JP2000046682A - ヘリウムリークテスト装置 - Google Patents

ヘリウムリークテスト装置

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JP2000046682A
JP2000046682A JP10216270A JP21627098A JP2000046682A JP 2000046682 A JP2000046682 A JP 2000046682A JP 10216270 A JP10216270 A JP 10216270A JP 21627098 A JP21627098 A JP 21627098A JP 2000046682 A JP2000046682 A JP 2000046682A
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JP
Japan
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helium
pressure
valve
test
leak
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Application number
JP10216270A
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English (en)
Inventor
Hideki Okamoto
英樹 岡本
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被試験体にヘリウムを封入する際に大量のヘリ
ウムがリークして分析管のバックグラウン値を不当に上
昇させる不具合を解消する。 【解決手段】チャンバCH内にセットした被試験体Wに
ヘリウムを封入するためのヘリウム導入手段1に、高圧
ヘリウムを導入する高圧ライン11と低圧ヘリウムを導
入する低圧ライン12とを選択切換可能に設けたので、
被試験体Wに先ず低圧のヘリウムを封入してリークテス
トした後、必要に応じ高圧のヘリウムを封入して再リー
クテストするという2段階のテストが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封止検査や密閉検
査などを行う際に利用されるヘリウムリークテスト装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリウムリークテスト装置は、一般に、
チャンバ内の被試験体にヘリウムを導入して封入するた
めのヘリウム導入手段と、チャンバ内を真空排気しその
際に被試験体から漏出するヘリウムを導いて検出するた
めのヘリウムリークディテクタとを備えている。図2は
その一例を示すもので、チャンバCH内の被試験体Wに
対して、ヘリウム導入手段1は、レギュレータRE1及
びバルブHHVを介して高圧ヘリウム源1aを接続した
構成からなり、ヘリウムリークディテクタHELDは、
バルブTVを有するテストライン2を介してチャンバC
Hに接続されている。チャンバCHにはこのテストライ
ン2と並列に、チャンバCH内を大気開放するためのバ
ルブLV1を備えた大気開放ライン6も接続されてい
る。
【0003】一方、前記被試験体Wには、その内部を真
空排気するための油回転真空ポンプRP及びバルブRV
を備えた排気ライン3と、その内部を大気開放するため
のバルブLV3を備えた大気開放ライン4と、その内部
を窒素で置換するためのバルブLV2及び窒素源5aを
備えたパージライン5とが並列に接続されている。この
ような構成におけるリークテストの手順は次による。当
初、ヘリウムリークディテクタHELDと真空ポンプR
Pは起動完了し、各バルブTV、HHV、RV、LV
1、LV2、LV3は閉じている。先ず、バルブRVを
開にし、排気ライン3を介して被試験体Wを真空排気す
る。次に、バルブRVを閉め、バルブHHVを開にして
被試験体Wに高圧ヘリウム源1aからレギュレータRE
1で圧力調整された高圧ヘリウムを導入する。被試験体
W内が所定圧力になればバルブHHVを閉にし、ヘリウ
ムリークディテクタHELDにてチャンバCH内を真空
排気する。これにより、被試験体Wにヘリウムの漏出が
ある場合には、そのヘリウムがテストライン2に誘導さ
れ、ヘリウムリークディテクタHELDはヘリウムの有
無または漏出量を計測する。計測終了後、バルブLV1
を開にして大気開放ライン6によりチャンバCHを大気
開放し、しかる後、バルブLV3を閉、バルブRVを開
として被試験体W内を真空排気し、最後にバルブRVを
閉、バルブLV2を開とし、被試験体W内及びその周辺
ラインを窒素ガスによりパージする。以上の手順を経た
後、被試験体Wを取り替え、同様の手順により次のリー
クテストを開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被試験体W
にヘリウムを封入する際、あまり高い圧力をかけると、
被試験体Wの漏れが大きい場合に、ヘリウムリークディ
テクタHELDに大量のヘリウムが入ってしまい、ヘリ
ウムリークディテクタHELDのバックグラウンド値が
不当に上昇してしまう。そして、一旦このような状態に
なると、バックグラウンド値が下がるまで待機する以外
になく、長時間に亘って次のリークテストを開始できな
い状況が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、チャンバ内の被試験体にヘリウムを
導入して封入するためのヘリウム導入手段と、チャンバ
内を真空排気しその際に被試験体から漏出するヘリウム
を導いて検出するためのヘリウムリークディテクタとを
具備してなるものにおいて、前記ヘリウム導入手段に、
高圧ヘリウムを導入する高圧ラインと低圧ヘリウムを導
入する低圧ラインとを選択切換可能に設けたことを特徴
とする。
【0006】このような構成のものであれば、予めリー
ク量が大きいことを想定して被試験体に先ず低圧のヘリ
ウムを封入してリークテストを行い、このときリーク量
が大きければそれでリークテストを完了できるし、リー
ク量がそれのみでは正確に測定できないほど少ない場合
に始めて、高圧のヘリウムを封入して再リークテストを
行うことができる。したがって、一律に高圧のヘリウム
を封入してリークテストを行う場合に比べて、分析管の
バックグラウンド値が不当に上昇する可能性を大巾に低
減することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図を参照して説
明する。なお、図2と共通する部分には同一符号を付し
ている。このヘリウムリークディテクタは、図1に示す
ように、チャンバCH内の被試験体Wにヘリウムを導入
して封入するためのヘリウム導入手段1と、チャンバC
H内を真空排気しその際に被試験体Wから漏出するヘリ
ウムを導いて検出するためのヘリウムリークディテクタ
HELDとを具備している。
【0008】ヘリウム導入手段1は、被試験体Wにレギ
ュレータRE1及びバルブHHVを介して高圧ヘリウム
源1aを接続した高圧ライン11を主体として構成され
るとともに、前記レギュレータRE1の下流から分岐さ
せてバルブHHVと並行に補助レギュレータRE2及び
バルブLHVを有するバイパスラインBを接続し、この
バイパスラインBと前記レギュレータRE1及び高圧ヘ
リウム源1aとにより低圧ライン12を選択的に形成し
得るようにしている。
【0009】ヘリウムリークディテクタHELDは、図
示しない分析管や真空ポンプを備え、ヘリウムのみを選
択してその量を測定し得るようにした通常のもので、バ
ルブTVを備えたテストライン2を介して前記チャンバ
CH内において被試験体Wから漏出したヘリウムを誘導
し得る部位に接続されている。チャンバCHにはこのテ
ストライン2と並列に、チャンバCH内を大気開放する
ためのバルブLV1を備えた大気開放ライン6も備えて
いる。
【0010】さらに、前記被試験体Wには、その内部を
真空排気するための油回転真空ポンプRP及びバルブR
Vを備えた排気ライン3と、その内部を大気開放するた
めのバルブLV3を備えた大気開放ライン4と、その内
部を窒素で置換するためのバルブLV2及び窒素源5a
を備えたパージライン5とが並列に接続されている。次
に、本実施例におけるリークテストの手順について説明
する。当初、ヘリウムリークディテクタHELDと真空
ポンプRPは起動完了し、各バルブTV、HHV、LH
V、RV、LV1、LV2、LV3は閉じている。高圧
用レギュレータRE1は最終的に封入したい圧力(例え
ば3MPa)、低圧用レギュレータRE2はこれを通過
したヘリウムが大気圧程度となるように設定しておく。
先ずバルブRVを開にし、油回転真空ポンプRPから排
気ライン3を介して被試験体W内を真空排気する。次
に、バルブRVを閉じ、バルブLHVを開にして、先ず
低圧ライン12により被試験体Wに低圧ヘリウムを導入
する。ヘリウムの封入が完了したら、バルブTVを開に
し、テストライン2を介してヘリウムリークディテクタ
HELDによりチャンバCH内を真空排気する。このと
き、ヘリウムリークディテクタHELDは被試験体Wか
ら漏出するヘリウムの有無またはその量を計測する。測
定値が予め定めた合否判定値より小さければバルブLH
Vを閉にした後、バルブHHVを開にし、今度は高圧ラ
イン11により被試験体Wに高圧ヘリウムを導入し、引
き続きヘリウムリークディテクタHELDでリーク量を
計測する。リークテスト終了後、チャンバCH側はバル
ブTVを閉めた後、バルブLV1を開け、大気開放す
る。また、ヘリウム導入ライン1はバルブHHVを閉め
た後、バルブLV3を開け、先ず被試験体W内を大気圧
に戻し、しかる後、バルブLV3を閉、バルブRVを開
として被試験体W内を真空排気し、最後にバルブRVを
閉、バルブLV2を開とし、被試験体W内及びその周辺
ラインを窒素ガスによりパージする。
【0011】また、前記低圧ライン12を使用して被試
験体Wに低圧ヘリウムを導入したときのリークテスト測
定値が合否判定値より大きければ、そこでリークテスト
は終了とし、チャンバCH側はバルブTVを閉めた後、
バルブLV1を開け、大気開放する。また、ヘリウム導
入ライン1はバルブLHVを閉めた後、バルブLV3を
開け、先被試験体W内を大気圧に戻し、しかる後、バル
ブLV3を閉、バルブRVを開として被試験体W内を真
空排気し、最後にバルブRVを閉、バルブLV2を開と
し、被試験体W内及びその周辺ラインを窒素ガスにより
パージする。
【0012】以上のようにしてなる本実施例のヘリウム
リークテスト装置は、予め被試験体Wからのリーク量が
大きいことを想定して被試験体Wに先ず低圧のヘリウム
を封入してリークテストを行い、このときリーク量が大
きければそれでリークテストを完了できるし、リーク量
がそれのみでは正確に測定できないほど少ない場合に始
めて、被試験体Wに高圧のヘリウムを封入して再リーク
テストを行うことができる。したがって、一律に高圧の
ヘリウムを封入してリークテストを行う従来手法に比べ
て、分析管のバックグラウンド値が不当に上昇する可能
性を大巾に低減し、待ち時間を必要とすることなく次々
に被試験体のリークテストを行ってリークテストに係る
効率を従来に比べて飛躍的に向上させることが可能とな
る。
【0013】なお、高圧ラインや低圧ラインを選択切換
可能とする構成を含めて、各部の具体的な構成は上述し
た実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のヘリウ
ムリークテスト装置は、チャンバ内にセットした被試験
体にヘリウムを封入するためのヘリウム導入手段に、高
圧ヘリウムを導入する高圧ラインと低圧ヘリウムを導入
する低圧ラインとを選択切換可能に設けて、被試験体に
先ず低圧のヘリウムを封入してリークテストした後、必
要に応じ高圧のヘリウムを封入して再リークテストする
ことができるようにしたものである。このため、被試験
体の漏れが大きい場合でもヘリウムリークディテクタに
大量のヘリウムが入ることを未然に防ぐことができ、バ
ックグラウンド上昇によるヘリウムリークディテクタの
測定不可状態の発生を無くして、リークテストの効率を
従来に比べて飛躍的に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式的な構成図。
【図2】従来例を示す模式的な構成図。
【符号の説明】
1…ヘリウム導入手段 11…高圧ライン 12…低圧ライン CH…チャンバ HELD…ヘリウムリークディテクタ W…被試験体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバ内の被試験体にヘリウムを導入し
    て封入するためのヘリウム導入手段と、チャンバ内を真
    空排気しその際に被試験体から漏出するヘリウムを導い
    て検出するためのヘリウムリークディテクタとを具備し
    てなるものにおいて、前記ヘリウム導入手段に、高圧ヘ
    リウムを導入する高圧ラインと低圧ヘリウムを導入する
    低圧ラインとを選択切換可能に設けたことを特徴とする
    ヘリウムリークテスト装置。
JP10216270A 1998-07-30 1998-07-30 ヘリウムリークテスト装置 Pending JP2000046682A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104006930A (zh) * 2014-06-11 2014-08-27 沈阳航天新光集团有限公司 检漏试验台
KR101613540B1 (ko) * 2014-08-28 2016-04-19 한국가스안전공사 고압부품용 누수 시험장치
JP2016080438A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日鉄住金ドラム株式会社 密閉型ドラム缶の気密検査方法及びそれに用いる気密検査装置
KR102346161B1 (ko) * 2021-03-15 2022-01-03 (주)대하 가스탱크 기밀 시험장치

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JP2016080438A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日鉄住金ドラム株式会社 密閉型ドラム缶の気密検査方法及びそれに用いる気密検査装置
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