JPH07142600A - 薄膜の形成方法 - Google Patents

薄膜の形成方法

Info

Publication number
JPH07142600A
JPH07142600A JP5283723A JP28372393A JPH07142600A JP H07142600 A JPH07142600 A JP H07142600A JP 5283723 A JP5283723 A JP 5283723A JP 28372393 A JP28372393 A JP 28372393A JP H07142600 A JPH07142600 A JP H07142600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thin film
orientation
pzt
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5283723A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nishikawa
哲 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5283723A priority Critical patent/JPH07142600A/ja
Publication of JPH07142600A publication Critical patent/JPH07142600A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電性薄膜の配向性を制御できる薄膜形成
方法を提供する。 【構成】 白金薄膜14上にBaTiO3 ,SrTiO
3 ,BaO,SrO,CeO2 及びMgOの化合物の群
の中から選ばれた1種類の化合物又は2つ以上の化合物
で配向性制御層16を形成する。その後、該配向性制御
層16上にPbZrx Ti1-x 3 層(PZT層)18
又はPb1-y Lay (Zr,Ti)O3 層(PLZT
層)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体素子に用いる
薄膜の形成方法、特にダイナミックランダムアクセスメ
モリ(DRAM)或いは不揮発性メモリに用いられるキ
ャパシタ絶縁膜用強誘電性薄膜の形成に適用して好適な
薄膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体素子のキャパシタ絶縁膜
に用いられる強誘電性薄膜は、誘電率が大きいこと、又
強誘電性薄膜に電界を印加することによって不揮発性の
残留分極を生じることなどの特性が要求されている。こ
のため、前者の特性を用いてDRAM用セルのキャパシ
タ面積を微細にすることができ、又後者の特徴を用いて
不揮発性メモリに応用できることが期待されている。
【0003】強誘電性薄膜の材料として、近年、PbZ
x Ti1-x 3 (PZT)が注目されている。このP
ZTと電極材料との組み合わせについて様々検討されて
いるがPZT材料は、これが一般に使用されている電極
材料例えば金(Au)、アルミニウム(Al)、ニッケ
ル(Ni)等と反応して共晶を作り易いので、これら材
料と組み合わせて使用するのは避けている。このため、
現在のところ、PZTと反応しないで使用可能な材料と
して白金(Pt)が知られており、この白金がPZTと
組み合わせて用いられている。また、強誘電性薄膜をD
RAMや不揮発性メモリのセルキャパシタ用絶縁膜とし
て用いる場合、微細領域に設けられた白金電極上にPZ
T膜を形成している。このPZTの薄膜形成方法として
は、従来、CVD法、スパッタ法及びゾルゲル法が種々
検討されており、この内CVD法がPZT薄膜の電気特
性に優れ、微細領域にステップカバレージがよく形成で
きるという報告がある(MATERIALS RESE
RCH SOCIETYSYMPOSIUM PROC
EEDINGS VOL243、1992、「FERR
OELECTRIS PbZrx Ti1-x 3 THIN
FILMS GROWN BY ORGANOMET
ALLIC CHEMICAL VAPOR DEPO
SITION」、G.J.M.Dormans,M.d
e Keijser andP.J.van Veld
hovn、PP203〜211:以下文献Iという)。
【0004】しかしながら、CVD法を用いて白金薄膜
上に形成されたPZT膜には、文献Iの図2の(a)〜
(c)のX線ロッキング回折曲線(XRDパタン)(P
206参照)に対応する図5の(A)〜(C)からも判
断できるように、多数の異なる配向性を有する結晶面が
生じている。この図5の(A)〜(C)から理解できる
ように白金薄膜の(111)面に形成されたPZT膜の
配向は、PZTの(111)面の回折ピーク強度が見ら
れず(100)又は(001)及び(101)又は(1
10)の回折ピーク強度と高次の回折ピーク強度とが混
在した状態で現れている。
【0005】この発明の出願人等もCVD法を用いて白
金薄膜上にPZT層(但し、亜鉛の組成がx=0とし
て、PbTiO3 層を用いた。)を形成して、PZT層
の結晶配向性をX線回折法を用いて調べた。この結果を
図4の(I)の曲線に示す。図4の(I)の横軸はX線
の反射角(角度)及び縦軸は回折強度(任意の単位)で
ある。この(I)の曲線から理解できるように、PZT
層には、PbTiO3 の(111)面dの他にPbTi
3 の(100)面a、(200)面f、(110)面
b及び(101)面cが混在していることが観測され
た。但し、(111)面eは、Siの回折強度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に強誘
電性薄膜の膜厚方向の残留分極の大きさは、薄膜の配向
性によって決定されるため、配向性を所定の方向へ揃え
るように制御する必要がある。この点、文献Iの白金薄
膜上にCVD法によって形成されたPZT膜の結晶配向
性は不揃いであり、従って残留分極の大きさを制御でき
ないという問題があった。また、この出願に係わる発明
者等が行った追試実験からも文献Iと同様に配向性が不
揃いの結果が得られている。
【0007】この発明は、上述した問題点に鑑み行われ
たものであり、この発明の目的は、強誘電性薄膜の配向
性を制御できる薄膜形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、白金(Pt)薄膜上にPbZr
x Ti1-x 3 層(PZT層)又はPb1-y Lay (Z
, Ti)O3 層(PLZT層)を形成する薄膜形成方
法において、前記白金薄膜上にBaTiO3 、SrTi
3 、BaO、SrO、CeO2 及びMgOの化合物の
群の中から選ばれた1種類の化合物又は2つ以上の化合
物で配向性制御層を形成する工程と、前記配向性制御層
上に前記PZT層又は前記PLZT層を形成する工程と
を含むことを特徴とする。この発明ではPbZrx Ti
1-x 3 層のx組成比率を0≦x<0.95とし、ま
た、Pb1-y Lay (Zr, Ti)O3 層のyの組成比
率はZr/Tiの比を1:1として、yは0<y<0.
12としてある。このx及びyの組成範囲内でPZT層
及びPLZT層は強誘電性を有する薄膜となる。また、
PZT層の組成がx=0のときも強誘電性を有する薄膜
となる。
【0009】
【作用】上述したこの発明の構成によれば、白金薄膜上
にBaTiO3 、SrTiO3、BaO、SrO、Ce
2 及びMgOの化合物の群の中から選ばれた1種類の
化合物又は2つ以上の化合物で配向性制御層を形成す
る。この出願に係わる発明者等は、PbZrx Ti1-x
3 (PZTと略称する。)と同様な酸化物であり、か
つ格子定数もPZTに近い化合物を種々検討した結果、
BaTiO3 の化合物を白金薄膜上に形成すると白金薄
膜の結晶配向をそのまま配向性制御層に受け継いで形成
できることを実験的に確認した。この結果よりBaTi
3 の化合物と同様な酸化物であって、しかも格子定数
も近い値を有するSrTiO3 、BaO、SrO、Ce
2 及びMgOの化合物も同様に白金薄膜の配向性制御
層として用いて好適であると考えられる。その後、配向
性制御層上にPZT層又はPLZT層を形成する。この
ためPZT層又はPLZT層の結晶配向は、配向制御層
の配向性をそのまま反映させることができるため、PZ
T層又はPLZT層の結晶配向の制御が容易になる。
【0010】
【実施例】以下、各図面を参照してこの発明の薄膜の形
成方法につき説明する。尚、図1〜図3は、この発明が
理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ、及び配置
を概略的に示してあるにすぎない。先ず、この発明の薄
膜形成方法のとき用いるCVD装置の概略構成を図2及
び図3を参照して説明する。
【0011】この発明に用いるCVD装置は、反応炉部
分21、排気系統部分31及び供給ガス系統部分43を
具えている。更に、反応炉部分21及び排気系統部分3
1は、反応室20、真空計22、RFコイル24、RF
電源26、液体窒素トラップ28、真空ポンプ30、ス
トップバルブ32及び34、ニードルバルブ36、熱電
対38、試料台39及びガス供給口41を具えている。
そして、ストップバルブ32及び34、ニードルバルブ
36、液体窒素トラップ28及び真空ポンプ30は排気
管37に接続してある。また、試料台39上に試料40
を搭載する(図2)。
【0012】一方、供給ガス系統部分43は、ニードル
バルブ42、44、48、52及び56、ストップバル
ブ46、50、54、58、60及び62、バブラ6
4、66、68を具えている。そして、ニードルバルブ
42、44、48、52及び56とストップバルブ4
6、50、54、58、60及び62とは供給ガス管7
0に接続されている。なお、この実施例では、バブラ6
4、66及び68の原料をそれぞれTi(DPM)
2 (O−iC3 7 2 ガス、Pb(DPM)2 ガス及
びBa(DPM)2 ガスとする。
【0013】次に、図1の(A)〜(C)、図2及び図
3を参照してこの発明の薄膜形成方法につき説明する。
【0014】試料10としてシリコンウエハーを用い
る。このシリコンウエハー10上に熱酸化法によって例
えば1000A°(A°の記号はオングストロームを表
す)のSiO2 膜12を形成する。更に、SiO2 膜1
2上にマグネトロンスパッタ法を用いて約700A°程
度の白金(Pt)薄膜14を形成する(図1の
(A))。尚、ここでは、Siウエハー10とSiO2
膜12を総称して試料13と称する。
【0015】図1の(A)の構造体(試料とも称す
る。)を反応室20に搬入し、試料台39上に搭載す
る。次に、真空ポンプ30を用いてバルブ34を開き、
液体窒素トラップ28を介して反応室20内を真空に排
気する。その後、RFコイルに24にRF電源26から
電力を供給して試料台39を誘導加熱する。このとき、
RF電力を、試料13(または40)の温度が700℃
になるように調節する。また、バブラ64、66及び6
8と反応室20に至る供給ガス管70を予め250℃に
加熱しておく。これは、各バブラから供給される原料ガ
スがガス管内で析出するのを防止するためである。
【0016】次に、バルブ58及び62を開き、予め一
定温度に加熱したバブラ64、68の原料ガスを、ニー
ドルバルブ48、56によって流量調整されたアルゴン
(Ar)ガスとともに反応室20に供給する。このと
き、ニードルバルブ44及び42を流量調節して酸素ガ
ス及び希釈用Arガスを同時に反応室20に供給し、白
金薄膜14上に配向性制御層16を形成する(図1の
(B))。この実施例では、配向性制御層16をBaT
iO3 の化合物とする。このときBaTiO3 の化合物
の成膜条件を以下の通りとする。
【0017】バブラ温度 Ba(DPM)2 ガスの温度210℃ Ti(DPM)2 (O−iC3 7 2 ガスの温度11
0℃ Arガスの送り出し流量 Ba(DPM)2 ガスのとき約600sccm Ti(DPM)2 (O−iC3 7 2 ガスのとき約1
00sccm BaTiO3 層の成膜速度 160A°/分(この実施例では、2分間の成膜時間と
する。) 酸素ガス流量 100sccm(ニードルバルブ44から供給する) 希釈用Arガス流量 1300sccm(ニードルバルブ42から供給する) 上述したBaTiO3 の化合物の配向性制御層16(以
下、BaTiO3 層という)の膜厚を例えば320A°
とする。ただし、BaTiO3 層16の膜厚を好ましく
は320A°以上とするのが良い。
【0018】次に、バブラ68のバルブ62を閉じてB
a(DPM)2 ガスの供給を停止する。続いて、バルブ
60を開いてニードルバルブ52でArガスの流量を調
節してバブラ66のPb(DPM)2 ガスを反応室20
中に供給する。このときBaTiO3 層16上にPZT
層18を形成する(図1の(C))。ただし、この実施
例では、PbZrx Ti1 -x3 (PZT)のxの組成
をx=0として、PbTiO3 について実験を行った。
また、この実施例では、x=0のときのPbTiO3
もPZT層と称する。このときのPZTの成膜条件は、
以下の通りとする。
【0019】バブラ温度 Pb(DPM)2 ガスの温度120℃ Ti(DPM)2 (O−iC3 7 2 ガスの温度11
0℃ Arガスの送り出し流量 Pb(DPM)2 ガスのとき約200sccm Ti(DPM)2 (O−iC3 7 2 ガスのとき約1
00sccm PZT層の成膜速度 160A°/分 酸素ガス流量 100sccm(ニードルバルブ44から供給する) 希釈用Arガス流量 1300sccm(ニードルバルブ42から供給する) 上述したPZT層の成膜条件によって、BaTiO3
16上にPZT層18を形成することができる。このP
ZT層18の膜厚を約4800A°とする。
【0020】図4は、図1の(A)〜(C)の工程を経
て形成された各薄膜層とX線回折ロッキング(XRD)
曲線の関係を示している。図4中、横軸に反射角2θの
角度を取り、縦軸に回折強度(任意の単位)を取って表
している。
【0021】図4の(I)曲線は、既に説明したように
従来の方法で白金薄膜上にPZT層(この実施例ではP
bTiO3 層(膜厚4800A°))を形成したときの
試料のX線回折曲線である(ただし、(I)曲線は従来
例の確認のために行った。)。
【0022】上述した説明からも明らかなように、Pb
TiO3 /Ptの場合、Ptの(111)面e及びPb
TiO3 の(111)面dの他にPbTiO3 の(10
0)面a及び(200)面fあるいは(110)面b、
(101)面cが現れている。
【0023】図4の(II)曲線は、白金薄膜上にBa
TiO3 層(膜厚4800A°)を形成したときの試料
のX線回折ロッキング曲線である。BaTiO3 /Pt
の場合、Ptの(111)面hとBaTiO3 の(11
1)面gの回折ピーク以外はほとんど観測されないこと
がわかった。
【0024】図4の(III)曲線は、この発明の実施
例で形成された白金薄膜上にBaTiO3 層を形成し、
更にPbTiO3 層を形成したときの試料のX線回折ロ
ッキング曲線である。PbTiO3 /BaTiO3 /P
tの場合、PbTiO3 の(111)面iとPtの(1
11)面jが現れているがその他の面はまったく現れて
いないことがわかる。
【0025】また、PbTiO3 の(111)面iのピ
ーク曲線は、半値巾が4.4度と小さく、Ptの半値巾
に比べて大きいもののPtの配向性を受け継いで強い配
向性を示していることがわかった。
【0026】Pt薄膜上にPbTiO3 層を形成したと
き、なぜPt薄膜の配向性を受け継ぐ膜が形成されず、
BaTiO3 層の場合、Pt薄膜の配向性を受け継ぐの
かは物理的に解明されていないがPbを含んだ酸化物の
特有な現象であると考えられる。
【0027】上述した実施例から理解できるように、P
t薄膜上に予めBaTiO3 の化合物で配向性制御層を
形成し、その後PZT層を形成することによってPt薄
膜の配向性を受け継いだPZT層を形成できることがわ
かった。
【0028】また、この実施例で配向性制御層としてB
aTiO3 、SrTiO3 等の化合物を選択した理由に
ついては、以下の通りである。PZTと同じ酸化物で
あること。PZTに格子定数が比較的近い化合物であ
ること。なお、PZT及び代表的な化合物の格子定数を
表1に示す。表1では、PZT層の格子定数はx組成の
比例配分によって変化するため、PbTiO3 とPbZ
rO3 の化合物の格子定数を表示してある。従って、P
ZTの格子定数は、PbTiO3 とPbZrO3 の化合
物の格子定数に近い値となることが予想される。
【0029】
【表1】
【0030】また、この実施例では、配向性制御層にB
aTiO3 を用いたが、何等この材料に限定されるもの
ではなく、例えばチタン酸ストロンチウム(SrTiO
3 )、酸化バリウム(BaO)、酸化ストロンチウム
(SrO)、酸化セレン(CeO2 )及び酸化マグネシ
ウム(MgO)の化合物についてもBaTiO3 の場合
と同様な結果が得られることが期待できる。
【0031】また、この実施例では、配向性制御層にB
aTiO3 層を一層にして用いたが、上述したいずれか
の化合物で、しかも格子定数が近い値であるので、二種
類以上の上述した化合物で配向性制御層を形成して用い
ても良い。
【0032】また、この実施例では、配向性制御層上に
PZT層を用いた例につき説明したがPZT層の代わり
にPLZT層を用いてもPZT層と同様な配向性制御が
可能である。
【0033】また、この発明の実施例では、Pt薄膜上
に形成する配向性制御層及びPZT層の形成の際、CV
D法を用いたがなんらこの方法に限定されず、スパッタ
法、IB蒸着法、スピンコート法及びレーザアブレーシ
ョン法のいずれの方法をもちいて薄膜を形成しても良
い。
【0034】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の薄膜の形成方法によれば、白金薄膜上に配向性
制御層を形成してあるので、この配向性制御層上に形成
されるPZT層又はPLZT層の結晶配向を一定の方向
に揃えることができる。従って、PZT層又はPLZT
層の結晶配向を容易に制御できるので、残留分極の大き
さを制御することができる。従って、この実施例で形成
された強誘電性薄膜をダイナマミックランダムアクセス
メモリ(DRAM)或いは不揮発性メモリのキャパシタ
絶縁膜用として用いた場合、優れた電気的特性を発揮す
ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、この発明の薄膜形成方法を
説明するための工程図である。
【図2】この発明の形成時に用いる薄膜形成装置の反応
室及び排気系統を説明するために供する装置構成図であ
る。
【図3】この発明の形成時に用いる薄膜形成装置のガス
供給系統を説明するために供する装置構成図である。
【図4】(I)曲線は、従来のPbTiO3 /PtのX
線回折ロッキング曲線であり、(II)曲線は、この発
明の薄膜形成過程の途中で形成されるBaTiO3 /P
tのX線回折ロッキング曲線、(III)曲線は、この
発明の実施例のPbTiO3 /BaTiO3 /PtのX
線回折ロッキング曲線である。
【図5】(A)〜(C)は、従来のPZT/Pt構造の
PZT層の組成を変化させたときのX線回折ロッキング
曲線図である。
【符号の説明】
10:シリコンウエハー 12:SiO2 膜 13:試料 14:Pt薄膜 16:配向性制御層 18:PZT層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/314 A 7352−4M 27/04 21/822

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白金(Pt)薄膜上にPbZrx Ti
    1-x 3 層(PZT層)又はPb1-y Lay (Zr,
    i)O3 層(PLZT層)を形成する薄膜形成方法にお
    いて、 前記白金薄膜上にBaTiO3 、SrTiO3 、Ba
    O、SrO、CeO2 及びMgOの化合物の群の中から
    選ばれた1種類の化合物又は2つ以上の化合物で配向性
    制御層を形成する工程と、 前記配向性制御層上に前記PZT層又は前記PLZT層
    を形成する工程とを含むことを特徴とする薄膜の形成方
    法。
JP5283723A 1993-11-12 1993-11-12 薄膜の形成方法 Withdrawn JPH07142600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283723A JPH07142600A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 薄膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283723A JPH07142600A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 薄膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07142600A true JPH07142600A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17669260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5283723A Withdrawn JPH07142600A (ja) 1993-11-12 1993-11-12 薄膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07142600A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6239457B1 (en) 1998-04-09 2001-05-29 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
KR20010063730A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 박종섭 반도체 소자의 캐패시터 제조 방법
KR20030073773A (ko) * 2002-03-13 2003-09-19 주식회사 엘지이아이 정보 저장용 매체 및 그의 제조방법
WO2004085718A1 (ja) * 2003-03-26 2004-10-07 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 強誘電体膜
JP2013145745A (ja) * 1999-02-19 2013-07-25 Advanced Technology Materials Inc 液体前駆体溶液の混合液及び前駆体蒸気組成物
WO2020250632A1 (ja) 2019-06-12 2020-12-17 富士フイルム株式会社 圧電素子
WO2020250591A1 (ja) 2019-06-12 2020-12-17 富士フイルム株式会社 圧電素子

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6239457B1 (en) 1998-04-09 2001-05-29 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US6445025B2 (en) 1998-04-09 2002-09-03 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US6579754B2 (en) 1998-04-09 2003-06-17 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having ferroelectric film and manufacturing method thereof
US6995058B2 (en) 1998-04-09 2006-02-07 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP2013145745A (ja) * 1999-02-19 2013-07-25 Advanced Technology Materials Inc 液体前駆体溶液の混合液及び前駆体蒸気組成物
KR20010063730A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 박종섭 반도체 소자의 캐패시터 제조 방법
KR20030073773A (ko) * 2002-03-13 2003-09-19 주식회사 엘지이아이 정보 저장용 매체 및 그의 제조방법
WO2004085718A1 (ja) * 2003-03-26 2004-10-07 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 強誘電体膜
WO2020250632A1 (ja) 2019-06-12 2020-12-17 富士フイルム株式会社 圧電素子
WO2020250591A1 (ja) 2019-06-12 2020-12-17 富士フイルム株式会社 圧電素子
EP3985747A4 (en) * 2019-06-12 2022-09-14 FUJIFILM Corporation PIEZOELECTRICAL ELEMENT
US11985899B2 (en) 2019-06-12 2024-05-14 Fujifilm Corporation Piezoelectric element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5757061A (en) Ferroelectric thin film coated substrate, producing method thereof and capacitor structure element using thereof
EP0661754B1 (en) Structure comprising a ferroelectric crystal thin film, its production method and a device using said structure
JP3436617B2 (ja) 強誘電体薄膜の製造方法
JP2974006B2 (ja) 酸素を使用して優先配向された白金薄膜を形成する方法と、その形成方法により製造された素子
US5919515A (en) Ferroelectric thin film, electric device and method for preparing ferroelectric thin film
US6162293A (en) Method for manufacturing ferroelectric thin film, substrate covered with ferroelectric thin film, and capacitor
JP3480624B2 (ja) 強誘電体薄膜被覆基板、その製造方法、及びキャパシタ構造素子
US5846597A (en) Liquid source formation of thin films using hexamethyl-disilazane
JPH08161933A (ja) 強誘電体薄膜及び強誘電体薄膜被覆基板並びに強誘電体薄膜の製造方法
JP2001007299A (ja) 多層状電極の鉛ゲルマネート強誘電体構造およびその堆積方法
JP2000169297A (ja) 酸化物強誘電体薄膜の製造方法、酸化物強誘電体薄膜及び酸化物強誘電体薄膜素子
JPH09186376A (ja) 強誘電体薄膜、強誘電体薄膜被覆基板、キャパシタ構造素子、及び強誘電体薄膜の製造方法
US5714194A (en) Method for producing a ferroelectric thin film
JPH07142600A (ja) 薄膜の形成方法
JP2001107238A (ja) プラチナ電極上の単相ペロブスカイト強誘電体膜およびその形成方法
JP3022328B2 (ja) 薄膜形成方法
JPH09282943A (ja) 強誘電体結晶薄膜の製造方法及び強誘電体キャパシタ
JPH09260516A (ja) 強誘電体薄膜被覆基板及びそれを用いたキャパシタ構造素子
JPH05251351A (ja) 強誘電体薄膜の形成方法
JPH1012833A (ja) 強誘電体膜被覆基体及びその用途
JP3171246B2 (ja) 金属酸化物誘電体膜の気相成長方法
JP3277097B2 (ja) 強誘電体薄膜の製造方法
JPH088403A (ja) 強誘電体結晶薄膜被覆基板及び該基板を含む強誘電体薄膜素子及び該強誘電体薄膜素子の製造方法
JPH09501019A (ja) ガリウム砒素基板上の薄膜キャパシタおよびその作製方法
US6327135B1 (en) Thin film capacitors on gallium arsenide substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010130