JPH07145861A - 自動車マルチステップ・トランスミッション内のスライドスリーブの操作装置 - Google Patents
自動車マルチステップ・トランスミッション内のスライドスリーブの操作装置Info
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- JPH07145861A JPH07145861A JP6176149A JP17614994A JPH07145861A JP H07145861 A JPH07145861 A JP H07145861A JP 6176149 A JP6176149 A JP 6176149A JP 17614994 A JP17614994 A JP 17614994A JP H07145861 A JPH07145861 A JP H07145861A
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/32—Gear shift yokes, e.g. shift forks
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
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- F16H63/32—Gear shift yokes, e.g. shift forks
- F16H2063/322—Gear shift yokes, e.g. shift forks characterised by catches or notches for moving the fork
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20012—Multiple controlled elements
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- Y10T74/20177—Particular element [e.g., shift fork, template, etc.]
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が簡単でそれによって製造の際のコスト
を劇的に削減することができるように改良する。 【構成】 自動車マルチステップ・トランスミッション
内のスライドスリーブの操作装置は、その軸（１４）に
沿って摺動可能な切り替えロッド（１２）を有し、その
切り替えロッドに切り替えフォーク状部（１１）と連動
子（１３）が固定配置されている。固定装置（１０）は
プラスチック−金属複合部材として形成され、連動子
（１３）と切り替えロッド（１２）用のコアを形成する
金属部分（２５）はプラスチック（２４）内に挿入され
て射出成形され、切り替えフォーク状部（１１）はプラ
スチック（２４）のみから形成されている。
を劇的に削減することができるように改良する。 【構成】 自動車マルチステップ・トランスミッション
内のスライドスリーブの操作装置は、その軸（１４）に
沿って摺動可能な切り替えロッド（１２）を有し、その
切り替えロッドに切り替えフォーク状部（１１）と連動
子（１３）が固定配置されている。固定装置（１０）は
プラスチック−金属複合部材として形成され、連動子
（１３）と切り替えロッド（１２）用のコアを形成する
金属部分（２５）はプラスチック（２４）内に挿入され
て射出成形され、切り替えフォーク状部（１１）はプラ
スチック（２４）のみから形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、その軸を中心に摺動可
能な切り替えロッドを有し、その切り替えロッドに切り
替えフォーク状部と連動子が固定配置されている、自動
車マルチステップ・トランスミッション内のスライドス
リーブの操作装置に関するものである。
能な切り替えロッドを有し、その切り替えロッドに切り
替えフォーク状部と連動子が固定配置されている、自動
車マルチステップ・トランスミッション内のスライドス
リーブの操作装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上述の種類の操作装置は一般に知られて
おり、例えばドイツの書籍、ブッシュマン、ケスラー
（Ｂｕｓｃｈｍａｎｎ， Ｋｏｅｓｓｌｅｒ）の「自動
車技術ハンドブック（Ｈａｎｄｂｕｃｈ ｄｅｒ Ｋｒ
ａｆｔｆａｈｒｚｅｕｇｔｅｃｈｎｉｋ）」ミュンヘ
ン、ハイネ（Ｈｅｙｎｅ）出版、１９７３年、第５５７
から５５８頁から知られている。
おり、例えばドイツの書籍、ブッシュマン、ケスラー
（Ｂｕｓｃｈｍａｎｎ， Ｋｏｅｓｓｌｅｒ）の「自動
車技術ハンドブック（Ｈａｎｄｂｕｃｈ ｄｅｒ Ｋｒ
ａｆｔｆａｈｒｚｅｕｇｔｅｃｈｎｉｋ）」ミュンヘ
ン、ハイネ（Ｈｅｙｎｅ）出版、１９７３年、第５５７
から５５８頁から知られている。
【０００３】この公知の操作装置は多数の金属の構成部
材から組み立てられている。代表的には金属の切り替え
ロッドが使用されており、その切り替えロッドにはカッ
ティング加工によってまず切り替えロッドの軸方向の摺
動とダブル切り替えを阻止するためのノッチが形成さ
れ、さらに切り替えフォーク状部と連動子を機械的に固
定するための切欠きも形成されている。連動子も代表的
には同様に多片の部材であって、組立前に切り替えロッ
ド上に接合されて、その後例えばピンによって切り替え
ロッド上に回動しないように固定される。切り替えフォ
ーク状部は従来の装置においては代表的には金属の鋳造
部品、例えばアルミニウムの鋳造部品であって、スライ
ドスリーブ用のそのガイド、すなわち円セグメント形状
のリング肩部も、切り替えフォーク状部を例えば同様に
ピンによって切り替えロッド上に固定する前に、同様に
カッティング加工によって目標寸法に仕上げなければな
らない。
材から組み立てられている。代表的には金属の切り替え
ロッドが使用されており、その切り替えロッドにはカッ
ティング加工によってまず切り替えロッドの軸方向の摺
動とダブル切り替えを阻止するためのノッチが形成さ
れ、さらに切り替えフォーク状部と連動子を機械的に固
定するための切欠きも形成されている。連動子も代表的
には同様に多片の部材であって、組立前に切り替えロッ
ド上に接合されて、その後例えばピンによって切り替え
ロッド上に回動しないように固定される。切り替えフォ
ーク状部は従来の装置においては代表的には金属の鋳造
部品、例えばアルミニウムの鋳造部品であって、スライ
ドスリーブ用のそのガイド、すなわち円セグメント形状
のリング肩部も、切り替えフォーク状部を例えば同様に
ピンによって切り替えロッド上に固定する前に、同様に
カッティング加工によって目標寸法に仕上げなければな
らない。
【０００４】従ってこの種の操作装置はその製造が比較
的繁雑である。というのは装置を組み込めるように提供
するまでには、多くの個別部材を加工して接合しなけれ
ばならないからである。
的繁雑である。というのは装置を組み込めるように提供
するまでには、多くの個別部材を加工して接合しなけれ
ばならないからである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】それに対して本発明の
課題は、冒頭で述べた種類の装置を、製造が簡単でそれ
によって製造の際のコストを劇的に削減することができ
るように改良することである。
課題は、冒頭で述べた種類の装置を、製造が簡単でそれ
によって製造の際のコストを劇的に削減することができ
るように改良することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明は、その軸（１４）に沿って摺動可能な切
り替えロッド（１２）を有し、その切り替えロッドに切
り替えフォーク状部（１１）と連動子（１３）が固定配
置されている、自動車マルチステップ・トランスミッシ
ョン内のスライドスリーブの操作装置において、操作装
置（１０）がプラスチック−金属複合部材として形成さ
れており、その場合に連動子（１３）と切り替えロッド
（１２）用のコアとを形成する金属部分（２５）がプラ
スチック（２４）内に挿入されて射出成形され、切り替
えフォーク状部（１１）がプラスチック（２４）のみか
ら形成されていることを特徴とする自動車マルチステッ
プ・トランスミッション内のスライドスリーブの操作装
置を要旨とする。
めに、本発明は、その軸（１４）に沿って摺動可能な切
り替えロッド（１２）を有し、その切り替えロッドに切
り替えフォーク状部（１１）と連動子（１３）が固定配
置されている、自動車マルチステップ・トランスミッシ
ョン内のスライドスリーブの操作装置において、操作装
置（１０）がプラスチック−金属複合部材として形成さ
れており、その場合に連動子（１３）と切り替えロッド
（１２）用のコアとを形成する金属部分（２５）がプラ
スチック（２４）内に挿入されて射出成形され、切り替
えフォーク状部（１１）がプラスチック（２４）のみか
ら形成されていることを特徴とする自動車マルチステッ
プ・トランスミッション内のスライドスリーブの操作装
置を要旨とする。
【０００７】
【実施例】前述の課題は本発明によれば、操作装置がプ
ラスチックー金属複合部材として形成され、その場合に
連動子と切り替えロッド用のコアを形成する金属部分が
プラスチック内に挿入されて射出成形され、かつ切り替
えフォーク状部はプラスチックだけで形成されることに
よって解決される。
ラスチックー金属複合部材として形成され、その場合に
連動子と切り替えロッド用のコアを形成する金属部分が
プラスチック内に挿入されて射出成形され、かつ切り替
えフォーク状部はプラスチックだけで形成されることに
よって解決される。
【０００８】本発明の基礎となる課題はこのようにして
完全に解決される。
完全に解決される。
【０００９】すなわち装置をプラスチックー金属複合部
材として形成することによって、劇的な簡略化とそれに
伴って製造の際のコストの削減が得られる。というのは
後は簡単な方法で打ち抜き部材として形成することので
きる金属部材を射出工具内に挿入するだけで済み、射出
成形された複合部材は即座に組み込み可能に提供される
からである。それによって従来の装置の場合には必要と
された他のすべての加工および接合ステップを省くこと
ができる。さらに最近のプラスチック射出方法によって
この種の複合部材はきわめて正確に形成され、それによ
ってこのような使用目的のために部材は合致した寸法で
提供され、即座に組み込むことができる。
材として形成することによって、劇的な簡略化とそれに
伴って製造の際のコストの削減が得られる。というのは
後は簡単な方法で打ち抜き部材として形成することので
きる金属部材を射出工具内に挿入するだけで済み、射出
成形された複合部材は即座に組み込み可能に提供される
からである。それによって従来の装置の場合には必要と
された他のすべての加工および接合ステップを省くこと
ができる。さらに最近のプラスチック射出方法によって
この種の複合部材はきわめて正確に形成され、それによ
ってこのような使用目的のために部材は合致した寸法で
提供され、即座に組み込むことができる。
【００１０】従って本発明においてはそれ自体公知の、
すなわちプラスチックー金属複合部材の形成という技術
が使用されるが、もちろん自動車のマルチステップ・ト
ランスミッションの分野ではなじみのないものである。
すなわちまずこの種のマルチステップ・トランスミッシ
ョンにおけるプラスチック部材はアクティブな部材とし
て知られていない。というのはこれまでプラスチックの
機械的および熱的な特性は自動車マルチステップ・トラ
ンスミッションにおける作業条件に耐えられないと見ら
れていたからである。さらに従来の金属部材をプラスチ
ック部材あるいはプラスチック−金属複合部材で置換す
ることは常に組立体積の増大が伴っていた。というのは
全部あるいは一部プラスチックからなる部材において同
一の機械的安定性を得るためには、純粋に金属の部材に
比較してより大きい寸法が必要とされたからである。し
かしこの部材寸法の増大は、特に部材の小型化を得るよ
うに苦心している自動車マルチステップ・トランスミッ
ション用の要素の一般的な開発傾向に矛盾するものであ
る。従ってこの理由からも自動車マルチステップ・トラ
ンスミッションの能動的な金属部材をプラスチックー金
属複合部材に置換することはなじみのないことであっ
た。
すなわちプラスチックー金属複合部材の形成という技術
が使用されるが、もちろん自動車のマルチステップ・ト
ランスミッションの分野ではなじみのないものである。
すなわちまずこの種のマルチステップ・トランスミッシ
ョンにおけるプラスチック部材はアクティブな部材とし
て知られていない。というのはこれまでプラスチックの
機械的および熱的な特性は自動車マルチステップ・トラ
ンスミッションにおける作業条件に耐えられないと見ら
れていたからである。さらに従来の金属部材をプラスチ
ック部材あるいはプラスチック−金属複合部材で置換す
ることは常に組立体積の増大が伴っていた。というのは
全部あるいは一部プラスチックからなる部材において同
一の機械的安定性を得るためには、純粋に金属の部材に
比較してより大きい寸法が必要とされたからである。し
かしこの部材寸法の増大は、特に部材の小型化を得るよ
うに苦心している自動車マルチステップ・トランスミッ
ション用の要素の一般的な開発傾向に矛盾するものであ
る。従ってこの理由からも自動車マルチステップ・トラ
ンスミッションの能動的な金属部材をプラスチックー金
属複合部材に置換することはなじみのないことであっ
た。
【００１１】本発明は、すでに説明したように、この種
の操作装置の製造の際に作業およびコストを劇的に削減
できるという利点を有する。計算によって、本発明を使
用するとこの種の操作装置の製造コストは半分以下、場
合によっては３分の１に削減されることが明らかにされ
ている。自動車マルチステップ・トランスミッションは
大量生産で形成されるユニットであるので、このように
して著しい節約とコストの利点が得られる。この理由か
らも本発明の対象はなじみのないものであった。という
のは一般に機械制作において、また自動車用のトランス
ミッション制作においてもずっと以前から製造コストに
は大きな注意が払われており、従ってトランスミッショ
ンの重要な部材において本発明の措置によって、トラン
スミッションの販売価格全体にもはっきりと反映される
並々ならぬコスト削減が達成できることは、驚くべきこ
とと見なされる。
の操作装置の製造の際に作業およびコストを劇的に削減
できるという利点を有する。計算によって、本発明を使
用するとこの種の操作装置の製造コストは半分以下、場
合によっては３分の１に削減されることが明らかにされ
ている。自動車マルチステップ・トランスミッションは
大量生産で形成されるユニットであるので、このように
して著しい節約とコストの利点が得られる。この理由か
らも本発明の対象はなじみのないものであった。という
のは一般に機械制作において、また自動車用のトランス
ミッション制作においてもずっと以前から製造コストに
は大きな注意が払われており、従ってトランスミッショ
ンの重要な部材において本発明の措置によって、トラン
スミッションの販売価格全体にもはっきりと反映される
並々ならぬコスト削減が達成できることは、驚くべきこ
とと見なされる。
【００１２】本発明による装置の好ましい実施例におい
ては、プラスチックはポリアミドであって、その場合に
好ましくはプラスチックはグラスファイバー強化されて
いる。
ては、プラスチックはポリアミドであって、その場合に
好ましくはプラスチックはグラスファイバー強化されて
いる。
【００１３】ここで関心のある使用領域にこの種のプラ
スチックを使用することは、特に効果的であることが明
らかにされている。というのは自動車マルチステップ・
トランスミッションに発生するような高温および大きな
機械的負荷において特に長寿命であると評価されるから
である。これに関連して、ＺＹＴＥＬ（デュポン社の登
録商標）の名称で市販されているグラスファイバー強化
のポリアミドが特に優れていることが明らかにされてい
る。
スチックを使用することは、特に効果的であることが明
らかにされている。というのは自動車マルチステップ・
トランスミッションに発生するような高温および大きな
機械的負荷において特に長寿命であると評価されるから
である。これに関連して、ＺＹＴＥＬ（デュポン社の登
録商標）の名称で市販されているグラスファイバー強化
のポリアミドが特に優れていることが明らかにされてい
る。
【００１４】本発明の好ましい実施例においては、金属
部材の切り替えロッドのコアを形成する部分が平坦な矩
形プロフィール材料として形成されている。
部材の切り替えロッドのコアを形成する部分が平坦な矩
形プロフィール材料として形成されている。
【００１５】この処置によってすでに説明した、部材を
単純な打ち抜き部材として形成できるという利点が得ら
れる。
単純な打ち抜き部材として形成できるという利点が得ら
れる。
【００１６】この変形例の好ましい実施形態において
は、金属部材の前記部分に波型の端縁プロフィールが設
けられている。
は、金属部材の前記部分に波型の端縁プロフィールが設
けられている。
【００１７】この処置によって、装置の機械的な安定性
が増大されるという利点が得られる。
が増大されるという利点が得られる。
【００１８】本発明の他の実施例においては、切り替え
ロッドの切り替えフォーク状部の軸方向部分が厚く形成
されている。
ロッドの切り替えフォーク状部の軸方向部分が厚く形成
されている。
【００１９】この処置によって、装置の安定性が改良さ
れる。この実施例においてはさらに本発明の他の重要な
利点が明らかにされている。すなわち前述の方法で多数
の金属的な構成部材から接合されている従来の装置にお
いては、切り替えロッドの、連動子が取り付けられる部
分の断面は減少される。それによって切り替えロッドの
弱体化がもたらされる。それに対して本発明による装置
は、一体であるという利点だけでなく、さらに切り替え
フォーク状部が取り付けられる、機械的に特に負荷を受
ける軸方向部分が厚く形成されており、それによって長
時間の運転においても切り替え力を障害なくもたらすこ
とが可能になる。
れる。この実施例においてはさらに本発明の他の重要な
利点が明らかにされている。すなわち前述の方法で多数
の金属的な構成部材から接合されている従来の装置にお
いては、切り替えロッドの、連動子が取り付けられる部
分の断面は減少される。それによって切り替えロッドの
弱体化がもたらされる。それに対して本発明による装置
は、一体であるという利点だけでなく、さらに切り替え
フォーク状部が取り付けられる、機械的に特に負荷を受
ける軸方向部分が厚く形成されており、それによって長
時間の運転においても切り替え力を障害なくもたらすこ
とが可能になる。
【００２０】この実施例の好ましい形態においては厚く
形成することは大体において、軸方向部分に多数の半径
方向のリブを設けることによって形成される。
形成することは大体において、軸方向部分に多数の半径
方向のリブを設けることによって形成される。
【００２１】この処置によって、使用される材料が少な
く、それによって重量も少ない場合でも大きな安定性が
得られるという利点がもたらされる。
く、それによって重量も少ない場合でも大きな安定性が
得られるという利点がもたらされる。
【００２２】本発明の特に好ましい実施例群において
は、切り替えフォーク状部は壁で互いに仕切られた多数
の室を有するハニカム構造で形成されている。
は、切り替えフォーク状部は壁で互いに仕切られた多数
の室を有するハニカム構造で形成されている。
【００２３】この処置によっても、使用される材料を最
少にして最大の強度を得ることができるという利点が得
られる。
少にして最大の強度を得ることができるという利点が得
られる。
【００２４】この実施例において特に好ましくは、ハニ
カム構造は切り替えロッドからまず半径方向に拡幅さ
れ、それから再び細くなる形状を有する。
カム構造は切り替えロッドからまず半径方向に拡幅さ
れ、それから再び細くなる形状を有する。
【００２５】このような構造にすることによって、大き
な機械的安定性に関して特に好ましいことが明らかにさ
れている。
な機械的安定性に関して特に好ましいことが明らかにさ
れている。
【００２６】この実施例の、切り替えフォーク状部に公
知のようにスライドスリーブに係合する円セグメント形
状の肩部を有する他の変形例においては、肩部は少なく
とも部分的にハニカム構造によって支持される。
知のようにスライドスリーブに係合する円セグメント形
状の肩部を有する他の変形例においては、肩部は少なく
とも部分的にハニカム構造によって支持される。
【００２７】この処置によって、切り替えフォーク状部
のスライドスリーブに直接係合する領域にはわずかな組
立高さしか存在せず、その他において切り替えフォーク
状部はハニカム構造によって最適に支持されているとい
う利点が得られる。
のスライドスリーブに直接係合する領域にはわずかな組
立高さしか存在せず、その他において切り替えフォーク
状部はハニカム構造によって最適に支持されているとい
う利点が得られる。
【００２８】この実施例において特に好ましくは、ハニ
カム構造は軸方向において仕切り壁で分離された最大で
それぞれ２つの室のみを有し、肩部は半径方向において
仕切り壁と整合している。
カム構造は軸方向において仕切り壁で分離された最大で
それぞれ２つの室のみを有し、肩部は半径方向において
仕切り壁と整合している。
【００２９】この処置によって、両側に向けて良好に離
型できるという、射出技術において特に容易な方法が得
られるという利点がもたらされる。さらに肩部と仕切り
壁間の整合によって特に安定した構造が得られる。
型できるという、射出技術において特に容易な方法が得
られるという利点がもたらされる。さらに肩部と仕切り
壁間の整合によって特に安定した構造が得られる。
【００３０】さらに本実施例においては、肩部がその周
面の一部にわたってほぼ半径方向に延びる室によって支
持されていると効果的である。
面の一部にわたってほぼ半径方向に延びる室によって支
持されていると効果的である。
【００３１】この処置によって、安定性を損なうことな
く、肩部とそれに伴って切り替えフォーク状部の大きな
周面角度が得られるという利点がもたらされる。
く、肩部とそれに伴って切り替えフォーク状部の大きな
周面角度が得られるという利点がもたらされる。
【００３２】ハニカム構造を有する本発明の他の実施例
は、すべての壁が同一の厚みで形成されているという特
徴を有する。
は、すべての壁が同一の厚みで形成されているという特
徴を有する。
【００３３】この処置によって、最少の材料使用におい
て最大の強度が得られ、さらにそのようにして比較的簡
単な手段によって得られる構造は定要素による計算方法
で計算することができるという利点が得られる。
て最大の強度が得られ、さらにそのようにして比較的簡
単な手段によって得られる構造は定要素による計算方法
で計算することができるという利点が得られる。
【００３４】他の利点は説明と添付の図面から明らかで
ある。
ある。
【００３５】なお、上述した、および後述する特徴はそ
れぞれ記載の組合せにおいてだけでなく、本発明の枠を
逸脱することなく、他の組合せにおいて、あるいは単独
でも使用することができることは言うまでもないことで
ある。
れぞれ記載の組合せにおいてだけでなく、本発明の枠を
逸脱することなく、他の組合せにおいて、あるいは単独
でも使用することができることは言うまでもないことで
ある。
【００３６】図示例 本発明の実施例を図面に示し、以下で詳細に説明する。
【００３７】図１と２には本発明の実施例の全体が示さ
れている。
れている。
【００３８】図２には第１の切り替えロッド１が示され
ており、切り替えロッドは側方に突出する第１の連動子
２を有する。第１の切り替えロッド１は図２の図面平面
に対して垂直に第１の軸３方向に摺動可能であり、さら
に第１の軸３を中心に矢印４方向に回動可能である。
ており、切り替えロッドは側方に突出する第１の連動子
２を有する。第１の切り替えロッド１は図２の図面平面
に対して垂直に第１の軸３方向に摺動可能であり、さら
に第１の軸３を中心に矢印４方向に回動可能である。
【００３９】第１の切り替えロッド１の動きは自動車の
ギヤ切り替えレバーによって直接導き出される。その場
合に第１の軸３を中心とする回動は個々の切り替え通路
の選択に相当し、第１の軸３に沿った動きは切り替え通
路内部の切り替えレバーの動きに相当し、その場合に通
常は２つの終端位置において２つのギヤ段を選択するこ
とができる。
ギヤ切り替えレバーによって直接導き出される。その場
合に第１の軸３を中心とする回動は個々の切り替え通路
の選択に相当し、第１の軸３に沿った動きは切り替え通
路内部の切り替えレバーの動きに相当し、その場合に通
常は２つの終端位置において２つのギヤ段を選択するこ
とができる。
【００４０】自動車マルチステップ・トランスミッショ
ンのギヤ段を入れるために操作装置１０が使用される。
操作装置１０には切り替えフォーク状部１１が設けられ
ており、切り替えフォーク状部は第２の切り替えロッド
１２上に取り付けられている。第２の切り替えロッド１
２にはさらに第２の連動子１３が取り付けられている。
符号１４で示すものは第２の軸であって、これは同時に
第２の切り替えロッド１２の軸でもある。
ンのギヤ段を入れるために操作装置１０が使用される。
操作装置１０には切り替えフォーク状部１１が設けられ
ており、切り替えフォーク状部は第２の切り替えロッド
１２上に取り付けられている。第２の切り替えロッド１
２にはさらに第２の連動子１３が取り付けられている。
符号１４で示すものは第２の軸であって、これは同時に
第２の切り替えロッド１２の軸でもある。
【００４１】図１において矢印１５によって、第２の切
り替えロッド１２が軸方向に摺動可能であることが示さ
れている。それに対して第２の切り替えロッド１２は回
転方向には回転できない。
り替えロッド１２が軸方向に摺動可能であることが示さ
れている。それに対して第２の切り替えロッド１２は回
転方向には回転できない。
【００４２】図２には符号１６で自動車マルチステップ
・トランスミッションのスライドスリーブが示されてい
る。スライドスリーブ１６は第３の軸１７に沿って軸方
向に、特にその中立の中央位置から中央位置に対して相
対的に対向する２つの終端位置へ摺動可能であって、終
端位置はそれぞれマルチステップ・トランスミッション
のギヤ段に相当する。符号１８で示すものはマルチステ
ップ・トランスミッションのトランスミッション軸であ
って、ギヤ段を挿入した時にそのトランスミッション軸
に対してあるいはそれからの回転しない結合が形成され
る。
・トランスミッションのスライドスリーブが示されてい
る。スライドスリーブ１６は第３の軸１７に沿って軸方
向に、特にその中立の中央位置から中央位置に対して相
対的に対向する２つの終端位置へ摺動可能であって、終
端位置はそれぞれマルチステップ・トランスミッション
のギヤ段に相当する。符号１８で示すものはマルチステ
ップ・トランスミッションのトランスミッション軸であ
って、ギヤ段を挿入した時にそのトランスミッション軸
に対してあるいはそれからの回転しない結合が形成され
る。
【００４３】この限りにおいては操作装置１０は、後述
する特殊性を除いて自動車マルチステップ・トランスミ
ッション用の従来の操作装置である。その場合に３つの
軸３、１４、１７は互いに平行であって、かつ切り替え
レバーを介しての第１の切り替えロッド１の操作、すな
わち第１の切り替えロッド１の矢印４方向の回動と、第
１の切り替えロッド１とそれに伴って連動子２と１３を
介しての第２の切り替えロッド１２のそれに続く軸方向
の移動はスライドスリーブ１６の軸方向の摺動と、それ
に伴ってギヤ段のオン・オフ切り替えをもたらす。
する特殊性を除いて自動車マルチステップ・トランスミ
ッション用の従来の操作装置である。その場合に３つの
軸３、１４、１７は互いに平行であって、かつ切り替え
レバーを介しての第１の切り替えロッド１の操作、すな
わち第１の切り替えロッド１の矢印４方向の回動と、第
１の切り替えロッド１とそれに伴って連動子２と１３を
介しての第２の切り替えロッド１２のそれに続く軸方向
の移動はスライドスリーブ１６の軸方向の摺動と、それ
に伴ってギヤ段のオン・オフ切り替えをもたらす。
【００４４】操作装置１０の特殊性は次のごとくであ
る。
る。
【００４５】すなわち、操作装置１０は全体としてプラ
スチック−金属複合部材として形成されている。
スチック−金属複合部材として形成されている。
【００４６】そのために操作装置は大体においてプラス
チックから後述するように形成される。
チックから後述するように形成される。
【００４７】図１において符号２０と２１は操作装置１
０の２つの側方の軸片であって、不図示の方法でトラン
スミッションハウジング内に軸承されている。一方の軸
片、すなわち軸片２１には切欠き２２が見られる。切欠
き２２は例えばプラスチックに半球として形成されてい
る。この切欠き２２は公知のようにして２つの切り替え
ロッド１２を側方のロックピンによって互いにロックす
るために用いられ、ロックピンは第２の切り替えロッド
１２に対して平行なロッドを操作する際に切欠き１２内
に嵌入して、それによって第２の切り替えロッド１２の
軸方向の摺動を阻止する。
０の２つの側方の軸片であって、不図示の方法でトラン
スミッションハウジング内に軸承されている。一方の軸
片、すなわち軸片２１には切欠き２２が見られる。切欠
き２２は例えばプラスチックに半球として形成されてい
る。この切欠き２２は公知のようにして２つの切り替え
ロッド１２を側方のロックピンによって互いにロックす
るために用いられ、ロックピンは第２の切り替えロッド
１２に対して平行なロッドを操作する際に切欠き１２内
に嵌入して、それによって第２の切り替えロッド１２の
軸方向の摺動を阻止する。
【００４８】操作装置１０の図１におけるのとは反対の
側にこの種の他の切欠き、例えばばねで付勢されるボー
ル切欠きを設けることができ、この切欠きは第２の切り
替えロッド１２を中央の軸方向の中立位置および／また
は互いに対向する軸方向の２つの終端位置に取り外し可
能に固定、特に押圧点固定するために用いられる。
側にこの種の他の切欠き、例えばばねで付勢されるボー
ル切欠きを設けることができ、この切欠きは第２の切り
替えロッド１２を中央の軸方向の中立位置および／また
は互いに対向する軸方向の２つの終端位置に取り外し可
能に固定、特に押圧点固定するために用いられる。
【００４９】操作装置１０の中央、すなわち２つの軸片
２０と２１の間において第２の切り替えロッド１２はフ
ォーク状部部分２３として形成されている。フォーク状
部部分２３の軸近傍の領域は厚く形成されており、かつ
軸に遠い領域においては後述するように本来のフォーク
として形成されている。
２０と２１の間において第２の切り替えロッド１２はフ
ォーク状部部分２３として形成されている。フォーク状
部部分２３の軸近傍の領域は厚く形成されており、かつ
軸に遠い領域においては後述するように本来のフォーク
として形成されている。
【００５０】すでに説明したように、操作装置１０はプ
ラスチック−金属複合部材であって、従って図１の破断
面から明らかなように、ほぼプラスチック２４から形成
されている。
ラスチック−金属複合部材であって、従って図１の破断
面から明らかなように、ほぼプラスチック２４から形成
されている。
【００５１】金属部分２５は単に第２の切り替えロッド
１２の領域にだけ設けられている。
１２の領域にだけ設けられている。
【００５２】図３に拡大して示すように、金属部分２５
は左端部２６と右端部２７を有し、その断面はそれぞれ
符号２８で示すように平坦な矩形状である。
は左端部２６と右端部２７を有し、その断面はそれぞれ
符号２８で示すように平坦な矩形状である。
【００５３】金属部分２５のこの長く延びた部分は軸方
向においてセグメント２９に分割されている。各セグメ
ント２９に相当するのは、図３の上面図において金属部
分２５の幅ｂが常に一定であるように形成された波型プ
ロフィール３０の山と谷である。波型のプロフィール３
０を形成するために両側は部分的に、極率半径Ｒで示す
ように、それぞれほぼ円弧状に形成されている。
向においてセグメント２９に分割されている。各セグメ
ント２９に相当するのは、図３の上面図において金属部
分２５の幅ｂが常に一定であるように形成された波型プ
ロフィール３０の山と谷である。波型のプロフィール３
０を形成するために両側は部分的に、極率半径Ｒで示す
ように、それぞれほぼ円弧状に形成されている。
【００５４】ただ左の端部２６の近傍において金属部分
２５は拡幅されており、かつそこに第２の連動子１３が
設けられている。第２の連動子１３はＵ字状、すなわち
フォーク状の構造である。そのために第２の連動子１３
には互いに距離を有する２つの歯３５が設けられ、その
間に間隙３６が設けられている。間隙３６は、第１の切
り替えロッド１の第１の連動子２がほぼ相補形状でその
中に収容できるような寸法にされている。
２５は拡幅されており、かつそこに第２の連動子１３が
設けられている。第２の連動子１３はＵ字状、すなわち
フォーク状の構造である。そのために第２の連動子１３
には互いに距離を有する２つの歯３５が設けられ、その
間に間隙３６が設けられている。間隙３６は、第１の切
り替えロッド１の第１の連動子２がほぼ相補形状でその
中に収容できるような寸法にされている。
【００５５】第２の連動子１３は、特に図２から明らか
なように、軸方向に見てやや屈曲して形成されている。
なように、軸方向に見てやや屈曲して形成されている。
【００５６】金属部分２５を別にすると、操作装置１０
はプラスチック２４だけで形成されている。
はプラスチック２４だけで形成されている。
【００５７】従って操作装置１０を形成するために予め
形成された金属部分２５が射出成形機械の該当する射出
型内に挿入されて、その周囲にプラスチックが射出され
る。それによって操作装置１０の外側の形状全体は射出
成形工具によって決定される。
形成された金属部分２５が射出成形機械の該当する射出
型内に挿入されて、その周囲にプラスチックが射出され
る。それによって操作装置１０の外側の形状全体は射出
成形工具によって決定される。
【００５８】すでに説明したように、フォーク状部分２
３の軸近傍の領域は厚く形成されている。そのためにリ
ブ４０が設けられており、リブ４０はフォーク状部分に
わたって軸方向に等間隔で分配して配置されており、か
つ第２の軸１４を中心に４分の１円、半円および４分の
３円にわたって延びるようにすることができる。半径方
向のリブ４０に加えてさらに軸方向に延びる１本あるい
は多数本のリブ４１を設けてもよい。
３の軸近傍の領域は厚く形成されている。そのためにリ
ブ４０が設けられており、リブ４０はフォーク状部分に
わたって軸方向に等間隔で分配して配置されており、か
つ第２の軸１４を中心に４分の１円、半円および４分の
３円にわたって延びるようにすることができる。半径方
向のリブ４０に加えてさらに軸方向に延びる１本あるい
は多数本のリブ４１を設けてもよい。
【００５９】フォーク状部分２３の軸に遠い領域は半径
方向の延びのほぼ半分にわたってハニカム構造によって
形成されている。ハニカム構造というのは、互いに壁に
よって分離されている多数の中空室を有する構造であ
る。
方向の延びのほぼ半分にわたってハニカム構造によって
形成されている。ハニカム構造というのは、互いに壁に
よって分離されている多数の中空室を有する構造であ
る。
【００６０】図示の実施例においては、特に図４の断面
図から明らかなように、まず第１の軸方向の室４５が設
けられており、この室４５は第２の軸方向の室４６と対
向している。第３の同様に軸方向の室４７が第２の軸方
向の室４６に隣接して図示されている。第１の室４５と
第２の室４６は仕切り壁４８によって互いに分離されて
いる。半径方向に延びる第４の室４９が仕切り壁４８と
整合している。その仕切り壁５０、５１は第４の室４９
に、図２から明らかなように、ほぼ三角形状の断面を与
えている。その場合に仕切り壁５０、５１は同時に半径
方向の横リブとして用いられる。同様に三角形状の縦リ
ブ５５が第１の室４５の上側に第４の室４９の仕切り壁
５１に接して形成されている。
図から明らかなように、まず第１の軸方向の室４５が設
けられており、この室４５は第２の軸方向の室４６と対
向している。第３の同様に軸方向の室４７が第２の軸方
向の室４６に隣接して図示されている。第１の室４５と
第２の室４６は仕切り壁４８によって互いに分離されて
いる。半径方向に延びる第４の室４９が仕切り壁４８と
整合している。その仕切り壁５０、５１は第４の室４９
に、図２から明らかなように、ほぼ三角形状の断面を与
えている。その場合に仕切り壁５０、５１は同時に半径
方向の横リブとして用いられる。同様に三角形状の縦リ
ブ５５が第１の室４５の上側に第４の室４９の仕切り壁
５１に接して形成されている。
【００６１】図４の図示から明らかなように、すべての
仕切り壁４８、５０、５１などの厚みｄはほぼ同一の大
きさである。
仕切り壁４８、５０、５１などの厚みｄはほぼ同一の大
きさである。
【００６２】切り替えフォーク状部１１の機能はほぼ、
原理的には従来の切り替えフォーク状部に見られるよう
な、円セグメントの肩部６０によって形成される。肩部
６０はその周面の約３分の１にわたって上述のように形
成されたハニカム構造に沿って延びている。その場合に
特に図１の図示から明らかなように、肩部６０は半径方
向の平面において仕切り壁４８と整合し、従って第４の
仕切り壁４９とも整合している。
原理的には従来の切り替えフォーク状部に見られるよう
な、円セグメントの肩部６０によって形成される。肩部
６０はその周面の約３分の１にわたって上述のように形
成されたハニカム構造に沿って延びている。その場合に
特に図１の図示から明らかなように、肩部６０は半径方
向の平面において仕切り壁４８と整合し、従って第４の
仕切り壁４９とも整合している。
【００６３】肩部６０は周面の半径方向外側の３分の２
はフランジ６１によって保持され、フランジは大体にお
いて仮想の円筒上にある表面を有するが、特に図１から
明らかなように、半径方向外側に向かって細くなってい
る。フランジ６１の外側（図２を参照）に１つあるいは
多数の補強リブ６２を設けることができる。またフラン
ジ６１に１つあるいは多数のビードを設けることも可能
である。
はフランジ６１によって保持され、フランジは大体にお
いて仮想の円筒上にある表面を有するが、特に図１から
明らかなように、半径方向外側に向かって細くなってい
る。フランジ６１の外側（図２を参照）に１つあるいは
多数の補強リブ６２を設けることができる。またフラン
ジ６１に１つあるいは多数のビードを設けることも可能
である。
【００６４】組み込んだ状態における操作装置１０の機
能方法は、多数の金属の個別部材から接合された従来の
操作装置の機能方法に完全に相当する。これは意図的
に、操作装置１０をトランスミッションの構造において
その他においては変更を加えないようにしたためであ
る。従ってその他においては変更されていない切り替え
ロッドと変更されていないスライドスリーブ１６をトラ
ンスミッションに使用しようと意図している。
能方法は、多数の金属の個別部材から接合された従来の
操作装置の機能方法に完全に相当する。これは意図的
に、操作装置１０をトランスミッションの構造において
その他においては変更を加えないようにしたためであ
る。従ってその他においては変更されていない切り替え
ロッドと変更されていないスライドスリーブ１６をトラ
ンスミッションに使用しようと意図している。
【００６５】操作装置１０の大部分がプラスチック２４
で形成され、単に比較的小さい金属部分２５が機械的に
特に負荷を受ける第２の連動子のため、および第２の切
り替えロッド１２のためのコアとして設けられているに
もかかわらず、実際の試験においては、操作装置１０は
金属の個別部材からなる従来の操作装置をしのぐもので
はないとしても、少なくともそれに匹敵するものである
ことが明らかにされた。すなわち長期間試験において本
発明による種類の操作装置１０が数十万回の切り替え工
程にさらされ、かつ実際の切り替え工程におけるよりも
ずっと高い切り替え力で切り替え工程が実施された。そ
れによって本発明による操作装置１０はこれらの負荷に
耐え、かつ実際には摩耗現象は発生しなかったことが明
らかにされている。
で形成され、単に比較的小さい金属部分２５が機械的に
特に負荷を受ける第２の連動子のため、および第２の切
り替えロッド１２のためのコアとして設けられているに
もかかわらず、実際の試験においては、操作装置１０は
金属の個別部材からなる従来の操作装置をしのぐもので
はないとしても、少なくともそれに匹敵するものである
ことが明らかにされた。すなわち長期間試験において本
発明による種類の操作装置１０が数十万回の切り替え工
程にさらされ、かつ実際の切り替え工程におけるよりも
ずっと高い切り替え力で切り替え工程が実施された。そ
れによって本発明による操作装置１０はこれらの負荷に
耐え、かつ実際には摩耗現象は発生しなかったことが明
らかにされている。
【００６６】
【発明の効果】以上の説明らから明らかなように、本発
明によればその軸を中心に摺動可能な切り替えロッドを
有し、その切り替えロッドに切り替えフォーク状部と連
動子が固定配置されている、自動車マルチステップ・ト
ランスミッション内のスライドスリーブの操作装置を、
製造が簡単でそれによって製造の際のコストを劇的に削
減することができるように改良することができる。
明によればその軸を中心に摺動可能な切り替えロッドを
有し、その切り替えロッドに切り替えフォーク状部と連
動子が固定配置されている、自動車マルチステップ・ト
ランスミッション内のスライドスリーブの操作装置を、
製造が簡単でそれによって製造の際のコストを劇的に削
減することができるように改良することができる。
【図１】本発明による操作装置の実施例を半径方向で示
す側面図である。
す側面図である。
【図２】図１に示す装置を軸方向で示す側面図である。
【図３】図１と図２の実施例において使用される金属部
材を拡大して示す、半径方向の側面図である。
材を拡大して示す、半径方向の側面図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図である。
１ ロツド ２ 第１の連動子 ３ 第１の軸 １０ 操作装置 １１ 切り替えフォーク状部 １２ 切り替えロッド １３ 第２の連動子 １４ 第２の軸 １６ スライドスリーブ １７ 第３の軸 １８ トランスミッション軸 ２０、２１ 側方の軸片 ２２ 切欠き ２３ フォーク状部部分 ２４ プラスチック ２５ 金属部分 ２６ 左端部 ２７ 右端部 ２８ 断面 ２９ セグメント ３０ 波型プロフィール ３５ 歯 ３６ 間隙 ４０、４１ リブ ４５ 第１の軸方向の室 ４６ 第２の軸方向の室 ４７ 第３の軸方向の室 ４８ 仕切り壁 ４９ 第４の室 ５０、５１ 仕切り壁 ５５ 縦リブ ６０ 肩部 ６１ フランジ ６２ 補強リブ
Claims (13)
- 【請求項１】 その軸（１４）に沿って摺動可能な切り
替えロッド（１２）を有し、その切り替えロッドに切り
替えフォーク状部（１１）と連動子（１３）が固定配置
されている、自動車マルチステップ・トランスミッショ
ン内のスライドスリーブの操作装置において、 操作装置（１０）がプラスチック−金属複合部材として
形成されており、その場合に連動子（１３）と切り替え
ロッド（１２）用のコアとを形成する金属部分（２５）
がプラスチック（２４）内に挿入されて射出成形され、
切り替えフォーク状部（１１）がプラスチック（２４）
のみから形成されていることを特徴とする自動車マルチ
ステップ・トランスミッション内のスライドスリーブの
操作装置。 - 【請求項２】 プラスチック（２４）がポリアミドであ
ることを特徴とする請求項１に記載の操作装置。 - 【請求項３】 プラスチック（２４）がグラスファイバ
ー強化されていることを特徴とする請求項１あるいは２
に記載の操作装置。 - 【請求項４】 金属部分（２５）の、切り替えロッド
（１２）のコアを形成する部分が平坦な矩形プロフィー
ル材料（２８）として形成されていることを特徴とする
請求項１から３までのいずれか１項あるいは多数項に記
載の操作装置。 - 【請求項５】 前記部分に波型の端縁プロフィール（３
０）が設けられていることを特徴とする請求項４に記載
の操作装置。 - 【請求項６】 切り替えロッド（１２）の切り替えフォ
ーク状部（１１）の軸方向部分が厚く形成されているこ
とを特徴とする請求の範囲第１項から第５項までのいず
れか１項あるいは多数項に記載の操作装置。 - 【請求項７】 厚みが多数の半径方向のリブ（４０）に
よって形成されていることを特徴とする請求項６に記載
の操作装置。 - 【請求項８】 切り替えフォーク状部（１１）が壁（４
８、５０、５１）によって互いに分離された多数の室
（４５、４６、４７、４９）を有するハニカム構造で形
成されていることを特徴とする請求項１から７までのい
ずれか１項あるいは多数項に記載の操作装置。 - 【請求項９】 ハニカム構造が切り替えロッド（１２）
からまず半径方向に拡幅して、その後また細くなる形状
を有することを特徴とする請求項８に記載の操作装置。 - 【請求項１０】 切り替えフォーク状部（１１）に公知
のようにスライドスリーブ（１６）内に係合する円セグ
メント形状の肩部（６０）が設けられ、かつ肩部（６
０）が少なくとも部分的にハニカム構造によって支持さ
れていることを特徴とする請求項８あるいは９に記載の
操作装置。 - 【請求項１１】 ハニカム構造が軸方向に、仕切り壁
（４８）で分離された最大でそれぞれ２つの室（４５、
４６）を有し、肩部（６０）が半径方向に仕切り壁（４
８）と整合することを特徴とする請求項１０に記載の操
作装置。 - 【請求項１２】 肩部（６０）がその周面の一部にわた
って、ほぼ半径方向に延びる室（４９）によって支持さ
れていることを特徴とする請求項１０あるいは１１に記
載の操作装置。 - 【請求項１３】 すべての壁（４８、５０、５１）が同
一の厚み（ｄ）で形成されていることを特徴とする請求
項８から１２までのいずれか１項あるいは多数項に記載
の操作装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4322586.1 | 1993-07-07 | ||
| DE4322586A DE4322586A1 (de) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | Betätigungsvorrichtung für eine Schiebemuffe in einem Kraftfahrzeug-Stufengetriebe |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145861A true JPH07145861A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2678973B2 JP2678973B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=6492156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6176149A Expired - Fee Related JP2678973B2 (ja) | 1993-07-07 | 1994-07-06 | 自動車マルチステップ・トランスミッション内のスライドスリーブの操作装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5463911A (ja) |
| EP (1) | EP0633412B1 (ja) |
| JP (1) | JP2678973B2 (ja) |
| KR (1) | KR960014725A (ja) |
| DE (1) | DE4322586A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100917074B1 (ko) * | 2001-04-20 | 2009-09-15 | 젯트에프 프리드리히스하펜 아게 | 단일축 스위칭 장치 |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| DE19525834A1 (de) * | 1995-05-12 | 1996-11-14 | Heidemann Werke | Verfahren zum Herstellen von in Getrieben einsetzbaren Schaltungsteilen |
| DE19602041C2 (de) * | 1996-01-20 | 1998-10-15 | Ford Global Tech Inc | Schaltgabel für ein Wechselgetriebe |
| DE19604885B4 (de) * | 1996-02-10 | 2018-10-25 | Audi Ag | Schaltwelle |
| FR2761426B1 (fr) * | 1997-03-28 | 1999-05-14 | Peugeot | Palier de guidage pour un axe de fourchette de boite de vitesses |
| FR2779794B1 (fr) * | 1998-06-12 | 2000-08-11 | Coutier Moulage Gen Ind | Fourchette de boite de vitesses |
| FR2779796B1 (fr) * | 1998-06-16 | 2000-08-11 | Coutier Moulage Gen Ind | Fourchette de boite de vitesses en matiere plastique |
| FR2782768B1 (fr) | 1998-09-02 | 2000-11-03 | Coutier Moulage Gen Ind | Procede de fabrication d'une fourchette de boite de vitesses et fourchette ainsi obtenue |
| DE19952234A1 (de) * | 1999-10-29 | 2001-05-03 | Volkswagen Ag | Schaltelement für Getriebe, insbesondere Schaltschiene für Kraftfahrzeuggetriebe |
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| DE10123960B4 (de) | 2001-05-17 | 2019-10-17 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Schaltvorrichtung eines Schaltgetriebes |
| DE10123961B4 (de) * | 2001-05-17 | 2015-01-22 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Schaltvorrichtung eines Schaltgetriebes |
| FR2830598A1 (fr) * | 2001-10-08 | 2003-04-11 | Valfond Blere Laval Sa | Fourchette de boite de vitesses |
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| DE10347491A1 (de) * | 2003-10-13 | 2005-05-19 | Zf Friedrichshafen Ag | Schalteinrichtung |
| DE102004008185A1 (de) * | 2004-02-19 | 2005-09-08 | Selzer Fertigungstechnik Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur Übertragung von Schaltbewegungen in einem Kraftfahrzeug-Schaltgetriebe und Verfahren zu deren Herstellung |
| DE102005028094A1 (de) | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Schaeffler Kg | Betätigungsvorrichtung für eine Schaltmuffe in einem Zahnräderwechselgetriebe |
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| US20080178700A1 (en) * | 2007-01-31 | 2008-07-31 | Melinda Harmos | Three pad plastic shifter fork |
| DE102007013929A1 (de) | 2007-03-23 | 2008-09-25 | Zf Friedrichshafen Ag | Anordnung einer Schaltschwinge in einem Getriebe |
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