JPH07145722A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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JPH07145722A
JPH07145722A JP5295449A JP29544993A JPH07145722A JP H07145722 A JPH07145722 A JP H07145722A JP 5295449 A JP5295449 A JP 5295449A JP 29544993 A JP29544993 A JP 29544993A JP H07145722 A JPH07145722 A JP H07145722A
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JP
Japan
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regeneration
power supply
reproduction
filter
control means
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JP5295449A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Taniguchi
浩之 谷口
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/40Engine management systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源遮断又はノイズによるコントローラリセッ
トによる再生中断を検出し、対応することが可能な排気
ガス浄化装置を提供する。 【構成及び効果】制御手段8は、電熱手段及び給気手段
への給電を制御する給電制御手段を所定の制御シーケン
スに基づいて制御してフィルタを再生する。特に本発明
では、制御手段は不揮発メモリ及び表示手段を有し、不
揮発メモリは、再生中にフィルタ再生中であることを示
す再生中表示信号が書き込まれ、再生終了時に前記再生
中表示信号が消去される。また、表示手段は、再生開始
時に不揮発メモリの記憶情報又は記憶情報に基づく情報
を表示する(ステップ200)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
中に含まれる微粒子成分(パティキュレ−ト)を捕集
し、再生する排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気ガス浄化装置では、制御手段
が電熱手段及び給気手段を一定の制御シーケンスにした
がって制御することにより、パティキュレ−トを燃焼
し、フィルタを再生している。また、フィルタ再生に必
要な電力は車載バッテリの容量に対しかなり大きいの
で、フィルタ再生電力を外部電源から給電することが提
案されている。この場合、電熱手段及び給気手段は、ス
イッチ手段、給電線及び接続プラグを通じて外部の給電
装置から給電される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た制御手段に外部からノイズが侵入すると、実際には再
生途中にもかかわらず制御手段の内部がリセットされた
り、状態が変化したりする可能性が考えられる。また、
再生中に、外部電源の停電、プラグの引き抜き、ノーフ
ューズブレーカなどのオフなどの原因で外部電源からの
給電が遮断すると、再生が途中で中断してしまう。
【0004】このような再生中断が生じると、パティキ
ュレ−トの残存などにより次の再生に支障が生じる。本
発明は上記問題に鑑みなされたものであり、再生中断を
表示可能な排気ガス浄化装置を提供することを、その第
1の目的としている。また、再生中断時点の制御シーケ
ンスの進行段階を表示可能な排気ガス浄化装置を提供す
ることを、その第2の目的としている。
【0005】また、制御シーケンスの進行段階に誤りが
生じた場合に自己診断して修正可能な排気ガス浄化装置
を提供することを、その第3の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の排気ガス浄化装
置は、車載のディ−ゼルエンジンの排気経路に配設され
てパティキュレ−トを捕集するフィルタと、前記パティ
キュレ−トを燃焼させる電熱手段と、前記フィルタに給
気する給気手段と、前記電熱手段及び前記給気手段への
給電を制御する給電制御手段と、前記給電制御手段を所
定の制御シーケンスに基づいて制御してフィルタを再生
する制御手段とを備える排気ガス浄化装置において、前
記制御手段は、前記制御シーケンスの実行中を意味する
再生中にフィルタ再生中であることを示す再生中表示信
号が書き込まれ、前記再生終了時に前記再生中表示信号
が消去される不揮発メモリと、前記再生開始時に前記不
揮発メモリの記憶情報を表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0007】なおここで、再生開始時とは、再生が中断
されて制御手段の内部状態が初期状態にリセットされた
状態を含む。好適な態様において、前記制御手段は、前
記再生開始時に前記不揮発メモリが前記再生中表示信号
を既に記憶している場合に、前記再生の中断が生じたと
判定するものである。
【0008】好適な態様において、前記不揮発メモリ
は、前記再生中表示信号として前記制御シーケンスの進
行段階を順次記憶するものである。好適な態様におい
て、前記給電制御手段及び前記制御手段は外部電源から
給電される。好適な態様において、前記給電制御手段は
外部電源から給電され、前記制御手段は車載バッテリか
ら給電される。
【0009】好適な態様において、前記制御手段は、前
記給電制御手段への給電停止を検出するとともに、前記
給電停止検出時に前記給電制御シーケンスの進行を中断
するものである。
【0010】
【作用及び発明の効果】制御手段は、電熱手段及び前記
給気手段への給電を制御する給電制御手段を所定の制御
シーケンスに基づいて制御してフィルタを再生する。特
に本発明では、制御手段は不揮発メモリ及び表示手段を
有し、不揮発メモリは、再生中にフィルタ再生中である
ことを示す再生中表示信号が書き込まれ、再生終了時に
前記再生中表示信号が消去される。また、表示手段は、
少なくとも再生開始時に不揮発メモリの記憶情報又は記
憶情報に基づく情報を警報する。
【0011】このようにすれば、再生中(制御シーケン
ス進行中)に再生中断が生じた場合、その後の再生開始
(制御シーケンスの開始)時に再生中表示信号が表示さ
れるので、オペレータは前に再生が中断したということ
を認識して、対処することができる。好適な態様におい
て、制御手段は、再生開始時に不揮発メモリが再生中表
示信号を既に記憶している場合に、再生の中断が生じた
と判定する。
【0012】このようにすれば、制御手段は少なくとも
再生開始に当たって前回の再生中断の有無を認識できる
ので、例えばその後の再生開始の適否などを判断してそ
れに従って再生開始又は再生禁止又は特別の制御シーケ
ンスでの再生開始の選択を行うなどの処置を取ることが
できる。好適な態様において、不揮発メモリは再生中表
示信号として制御シーケンスの進行段階を順次記憶す
る。
【0013】このようにすれば、オペレータは、再生開
始時に進行段階が途中段階であれば再生中断が生じたも
のと認識することができ、しかもどの進行段階で再生中
断が生じたかも認識することができ、その情報に基づい
て例えば再生開始又は再生禁止又は特別の制御シーケン
スでの再生開始の選択を行うことができる。好適な態様
において、給電制御手段は外部電源から給電され、制御
手段は車載バッテリから給電される。そして、制御手段
は、給電制御手段への給電停止を検出するとともに、給
電停止検出時に給電制御シーケンスの進行を中断する。
【0014】このようにすれば、外部電源からの給電停
止により実際には再生が中断しているにもかかわらず、
車載バッテリなどから給電される制御手段がそのまま制
御シーケンスを進行してしまうといった不具合を防止す
ることができる。
【0015】
【実施例】本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を図1
に示す。この排気ガス浄化装置は両端密閉のフィルタ収
容ケース1を有し、フィルタ収容ケース1内にはその上
流側から下流側へ、排気圧検出用の上流側圧力センサ
7、温度センサ6、ヒータ(本発明でいう電熱手段)1
1、フィルタ2、フィルタ下流圧力検出用の下流側圧力
センサ17が順番に配置されている。フィルタ収容ケー
ス1の上流側の端壁にはディーゼルエンジン20の排気
管3が配設されており、排気管3の途中から送気管10
が分岐されている。送気管10は電磁弁14を通じて給
気用のブロワ(本発明でいう給気手段)13の出口に連
結されている。
【0016】一方、上記したヒータ11、ブロワ13の
モータMはコントローラ(制御手段)8により駆動制御
され、また、ディーゼルエンジン20に装着された回転
数センサ18の出力信号はコントローラ(本発明でいう
制御手段)8に出力される。コントローラ8はA/Dコ
ンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備しており、デ
ィーゼルエンジン20の回転数センサ18、圧力センサ
7、17、温度センサ6、分圧回路58などからの各種
データを処理して、リレースイッチ55、56を開閉制
御してヒータ11、ブロワ13を制御するともに、異常
発生時に異常警報ランプ9を点灯する(異常信号を出力
する)。なお91は再生指示ランプである。この実施例
では、コントローラ8は車載バッテリ(図示せず)から
給電されているものとする。
【0017】外部電源5は、商用電源50から給電され
る三相交流200Vを直流24Vに全波整流する整流装
置51と、整流装置51の高位側出力端はマグネットス
イッチ52及び接続プラグ53を通じて排気ガス浄化装
置の給電線54に印加され、整流装置51の低位側出力
端は接地されている。また、マグネットスイッチ52の
出力側の端子は電源表示灯61及び補助抵抗62をを通
じて接地されている。
【0018】給電線54は、ヒータ11及びブロワ駆動
モータMの各高位端に給電し、ヒータ11の低位端はリ
レースイッチ56を通じて接地され、ブロワ駆動モータ
Mの低位端はリレースイッチ55を通じて接地されてい
る。更に、給電線54の電圧は、抵抗R1と抵抗R2と
を直列接続してなる分圧回路58にて分圧されてコント
ローラ8へ出力される。コントローラ8は上述したよう
にA/Dコンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備し
ており、入力された上記分圧はこのA/Dコンバータで
デジタル信号に変換されてマイコン(図示せず)に読み
込まれる。
【0019】フィルタ2はハニカムセラミックフィルタ
(日本碍子kk製、直径5.66インチ×長さ6イン
チ)であって、多孔性コ−ジェライトを素材として円柱
形状に焼成されている。フィルタ2はその両端面を貫通
する多数の通気孔を有し、隣接する通気孔の一方は上流
端で封栓され、その他方は下流端で封栓されている。排
気ガスは隣接する通気孔間の多孔性隔壁を透過し、パテ
ィキュレ−トだけが通気孔内に捕集される。フィルタ2
の両端面はケース1の両端面に所定距離を隔てて対面し
ている。
【0020】ヒータ11はニクロム線を素材とする電熱
抵抗体からなり、フィルタ2の再生時上流側に当たる端
面に近接配置されている。以下、この装置の動作を説明
する。 (パティキュレ−ト捕集動作)ディ−ゼルエンジン20
から排出された排気ガスは排気管3を通じてケース1内
に導入され、排気ガス中のパティキュレ−トはフィルタ
2で捕集され、浄化された排気ガスは尾管4から外部に
排出される。
【0021】(フィルタ再生時期判別動作)次に、フィ
ルタ2の再生の必要性の有無を調べるフィルタ再生判別
ルーチンを図2を参照して説明する。このフィルタ再生
判別ルーチンは、エンジン20の起動とともにフィルタ
再生判別ルーチンがスタートされ、ステップ100に
て、圧力センサ7、17が検出する排気圧力P1,P2
と、回転数センサ18が検出するエンジン回転数nに基
づいて、記憶マップに基づいてパティキュレ−ト捕集量
を算出する。
【0022】次に、ステップ108にて、サーチしたパ
ティキュレ−ト捕集量Gが所定のしきい値Gtを超過し
たかどうかを調べ、超過しなければステップ100にリ
ターンし、超過したらステップ111に進む。ステップ
111では、フィルタ再生を指令するランプ91を点灯
して、ルーチンを終了する。
【0023】次に、フィルタ再生実行ルーチンを図3〜
図6を参照して説明する。この実施例では、フィルタ再
生実行ルーチンは、コントローラ8に車載バッテリから
電源電圧が印加されれば(例えば、イグニッションキー
スイッチを1ステップだけターンすると)スタートし、
ステップ200に進む。なお、ステップ200に進む前
に、エンジンが停止しているかどうかを調べ、停止して
いなければ待機し、停止すればステップ200に進むよ
うにしてもよい。
【0024】ステップ200では、コントローラ8の各
部が初期状態にリセットされた後、コントローラ8内蔵
の不揮発メモリ(図示せず)に記憶された再生動作(制
御シーケンス)の進行段階(以下、ステージともいう)
をステージ表示ランプ(進行段階表示手段)92に表示
する。この実施例では、この不揮発メモリは2ビットの
EEPROMセルからなり、後述するように00が再生
完了状態を、01が予熱ステージを、10が燃焼ステー
ジを、11が冷却ステージを表している。
【0025】次に、不揮発メモリが再生完了状態00か
どうかを調べ(202)、00でなければ前回の再生は
中断が生じたものとして図示しない再生中断ランプをオ
ンしてステップ206に進み、00であれば前回の再生
は完了したものとしてステップ206に直接進む。ステ
ップ206では、上記ランプ92又は再生中断ランプの
表示に基づいて、オペレータが再生オ−ケーと判断すれ
ば、不図示の起動スイッチを押して再生の実行を指令す
る。
【0026】次のステップ208では、前回の再生中断
が生じたかどうかをステップ204と同様に不揮発メモ
リの記憶内容が00かどうかを判定することにより調
べ、再生完了であればステップ220に進み、再生中断
であればステップ210に進む。ステップ210では、
前回の再生中断が外部電源5から給電線54への給電が
なんらかの原因で遮断されたため(電源落ちのため)で
あるかどうかを停電フラグVが1か0かで判定し、電源
落ちであれば(Vが1なら)ステップ240に進み、電
源落ちでなければ(Vが0なら)ノイズ落ちとしてステ
ップ212に進む。なお、このノイズ落ちとは、外部か
らコントローラ8内への電磁ノイズなどの侵入によりコ
ントローラ8が初期状態にリセットされてしまう障害を
意味する。
【0027】ステップ212ではノイズ落ち回数Nに1
を加え、次にノイズ落ち回数Nが4回に達したかどうか
を調べ(214)、Nが4回未満ならステップ240に
進んで再生実行に進み、Nが4回に達したら何らかの重
度の電子障害が生じたものとして警報ランプ91をオン
してこのルーチンを終了する。次に、上記した再生中断
が電源落ちかどうかを検出する動作を図6のサブルーチ
ンを参照して説明する。
【0028】このサブルーチンは割り込みルーチンであ
って、所定時間経過毎に定期的に実行される。まず、分
圧回路58からの入力電圧が規定レベル以上かどうかを
調べ(302)、以上であればスイッチ(給電制御手
段)55、56への給電は正常であるとして(ノイズ落
ちとして)メインルーチンにリターンし、以下であれば
電源落ちとしてフラグVを1として、それをコントロー
ラ8に内蔵の不揮発メモリに書き込み(304)、ステ
ップ306に進む。
【0029】ステップ306では、車載バッテリの無用
な放電を回避するためにコントローラ8への給電を制御
するスイッチをオフし、かつ、外部電源5から給電され
ていないのにこのコントローラ8の制御シーケンスだけ
が進行しないように、このルーチン全体を終了する。こ
れにより、不揮発メモリのフラグVにより電圧落ちかノ
イズ落ちかが判別できる。
【0030】一方、ステップ208にて再生完了と判定
された場合には、以下の燃焼制御サブルーチン(制御シ
ーケンス)を実行する。まず、ステージ(進行段階)を
記憶する不揮発メモリにステージ01(予熱ステージ)
を書き込み(220)、次に後述の予熱サブルーチン
(222)を実行する。この予熱サブルーチン(22
2)の終了後、上記不揮発メモリにステージ10(燃焼
ステージ)を書き込み(224)、次に後述の着火、燃
焼サブルーチン(226)を実行する。この着火、燃焼
予熱サブルーチン(226)の終了後、上記不揮発メモ
リにステージ11(冷却ステージ)を書き込み(22
8)、次に後述の冷却サブルーチン(230)を実行
し、上記不揮発メモリにステージ00(再生完了ステー
ジ)を書き込み(232)、コントローラ電源をカット
して(233)、ルーチンを終了する。
【0031】上記した予熱サブルーチンは、ブロワ13
を起動した後、時間Ta(ここでは1分)経過したら、
ヒータ11への予熱電力の通電を時間Tbだけ実行する
ものである。上記した着火、燃焼サブルーチンは、上記
予熱電力通電終了後、ヒータ11へより大きい着火電力
を時間Tdだけ通電し、その後、より小さい燃焼持続電
力Teをヒータ11へ時間Tdだけ通電するものであ
る。
【0032】上記した冷却サブルーチンは、時間Td経
過後、ヒータ11への通電を遮断し、次に、時間Teが
経過すればブロワ13への通電を遮断するものである。
次に、再生中断発生時の再生動作について、図5を参照
して説明する。まず、ステップ240では、再生中断ス
テージを記憶する不揮発メモリのステージ記憶内容から
予熱時(01)に中断が生じたかどうかを調べ(S24
0)、予熱時(01)に中断が生じた場合にはこの中断
後、5分以上経過したかどうかを調べ(S249)、5
分以上経過していなければ電源が回復したかどうかを調
べ(S250)、回復していなければステップ249に
リターンする。そして、5分以内に電源が復帰したらフ
ラグVを0にリセットし(S251)、ステップ222
に進んで予熱を再開する。また、5分以内に電源が回復
しない場合には、ウオーニングランプ91を点灯して再
度の再生をオペレータに促し(S216)、ルーチンを
終了する。
【0033】一方、ステップ240にて再生中断が生じ
なければ、着火、燃焼時(10)に中断が生じたかどう
かを調べ(S242)、中断が生じた場合にはこの中断
後、5分以上経過したかどうかを調べ(S255)、5
分以上経過していなければ電源が回復したかどうかを調
べ(S256)、回復していなければステップ255に
リターンする。そして、5分以内に電源が復帰したらフ
ラグVを0にリセットし(S254)、ステップ226
に進んで着火、燃焼を再開する。また、5分以内に電源
が回復しない場合には、ウオーニングランプ91を点灯
して再度の再生をオペレータに促し(S216)、ルー
チンを終了する。
【0034】一方、ステップ242にて着火、燃焼時の
中断でなければ、送風による冷却時(11)に中断が生
じたものとして、この中断後、5分以上経過したかどう
かを調べ(S255)、5分以上経過していなければ電
源が回復したかどうかを調べ(S256)、回復してい
なければステップ255にリターンする。そして、5分
以内に電源が復帰したらフラグVを0にリセットし(S
258)、ステップ230に進んで冷却を再開する。ま
た、5分以内に電源が回復しない場合には、フィルタ2
が高温度でありエンジン再始動はフィルタ2の冷却に好
ましくないとして、スタータ(図示せず)を30分間始
動禁止とする(S257)。 (変形態様)なお、上記実施例では、着火・燃焼動作時
との再生中断において、5分以内に電源回復した場合に
はその後の処理動作は同じとしたが、着火・燃焼サブル
ーチン226を例えば5段階に分割してそれぞれステー
ジを書き込み、5分以内に電源回復した場合には不揮発
メモリに記憶された着火・燃焼動作の途中段階又はその
1段階前から着火・燃焼動作を再開してもよい。ただ
し、この場合には全体で8ステージとなるので、ステー
ジを記憶する不揮発メモリは3ビット必要となる。もち
ろん更に多ビットの不揮発メモリにより再生動作を多く
のステージに細分することもできる。 (実施例2)次に、コントローラ8が外部電源5から給
電されている場合について図7のフローチャートを参照
して説明する。このフローチャートは、図3のフローチ
ャートにおいてステップ210〜216を省略したもの
である。
【0035】また、この場合には、ステップ248でフ
ラグVを0にリセットする動作及び図6のルーチンは省
略され、ノイズ落ちと電源落ちとの処理は同じとされ
る。ステップ306も不要である。 (実施例3)この実施例では、コントローラ8はダイオ
ード54aを通じて給電されるとともに、車載バッテリ
54cからダイオード54bを通じて給電される。この
時、外部電源5の給電電圧は車載バッテリ54cの満充
電電圧(+12V)より僅かに(+12.5V)高く設
定される。
【0036】このようにすれば、通常は外部電源5から
コントローラ8に給電され、万が一外部電源5からの給
電が遮断された場合には車載バッテリ54cから給電さ
れる。また、外部電源5は車載バッテリ54cを並列充
電する必要がないので小型小容量とすることができる。
この実施例でも、実施例1又は実施例2と同じルーチン
による制御を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を示すブ
ロック図、
【図2】再生時期判定動作を示すフローチャート、
【図3】実施例1の再生動作を示すフローチャート、
【図4】実施例1の再生動作を示すフローチャート、
【図5】実施例1の再生動作を示すフローチャート、
【図6】実施例1の再生動作を示すフローチャート、
【図7】実施例2の再生動作を示すフローチャート、
【図8】実施例3のコントローラ給電回路を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
2はフィルタ、5は外部電源、8はコントローラ(制御
手段)、11はヒータ(電熱手段)、13はブロワ(給
気手段)、20はディーゼルエンジン、54は給電線、
55、56はスイッチ(給電制御手段)、63は負荷素
子、55、56はスイッチ手段 92はステージ表示ランプ(進行段階表示手段)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、フィルタ再生実行ルーチンを図3〜
図6を参照して説明する。この実施例では、フィルタ再
生実行ルーチンは、コントローラ8に車載バッテリから
電源電圧が印加されれば(例えば、イグニッションキー
スイッチを1ステップだけターンすると)スタートし、
各フラグやカウンタなどの内部状態を初期状態にリセッ
トした後、ステップ200に進む。なお、ステップ20
0に進む前に、エンジンが停止しているかどうかを調
べ、停止していなければ待機し、停止すればステップ2
00に進むようにしてもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】ステップ212ではノイズ落ち回数Nに1
を加え、次にノイズ落ち回数Nが4回に達したかどうか
を調べ(214)、Nが4回未満ならステップ240に
進んで再生実行に進み、Nが4回に達したら何らかの重
度の電子障害が生じたものとして警報ランプ91をオン
して(216)、このルーチンを終了する。なお、この
ステップ216にて、上記した電源落ち又はノイズ落ち
が発生したものとして、不図示のコントローラ内蔵タイ
マのカウントが開始される。次に、上記した再生中断が
電源落ちかどうかを検出する動作を図6のサブルーチン
を参照して説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】このサブルーチンは割り込みルーチンであ
って、所定時間経過毎に定期的に実行される。まず、分
圧回路58からの入力電圧が規定レベル以上かどうかを
調べ(302)、以上であればスイッチ(給電制御手
段)55、56への給電は正常であるとして(ノイズ落
ちとして)メインルーチンにリターンし、以下であれば
電源落ちとしてフラグVを1として、それをコントロー
ラ8に内蔵の不揮発メモリに書き込み(304)、ステ
ップ216に進む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 これにより、不揮発メモリのフラグVに基
づいて電圧落ちかノイズ落ちかが判別できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載のディ−ゼルエンジンの排気経路に配
    設されてパティキュレ−トを捕集するフィルタと、前記
    パティキュレ−トを燃焼させる電熱手段と、前記フィル
    タに給気する給気手段と、前記電熱手段及び前記給気手
    段への給電を制御する給電制御手段と、前記給電制御手
    段を所定の制御シーケンスに基づいて制御してフィルタ
    を再生する制御手段とを備える排気ガス浄化装置におい
    て、 前記制御手段は、前記制御シーケンスの実行中を意味す
    る再生中にフィルタ再生中であることを示す再生中表示
    信号が書き込まれ、前記再生終了時に前記再生中表示信
    号が消去される不揮発メモリと、前記再生開始時に前記
    不揮発メモリの記憶情報を表示する表示手段とを備える
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記再生開始時に前記不
    揮発メモリが前記再生中表示信号を既に記憶している場
    合に、前記再生の中断が生じたと判定するものである請
    求項1記載の排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】前記不揮発メモリは、前記再生中表示信号
    として前記制御シーケンスの進行段階を順次記憶するも
    のである請求項1記載の排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】前記給電制御手段及び前記制御手段は外部
    電源から給電される請求項1記載の排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】前記給電制御手段は外部電源から給電さ
    れ、前記制御手段は車載バッテリから給電される請求項
    1記載の排気ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記給電制御手段への給
    電停止を検出するとともに、前記給電停止検出時に前記
    給電制御シーケンスの進行を中断するものである請求項
    5記載の排気ガス浄化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147688B2 (en) * 2003-03-07 2006-12-12 Nissan Motor Co., Ltd. Engine exhaust gas purification device
JP2010203297A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械

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