JPH0615336Y2 - 多種券発行機 - Google Patents

多種券発行機

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JPH0615336Y2
JPH0615336Y2 JP1986023699U JP2369986U JPH0615336Y2 JP H0615336 Y2 JPH0615336 Y2 JP H0615336Y2 JP 1986023699 U JP1986023699 U JP 1986023699U JP 2369986 U JP2369986 U JP 2369986U JP H0615336 Y2 JPH0615336 Y2 JP H0615336Y2
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JP
Japan
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ticket
stopper
link
bearing
transport path
Prior art date
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JP1986023699U
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JPS62138270U (ja
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茂 黒崎
洋一郎 田村
保次 小林
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、乗車券等の券紙を発行する券発行機に関し、
特に券の長さの異なる多種類の券を発行することができ
る多種券発行機に関する。
従来の技術と問題点 従来より、鉄道等においては乗車券や回数券等の各種券
を発行する券発行機が用いられている。こうした券発行
機では、券の種類、特にその長さに応じて夫々の券に適
した券発行機が準備され1ケ所に複数台設置されること
もあるが、設備費用・保守費用等経済面で好ましくな
い。
上述の複数機の使い分けは、券発行機の接客面側に設け
られる発行券の受取口と券の長さの関係により、受取口
のスペースよりはるかに長い券(以下長券と記す)を発
行し該受取口に排出する場合には長券が受取口部分に収
まりきれず、その先端が突出し落下することを防ぐため
券の尾部を把持するキャッチング機構を設けることが必
要であるが、一方で短券(長券より短い一般の券)に対
して同様にキャッチングを行うと受取口の奥部分に短券
が停止してしまい、利用者が券を取りづらいとの不都合
が生じるため、種類のことなる券発行機を併設している
ものである。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、上述事情に鑑みてなされたもので、一台の券
発行機で長券と短券の双方を発行し、しかもいずれの場
合でも利用者が何等不都合を感じることなくスムーズに
利用することができる多種券発行機を提案することを課
題とするものである。特に、極めて簡易な構成のキャッ
チング機構を適切に制御することで安価に多種券発行機
を安価に提供することも目的中に同時に含むものであ
る。なお、キャッチング機構及びその制御については、
実開昭50−93119号「発券機」、実開昭57−6
9056号「券停止装置」等にも開示されているが、こ
れら従来のものはバネによる付勢手段と、搬送路に配さ
れた券検知手段を備えた、構成と制御の複雑なもので、
本考案ではこれらを使わない構成を提案している。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本願考案では、 長券(AL)及び短券(AS)を強制搬送路(1)により受取口(1
5)に搬送して利用客に発行する多種券発行機に、前記強
制搬送路(1)の直後に配設され、ストッパ(10)とリンク
(9)とソレノイド(6)からなるキャッチング機構(7)を具
備させ、 前記ストッパ(10)は、円筒状上面を有しており強制搬送
路(1)の券通過路延長線の下方に配置されており、 前記リンク(9)は、軸支されてストッパ(10)の上方に揺
動自在に配置され、下端部のストッパ(10)に対向する位
置には常態では重力による付勢力によりストッパ(10)と
当接しているベアリング(8)を具備していて、利用者に
より選択操作された発券ボタンによる長券(AL)の発行要
求に対しては、当接しているストッパ(10)とベアリング
(8)により搬送されてくる長券(AL)を挟持し強制搬送路
(1)通過直後に停止させるものであり、 ソレノイド(6)は、駆動端が前記リンク(9)に結合されて
いて、利用者により選択操作された発券ボタンによる短
券(AS)の発行要求に応じて駆動されてリンク(9)を揺動
させてベアリング(8)を上方に移動させてベアリング(8)
とストッパ(10)を離間させ搬送されてくる短券(AS)を通
過させるものである構成とする。
実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、本考案の多種券発行機の要部、す
なわち券搬送路(強制搬送路)終端部、キャッチング機
構及び取出口等を示す概略構成図であって、第1図は長
券ALの発行時に対応する状態を、第2図は短券ASの
発行時に対応する状態を夫々示している。なお、多種券
発行機自体は一般に知られているので他の部分について
の説明はここでは省略する。
第1図において、1は、印刷等所定加工の済んだ券紙を
装置前面の取出口へと搬送する強制搬送路である。該強
制搬送路1は、互いに対峙し当接する第1無端ベルト2
と第2無端ベルト3とからなっており、強制搬送路1の
終端部で第1無端ベルト2はローラ4に、また、第2無
端ベルト3はローラ5にそれぞれ掛けられて支持されて
おり、例えば第1無端ベルト2が掛けられた駆動ローラ
(図示せず)の回転により両無端ベルト2,3は図中矢
印方向に券(AL又はAS)を強制的に搬送する。14
は、ローラ4に対応して第1無端ベルト2を挟み込むピ
ンチローラである。
この強制搬送路1の直後の搬送方向延長線上の下方に
は、発行排出され自由落下する券を受取る受取口15が
配設されている。
前記強制搬送路1終端部の直後、即ち終端部と前記受取
口15の間部分に、キャッチング機構7が配設されてい
る。このキャッチング機構7は、リンク9とストッパ1
0及びソレノイド6を有してなり、常態では重力に基づ
く自重でキャッチング機能を発揮することを特徴とする
構成となっている。
前記ストッパ10は、円筒状上面を有しており強制搬送
路1の券通過路延長線の下方に配置されている。
前記リンク9は、板状部材であってストッパ10の上方
に配置されている。その周縁部分が前述ローラ4と共通
の軸13に揺動(回動)自在に軸支されており、軸13
を中心に重力によるモーメントが働き常に重心が下方に
位置しようとする。リンク9が揺動して強制搬送路1の
延長線に上方から接する下端部のストッパ10に対向す
る位置にはローラ状のベアリング8が回転自在に軸支さ
れていて、常態では重力による付勢力によりベアリング
8の外周面が必ず最初に強制搬送路1の延長線に上方か
ら接するように、従って前記ストッパ10と当接するよ
うに設計されている。
従って、常態ではリンク9は自重に基づき重力作用によ
り下方に付勢されてベアリング8がストッパ10に当接
停止し第1の停止位置を保持する(即ち、券紙に対して
原則的にはキャッチング機能を発揮する)。
また、リンク9は、ソレノイド6の駆動端とも係合して
いる。すなわち、リンク9の上端部は連結金具12を介
してソレノイド6のプランジャロッド11に連結されて
いる。
ソレノイド6の動作により上述した前記リンク9の重力
による付勢力より強い力を反対方向に印加することがで
きリンク9は第2の停止位置に揺動移動してキャッチン
グ機能を停止することができる構成となっている。
ソレノイド6は、多種券発行機前面の発券ボタン(図示
せず)を利用者が選択操作すると、必要に応じて即ち短
券発行要求の場合に対応して駆動されるようになってい
る。
従って、短券発行時にはソレノイド6が動作してプラン
ジャロッド11が内部に引き込まれこれに対応してリン
ク9が軸13を中心として図中時計回りに回動(揺動)
し、下端のベアリング8を上方へと移動させるからキャ
ッチング機能がキャンセルされる。
なお、上述ソレノイドの動作の制御は、本考案では複雑
な回路を排除して利用客の発券要求動作即ち、装置前面
のボタンを押すことに対応付けるのみの簡単な構成とし
た。
もし、利用者により選択操作された発券ボタンによる発
行要求が長券ALの場合に対しては、ソレノイドは駆動
されず、本来当接している(常態)ストッパ10とベア
リング8により搬送されてくる長券ALを挟持し強制搬
送路1通過直後に停止させることができる。
作用 本考案の多種券発行機は、通常ではキャッチング機構は
長券の発行に対応した状態を維持する(常態)。この状
態ではソレノイド6への通電はされておらず、従って重
力に起因する付勢力に基づく挟持機能(キャッチング機
能)が有効となる。即ち、キャッチング機構7のリンク
9部分は、自重により軸13を中心として反時計方向に
回動付勢されており、リンク9の下端部に設けられたベ
アリング8の外周がストッパ10に接触し付勢された状
態を維持する。なお、接触部は強制搬送路1の略延長線
上にある。
このように常態にあるとき、利用者が発券ボタンを操作
し長券の発行を希望した場合には、装置内部で従来と同
様の処理が行われ所定の長券ALが強制搬送路1に沿っ
て搬送されてくる。そして強制搬送路1の終端部に達し
た長券ALの先端は強制搬送路1を通り抜け、キャッチ
ング機能のベアリング8とストッパ10の接触部に当た
り両部材の間に入り込み両部材により両側から挟持され
る。従って、長券ALはストッパ10との間の摩擦力に
より停止力が加わるが長券ALの後続部分が搬送強制搬
送路1にある間はなおも進行を続け、先端部は第1図に
示されるように受取口15内からはみ出し垂下する。そ
して長券ALは、その最尾部が強制搬送路1より抜ける
と、前述停止力により停止させられる。このとき長券A
Lの尾部はキャッチング機構により挟持されているか
ら、更に進んで受取口15より落下したりすることはな
い。この挟持具合は、風により長券ALがキャッチング
機構より離脱することはないような強さに、かつ利用客
が引っ張れば容易に離脱するような強さに設定される。
以上、長券の発行の場合について説明したが、次に利用
客が発券ボタンを押し短券の発行を指示した場合につい
て説明する。
短券の発行のために実施例装置は、全ての短券発行用ボ
タンと連動して前記ソレノイド6が駆動されるようにな
っている。そして多種券発行機が前述した如き常態、す
なわち長券の発行に対応して挟持機能が有効であり待機
しているときに、利用客が発券ボタンを操作し短券の発
行を希望した場合には、全ての短券発行用の発券ボタン
の操作に対応してソレノイド6が動作して第2図に示す
ようにプランジャロッド11を引込みリンク9を軸13
を中心に図中時計方向に揺動させる。従って、リンク9
の下端のベアリング8はストッパ10より離れて両者間
に適宜間隔ができる。これと前後して装置内部では従来
と同様に印刷等の処理が行われ所定の短券ASが強制搬
送路1に沿って搬送されてくる。強制搬送路1の終端部
に達した短券ASの先端は強制搬送路1を抜け、ベアリ
ング8とストッパ10間が開放状態となっているのでキ
ャッチング機構7の影響をなんら受けることなくベアリ
ング8とストッパ10との間隙を通過し、更に進んで受
取口15内に落下し利用客の受取りを待つ。従って、利
用客は受取口に排出された券を容易に取り出すことがで
きる。短券発行終了後にソレノイド6の駆動は停止され
キャッチング機構7は常態に復帰する。
以上説明した様に、本考案の多種券発行機では長券と短
券の双方を利用客の操作に応じて適切に発行することが
でき、しかも簡易な揺動機構を採用し且つ重力を巧みに
利用し、また発券ボタン操作をソレノイドの動作に直接
反映させることにより、極めて簡易な構造により利用客
に適切な形態で各種の券を発行することができる。
考案の効果 前述したように、本考案の多種券発行機は、 強制搬送路の直後に配設され、ストッパとリンクとソレ
ノイドからなるキャッチング機構を具備させ、 前記ストッパは、円筒状上面を有していて強制搬送路
(1)の券通過路延長線の下方に配置されており、前記リ
ンクは、軸支されてストッパの上方に揺動自在に配置さ
れ、下端部のストッパに対向する位置には常態では重力
による付勢力によりストッパと当接しているベアリング
を具備していて、利用者により選択操作された発券ボタ
ンによる長券の発行要求に対しては、当接しているスト
ッパとベアリングにより搬送されてくる長券を挟持し強
制搬送路通過直後に停止させるものであり、ソレノイド
は、駆動端が前記リンクに結合されていて、利用者によ
り選択操作された発券ボタンによる短券の発行要求に応
じて駆動されてリンクを揺動させてベアリングを上方に
移動させてベアリングとストッパを離間させ搬送されて
くる短券を通過させるものである構成としたので、 一台の券発行機で長券と短券の双方を発行することがで
き、いずれの場合でも利用者が何等不都合を感じること
なくスムーズに利用することができる。しかも、極めて
簡易な構造なため信頼性や価格の面でも優位な装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の多種券発行機の一実施例
の要部を示す構造図であり、第1図はキャッチング機構
が有効な状態を、また第2図はキャッチング機構が解除
された状態を夫々示している。 (1):強制搬送路、 (6):ソレノイド、 (7):キャッチング機構、 (9):リンク、 (10):ストッパ、 (15):受取口、 (AL):長券、 (AS):短券。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長券(AL)及び短券(AS)を強制搬送路(1)に
    より受取口(15)に搬送して利用客に発行する多種券発行
    機であって、 ストッパ(10)とリンク(9)とソレノイド(6)からなり前記
    強制搬送路(1)の直後に配設されたキャッチング機構(7)
    を具備しており、 前記ストッパ(10)は、円筒状上面を有しており強制搬送
    路(1)の券通過路延長線の下方に配置されており、 前記リンク(9)は、軸支されてストッパ(10)の上方に揺
    動自在に配置され、下端部のストッパ(10)に対向する位
    置には常態では重力による付勢力によりストッパ(10)と
    当接しているベアリング(8)を具備していて、利用者に
    より選択操作された発券ボタンによる長券(AL)の発行要
    求に対しては、当接しているストッパ(10)とベアリング
    (8)により搬送されてくる長券(AL)を挟持し強制搬送路
    (1)通過直後に停止させるものであり、 ソレノイド(6)は、駆動端が前記リンク(9)に結合されて
    いて、利用者により選択操作された発券ボタンによる短
    券(AS)の発行要求に応じて駆動されてリンク(9)を揺動
    させてベアリング(8)を上方に移動させてベアリング(8)
    とストッパ(10)を離間させ搬送されてくる短券(AS)を通
    過させるものであることを特徴とする多種券発行機。
JP1986023699U 1986-02-20 1986-02-20 多種券発行機 Expired - Lifetime JPH0615336Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023699U JPH0615336Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 多種券発行機

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JP1986023699U JPH0615336Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 多種券発行機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62138270U JPS62138270U (ja) 1987-08-31
JPH0615336Y2 true JPH0615336Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=30822242

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986023699U Expired - Lifetime JPH0615336Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 多種券発行機

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093199U (ja) * 1973-12-28 1975-08-05
JPS605418Y2 (ja) * 1980-10-16 1985-02-19 日本信号株式会社 券停止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62138270U (ja) 1987-08-31

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