JP7141878B2 - リークテスト用密封容器 - Google Patents
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Description
上記密封容器は、一対の容器半体からなり、環状のシール部材を介して接合されるようになっている。
第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされることを特徴とする。
上記構成によれば、第1、第2の容器半体の接合面間を比較的硬度の高い主シール部で良好にシールすることができる。また、ワークの延出部を比較的硬度の低い副シール部でシールすることによって、延出部の全周にわたり副シール部に付与される圧縮荷重の不均等を是正できるので、延出部と密封容器の貫通部との間をより一層良好にシールすることができる。
上記第1、第2の容器半体にはそれぞれ2箇所に上記切欠部が形成され、これにより、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記貫通部が同一直線上に2つ形成され、上記副シール部は、上記管を通す一方の貫通部に配置された第1副シール部と、上記シャフトを通す他方の貫通部に配置された第2副シール部とを含み、上記第1副シール部の上記半円弧シール面の径が上記第2副シール部の上記半円弧シール面の径より大きい。
上記説明から理解できるように、シャフト102と上記貫通穴101bの周縁部との間が特許請求の範囲で定義されたリークテスト対象部105であり、管101とシャフト102が延出部である。
第2容器半体20の凹部21を囲む周縁部(環状領域)にも、上記第1容器半体10の切欠部12,13に対応する位置に、それぞれ同形状、同サイズの切欠部22,23が形成されている。
第1副シール部材40は、半円弧シール面41と、この半円弧シール面41の両側に連なる平坦シール面42を有している。上下の第1副シール部材40の平坦シール面42はそれぞれ容器半体10,20の接合面14,24と平行をなし、自然状態ではこれら接合面14,24から僅かに突出している。
第2副シール部材50は、半円弧シール面51と、この半円弧シール面51の両側に連なる平坦シール面52を有している。上下の第2副シール部材50の平坦シール面52はそれぞれ容器半体10,20の接合面14,24と平行をなし、自然状態でこれら接合面14,24から僅かに突出している。
同様に、上下の第2副シール部材50の半円弧シール面51が弾性力をもってワーク100のシャフト102の外周に全周にわたって密着し、さらに平坦シール面52同士が弾性力をもって密着するので、シャフト102の外周と貫通部7との間のシールを良好に行なうことができる。
また、上下の第2副シール部材50の弾性係数も比較的低いため、上記と同様の理由により、シャフト102の全周にわたって良好なシール性能を発揮することができる。
本実施形態でリークテストされるワーク200は、コネクタ(電気部品)であり、コネクタ本体201(電気部品本体)と、このコネクタ本体201から延び出るコード202とを有している。コネクタ本体201の内部は密封されており、コネクタ本体201とコード202の接続箇所もシールされている。本実施形態ではコネクタ本体201(コード202との接続箇所を含む)がリークテスト対象部となり、コード202が延出部となっている。
第1、第2の容器半体の一方にのみ凹部を形成してもよい。
検査口が形成される第1容器半体を上側に配置して昇降可能としてもよい。
主シール部を第2容器本体に設けてもよいし、第1、第2の容器本体の両方に設けてもよい。
ワークの延出部の断面形状は真円でなくてもよく、楕円であってもよい。この場合、副シール部の半円弧シール面は、延出部の外周に対応する形状となる。
エアリークテスト装置からは負圧のテスト圧を供給してもよい。またリークテスト装置はガス検知タイプであってもよい。
5 収容空間
6,7 貫通部
10 第1容器半体
15 収容溝
16 検査口
20 第2容器半体
12,13,22,23 切欠部
14,24 接合面
30 主シール部材(主シール部)
40 第1副シール部材(第1副シール部;副シール部)
50 第2副シール部材(第2副シール部;副シール部)
41,51 半円弧シール面
42,52 平坦シール面
100 ワーク
101 管(延出部)
101a 端壁
101b 貫通穴
102 シャフト(延出部)
105 リークテスト対象部
200 ワーク
201 コネクタ本体(電子部品本体;リークテスト対象部)
202 コード(延出部)
Claims (4)
- リークテスト対象部と少なくとも1つの断面円形の延出部とを有するワークをリークテストするために用いられる密封容器であって、
第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、
上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、
上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、
上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、
上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、
上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされ、
上記主シール部の両端面と上記副シール部の側面が平坦面をなして接していることを特徴とするリークテスト用密封容器。 - リークテスト対象部と少なくとも1つの断面円形の延出部とを有するワークをリークテストするために用いられる密封容器であって、
第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、
上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、
上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、
上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、
上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、
上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされ、
上記ワークが、端壁を有する管と、この管と同軸をなして上記端壁の貫通穴を通るシャフトとを有し、上記シャフトと上記貫通穴の周縁部との間が上記リークテスト対象部として提供され、上記管と上記シャフトが上記延出部として提供され、
上記第1、第2の容器半体にはそれぞれ2箇所に上記切欠部が形成され、これにより、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記貫通部が同一直線上に2つ形成され、
上記副シール部は、上記管を通す一方の貫通部に配置された第1副シール部と、上記シャフトを通す他方の貫通部に配置された第2副シール部とを含み、上記第1副シール部の上記半円弧シール面の径が上記第2副シール部の上記半円弧シール面の径より大きいことを特徴とするリークテスト用密封容器。 - 上記副シール部の硬度が上記主シール部の硬度より低いことを特徴とする請求項1または2に記載のリークテスト用密封容器。
- 上記ワークは電気部品であり、上記リークテスト対象部としての電気部品本体と、上記延出部としてのコードとを有していることを特徴とする請求項1に記載のリークテスト用密封容器。
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