JPH11281515A - ヘリウムリークテスト装置 - Google Patents

ヘリウムリークテスト装置

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JPH11281515A
JPH11281515A JP8094498A JP8094498A JPH11281515A JP H11281515 A JPH11281515 A JP H11281515A JP 8094498 A JP8094498 A JP 8094498A JP 8094498 A JP8094498 A JP 8094498A JP H11281515 A JPH11281515 A JP H11281515A
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JP
Japan
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chamber
tested
test
helium
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP8094498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Okamoto
英樹 岡本
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で被試験体の大きさにかかわら
ず、被試験体に一定の力を与え、被試験体のシールやチ
ャンバのシールに影響を及ぼさないようなヘリウムリー
クテスト装置を提供する。 【解決手段】 チャンバ1の上部には、被試験体(ワー
ク)Wを固定するためのエアシリンダ10が設けられて
おり、このシリンダ10には圧縮空気導入口12、大気
出入口13が形成され、シリンダ10内のピストン11
と連結されているシリンダロッド14はチャンバ1の一
部を貫通してチャンバ1内に突き出している。常に圧縮
空気を圧縮空気導入口12に供給してシリンダロッド1
4を常に下方へ突出させておく。チャンバ1を上昇させ
た状態で、被試験体Wをベース1a上にセットし、チャ
ンバ1を降下させてチャンバ1を密閉する。被試験体W
は、シリンダロッド14により押さえ付けられ、チャン
バ1内の被試験体Wはベース1aに対してシール材1c
を介して密着し、密閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉容器等の密閉度
を検査するのに用いられるヘリウムリークテスト装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリウムリークテスト装置は、被試験体
(ワーク)をチャンバ(容器)内に収納し、該容器内を
真空排気した後、被試験体にヘリウムを導入して加圧
し、被試験体からリークするヘリウム量を測定すること
により、被試験体の密閉度を検査するものである。具体
的な構成としては、図2に示すように、チャンバ1に排
気ラインL1、補助排気ラインL2、ヘリウムリークデ
テクタ3を並列接続したものが一般的である。
【0003】チャンバ1は、ベース1aと可動部1bと
からなり、昇降機構4の作動を通じて可動部1bをベー
ス1aに対してシール材(ニトリルゴム等)1cを介し
着脱できるようになっている。排気ラインL1はメイン
バルブMVを開閉することによって前記チャンバ1に対
してポンプMB1(メカニカルブースタポンプ)、RP
1(油回転真空ポンプ)を断・接できるようにしてあ
る。補助排気ラインL2は、テストバルブLVを開閉す
ることによって前記チャンバ1に対してポンプMB2
(メカニカルブースタポンプ)、RP2(油回転真空ポ
ンプ)を断・接できるようにしてある。
【0004】また、前記テストバルブTVにはヘリウム
リークデテクタ3が接続されており、前記テストバルブ
が開となったときに、前記チャンバ1に同時にヘリウム
リークデテクタ3を接続できるようにしている。ヘリウ
ムリークデテクタ3は、ヘリウムを選択的に取り出して
その流量に応じた電流を発生するもので、その電流で付
属のリークレートメータ3aの針を振らせ、その値から
リーク量を読み取ることができるものである。
【0005】この装置を用いる場合は、まず、チャンバ
1の可動部1bを上昇させた状態で、被試験体Wをベー
ス1a上にセットし、可動部1bを降下させてチャンバ
1を密閉する。次に、メインバルブMVを開にし、両ポ
ンプMB1、RP1を作動させてチャンバ1内を一定圧
力にまで排気する。その後、メインバルブMVを閉、テ
ストバルブTVを開とし、両ポンプMB2、RP2を作
動させてチャンバ1内を引き続き排気しながら待機す
る。
【0006】この時、リーク量に比例したヘリウムがヘ
リウムリークデテクタ3内に導入される。一定時間後
に、付属のリークレートメータ3aの針の振れを予め定
めた基準値と比較し、合否判断を行う。そして、基準値
以内であれば合格とし、基準値を越えていれば、被試験
体Wに亀裂等が許容限度を越えて存在するとみなし、不
合格とする。以上により被試験体Wのリークテストを完
了する。
【0007】その後、テストバルブTVを閉にし、付属
のリークバルブLVを開にしてN2ガスボンベ等からN
2 を導入し、チャンバ1内を大気圧に戻した後、可動部
1bを上昇させて試験体Wを交換する。
【0008】このような操作を繰り返して行うことによ
り、被試験体Wのリークテストを進めていくようにして
いる。
【0009】図3は図2のチャンバ内の試験体Wの固定
状態を拡大詳細に示したものであるが、チャンバ1を下
降させて閉めた場合に、被試験体Wもベース1aに対し
てシール材1cを介して密閉させなければならないの
で、チャンバ1内の上部にはバネ2が設けられており、
このバネ2の弾性力で被試験体Wを押さえるようにし
て、被試験体Wが密閉状態になるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来のヘリウムリークテスト装置によれば、被試験体
Wを押さえ付ける力はバネの弾性力で決まるが、被試験
体Wの高さが高くなった場合には、バネの弾性力が正常
に働かずに被試験体Wを押さえ付ける力が変わり、ヘリ
ウムの加圧圧力によっては、被試験体Wがベース1aか
ら浮き上がり密閉状態とならない場合があった。
【0011】また、チャンバ側にもヘリウムの加圧圧力
は伝わるので、チャンバのシールにも影響を及ぼす恐れ
があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、簡単な構造で被試験体の大きさにかかわ
らず、被試験体に一定の力を与え、被試験体のシールや
チャンバのシールに影響を及ぼさないようなヘリウムリ
ークテスト装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のヘリウムリークテスト装置は、チャンバ内
の被試験体にヘリウムを加圧する手段と、チャンバを真
空にして前記被試験体からのヘリウムの漏れを検出する
ヘリウムリーク検出手段とから構成されるヘリウムリー
クテスト装置において、チャンバ内の被試験体を固定す
るために設けられたエアシリンダに常時圧縮空気を供給
することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施例について述べる。
【0015】図1は本発明の一実施例の構成を示す図で
ある。
【0016】図1は本発明のヘリウムリークテスト装置
のチャンバ部分を特に示したものであり、1はチャン
バ、1aはベース、1cはニトリルゴム等のシール材、
10はシリンダ、11はピストン、12は圧縮空気導入
口、13は大気出入口、14はシリンダロッド、15は
吸排気口、16はヘリウム導入口である。
【0017】これらの構成が図2で示されるヘリウムリ
ークテスト装置のチャンバ部分と置き換えられて用いら
れる。したがって、以下、本発明の作用の説明で図2と
同様の構成部分については同じ符号を用いる。
【0018】チャンバ1の上部には、被試験体(ワー
ク)Wを固定するためのエアシリンダ10が設けられて
おり、このシリンダ10には圧縮空気導入口12、大気
出入口13が形成され、シリンダ10内のピストン11
と連結されているシリンダロッド14はチャンバ1の一
部を貫通してチャンバ1内に突き出している。
【0019】また、シリンダ10内でピストン11が動
くストロークは、例え、高さの高い被試験体Wとなって
も対応できるよう十分確保されている。
【0020】大気圧よりも高圧の圧縮空気を圧縮空気導
入口12に導入してピストン11を下方へ移動させ、常
に圧縮空気を圧縮空気導入口12に供給してシリンダロ
ッド14を常に下方へ突出させておく。
【0021】チャンバ1を上昇させた状態で、被試験体
Wをベース1a上にセットし、チャンバ1を降下させて
チャンバ1を密閉する。
【0022】被試験体Wは、シリンダロッド14により
押さえ付けられ、チャンバ1内の被試験体Wはベース1
aに対してシール材1cを介して密着し、密閉される。
【0023】この後、メインバルブMVを開き、ポンプ
を作動させてチャンバ1内を一定圧力にまで吸排気口1
5より排気し、メインバルブMVを閉める。次にヘリウ
ム導入口16よりヘリウムガスを被試験体W内に導入
し、所定圧力まで加圧する。
【0024】次に、テストバルブTVを開き、ポンプを
作動させてチャンバ1内を吸排気口15より引き続き排
気しながら待機する。
【0025】この時、被試験体Wに微小な孔があり、密
閉度に問題があれば、リーク量に比例したヘリウムがヘ
リウムリークデテクタ3内に導入される。一定時間後
に、付属のリークレートメータ3aの針の振れを予め定
めた基準値と比較し、合否判断を行う。
【0026】基準値以内であれば合格とし、基準値を越
えていれば、被試験体Wに亀裂等が許容限度を越えて存
在するとみなし、不合格とする。以上により被試験体W
のリークテストを完了する。
【0027】その後、テストバルブTVを閉にし、リー
クバルブLVを開にしてN2 ガスボンベ等からN2 を導
入し、チャンバ1内を大気圧に戻した後、チャンバ1を
上昇させて試験体Wを交換する。
【0028】ところで、被試験体Wはシリンダロッド1
4により押さえ付けられて固定されるが、この力はシリ
ンダ面積、圧縮空気圧力により決まり、被試験体Wの高
さや大きさが変化しても変わらないので、一定の力を加
えることができ、被試験体Wのシール材1cに対する密
着度には問題がない。
【0029】また、常に圧縮空気を圧縮空気導入口12
に供給してシリンダロッド14を常に下方へ突出させて
いればよいので、シリンダを電磁弁操作する必要もない
ために、非常に簡単な構造となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被試験
体をその大きさにかかわらず一定の力でシールでき、ま
た、シリンダを電磁弁操作する必要もないために、非常
に簡単な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】ヘリウムリークテスト装置の構成を示す図であ
る。
【図3】従来のヘリウムリークテスト装置のチャンバ部
を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内の被試験体にヘリウムを加圧
    する手段と、チャンバを真空にして前記被試験体からの
    ヘリウムの漏れを検出するヘリウムリーク検出手段とか
    ら構成されるヘリウムリークテスト装置において、チャ
    ンバ内の被試験体を固定するために設けられたエアシリ
    ンダに常時圧縮空気を供給することを特徴とするヘリウ
    ムリークテスト装置。
JP8094498A 1998-03-27 1998-03-27 ヘリウムリークテスト装置 Pending JPH11281515A (ja)

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