JP2002144034A - ロボットにおける作業具の基準位置チェック装置 - Google Patents

ロボットにおける作業具の基準位置チェック装置

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JP2002144034A
JP2002144034A JP2000348670A JP2000348670A JP2002144034A JP 2002144034 A JP2002144034 A JP 2002144034A JP 2000348670 A JP2000348670 A JP 2000348670A JP 2000348670 A JP2000348670 A JP 2000348670A JP 2002144034 A JP2002144034 A JP 2002144034A
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忠俊 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接トーチ等の作業具が曲がる等により姿勢
変化して基準位置に狂いを生じたとき、作業具の新基準
位置を簡易にティーチングすること。 【解決手段】 ロボット1における溶接トーチ5の基準
位置チェック装置10において、ロボット1のアーム2
の先端に溶接トーチ5に代って取付けられたチェック冶
具30のチェックポイント31を、該アーム2の先端に
取付けられる溶接トーチ5の先端点と同一になるように
設定し、チェックステージ11に導入されたチェック冶
具30にダイヤルゲージ12〜14を当てそのチェック
ポイント31の位置がマスター冶具20が定めたマスタ
ーポイント21の位置に合致するように各関節A〜Fの
駆動部を制御し、チェックポイント31をマスターポイ
ント21に合致せしめることにより溶接トーチ5の新基
準位置をティーチング可能とするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットにおける溶
接トーチ等の作業具の基準位置チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接ロボットは、複数の関節とそれらの
駆動部を備えたアームの先端に作業具としての溶接トー
チを取付けている。
【0003】溶接ロボットでは、ティーチングモードに
おいて、溶接トーチの先端点をアームの先端に設けた位
置出しゲージに突き合せて該溶接トーチの基準位置をテ
ィーチングし、当該基準位置に対応する各関節の関節角
(θa0,…θf0等)を基準データとして登録した上
で、溶接トーチの先端点を溶接台に固定した各種ワーク
の溶接線に倣わせて各種ワークに対する溶接トーチの経
時的な移動軌跡f(t)をティーチングし、当該移動軌跡
に対応する各関節の関節角の経時的な推移をティーチン
グデータ(θax,…θfx)として登録しておく。そ
して、プレイバックモードでは、各関節の関節角(θ
a,…θf)を上述のティーチングデータに基づいて経
時的に変化させるように各関節の駆動部を制御し、溶接
トーチに当該ティーチングデータに対応するワークのた
めの移動軌跡を付与する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ティーチン
グモードやプレイバックモードにおけるロボットの動作
中に、溶接トーチが他の構造物に衝突する等を生じた場
合には、溶接トーチが曲がる等によって姿勢変化し、既
にティーチングした溶接トーチの基準位置に狂いを生ず
ることになる。
【0005】このような場合には、溶接トーチの先端を
アームの先端に設けた位置出しゲージに再び突き合せ得
るように、溶接トーチを手で曲げ直す等によりその姿勢
を修復する必要がある。しかしながら、溶接トーチを手
で曲げ直す等の方法ではその姿勢の修復精度を高精度化
できず、溶接トーチを高精度で基準位置に復元すること
に困難がある。
【0006】本発明の課題は、溶接トーチ等の作業具が
曲がる等により姿勢変化して基準位置に狂いを生じたと
き、作業具の新基準位置を簡易にティーチングすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の関節とそれらの駆動部を備えたアームの先端に作業具
を取付け、作業具の基準位置をティーチングして当該基
準位置に対応する各関節の関節角を基準データとして登
録した上で、各種ワークに対する作業具の移動軌跡をテ
ィーチングして当該移動軌跡に対応する各関節の関節角
の推移をティーチングデータとして登録しておき、この
ティーチングデータに基づいて各関節の関節角を変化さ
せるように各駆動部を制御し、作業具に当該ティーチン
グデータに対応するワークのための移動軌跡を付与する
制御手段を有してなるロボットにおいて、ロボットのア
ーム移動範囲内にチェックステージを固定配置し、該チ
ェックステージに載置されるディスク状マスター治具の
表面中央に定めたマスターポイントの位置を把握するダ
イヤルゲージを該チェックステージに付帯し、ロボット
のアームの先端に取付けた作業具の先端点をマスター治
具のマスターポイントに当接して該作業具の基準位置を
ティーチング可能にし、ロボットのアームの先端に作業
具に代って該作業具と同一軸上に取付けられたディスク
状チェック治具の表面中央に定めたチェックポイント
を、該アームの先端に取付けられる該作業具の先端点と
3次元的に同一点になるように設定し、チェックステー
ジに導入された上記チェック治具に前記ダイヤルゲージ
を当てそのチェックポイントの位置が前記マスターポイ
ントの位置に合致するように各関節の駆動部を制御し、
上記チェックポイントを上記マスターポイントに合致せ
しめることにより作業具の新基準位置をティーチング可
能とするようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記制御手段が、各関節の関節角の基準データ
を作業具の新基準位置に対応して補正し、各種ワークの
ためのティーチングデータもこの基準データの補正に対
応して修正するようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記チェックステージが芯出しカラーを
該ステージ面上に突上げ可能に備え、前記マスター冶具
が円形ディスク状をなすとともに、表面中央に設けた孔
に挿通される芯出しロッドを上記芯出しカラーに嵌合し
てチェックステージ上でのマスターポイントの中心軸を
芯出し可能にするとともに、前記チェック冶具が円形デ
ィスク状をなすとともに、裏面中央に設けた芯出し凸部
を上記芯出しカラーに嵌合してチェックステージ上での
チェックポイントの中心軸を芯出し可能にしたものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 ロボットにおいて、溶接トーチ等の作業具が曲がる等
によって姿勢変化して基準位置に狂いを生じたとき、ア
ームの先端に取付けたチェック冶具をチェックステージ
に導入して該チェック冶具にダイヤルゲージを当て、チ
ェック冶具のチェックポイントをマスター冶具のマスタ
ーポイントに合致するように各関節の駆動部を制御する
ことにより、作業具の新基準位置を簡易にティーチング
できる。
【0011】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 作業具が曲がる等によって姿勢変化して基準位置に狂
いを生じた後、各関節の関節角の基準データを作業具の
新基準位置に対応して補正し、各種ワークのためのティ
ーチングデータをこの基準データの補正に対応して修正
することにより、各種ワークに対するティーチングをや
り直す必要がなくなる。
【0012】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 マスター冶具の表面中央に挿通した芯出しロッドをチ
ェックステージの芯出しカラーに嵌合することにより、
マスター冶具のマスターポイントの中心軸を容易に設定
し、且つこれによって水平化されたマスター冶具のディ
スク表面の高さを高さ方向ダイヤルゲージにより検出す
ることにより、マスターポイントの高さ位置を簡易に設
定できる。また、アームの先端に取付けたチェック冶具
の芯出し凸部をチェックステージの芯出しカラーに嵌合
することにより、チェック冶具のチェックポイントの中
心軸をマスターポイントの中心軸に容易に芯出しし、且
つこれによって水平化されたチェック冶具のディスク表
面の高さをダイヤルゲージの検出値によりマスターポイ
ントの高さ位置に簡易に合致させることができる。これ
により、前述のチェック冶具のチェックポイントをマ
スター冶具のマスターポイントに合致せしめる操作を迅
速に実施できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はロボットを示す模式図、図
2はチェックステージにマスター冶具を載置した状態を
示す正面図、図3はチェックステージを示す平面図、図
4はチェックステージにチェック冶具を導入した状態を
示す正面図、図5はチェック冶具を示し、(A)は半断
面図、(B)は平面図である。
【0014】本発明を溶接ロボット1における溶接トー
チ5の基準位置チェック装置10に適用した例について
説明する。
【0015】ロボット1は、図1に示す如く、複数例え
ば6個の関節A〜Fとそれらの駆動部(サーボモータ
等)を備えたアーム2の先端のトーチホルダ3にトーチ
ノズル4をねじ止めし、トーチノズル4の先端に溶接ト
ーチ5を螺着して取付けている。溶接トーチ5はトーチ
ノズル4の取付部から直線上に長さLだけ延在するもの
とされている。
【0016】ロボット1は、下記(A)、(B)にて使用され
る。 (A)ティーチングモード 溶接トーチ5の基準位置をティーチングし、当該基準位
置に対応する各関節A〜Fの関節角(θa0,…θf0)
を基準データとして制御手段のメモリに登録する。次
に、各種ワークに対する溶接トーチ5の経時的な移動軌
跡f(t)を、溶接台に固定した各種ワークの溶接線に溶
接トーチ5の先端点を倣わせてティーチングし、当該移
動軌跡に対応する各関節A〜Fの関節角の経時的な推移
をティーチングデータ(θax,…θfx)として制御
手段のメモリに登録しておく。
【0017】(B)プレイバックモード あるワークの溶接に際し、制御手段は、当該ワークのテ
ィーチングデータを用い、各関節A〜Fの関節角(θ
a,…θf)を当該ティーチングデータに基づいて経時
的に変化せしめるように各関節の駆動部を制御し、溶接
トーチ5に当該ワークのための移動軌跡を付与する。
【0018】しかるに、基準位置チェック装置10は、
(1)上述(A)のティーチングモードでの溶接トーチ5の基
準位置のティーチングと、(2)上述(A)のティーチングモ
ードや(B)のプレイバックモードにおけるロボット1の
動作中に溶接トーチ5が他の構造物に衝突する等を生じ
た場合の溶接トーチ5の基準位置の狂いを解消するため
の、新基準位置のティーチング、ひいては(3)各種ワー
クのティーチングデータの修正のために以下の構成を具
備する。
【0019】(1)溶接トーチ5の基準位置のティーチン
グ 基準位置チェック装置10は、図2、図3に示す如く、
ロボット1のアーム移動範囲内にチェックステージ11
を固定配置する。基準位置チェック装置10は、円形デ
ィスク状のマスター冶具20をチェックステージ11に
載置可能とし、マスター冶具20の中心軸上の表面中央
に定めたマスターポイント21の位置を把握するための
ダイヤルゲージ12、13、14をチェックステージ1
1に付帯して備える。
【0020】このとき、チェックステージ11は、芯出
しカラー15をステージ面上に手動で突上げ可能に備え
る。マスター冶具20は、表面中央に開口した中心軸上
の孔22Aに挿通される芯出しロッド22を、チェック
ステージ11のステージ下に納められている上記芯出し
カラー15に嵌合し、チェックステージ11上でのマス
ターポイント21の中心軸を芯出し可能とする。
【0021】次に、マスター冶具20は、チェックステ
ージ11上で芯出しロッド22を芯出しカラー15に嵌
合したことによって水平化されるから、この水平状態で
のディスク表面の高さを高さ方向ダイヤルゲージ12、
13により検出され、マスターポイント21の高さ位置
が設定される。オペレータは、ダイヤルゲージ12、1
3におけるマスターポイント21の高さ位置の検出目盛
を零点にする。
【0022】尚、X方向ダイヤルゲージ14は、芯出し
カラー15の中心を通るX方向に配置され、芯出しロッ
ド22を芯出しカラー15に嵌合して得られたマスター
ポイント21の中心軸の芯出し、ひいてはマスターポイ
ント21のX方向位置の検出目盛を零点にしておく。
【0023】そこで、基準位置チェック装置10にあっ
ては、ロボット1のアーム2の先端のトーチホルダ3に
ねじ止めしてあるトーチのズル4に溶接トーチ5を螺着
し、この溶接トーチ5の先端点を、チェックステージ1
1に上述の如くに設定されたマスター冶具20のマスタ
ーポイント21に当接せしめ、この状態の溶接トーチ5
の位置をその基準位置としてティーチングする。
【0024】(2)溶接トーチ5の新基準位置のティーチ
ング 基準位置チェック装置10は、図4に示す如く、ロボッ
ト1のアーム2の先端のトーチホルダ3にねじ止めして
あるトーチノズル4に、溶接トーチ5に代わる円形ディ
スク状のチェック冶具30を螺着可能とする。チェック
冶具30は、図5に示す如く、ディスク部30Aと、デ
ィスク部30Aの表面中央に垂直に立てた軸部30B
(ねじ部30C)を有し、軸部30Bはトーチノズル4
の取付部から溶接トーチ5と同一方向の直線上に長さL
だけ延在してディスク部30Aの表面に交差する位置
(ディスク部30Aの表面中央位置)をチェックポイン
ト31として備える。これにより、トーチノズル4に螺
着されたチェック冶具30は、溶接トーチ5と同一軸上
に取付けられ、表面中央に定めた上述のチェックポイン
ト31を、トーチノズル4に取付けられる溶接トーチ5
の先端点と3次元的に同一点になるように設定されるも
のになる。
【0025】また、チェック冶具30は裏面中央に芯出
し凸部32を備えており、各関節A〜Fの駆動部を制御
してチェック冶具30の姿勢を調整することにより、チ
ェックステージ11のステージ面上に手動で突上げられ
る芯出しカラー15に該芯出し凸部32を嵌合可能と
し、これによってチェックステージ11上でのチェック
ポイント31の中心軸を芯出し可能とする。芯出し凸部
32は先端テーパ部32Aを芯出しカラー15のテーパ
ガイド15Aに案内されてスムースに嵌合する。このと
き、基準位置チェック装置10では、相交差配置されて
いるダイヤルゲージ12、13のディスク部30Aの表
面に当接する状態での読取値を同一にしてチェック冶具
30を水平化するとともに、チェック冶具30をX方向
ダイヤルゲージ14に対するY方向に横移動したときの
該ダイヤルゲージ14のディスク部30Aの外周に当接
する状態での読取値が最大となる位置に該チェック冶具
30を位置付け、芯出し凸部32を芯出しカラー15に
略同軸化しておくことにより、芯出しカラー15への芯
出し凸部32の上述の嵌合をこじることなくスムースに
実施できる。
【0026】次に、チェック冶具30は、チェックステ
ージ11上で芯出し凸部32を芯出しカラー15に嵌合
したことによって水平化されるから、この水平状態での
ディスク部30Aの高さ、ひいてはチェックポイント3
1の高さ位置が高さ方向ダイヤルゲージ12、13によ
り検出され、該ダイヤルゲージ12、13の読取値が前
述(1)でマスター冶具20のマスターポイント21が設
定した零点に合致するように、各関節A〜Fの駆動部を
制御する。
【0027】このようにして、トーチノズル4に螺着し
たチェック冶具30のチェックポイント31を前述(a)
のマスター冶具20のマスターポイント21に合致せし
めることにより、トーチノズル4上で該チェックポイン
ト31と同一点をなすとみなされる溶接トーチ5の新基
準位置がティーチング可能になる。
【0028】(3)各種ワークのためのティーチングデー
タの修正 制御手段は、各関節A〜Fの基準データ(θa0,…θ
f0)を、上述(b)で求めた溶接トーチ5の新基準位置に
対応して固定し、各種ワークのためのティーチングデー
タ(θax、…θfx)もこの基準データの補正に対応
して修正し、この修正データをメモリに登録し、前述
(B)のプレイバックモードに供する。
【0029】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ロボット1において、溶接トーチ5が曲がる等によっ
て姿勢変化して基準位置に狂いを生じたとき、アーム2
の先端に取付けたチェック冶具30をチェックステージ
11に導入して該チェック冶具30にダイヤルゲージ1
2〜14を当て、チェック冶具30のチェックポイント
31をマスター冶具20のマスターポイント21に合致
するように各関節A〜Fの駆動部を制御することによ
り、溶接トーチ5の新基準位置を簡易にティーチングで
きる。
【0030】溶接トーチ5が曲がる等によって姿勢変
化して基準位置に狂いを生じた後、各関節A〜Fの関節
角の基準データを溶接トーチ5の新基準位置に対応して
補正し、各種ワークのためのティーチングデータをこの
基準データの補正に対応して修正することにより、各種
ワークに対するティーチングをやり直す必要がなくな
る。
【0031】マスター冶具20の表面中央に挿通した
芯出しロッド22をチェックステージ11の芯出しカラ
ー15に嵌合することにより、マスター冶具20のマス
ターポイント21の中心軸を容易に設定し、且つこれに
よって水平化されたマスター冶具20のディスク表面の
高さをダイヤルゲージ12、13の検出値により、マス
ターポイント21の高さ位置を簡易に設定できる。ま
た、アーム2の先端に取付けたチェック冶具30の芯出
し凸部32をチェックステージ11の芯出しカラー15
に嵌合することにより、チェック冶具30のチェックポ
イント31の中心軸をマスターポイント21の中心軸に
容易に芯出しし、且つこれによって水平化されたチェッ
ク冶具30のディスク表面の高さをダイヤルゲージ12
〜14の検出値によりマスターポイント21の高さ位置
に簡易に合致させることができる。これにより、前述
のチェック冶具30のチェックポイント31をマスター
冶具20のマスターポイント21に合致せしめる操作を
迅速に実施できる。
【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は溶接ロボットに限らず、塗装ロボット、組立ロボ
ット等に広く適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、溶接トー
チ等の作業具が曲がる等により姿勢変化して基準位置に
狂いを生じたとき、作業具の新基準位置を簡易にティー
チングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はロボットを示す模式図である。
【図2】図2はチェックステージにマスター冶具を載置
した状態を示す正面図である。
【図3】図3はチェックステージを示す平面図である。
【図4】図4はチェックステージにチェック冶具を導入
した状態を示す正面図である。
【図5】図5はチェック冶具を示し、(A)は半断面
図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
1 ロボット 5 溶接トーチ(作業具) 10 基準位置チェック装置 11 チェックステージ 12〜14 ダイヤルゲージ 15 芯出しカラー 20 マスター冶具 21 マスターポイント 22 芯出しロッド 30 チェック冶具 31 チェックポイント 32 芯出し凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節とそれらの駆動部を備えたア
    ームの先端に作業具を取付け、 作業具の基準位置をティーチングして当該基準位置に対
    応する各関節の関節角を基準データとして登録した上
    で、各種ワークに対する作業具の移動軌跡をティーチン
    グして当該移動軌跡に対応する各関節の関節角の推移を
    ティーチングデータとして登録しておき、このティーチ
    ングデータに基づいて各関節の関節角を変化させるよう
    に各駆動部を制御し、作業具に当該ティーチングデータ
    に対応するワークのための移動軌跡を付与する制御手段
    を有してなるロボットにおいて、 ロボットのアーム移動範囲内にチェックステージを固定
    配置し、該チェックステージに載置されるディスク状マ
    スター治具の表面中央に定めたマスターポイントの位置
    を把握するダイヤルゲージを該チェックステージに付帯
    し、ロボットのアームの先端に取付けた作業具の先端点
    をマスター治具のマスターポイントに当接して該作業具
    の基準位置をティーチング可能にし、 ロボットのアームの先端に作業具に代って該作業具と同
    一軸上に取付けられたディスク状チェック治具の表面中
    央に定めたチェックポイントを、該アームの先端に取付
    けられる該作業具の先端点と3次元的に同一点になるよ
    うに設定し、チェックステージに導入された上記チェッ
    ク治具に前記ダイヤルゲージを当てそのチェックポイン
    トの位置が前記マスターポイントの位置に合致するよう
    に各関節の駆動部を制御し、上記チェックポイントを上
    記マスターポイントに合致せしめることにより作業具の
    新基準位置をティーチング可能とすることを特徴とする
    ロボットにおける作業具の基準位置チェック装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、各関節の関節角の基準
    データを作業具の新基準位置に対応して補正し、各種ワ
    ークのためのティーチングデータもこの基準データの補
    正に対応して修正する請求項1記載のロボットにおける
    作業具の基準位置チェック装置。
  3. 【請求項3】 前記チェックステージが芯出しカラーを
    該ステージ面上に突上げ可能に備え、前記マスター冶具
    が円形ディスク状をなすとともに、表面中央に設けた孔
    に挿通される芯出しロッドを上記芯出しカラーに嵌合し
    てチェックステージ上でのマスターポイントの中心軸を
    芯出し可能にするとともに、前記チェック冶具が円形デ
    ィスク状をなすとともに、裏面中央に設けた芯出し凸部
    を上記芯出しカラーに嵌合してチェックステージ上での
    チェックポイントの中心軸を芯出し可能にした請求項1
    又は2記載のロボットにおける作業具の基準位置チェッ
    ク装置。
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