JPH07144756A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH07144756A
JPH07144756A JP29485893A JP29485893A JPH07144756A JP H07144756 A JPH07144756 A JP H07144756A JP 29485893 A JP29485893 A JP 29485893A JP 29485893 A JP29485893 A JP 29485893A JP H07144756 A JPH07144756 A JP H07144756A
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JP
Japan
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moving
holding
spools
spool
hanging
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JP29485893A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Ariga
光治 有賀
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KARUCHIA MACH KK
Original Assignee
KARUCHIA MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、小型軽量化が可能であり、被
搬送物を所定の位置から他の所定の位置へ正確に移動さ
せることができる搬送装置を提供すること。 【構成】 ガイド部材10に案内されて移動可能に設け
られた移動部14を有し、移動部14から垂れ下がる複
数の吊り部材16の下端に被搬送物を保持する保持部1
8が備えられた搬送装置であって、吊り部材16が、金
属の薄肉帯材から形成され、保持部18を昇降可能に移
動部14に回転自在に配設されたスプール20に巻き取
り自在、繰り出し自在に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被搬送物を吊り上げた状態で搬送する搬
送装置には、従来から図8に示すようなものがある。こ
の搬送装置によれば、所定の高さに水平に架け渡された
レール60に案内されて水平方向に移動可能に設けられ
た移動部62を有し、その移動部62から垂れ下がるチ
ェーン64(またはワイヤ)、およびそのチェーン64
の下端に連結されて被搬送物66を吊り下げるフック部
68を備える。そして、チェーン64は、移動体62に
回転自在に設けられたスプール70に巻き取り自在、且
つそのスプール70から下方に繰り出しに設けられてい
る。このように構成された搬送装置によれば、被搬送物
66にロープ72をかけ、そのロープ72をフック68
にかけてスプール70を矢印方向に回転させ、チェーン
64を巻き取ることで被搬送物66を吊り上げることが
できる。そして、被搬送物66を所定の高さに吊り上げ
られた状態で、移動部62をレール60に沿って水平方
向に移動させることによって、その被搬送物66を所望
の位置に移動することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この搬
送装置では、チェーン64で被搬送物66を吊り下げて
いるため、全方向に揺れ易い。また、チェーン64がス
プール70に重ね巻きされる場合があるため、フック6
8を上下動させる際の位置の精度を十分に高めることが
できない。なお、チェーン64がスプール70に重ね巻
きされないように、チェーン64の巻き上げと同時にス
プール70を水平方向に送る機構を設けることも可能で
あるが、装置が複雑化してしまう。このため、この搬送
装置は、重量物を搬送する際には有効であるが、被搬送
物66を所定の位置から他の所定の位置へ正確に移動さ
せる用途、特に段積みおよび段降ろし作業をする用途に
は適しない。
【0004】ところで、被搬送物を正確に所望の位置に
移動させる搬送装置としては、水平方向に延びるレール
部材を、上下方向に延びる支柱に沿わせて上下動自在に
設け、被搬送物を保持する保持装置をそのレール部材に
沿って水平方向に移動自在に設けた装置がある。この搬
送装置では、レール部材を支柱に沿わせて上下動させる
から、支柱の強度を高めてあり、レール部材を上下動さ
せる機構としてボールネジを使用している。このため、
装置が大型化すると共に複雑化し、製造コストが高くな
るという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、構造が簡単で、
小型軽量化が可能であり、被搬送物を所定の位置から他
の所定の位置へ正確に移動させることができる搬送装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
ガイド部材に案内されて移動可能に設けられた移動部を
有し、該移動部から垂れ下がる複数の吊り部材の下端に
被搬送物を保持する保持部が備えられた搬送装置であっ
て、前記吊り部材が、金属の薄肉帯材から形成され、前
記保持部を昇降可能に前記移動部に回転自在に配設され
たスプールに巻き取り自在、繰り出し自在に設けられて
いることを特徴とする。
【0007】また、前記搬送装置において、前記金属の
薄肉帯材から形成された吊り部材の帯面と、移動部の移
動方向が平行となるように、前記スプールがその回転軸
心と前記移動部の移動方向が平行に配設されていること
で、移動による慣性力が作用した場合でも搬送方向の揺
れを防止し、被搬送物を所定の位置に好適に搬送するこ
とができる。
【0008】また、一対の前記スプールをその回転軸心
同志が平行となるように並べ、該一対のスプールが同期
して共に内側に回転する際には前記吊り部材を巻き上
げ、該一対のスプールが同期して共に外側に回転する際
には前記吊り部材が下方に繰り出されるよう、該吊り部
材がスプールの外側部から垂れ下がるように設けられて
いることで、一対の吊り部材のスパンを効率良く最大に
取ることができ、保持部をバランス良く吊ることができ
る。
【0009】また、前記保持部が、前記吊り部材の下端
に連結されて設けられた本体部と、該本体部の両端部の
それぞれに中途部で回動可能に設けられた挟持片と、各
挟持片ごとに前記本体部の上面側と前記挟持片の上端部
との間に連結されたシリンダ装置とを具備し、該シリン
ダ装置を伸長させた際に対向する前記挟持片の下端部間
で被保持物を挟持して保持する機構とすれば、隣接する
段積み物等との干渉を最小限とすることができ、きのこ
栽培用のコンテナのように密に段積みすることが要求さ
れる用途で有効である。
【0010】さらに、前記搬送装置において、複数のス
プールをその回転軸心が移動部の移動方向と平行になる
ように配設し、他の複数のスプールをその回転軸心が移
動部の移動方向と直交するように配設することで、より
揺れを防止することができ、被搬送物を正確な位置へ好
適に搬送することができる。
【0011】
【作用】本発明の搬送装置によれば、複数の吊り部材
が、金属の薄肉帯材から形成され、被搬送装置を保持す
る保持部を昇降可能に、スプールに巻き取り自在、繰り
出し自在に設けられている。このように、吊り部材が、
金属の薄肉帯材から形成されているから、重量物を吊り
下げる引張強度を十分に得ることができ、チェーンまた
はワイヤのように容易に捩じれたり揺れたりすることな
く、吊り部材をスプールに巻き上げ、スプールから繰り
出すことができる。なお、保持部は所定の重量を有して
いるため、吊り部材を好適に引っ張るように作用する。
吊り部材の材質が金属であっても薄肉であるから、永久
変形することなく、吊り部材は真っ直ぐに繰り出され
る。
【0012】また、吊り部材は金属の薄肉帯材なので、
数十回程度巻回してもスプールの外径の変化は小さく、
ほぼ同じ位置から吊り部材を巻き上げ、繰り出すことが
可能である。このため、ガイドを特別に設ける必要はな
く、装置をシンプルに構成でき、巻き取り径の変化によ
る揺れも発生しない。
【0013】また、本発明の吊り部材は常に幅全体で巻
き重ねられるので、吊り部材を均一に巻き上げ、繰り出
すことができ、複数の吊り部材間で相互に同期を取るこ
とも容易にできる。すなわち、保持部を傾けることなく
好適に上下動させることができる。(これに対して、従
来のチェーンまたはワイヤでは、不均一な重ね巻きによ
って、吊り部材を均一に巻上げ、繰り出すことができな
い場合がある。)
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる搬送装置
の一実施例を示す正面図であり、図2は図1の搬送装置
の側面図である。また、図3は図1の実施例の吊り上げ
機構の概要を説明する説明図である。10はガイド部材
であり、複数の支柱11の上部に架け渡されて水平方向
に延びた状態に固定されている。14は移動部であり、
ガイド部材10に案内されて水平方向(矢印A方向)に
移動可能に設けられている。
【0015】16は吊り部材であり、本実施では移動部
の四箇所から垂れ下がっている。この複数の吊り部材1
0の下端に、被搬送物であるきのこ栽培用のコンテナ1
2を保持する保持部18が連結されている。また、この
吊り部材16は、金属の薄肉帯材から形成されており、
保持部18を昇降可能に移動部14に回転自在に配設さ
れたスプール20に巻き取り自在、繰り出し自在に設け
られている。吊り部材16の材質としては、単なる鉄
材、バネ材として使用される鋼材、ステンレス材等が使
用される。
【0016】吊り部材16は、例えば、その厚さを0.
15mm、その巾を100mmとすれば、鉄材の通常の
引張強度から計算しても一枚当たり約500kgの重量
物を吊り下げることができる。本実施例のように四枚の
吊り部材16を使用すれば、最大約2トンの重量物まで
吊り下げることも可能である。また、スプールの径を約
8cmと設定すれば、吊り部材16を約10回巻回する
ことで、保持部18を約2.5m上下動(矢印B方向)
させることができる。またスプールの外径は、直径にし
て約3mmだけ大きくなる。このように吊り部材16を
巻き取っても、その外径に変化が少ないため、吊り部材
16の垂れ下がり方向を案内する特別なガイドを要せ
ず、巻き取り径の変化による揺れも最小限に抑制でき
る。
【0017】前記保持部18は、吊り部材16の下端に
連結されて設けられた本体部22と、本体部22の両端
部22a、22bのそれぞれに中途部で回動可能に設け
られた挟持片24、25と、各挟持片24、25ごとに
本体部22の上面側に設けられて突起部26と挟持片2
4、25の上端部24a、25aとの間に連結されたシ
リンダ装置28、29とを具備する。このシリンダ装置
28、29を伸長させた際には、対向する挟持片24、
25のパイプが横設された下端部24b、25b間でコ
ンテナ12を挟持して保持できる。なお、本実施例で
は、図2に示すように三個のコンテナ12を同時に吊り
上げることができるようにパイプが延設されて下端部2
4b、25bが形成されている。そして、シリンダ装置
28、29を収縮させることで、コンテナ12を保持し
ている状態を解除することができる。
【0018】また、このようにシリンダ装置28、29
等は本体部22の上部に配設されており、外側部から突
き出ない構造となっており、挟持片24、25の回動範
囲も小さく設定されている。このため、図1に示すよう
に隣り合うコンテナ12が段積みされた段積部に間隔が
狭くても、隣接するコンテナ12に干渉することなく、
コンテナ12を段積みすることができる。すなわち、保
持部18がコンパクトに形成されているため、先に載置
されたコンテナ12等に干渉することなく、コンテナ1
2を限られた広さを有する場所に密に段積みすることが
できる。
【0019】ところで、図3に示すように、金属の薄肉
帯材から形成された吊り部材16の帯面と、移動部14
の移動方向(矢印A方向)が平行となるように、スプー
ル20がその回転軸30の軸心と移動部14の移動方向
が平行に配設されていることで、移動による慣性力が作
用した場合でも移動方向の揺れを防止し、コンテナ12
を所定の位置に好適に搬送することができる。なお、移
動方向に直交する方向に何らかの力が作用した場合に
は、吊り部材16が曲がり易い方向に力が作用するため
保持部18は揺れるが、通常の段積み・段降ろし作業の
場合には、この方向には力が作用しないので、実際的に
は問題とならない。
【0020】また、図3に示すように、本実施例では、
一対のスプール20、20をその回転軸30、30の軸
心同士が平行となるように並べてある。そして、一対の
スプール20、20が同期して共に内側(矢印C方向)
に回転する際には吊り部材16、16を巻き上げ、一対
のスプール20、20が同期して共に外側(矢印D方
向)に回転する際には吊り部材16、16が下方に繰り
出されるよう、吊り部材16、16がスプール20、2
0の外側部から垂れ下がるように設けられている。この
ように、所定の構成の中で、一対の吊り部材16、16
のスパンを効率良く最大に取ることができ、保持部18
をバランス良く吊ることができる。
【0021】次に、四個のスプール20を同期させて、
上記のように作動させる駆動機構の具体例について、図
4〜6に基づいて詳細に説明する。図4は移動部14を
上から透視してその構成を見た平面図、図5は図4のX
矢視図(正面図)、図6は図4のY矢視図(側面図)で
ある。32は天板部であり、この下面に軸受け部34等
が突設され、各構成部材が装着されている。二本の回転
軸30の軸心同士が、平行となるように並べられて、回
転自在に軸受け部24で軸受けされている。この回転軸
30は移動部14の移動方向に平行に配設されている。
また、各回転軸30には所定の間隔をおいて二つのスプ
ール20、20が装着されており、図3の配列例と同様
に配設され、吊り部材16がスプール20の外側から垂
れ下がるように設けられている。
【0022】36はモータであり、その回転数等を制御
可能なサーボモータあるいはステッピングモータが利用
されている。38はギアボックスであり、モータ36の
駆動力を出力軸の両端に装着した起動かさ歯車40から
出力する。各起動かさ歯車40、40は、各回転軸3
0、30に装着された従動かさ歯車42、42に歯合さ
れている。起動かさ歯車40、40が正面(図5参照)
から見て反時計方向に回転すると、四個のスプール20
は同期して共に内側方向に回転され、吊り部材16が巻
き上げられる。反対に起動かさ歯車40、40が正面か
ら見て時計方向に回転すると、四個のスプール20は同
期して共に外側方向に回転され、吊り部材16が下方に
繰り出される。
【0023】46はローラであり、天板32の下面に設
けられた軸受け部48に軸受けされている回転軸49の
両端に装着されている。回転軸49は、移動部14の両
前後端部に配設されており、一方は動力(移動用モータ
50)によって回転するように設けられている。図4お
よび図6に示すように、移動駆動モータ50の出力軸5
1に設けられたスプロケットと、回転軸49に設けられ
たスプロケット49とがチェーン54で連繋されてい
る。移動駆動モータ50には回転数を制御可能に発進お
よび停止可能なブレーキモータサーボモータが使用され
ており、その回転速度をインバータによって制御してい
る。このように構成された移動機構によれば、ローラ4
6は図6に示すようにガイド部材10の水平部10a上
を走行する。移動駆動モータ50は、インバータを有す
る制御手段によって、回転がゆっくり上がり、ゆっくり
下がるように制御され、また、回転数を落としたところ
でブレーキがかかるように制御される。これにより、正
確な位置で停止でき、慣性力による保持部18の揺れを
防止している。なお、移動部14の移動量の精度をさら
に向上させるには、水平部10aにラックを設け、ロー
ラ46に代えてピニオンギアとすることも可能である。
【0024】56は横揺れ防止ローラであり、図6に示
すように天板32の下面に回転自在に設けられ、回転面
が天板32の側方に若干はみ出るように配設されてい
る。この横揺れ防止ローラ56は、ガイド部材10の内
面に当接して、移動部14が移動する際に横揺れするこ
とを防止しつつ、移動部14が好適に移動されるよう
に、その滑りを良好にしている。
【0025】次に、本実施例の使用方法について図1に
基づいて説明する。きのこ培養用瓶が積載されたコンテ
ナ12が、コンベア58の所定位置に図示しない搬送手
段によって搬送される。コンベア58の直上に位置する
移動部14に設けられたスプール20が外側方向に回転
されることで、吊り部材16が繰り出され、保持部18
が下降される。このとき、保持部18の一対の挟持片2
4、25は開いた状態にある。保持部18がコンテナ1
2を保持可能な高さ位置に達したところで、一対の挟持
片24、25がシリンダ装置28、29が伸長すること
によって内側方向へ回動される。そして一対の挟持片の
下端部24b、25bがコンテナ12の周囲に設けられ
た鍔の直下でコンテナ12を挟む。この状態でスプール
20を内側に回転させると、吊り部材16が巻き上げら
れ、保持部18に保持されたコンテナ12が吊り上げら
れる。
【0026】次に、移動部14に搭載された移動機構に
よって、コンテナ12を所定の段積み位置まで水平方向
に移動させる。そして、スプール20を外側方向に回転
させることで、保持部18をコンテナ12が載置される
所定の高さ位置まで降ろす。その状態で、保持部18の
一対の挟持片24、25を開いて、コンテナ12を載置
した後、保持部18は再び上昇される。このとき、保持
部18は、水平方向に移動する際に既に積み重ねられた
コンテナ12に干渉しない程度まで上昇されれば良く、
その都度最上部まで吊り上げることを要しない。このよ
うに、保持部18の吊り上げ高さを制御することで、作
業の効率的に行うことができる。また、保持部18の吊
り上げ高さを制御するには、スプール20を回転させる
モータの回転を制御することによって容易になされる。
【0027】次に、移動部14を水平方向に移動させ
て、保持部18を前記コンベア58の直上位置まで移動
させ、段積み作業の一サイクルが完了する。このサイク
ルを繰り返すことで、コンテナ12を自動的かつ能率良
く段積みをすることができる。なお、以上の作業を逆に
行えば、コンテナ12の段降ろしを好適に行うことがで
きるのは勿論のことである
【0028】次に、図7に基づいて他の実施例について
説明する。図7に示すように、複数のスプール20をそ
の回転軸心が移動部14のある移動方向と平行になるよ
うに配設し、他の複数のスプールをその回転軸心が移動
部14の前記移動方向と直交するように配設すること
で、より保持部18の揺れを防止することができ、被搬
送物を正確な位置へ好適に搬送することができる。この
ようにスプール20が配設されることで、一方向のみに
移動部14を移動する場合には、不測の外力が移動部の
移動方向以外の方向から加わった際にも保持部18の揺
れをよりを緩和することができる。また、このようにス
プール20を配設することで、直交する二方向に保持部
18を移動させる場合にも、保持部18の揺れを防止す
ることができるのは勿論のことである。
【0029】ところで、以上の実施例において、吊り部
材16は単なる帯材に限定されることはなく、バネ鋼を
利用して、巻き尺に使用されている帯状のスチールのよ
うに、引き延ばされた際には断面が弧状に付形される部
材を利用してもよい。このように、吊り部材16が付形
されることで、吊り部材16の剛性が向上し、保持部1
8の揺れを抑制することができる。
【0030】また、図1の実施例では、ガイド部材10
および支柱11から構成される枠体状の本体が設けら
れ、この本体の下部にキャスタが装着された可動タイプ
の搬送装置について説明したが、この構成に限られるこ
とはない。本体に自走用の駆動装置を取り付け、装置全
体を自走させることも可能であり、また、ガイド部材1
0を現場の天井部に直接取り付けて利用することも可能
である。以上、本発明の好適な実施例について種々述べ
てきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの改変
を施し得るのは勿論のことである。
【0031】
【発明の効果】本発明の搬送装置によれば、複数の吊り
部材が、金属の薄肉帯材から形成され、被搬送装置を保
持する保持部を昇降可能に、スプールに巻き取り自在、
繰り出し自在に設けられている。このため、本発明の搬
送装置によれば、構造が簡単で小型軽量化ができるた
め、製造コストを低減することができる構成であると共
に、被搬送物を所定の位置から他の所定の位置へ正確に
移動させることができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる搬送装置の一実施例を示す正面
図。
【図2】図1の実施例の側面図。
【図3】図1の実施例の吊り上げ機構の概要を説明する
説明図。
【図4】図1の実施例の駆動機構の詳細を示す平面図。
【図5】図4の実施例の駆動機構の詳細を示す正面図。
【図6】図4の実施例の駆動機構の詳細を示す側面図。
【図7】本発明にかかる吊り上げ機構の他の実施例の概
要を説明する説明図。
【図8】従来の技術を説明する説明図。
【符号の説明】
10 ガイド部材 12 コンテナ 14 移動部 16 吊り部材 18 保持部 20 スプール 22 本体部 24 挟持片 25 挟持片 26 突起部 28 シリンダ装置 29 シリンダ装置 30 回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド部材に案内されて移動可能に設け
    られた移動部を有し、該移動部から垂れ下がる複数の吊
    り部材の下端に被搬送物を保持する保持部が備えられた
    搬送装置であって、 前記吊り部材が、金属の薄肉帯材から形成され、前記保
    持部を昇降可能に前記移動部に回転自在に配設されたス
    プールに巻き取り自在、繰り出し自在に設けられている
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記金属の薄肉帯材から形成された吊り
    部材の帯面と、移動部の移動方向が平行となるように、
    前記スプールがその回転軸心と前記移動部の移動方向が
    平行に配設されていることを特徴とする請求項1記載の
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 一対の前記スプールをその回転軸心同志
    が平行となるように並べ、該一対のスプールが同期して
    共に内側に回転する際には前記吊り部材を巻き上げ、該
    一対のスプールが同期して共に外側に回転する際には前
    記吊り部材が下方に繰り出されるよう、該吊り部材がス
    プールの外側部から垂れ下がるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部が、前記吊り部材の下端に連
    結されて設けられた本体部と、該本体部の両端部のそれ
    ぞれに中途部で回動可能に設けられた挟持片と、各挟持
    片ごとに前記本体部の上面側と前記挟持片の上端部との
    間に連結されたシリンダ装置とを具備し、該シリンダ装
    置を伸長させた際に対向する前記挟持片の下端部間で被
    保持物を挟持して保持することを特徴とする請求項1、
    2または3記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 複数のスプールをその回転軸心が移動部
    の移動方向と平行になるように配設し、他の複数のスプ
    ールをその回転軸心が移動部の移動方向と直交するよう
    に配設したことを特徴とする請求項1、3または4記載
    の搬送装置。
JP29485893A 1993-11-25 1993-11-25 搬送装置 Pending JPH07144756A (ja)

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JP29485893A JPH07144756A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 搬送装置

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JP29485893A JPH07144756A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 搬送装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100551240B1 (ko) * 2003-02-14 2006-02-09 오명수 자동 로드-언로드 장치
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CN103863832A (zh) * 2014-04-01 2014-06-18 常州市荣创自动化设备有限公司 码垛机的物料包重量自秤自检自分类码垛装置
JP2016034865A (ja) * 2014-08-02 2016-03-17 株式会社ナベル 段積装置および段積方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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