JPH071425Y2 - 中空足場の支持金物 - Google Patents

中空足場の支持金物

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JPH071425Y2
JPH071425Y2 JP1988140143U JP14014388U JPH071425Y2 JP H071425 Y2 JPH071425 Y2 JP H071425Y2 JP 1988140143 U JP1988140143 U JP 1988140143U JP 14014388 U JP14014388 U JP 14014388U JP H071425 Y2 JPH071425 Y2 JP H071425Y2
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steel column
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steel
elastic member
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JP1988140143U
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JPH0260156U (ja
Inventor
毅 後藤
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岩井金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビル建築等の現場において鉄骨柱に取付けて
使用する中空足場の支持金物に関する。
〔従来の技術〕
鉄骨柱同士の接続や鉄骨柱と梁鉄骨との接続でボルト締
付作業や溶接作業等を行う場合には、作業工具とか自動
溶接機等の作業機械を設置したり、作業員の作業スペー
スを確保するために中空足場が必要となる。この足場は
鉄骨柱に設けるのが適している。
実開昭59−8442号公報や実開昭61−71743号公報に示さ
れる足場はその一例を示すもので、足場1としては第6
図に示すように長方形のステージ2としての足場板に複
数のソケット3を縦方向に設け、該ソケット3に手摺4
の下端部を差し込む。
このような周囲にコ字形の手摺4を立設する足場1を鉄
骨柱5に取付けるには、実開昭59−8442号公報のもので
は、第7図、第8図に示すように、鉄骨柱5の足場取付
け面に上向きに屈曲され上端にストッパーとして偏平な
頭部6aを有するフック6を左右一対溶着しておき、この
フック6にステージ2の端部に穿設された孔7を嵌合
し、ステージ2の上端に突出する部分のフック6に、楔
8の長手方向に穿設された長孔8aを挿入したのち楔8を
90℃回動して楔8を矢印α方向に打込んで固定させる。
作業終了後はこの楔8を抜いてステージ2をフック6か
ら外して撤去する。
これに対して、実開昭61−71743号公報のものは図示は
省略するが、鉄骨柱5の足場取付け面に筒体を上向きに
固着しておき、またステージ2の側面には前記筒体に外
嵌する外套体を設け、外套体を筒体に嵌めた状態で外套
体の上端からネジ杆を挿入してその下端を筒体下端のネ
ジ部に螺挿させるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような実開昭59−8442号公報や実開昭61−71743号
公報における従来の足場取付構造では、足場をセットす
る前に予めフックを筒体を鉄骨柱の側部に溶接しておか
なければならず、また足場の使用が不要となった段階で
は、これら溶接したフックや筒体を鉄骨柱の側部から切
断して除去しなければならない。
鉄骨柱の工場製作時にこれらのフックや筒体を取付けて
おくと、これらが突出して運搬や搬入時の邪魔になるこ
ともあり、切断撤去作業は高所作業となるので、ガス切
断用のボンベの揚重を初めとして危険で面倒な作業を伴
うことになる。
また、予めフックや筒体の取付位置が限定されてしまう
ので、足場の取付個所を必要に応じて変更することがで
きない。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、鉄骨柱に
溶接固定せずとも取付けることができ、取付及び撤去が
簡易及び迅速に行えるとともにその取付位置を自由に変
更して足場の設置個所を必要に応じて変えることができ
る中空足場の支持金物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、中空足場のステージ
側部への接合用帯板に沿って外周にネジ部を有するネジ
杆をブラケットを介して間隔を存して平行に設け、該ネ
ジ杆に鉄骨柱角部へのアングル状当接金物の一片側を取
付けた筒体を左右一対として嵌め、かつこの筒体にその
外側位置に並べて回動用ナットをネジ杆に螺合し、さら
に前記左右両側のアングル状当接金物のそれぞれの他片
にターンバックルによる伸縮部材の一端をそれぞれ軸着
し、この左右両側のターンバックルによる伸縮部材のも
う一端を鉄骨柱の他の角部へのアングル状当接金物の一
片にそれぞれ軸着し、この鉄骨柱の他の角部への両側の
アングル状当接金物の他片間に、両端部を回動自在とす
るターンバックルによる伸縮部材もしくは筒体を介して
ネジ杆を架設して全体を鉄骨柱外周への締付枠体として
組立てたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、ネジ杆は接合用帯板にブラケットを介
して設けるので、このネジ杆と接合用帯板との間に多少
の間隔を存することができ、この間隔を利用して筒体を
ネジ杆に摺動させ、また、回動ネジを回転させることが
できる。
そして、両側の回動用ナットを回してネジ杆に沿って筒
体相互を近づけてゆけば、鉄骨柱の一辺に対して左右バ
ランスよく、かつ強固に締付けられる。
また、鉄骨柱の他の辺に位置するターンバックルによる
伸縮部材をワンタッチ的に縮小すれば、鉄骨柱の四隅に
位置するアングル状当接金物相互の距離も縮まり、枠体
は鉄骨柱外周を締付けるようになる。なお、このアング
ル状当接金物は伸縮部材へ回動自在に軸着されているの
で、各伸縮部材は他の伸縮部材が固定されてもこれに拘
束されることなく自由に動かすことができる。
このようにして、本考案の支持金物は鉄骨柱外周に締付
固定され、この支持金物の接合用帯板を介して中空足場
が取付けられる。なお、予め足場と本考案の支持金物と
を接合しておいてから、鉄骨柱へ取付けてもよい。
一方、足場を接合用帯板から外した上で回動用ナットを
逆に回して筒体相互を離間させ、また伸縮部材を伸長又
は分解すれば、アングル状当接金物相互も離間して鉄骨
柱外周から本考案の支持金物を外すことができる。
さらに、鉄骨柱の他の角部への両側のアングル状当接金
物の他片間に筒体を介してのネジ杆を架設した場合に
は、鉄骨柱の両側に対として足場を設けることができ
る。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の中空足場の支持金物の第1実施例を示
す平面図、第2図は同上側面図で、図中5はボックス柱
としての鉄骨柱を示す。本実施例は鉄骨柱5の1側面に
のみ足場1を取付けるための金物であり、第1図におい
て足場1はその詳細を省略するが、第6図に示すような
ステージ2の周面に手摺4を着脱自在に立上げた中空足
場である。
足場1のステージ2の側部にボルト9等で固定接合する
接合用帯板10に沿って、外周にネジ部11aを有するネジ
杆11をブラケット12で多少の間隔を存して一体的に平行
に設ける。
図中13a〜13dは鉄骨柱5の角部5aの外側に当接するアン
グル状の当接金物で、該当接金物13a,13bの一片側を取
付けた筒体14を前記ネジ杆11に左右一対として嵌め、か
つこの筒体14の外側位置に並べて回動用ナット15をネジ
杆11に螺合した。
このようなアングル状当接金物13a,13bの他片に、ネジ
杆16a,16aをナット管16bで連結したターンバックルによ
る伸縮部材16のネジ杆16aの一端を軸着し、該伸縮部材1
6のもう一方のネジ杆16aの一端を鉄骨柱5の他の角部5a
への当接金物13の一片に軸着する。
さらに、筒体14を有しない当接金物13c,13dの他片間に
も前記と同様なターンバックルによる伸縮部材16で軸着
により回動自在に架設して、全体を鉄骨柱5の外周への
矩形締付枠体として組立てた。
次に、使用法について説明する。
第5図は本考案の支持金物を用いて中空足場1を鉄骨柱
5に取付けた状態を示す。
この第5図に示すように、中空足場1は本考案の支持金
物を介して鉄骨柱5に取付けられるが、先に鉄骨柱5に
支持金物を取付ける。
枠体として組まれた本考案の支持金物内に鉄骨柱5が位
置するようにして、回動用ナット15をラチェット等で回
動すれば、ナット15の位置が移動して筒体14に相互に近
づくように押し、これに伴って筒体14を設けた当接金物
13aと13bも相互に近づくようになる。
また、当接金物13cと13dを連結する伸縮部材16のナット
管16bをシノ等の道具で回動すれば、該伸縮部材16は縮
小し、当接金物13cと13dとは相互に近づく。
さらに、同様に当接金物13aと13cを連結する伸縮部材16
と、当接金物13bと13dを連結する伸縮部材16とを縮小す
ればこれら当接金物13aと13c,13bと13dも相互に近づく
ようになり、当接金物13a,13b,13c,13dで結ばれる四角
形内の空間も縮小して、本考案の支持金物は当接金物13
a〜13bが角部5aに押圧し、かつ枠体として鉄骨柱5の外
周を強固に締付け、しっかりと固定される。
このようにしてから、接合用帯板10を足場1のステージ
2の側部にボルト9で止めれば、足場1は本考案の支持
金物を介して鉄骨柱5の側部に取付けられる。
このボルト9にはワッシャーを介在させることが好まし
く、また接合用帯板10とステージ2との接合はこのよう
にボルト9により止める場合の他、クランプその他の結
合手段で固定することも考えられる。
一方、足場1の取付位置を鉄骨柱5に沿って上下に移動
させるには、伸縮部材16を伸長し、またナット15を回動
して筒体14同士を離間すれば、当接金物13a〜13dもその
間隔を広げるので枠体としての締付力がなくなり、その
ままずらすことができる。これは、足場1を第6図に示
すような鉄骨柱5と鉄骨梁17との接合に用いてから、さ
らに鉄骨柱5の継足し接合に用いるなど、他の作業に使
用する場合に便利なものとなる。
また、足場1が不要となった場合、本考案の支持金物か
ら足場1を取外した上で、伸縮部材16を分解すれば、枠
体が開放されるので、高所でも簡単に支持金物を鉄骨柱
5から外すことができる。
第3図、第4図は本考案の第2実施例を示すもので、鉄
骨柱5の両側に対として足場1を取付ける場合である。
このようにするには、当接金物13cと13dとを連結する伸
縮部材16に代えて、この当接金物13c,13dの他片間にそ
れぞれ筒体14を介してネジ杆11を架設するべく、当接金
物13a,13bと同じくネジ杆11にこの筒体14を嵌め、回動
用ナット15で移動させるようにした。
使用法は前記第1実施例とほとんど同じなので、説明は
省略する。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の中空足場の支持金物は、足場
を鉄骨柱の側部に取付けるのに、従来のように部材を柱
に溶接固定することなく取付けることができる。
そして、ネジ杆は接合用帯板にブラケットを介して設け
るので、このネジ杆と接合用帯板との間に多少の間隔を
存することができ、この間隔を利用して筒体をネジ杆に
摺動させ、また、回動ネジを回転させることができ、こ
のように、両側の回動用ナットを回してネジ杆に沿って
筒体相互を近づけてゆけば、鉄骨柱の一辺に対して左右
バランスよく、かつ強固に締付けが得られるものであ
る。
しかも、鉄骨柱の他の辺に位置するターンバックルによ
る伸縮部材をワンタッチ的に縮小すれば、鉄骨柱の四隅
に位置するアングル状当接金物相互の距離も縮まり、枠
体は鉄骨柱外周を締付けるようになる。なお、このアン
グル状当接金物は伸縮部材へ回動自在に軸着されている
ので、各伸縮部材は他の伸縮部材が固定されてもこれに
拘束されることなく自由に動かすことができて、取扱い
に便利である。
その結果、この支持金物を簡単かつ迅速に鉄骨柱に固定
若しくは取外すことができ、足場取付けに関する作業性
を向上させることができるものである。
また、締付力だけで鉄骨柱に固定するものであるから、
取付ける場所に限定されず、自由に取付位置を変更して
足場の位置に汎用性を持たせることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の中空足場の支持金物の第1実施例を示
す平面図、第2図は同上側面図、第3図は第2実施例を
示す平面図、第4図は同上側面図、第5図は第1実施例
での使用状態を示す平面図、第6図は中空足場の一例を
示す斜視図、第7図は従来例を示す縦断側面図、第8図
は同上斜視図である。 1……足場、2……ステージ 3……ソケット、4……手摺 5……鉄骨柱、5a……角部 6……フック、6a……頭部 7……孔、8……楔 8a……長孔、9……ボルト 10……接合用帯板、11……ネジ杆 11a……ネジ部、12……ブラケット 13a〜13d……当接金物、14……筒体 15……回動用ナット、16……伸縮部材 16a……ネジ杆、16b……ナット管 17……鉄骨梁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空足場のステージ側部への接合用帯板に
    沿って外周にネジ部を有するネジ杆をブラケットを介し
    て間隔を存して平行に設け、該ネジ杆に鉄骨柱角部への
    アングル状当接金物の一片側を取付けた筒体を左右一対
    として嵌め、かつこの筒体にその外側位置に並べて回動
    用ナットをネジ杆に螺合し、さらに前記左右両側のアン
    グル状当接金物のそれぞれの他片にターンバックルによ
    る伸縮部材の一端をそれぞれ軸着し、この左右両側のタ
    ーンバックルによる伸縮部材のもう一端を鉄骨柱の他の
    角部へのアングル状当接金物の一片にそれぞれ軸着し、
    この鉄骨柱の他の角部への両側のアングル状当接金物の
    他片間に、両端部を回動自在とするターンバックルによ
    る伸縮部材もしくは筒体を介してのネジ杆を架設して全
    体を鉄骨柱外周への締付枠体として組立てたことを特徴
    とする中空足場の支持金物。
JP1988140143U 1988-10-27 1988-10-27 中空足場の支持金物 Expired - Lifetime JPH071425Y2 (ja)

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JPH0260156U JPH0260156U (ja) 1990-05-02
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JPH0260156U (ja) 1990-05-02

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