JPH07145205A - C4〜C40のα−オレフィンの重合方法またはこれと他のα−オレフィンとの共重合方法 - Google Patents

C4〜C40のα−オレフィンの重合方法またはこれと他のα−オレフィンとの共重合方法

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JPH07145205A
JPH07145205A JP12282294A JP12282294A JPH07145205A JP H07145205 A JPH07145205 A JP H07145205A JP 12282294 A JP12282294 A JP 12282294A JP 12282294 A JP12282294 A JP 12282294A JP H07145205 A JPH07145205 A JP H07145205A
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polymerization
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Amir Kiumars Karbasi
キウマース カーバシ アミル
Timo Leinonen
レイノネン ティモ
Pekka Sormunen
ソルムネン ペッカ
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Neste Oyj
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 MgCl2 ・nEtOHから噴霧−結晶化法
により形成された支持体中のアルキル基が内部ドナー中
のアルキル基でエステル交換されてなる支持体にTi担
持した主触媒とAl成分含有の助触媒と外部ドナーとか
らなる触媒の存在下にC4 −C40のα−オレフィンを重
合させる方法。 【効果】 各種用途に使用可能なC4 −C40のα−オレ
フィンの重合体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化マグネシ
ウムと低級アルコールとにより形成され、かつ噴霧−結
晶化法により形成された支持体に析出されたチタン化合
物(いわゆる主触媒、procatalyst )と周期律表第I〜
III 族に属する元素の金属化合物から形成された助触媒
(cocatalyst)とからなる、エステル交換されたチーグラ
ーナッタ触媒組成物の助けにより、一段階または多段階
で、C4 −C40のα−オレフィンを単独重合させる方法
またはC4 −C40のα−オレフィンと他のα−オレフィ
ンとを共重合させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、α
−オレフィンが異なる種々のチーグラーナッタ触媒組成
物の助けにより重合されて、数千から数百万にわたる分
子量を有する固体ポリマーが得られていた。一般的に
は、触媒組成物は、周期律表の第IV〜VI族サブグループ
に属する遷移金属化合物からなる主触媒と、周期律表の
第I〜III 族主グループに属する有機金属化合物からな
る助触媒とにより、形成される。遷移遷移金属は、従
来、チタン、ジルコニウム、バナジウムおよび/または
クロムであり、一方、ある場合には、上述のグループに
属する他の金属化合物が単独で使用され、あるいは異な
る組成物として使用される。助触媒金属は、従来から、
アルミニウムであった。そして特に、アルキルアルミニ
ウム化合物またはアルキルアルミニウムハライド化合物
がしばしば使用される。前記遷移金属化合物は、二酸化
ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チ
タン、酸化クロムなどの無機酸化物または他の無機塩ま
たはそれらの混合物である不活性支持体の表面に担持さ
れても良い。支持体は、例えばジアルキルハライドまた
はアルキルハライドのような金属ハロゲン化物または有
機金属化合物である。ここで、特にマグネシウム化合物
は従来から使用されている。支持体はそれ自体、全体が
あるいは部分的に、ポリエチレン、ポリプロピレン等を
含むポリマー等の完全な有機化合物により形成されるこ
とができる。ハロゲン化マグネシウム特に塩化マグネシ
ウムまたはその誘導体は特に有用である。触媒組成物
は、また、異なる触媒活性を増進させる物質または触媒
の立体特異性を改善する化合物を含む本質的な化合物
(それら化合物の最も重要なものは電子供与体と称され
ているのである。)として、触媒中に組み込まれる他の
化合物を、含んでも良い。後者の化合物には二種類あっ
て、一つは主触媒組成物の調製中に添加される内部電子
供与体と称される化合物であり、他方、一つは外部電子
供与体と称され、重合リアクター中に助触媒と共に添加
される化合物である。重合触媒は、本重合で使用される
のと同じモノマーもしくはモノマー混合物、または異な
るモノマーもしくは異なるモノマー混合物のいずれか
を、本重合に先立って予備重合されることもできる。予
備重合に使用された助触媒は、本重合で使用されるのと
同じ化合物であり得るし、また異なる化合物でもあり得
る。時として、本重合は、新規の助触媒を必要とするこ
となく、行われることができるが、その代わりに、予備
重合した触媒組成物がそのまま使用されることもでき
る。予備重合段階の目的は、重合反応に先立ち、あるい
は重合反応中にそれを供給する間にその触媒組成物の取
り扱いを容易にするためである。予備重合の他の目的
は、重合最終生成物の特性例えば結晶化度または結晶性
の割合などの改善を図ることにある。予備重合段階は、
FI特許出願第925913(Neste Oy)に開示されて
いるように、ワックス予備重合触媒を使用することによ
り行われる。
【0003】重合の程度は非常に低いままにされること
があり、その場合には、生成物は、、ときとして粘稠な
液体のような、非常に変形し易い形態となる。そして、
その生成物は、潤滑油組成物における成分として極めて
価値が高くなることもある。すでに、例えば比較的低分
子量の固体ポリマーは、加圧条件下で潤滑油として使用
されている。また、炭化水素のような適当な溶媒に溶解
された、あるいはスラリー状態になった高分子量ポリマ
ーは、油状溶液または乳化液の形態で潤滑油として使用
されることができる。
【0004】C4 〜C16のオレフィン、特にデセンは、
AlCl3 触媒を使用するカナダ特許第885,989
号および米国特許第3,637,507号によると、重
合して潤滑油として使用されることができる。また、B
3 錯体は、1−デセンをオリゴメル化して潤滑剤を得
るのに使用される(参照、フィンランド特許第88,1
91号)。米国特許第3,199,178号によると、
AlCl3 およびBF3 をベースにした触媒は、C6
12のα−オレフィンの重合に好適である。
【0005】前記フリーデル−クラフツ触媒に加えて、
潤滑油の用途に好適なα−オレフィンポリマーもまた、
チーグラーナッタ触媒を使用して製造された。米国特許
第3,250,753号によると、C2 〜C18のα−オ
レフィンおよび可能ならば非共役ジエンが、トリス−p
−クロロフェニル−o−バナジウムおよびジアルキルア
ルミニウムクロライドからなる触媒組成物を用いて、単
独重合あるいは共重合されることができる。米国特許第
3,355,379号は、炭化水素ベースのオイルから
パラフィンを除去するのに好適な溶液を開示し、その溶
液は、チーグラーナッタ触媒を使用して製造されたC2
〜C22のα−オレフィンポリマーを含有する。そして、
米国特許第3,806,442号は、潤滑油の脱脂のた
めの組成物を開示し、その組成物はチーグラーナッタ触
媒を使用して製造され、C3 〜C12およびC14〜C24
α−オレフィンのコポリマーを含有する。
【0006】英国特許第1,145,697号は、Ti
Cl4 およびアルキルアルミニウムハライドとからなる
触媒系を使用したα−オレフィン、特にアイソタクチッ
クポリプロピレンの製造方法を開示し、その触媒系はC
8 〜C16のα−オレフィンとで予備重合される。
【0007】米国特許第4,463,201号は、比較
的長鎖のα−オレフィン(4〜10の炭素数)とエチレ
ンおよびプロピレンとのターポリメリゼイションにおけ
る、バナジウムオキシクロライドおよびアルミナムアル
キルクロライドからなる触媒組成物の使用を開示する。
【0008】EP特許第60,609号は、潤滑油また
はその基材として好適なエチレンとC3 〜C20のα−オ
レフィンとの共重合体を開示し、その共重合体は、30
0〜30,000の分子量を有し、また、バナジウムハ
ライドまたはバナジウムオキシアルコキシハライドと有
機アルミニウム化合物からなる触媒系を使用して製造さ
れる。
【0009】米国特許第4,754,007号は、無機
酸化物に析出したチーグラーナッタ触媒を使用し、コモ
ノマーとして、C3 〜C18のα−オレフィンとエチレン
とを共重合してLLDPEを製造することを開示する。
【0010】日本特許第53−38,634号は、ルー
ウィス酸触媒の助けにより、分子量600〜4,000
であり、化粧品の基材および医薬品の使用に好適な、C
20〜C30のα−オレフィンの重合を開示する。
【0011】日本特許第1,104,602号は、チタ
ン、ジルコニウム、ハフニウムまたはバナジウムの結晶
水含有硫酸エステル、オキシサルフェート、亜硫酸塩、
オキシ亜硫酸塩、またはオキシクロライドおよびアルキ
ルアルミニウムまたはアルキルアルミニウムハライドと
外部電子供与体とからなる触媒組成物を使用した、エチ
レンまたはC3 〜C20のα−オレフィンの重合を開示す
る。
【0012】日本特許第2,053,805号は、有機
アルミニウムおよび水と共に周期律表第IV族の金属によ
り形成された触媒系を使用する、C2 〜C16のα−オレ
フィンの重合を開示する。
【0013】日本特許第4,202,510号は、チタ
ンハライド、チタンアルコキシド、またはチタンアルコ
キシハライドとマグネシウム化合物とで形成されたとこ
ろの、予備重合された主触媒系と、アルミニウム化合物
により形成された錯体助触媒と結合された電子供与体と
の両方を使用する、プロピレン、エチレンおよび/また
はC4 〜C20のα−オレフィン(例えばエイコセン)の
共重合を開示する。
【0014】日本特許第4,353,502号は、シリ
カ支持体上でシクロペンタジエニル−Ti−トリクロラ
イドとメチルアルミノキサンとで形成された触媒系を使
用して、エチレンとC8 〜C16のα−オレフィンとを共
重合させ、分子量が約50,000であるポリマーの製
造を開示する。
【0015】この発明は上記事情に基づいて完成され
た。この発明の目的は、トランスエステル化された高活
性のチーグラーナッタ触媒を使用して一段階または多段
階のステップを経てC4 −C40のα−オレフィンを単独
重合させ、あるいはC4 −C40のα−オレフィンと他
のα−オレフィンとを共重合させる新規な方法を提供す
ることにある。
【0016】この発明の他の目的は、C −C40のα
−オレフィンの単独重合体、好ましくは、高アイソタク
ティシティ−および優れたモルホロジーを有するポリブ
テンを製造する新規な方法、あるいはC4 −C40のα−
オレフィンと他のα−オレフィンとの共重合体、好まし
くは、低度の結晶性および低融点を備えたプロペンと長
鎖α−オレフィンとの共重合体を製造する新規な方法を
提供することにある。
【0017】この発明の更に他の目的は、成形体として
フィルム、シート、パイプ、ボトル、大型コンテナー等
の製造に好適であり、潤滑油における粘度低下成分とし
ての使用に好適であり、炭化水素の中間体のための流動
抵抗低減成分としての使用に好適であり、コーティング
剤、接着剤、化粧品の使用に好適であり、燃料および油
等の使用に好適である、C4 −C40のα−オレフィンの
単独重合体あるいはC4 −C40のα−オレフィンと他の
α−オレフィンとの共重合体を製造する新規な方法を提
供することにある。
【0018】
【前記課題を解決するための手段】請求項1に記載の発
明は、チーグラーナッタ触媒を使用して、一段階または
多段階で、C4 〜C40のα−オレフィンを単独重合させ
る方法またはこれと他のα−オレフィンとを共重合させ
る方法において、該触媒組成物が、塩化マグネシウムと
低級アルコールとで噴霧−結晶化法により形成された支
持体に担持された、チタン化合物およびカルボン酸のア
ルキルエステルとにより形成された主触媒と、周期律表
のI〜III 族に属する金属の有機金属化合物から形成さ
れた共触媒と、外部電子供与体とからなり、前記主触媒
が、支持体のアルコール成分のアルキル基よりも長い長
鎖を有するアルキル基を有する電子供与体を組み込んで
なり、前記アルキル基が支持体のアルキル基とエステル
交換してなることを特徴とする方法であり、請求項2に
記載の発明は、前記請求項1に記載の方法において、前
記チタン化合物が、式Ti(OR)p4-p (ただし、
Rは炭素数1〜30の炭化水素基であり、Xはハロゲン
原子であり、pは0〜4の値を示す。)で示されること
を特徴とする前記方法であり、請求項3に記載の発明
は、前記請求項1または2に記載の方法において、前記
有機金属化合物がR’3-n AlXn (ただし、R’は炭
素数1〜30の炭化水素基であり、Xはハロゲン原子で
あり、nは0〜4の値を示す。)で示されることを特徴
とする前記方法であり、請求項4に記載の発明は、前記
請求項2または3に記載の方法において、前記チタン化
合物は、炭素数1〜20のアルキル基を含有することを
特徴とする前記方法であり、請求項5に記載の発明は、
前記請求項1,2または4に記載の方法において、前記
有機金属化合物がトリアルキルアルミニウムである前記
方法であり、請求項6に記載の発明は、前記請求項1,
2または3に記載の方法において、前記チタン化合物中
におけるpの値が4である前記方法であり、請求項7に
記載の発明は、前記請求項6に記載の方法において、前
記チタン化合物が四塩化チタンである前記方法であり、
請求項8に記載の発明は、前記請求項1〜7のいずれか
に記載の方法において、触媒支持体が、MgCl2 とC
1 〜C6 の脂肪族モノアルコールとにより形成された錯
体化合物である前記方法であり、請求項9に記載の発明
は、前記請求項1〜8のいずれかに記載の方法におい
て、C10〜C16のα−オレフィンが単独で重合され、ま
たはエチレンおよび/またはプロピレンと共に共重合さ
れる前記方法であり、請求項10に記載の発明は、前記
請求項に記載の方法において、1−ブテンがホモ重合さ
れ、または1−ブテンとプロピレンおよび/またはエチ
レンとが共重合される前記方法であり、請求項11に記
載の発明は、前記請求項1〜8のいずれかに記載の方法
において、プロピレンとC4 〜C40のα−オレフィンと
が共重合される前記方法であり、請求項12に記載の発
明は、前記請求項1〜11のいずれかに記載の方法にお
いて、使用された外部電子供与体が環状エーテル、ジエ
ーテルまたはアルコキシシランである前記方法であり、
請求項13に記載の発明は、前記請求項12に記載の方
法において、前記外部電子供与体がシネオールまたは2
−フェニルプロピオンアルデヒドジメチルアセタールで
ある前記方法であり、請求項14に記載の発明は、前記
請求項12に記載の方法おいて、前記外部電子供与体が
シクロヘキシルメチルジメトキシシランである前記方法
であり、請求項15に記載の発明は、前記請求項1〜1
4のいずれかに記載の方法において、前記カルボン酸の
アルキルエステルがC4 〜C12のアルキルフタレートで
ある前記方法である。
【0019】特別な形のチーグラーナッタ触媒組成物を
使用して、炭素数4〜40、場合により炭素数10〜4
0の長鎖α−オレフィンが単独で重合され、あるいは、
炭素数2〜6の他の短鎖α−オレフィンと共に共重合さ
れてポリマーの得られることが見出された。長鎖α−オ
レフィンとしては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1
−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデ
セン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキ
サデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−
ノナデセン、1−エイコセン、1−ヘンエイコセン、1
−ドデコセンまたは1−テトラコセン等テトラデセンま
でを挙げることができる。有利な供給原料としては、炭
素数4〜16あるいは炭素数10〜16のα−オレフィ
ンが挙げられる。それらの中でも特に有利なのは、豊富
な供給のために、1−ブテン、1−デセンおよび1−ヘ
キサデセンである。これらとの典型的な共重合モノマー
は、エチレンおよびプロピレンであるが、一方1−ペン
テンおよび1−ヘキセン等もまた好適である。更に好適
なのは、4−メチル−1−ペンテン等を含む、アルキル
基を分岐したα−オレフィンである。
【0020】この発明で使用されるチーグラーナッタ触
媒組成物は、チタン化合物および有機アルミニウム化合
物により形成される。チタン化合物は、マグネシウムハ
ライドと低級アルコールとから噴霧−結晶化法(spray-c
rystallization) により調製された支持体である錯体に
担持される。この明細書本文に関し、「低級アルコー
ル」と言う用語は、炭素数1〜6の脂肪族モノアルコー
ルを意味する。その中でも、エタノールが特に有利であ
ると見出された。最も好適なマグネシウムハライドはM
gCl2 である。噴霧−結晶化法はフィンランド特許第
80,055号に余すところなく記述されている。主触
媒が、支持体化合物であるアルコールのアルキル基より
も炭素数の多いアルキル基を含有する内部電子供与体を
使用して、調製されると、支持体化合物であるアルコー
ル成分におけるアルキル基と電子供与体中のアルキル基
との間でのエステル交換が、ある状態で発生する。エス
テル交換の詳細については、フィンランド特許第86,
866号に見出されることができる。予想外にも、上記
の触媒が長鎖α−オレフィンの重合にも特に効果的であ
ることが、最近発見された。
【0021】なおここで、前記噴霧−結晶化法は、担体
と結晶溶媒としてのアルコールとにより形成された錯
体、例えばMgCl2 ・nRf OH(Rf OHは低級1
価アルコールであり、好ましくは炭素数1〜6の脂肪族
モノアルコールであり、更に好ましくはエタノールであ
り、好ましくはメチル基、エチル基等の低級アルキル基
であり、更に好ましくはエチル基であり、nは1〜6の
数である。)を溶融し、不活性ガス雰囲気下にノズル構
造体を通して溶融した錯体を冷却された領域に噴霧し、
それを小さな固化した担体粒子に結晶化することを内容
とする。
【0022】錯体を溶融する温度は通常110〜130
℃の範囲内であり、好ましくは115〜125℃の範囲
内である。冷却領域の温度は通常−20〜100℃の範
囲内であり、好ましくは20〜40℃である。前記不活
性ガスは窒素、および不活性ガス等から選択され、好ま
しくは窒素である。
【0023】またここで、この発明におけるエステル交
換は、基本的には、低級一価アルコール例えばエタノー
ルを含有する担体のアルキル基と内部電子供与体たとえ
ばフタル酸ジイソブチル中のアルキル基とが互いに交換
されることをその内容とする。
【0024】この触媒系における主触媒組成物中の遷移
金属化合物は、4価を有するTi(OR)p4-p 型の
チタン化合物(ただし、Rは炭素数1〜30の炭化水素
基であり、Xはハロゲン原子であり、pは0〜4の値を
示す。)からなる。有利には、Rは炭素数1〜20の炭
化水素基であり、この化合物はいかなる水酸基も含有し
ない。この種の最も有利な化合物は、ハロゲン化チタン
特にTiCl4 であると見出された。
【0025】有機金属化合物は、R’3-n AlXn
(ただし、R’は炭素数1〜30の炭化水素基であり、
Xはハロゲン原子であり、nは0〜4の値を示す。)の
アルミニウム化合物である。有利には、R’は、炭素数
1〜20のアルキル基であり、典型的な種類は、ジアル
キルアルミニウムクロライド、ジアルキルアルミニウム
ジクロライド、アルキルアルミニウムセスキクロライド
などのアルキルアルミニウムハライドおよびトリアルキ
ルアルミニウムである。それらの中でも特に有利なの
は、ジエチルアルミニウムクロライド(DEAC)、エ
チルアルミニウムジクロライド(EADC)、エチルア
ルミニウムセスキクロライドならびに特にトリメチルア
ルミニウム、トリエチルアルミニウムおよびトリ−i−
ブチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウムであ
る。トリエチルアルミニウ(TEA)およびトリ−i−
ブチルアルミニウム(TIBA)は最も普通に使用され
る化合物である。
【0026】上記したように、内部電子供与体は、支持
体化合物のアルコールにおけるアルキル基よりも長鎖の
アルキル基を含有していなければならない。そのアルキ
ル基は、電子供与体の他の部位例えばエステル結合に化
学的に結合していなければならない。そのような化合物
の典型的な種類は、一価または多価のカルボン酸のエス
テル、例えば安息香酸エステル、フタル酸エステル、イ
ソフタル酸エステル、テレフタル酸エステルなどの芳香
族酸のエステルである。これらの中でもオクチルであ
る。カルボン酸のC4 〜C12のアルキルエスが好まし
い。更に有利な種類は、フタル酸ジアルキルであり、特
にはフタル酸ジオクチルである。
【0027】エステル中のアルキル基は、アルコール中
のアルキル基とエステル交換反応中に置き換えられるの
で、電子供与体の特性もまた変化する。相当する短鎖エ
ステルに対して、長鎖フタル酸エステルはいかなる触媒
毒効果も受けない。それゆえに、長鎖エステルは触媒系
の調製に有益である。そして実際、調製された触媒の活
性は、高められることができる。これに対して、短鎖の
エステルが使用される場合に、エステルの量が増加する
と、触媒活性が非常に迅速に減少する。明らかに、フタ
ル酸の短鎖エステルを使用すると、短鎖エステルで得ら
れるよりも改善されたアイソタクティシティを有するポ
リマーが得られる。長鎖フタレート、有利にはフタル酸
ジオクチルを触媒合成に添加し、長鎖エステルを短鎖エ
ステル、有利にはフタル酸ジエチルまたはフタル酸ジメ
チルにエステル交換することにより、高活性と高アイソ
タクティシティとが発現される。この新規な方法の故
に、電子供与体量および触媒中のマグネシウム対電子供
与体比が低い値に低下されることができる。これは、触
媒表面が又より清浄になっていること、すなわち触媒表
面には不必要な反応生成物が存在していないこと、これ
によって、長鎖モノマーの重合に更に寄与する触媒の活
性中心が妨害されないままに存在することを、示す。こ
こに、フィンランド特許第88,047号、第88,0
48号および88,049号が参照される。
【0028】エステル交換された主触媒と、有機アルミ
ニウム化合物のような助触媒と共に使用される外部電子
供与体としては、環状エーテル、ジエーテルおよびアル
コキシシラン例えばアルコキシシラン例えばシクロヘキ
シルメチルジメトキシシラン(CMMS)が挙げられ
る。例えばシクロヘキシルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン等の外部電子供与体として好適な
多数のシランが特公昭60−11924号公報にリスト
アップされている。また異なる種類のエーテルが、特に
シクロエーテルおよびジエーテルを含んで好適であると
最近見出された。これらの例として、例えばメチル−1
−ブチルエーテル(Chem. Abstr. Reg. No.1634-04-
4)、シネオール(CA Reg.No.470-82-6)、2−フェニ
ルプロピオンアルデハイドジメチルアセタールまたは2
−フェニル−1,1−ジメトキシエタン(FPADMA, CA R
eg.No.90-87-9r)が挙げられる。
【0029】有機アルミニウム化合物と共に使用される
外部電子供与体は、一種単独で使用されても良いし、ま
た、他の電子供与体との混合物の形で使用されても良
い。有機アルミニウム化合物および外部電子供与体は、
重合過程に互いに分離してチャージされても良いし、ま
た別に、最初に有機アルミニウム化合物と外部電子供与
体とを混合し、引き続きその混合物を重合過程にチャー
ジしても良い。
【0030】高級α−オレフィン(C4 −C40)のホモ
ポリマーまたはコポリマーは、気相法プロセス、スラリ
ー法プロセスまたは塊状法プロセスにより製造されるこ
とができる。それらプロセスは、同様の、または相違す
る形であるいくつかの段階を含むことができる。
【0031】炭素数が4〜7であるα−オレフィン、例
えばブテン−1、ヘキセン−1のような低沸点のα−オ
レフィンのポリマーは、通常、気相リアクターで製造さ
れ、他の高級α−オレフィンの場合には、モノマーと溶
媒とを有するスラリー法あるいはモノマーのみの塊状法
が採用される。そのプロセスには、一基または直列にし
て操作される複数基のリアクターが使用されることがで
きる。1基のリアクターまたは複数基のリアクターは、
適切な圧力および適切な温度のもとで、連続的に、ある
いは半連続的に操作されても良い。リアクター温度は、
ポリマーの結晶融点以下の温度、好ましくは20〜75
℃(圧力は2〜10bar)、特に40〜65℃(圧力
は4〜8bar)に維持されねばならない。圧力および
温度のような重合条件は各リアクターにおいて同様であ
っても、また相違していても良い。触媒は、最初のリア
クター中に、粉末として、あるいは非常に少量の溶媒中
に含めて、あるいは希釈して、適当量で、導入されるこ
とができる。触媒はオリジナルの触媒であっても良く、
また予備重合された触媒であっても良い。一種のモノマ
ーあるいは複数種のモノマー、水素、助触媒、および外
部電子供与体が、最初のリアクター中に供給される。多
段重合プロセスにおいては、一種のモノマーまたは複数
種のモノマーおよび水素がまた、他のリアクターにも供
給される。水素は、分子量を調節し、かつ触媒活性を改
善するために、供給される。連続重合プロセスにおいて
は、未反応の一種のモノマーまたは未反応の複数種のモ
ノマーが、集約され、回収され、重合プロセスにリサイ
クルされる。それからポリマーがサイクロン撹拌機に移
送され、そこで、固体ポリマーが分離され、触媒失活装
置に移送される。触媒が失活された後に、生成物がエク
ストルーダーでペレット化され、そこで生成物に所定の
添加剤が混合される。
【0032】スラリー法プロセスまたは塊状法プロセス
は、二種の主たるタイプ、すなわちA)生成物が非結晶
性で可溶性であり、B)生成物が結晶性および不溶性で
ある二種のタイプに分けられることができる。
【0033】A)の場合、もし生成物が非結晶性で炭化
水素可溶性であるときには、その生成物は、スラリー型
プロセスで製造される。その重合反応は、1基の、もし
くは直列に接続されるかあるいはバッチまたはセミバッ
チである複数基のリアクターで、あるいは連続反応で行
われることができる。炭素数が6〜13であるα−オレ
フィン、例えばヘキセン−1、オクテン−1、デセン−
1、ドデセン−1またはこれらの混合物が希釈下で重合
されるときに、この種の生成物が得られる。この適切な
希釈剤としては、例えばペンタンなど、ナフサ、ガソリ
ン留分、ケロセン、ガス化油留分、軽質または重質潤滑
油等の炭化水素溶媒が挙げられる。有機炭化水素溶媒例
えばベンゼン、トルエン、キシレン等もまた希釈剤とし
て使用されることができる。未反応モノマーが回収され
ないときには溶媒は必要とされない。この場合には、モ
ノマーは溶媒として使用される。
【0034】モノマー中のエアーや希釈剤中のエアー
は、液中に窒素ガスをパージすることにより除去され
る。モノマーおよび希釈剤は、それらの中に含まれる湿
分を除去するために、活性塩基性酸化アルミニウムまた
は活性モレキュラーシーブスのカラム中に通されて精製
される。
【0035】触媒は、その適当量がリアクター中に、粉
末として、あるいは少量の溶媒あるいは希釈剤に溶解し
て、導入される。助触媒および外部電子供与体は、重合
リアクター中に供給される。重合リアクターは、好適に
は、−30〜100℃に維持され、特に−20〜40℃
に維持される。水素が分子量を調整するために使用され
ることができる。
【0036】所定の温度で所定の時間をかけて重合を行
った後に、重合反応が、触媒失活剤を添加することによ
り、停止される。その後、リアクター内容物(ポリマー
溶液)が、蒸留容器内に移送される。抗酸化剤および他
の添加剤が、ポリマーの酸化および劣化を防止するため
に、前記ポリマー溶液に添加される。添加剤は、リアク
ター内へまたは蒸留容器内へ添加されることもできる
し、好適には蒸留容器内へ添加される。蒸留は、1ba
r以下の低圧で行われることができる。回収されたモノ
マーは、モノマー貯蔵タンクに、ポンプで圧送される。
生成物は、それから冷却され、容器詰めにされる。希釈
剤の含まれていないポリマーを所望するのであるなら
ば、生成物中の希釈剤量は、エバポレーターを使用して
除去される。
【0037】B)の場合、もし生成物が固体で、結晶性
かつ非可溶性ポリマーであるときには、それは、スラリ
ープロセスまた塊状プロセスで製造される。この種のポ
リマーは、炭素数が13〜40であるα−オレフィン、
例えばテトラデセン−1、ヘキサデセン−1、オクタデ
セン−1、またはこれらの混合物が重合されることによ
り、製造される。その重合反応は、1基の、もしくは直
列に接続されるかあるいはバッチまたはセミバッチであ
る複数基のリアクターで、あるいは連続反応で行われる
ことができる。重合されるモノマーが希釈剤として使用
されるときには、溶媒は必要とされない。重合操作は、
前記A)にて説明されたのと同様である。
【0038】重合の後に、重合反応は、触媒失活剤を添
加することにより停止される。リアクター内容物が、未
反応モノマーおよび希釈剤からポリマーを分離するため
に濾過される。濾過後、ポリマーが、溶媒で洗浄され、
それから、乾燥装置に移送される。そのポリマーは、ポ
リマー中に加熱された窒素をパージすることにより乾燥
される。乾燥したポリマーは、エクストルーダー中で添
加剤を加えられることによりペレット化され、安定化さ
れる。モノマーと希釈剤との混合物は、蒸留カラムで蒸
留されて希釈剤とモノマーとが分離される。
【0039】C4 〜C40のα−オレフィンのホモポリマ
ーおよびコポリマーは、中間体として、および多くの異
なった組成物中の添加剤物質として、使用されることが
できる。例えば、フィルム、シート、パイプ、大容器、
ボトル等が、そのようなポリマーのみから、あるいはそ
のようなポリマーと他のポリマーとの混合物を使用する
ことにより、また、補助的に種々の添加剤を使用して、
製造されることができる。化粧品用製造物においては、
このポリマーは、基材油(ベースオイル)、あるいはワ
ックス、あるいは他の成分と混合されるときの成分とし
て、使用されることができる。それによって、そのベー
ス成分は、その生成物への適用に際して好ましい特性例
えばムラのない塗布性および良好な吸収性などの特性を
与える。
【0040】そのポリマーは、複合機器中の絶縁剤とし
て作用することができ、その場合、リレーやスイッチな
どのある構成部分中で、その低融点が活用される。
【0041】異なる装置および機械的構成部分の動きを
円滑にするために、あるいは保護すべき対象中に腐食性
物質が侵入するのを防止するために、あるいは異なる材
料の流動性を円滑にするために開発された潤滑剤におい
て、この発明により製造されるような、非結晶性で、か
つ炭化水素に可溶性であり、にもかかわらず高分子量
(1,000,000以上でさえある。)であるポリマ
ーが、添加剤として使用されることができる。
【0042】そのような特性は更に粘性と該ポリマーを
含有する組成物の他の特性とに重大な影響を与えること
ができる。この発明のプロセスにより得られた該ポリマ
ーが、パイプ中を流動する液体、例えばある容器から他
の容器へと移送され、しかもその移送される液体が高粘
度を有しているような液状炭化水素に、添加されるなら
ば、該ポリマーの添加は、その流動の内部潤滑剤によっ
て流動抵抗を減少させることができる。このことは、あ
る場合には猛烈な量によって示されるように、流動速度
の増加により、証拠付けられる。このような適用を図る
ための適正なポリマーは、特に、高級α−オレフィンの
線状ポリマーであり、その具体例として、ポリ−1−オ
クテン、ポリ−1−デセン、またはポリ−1−ドデセン
が挙げられる。一般的には、そのようなポリマーは、原
油ベースの原料あるいは合成油ベースの原料(原文;cr
ude-oil based or synthetic base stock)に混合される
と、潤滑油の粘度および粘性係数(原文;viscosity in
dex)(異なる二種の温度で測定された二種の粘度の比)
を改善することができる。オイルの粘性における温度依
存性の改善は、オイル粘性係数の増加を意味する。とい
うのは、低粘性係数は、温度によるオイル粘性の大きな
変化を意味するからである。そのような粘度減少のため
に開発された潤滑油は、低分子量を有し、典型的には
2,000〜30,000の範囲の分子量を有する。
【0043】非常な長鎖構造を有するC14〜C40のα−
オレフィンのホモポリマーおよびコポリマーは、固体で
あり、結晶性であり、室温においてワックス状である。
この発明における触媒は高活性をもってそのようなポリ
マーを生成させ、そして得られた生成物は非常に純度が
高い。この発明の方法によって得られたポリマーの、他
のポリマー例えば塩化ビニル、スチレンまたは各種オレ
フィンのホモポリマー、ポリブレンド、ブロックポリマ
ーまたはグラフトポリマー、またはそのようなポリマー
の混合物との混和性が、非常に良好である。
【0044】一成分として、この発明により得られたポ
リマーが、他のポリマーおよび/または成分と混合され
て、最終生成物が得られる。この最終生成物は、例えば
保険衛生空間における防湿性の要求される種々の建築材
料への塗装などのように、種々の材料への塗装としての
使用に好適であり、その用途における要求特性に応じ
て、遮音性、電気絶縁性、防湿性、および耐腐食性を改
善するという有利な特性が発揮される。該ポリマーは接
着剤としての使用にも好適である。更に、その安全な特
性のために、該ポリマーは、食料品と接触されても良
く、そのときには食料品の包装材料あるいは収納材料に
使用される。更に、該ポリマーは、安全に焼却されるこ
とができ、そのことは該ポリマーを含有する製品の廃物
処理に有益である。該ポリマーは、また、種々の燃料例
えば蝋燭およびそれに類するものにおける一成分として
使用されることもできる。
【0045】上で論述したように、後にAで表示された
この発明における触媒は、C4 〜C40のα−オレフィン
の重合において、従来の触媒(Bで表示される比較触
媒)よりも大きな活性を有している。このような改善向
上は、採用されたエステル交換に起因する。エステル交
換により触媒表面が正常に保たれ、これにより触媒が長
鎖α−オレフィンの重合に好適なものとなる。触媒A
は、ブテン−1の重合において、比較触媒の活性よりも
7倍の活性を達成する。触媒Aを使用して製造されたポ
リブテンは、高アイソタクティシティ(C13NMRの測
定によると95%)を有し、かつ優れた形態を有する。
これに対し、比較触媒Bを使用して製造されたポリブテ
ンは、極めて組織化されていない形態を有し、しかも粘
稠であった。更に、比較触媒Bは、長鎖α−オレフィン
すなわち1−ヘキサデセンおよび長鎖を有するオレフィ
ンなどの単独重合に使用されると不活性である。
【0046】プロピレンと長鎖α−オレフィンとの共重
合に使用されると、触媒Aは、長鎖構造を有するα−オ
レフィンがコモノマーとして使用されるときには、改善
された活性を示す。プロピレンと1−デセンまたは1−
ヘキサデセンの重合により、種々の製造物が得られる。
該コポリマー中のコモノマーユニット部分は、0.2〜
42%の範囲内で変化する。触媒Aを使用して製造され
るとき、コポリマーは、比較触媒Bを使用して得られる
製造物よりも、低度の結晶性および低融点を有する。融
点が低くなればなるほど、コポリマー中の長鎖コモノマ
ーユニット部分が多くなる。また、共重合における触媒
Aの活性は、比較触媒Bの活性よりも高い。
【0047】
【0048】
【実施例】以下の例において、エステル交換されたチー
グラーナッタ触媒を使用して、高級α−オレフィンの単
独重合あるいはそれとプロピレンとの共重合した例が示
される。
【0049】触媒の調製 (この発明に係る主触媒A)噴霧−結晶化法により調製
された51kgの支持体MgCl2 ・nEtOH(ただ
し、Etはエチル基を示し、nは2〜4であり、219
モルのMgを含有する。)が、不活性状態の下でリアク
ター内で、沸点が110℃である300リットルの炭化
水素(ネステオイ製品、LIAV)と混合された。その
ようにして得られたスラリーが、温度−15℃に冷却さ
れた。引き続き、600リットルの冷TiCl4 が添加
され、その温度が20℃に徐々に挙げられた。次に、1
2.4kg(31.8モル)の内部電子供与体であるフ
タル酸ジオクチル(DOP)が、リアクター内にチャー
ジされた。温度が130℃に挙げられた。そして、炭化
水素溶媒、TiCl4 および可溶性反応生成物が30分
後にリアクターから除去された。次いで、600リット
ルの新鮮なTiCl4 がリアクター内にチャージされ
た。引き続き、その混合物が120℃の一定温度に保持
された。1時間後、固体触媒が3回熱炭化水素(LIA
V110)で洗浄された。触媒が50〜60℃で窒素を
用いて乾燥された。
【0050】触媒組成物が分析され、その結果、Tiが
2.0重量%、Mgが15.2重量%、DOP(フタル
酸ジオクチル)が0.1重量%、DEP(フタル酸ジエ
チル)が14.3重量%およびClが50.3重量%で
あった。
【0051】(比較触媒としての主触媒B)この例にお
ける比較触媒は、フィンランド特許第70,028号お
よびEP特許第86,472号に記述されたのと本質的
に同じであった。これらの従来の触媒は、その調製プロ
セスにおいて採用されたチタン化温度(120℃)で本
質的なエステル交換が起こらなかったことを特徴とす
る。換言すると、これは、添加された内部電子供与体
は、チタン化段階の後における活性化された主触媒中で
その最初の形態のままに本質的に維持されるということ
を、意味する。
【0052】フィンランド特許第86,866号による
と、エステル交換段階は、TiCl4 の沸点である13
6℃に近い温度もしくはそれよりも高い温度で有利に行
われる。
【0053】(例1および9)重合が、5リットルの鋼
製リアクター中で、媒体として液状のプロピレンを使用
して、行われた。重合開始に先立ち、リアクターが真空
にひかれ、80℃に加熱され、その後20℃に冷却さ
れ、窒素でパージされた。
【0054】トリエチルアルミニウムおよび外部電子供
与体(例1における触媒Aについてはシネオール、およ
び例9における触媒Bについてはシクロヘキシルメチル
ジメトキシシランである。)が、40mlのヘプタンに
溶解された。得られた溶液の20mlがリアクター内に
注入された。主触媒が、溶液の残りと共にリアクター内
にチャージされた。重合が71mmolの水素を使用し
て行われた。最終的に、1,400gのプロピレンがリ
アクター内にチャージされた。重合温度は70℃であっ
た。
【0055】このようにして得られたプロピレンポリマ
ーのアイソタクティックインデックスが、ヘプテン抽出
法により決定された。重合状態、試薬量および結果が表
1に示される。
【0056】なお、例1および例9は比較例である。
【0057】(例2および10)重合が、気相で、5.
2リットルの鋼製リアクター中で、行われた。50gの
小径のポリプロピレン粒子が使用され、流動床の固相を
形成した。重合開始に先立ち、リアクターが真空にひか
れ、80℃に加熱され、その後50℃に冷却され、窒素
でパージされた。
【0058】アルキルアルミニウム(触媒Aについては
TIBAすなわちトリ−i−ブチルアルミニウムであ
り、触媒BについてはTEAすなわちトリエチルアルミ
ニウムであり、全量の98容量%が使用された。)およ
び外部電子供与体(触媒Aについてはシネオール、およ
び触媒Bについてはシクロヘキシルメチルジメトキシシ
ランであり、全量の97容量%が使用された。)が、2
0mlのペンタンに溶解された。得られた溶液の全量が
リアクター内に注入された。この主触媒が、最初にアル
キルアルミニウム(全量の2容量%)と反応し、次いで
電子供与体(全量の3容量%)と反応し、次いで0.3
mlの4−メチル−1−ペンテンと予備重合された。予
備重合の後に、主触媒がリアクターにチャージされた。
4.1mmolの水素が重合に使用された。重合が、
3.5時間65℃で7barに加圧されると共に連続的
に供給された1−ブテンと共に行われた。
【0059】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0060】(例3および11)重合が、5リットルの
リアクター中で、行われた。重合開始に先立ち、リアク
ターが真空にひかれ、80℃に加熱され、その後5℃に
冷却され、窒素でパージされた。
【0061】トリエチルアルミニウムおよび外部電子供
与体(触媒Aについてはシネオール、および触媒Bにつ
いてはシクロヘキシルメチルジメトキシシランであり、
全量の97容量%が使用された。)が、40mlのヘプ
タンに溶解された。得られた溶液25mlがリアクター
内に注入された。主触媒が、溶液の残りと共にリアクタ
ーにチャージされた。50℃におけるリアクター内の水
素分圧は7.9barであった。1−デセンがプロピレ
ンの代わりに使用された。モノマーが、リアクター内の
全液容量が1,150mlになるように、ヘプタンに溶
解された。重合が、5.2時間75℃で行われた。
【0062】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0063】(例4)重合が、5リットルの鋼製リアク
ター中で、液相で行われた。重合開始に先立ち、リアク
ターが真空にひかれ、80℃に加熱され、その後5℃に
冷却され、窒素でパージされた。
【0064】トリエチルアルミニウムおよび外部電子供
与体(触媒Aについてはシネオール)が、40mlのヘ
プタンに溶解された。得られた溶液25mlがリアクタ
ー内に注入された。主触媒が、溶液の残りと共にリアク
ターにチャージされた。50℃におけるリアクター内の
水素分圧は7.9barであった。最後に1,000m
lの1−デセンがリアクター内にチャージされた。重合
が、6分60℃で行われた。
【0065】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0066】(例5)重合が、5リットルの鋼製リアク
ター中で、行われた。重合開始に先立ち、リアクターが
真空にひかれ、80℃に加熱され、その後5℃に冷却さ
れ、窒素でパージされた。
【0067】トリエチルアルミニウムおよび外部電子供
与体(シネオール)が、40mlのヘプタンに溶解され
た。得られた溶液25mlがリアクター内に注入され
た。主触媒が、溶液の残りと共にリアクターにチャージ
された。水素は使用されなかった。最後にモノマー(4
80mlの1−デセン)が、リアクター内の全液容量が
2,530mlになるように、ヘプタンに溶解された。
重合が、22時間5℃で行われた。
【0068】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0069】(例6)2−フェニルプロピオンアルデヒ
ドジメチルアセタール(2−フェニルジメトキシエタ
ン)が電子供与体として使用され、水素分圧が65℃で
12barであり、リアクター内の全液容量が1,25
0mlになるようにモノマーがヘプタンに溶解された外
は、前記例3および11におけるのと同様にして、重合
が行われた。
【0070】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0071】(例7および12)重合が、2リットルの
鋼製リアクター中で、行われた。重合開始に先立ち、リ
アクターが真空にひかれ、80℃に加熱され、その後9
℃に冷却され、窒素でパージされた。
【0072】トリエチルアルミニウムおよび外部電子供
与体(触媒Aについてはシネオールであり、触媒Bにつ
いてはシクロヘキシルメチルジメトキシシランであ
る。)が、30mlのヘプタンに溶解された。得られた
溶液15mlがリアクター内に注入された。主触媒が、
溶液の残りと共にリアクターにチャージされた。水素は
使用されなかった。1−ヘキサデセンがプロピレンの代
わりに使用された。モノマーが、リアクター内の全液容
量が900mlになるように、ヘプタンに溶解された。
重合が、4時間9℃で行われた。
【0073】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0074】(例8)2モルの水素が使用され、重合温
度が60℃であり、使用された1−ヘキサデセンが40
0mlであり、リアクター内の全液容量が900mlで
あることの外は前記例7と同様にして、重合が行われ
た。
【0075】重合状態、試薬量および結果が表1に示さ
れる。
【0076】(例13,14,15および17)重合
が、2リットルの鋼製リアクター中で、行われた。重合
開始に先立ち、リアクターが真空にひかれ、80℃に加
熱され、その後30℃に冷却され、窒素でパージされ
た。
【0077】アルキルアルミニウム(触媒Aについては
TIBAであり、触媒BについてはTBAである。)お
よび外部電子供与体(触媒Aについてはシネオールであ
り、触媒Bについてはシクロヘキシルメチルジメトキシ
シランである。)が、30mlのヘプタンに溶解され
た。得られた溶液15mlがリアクター内に注入され
た。主触媒が、溶液の残りと共にリアクターにチャージ
された。11mmolの水素が使用された。コモノマー
(1−デセン)が、リアクター内の全液容量が900m
lになるように、ヘプタンに溶解された。プロペンとデ
セン−1との共重合を行うために加圧されたプロペンを
使用して重合が、4時間70℃で行われた。
【0078】重合状態、試薬量および結果が表2に示さ
れる。
【0079】(例16および18)1−ヘキサデセンが
コモノマーとして使用され、水素が使用されなかった外
は前記例13,14,15および17と同様にして、重
合が行われた。
【0080】重合状態、試薬量および結果が表2に示さ
れる。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【発明の効果】以上において詳細に説明されたように、
この発明によると、C4 −C40のα−オレフィンが高活
性触媒の助けにより重合されることができる。この発明
の方法によると、C4 −C40のα−オレフィンの単独重
合体およびC4 −C40のα−オレフィンと他のα−オレ
フィンとの共重合体が提供されることができる。
【0084】この発明により製造された、C4 −C40
α−オレフィン、特にC4 −C16のα−オレフィンの単
独重合体、およびC4 −C40のα−オレフィンと他のα
−オレフィン特にC2 〜C6 のα−オレフィンとの共重
合体は、多数および多種類の組成物中の添加剤および中
間物として使用され、流動性抵抗減少成分として、ある
いは基油として使用されることができ、また、ワック
ス、化粧品生成物または絶縁材中の一成分としても使用
されることができる。
【0085】この発明により製造されたC14〜C40のα
−オレフィンの単独重合体は、単独で、あるいは他のポ
リマーと共に、良好な特性を有するコーティング材とし
てあるいは接着剤等として使用されることができる。
【0086】特にこの発明により製造されるポリブテン
−1は高アイソタクティシティおよび優れたモルホロジ
ーを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における触媒を使用するこの発明の方
法を示す概念図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーグラーナッタ触媒を使用して、一段
    階または多段階で、C4 〜C40のα−オレフィンを単独
    重合させる方法またはこれと他のα−オレフィンとを共
    重合させる方法において、該触媒組成物が、塩化マグネ
    シウムと低級アルコールとで噴霧−結晶化法により形成
    された支持体に担持された、チタン化合物およびカルボ
    ン酸のアルキルエステルとにより形成された主触媒と、
    周期律表のI〜III 族に属する金属の有機金属化合物か
    ら形成された共触媒と、外部電子供与体とからなり、前
    記主触媒が、支持体のアルコール成分のアルキル基より
    も長い長鎖を有するアルキル基を有する電子供与体を組
    み込んでなり、前記アルキル基が支持体のアルキル基と
    エステル交換してなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の方法において、前
    記チタン化合物が、式Ti(OR)p4-p (ただし、
    Rは炭素数1〜30の炭化水素基であり、Xはハロゲン
    原子であり、pは0〜4の値を示す。)で示されること
    を特徴とする前記方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の方法にお
    いて、前記有機金属化合物がR’3-n AlXn (ただ
    し、R’は炭素数1〜30の炭化水素基であり、Xはハ
    ロゲン原子であり、nは0〜4の値を示す。)で示され
    ることを特徴とする前記方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項2または3に記載の方法にお
    いて、前記チタン化合物は、炭素数1〜20のアルキル
    基を含有することを特徴とする前記方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1,2または4に記載の方法
    において、前記有機金属化合物がトリアルキルアルミニ
    ウムである前記方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項1,2または3に記載の方法
    において、前記チタン化合物中におけるpの値が4であ
    る前記方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載の方法において、前
    記チタン化合物が四塩化チタンである前記方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載の方
    法において、触媒支持体が、MgCl2 とC1 〜C6
    脂肪族モノアルコールとにより形成された錯体化合物で
    ある前記方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8のいずれかに記載の方
    法において、C10〜C16のα−オレフィンが単独で重合
    され、またはエチレンおよび/またはプロピレンと共に
    共重合される前記方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の方法において、
    1−ブテンがホモ重合され、または1−ブテンとプロピ
    レンおよび/またはエチレンとが共重合される前記方
    法。
  11. 【請求項11】 前記請求項1〜8のいずれかに記載の
    方法において、プロピレンとC4 〜C40のα−オレフィ
    ンとが共重合される前記方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜11のいずれかに記載
    の方法において、使用された外部電子供与体が環状エー
    テル、ジエーテルまたはアルコキシシランである前記方
    法。
  13. 【請求項13】 前記請求項12に記載の方法におい
    て、前記外部電子供与体がシネオールまたは2−フェニ
    ルプロピオンアルデヒドジメチルアセタールである前記
    方法。
  14. 【請求項14】 前記請求項12に記載の方法おいて、
    前記外部電子供与体がシクロヘキシルメチルジメトキシ
    シランである前記方法。
  15. 【請求項15】 前記請求項1〜14のいずれかに記載
    の方法において、前記カルボン酸のアルキルエステルが
    4 〜C12のアルキルフタレートである前記方法。
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