JP7141878B2 - リークテスト用密封容器 - Google Patents

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Description

本発明は、リークテストを実行する際に、ワークを密封するための容器に関する。
内部空間を密封することが求められる工業製品は多々ある。このような工業製品にクラック等の疵やシール不良があると、内部空間の密封性が損なわれる。そのため、出荷前にリークテストが行なわれている。
特許文献1に示すリークテスト装置では、ワークを密封容器に収容し、密封容器内に加圧空気を供給する。ワークが良品であれば密封容器内の加圧空気はワークの内部空間に侵入せず、密封容器内の圧力は実質的に一定に保たれる。ワークに疵やシール不良があると、密封容器内の加圧空気がワークの内部空間に侵入し、密封容器内の圧力が低下する。この密封容器内の圧力の変化を検出することにより、ワークの良否判定を行うようになっている。
上記密封容器は、一対の容器半体からなり、環状のシール部材を介して接合されるようになっている。
特開2001-311677号公報
ワークには、リークテストの対象となる部位から長く延びる延出部を備えたものがある。このようなワークのリークテストを行なう場合、リークテスト対象部と延出部を一緒に密封容器に収容すると、密封容器が大型化してしまう。また、ワークを収容する空間の体積が大きくなるため、リークテストの精度が低下する。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、リークテスト対象部と少なくとも1つの断面円形の延出部とを有するワークをリークテストするために用いられる密封容器であって、
第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされることを特徴とする。
上記構成によれば、密封容器から導出されるワークの延出部の外周に一対の副シール部の半円弧シール面を密着させることにより、密封容器の貫通部とワークの延出部との間をシールすることができる。その結果、ワークのリークテスト対象部を第1、第2の容器半体で密封しながら、ワークの延出部全体を密封せずに済むので、密封容器を小型化できる。また、ワークの収容空間を小さくできるので、高精度のリークテストを行なうことができる。
好ましくは、上記副シール部の硬度が上記主シール部の硬度より低い。
上記構成によれば、第1、第2の容器半体の接合面間を比較的硬度の高い主シール部で良好にシールすることができる。また、ワークの延出部を比較的硬度の低い副シール部でシールすることによって、延出部の全周にわたり副シール部に付与される圧縮荷重の不均等を是正できるので、延出部と密封容器の貫通部との間をより一層良好にシールすることができる。
一態様では、上記ワークが、端壁を有する管と、この管と同軸をなして上記端壁の貫通穴を通るシャフトとを有し、上記シャフトと上記貫通穴の周縁部との間が上記リークテスト対象部として提供され、上記管と上記シャフトが上記延出部として提供され、
上記第1、第2の容器半体にはそれぞれ2箇所に上記切欠部が形成され、これにより、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記貫通部が同一直線上に2つ形成され、上記副シール部は、上記管を通す一方の貫通部に配置された第1副シール部と、上記シャフトを通す他方の貫通部に配置された第2副シール部とを含み、上記第1副シール部の上記半円弧シール面の径が上記第2副シール部の上記半円弧シール面の径より大きい。
他の態様では、上記ワークは電気部品であり、上記リークテスト対象部としての電気部品本体と、上記延出部としてのコードとを有している。
本発明によれば、リークテストされるワークが延出部を有していても、密封容器を小型化することができ、高精度のリークテストを行なうことができる。
本発明の第1実施形態に係るリークテスト用密封容器の側断面図である。 図1のA-A線に沿う平断面図である。 図1のB-B線に沿う横断面図である。 図1のC-C線に沿う横断面図である。 本発明の第2実施形態に係るリークテスト用密封容器の側断面図である。 図5のA-A線に沿う平断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図1~図4を参照しながら説明する。本実施形態でリークテストされるワーク100は、エアダンパであり、断面円形をなす管101と、この管101と同軸をなし一部が管101に収容された断面円形のシャフト102を有している。管101の端壁101aには貫通穴101bが形成されており、シャフト102はこの貫通穴101bを通って外部に延びている。シャフト102と上記貫通穴101bの周縁部との間はシールされている。このシールが良好であるか否かを確認するために、リークテストが行われる。
上記説明から理解できるように、シャフト102と上記貫通穴101bの周縁部との間が特許請求の範囲で定義されたリークテスト対象部105であり、管101とシャフト102が延出部である。
リークテスト用密封容器1は、下側の第1容器半体10と上側の第2容器半体20とを有している。第1容器半体10は所定位置に配置されている。第2容器半体10は図示しないシリンダ等の昇降機構に保持されており、第1容器半体10に対して上下動するようになっている。
容器半体10,20は、互いに対向する側において、凹部11,21をそれぞれ有している。容器半体10,20が接合された状態で、これら凹部11,21により収容空間5が形成される。
第1容器半体10の凹部11を囲む周縁部(環状領域)には同一直線上に位置する2箇所において、矩形をなす切欠部12,13が形成されている。切欠部12は切欠部13より大きい。
第2容器半体20の凹部21を囲む周縁部(環状領域)にも、上記第1容器半体10の切欠部12,13に対応する位置に、それぞれ同形状、同サイズの切欠部22,23が形成されている。
容器半体10,20が接合された状態で、切欠部12,22により、ワーク100の管101を通すための貫通部6が形成され、切欠部13,23により、ワーク100のシャフト102を通すための貫通部7が形成されている。貫通部6,7は同一直線上に配置されている。
容器半体10、20の周縁部の互いの対向面は、平坦な接合面14,24となっている。図2に示すように、第1容器半体10の接合面14は、2つの切欠部12,13により2分割されている。第2容器半体20の接合面24も同様である。
第1容器半体10の各接合面14には、周縁部に沿って断面矩形の収容溝15が形成されている。この収容溝15には断面矩形をなすゴム製の主シール部材30(主シール部)が収容されネジ35により第1容器半体10に固定されている。主シール部材30の平坦な上面は接合面14と平行をなし、自然状態(容器半体10、20が接合されていない状態)では接合面14より僅かに突出している。
容器半体10,20の切欠部12,22には、矩形をなすゴム製の第1副シール部材40(第1副シール部;副シール部)がそれぞれ収容され、ネジ45により容器半体10,20に固定されている。容器半体10,20の側面にはネジにより押さえ板46が固定されており、この押さえ板46により第1副シール部材40の側面が押さえられている。
第1副シール部材40は、半円弧シール面41と、この半円弧シール面41の両側に連なる平坦シール面42を有している。上下の第1副シール部材40の平坦シール面42はそれぞれ容器半体10,20の接合面14,24と平行をなし、自然状態ではこれら接合面14,24から僅かに突出している。
容器半体10,20の他方の切欠部13,23にも、矩形をなすゴム製の第2副シール部材50(第2副シール部;副シール部)がそれぞれ収容され、ネジ55により容器半体10,20に固定されている。容器半体10,20の側面にはネジにより押さえ板56が固定されており、この押さえ板56により第2副シール部材50の側面が押さえられている。
第2副シール部材50は、半円弧シール面51と、この半円弧シール面51の両側に連なる平坦シール面52を有している。上下の第2副シール部材50の平坦シール面52はそれぞれ容器半体10,20の接合面14,24と平行をなし、自然状態でこれら接合面14,24から僅かに突出している。
半円弧シール面41の半径はワーク100の管101の外径より僅かに小さい。半円弧シール面51の半径は半円弧シール面41より小さく、ワーク100のシャフト102の外径より僅かに小さい。
副シール部材40、50の硬度(または弾性係数)は主シール部材30より低い。換言すれば、副シール部材40、50は主シール部材30より柔らかい。本実施形態では、主シール部材30がショアA70°に対して副シール部材40,50はショアA30~50°である。
図2に示すように、2分割された主シール部材30の平坦な一端面は、第1副シール部材40の平坦な両側面にそれぞれ接しており、主シール部材30の平坦な他端面は、第2副シール部材50の平坦な両側面にそれぞれ接している。
第1容器半体10には、内端が凹部11に連なる検査口16が形成されている。この検査口16の外端にはエアリークテスト装置(リークテスト装置)が接続されている。エアリークテスト装置は周知であるのでその詳細な説明を省略する。
上記構成をなす密封容器1において、第2容器半体20を第1容器半体10の上方に退避させた状態で、第1容器半体10にワーク100をセットする。具体的には、第1副シール部材40の半円弧シール面41に管101の外周の下半分を載せ、第2副シール部材50の半円弧シール面51にシャフト102の外周の下半分を載せ、リークテスト対象部105を第1容器半体10の凹部11に配置する。
次に、第2容器半体20を下降させ、第1容器半体20に向かって押圧する。これにより、第2容器半体20の接合面24が、第1容器半体10の接合面14および主シール部材30の上面に接し、圧縮された主シール部材30が弾性力を持って第2容器半体20の接合面24に密着する。その結果、接合面14,24間が良好にシールされる。なお、主シール部材30は硬度が高いので、大きな弾性力で接合面24に密着でき、より一層良好なシールを行なうことができる。
上記第2容器半体20が下降した時、第2容器半体20の第1副シール部材40の半円弧シール面41がワーク100の管101の外周の上半分に接し、第2副シール部材50の半円弧シール面51がワーク100のシャフト102の外周の上半分に接する。これと同時に、第2容器半体20の副シール部材40,50の平坦シール面42,52が、第1容器本体10の副シール部材40,50の平坦シール面42,52にそれぞれ接する。
さらに第2容器半体20に押圧力を付与されると、上下の第1副シール部材40の半円弧シール面41が弾性力をもってワーク100の管101の外周に全周にわたって密着し、さらに上下の第1副シール部材40の平坦シール面42同士が弾性力をもって密着するので、管101の外周と貫通部6との間のシールを良好に行なうことができる。
同様に、上下の第2副シール部材50の半円弧シール面51が弾性力をもってワーク100のシャフト102の外周に全周にわたって密着し、さらに平坦シール面52同士が弾性力をもって密着するので、シャフト102の外周と貫通部7との間のシールを良好に行なうことができる。
管101の外周が円筒面をなし、この外周に上下の第1副シール部材40の半円弧シール面41が接しているにも拘わらず、第2容器半体20には下方に直線的に押圧力が付与される。そのため、第1副シール部材40への圧縮荷重は管101の周方向にわたって不均等になる傾向がある。すなわち、上側の第1副シール部材40では、その上部で圧縮荷重が大きく、両側部で小さくなり、下側の第1副シール部材40では、その下部で圧縮荷重が大きく、両側部で小さくなる傾向がある。しかし、第1副シール部材40は比較的硬度が低く、内部での材料の変位が大きいので、上記圧縮荷重の周方向にわたる不均等を是正できる。その結果、管101の全周にわたって良好なシール性能を発揮することができる。
また、上下の第2副シール部材50の弾性係数も比較的低いため、上記と同様の理由により、シャフト102の全周にわたって良好なシール性能を発揮することができる。
第1容器本体10において、副シール部材40,50は上下方向に圧縮されることにより左右方向に若干広がるため、その両側面が主シール部材30の端面に密着する。その結果、主シール部材30と副シール部材40,50間でのシールも良好に行なうことができる。
上記のようにワーク100のリークテスト対象部105を収容空間5に密封した状態で、エアリークテスト装置から検査口16を介して圧縮エアを供給する。この後、検査口16に接続された回路を閉鎖し、この閉鎖回路内での圧力変動を監視する。実質的な圧力低下が無い場合には、リークテスト対象部105のシールが良好であるとして、ワーク100を良品と判断する。圧力低下が検出された場合には、密閉された収容空間5の圧縮空気がリークテスト対象部105を経て管101内に侵入したものと判断する。すなわち、リークテスト対象部105のシール不良があるとして、ワーク100を不良品と判断する。
上述したように、ワーク100は管101とシャフト102を有して長尺であるが、密封容器1は、ワーク100のリークテスト対象部105を密封しながら、管101、シャフト102全体を密封せずに済む。そのため、密封容器1を小型化できる。また、収容空間5の体積を小さくできるので、高精度のリークテストを行なうことができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5、図6を参照しながら説明する。図5、図6において第1実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態でリークテストされるワーク200は、コネクタ(電気部品)であり、コネクタ本体201(電気部品本体)と、このコネクタ本体201から延び出るコード202とを有している。コネクタ本体201の内部は密封されており、コネクタ本体201とコード202の接続箇所もシールされている。本実施形態ではコネクタ本体201(コード202との接続箇所を含む)がリークテスト対象部となり、コード202が延出部となっている。
本実施形態では、容器半体10,20にはそれぞれ1箇所にのみ切欠部12,22が形成されている。そのため、接合面14,24は二分割されず、収容溝15と主シール部材30も二分割されていない。
第1容器半体10に第2容器半体20が接合された状態で、これら容器半体10,20の凹部11,21からなる収容空間5には、コネクタ本体201が収容され、コード202が貫通部6を通って外部に導出されている。主シール部材30が容器半体10,20の接合面14,24間をシールし、上下の副シール部材40の半円弧シール面41が弾性力をもってコード202の外周に密着し、平坦シール面42同士が弾性力をもって互いに密着する。第2実施形態の密着容器1のその他の作用は第1実施形態と同様であるからその詳細な説明を省略する。
なお、本実施形態では、収容空間5にスペーサ9を配置し、収容空間5の実質的な体積を減少させ、リークテストの検出感度を上げている。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。
第1、第2の容器半体の一方にのみ凹部を形成してもよい。
検査口が形成される第1容器半体を上側に配置して昇降可能としてもよい。
主シール部を第2容器本体に設けてもよいし、第1、第2の容器本体の両方に設けてもよい。
ワークの延出部の断面形状は真円でなくてもよく、楕円であってもよい。この場合、副シール部の半円弧シール面は、延出部の外周に対応する形状となる。
エアリークテスト装置からは負圧のテスト圧を供給してもよい。またリークテスト装置はガス検知タイプであってもよい。
本発明は、延出部を有するワークをリークテストするために用いられる密封容器に適用することができる。
1 密封容器
5 収容空間
6,7 貫通部
10 第1容器半体
15 収容溝
16 検査口
20 第2容器半体
12,13,22,23 切欠部
14,24 接合面
30 主シール部材(主シール部)
40 第1副シール部材(第1副シール部;副シール部)
50 第2副シール部材(第2副シール部;副シール部)
41,51 半円弧シール面
42,52 平坦シール面
100 ワーク
101 管(延出部)
101a 端壁
101b 貫通穴
102 シャフト(延出部)
105 リークテスト対象部
200 ワーク
201 コネクタ本体(電子部品本体;リークテスト対象部)
202 コード(延出部)

Claims (4)

  1. リークテスト対象部と少なくとも1つの断面円形の延出部とを有するワークをリークテストするために用いられる密封容器であって、
    第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、
    上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、
    上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、
    上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、
    上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、
    上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされ、
    上記主シール部の両端面と上記副シール部の側面が平坦面をなして接していることを特徴とするリークテスト用密封容器。
  2. リークテスト対象部と少なくとも1つの断面円形の延出部とを有するワークをリークテストするために用いられる密封容器であって、
    第1、第2の容器半体を備え、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記ワークの上記リークテスト対象部を収容する収容空間が形成され、上記第1容器半体には上記収容空間と外部とを連通する検査口が形成され、
    上記第1、第2の容器半体において、上記収容空間を囲うそれぞれの環状領域には、互いに対向する箇所に切欠部が形成され、上記第1、第2の容器半体の接合状態で上記第1、第2容器半体の切欠部により、上記ワークの上記延出部を通すための貫通部が形成され、
    上記第1、第2の容器半体の上記環状領域において、上記切欠部を除く箇所には、互いに接合される平坦な接合面が形成され、
    上記第1、第2の容器半体の少なくともいずれか一方の接合面には、その両端が上記切欠部に連なる収容溝が形成され、この収容溝内に、上記接合面間をシールする主シール部が設けられ、
    上記第1、第2の容器半体の上記切欠部にはそれぞれ副シール部が設けられ、これら副シール部は、半円弧シール面と、この半円弧シール面の両側に配置された平坦シール面とをそれぞれ有し、
    上記第1、第2の容器半体の接合状態において、上記第1、第2の容器半体の上記副シール部の半円弧シール面が、上記ワークの上記延出部の外周に密着し、上記平坦シール面同士が密着することにより、上記延出部と上記貫通部との間がシールされ、
    上記ワークが、端壁を有する管と、この管と同軸をなして上記端壁の貫通穴を通るシャフトとを有し、上記シャフトと上記貫通穴の周縁部との間が上記リークテスト対象部として提供され、上記管と上記シャフトが上記延出部として提供され、
    上記第1、第2の容器半体にはそれぞれ2箇所に上記切欠部が形成され、これにより、上記第1、第2の容器半体が接合された状態で、上記貫通部が同一直線上に2つ形成され、
    上記副シール部は、上記管を通す一方の貫通部に配置された第1副シール部と、上記シャフトを通す他方の貫通部に配置された第2副シール部とを含み、上記第1副シール部の上記半円弧シール面の径が上記第2副シール部の上記半円弧シール面の径より大きいことを特徴とするリークテスト用密封容器。
  3. 上記副シール部の硬度が上記主シール部の硬度より低いことを特徴とする請求項1または2に記載のリークテスト用密封容器。
  4. 上記ワークは電気部品であり、上記リークテスト対象部としての電気部品本体と、上記延出部としてのコードとを有していることを特徴とする請求項に記載のリークテスト用密封容器。
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