JP2001349799A - リーク検査装置 - Google Patents

リーク検査装置

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JP2001349799A
JP2001349799A JP2000172246A JP2000172246A JP2001349799A JP 2001349799 A JP2001349799 A JP 2001349799A JP 2000172246 A JP2000172246 A JP 2000172246A JP 2000172246 A JP2000172246 A JP 2000172246A JP 2001349799 A JP2001349799 A JP 2001349799A
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work
cavity
inert gas
gas
leak
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Yoshihiko Sumikawa
良彦 住川
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Teitsu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不活性ガスを使って微細な隙間の有無を容易
な方法で検査できるリーク検査装置を提供する。 【解決手段】 ワーク150をその上下から密封するワ
ーク密封手段70(10,30)と、ワーク密封手段7
0内のワーク150の一方の側に設けたキャビティー3
3内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段80
と、ワーク密封手段70内のワーク150の他方の側に
設けたキャビティー11に接続されてキャビティー11
内のガスを真空引きするとともに不活性ガスの有無を検
出する不活性ガス検知機110とを具備する。不活性ガ
ス供給手段80からキャビティー33内に供給された不
活性ガスを、キャビティー11に接続された不活性ガス
検知機110によって検知することでワークのリークを
検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリウムガス等の
不活性ガスを用いることでワークの微細なリークを検出
するリーク検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種ワーク、例えば密封タイプの
水晶振動子や、密閉タイプのリレーや、密封用の電池の
蓋や、ガソリンタンクなどは、微細な穴があるか否かを
リーク検査装置によって検査している。
【0003】従来のリーク検査装置としては、エアで漏
れを検出するタイプのものと、ヘリウムで漏れを検出す
るタイプのものの2種類があった。
【0004】エアタイプのリーク検査装置は、漏れのな
いことがわかっている基準ワークと、検査しようとする
ワークをそれぞれ同一形状の密閉室内に収納し、同一の
圧力をかけ、所定時間経過後に両密閉室内の圧力を比較
し、両室が同一圧力であればリークなしと判断し、同一
圧力でなくなっていれば検査しているワーク内にエアが
入り込んでその室の圧力が下がったことを意味するので
リークありと判断する構造となっている。
【0005】しかしながら上記エアタイプのリーク検査
装置は、密閉室内の圧力の変化がわかる程度のリークが
必要なので、極めて微量の漏れの場合はこれを検知でき
ないという欠点があった。
【0006】一方ヘリウムタイプのリーク検査装置は、
予め検査しようとするワークを容器内に密封してヘリウ
ムを充填して所定時間所定の圧力をかける。これによっ
てもし密閉されていないワークがあればその内部にヘリ
ウムが入り込む。次にこのワークを容器から取り出して
別途用意したヘリウム検知機の収納部にセットし、収納
部内を真空引きした後にヘリウムガスがあるか否かを検
知し、ヘリウムガスを検知したらそれは前記ワーク内に
入り込んだヘリウムが抜け出たものであるからそのワー
クはリークありと判断する。
【0007】このヘリウムタイプのリーク検査装置は、
単にヘリウムガスがあるか否かをヘリウム検知機で検知
するだけなので、ヘリウムの微量の漏れも検知できる。
しかしながらこのリーク検査装置の場合、前述のように
予めワークにヘリウムを充填させるための容器と、ヘリ
ウム検知機の2つの装置が必要で、装置が大掛かりにな
るばかりか、予め容器へのヘリウムガス充填作業工程が
必要で、操作が煩雑である。また容器に充填するヘリウ
ムが漏れてヘリウム検知機に流れて誤作動しないよう
に、両装置は別々の場所に離して設置しておかなければ
ならない。さらに容器から取り出したワーク内からヘリ
ウムガスが完全に抜け出す前にこれをヘリウム検知機に
かける必要があるので、その時間管理も煩雑であった。
【0008】またエア及びヘリウムの何れのタイプのリ
ーク検査装置においても、容器構造のワークの内部が密
封されているか否かを検査することはできるが、容器構
造ではない例えば一枚の板からなるワークに設けた加工
部に微細な隙間があるか否かを検出することはできなか
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、操作が容易で小型
化が図れるリーク検査装置を提供することにある。
【0010】また本発明の目的は、たとえ容器構造でな
いワークであっても、ヘリウムガス等の不活性ガスを使
って微細な隙間の有無を容易な方法で検査できるリーク
検査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかるリーク検査装置は、ワークの周囲を密
封するワーク密封手段と、前記ワークの一方の側に設け
たキャビティー内に不活性ガスを供給する不活性ガス供
給手段と、前記ワークの他方の側に設けたキャビティー
に接続されて該キャビティー内のガスを真空引きすると
ともに不活性ガスの有無を検出する不活性ガス検知機と
を具備し、前記不活性ガス供給手段からワークの一方の
側のキャビティー内に供給された不活性ガスを、ワーク
の他方の側のキャビティーに接続された不活性ガス検知
機によって検知することでワークのリークを検査するこ
とを特徴とする。
【0012】ここで前記ワーク密封手段は、キャビティ
ーを有しその上にワークを載置する第一部材と、第一部
材上に載置したワークの周囲を囲んで覆い被さりワーク
の上部にキャビティーを有する第二部材と、ワークの周
囲を囲むように配設されて前記第二部材が第一部材に覆
い被さることでワークの周囲を密閉する弾性体とを具備
してなることを特徴とする。
【0013】また前記ワークの外周形状は矩形状であ
り、一方前記弾性体はワークの各辺に対応して分割さ
れ、一方の対向する辺は前記第二部材によってその上面
が押されることでその側面がワークの外周側面に当接し
て密封する位置に設置され、他方の対向する辺は第二部
材が第一部材に覆い被さった際にワークの上面に当接す
る位置に設置されていることを特徴とする。
【0014】また本発明にかかるリーク検査装置は、ワ
ークをキャビティー内に収納して密封するワーク密封手
段と、前記ワークを収納したキャビティー内に不活性ガ
スを加圧供給する不活性ガス供給手段と、前記キャビテ
ィー内に供給された不活性ガスを他の気体に入れ替える
ガス入れ替え手段と、前記キャビティー内の入れ替えら
れた他の気体を真空引きするとともにこの気体中の不活
性ガスの有無を検出する不活性ガス検知機とを具備して
なることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかるリーク検査装置の概略全体図である。同図に示す
ようにこのリーク検査装置は、第一部材10と第二部材
30と弾性体50とを有するワーク密封手段70と、不
活性ガス供給手段80と、フラッシングエアー供給手段
90及び排気手段100(ガス入れ替え手段)と、ヘリ
ウムガス検知機(不活性ガス検知機)110とを具備し
て構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0016】第一部材10は、金属製(他の材質であっ
ても良い)であって、その上面のワーク150を載置す
る部分に凹状のキャビティー11を設け、またキャビテ
ィー11から第一部材10内を貫通してヘリウムガス検
知機110に接続される貫通孔13を設けている。
【0017】ここで図2は第一部材10上面のキャビテ
ィー11の周囲を示す要部斜視図である。同図に示すよ
うにキャビティー11の対向する辺の両側には、2枚の
板状の第一弾性体51,51が固定されている。両第一
弾性体51,51は、固定部材15,15によってそれ
ぞれその外側辺が固定されている。第一弾性体51,5
1の上面には長手方向に向かって溝52,52が設けら
れている。この溝52,52の横断面は、下記する押圧
部17,17の横断面と略同一形状であり、その内側の
面をテーパ面52a,52aとしている。この溝52,
52間の幅は、下記する押圧部17,17間の幅よりも
若干広くしている。
【0018】次に図3は第二部材30をその下側から見
た要部斜視図である。同図及び図1に示すように第二部
材30は金属製(他の材質であっても良い)であって、
箱型の筐体31内に、下方向に開放されたキャビティー
33を形成し、このキャビティー33内に2組の第二弾
性体53,53を収納して構成されている。第二弾性体
53,53は何れもその上面を取付台55に取り付け、
取付台55の上面中央に設けた柱状の支持棒57をキャ
ビティー33内上面に設けた穴59に上下動自在に挿入
し、さらに取付台55とキャビティー33上面間をコイ
ルバネからなる弾発手段60によって弾発して構成され
ている。筐体31の下端辺からは、前記第一弾性体5
1,51の溝52,52内に挿入されて押圧する押圧部
17,17が突設されている。押圧部17,17の内側
面はそれぞれテーパ面17a,17aとなっている。
【0019】第二弾性体53,53の下面(押圧面)
は、長方形状であってその両端に切り欠き部61,61
を設けることでその中央を押圧部63としている。両切
り欠き部61,61は前記図2に示す両第一弾性体5
1,51の上に載り、押圧部63は両第一弾性体51,
51に載らない寸法に形成されている。
【0020】また筐体31には、図1に示す不活性ガス
供給手段80とフラッシングエアー供給手段90と排気
手段100とをそれぞれ接続するパイプ35,37,3
9が取り付けられている。この筐体31は図示しない上
下駆動手段によって上下動自在に構成されている。
【0021】次に図1に示す不活性ガス供給手段80は
ヘリウムガスボンベで構成され、パイプ35中に設けた
バルブ81を開くことでキャビティー33内にヘリウム
ガスを供給する装置である。またフラッシングエアー供
給手段90は、パイプ37中に設けたバルブ91を開く
ことでキャビティー33内にエアーを供給する装置であ
る。また排気手段100は、パイプ39中に設けたバル
ブ101を開くことでキャビティー33内の気体を排気
する装置である。なおフラッシングエアー供給手段90
と排気手段100によってキャビティー33内の気体を
エアーに入れ替えるガス入れ替え手段を構成している。
【0022】一方ヘリウムガス検知機110はパイプ4
1によって前記第一部材10に設けた貫通孔13に接続
されており、パイプ41中に設けたバルブ43を開くこ
とでキャビティー11からガスを引き込んでそのガス中
にヘリウムガスが存在するか否かを検知する装置であ
る。このヘリウムガス検知機110はその内部にヘリウ
ムガスの有無を検知するセンサと、前記キャビティー1
1内のガスを真空引きする真空ポンプVPとを具備して
いる。
【0023】図4はこのリーク検査装置によってリーク
検査されるワーク150を示す斜視図である。同図に示
すようにワーク150は、矩形状で板状の本体部151
の内部に加工部153を設けて構成されている。加工部
153は、例えば本体部151中央に設けた穴をカシメ
部材によってカシメることで密封状態で塞いだ部分であ
って、この加工部153を介してその上下に気体の漏れ
があってはならない部分である。もちろん加工部153
はカシメることだけでなく、他の加工を施すことで形成
しても良い。
【0024】次に以上の各部材によって構成されるリー
ク検査装置の操作方法を説明する。まず図5に示すよう
に第一部材10のキャビティー11(図2参照)上に、
これを塞ぐようにワーク150を載置する。ワーク15
0の長手方向の対向する辺155,155は、第一弾性
体51,51の内側に、左右それぞれ少しの隙間を残し
て収納される。
【0025】次にこの第一部材10の上に第二部材30
を載せて押し付けるが、その際前記ワーク150の加工
部153の両側上面には図5に点線で示すように第二弾
性体53,53の押圧部63,63が弾発手段60,6
0が圧縮される弾発力によって押し付けられる。
【0026】また図6に示すように第二部材30の押圧
部17は、前記第一弾性体51,51の溝52,52に
挿入されて押圧し、その際テーパ面17a,17aがテ
ーパ面52a,52aを押圧して第一弾性体51,51
のテーパ面52a,52aよりも内側の部分をさらに内
側に押し出し、これによって第一弾性体51,51の対
向する内側の辺をワーク150の両側辺に弾接する。
【0027】つまりワーク150は長手方向の両辺の側
面が第一弾性体51,51によって密閉され、もう一方
の両辺側の上面が第二弾性体53,53によって密閉さ
れ、これによってワーク150の加工部153の周囲は
完全に密閉され、ワークの上面と下面が遮断されること
となる。
【0028】次に図6の状態でバルブ81,91,10
1を閉じてバルブ43を開き、ヘリウムガス検知機11
0の真空ポンプVPを駆動してキャビティー11内を真
空にする。次にバルブ81を開いて不活性ガス供給手段
80からキャビティー33内にヘリウムガスを充填す
る。
【0029】このときもしワーク150の加工部153
に微細な隙間があると、キャビティー33内のヘリウム
ガスがキャビティー11内に漏れ出し、真空排気してい
るヘリウムガス検知機110内のセンサ部によって検出
される。
【0030】そして前記検出終了後、バルブ81,43
を閉じてヘリウムガス検知機110の駆動を停止し、次
にバルブ91,101を開いてフラッシングエアー供給
手段90と排気手段100とを駆動してキャビティー3
3内部のヘリウムガスを排気してエアーと取り替える。
その後、第二部材30を上昇して内部のワーク150を
次のワーク150に取り替え、同様の操作を繰り返して
いく。このようにリーク検査装置を構成したので、密閉
容器型でない板状のワークであっても、そのリークを容
易に検出できる。実験によれば、10-10(Pa・m3
s)オーダーの漏れの検出も可能であった。
【0031】ところでこの実施形態においては、ワーク
の周囲を密閉する弾性体として、矩形状のワークの各辺
に対応して分割した第一弾性体51,51と第二弾性体
53,53とを用い、第一弾性体51,51はワーク1
50の長手方向の両辺の側面を密閉し、第二弾性体5
3,53はもう一方の両辺側の上面を密閉するようにし
たが、これは以下の理由による。
【0032】図4に示すワーク150においては、短い
幅方向において加工部153両側の本体部151の面
a,aの幅が小さい。このためもし加工部153の周囲
の本体部151上面全体を1つの四角いリング状の弾性
体を押し付けることでシールしようとすると、弾性体が
加工部153の側面b,bにも当接してしまってシール
してしまう。そうすると加工部153に漏れがあるか否
かを正確に検出することができなくなってしまう。そこ
で本実施形態においては、もし本体部151の上面を弾
性体でシールしようとすると加工部153に触れてしま
う恐れのある部分は、本体部151の側面に弾性体を当
接することで側面をシールし、そのような恐れのない部
分については本体部151の上面をシールすることとし
たのである。これによって検査しようとする部品が極め
て小さくても、漏れ検査が行える。
【0033】一方、ワーク150の面a,aの幅がそれ
ほど小さくない場合や、弾性体が加工部153の側面
b,bに当接しても良い場合は、図7に示すように第二
部材30側に四角いリング状の弾性体50を取り付ける
ことによって、加工部153の周囲の本体部151上面
全体に弾性体50を押し付けることでシールしてもよい
(前記実施形態に相当する部分には同一符号を付してい
る)。
【0034】なお本発明はこれらの実施形態に限定され
ず、本体部151の側面全周を弾性体によってシールす
る構造としても良い。即ち例えば図8に示すように、弾
性体50をリング状に形成し、その上面を押圧すること
でその内周側面をワーク150の外周側面に弾接させて
シールするようにしても良い(前記実施形態に相当する
部分には同一符号を付している)。要はワークの周囲
(正確にはワークのリーク検査をしようとする部分の周
囲)を囲むように配設されてワークの周囲に押し付けら
れてワークの周囲を密閉する弾性体であれば、どのよう
な形状・構造の弾性体であっても良い。
【0035】次に図9は本発明の更に他の実施形態にか
かるリーク検査装置の概略全体図である。この実施形態
において前記実施形態に相当する部分には同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。このリーク検査装置に
おいて前記実施形態と相違する点は、ワーク160が密
閉容器構造のものであり、また第二部材30として図7
の構造のものを用いている点である。また第一部材10
に設けるキャビティー11はワーク160を収納するだ
けのものである。そして弾性体50は単に第一部材10
のキャビティー11の周囲上面に当接・押圧されて内部
のキャビティー33,11を密封するだけである。
【0036】上記構造のリーク検査装置において、図9
に示すように第一部材10のキャビティー11内にワー
ク160を収納し、その上に第二部材30を押し付けて
弾性体50を第一部材10の上面に押し付けキャビティ
ー33,11内を密封する。
【0037】次にバルブ43,91,101を閉じてバ
ルブ81を開き、不活性ガス供給手段80からキャビテ
ィー11,31内にヘリウムガスを加圧充填する。この
ときもし内部を密閉したワーク160の加工部に微細な
隙間があると、キャビティー11,31内の加圧ヘリウ
ムガスがワーク160内に漏れて浸入する。
【0038】次にバルブ81を閉じ、バルブ91,10
1を開いてフラッシングエアー供給手段90と排気手段
100とを駆動してキャビティー11,31内のヘリウ
ムガスを排気してエアーと取り替える。
【0039】次にバルブ91,101を閉じてバルブ4
3を開き、ヘリウムガス検知機110の真空ポンプVP
を駆動してキャビティー11,31内の空気を吸引して
真空にしていく。このときもしワーク160内にヘリウ
ムガスが浸入していると、外部が真空になることでワー
ク160内部のヘリウムガスが逆に外部に漏れ出し、真
空排気しているヘリウムガス検知機110内のセンサ部
によって検出される。その後フラッシングエアー供給手
段90からエアーを供給する等してキャビティー11,
31内を大気圧に戻し、第二部材30を上昇して内部の
ワーク160を次のワーク160に取り替え、同様の操
作を繰り返していく。このように構成することで、密閉
容器構造のワーク160も容易にそのリークが検査で
き、しかもリーク検査装置の小型化が図れる。なお弾性
体50の構造は種々の変形が可能であり、図1などに示
すように第一弾性体51と第二弾性体53で弾性体50
を構成しても良いし、それ以外の構造であってもよい。
要はワークをキャビティー内に収納して密封する構造で
あればどのような構造であってもよい。
【0040】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。例えば使用するガスはヘリウムガス
以外の不活性ガスであっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明にかか
るリーク検査装置によれば以下のような優れた効果を奏
する。 操作が容易で小型化が図れる。
【0042】たとえ容器構造でないワークであって
も、ヘリウムガス等の不活性ガスを使って微細な隙間の
有無を容易な方法で検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるリーク検査装置の
概略全体図である。
【図2】第一部材10上面のキャビティー11の周囲を
示す斜視図である。
【図3】第二部材30をその下側から見た要部斜視図で
ある。
【図4】ワーク150を示す斜視図である。
【図5】リーク検査装置の動作説明図である。
【図6】リーク検査装置の動作説明図である。
【図7】他の実施形態にかかるリーク検査装置を示す概
略図である。
【図8】他の弾性体50を示す図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態にかかるリーク検査
装置の概略全体図である。
【符号の説明】
10 第一部材 11 キャビティー 17 押圧部 30 第二部材 31 筐体 33 キャビティー 50 弾性体 51 第一弾性体 53 第二弾性体 60 弾発手段 63 押圧部 70 ワーク密封手段 80 不活性ガス供給手段 90 フラッシングエアー供給手段 100 排気手段 110 ヘリウムガス検知機(不活性ガス検知機) VP 真空ポンプ 150 ワーク 151 本体部 153 加工部 160 ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの周囲を密封するワーク密封手段
    と、 前記ワークの一方の側に設けたキャビティー内に不活性
    ガスを供給する不活性ガス供給手段と、 前記ワークの他方の側に設けたキャビティーに接続され
    て該キャビティー内のガスを真空引きするとともに不活
    性ガスの有無を検出する不活性ガス検知機とを具備し、 前記不活性ガス供給手段からワークの一方の側のキャビ
    ティー内に供給された不活性ガスを、ワークの他方の側
    のキャビティーに接続された不活性ガス検知機によって
    検知することでワークのリークを検査することを特徴と
    するリーク検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ワーク密封手段は、キャビティーを
    有しその上にワークを載置する第一部材と、第一部材上
    に載置したワークの周囲を囲んで覆い被さりワークの上
    部にキャビティーを有する第二部材と、ワークの周囲を
    囲むように配設されて前記第二部材が第一部材に覆い被
    さることでワークの周囲を密閉する弾性体とを具備して
    なることを特徴とする請求項1記載のリーク検査装置。
  3. 【請求項3】 前記ワークの外周形状は矩形状であり、 一方前記弾性体はワークの各辺に対応して分割され、一
    方の対向する辺は前記第二部材によってその上面が押さ
    れることでその側面がワークの外周側面に当接して密封
    する位置に設置され、他方の対向する辺は第二部材が第
    一部材に覆い被さった際にワークの上面に当接する位置
    に設置されていることを特徴とする請求項2記載のリー
    ク検査装置。
  4. 【請求項4】 ワークをキャビティー内に収納して密封
    するワーク密封手段と、 前記ワークを収納したキャビティー内に不活性ガスを加
    圧供給する不活性ガス供給手段と、 前記キャビティー内に供給された不活性ガスを他の気体
    に入れ替えるガス入れ替え手段と、 前記キャビティー内の入れ替えられた他の気体を真空引
    きするとともにこの気体中の不活性ガスの有無を検出す
    る不活性ガス検知機とを具備してなることを特徴とする
    リーク検査装置。
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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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