JPH0714347U - シールリングの検査装置 - Google Patents

シールリングの検査装置

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JPH0714347U
JPH0714347U JP4454693U JP4454693U JPH0714347U JP H0714347 U JPH0714347 U JP H0714347U JP 4454693 U JP4454693 U JP 4454693U JP 4454693 U JP4454693 U JP 4454693U JP H0714347 U JPH0714347 U JP H0714347U
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seal ring
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長嶋嘉明
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査コストを低減するとともに、検査時間を
短縮することができるシールリングの検査装置を提供す
る。 【構成】 上治具2と下治具3との間にシールリング1
を配置し、各者1、2、3間にキャビティ4を形成す
る。上治具2にキャビティ4を外部と導通させるポート
5を形成し、このポート5に圧力検出器6を接続する。
上治具2と下治具3とを合致すると、シールリング1が
圧縮されてキャビティ4の内圧が上昇し、圧力検出器6
で圧力変化が検出される。シール面9、10に欠陥があ
るとキャビティ4の密封状態が不良となるので、両治具
2、3でシールリング1を圧縮してもキャビティ4の内
圧は上昇しない。よって、シールリング1が不良である
ときは、圧力検出器6は挙動を示さない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はシールリングの検査装置に関し、例えばパッキンやガスケットとい ったシール装置のシール性能を検査する際に使用されるシールリングの検査装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
一般に、パッキン等のシール品目において、そのシール面に欠陥(傷、欠肉、 ヒケ、異物等)があると、設計通りの充分なシール性能を得ることができないの で、当該シール面を検査する必要がある。そこで、従来ではシール面の外観を目 視等で確認検査したり、あるいは、以下に説明する検査装置を用いて所謂リーク 検査を行ったりしていた。
【0003】 図3に、従来知られているシールリングの検査装置の一例を示す。 すなわち、図3に示してある検査装置は、上下端面でシールを行うシールリン グ31のシール性能を検査するもので、上治具32と下治具33とリーク検査装 置45とを具えている。上治具32と下治具33とは、その両者間にシールリン グ31が配置されることで内部にキャビティ34を形成する。下治具33には、 キャビティ34と連通する圧力ポート43が形成され、この圧力ポート43にリ ーク検査装置45が接続されている。
【0004】 図3において、被検査対象であるシールリング31は所謂Oリングであって、 ゴム状弾性体よりなり、その上下端面でシールを行うものである。このため、シ ールリング31は、図示しないシール相手部材との圧接により、上端面に環状の 上シール面39が、また下端面に環状の下シール面40がそれぞれ形成されるよ うになっている。
【0005】 このシールリング31は、上治具32と下治具33との間に配設される。 上治具32は、その下面がシールリング31の上端面と接離可能であり、また 、下治具33は、その上面がシールリング31の下端面と接離可能である。そし て、上治具32と下治具33との間にシールリング31を配置することで、各者 31、32、33が協働してその内部にキャビティ34を形成するようにしてあ る。
【0006】 ここでは、上治具32は、シールリング31を受入れることができる大きさで 下方に開口する凹所37を有しているもので、この上治具32は下治具33と合 致可能となっている。このとき、上治具32と下治具33との間には、シールリ ング31を配設可能な設置空間41が形成される。
【0007】 そして、設置空間41にシールリング31を配置した状態で上治具32と下治 具33とを合致すると、シールリング31は、両治具32、33間に挟持されて 所定量で圧縮変形され、同時に、上治具32の凹所37の底面との接触面に上シ ール面39が形成されるとともに、下治具33の上面との接触面に下シール面4 0が形成されるようにしてある。
【0008】 下治具33には、これと上治具32とシールリング31とにより区画されたキ ャビティ34を外部に連通させる圧力ポート43が形成され、この圧力ポート4 3に、図示しない配管を介してリーク検査装置45が接続される。これにより、 キャビティ34は、圧力ポート43を介してリーク検査装置45と連通すること となる。このリーク検査装置45は、圧力ポート43からエア等の作動流体を導 入・放出するための圧力源と、この圧力源の駆動により変化するキャビティ34 の内圧を測定する測定器とを具えたものである。
【0009】 なお、44はリークの逃がし穴であって、この逃がし穴44は、上治具32と 下治具33とで形成された設置空間41のうち、シールリング31で外側に区画 された空間を外部に連通させるために上治具32に形成されたものである。シー ルリング31に漏れ(リーク)が発生した場合、このリークは、逃がし穴44を 介して導入・放出されることとなる。
【0010】 上記のように構成されたシールリングの検査装置は、設置空間41の所定の箇 所にシールリング31を配置した上で、上治具32と下治具33とを合致し、こ ののち、リーク検査装置45によりシールリング31のシール性能が検査される ようになっている。
【0011】 まず、上治具32と下治具33との間に形成される設置空間41にシールリン グ31を配置し、次いで上治具32と下治具33とを合致し、その状態で保持す る。
【0012】 このとき、シールリング31は、上治具32と下治具33とで挟持されて圧縮 変形し、その上端面が上治具32の凹所37の底面に圧接することで上シール面 39を形成するとともに、下端面が下治具33の上面に圧接することで下シール 面40を形成するようになる。すると、上治具32と下治具33との間がシール リング31によりシールされ、これにより、設置空間41が、上治具32と下治 具33とシールリング31とで区画されて、シールリング31の内側に密封され たキャビティ34を形成するようになる。
【0013】 こののち、リーク検査装置45の圧力源を駆動させることにより、圧力ポート 43を介してキャビティ34内に圧力を導入または放出し、キャビティ34の内 圧が所定値になったところで圧力の導入・放出を停止する。そして、リーク検査 装置45が具えてある測定器により、キャビティ34の内圧の経時的変化を測定 する。この圧力測定により、キャビティ34の内圧に変化があった場合には、シ ールリング31の上シール面39または下シール面40から漏れがあることを判 断し、また、内圧に変化が無かった場合には、上下シール面39、40から漏れ が無く適正のものであると判断していた。
【0014】 つまり、シールリング31の上下シール面39、40に欠陥(傷、欠肉、ヒケ 、異物等)があると、その部分のシール性が低下し漏れが生じる。したがって、 上下シール面39、40に欠陥があった場合に、リーク検査装置45の圧力源か ら圧力ポート43を介してシールリング31の内側であるキャビティ34に所定 圧力を導入すると、その導入された圧力は、上下シール面39、40の欠陥部分 を通じて逃がし穴44から漏れるようになるため、キャビティ34の内圧が所定 値よりも低くなる。このため、このキャビティ34の内圧の変化を測定器で所定 時間測定することで漏れ(リーク)があったことを判断できる。 以上の結果、リーク検査装置45を使ってキャビティ34の内圧を測定するこ とで漏れの有無を判断し、これにより、シール性能を検査することができるよう になっている。
【0015】 しかしながら、このような従来のシールリングの検査装置にあっては、高価な リーク検査装置を必要とするので、検査のコストが高いという問題点があった。 また、シール性能を検査するにあたって、リーク検査装置でキャビティ34の内 圧を測定するためには、どうしても所定の測定時間が必要であるために、検査作 業が長くなってしまうものであった。
【0016】 この考案は上記の問題点を解消し、シール性能を検査するにあたって、その検 査コストを低減することができるとともに、短時間で検査を行うことができるシ ールリングの検査装置を提供することを目的とする。
【0017】
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記の問題点を解消するために、ゴム状弾性体よりなるシールリン グの上端面に接離可能な端面を有する上治具と、前記シールリングの下端面に接 離可能な端面を有する下治具とを具え、前記上治具と下治具との間に前記シール リングを配置した際に、それらが協働して内部にキャビティを形成し、前記キャ ビティ内の圧力を測定することにより前記シールリングのシール性能を検査する シールリングの検査装置であって、前記上治具又は下治具に前記キャビティを外 部へ導通させるポートを設けるとともに、このポートに圧力検出器を接続し、前 記上治具と下治具とが前記シールリングの両面と当接して前記キャビティを形成 したのち、前記上治具と下治具とでシールリングを圧縮した際、前記キャビティ 内に生じた圧力変化を前記圧力検出器で検出するという構成を有しているもので ある。
【0018】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、簡単な構成で、シールリングの シール性能の検査を容易に行うことができるようになっている。 すなわち、シールリングを上治具と下治具とで圧縮した際に、圧力検出器に挙 動があるかどうかで、シール性能の良否を判断することができるようになってい る。
【0019】 つまり、上治具と下治具との間にシールリングを当接状態で配置したのち、両 治具でシールリングを圧縮すると、キャビティの体積を減少させながらその内部 の圧力が上昇するようになる。すると、このキャビティ内の圧力の上昇は圧力検 出器により検出されることになり、これにより、キャビティがシールリングによ り適正に密封されていることを判断できる。 このような挙動を示すのはシールリングのシール性能が適正であるときであっ て、シール性能に欠陥があるときには、シールリングの圧縮時にキャビティ内に 生じる圧力が外部に漏れてしまうので、圧力検出器による圧力上昇の検出はなさ れない。
【0020】 そしてこの場合、上治具と下治具とでシールリングを圧縮した際に、即時に、 キャビティ内に生じた圧力変化を圧力検出器で検出できるので、迅速な検査を可 能とすることができる。
【0021】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。 図1は、この考案によるシールリングの検査装置の一実施例を示す図であり、 図2は図1における要部を示す図である。 すなわち、図1および図2に示すシールリングの検査装置は、上下端面でシー ルを行うゴム状弾性体よりなるシールリングのシール性能を検査する装置であっ て、上治具2と下治具3と圧力検出器6とを具えている。上治具2と下治具3と の間にシールリング1を配置すると、各者1、2、3間にキャビティ4が形成さ れる。上治具2には、キャビティ4を外部へ導通させるポート5が形成され、こ のポート5に圧力検出器6を接続する。そして、上治具2と下治具3とでシール リング1を圧縮した際に、キャビティ4内に生じた圧力変化を圧力検出器6で検 出するようにしてある。
【0022】 図1および図2において、被検査対象であるシールリング1はゴム状弾性体よ りなるもので、その上下端面でシールを行うものである。このため、シールリン グ1は、図示しないシール相手部材に対して圧接されることにより、上端面に環 状の上シール面9が、また下端面に環状の下シール面10がそれぞれ形成される ようになっている。なお、ここでは一例として、肉厚(線径)wを有した所謂O リングを使用する。
【0023】 このシールリング1は、上治具2と下治具3との間に配設される。 上治具2は、その下面がシールリング1の上端面と接離可能であり、また、下 治具3は、その上面がシールリング1の下端面と接離可能である。そして、上治 具2と下治具3との間にシールリング1を配置することで、それら1、2、3が 協働してその内部にキャビティ4を形成するようにしてある。
【0024】 ここでは、上治具2は、シールリング1を受入れることができる大きさで下方 に開口する凹所7を有していて、この凹所7の開口端面が、下治具3に対する当 接面Cとして形成されている。他方、下治具3は、その上面に、上治具2に対す る当接面Bが形成されていて、上治具2と下治具3とは当接面Cと当接面Bとの 当接により合致可能である。このとき、上治具2と下治具3との間には、シール リング1を配設可能な大きさの設置空間11が形成される。
【0025】 また、下治具3には、その当接面Bよりも上方に突出してキャビティ4内に位 置可能であるとともに、凹所7の底面Aとの対向面間が所定距離で離間する凸部 8を有している。そして、上治具2と下治具3とを合致した際には、凸部8の外 側端面と凹所7の内側端面との対向面間でシールリング1の凡その位置決めを行 うようにしてある。
【0026】 シールリング1には、所謂つぶし代と呼ばれる所定の圧縮代αが設定される。 つまり、上治具2と下治具3とを合致した際には、シールリング1の上端面に接 触する凹所7の底面Aと、シールリング1の下端面に接触する当接面Bとの対向 面間の距離hが、シールリング1の自然状態の肉厚wよりも小さくなるように凹 所7の深さを設定しておく。これにより、凹所7と凸部8とでシールリング1が 位置決めされた状態で両治具2、3を合致すると、図2にも示すように、シール リング1は両治具2、3間に挟持されて圧縮変形され、同時に、上治具2の凹所 7の底面Aとの接触面に上シール面9が形成されるとともに、下治具3の当接面 Bとの接触面に下シール面10が形成されることとなる。
【0027】 上治具2には、これと下治具3とシールリング1とにより区画されたキャビテ ィ4を外部に連通させるポート5が形成され、このポート5に圧力検出器6が接 続される。これにより、キャビティ4は、ポート5を介して圧力検出器6と連通 することとなる。この圧力検出器6は、圧力が作用した際に挙動を示す例えば一 般的な圧力計等であって、ポート5を介して作用するキャビティ4の内圧の変化 を検出し、圧力変化の有無、またはその圧力変化が所定量に達したかどうかを示 すものである。
【0028】 次に、上記のものの作用を説明する。 このシールリングの検査装置は上記のように構成したことにより、設置空間1 1の所定の箇所にシールリング1を配置した上で、上治具2と下治具3とを合致 し、このときの圧力検出器6が示す挙動により、シールリング1のシール性能を 検査することができるようになっている。
【0029】 まず、上治具2と下治具3との間に形成される設置空間11に、上治具2の凹 所7の内側周面と、下治具3の凸部8の外側周面との対向面間で位置決めした状 態でシールリング1を配置し、上治具2を降下させる。すると、シールリング1 は、その上端面が上治具2の凹所7の底面Aに接触することで上シール面9を形 成し、また、下端面が下治具3の当接面Bに接触することで下シール面10を形 成するようになる。このため、上下シール面9、10が接触相手治具2、3との 間を密閉することで、上治具2と下治具3とで形成される設置空間11がシール リング1で区画され、このシールリング1の内側に形成されたキャビティ4が密 封されることとなる。
【0030】 次いで、上治具2の当接面Cが下治具3の当接面Bに当接するまで上治具2を 下降し、上治具2と下治具3とを合致し、その状態を保持する。このとき、上治 具2と下治具3とが合致状態にあるときの当接面B、C間の距離hは自然状態の シールリング肉厚wよりも小さいので、シールリング1は、上治具2の下降に伴 って、上治具2と下治具3とで挟持されて軸線方向に圧縮変形することになる。
【0031】 すると、このシールリング1の圧縮変形によりキャビティ4の体積が減少し、 これに伴ってキャビティ4の内圧が上昇することとなる。そして、このキャビテ ィ4内に生じた圧力の上昇分はポート5を介して圧力検出器6に導かれ、この圧 力検出器6によって圧力の上昇があったことが検出される。この結果として、上 昇したキャビティ1の内圧がシールリング1の上下シール面9、10から漏れて いないことを確認することができ、これにより、シールリング1のシール状態が 良好であることを知ることができる。
【0032】 上記の場合、圧力検出器6が挙動を示すのは、シールリング1が上治具2と下 治具3との間をシールしてキャビティ4を良好に密封しているときであって、キ ャビティ4の密封状態が不良であると、圧力検出器6に圧力が検出されない。
【0033】 例えば仮に、上シール面9又は下シール面10に、圧縮代α以上の欠陥(傷、 欠肉、ヒケ、異物等)があると、上下治具2、3でシールリング1を圧縮してキ ャビティ4の体積を減少させても、圧力検出器6には圧力が検出されない。
【0034】 すなわち、シール面9、10上に欠陥があるとキャビティ4が密封されなくな るので、シールリング1の圧縮によりキャビティ4の体積を減少させても、その 減少した体積分のエアはシール面9、10の欠陥部分を通って外部に漏れ出して しまい、結果的にキャビティ4の内圧が上昇しないようになる。したがって、シ ールリング1の圧縮時に、キャビティ4に所定の内圧が得られないことにより、 圧力検出器6が圧力の変化を検出しないので、シールリング1のシール状態が不 良であることを知ることができる。
【0035】 つまり、上記のシールリングの検査装置は、圧力検出器6の検出の有無に応じ てシール性能を判断することができるようになっているものである。
【0036】 そして、上記のシールリングの検査装置は、シール性能の検査を簡単に行うこ とができるようになっている。
【0037】 すなわち、上治具2と下治具3とでシールリング1を圧縮した際に、その各者 1、2、3に囲まれて形成されるキャビティ4内に生じた圧力の変化を圧力検出 器6で検出するようにしたことにより、この圧力検出器6による圧力変化の検出 の有無に応じて、シールリング1のシール性能を判断できるので、迅速な検査を 行うことができる。
【0038】 つまり、シールリング1のシール性能を決定する上下シール面9、10が適正 であるときには、キャビティ4の密封状態が良好であるために、上治具2と下治 具3とでシールリング1を圧縮すると、キャビティ4の体積の減少に伴ってキャ ビティ4内の圧力が上昇することとなるので、その圧力上昇が圧力検出器6で即 時に検出されることとなる。
【0039】 また、シール面9、10に欠陥があるときには、両治具2、3でシールリング 1を圧縮しても、シール面9、10の欠陥部分を介して漏れが生じるために、キ ャビティ4の体積が減少するにもかかわらずキャビティ4内の圧力が即時に上昇 することはない。したがって、キャビティ4の内圧が所定値で得られずに、圧力 検出器6に圧力の変化が検出されないこととなる。
【0040】 したがって以上のように、両治具2、3でシールリング1を圧縮し、その時点 で圧力検出器6によるキャビティ4の内圧変化の検出の有無を即時に確認するこ とで、シールリング1のシール性能を検査するようにしたので、検査作業を短時 間で行うことが可能となる。
【0041】 なお、上記実施例においては、被検査対象の一例としてOリングを示したが、 これに限定されるものではない。被検査対象は、例えばパッキンやガスケット等 の類のシール装置であって、圧縮変形可能なものであればよいものである。
【0042】
【考案の効果】
以上のように、従来ではシールリングのシール性能を検査するには、高価なリ ーク検査装置を必要としたが、この考案にあっては、一般的に普及している安価 な圧力検出器を用いて検査をするようにしたので、検査コストを低減することが できる。
【0043】 また、従来では、検査をするにあたっては、シールリングの密封性能を判断す るには、リーク検査装置による所定の測定時間が必要であったが、この考案にあ っては、上治具と下治具とでシールリングを圧縮した際に、シールリングで密封 されたキャビティ内に生じる圧力変化を圧力検出器で即座に検出するようにした ので、迅速な検査を可能とすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシールリングの検査装置の一実
施例を示すものである。
【図2】図1の要部を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、31……シールリング 2、32……上治具 3、33……下治具 4、34……キャビティ 5……ポート 6……圧力検出器 7、37……凹所 8……凸部 9、39……上シール面 10、40……下シール面 11、41……設置空間 43……圧力ポート 44……逃がし穴 45……リーク検査装置 A……底面 B、C……当接面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性体よりなるシールリング
    (1)の上端面に接離可能な端面を有する上治具(2)
    と、前記シールリング(1)の下端面に接離可能な端面
    を有する下治具(3)とを具え、前記上治具(2)と下
    治具(3)との間に前記シールリング(1)を配置した
    際に、それら(1)(2)(3)が協働して内部にキャ
    ビティ(4)を形成し、前記キャビティ(4)内の圧力
    を測定することにより前記シールリング(1)のシール
    性能を検査するシールリングの検査装置であって、前記
    上治具(2)又は下治具(3)に前記キャビティ(4)
    を外部へ導通させるポート(5)を設けるとともに、こ
    のポート(5)に圧力検出器(6)を接続し、前記上治
    具(2)と下治具(3)とが前記シールリング(1)の
    両面と当接して前記キャビティ(4)を形成したのち、
    前記上治具(2)と下治具(3)とでシールリング
    (1)を圧縮した際、前記キャビティ(4)内に生じた
    圧力変化を前記圧力検出器(6)で検出することを特徴
    とするシールリングの検査装置。
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