JPH0714279Y2 - 紙葉二重検知機構 - Google Patents

紙葉二重検知機構

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JPH0714279Y2
JPH0714279Y2 JP1989040116U JP4011689U JPH0714279Y2 JP H0714279 Y2 JPH0714279 Y2 JP H0714279Y2 JP 1989040116 U JP1989040116 U JP 1989040116U JP 4011689 U JP4011689 U JP 4011689U JP H0714279 Y2 JPH0714279 Y2 JP H0714279Y2
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JP
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lever
roller
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sleeve
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JP1989040116U
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JPH02132048U (ja
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勤 上岡
宣政 田村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、紙幣等の紙葉を一枚ずつ搬送して処理する装
置に設けられ、重なった状態で走行する紙葉を検知する
紙葉二重検知機構に関する。
〈従来の技術〉 第4図は、この種の従来の紙葉二重検知機構を示す斜視
図、第5図はその一部省略正面図である。
図に示す如く、検知ローラ1と基準ローラ2とが上下に
平行に配置されている。検知ローラ1は、その長手方向
の大部分を占める検知部1aの両端に、検知部1aより径の
僅かに大きな圧接部1bを形成して成るもので、検知ロー
ラ1の両端は夫々略状のレバー3の前端に軸支されて
いる。一方の基準ローラ2は、全体が同一径であり、そ
の両端が図示せぬフレームに軸支されている。
又上記検知ローラ1と基準ローラ2の夫々の両端部には
ギヤ4,5が固定され、各ローラ1,2のギヤ4,5は互いに噛
み合わされている。そして基準ローラ2のギヤ5に、図
示せぬ駆動機構から回転力が伝達されることにより、検
知ローラ1と基準ローラ2とは、夫々矢印ア,イの相反
する方向に回転する。
上記レバー3は、その略直角に屈曲した中央部が支軸6
によりフレームに回動可能に取着されるとともに、スプ
リング7により、検知ローラ1が基準ローラ2に圧接す
る方向に回転すべく付勢されている。これにより検知ロ
ーラ1は、第5図に示す如く、検知部1aより径の大きな
圧接部1bが基準ローラ2に圧接する。そして検知部1aと
基準ローラ2間には、紙葉一枚分の厚さ、例えば0.1mm
程度の隙間gが形成される。つまりその様に検知ローラ
1の検知部1aと圧接部1bとの径が設定されている。
上記各レバー3の上方には角度センサ8が設置されてお
り、その角度検知用のアーム9の下部に水平方向に突設
されたピン9aが、レバー3の上端に形成された切欠部3a
に係合されている。従ってレバー3が回動すると、アー
ム9を介して角度センサ8が回動する。そして角度セン
サ8からは、回動した角度に応じたレベルの信号が出力
される。
次に第6図を用いて上記構成の紙葉二重検知機構の動作
を説明する。
先ず、紙葉Pが一枚だけ、図示せぬ搬送機構により搬送
されて検知ローラ1の検知部1aと基準ローラ2間に進入
した場合には、上記隙間gの為に、その紙葉Pは検知ロ
ーラ1を持ち上げることなく通過し、よってレバー3も
回動しない。ところが、紙葉Pが複数枚重なった状態で
隙間gに進入した場合には、重なった紙葉Pの厚さが隙
間gより大きいことから検知ローラ1を持ち上げ、よっ
てレバー3が矢印ウ方向へ回動し、更に角度センサ8が
矢印エ方向へ回動する。そして角度センサ8からは、第
7図に示した波形図の波形(a)の様に、その回動した
角度つまり進入した紙葉Pの厚さに応じたレベルの信号
が出力され、これにより紙葉Pが重なった状態であるこ
とが検知される。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし上記紙葉二重検知機構では、搬送機構による紙葉
Pの搬送速度を高速、例えば2m/s程度に上げ、その速度
で複数枚重なった紙葉Pが上記隙間gに進入した場合に
は、検知ローラ1が跳ね上げられて振動することから、
角度センサ8の出力信号も第7図の波形(b)の様に振
動する。従って出力信号のレベルが一定となるセンスタ
イミングst、即ち紙葉Pが重なった状態であると判定し
得る時機がそれだけ遅れることになる。この為、例えば
接着テープで貼り合わせた変造紙幣の様に、厚くなった
部分の搬送方向の長さが短き場合には、センスタイミン
グstの前に、その接着テープを接着した厚い部分が通過
し終わってしまい、結局その変造紙幣を検知できないと
う問題があった。又、紙葉通過終了時にも振動すること
から、重なった紙葉が連続して搬送された場合に、それ
らを確実に検知することができないという問題もあっ
た。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記問題点を解決すべく案出されたもので、本
考案に係る紙葉二重検知機構は、検知ローラを軸支する
レバーをスリーブに回動可能に取着するとともに、その
レバーがスリーブに対して回動する際に摩擦抵抗を与え
る手段を設け、更に上記スリーブを固定軸に、ワンウェ
イクラッチを介して取着することにより、そのスリーブ
を、上記検知ローラが基準ローラに圧接する方向にのみ
回動可能としたことを特徴とするものである。
〈作用〉 上記構成によれば、検知ローラを基準ローラから離反さ
せる際には摩擦抵抗が働き、逆に検知ローラを基準ロー
ラに圧接させる方向に戻す際にはその摩擦抵抗がなくな
る。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案に係る紙葉二重検知機構の要部平断面
図、第2図は同側断面図である。尚第1図及び第2図に
おいて、第4図及び第5図に示した従来例と相違ない構
成部品については、同一の符号を付して説明を省略す
る。
図で示す様に、本考案の紙葉二重検知機構は、検知ロー
ラ1を軸支させる略状のレバー10の取付け構造に特徴
がある。
即ちレバー10は、その略直角に屈曲した中央部が、筒状
のスリーブ11に回動可能に嵌着され、更にこのスリーブ
11は、ワンウェイクラッチ12を介して固定軸13に取付け
られている。又固定軸13は、その一端がフレーム14に固
定されている。
上記スリーブ11には、フレーム14と反対即の端部につば
11aが形成されるとともに、二個の環状の摩擦部材15
と、ボス16と、圧縮スプリング17と、ワッシャ18とが嵌
着されている。そしてレバー10を二個の摩擦部材15で挟
み、更にその二個の摩擦部材15をつば11aとボス16とで
挟むとともに、そのボス16を、一端をワッシャ18で支持
した圧縮スプリング17によって、つば11aの方へ押圧し
ている。これにより、レバー10がスリーブ11に対して回
動する際に適宜な摩擦抵抗を与えている。
又上記ワンウェイクラッチ12は、スリーブ11を固定軸13
に対して一方向、つまり検知ローラ1が基準ローラ2に
圧接する方向にのみ回動可能とするものである。
その他の構成は従来と同様であり、レバー10は、スプリ
ング7により検知ローラ1が基準ローラ2に圧接する方
向に回動すべく付勢され、又レバー10の上端に形成され
た切欠部10aには、角度センサ8のアーム9下部のピン9
aが係合されている。
尚上述の各部品は、検知ローラ1の両端において同様に
構成されている。
上述の様なレバー10の取付け構造によれば、検知ローラ
1が基準ローラ2から離反する様に持ち上げられた場合
には、レバー10は、摩擦部材15と摩擦抵抗を受けた状態
でスリーブ11に対して矢印A方向へ回動する。この時ス
リーブ11は、ワンウェイクラッチ12によりロックされて
固定軸13に対して回動しない。又検知ローラ1が、重力
及びスプリング7の付勢力により基準ローラ2に接近す
る様に降下する場合には、ワンウェイクラッチ12がフリ
ーとなる方向である為に、レバー10はスリーブ11と共に
円滑に固定軸13に対して回動する。この時レバー10は、
スリーブ11に対しては摩擦部材15との摩擦抵抗の為に回
動しない。即ち、検知ローラ1を持ち上げる時には摩擦
抵抗が働き、戻す時にはその摩擦抵抗がなくなる。
次に上記構成の紙葉二重検知機構の動作を説明する。
先ず紙葉Pが一枚だけ、図示せぬ搬送機構により搬送さ
れて検知ローラ1の検知部1aと基準ローラ2間に進入し
た場合には、検知ローラ1の検知部1aと圧接部1bとの径
の差に基づく隙間gにより、その紙葉Pは検知ローラ1
を持ち上げることなく通過し、よってレバー10も回動し
ない。
一方、紙葉Pが複数枚重なった状態で上記隙間gに進入
した場合には、重なった紙葉Pの厚さが隙間gより大き
いことから、検知ローラ1が持ち上げられてレバー10が
矢印A方向へ回動し、更に角度センサ8が矢印B方向へ
回動する。そして角度センサ8からは、第3図の波形図
に示す波形(a)の様に、その回動した角度つまり進入
した紙葉Pの厚さに応じたレベルの信号が出力され、こ
れにより紙葉Pが重なった状態であることが検知され
る。
更に本考案の紙葉二重検知機構では、複数枚重なった紙
葉Pが、例えば2m/s程度の高速度で隙間gに進入した場
合でも、上述のレバー10の取付け構造により、検知ロー
ラ1の跳ね上がりが抑えられ、紙葉Pの進入時及び通過
終了時の検知ローラ1の振動は殆ど抑えられる。従って
第3図の波形図に示す波形(b)の様に、角度センサ8
の出力信号の波形も殆ど振動することなく、センスタイ
ミングstの遅れが非常に小さくなる。
上述の如く、紙葉Pの隙間gへの進入時に検知ローラ1
が跳ね上がらない様に、しかもその進入を妨げない様
に、紙葉Pの搬送速度に応じて、レバー10と摩擦部材15
間の摩擦抵抗の大きさを圧縮スプリング17の押圧力によ
り調整しておく。
第3図中の波形(c)は、ワンウェイクラッチ12を用い
ずにレバー10の何れの方向の回動に対しても摩擦抵抗を
与える様に構成した場合の参考波形で、この場合には、
高速進入時の検知ローラ1の跳ね上がりは抑えられるも
のの、通過終了時の戻りが摩擦抵抗の為に大きく遅れて
しまう。更に摩擦抵抗が大き過ぎる場合には、破線の様
に戻らなくなる。
〈考案の効果〉 以上述べた様に本考案の紙葉二重検知機構によれば、紙
葉の搬送速度が高い場合でもセンスタイミングの遅れが
非常に小さい為、接着テープで貼り合わせた変造紙幣の
様に、厚くなった部分の搬送方向の長さが短い紙葉をも
確実に検知することができる。しかも通過終了時の検知
ローラの振動も抑えられる為、重なった紙葉が連続して
搬送されても、それらを確実に検知し得る。
更に、レバーとスリーブ間の回動に対する摩擦抵抗を高
めることにより、紙葉の搬送速度の高速化、つまり紙葉
二重検知機構の処理速度の高速化にも容易に対応させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の要部平断面図、 第2図は、実施例の側断面図、 第3図は、実施例における波形図、 第4図は、従来例の斜視図、 第5図は、従来例の一部省略正面図、 第6図は、従来例における動作説明図、 第7図は、従来例における波形図である。 1…検知ローラ,2…基準ローラ,10…レバー,11…スリー
ブ,12…ワンウェイクラッチ,15…摩擦部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動可能なレバーに軸支させた検知ローラ
    を基準ローラに圧接し、これら両ローラ間に紙葉を通過
    させた際の上記レバーの回動を検知することにより、重
    なった状態で走行する紙葉を検知する紙葉二重検知機構
    において、 上記レバーをスリーブに回動可能に取着するとともに、
    そのレバーがスリーブに対して回動する際に摩擦抵抗を
    与える手段を設け、 上記スリーブを固定軸に、ワンウェイクラッチを介して
    取着することにより、そのスリーブを、上記検知ローラ
    が基準ローラに圧接する方向にのみ回動可能としたこと
    を特徴とする紙葉二重検知機構。
JP1989040116U 1989-04-05 1989-04-05 紙葉二重検知機構 Expired - Lifetime JPH0714279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989040116U JPH0714279Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05 紙葉二重検知機構

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02132048U JPH02132048U (ja) 1990-11-02
JPH0714279Y2 true JPH0714279Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31549625

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167338A (ja) * 1982-03-24 1983-10-03 Nec Corp 紙葉類の2通送り検知装置
JPS6324154U (ja) * 1986-07-31 1988-02-17

Also Published As

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JPH02132048U (ja) 1990-11-02

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