50は、初期化動作を実
行する(S10)。この初期化動作においては、プロー
ブ24を初期設定位置に移動させると共に、記憶部66
における接触位置PN のメモリ情報を消去し、検出回数
Nを0に設定する。この後、記憶部66に一旦記憶して
おいた初回アプローチ(接近)方向を読み込む(S1
2)。ここで、制御手順としては記載されていないが、
初回アプローチ方向が記憶部66に記憶されていない事
が判明した場合には、図示しない警報機を介して警報音
を発生させるとと共に、表示部70に初回アプローチ方
向の入力を促すメッセイジを表示する。そして、初回ア
プローチ方向の入力を待って次のステップに進む。
が起動されると、制御ユニット50は、初期化動作を実
行する(S10)。この初期化動作においては、プロー
ブ24を初期設定位置に移動させると共に、記憶部66
における接触位置PN のメモリ情報を消去し、検出回数
Nを0に設定する。この後、記憶部66に一旦記憶して
おいた初回アプローチ(接近)方向を読み込む(S1
2)。ここで、制御手順としては記載されていないが、
初回アプローチ方向が記憶部66に記憶されていない事
が判明した場合には、図示しない警報機を介して警報音
を発生させるとと共に、表示部70に初回アプローチ方
向の入力を促すメッセイジを表示する。そして、初回ア
プローチ方向の入力を待って次のステップに進む。
【0034】ステップS12において、初回アプローチ
方向が読み込まれると、この読み込んだ初回アプローチ
方向に沿ってプローブ24が前進移動する様に、ホルダ
駆動機構22を、即ち、x軸方向駆動機構30及びy軸
方向駆動機構32を駆動制御する(S14)。この前進
移動は、ステップS16において、プローブ24がワー
クWに接触して、検出回路58からの検出信号の出力レ
ベルが「L」から「H」に変化するまで継続され、出力
レベルが「L」から「H」に変化した時点、即ち、プロ
ーブ24がワークWに接触した時点で、ステップS18
に示す様に、ホルダ駆動機構22によるプローブ24の
前進駆動動作を停止する。
方向が読み込まれると、この読み込んだ初回アプローチ
方向に沿ってプローブ24が前進移動する様に、ホルダ
駆動機構22を、即ち、x軸方向駆動機構30及びy軸
方向駆動機構32を駆動制御する(S14)。この前進
移動は、ステップS16において、プローブ24がワー
クWに接触して、検出回路58からの検出信号の出力レ
ベルが「L」から「H」に変化するまで継続され、出力
レベルが「L」から「H」に変化した時点、即ち、プロ
ーブ24がワークWに接触した時点で、ステップS18
に示す様に、ホルダ駆動機構22によるプローブ24の
前進駆動動作を停止する。
【0035】即ち、この一実施例においては、プローブ
24がワークWに「接触」した事を、検出回路58にお
いて、この「接触」に基づく電気回路56の電位の変化
に基づき検出しているので、プローブ24とワークWと
が電気的に接続された時点で、この「接触」が検出され
る事となる。この結果、圧電素子やリミットスイッチ等
を介して接触を検出する場合に比較して、実質的に無接
触圧状態で(もしくは、無視し得る程度に小さい接触
圧)で接触した状態で、ホルダ駆動機構22の前進駆動
動作を停止させることが出来る事になる。従って、この
一実施例によれば、「接触位置」に基づくワークWへの
検出ポイントPN を非常に正確に検知し得る事になる。
24がワークWに「接触」した事を、検出回路58にお
いて、この「接触」に基づく電気回路56の電位の変化
に基づき検出しているので、プローブ24とワークWと
が電気的に接続された時点で、この「接触」が検出され
る事となる。この結果、圧電素子やリミットスイッチ等
を介して接触を検出する場合に比較して、実質的に無接
触圧状態で(もしくは、無視し得る程度に小さい接触
圧)で接触した状態で、ホルダ駆動機構22の前進駆動
動作を停止させることが出来る事になる。従って、この
一実施例によれば、「接触位置」に基づくワークWへの
検出ポイントPN を非常に正確に検知し得る事になる。
【0036】そして、この停止位置におけるプローブ2
4のx軸方向位置及びy軸方向位置を読み込み、これら
読み込んだx軸方向位置及びy軸方向位置に基づき、プ
ローブ24のワークWへの接触位置PN を検出し(S2
0)、この様に検出した接触位置に基づく検出ポイント
PN (即ち、P0 )を記憶部66に記憶する(S2
2)。ここまでのステップを実行する事により、初回ア
プローチ方向に沿って移動されたプローブ24のワーク
Wへの接触位置に基づく検出ポイントP0 が記憶部66
に記憶される事になる。
4のx軸方向位置及びy軸方向位置を読み込み、これら
読み込んだx軸方向位置及びy軸方向位置に基づき、プ
ローブ24のワークWへの接触位置PN を検出し(S2
0)、この様に検出した接触位置に基づく検出ポイント
PN (即ち、P0 )を記憶部66に記憶する(S2
2)。ここまでのステップを実行する事により、初回ア
プローチ方向に沿って移動されたプローブ24のワーク
Wへの接触位置に基づく検出ポイントP0 が記憶部66
に記憶される事になる。
【0037】この後、プローブ24のリターン(退避)
動作を実行する事になるが、このリターン方向は、初回
の検出ポイントP0 からリターンする場合と、初回以降
の検出ポイント(P1 〜)からリターンする場合で異な
って設定されている。この為、リターン動作を実行する
に先立ち、リターン方向を予め規定する為に、検出回数
Nが0であるか否かを判別する(S24)。ここで、N
=0と判別される場合、即ち、リターン動作が初回の検
出ポイントP0 からリターンする場合であると判断され
ると、リターン方向を初回アプローチ方向とは逆方向に
設定する(S26)。一方、N=0ではないと判断され
る場合、即ち、リターン動作が初回以降の検出ポイント
(P1 〜)からリターンする場合であると判断される
と、リターン方向を、前回の検出ポイントPN-1 と今回
の検出ポイントPN とを結ぶ線分AN に直交する方向に
設定する(S28)。
動作を実行する事になるが、このリターン方向は、初回
の検出ポイントP0 からリターンする場合と、初回以降
の検出ポイント(P1 〜)からリターンする場合で異な
って設定されている。この為、リターン動作を実行する
に先立ち、リターン方向を予め規定する為に、検出回数
Nが0であるか否かを判別する(S24)。ここで、N
=0と判別される場合、即ち、リターン動作が初回の検
出ポイントP0 からリターンする場合であると判断され
ると、リターン方向を初回アプローチ方向とは逆方向に
設定する(S26)。一方、N=0ではないと判断され
る場合、即ち、リターン動作が初回以降の検出ポイント
(P1 〜)からリターンする場合であると判断される
と、リターン方向を、前回の検出ポイントPN-1 と今回
の検出ポイントPN とを結ぶ線分AN に直交する方向に
設定する(S28)。
【0038】尚、ステップS22を経てきた場合には、
N=0であるので、リターン方向は初回アプローチ方向
とは逆方向に設定される。このようにリターン方向を設
定した後、初回アプローチ方向とは反対に設定されたリ
ターン方向に沿って、所定のリターン量L1 だけプロー
ブ24がリターンする様に、ホルダ駆動機構22を駆動
する。
N=0であるので、リターン方向は初回アプローチ方向
とは逆方向に設定される。このようにリターン方向を設
定した後、初回アプローチ方向とは反対に設定されたリ
ターン方向に沿って、所定のリターン量L1 だけプロー
ブ24がリターンする様に、ホルダ駆動機構22を駆動
する。
【0039】この移動量L1 だけのリターン移動が終了
した後、ワークWの全周に渡る検出動作が終了したか否
かを判断する(S32)。ここで、この終了判断は、検
出ポイントPN が初回検出ポイントP0 を越えたと判断
された時点でなされる様に設定されている。ここで、未
だ。ワークWの全周に渡る検出動作が終了していないと
判断される場合には、図4に示す様に、検出回数Nを
「1」だけインクリメントし(S34)、右方向に向け
て、即ち、右回りに90度だけ回転した方向に沿って、
所定の横移動量L2 だけプローブ24が移動する様に、
ホルダ駆動機構22を駆動する(S36)。
した後、ワークWの全周に渡る検出動作が終了したか否
かを判断する(S32)。ここで、この終了判断は、検
出ポイントPN が初回検出ポイントP0 を越えたと判断
された時点でなされる様に設定されている。ここで、未
だ。ワークWの全周に渡る検出動作が終了していないと
判断される場合には、図4に示す様に、検出回数Nを
「1」だけインクリメントし(S34)、右方向に向け
て、即ち、右回りに90度だけ回転した方向に沿って、
所定の横移動量L2 だけプローブ24が移動する様に、
ホルダ駆動機構22を駆動する(S36)。
【0040】この移動量L2 だけの横移動が終了した
後、更に、右方向に向けて、即ち、右回りに90度だけ
回転した方向に沿って、プローブ24が前進移動する様
に、ホルダ駆動機構22を駆動する(S38)。この前
進移動は、ステップS40において、プローブ24がワ
ークWに接触して、検出回路58からの検出信号の出力
レベルが「L」から「H」に変化するまで継続され、出
力レベルが「L」から「H」に変化した時点、即ち、プ
ローブ24がワークWに接触した時点で、ステップS4
2に示す様に、ホルダ駆動機構22によるプローブ24
の前進駆動動作を停止する。
後、更に、右方向に向けて、即ち、右回りに90度だけ
回転した方向に沿って、プローブ24が前進移動する様
に、ホルダ駆動機構22を駆動する(S38)。この前
進移動は、ステップS40において、プローブ24がワ
ークWに接触して、検出回路58からの検出信号の出力
レベルが「L」から「H」に変化するまで継続され、出
力レベルが「L」から「H」に変化した時点、即ち、プ
ローブ24がワークWに接触した時点で、ステップS4
2に示す様に、ホルダ駆動機構22によるプローブ24
の前進駆動動作を停止する。
【0041】そして、この停止位置におけるプローブ2
4のx軸方向位置及びy軸方向位置を読み込み、これら
読み込んだx軸方向位置及びy軸方向位置に基づき、プ
ローブ24のワークWへの接触位置PN を検出し(S4
4)、この様に検出した接触位置に基づく検出ポイント
PN (即ち、P0 )を記憶部66に記憶する(S4
6)。ここまでのステップを実行する事により、2回目
の前進移動(N=1)によるプローブ24のワークWへ
の接触位置に基づく検出ポイントP1 が記憶部66に記
憶される事になる。
4のx軸方向位置及びy軸方向位置を読み込み、これら
読み込んだx軸方向位置及びy軸方向位置に基づき、プ
ローブ24のワークWへの接触位置PN を検出し(S4
4)、この様に検出した接触位置に基づく検出ポイント
PN (即ち、P0 )を記憶部66に記憶する(S4
6)。ここまでのステップを実行する事により、2回目
の前進移動(N=1)によるプローブ24のワークWへ
の接触位置に基づく検出ポイントP1 が記憶部66に記
憶される事になる。
【0042】この後、今回検出した検出ポイントPN と
前回検出した検出ポイントPN-1 とをを結ぶ線分AN を
演算により求める(S48)。この後、上述したステッ
プS24に戻り、検出回数Nが0であるか否かを判別す
る。ここでは、既にステップS34において検出回数N
は「1」だけインクリメントされているので、リターン
方向は、上述したステップS48で演算した線分AN
(即ち、前回の検出ポイントPN-1 と今回の検出ポイン
トPN とを結ぶ線分AN )に直交する方向に設定される
事になる。
前回検出した検出ポイントPN-1 とをを結ぶ線分AN を
演算により求める(S48)。この後、上述したステッ
プS24に戻り、検出回数Nが0であるか否かを判別す
る。ここでは、既にステップS34において検出回数N
は「1」だけインクリメントされているので、リターン
方向は、上述したステップS48で演算した線分AN
(即ち、前回の検出ポイントPN-1 と今回の検出ポイン
トPN とを結ぶ線分AN )に直交する方向に設定される
事になる。
【0043】この後、ステップS24からステップS4
8が繰り返し実行される事により、図6に示す様に、検
出ポイントはP2 、P3 、P4 、P5 、P6 ……と求め
られていき、夫々の検出ポイントP2 、P3 、P4 、P
5 、P6 ……の位置情報は、ステップS46で記憶部6
6に順次記憶される事になる。
8が繰り返し実行される事により、図6に示す様に、検
出ポイントはP2 、P3 、P4 、P5 、P6 ……と求め
られていき、夫々の検出ポイントP2 、P3 、P4 、P
5 、P6 ……の位置情報は、ステップS46で記憶部6
6に順次記憶される事になる。
【0044】ここで、ステップS32において、ワーク
Wの全周に渡る検出動作が終了したと判断されると、図
5に示す様に、記憶部66から検出した全ての検出ポイ
ントの位置情報を読み出し(S50)、この読み出した
全ての検出ポイントの位置情報PN に基づき、ワークW
の外周形状を、これら検出ポイントを順次包絡的に結ぶ
線分として演算する(S52)。そして、このように演
算して得られたワークWの外周形状を表示部70に表示
し(S54)、その演算結果を記憶部66にメモリする
(S56)。このようにして、一連の検出動作の為の制
御手順を終了する。
Wの全周に渡る検出動作が終了したと判断されると、図
5に示す様に、記憶部66から検出した全ての検出ポイ
ントの位置情報を読み出し(S50)、この読み出した
全ての検出ポイントの位置情報PN に基づき、ワークW
の外周形状を、これら検出ポイントを順次包絡的に結ぶ
線分として演算する(S52)。そして、このように演
算して得られたワークWの外周形状を表示部70に表示
し(S54)、その演算結果を記憶部66にメモリする
(S56)。このようにして、一連の検出動作の為の制
御手順を終了する。
【0045】この様にして、この一実施例においては、
このワーク形状自動検出動作を実行する事により、ワー
クWの外周形状の検出動作を自動的に、且つ、高精度に
実行することが出来る事になる。
このワーク形状自動検出動作を実行する事により、ワー
クWの外周形状の検出動作を自動的に、且つ、高精度に
実行することが出来る事になる。
【0046】この発明は、上述した一実施例の構成及び
方法に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能である事はいうまでもない。
方法に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形可能である事はいうまでもない。
【0047】例えば、上述した一実施例においては、プ
ローブ24の検出ピン24bの形状を細長いピン状とな
る様に説明したが、この発明は、この様な構成に限定さ
れることなく、例えば、水平に延出する矢印形状になる
様に形成しても良い。この場合、プローブ24はホルダ
20に対して回転自在に取り付けられ、且つ、図示しな
い回転機構により、回転駆動される様になされる。そし
て、水平に延出する矢印形状の検出ピン24bは、この
回転機構により回転され、そのアプローチ方向に沿って
延出するように設定される事になる。
ローブ24の検出ピン24bの形状を細長いピン状とな
る様に説明したが、この発明は、この様な構成に限定さ
れることなく、例えば、水平に延出する矢印形状になる
様に形成しても良い。この場合、プローブ24はホルダ
20に対して回転自在に取り付けられ、且つ、図示しな
い回転機構により、回転駆動される様になされる。そし
て、水平に延出する矢印形状の検出ピン24bは、この
回転機構により回転され、そのアプローチ方向に沿って
延出するように設定される事になる。
【0048】また、上述した一実施例においては、所定
距離L1 だけリターン動作した後の横移動方向を、リタ
ーン方向の右方向となる様に説明したが、この発明は、
このような構成に限定されることなく、例えば、リター
ン方向の左方向となる様に設定しても良いものである。
但し、横移動方向をリターン方向の左方向と設定した場
合には、この後の移動方向の変更方向は、同様に左方向
となる。このように設定しないと、この方向変更によ
り、ワークWに接近する事が不可能となるからである。
距離L1 だけリターン動作した後の横移動方向を、リタ
ーン方向の右方向となる様に説明したが、この発明は、
このような構成に限定されることなく、例えば、リター
ン方向の左方向となる様に設定しても良いものである。
但し、横移動方向をリターン方向の左方向と設定した場
合には、この後の移動方向の変更方向は、同様に左方向
となる。このように設定しないと、この方向変更によ
り、ワークWに接近する事が不可能となるからである。
【0049】また、上述した一実施例においては、ホル
ダ移動機構22を、x軸方向駆動機構30及びy軸方向
移動機構32とから構成して、直交座標系を利用する様
に説明したが、この発明は、このような構成に限定され
ることなく、円筒座標系を利用した2本の回転式アーム
を備えた構成でも良いものである。要は、プローブ24
が平面内で自由に移動出来るものであれば、その駆動形
態は何でも良い。また、上述した一実施例においては、
プローブ24の退避方向をワークWの外周面への接触位
置から、これを含むワークWの接線に対して直交する方
向から規定し、プローブ24の横方向を、この退避方向
に対して所定回りに90度回転させた方向から規定し、
プローブ24の接近方向を、この横方向に対して上述し
た所定回りに90度回転させた方向から規定する様に説
明したが、この発明は、この様な角度設定に限定される
ことなく、任意の角度で移動させることが出来るもので
ある。
ダ移動機構22を、x軸方向駆動機構30及びy軸方向
移動機構32とから構成して、直交座標系を利用する様
に説明したが、この発明は、このような構成に限定され
ることなく、円筒座標系を利用した2本の回転式アーム
を備えた構成でも良いものである。要は、プローブ24
が平面内で自由に移動出来るものであれば、その駆動形
態は何でも良い。また、上述した一実施例においては、
プローブ24の退避方向をワークWの外周面への接触位
置から、これを含むワークWの接線に対して直交する方
向から規定し、プローブ24の横方向を、この退避方向
に対して所定回りに90度回転させた方向から規定し、
プローブ24の接近方向を、この横方向に対して上述し
た所定回りに90度回転させた方向から規定する様に説
明したが、この発明は、この様な角度設定に限定される
ことなく、任意の角度で移動させることが出来るもので
ある。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した様に、従って、この発明に
よれば、任意形状のワークの外周形状を自動的に検出す
る事の出来るワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形
状自動検出方法が提供される事になる。
よれば、任意形状のワークの外周形状を自動的に検出す
る事の出来るワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形
状自動検出方法が提供される事になる。
【図1】この発明に係わるワーク形状自動検出装置の一
実施例の構成を概略的に示す斜視図である。
実施例の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示すワーク形状自動検出装置の全体シス
テムを示すブロック図である。
テムを示すブロック図である。
【図3】、
【図4】、
【図5】図1に示すワーク形状自動検出装置における制
御ユニットでのワーク形状自動検出方法の制御手順を示
すフローチャートである。
御ユニットでのワーク形状自動検出方法の制御手順を示
すフローチャートである。
【図6】図3乃至図5に示す制御手順に従い、任意形状
のワークの外形を自動検出する際のプローブの検出軌跡
を示す図である。
のワークの外形を自動検出する際のプローブの検出軌跡
を示す図である。
10 ワーク形状自動検出装置 12 装置本体 12a;12b 上端面 14 開口 16 基台 18 ワークチャック 20 ホルダ 20a 嵌入部 22 ホルダ駆動機構 24 プローブ 24a プローブ本体 24b 検出ピン 26 電気絶縁部材 28 x軸アーム 28a;28b 嵌入部 30 x軸方向駆動機構 32 y軸方向駆動機構 34a;34b 長溝 36a;36b x軸ボールねじ 38 x軸サーボモータ 40a;40b ボールナット 42 長溝 44 y軸ボールねじ 46 y軸サーボモータ 48 ボールナット 50 制御ユニット 52 x軸ロータリエンコーダ 54 y軸ロータリエンコーダ 56 電気回路 56a 電気配線 56b 電源 56c 抵抗 58 検出回路 60 フォトダイオード 62 フォトトランジスタ 64 フォトカプラ 66 記憶部 68 入力部である。
Claims (13)
- 【請求項1】基台と、 この基台上に配設され、導電性を有するワークを着脱自
在に把持して固定するワークチャック手段と、 導電性を有する検出工具と、 この検出工具を電気的に絶縁した状態で保持する工具保
持手段と、 この工具保持手段を、前記基台と平行な面内で2次元的
に移動駆動する駆動手段と、 前記検出工具と少なくともワークとの間を電気的に接続
し、電源及び抵抗器を有する電気回路手段と、 この電気回路手段に接続され、これの電位を検出する電
位検出手段と、 この電位検出手段により、前記検出工具と前記ワークと
が接触する事により、前記電気回路手段の電位が低下し
た事が検出された時点での、前記検出工具と前記ワーク
との接触位置を二次元的に検出する位置検出手段と、 この位置検出手段で検出された接触位置情報を記憶する
記憶手段と、 前記検出工具を、この位置検出手段で検出された所定の
接触位置から離間する退避方向に沿って第1の所定距離
だけ退避させ、この退避動作後、この退避方向に交差す
る横方向に沿って第2の所定距離だけ移動させ、この横
移動動作後、前記ワークに接近する接近方向に沿って、
前記位置検出手段で接触位置が検出されるまで移動させ
ると共に、この動作を繰り返す様に前記駆動手段を制御
し、前記接触位置が検出される毎に、前記記憶手段に検
出された接触位置を記憶させ、前記ワークの全周に渡り
検出された接触位置に基づき、前記ワークの外周形状を
検出する制御手段とを具備する事を特徴とするワーク形
状自動検出装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、前記退避方向を、前記位
置検出手段で検出された所定の接触位置から、これを含
む前記ワークの接線に対して直交する方向から規定し、
前記横方向を、前記退避方向に対して所定回りに90度
回転させた方向から規定し、前記接近方向を、前記横方
向に対して前記所定回りに90度回転させた方向から規
定した状態で、前記検出工具を移動制御する事を特徴と
する請求項1に記載のワーク形状自動検出装置。 - 【請求項3】前記ワークチャック手段と前記基台の少な
くとも一部とは、互いに導電状態に構成され、 前記電気回路手段は、一端を前記検出工具に電気的に接
続され、他端を前記基台のワークチャック手段と導電状
態にある部分に電気的に接続される電気配線を備える事
を特徴とする請求項1に記載のワーク形状自動検出装
置。 - 【請求項4】前記駆動手段は、前記工具保持手段を所定
の一方向に沿って移動させる一方向駆動手段と、前記一
方向とは直交する他方向に沿って移動させる他方向移動
手段とを備え、前記駆動保持手段を任意方向に沿って直
進移動駆動できる事を特徴とする請求項1に記載のワー
ク形状自動検出装置。 - 【請求項5】前記ワークは、導電性を有する材料から形
成されている事を特徴とする請求項1に記載のワーク形
状自動検出装置。 - 【請求項6】前記ワークは、絶縁性を有する材料から形
成され、表面を導電処理されている事を特徴とする請求
項1に記載のワーク形状自動検出装置。 - 【請求項7】前記制御手段は、前記位置検出手段により
今回検出した接触位置と直前に検出した接触位置とを結
ぶ線分を、前記接線として用いる事を特徴とする請求項
1に記載のワーク形状自動検出装置。 - 【請求項8】固定された検出工具をワークに向けて接近
する様に直進移動させる第1の工程と、 この検出工具がワークに接触した事を検出する第2の工
程と、 この第2の工程で検出工具がワークに接触した事が検出
された時点で、前記検出工具の直進移動を停止する第3
の工程と、 前記検出工具のワーク外周への接触位置を二次元的に読
み込む第4の工程と、 前記第4の工程で読み込んだ検出工具の接触位置を記憶
する第5の工程と、 前記検出工具を、前記接触位置から離間する退避方向に
沿って第1の所定距離だけ退避移動させる第6の工程
と、 この第6の工程の終了後、前記検出工具を、前記退避方
向に交差する横方向に沿って第2の所定距離だけ移動さ
せる第7の工程と、 この第7の工程の終了後、前記検出工具を、前記ワーク
に対して接近する接近方向に沿って、直進移動させる第
8の工程と、 前記検出工具がワークに接触した事を検出する第9の工
程と、 この第9の工程で検出工具がワークに接触した事が検出
された時点で、前記検出工具の直進移動を停止する第1
0の工程と、 前記検出工具のワーク外周への次の接触位置を二次元的
に読み込む第11の工程とを具備し、 この後、前記第6乃至第11の工程を繰り返し実行する
事により、ワークの全周に渡る形状を検出する事を特徴
とするワーク形状自動検出方法。 - 【請求項9】前記退避方向は、前記位置検出手段で検出
された所定の接触位置から、これを含む前記ワークの接
線に対して直交する方向から規定され、 前記横方向は、前記退避方向に対して所定回りに90度
回転させた方向から規定され、 前記接近方向は、前記横方向に対して前記所定回りに9
0度回転させた方向から規定される事を特徴とする請求
項8に記載のワーク形状自動検出方法。 - 【請求項10】前記検出工具及びワークを導電性を有す
る様に構成し、 前記検出工具とワークとの間を電源及び抵抗器を有する
電気回路手段で電気的に接続し、 前記第2の工程は、前記電気回路手段での電位が低下し
た時点で、前記検出工具と前記ワークとが接触したと検
出する事を特徴とする請求項8に記載のワーク形状自動
検出方法。 - 【請求項11】前記第6の工程は、前回検出した接触位
置と今回検出した接触位置とを結ぶ線分を、前記接線と
して用いる事を特徴とする請求項8に記載のワーク形状
自動検出方法。 - 【請求項12】前記検出工具の前記ワークに対する初回
の接近方向は、操作者により任意に設定される事を特徴
とする請求項8に記載のワーク形状自動検出方法。 - 【請求項13】前記検出工具の前記ワークからの初回の
退避方向は、前記初回の接近方向とは逆方向に設定され
ている事を特徴とする請求項12に記載のワーク形状自
動検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31910393A JPH07146103A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31910393A JPH07146103A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146103A true JPH07146103A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18106503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31910393A Pending JPH07146103A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07146103A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000111306A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Nsk Ltd | 位相検出装置 |
JP2008082745A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Mitsutoyo Corp | ワーク測定方法及びその装置 |
JP2010032373A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Fanuc Ltd | 機上計測装置にて計測対象物の形状を計測する工作機械システム |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP31910393A patent/JPH07146103A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000111306A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Nsk Ltd | 位相検出装置 |
JP2008082745A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Mitsutoyo Corp | ワーク測定方法及びその装置 |
JP2010032373A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Fanuc Ltd | 機上計測装置にて計測対象物の形状を計測する工作機械システム |
JP4653824B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2011-03-16 | ファナック株式会社 | 機上計測装置にて計測対象物の形状を計測する工作機械システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170066137A1 (en) | Control device, robot, and robot system | |
JP2000283900A (ja) | 電動送り駆動部を有するミクロトーム | |
JPS6042881B2 (ja) | 外形指示装置 | |
JP2005066819A (ja) | 多関節型ロボット | |
JPS58208807A (ja) | ロボツトのテイ−チング装置 | |
JPH07146103A (ja) | ワーク形状自動検出装置、及び、ワーク形状自動検出方法 | |
JP2603605Y2 (ja) | ワーク形状自動検出装置 | |
JP2003071636A (ja) | ワイヤカット放電加工機のワイヤガイド垂直位置調整方法及び装置 | |
JP3405744B2 (ja) | 工作機械におけるワーク及び経時変化の計測方法 | |
JP2002144034A (ja) | ロボットにおける作業具の基準位置チェック装置 | |
JPH02139192A (ja) | 部品把持用ハンド装置 | |
JPH06285745A (ja) | ワーク形状自動ティーチング装置、及びワーク形状自動ティーチング方法 | |
JPS61209856A (ja) | 割り出し回転式自動作業装置 | |
JP2019126903A (ja) | 自動制御装置及び自動制御方法 | |
JP2529312B2 (ja) | バックゲ―ジの初期値設定方法およびその装置 | |
JPH04275888A (ja) | ロボットの原点割出し装置 | |
JP2529311B2 (ja) | バックゲ―ジの初期値設定方法およびその装置 | |
KR100224862B1 (ko) | 로봇 암의 캘리브레이션 장치 및 방법 | |
JPH03154794A (ja) | ワーク把持状態検出方法 | |
JPH02180580A (ja) | 産業用ロボット用原点調整装置 | |
JPH06285746A (ja) | ワーク端縁自動加工方法 | |
JPS61155901A (ja) | 触針式測定機 | |
JPS63101907A (ja) | 水平多関節ロボットの原点較正装置 | |
JPH04148308A (ja) | 力制御ロボットにおける押付力方向の指定方法 | |
JPH02643Y2 (ja) |