JPH07139855A - 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置 - Google Patents

冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置

Info

Publication number
JPH07139855A
JPH07139855A JP28934493A JP28934493A JPH07139855A JP H07139855 A JPH07139855 A JP H07139855A JP 28934493 A JP28934493 A JP 28934493A JP 28934493 A JP28934493 A JP 28934493A JP H07139855 A JPH07139855 A JP H07139855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
adsorbent
gas
tank
adsorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28934493A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tachibana
慶二 立花
Susumu Ishii
進 石井
Akira Kabeta
昭 壁田
Takeshi Otomo
毅 大友
Masashi Tokunaga
政司 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority to JP28934493A priority Critical patent/JPH07139855A/ja
Publication of JPH07139855A publication Critical patent/JPH07139855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/002Collecting refrigerant from a cycle

Landscapes

  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍機用の冷媒を回収する技術、および、冷
媒ガス中に混入した非凝縮性ガスを抽気する技術を改良
してフロン公害を完全に防止し得るシステムを開発する
ために必要な、吸着タンク内の冷媒吸着剤が吸着してい
る冷媒を脱離させて該冷媒吸着剤を再生する方法、およ
び同装置を提供する。 【構成】 吸着タンク34内には冷媒吸着剤が収納され
ており、既に冷媒を吸着して冷媒吸着能力を失ってい
る。この吸着タンク34を炉体65内に入れて加熱しな
がら真空ポンプ67で真空吸引する。脱離された冷媒ガ
スは液化装置68で液化させ、回収タンク71に貯溜
し、再使用に供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機用の抽気装置か
ら放出される非凝縮性ガスに随伴して大気中に放散せし
められる冷媒ガス、又は冷凍機用の冷媒回収装置から放
出される非凝縮性ガスに随伴して大気中に放散せしめら
れる冷媒ガスを、冷媒吸着剤によって吸着除去した場
合、冷媒ガスを吸着・飽和して吸着性能を喪失した冷媒
吸着剤や、冷媒ガスを吸着して吸着余力の減少した冷媒
吸着剤から冷媒ガスを脱離せしめて、冷媒吸着剤の吸着
性能を回復せしめる再生技術に関するものであって、特
に、冷媒吸着剤を収納した可搬形タンク(吸着タンクと
名付ける)を再生させるに適した方法、および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フロン公害を防止するため、代替フロン
に関する研究が進められる一方、既設の機器のメンティ
ナンス技術を改良してフロンを大気中に放散させないよ
うにする工夫も進められている。
【0003】例えばビルの空調などに用いられている冷
凍機は一般に、常温近くに沸点を有する冷媒物質(例え
ばフロン・R11)を封入密閉して、蒸発→圧縮→凝縮
→減圧→(蒸発)の冷凍サイクルを行わせる。この冷凍
機を点検,整備するために分解(部分分解を含む)する
と冷媒が大気中に放散されるので、これを防止するため
予め冷凍機の冷凍系から冷媒を抜き取って冷媒タンク内
に回収,一時保管しておき、点検,整備を終えた後、冷
媒タンク内の冷媒を冷凍機内に戻す操作(冷媒の回収と
いう)が行われている。冷凍機内には、冷媒ガスや冷媒
液と共に、漏入した空気などの非凝縮性ガスや水蒸気が
混在しているのが一般的である。冷媒液は比較的容易に
冷媒タンクなどの容器に回収することができ、冷媒ガス
の回収に先立って冷媒液の抜き取りが行われるが、この
冷媒液抜取作業は一般に広く行われているので説明を省
略する。冷媒ガスは液化して回収し、非凝縮性ガスや水
蒸気は冷媒から分離する必要が有る。図4は従来例の冷
媒ガスの回収装置を示す系統図である。冷凍機1は凝縮
器1aと蒸発器1bと圧縮機1cとによって冷凍系を構
成し、冷媒(例えばフロン・R11)を封入,密閉して
いる。上記の冷凍系から冷媒タンク5に冷媒ガスを回収
するため、冷凍機1内の冷媒ガスを圧縮機2によって吸
入,圧送し、凝縮器3で冷却して液化させる。前記の冷
媒ガスの中には空気などの非凝縮性ガスが混入してお
り、さらに該空気は多少の水蒸気を含んでいる。そこ
で、前記の凝縮器3で液化した冷媒等を気液分離器4に
導いて冷媒液のみをフロート弁4aから冷媒タンク5に
回収し、凝縮しないガス成分は放出弁4bから大気中に
放出する。このガス成分中には、凝縮しなかった冷媒ガ
スが含まれている。Wは液化した水分の溜まり具合を観
察するための覗き窓、vは排水用の弁である。
【0004】往時(例えば昭和30年代の高度経済成長
以前)においては冷媒が高価であったため、これを放散
させることなく回収しようというのが経済・技術の思潮
であった。このため、図4に示した従来例のようにして
冷媒の回収が図られたのであるが、この考え方に立つ限
りにおいては、回収する冷媒よりも高い費用を費してま
で徹底回収するという努力は為されなかった。昭和40
年代に入って各種の公害が社会問題化し、さらに昭和6
0年代になると、フロンなどの冷媒や溶剤によるオゾン
層破壊という地球規模の環境問題が国際的に論じられる
ようになり、回収フロンの金銭的価値以上の費用をかけ
てでも極限までフロンを回収し、フロンを大気中に放散
してはならないという時代になった。こうして観点から
図4の従来技術を見ると、圧縮機2によって冷凍機1内
の冷媒ガスを精一杯排出しても、機内ガス圧は一般的に
は−650mmHg程度にしか下がらない。この−650
mmHgの冷媒ガスは分解整備に際して大気中に放散され
てしまう。この機内残留ガス圧を−750〜約760mm
Hgまで下げるため、図5に示すように真空ポンプ19
を用いる技術も公知である。しかしながら、図5の従来
例では機内残留ガス圧を−760mmHg近くまで下げ得
る代りに、該真空ポンプ19の吐出圧が低いので、前記
気液分離器4内上部空間の非凝縮性ガス圧力が0.3Kg
f/cm2g程度までしか上がらない。この非凝縮性ガス
の中には、凝縮器3内の凝縮温度に相当する分圧の未凝
縮冷媒ガスが混在しており、その冷媒ガス濃度は気液分
離器4内の圧力に反比例し、圧力が低いと冷媒ガスの分
圧が相対的に高くなり、未凝縮冷媒ガス濃度が高くな
る。従って、放出弁4bから大気中に放出される非凝縮
性ガスに随伴して高濃度の未凝縮冷媒ガスが放散され
る。図4および図5について説明した従来例の不具合を
解消するため、図6に示すように真空ポンプ9の下流側
に圧縮機2を直列に介挿接続する構成が有効である。こ
の構成は本発明者らが創作して本出願人によって別途出
願中(特願平4−156912号)の未公知の先願に係
る発明である。上記先願の発明によれば、冷凍機1内の
残留冷媒ガス圧を理想的に低くし、(約−760mmH
g)、しかも、気液分離器4内の非凝縮性ガス圧力を高
く(例えば5Kgf/cm2g)することができ、従って、
冷凍機内に残留して大気中に放散される冷媒の量と、放
出弁から非凝縮性ガスに随伴して放散される冷媒の量と
の合計量を、実用上零と見なし得る程度に減少せしめる
ことができる。
【0005】以上に図4〜図6を参照して説明したの
は、冷凍機における冷媒の回収に関する先行技術であっ
て、その技術的なポイントは、冷凍機内に封入されてい
る冷媒を大気中に放散させることなく、冷媒ガス中に漏
入した非凝縮性ガスを大気中に排出することであった。
【0006】一方、冷凍機のメンティナンスに関して、
前述の回収と並んで重要な抽気という操作が有る。この
抽気について次に述べると、冷凍機に封入された冷媒
が、前述のごとく蒸発→圧縮→凝縮→減圧→(蒸発)の
冷凍サイクルを繰り返す途中で、大気圧に比して負圧に
なる状態を経過する。このため、冷媒ガス中に非凝縮性
ガス(空気など)が混入する虞れが有る。冷媒ガス中に
非凝縮性ガスが混入すると、冷凍機の能力や効率を低下
させたり、冷凍機内の発錆を誘発したりするので、混入
した非凝縮性ガスを分離して大気中に放出する操作(抽
気)が必要となる。この抽気操作における技術的ポイン
トも、大気中に放出する非凝縮性ガスに随伴して大気中
に放散される冷媒ガスの含有率を如何にして減少させる
か、ということである。このように、抽気操作と回収操
作とは技術的に共通する部分が少なくない。図4に示し
た従来例の回収装置において、気液分離器4の底部に溜
まった冷媒液を冷媒タンク5に注入する代りに、該冷媒
液を冷凍機1の蒸発器1bに還流せしめるように配管を
改造すると図7のごとくになる。図7において、冷凍機
1内に漏入した非凝縮性ガスは冷媒ガスよりも軽いの
で、凝縮器1a内に集まり、冷媒ガスと混合して混合ガ
スとなる。この混合ガスを圧縮機2で吸入,圧送し、凝
縮器3で冷却して気液分離器4に導く。このとき、該気
液分離器4内に流入する流体は、主として冷媒ガスと非
凝縮性ガスと冷媒液との気液混合流であり、これに若干
の水蒸気および微細な水滴などが含まれている。この気
液混合流は気液分離器4で分離され、冷媒液はフロート
弁4aを経て冷凍機1の蒸発器1bに還流せしめられ
る。水分は排水弁vから排出され、非凝縮ガスおよび未
凝縮の冷媒ガスは放出弁4bから大気中に放出される。
【0007】図6に示した回収装置および図7に示した
抽気装置において、気液分離器4の上部空間に溜まった
非凝縮性ガスを放出弁4bから大気中に放出する場合、
若干の冷媒ガスが随伴して一緒に放出される。その随伴
冷媒ガスの含有率を低下せしめるには、該気液分離器4
内の混合ガス(非凝縮性ガスと冷媒ガスが主成分)を強
冷することが有効である。図8は、図6に示した回収装
置における気液分離器内の混合ガスを強冷するように改
良した1例であって、先願の発明(特願平4−1569
12号)に提案された未公知の先行技術に係る回収装置
の系統図である。この構成を概要的に述べれば、図6の
従来例における気液分離器4に小形冷凍機22を併設し
たものである。本発明において小形冷凍機とは、冷媒回
収操作の対象である冷凍機1よりも小形,小容量の冷凍
機をいう。本例の気液分離器4′は、その内部に冷却管
4cを設けてある。一方、小形冷凍機22は圧縮機22
a,凝縮器22bおよび膨張弁22cを備えていて、冷
却流体22dを前記の冷却管4cに供給して循環させ
る。本例によれば気液分離器4′内で冷媒ガスが強冷さ
れてその蒸気圧が低くなるので、放出弁4cから放出さ
れる非凝縮性ガスに随伴する冷媒ガス濃度がいっそう低
くなる。上述のごとく冷媒ガスが強冷されるので、この
冷却温度が水の氷結点以下である場合は、上記冷媒ガス
に水蒸気が含まれていると気液分離器4′内に霜を生
じ、また氷結して弁類の作動を阻害する虞れ無しとしな
い。このため、仮想線で示したように気液分離器4′の
流入側にドライヤ23を設けて水蒸気を除去することが
望ましい。図8の従来例から容易に理解できるように、
気液分離器4′内の冷却管4c内を循環して冷媒ガスを
強冷する冷却流体は、小形冷凍機22の併設によらず、
他の冷却装置から供給される冷水,冷媒等の低温流体を
利用することも可能である。
【0008】図9および図10は、小形冷凍機22を併
設して冷媒ガスを強冷するように構成された未公知の先
願(特願平4−181035号)に係る抽気装置の1例
を示し、模式的な系統図である。本図10に示した気液
分離器4は冷却ジャケット8を備えており、冷凍機1の
凝縮器1aからオリフィス21を介して低温の冷媒を供
給されて該気液分離器4内の混合ガス(冷媒ガス+非凝
縮性ガス)が冷却され、効率良く非凝縮性ガスと冷媒液
との分離が行なわれる。しかし、この気液分離器4内に
溜まったガスをそのまま大気中に放出せしめることな
く、電磁弁14,15を操作して精溜器9に導入し、小
形冷凍機22から供給される低温流体を冷却管9aに循
環流通させて強冷する。精溜器9内に導入された混合ガ
スが強冷されると、冷媒ガスの分圧が顕著に低下し、飽
和を越えた冷媒ガスは凝縮し、冷凍機1の蒸発器1bに
還流せしめられる。上記精溜器9内の上部空間に溜まっ
たガス(ほとんど純粋の非凝縮性ガス)の圧力は圧力セ
ンサ9bによって検出し、所定値に達すると放出ユニッ
ト9cから大気中に放出される。
【0009】上記精溜器9内に導入される混合ガス中に
多量の水蒸気が含まれていると、冷却管9aに結霜して
熱伝導を妨げたりするので、ドライヤ23を設けて除湿
されるようになっている。
【0010】以上に述べたごとく、フロン公害を防止す
るため、抽気操作および回収操作に際して大気中に放出
する非凝縮性ガスに冷媒ガスを随伴させない工夫が為さ
れてきた。本出願人による前記未公知の発明を含めて、
「温度,圧力の制御による冷媒の相変化」を利用した冷
媒ガス放散防止は、極限的に追及されて効果を挙げた。
しかし乍ら、社会的要請は更にいっそうの改善を求めて
いる。これに応えるためには、前述した各種の先行技術
(温度,圧力制御)に加えて、化学的ないし分子化学的
な方法の併用を考究する必要が有る。例えば、フロンを
大量に使用して洗浄を行なう工場においては、フロンの
吸着剤を収納した複数の吸着塔を設置し、その一部分を
使用して排出ガス中のフロンを吸着,除去し、フロンを
吸着,飽和して吸着性能が衰えた吸着塔は使用を中止し
て脱離操作が加えられて再生される(前記の脱離とは、
吸着の反対語であって、脱着もしくは離脱とも呼ばれ
る。本発明においては、機械的な着脱と紛らわしくない
ように脱離と呼ぶことにする)。従来主としてフロン洗
浄設備の排気に適用されていた吸着法を、冷凍機の抽気
装置や回収装置に応用しようというアイデアも提案され
ているが、冷房用の冷凍機は一般に狭隘な空間に設置さ
れているので、大形の吸着,脱離設備を付加設置するこ
とは実用性に問題が有るので普及しない。現在、本邦に
おける殆ど全部のビルには冷房用の冷凍機が設置されて
いるが、経済価値の高い階層は収益性の高い用途(事務
室,売場,生産設備,住居など)に振り当てられ、冷凍
機は地下もしくは屋上の狭い空間に配置されている。し
かも、冷凍機の仕様と機械室容積とは、ビルの建築工事
の設計段階で決定されており、フロン公害防止の世論が
高まったからと言って、大形の吸着,脱離装置を追加設
置することは現実に受け入れられない。また、今後建築
されるビルについても、直接的な収益性を有しない吸
着,脱離設備に大きいスペースを割くことは種々の困難
や抵抗が有る。また、冷凍機が設置されているビルの機
械室ごとに大形の吸着・脱離装置を設置することは社会
的にみて不経済である。本発明者らは、既設の冷凍機室
内に設置し得る程度の小形吸着・脱離装置の開発につい
ても試作,実用試験を重ねたが、次に述べるような不具
合があって、理論的には成功しながら実用普及が進まな
かった。すなわち、 イ.吸着装置が小形であると、比較的早期に吸着剤が吸
着飽和してしまって吸着性能を喪失する。一方、抽気装
置の作動インターバルは諸種の条件によって変化する
が、比較的短周期で間欠的に作動する場合も少なくな
い。このため、冷媒を吸着した吸着剤を脱離していて未
だ脱離が完了しないうちに、次のサイクルの抽気作動が
始まってしまう。こういう事を繰返していると、常に飽
和に近い状態の吸着剤の中を通過した排ガスが大気中に
放散され、冷媒ガスの随伴を防止できない。 ロ.冷媒を吸着して飽和した吸着剤から冷媒を脱離させ
る操作は高度の技術を要し、これを自動機器で行なわせ
るにしても厳重に管理しなければならない。脱離の圧
力,温度条件が適正でないと脱離が進行しなかったり、
脱離させた冷媒が分解してしまって回収再利用が出来な
くなったりするからである。
【0011】前記イ,ロに示した不具合を解消して、フ
ロン公害の完全な防止を図るための新規な方法として、
ターボ冷凍機用抽気装置(もしくは冷媒回収装置)のガ
ス放出口に対して着脱自在に接続され、冷媒吸着剤を収
納した多数の吸着タンクを用い、上記多数の吸着タンク
のうち、収納している冷媒吸着剤が吸着能力を有してい
る吸着タンクを、多数のターボ冷凍機のそれぞれに配給
して抽気装置(もしくは冷媒回収装置)に接続し、上記
抽気装置(もしくは冷媒回収装置)から放出されるガス
を、吸着タンク内の冷媒吸着剤に流通せしめて、該放出
ガス中に含まれている冷媒ガスを吸着除去し、収納して
いる冷媒吸着剤が冷媒を吸着して飽和した吸着タンクを
抽気装置(もしくは冷媒回収装置)から取り外して、吸
着タンク再生工場に搬入し、上記吸着タンクを、再生工
場の脱離炉に入れて加熱するとともに真空吸引し、冷媒
吸着剤から冷媒を脱離せしめて吸着タンクを再生し、再
生した吸着タンクを冷凍機サイトに返送して再使用に供
し、上記の操作をエンドレスに循環せしめて遂行するこ
とが考えられる。上記の新規な方法は本発明者らが創作
したもの(以下、未公知の先行技術という)である。
【0012】上記の方法によると、多数の吸着タンクの
うち、吸着性能を有しているもの(再生された新たな吸
着タンク)を、冷凍機の抽気装置(もしくは冷媒回収装
置)に接続しておくと、非凝縮性ガスと冷媒ガスとの混
合ガスである放出ガスが上記吸着タンク内を通過し、収
納されている冷媒吸着剤によって混合ガス中の冷媒ガス
が選択的に吸着,除去される。収納されている冷媒吸着
剤が冷媒を吸着して飽和すると、新たな吸着タンクと容
易に交換できるので、抽気装置(冷媒回収装置)の放出
ガスは常に吸着機能を有する吸着タンクによって処理さ
れる。このため、排ガス中の冷媒ガスは実用上零と見做
し得る程度に完全除去される。
【0013】そして、冷凍機の抽気装置(冷媒回収装
置)に対して装着しなければならない部材は、可搬形の
吸着タンク1個のみであるから、総べての既設冷凍機に
適用することができ、好ましくは使用済み吸着タンクと
未使用吸着タンクとを保管しておくためのスペースが冷
凍機の近傍に有れば良い。従って、適用スペース不足を
理由として普及を妨げられる虞れが無い。冷媒を吸着し
て飽和した冷媒吸着剤は、吸着タンク内に収納されたま
まの状態で取り外され、吸着タンク再生工場の脱離炉に
装入され、真空ポンプで真空引きなどして脱離され、脱
離した冷媒は液化装置で液化される。この操作は再生工
場において専門技術者による管理の下で、経済的に行な
うことができる。図11は、未公知の先行技術に係るフ
ロン公害防止システムの概要を示す模式的な系統図であ
る。冷凍機1に抽気装置31が付設されていて、該抽気
装置31の放出ガス(主として非凝縮性ガスであるが微
量の冷媒ガスを含んでいる)を、大気中に放出すること
なく、圧力調整弁32で減圧して吸着タンク34に導か
れる(矢印a)。上記吸着タンク34の中には冷媒ガス
の吸着剤(図示せず)が充填されており、導かれたガス
は上記吸着剤の中を流通して冷媒成分を吸着除去され、
矢印bのごとく大気中に放散せしめられる。吸着タンク
34に充填されている吸着剤が冷媒ガスを吸着して飽和
すると、再生工場に搬入され(矢印c)、脱離炉38に
装入されて加熱されるとともに真空吸引手段39により
真空引きされる。これにより、冷媒吸着剤に吸着されて
いた冷媒が脱離され、冷媒吸着剤は吸着機能を回復す
る。冷媒吸着剤が吸着機能を回復して再生された吸着タ
ンクは、冷凍機サイトへ返送(矢印d)される。また、
脱離したガス状の冷媒は液化装置41によって液化され
て回収タンク42に貯えられ、再使用に供される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図11について説明し
た未公知の先行技術に係るフロン公害完全防止システム
をして実用価値有らしめるためには、使い易くて、簡単
で安価な構成で、随伴冷媒ガスの吸着除去機能を有し、
繰返し使用に耐える、ポータブルな吸着タンクを必要と
し、かつ、上記の冷媒吸着剤を収納した可搬形のタンク
(吸着タンク)が使用されて、内部の冷媒吸着剤が冷媒
ガスを吸着して吸着能力を喪失し、もしくは吸着余力が
減少したとき、これを専門工場に集めて高能率で、経済
的に再生せしめ得る、品質管理が容易な技術を必要とす
る。
【0015】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、多数の吸着タンクを、集中管理的に、かつ経
済的に再生(収納している冷媒吸着剤の吸着性能を回復
せしめること)するための方法、および、上記の方法を
実施するに好適な装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る冷媒吸着剤の再生方法は、冷凍機用の
抽気装置(もしくは冷媒回収装置)の放出口に対して着
脱される流入口と、大気に対して連通される流出口とを
備えた可搬形タンクの中に収納されている冷媒吸着剤が
冷媒ガスを吸着したとき、吸着している冷媒ガスを脱離
させて冷媒吸着剤の吸着性能を回復させる方法であっ
て、前記の流入口および流出口の少なくとも片方に真空
ポンプを接続して、上記可搬形タンク内を負圧に保ち、
冷媒吸着剤に吸着されている冷媒ガスを脱離させること
を特徴とする。また、上記発明方法を実施するため、本
発明に係る再生装置の構成は、冷凍機用の抽気装置(も
しくは冷媒回収装置)の放出口に対して着脱される流入
口と、大気に対して連通される流出口とを備えた可搬形
タンクの中に収納されている冷媒吸着剤が冷媒ガスを吸
着したとき、吸着している冷媒ガスを脱離させて冷媒吸
着剤の吸着性能を回復させる装置であって、前記可搬形
タンクの流入口および流出口の少なくとも何れか一方に
接続される真空ポンプと、上記真空ポンプによって吸い
出したガスを冷却して液化させる液化装置と、を具備し
ていることを特徴とする。
【0017】
【作用】前述の手段によると、可搬形タンク(吸着タン
ク)内に収納されている冷媒吸着剤が冷媒ガスを吸着・
飽和して吸着能力を喪失した場合や、冷媒ガスを吸着し
て吸着余力が減少した場合、該可搬形タンク内から冷媒
吸着剤を取り出す必要なく、個々の可搬形タンクに配管
を接続して真空引きすることにより、該冷媒吸着剤から
冷媒を脱離せしめることができるので取扱いが容易であ
り、しかも、脱離せしめた冷媒ガスを大気中に放散せし
める虞れ無く捕捉・回収して再使用に供することができ
るので、フロン公害防止に有効な上に、経済的である。
【0018】
【実施例】次に、図1ないし図3を順次に参照しつつ本
発明の実施例を説明する。図2は、本発明に係る冷媒吸
着剤の再生技術において取扱いの対象とする、冷媒吸着
剤を収納した可搬形タンク(吸着タンク)、すなわち、
未公知の先行技術に係るフロン公害防止システム(図1
1)に用いられる多数の吸着タンクの内の1個を示す断
面図である。図2に示した41はタンク本体である。そ
の形状,寸法は特に限定されないが、ハンドル53とハ
ンドル兼脚54とを両手で持って運べるように構成す
る。
【0019】後述するごとく、このタンク本体内にはガ
スが流通せしめられるが、流出口が大気に連通している
に近い構造であって、大きい内圧が掛からないから大き
い肉厚寸法を必要とせず、軽量に構成するについて別段
の困難は無い。上記タンク本体41の内部空間は、ネッ
ト42a,42bによって、入口側室Fと、出口側室D
と、中央室Eとに仕切られ、該中央室E内に冷媒吸着剤
45が収納されている。本実施例においては上記の冷媒
吸着剤として粒状の活性炭が用いられている。本実施例
におけるネット42a,42bは、前記粒状の活性炭を
通過させないメッシュの金網より成り、パンチングプレ
ートを重ね合わせて補強されている。本発明を実施する
際、上記のネットの構造は格別に限定されること無く、
要するに通気性を有する板状部材、ないしは、機構学的
にこれと等価な構造であれば良い。
【0020】前記の出口側室Dを貫通して中央室Eに連
通する活性炭封入口43が設けられていて、蓋を装着し
て密閉されている。そして、前記の入口側室Fを貫通し
て中央室Eに連通する活性炭取出口44が設けられてい
て、蓋を装着して密閉されている。活性炭が冷媒ガス
(例えばフロン・R11)を吸着した場合、加熱・減圧
によって吸着ガスを脱離させて繰返し使用し得るが、次
第に性能が劣化する。前記のような活性炭封入口43,
活性炭取出口44を設けておくと、活性炭の吸着性能が
劣化したときの交換が容易である。上述の構造機能から
容易に推察し得るごとく、本発明を実施する場合、必ず
しも封入口と取出口とを別個に設けなくても、封入口兼
取出口を設けることもできる。活性炭が冷媒ガスを吸着
・脱離する現象は可逆的であって、吸着作用の際は発熱
し、脱離作用の際は吸熱する。上記発,吸熱の伝熱を円
滑ならしめるため本例は図2に示したように、冷媒吸着
剤(粒状活性炭)に接触せしめて放熱板47が設けられ
ている。本実施例の放熱板47はタンク本体41に対し
て熱的に接続され、該タンク本体41を介して大気に接
触している。図示を省略するが、放熱板を直接的に大気
に接触せしめても良い。また、図2に仮想線で示したよ
うに、冷媒吸着剤45に接触せしめて放熱管54を配設
するとともに、該放熱管の内腔を大気に連通せしめても
良い。活性炭が冷媒ガスを吸着するときに吸着潜熱を発
生するため、該活性炭が冷媒ガスを脱離するときは吸着
潜熱を吸収する。従って、冷媒ガス(例えばフロン・R
11)を吸着,飽和した活性炭を減圧して冷媒ガスを脱
離せしめて吸着機能を回復させる(吸着タンクを再生さ
せる)際は吸着潜熱を与えなければならない。この吸着
機能回復操作の際、前記の放熱板47もしくは放熱管5
4は、活性炭に熱を与えて昇温させるとともに吸着潜熱
を与える作用を果たす。こうした作用に着目すると、こ
れらの放熱板47および放熱管54は伝熱板,伝熱管で
ある。前記タンク本体41に、入口側室Fに連通せしめ
て混合ガスの流入口が設けられており、この流入口に急
速継手・甲40aが接続固定されている。上記の急速継
手・甲40aは、図示の急速継手・乙40bとペアにな
って、逆流防止機構付きの急速継手40を構成してい
る。
【0021】図2に示した48は、タンク本体内の冷媒
吸着剤が吸着性能を保持しているか喪失したかを検知す
る吸着センサであって、管状の中空部材に冷媒吸着剤
(本実施例においては活性炭)を収納している。該管状
の中空部材の一方の端はタンク本体41の出口側室Dに
連通固着され、他方の端には逆止弁49が取付けられて
いる。上記逆止弁49の方向性は、大気中への流出を許
容し、大気の流入を阻止する方向になっている。これに
より、大気中の水蒸気が流入して活性炭の吸着力を弱め
る虞れが無い。
【0022】タンク本体41内に導かれた混合ガスは、
タンク本体内の冷媒吸着剤(活性炭)に接触しつつ流通
し、冷媒ガスが吸着除去されて非凝縮性ガスのみが吸着
センサ48を流通し、逆止弁49を経て大気中に放出さ
れる。上記のごとく、冷媒ガスはタンク本体の中に装填
されている冷媒吸着剤(活性炭)45によって吸着さ
れ、発生した吸着熱は放熱板47によって放散せしめら
れる。吸着センサ48内に収納されている冷媒吸着剤
(活性炭)は流通するガスが非凝縮性ガスのみである間
は吸着作用を行なわないので吸着熱を発生することが無
い。こうした状態で、吸着センサに収納されている冷媒
吸着剤が吸着作用を行なわず、従って吸着熱を発生しな
いということは、吸着センサの中で吸着作用が行なわれ
ていないこと、すなわち、タンク本体内の冷媒吸着剤に
よって冷媒ガスの吸着除去が行なわれていることを意味
している。
【0023】タンク本体内の冷媒吸着剤45が冷媒ガス
を吸着して飽和すると、冷媒ガスの吸着性能を失う。こ
うした状態になると混合ガス中の冷媒ガスがタンク本体
内を素通りして吸着センサに流入し、該吸着センサ48
内の冷媒吸着剤(活性炭)によって吸着除去されるよう
になる。この状態においては吸着センサ48内の冷媒吸
着剤が吸着熱を発生する。この作用を外部から観察する
と、吸着センサ48が発熱し始めるということは、タン
ク本体内の冷媒吸着剤45が吸着性能を喪失したことを
表していることになる。このようにして吸着センサ48
は、発熱することによって吸着タンクが交換時機に達し
たことを表示するが、もう一つの重要な効果として、吸
着タンク内の冷媒吸着剤45が吸着飽和して冷媒ガスを
素通りさせるようになっても、なお暫くの間は吸着セン
サによって冷媒ガスを吸着捕捉し、該冷媒ガスが大気中
に放散されることを阻止し、フロン公害の完全防止をサ
ポートする。
【0024】吸着センサ48内の冷媒吸着剤が発熱を開
始したことは、該吸着センサ48を構成している管状の
中空部材の昇温を検知して把握することが出来る。本実
施例では上記管状の中空部材を保温材50で包み、吸着
センサ48の周囲に保温層を構成して上記管状の中空部
材の昇温を助長し、検出の鋭敏性を向上せしめている。
【0025】上記管状の中空部材の昇温を検知するに
は、公知の技術を任意に適用することができ、温度変化
に伴って電気抵抗を変えるサーミスタなども使用し得
る。本実施例においては、温度変化に伴って色調が変わ
る薬剤(例えばサーモラベル,サーモペイント等)を利
用した。この実施例によれば、一見して吸着性能の保持
状態を判定することができるので便利である。
【0026】図2に示した保温剤50には覗き窓(開口
ないし透孔)52を設けてあり、吸着センサ48の一部
分が外観に現われるようにし、この部分にサーモラベル
52を貼着した。サーモラベルには、可逆的な色調変化
を生じるものと、不可逆的な色調変化を生じるものとが
有り、それぞれ一長一短が有る。可逆的な色調変化を呈
するサーモラベルは、昇温に伴って一旦変色しても、温
度が低下して室温に戻ると原色調に復元するので繰り返
し使用することができ、経済的である。しかし乍ら、次
のような問題が有るので、本実施例では不可逆的な色調
変化を生じるサーモラベルを使用した。すなわち、先に
説明したように、タンク本体41内の冷媒吸着剤が吸
着,飽和すると、冷媒ガスはタンク本体を素通りして吸
着センサ48内の冷媒吸着剤で吸着されるようになり、
該吸着センサ48が昇温する。ところが、何らかの事情
で、このまま放置されると、吸着センサ48内の冷媒吸
着剤が吸着飽和して吸着性能を失うに至り、その後は吸
着センサ48が発熱しなくなって室温に戻る。このよう
な状態になった場合、不可逆色調変化を生じるサーモラ
ベルは、吸着センサ48が室温まで放冷された後も、昇
温によって変化した色調を表示し続ける。従って、何ら
かの事情によって吸着タンク巡視点検のインターバルが
延びたため、タンク本体41内の冷媒吸着剤45のみな
らず吸着センサ内の冷媒吸着剤までも冷媒ガスを吸着,
飽和した後にサーモラベル52を目視した場合も、該サ
ーモラベルは昇温歴が有ること(すなわち吸着タンク本
体内の冷媒吸着剤が飽和に達して吸着性能を喪失したこ
と)を容易に判定することができる。
【0027】上述のようにして吸着タンク内の冷媒吸着
剤が交換時機に達し、若しくは交換時機を経過したもの
と判定されたならば急速継手40を切り離し、吸着性能
を喪失した吸着タンクを取り外し、予め準備してあった
吸着タンクと交換する。上記の脱着交換に際し、急速継
手40が設けられているので迅速,容易に交換すること
ができ、その上、該急速継手40には逆流阻止機構が備
えられているので、交換作業に熟練を要せず、冷媒ガス
を漏らさない。図示の53,54は、本実施例の吸着タ
ンクを両手で持ち運びし易いように取り付けたハンドル
である。上記1対のハンドルのうち、吸着センサ48と
反対側に位置しているハンドル54は、この吸着タンク
を床上に置く場合に脚としても機能するように構成して
ある。
【0028】収納されている冷媒吸収剤45が冷媒ガス
を吸着・飽和して吸着能力を喪失した吸着タンクは下記
のようにして再生されるが、まだ飽和に達していない吸
着タンクであっても同様にして再生することができる。
吸着タンクは図1について後述するようにして冷媒吸着
剤の脱離操作を施されるが、この脱離操作に先立って、
予め配管のための準備操作が行われる。図3は、図2に
示した実施例の吸着タンクに準備操作を施し終わった状
態を示す部分断面図である。前述の急速継手・甲40a
を取り外して直管状のアダプタパイプ63が接続され
る。64は管継手である。さらに、前述の逆止弁49を
取り外して真空ホース61が接続される。62は管継手
である。本実施例のアダプタパイプ63は剛性の部材で
あり真空ホースは可撓性の部材であるが、その役目は両
方とも同様であって、タンク本体41の内部空間を真空
ポンプに接続し、該内部空間を真空引きするためのもの
である。図1は、本発明に係る冷媒吸着剤再生装置の1
実施例を示し、吸着タンクを装入した状態の炉体を部分
的に破断して描いた正面図に、配管系機器をシンボルマ
ークで付記した説明図である。図3について説明したよ
うな準備作業によって、吸着タンク34のタンク本体の
流入口に接続されたアダプタパイプ63、および、同じ
く流出口側に接続された真空ホース61を、真空ポンプ
67の吸入側に接続して、吸着タンク内を減圧する。図
示の66は、炉体65の炉壁を貫通せしめて配置された
接続管である。また、孔65dはアダプタパイプ63を
挿通するためのものである。
【0029】吸着タンク34内に収納されている冷媒吸
着剤(本例においては活性炭)から吸着している冷媒ガ
ス(本例ではフロン・R11)を脱離させるための必要
最少限の条件は減圧である。本発明を実施する際、−7
50mmHg程度の真空引きのみによって冷媒ガスの脱離
を行なうこともできる。しかし、脱離が吸熱反応である
から、加熱しつつ真空引きする方が高能率で冷媒ガスの
脱離、すなわち吸着剤の再生を行なうことができる。そ
こで本実施例では、電気ヒータ65eを備えた炉体65
内に吸着タンク34を装入して加熱する。65fは吸着
タンク34を支持しているガイドバーであり、65bは
炉蓋、65cはそのハンドルである。本例においては、
吸着タンク34を炉体65に装入したり取り出したりす
るに便なるごとく、高さ寸法約1メートルのベース65
a上に炉体65を設置してある。本図1においては重な
って1個のみ表わされているが、複数個の吸着タンク3
4が炉体65内に装入されている。本実施例において
は、各吸着タンクはそれぞれ図示のごとく水平姿勢に保
持され、相互に平行に、紙面と垂直方向に配列される。
従って、これら複数個の吸着タンクを装入し得るよう、
炉体65は、その炉前側(図において右側から見ると横
長形状をなしている。
【0030】図に示した69a,69bはサービスホー
ルである。本実施例における炉体65の内部は、発熱体
(電気ヒータ65e)によっても加熱することができる
が、上記発熱体と併用して、若しくは該発熱体に代え
て、前記サービスホール69a,69bを経て熱風を循
環せしめ得るようになっている。どのような加熱手段を
用いる場合も、炉内温度が100℃ないし180℃の間
の所定温度に保たれるように温度制御手段(図示せず)
が設けられている。100℃未満では冷媒吸着剤から冷
媒ガスを脱離させる反応の速度が低くて実用的価値が低
く、また、180℃を越えると冷媒物質が分解して、再
利用に供し得なくなるからである。
【0031】前記の真空ポンプ67からは、脱離された
冷媒ガスを主成分とするガスが吐出される。このガスを
液化装置68に導き、冷却管69に接触せしめて冷却
し、凝縮させ、液ポンプ70で回収タンク71に送入し
て一時的に貯蔵し、再使用に備える。前記真空ポンプ6
7として、本実施例においては連続定格吸入圧力−75
0mmHgのロータリ型真空ポンプを用いた。本発明を実
施する際、真空ポンプは任意型式のものを選定して適用
することができる。一般に真空ポンプの吐出圧力は大気
圧に比して余り高くない。従って、前記の液化装置68
に加圧手段を設けて冷媒ガスを圧縮すると容易に液化せ
しめ得るので好都合である。前記回収タンク71に送出
用の開閉弁72を設けておいて、該回収タンク71内に
貯溜された冷媒液を冷凍機用の補給冷媒として利用す
る。この回収タンク71に送入された冷媒液の由来を辿
ると冷凍機内に封入されていたものであるから、これを
返送することによってフロン公害を防止しつつ、補給用
フロンの購入を不要ならしめることができる。本発明を
適用して、1滴のフロンも大気中に放散させなければ、
冷媒としてフロンを用いる冷凍機を運転しても地球環境
に悪影響を及ぼす虞れが無く、かつ、フロンの補給が途
絶しても冷凍機の運転を継続することができる。本実施
例においては、前記の回収タンク71の上部空間と液化
装置68との間に圧力をバランスさせるための管路73
を設けて、冷媒流体が円滑に流動し得るようにしてあ
る。
【0032】図3に示したようにしてアダプタパイプ6
3や真空ホース61を取り付け、図1に示したようにし
て冷媒吸着剤を再生するとともに、脱離した冷媒ガスを
液化させて回収した後、上記アダプタパイプ63を取り
外して図2に示した急速継手・甲40aを取り付けると
ともに、真空ホース61を取り外して逆止弁49を取り
付けて、図2に示されている状態に復元する。そして、
変色しているサーモラベル52を剥がして新たなサーモ
ラベルを貼着する。もしくは、変色しているサーモペイ
ントを塗り直す。前記の液化装置(図1)から送出され
る流体は必ずしも純粋な冷媒液と限らず、水分を含有し
ている場合も有る得る。こうした事情を勘案して、図示
を省略するが、液化装置68と回収タンク71とを結ぶ
管路の途中にドライヤを設けることも出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明を適用すると、可搬形タンク(吸
着タンク)内に収納されている冷媒吸着剤が冷媒ガスを
吸着・飽和して吸着能力を喪失した場合や、冷媒ガスを
吸着して吸着余力が減少した場合、該可搬形タンク内か
ら冷媒吸着剤を取り出す必要なく、個々の可搬形タンク
に配管を接続して真空引きすることにより、該冷媒吸着
剤から冷媒を脱離せしめることができるので取扱いが容
易であり、しかも、脱離せしめた冷媒ガスを大気中に放
散せしめる虞れ無く捕捉・回収して再使用に供すること
ができるので、フロン公害防止に有効な上に、経済的で
あるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒吸着剤再生装置の1実施例を
示し、吸着タンクを装入した状態の炉体を部分的に破断
して描いた正面図に、配管系機器をシンボルマークで付
記した説明図である。
【図2】本発明に係る冷媒吸着剤の再生技術において取
扱いの対象とする、冷媒吸着剤を収納した可搬形タンク
(吸着タンク)、すなわち、未公知の先行技術に係るフ
ロン公害防止システム(図11)に用いられる多数の吸
着タンクの内の1個を示す断面図である。
【図3】図2に示した実施例の吸着タンクに準備操作を
施し終わった状態を示す部分断面図である。
【図4】従来例の冷媒ガスの回収装置を示す系統図であ
る。
【図5】上記と異なる従来例の冷媒ガスの回収装置を示
す系統図である。
【図6】先願の発明(特願平4−156912号)に係
る冷媒の回収装置を示す系統図である。
【図7】抽気装置の従来例を示す系統図である。
【図8】図6に示した回収装置における気液分離器内の
混合ガスを強冷するように改良した1例であって、先願
の発明(特願平4−156912号)に提案された未公
知の回収装置の系統図である。
【図9】小形冷凍機22を併設して冷媒ガスを強冷する
ように構成された未公知の先願(特願平4−18103
5号)に係る抽気装置の1例を示し、模式的な系統図で
ある。
【図10】上記未公知の先願に係る抽気装置における、
図9と異なる1例を示す模式的な系統図である。
【図11】未公知の先行技術に係る、フロン公害完全防
止システムの1例を示す系統図である。
【符号の説明】
1…冷凍機、1a…凝縮器、1b…蒸発器、1c…圧縮
機、2,2′…圧縮機、3…凝縮器、4,4′…気液分
離器、4a…フロート弁、4b…放出弁、4c…冷却
管、5…冷媒タンク、6…圧力センサ、8…冷却ジャケ
ット、9…精溜器、9a…冷却管、9b…圧力センサ、
9c…放出ユニット、14,15…電磁弁、19…真空
ポンプ、21…オリフィス、22…小形冷凍機、22a
…圧縮機、22b…凝縮器、22d…冷却流体、23,
23′…ドライヤ、31…抽気装置、40…急速継手、
40a…急速継手・甲、40b…急速継手・乙、41…
タンク本体、42a,42b…ネット、43…活性炭封
入口、44…活性炭取出口、45…冷媒吸着剤、47…
放熱板、48…吸着センサ、49…逆止弁、50…保温
材、51…覗き窓、52…サーモラベル、53…ハンド
ル、54…ハンドル兼脚、55…放熱管、61…真空ホ
ース、62…管継手、63…アダプタパイプ、64…管
継手、65…炉体、65a…ベース、65b…炉蓋、6
5c…ハンドル、65d…孔、65e…電気式ヒータ、
65f…ガイドバー、66…接続管、67…真空ポン
プ、68…液化装置、69…冷却管、70…液ポンプ、
71…回収タンク、72…冷媒液流出用の開閉弁、73
…圧力バランス管路、81…液化装置。
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】前記の出口側室Dを貫通して中央室Eに連
通する活性炭封入口43が設けられていて、蓋を装着し
て密閉されている。そして、前記の入口側室Fを貫通し
て中央室Eに連通する活性炭取出口44が設けられてい
て、蓋を装着して密閉されている。活性炭が冷媒ガス
(例えばフロン・R11)を吸着した場合、加熱・減圧
によって吸着ガスを脱離させて繰返し使用し得るが、次
第に性能が劣化する。前記のような活性炭封入口43,
活性炭取出口44を設けておくと、活性炭の吸着性能が
劣化したときの交換が容易である。上述の構造機能から
容易に推察し得るごとく、本発明を実施する場合、必ず
しも封入口と取出口とを別個に設けなくても、封入口兼
取出口を設けることもできる。活性炭が冷媒ガスを吸着
・脱離する現象は可逆的であって、吸着作用の際は発熱
し、脱離作用の際は吸熱する。上記発,吸熱の伝熱を円
滑ならしめるため本例は図2に示したように、冷媒吸着
剤(粒状活性炭)に接触せしめて放熱板47が設けられ
ている。本実施例の放熱板47はタンク本体41に対し
て熱的に接続され、該タンク本体41を介して大気に接
触している。図示を省略するが、放熱板を直接的に大気
に接触せしめても良い。また、図2に仮想線で示したよ
うに、冷媒吸着剤45に接触せしめて放熱管5を配設
するとともに、該放熱管の内腔を大気に連通せしめても
良い。活性炭が冷媒ガスを吸着するときに吸着潜熱を発
生するため、該活性炭が冷媒ガスを脱離するときは吸着
潜熱を吸収する。従って、冷媒ガス(例えばフロン・R
11)を吸着,飽和した活性炭を加熱,減圧して冷媒ガ
スを脱離せしめて吸着機能を回復させる(吸着タンクを
再生させる)際は吸着潜熱を与えなければならない。こ
の吸着機能回復操作の際、前記の放熱板47もしくは放
熱管5は、活性炭に熱を与えて昇温させるとともに吸
着潜熱を与える作用を果たす。こうした作用に着目する
と、これらの放熱板47および放熱管5は伝熱板,伝
熱管である。前記タンク本体41に、入口側室Fに連通
せしめて混合ガスの流入口が設けられており、この流入
口に急速継手・甲40aが接続固定されている。上記の
急速継手・甲40aは、図示の急速継手・乙40bとペ
アになって、逆流防止機構付きの急速継手40を構成し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壁田 昭 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社フロン削減 本部内 (72)発明者 大友 毅 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社フロン削減 本部内 (72)発明者 徳永 政司 東京都港区高輪2丁目20番36号 日立ビル 施設エンジニアリング株式会社フロン削減 本部内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機用の抽気装置の放出口に対して着
    脱される流入口と、大気に対して連通される流出口とを
    備えた可搬形タンクの中に収納されている冷媒吸着剤が
    冷媒ガスを吸着したとき、吸着している冷媒ガスを脱離
    させて冷媒吸着剤の吸着性能を回復させる方法であっ
    て、 前記の流入口および流出口の少なくとも片方に真空ポン
    プを接続して、上記可搬形タンク内を負圧に保ち、冷媒
    吸着剤に吸着されている冷媒ガスを脱離させることを特
    徴とする、冷媒吸着剤の再生方法。
  2. 【請求項2】 冷凍機用の冷媒回収装置の放出口に対し
    て着脱される流入口と、大気に対して連通される流出口
    とを備えた可搬形タンクの中に収納されている冷媒吸着
    剤が冷媒ガスを吸着したとき、吸着している冷媒ガスを
    脱離させて冷媒吸着剤の吸着機能を回復させる方法であ
    って、 前記の流入口および流出口の少なくとも片方に真空ポン
    プを接続して、上記可搬形タンク内を負圧に保ち、冷媒
    吸着剤に吸着されている冷媒ガスを脱離させることを特
    徴とする、冷媒吸着剤の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記の冷媒吸着剤として、活性炭を用い
    ることを特徴とする、請求項1もしくは請求項2に記載
    した冷媒吸着剤の再生方法。
  4. 【請求項4】 前記可搬形タンクを負圧に保つとき、該
    可搬形タンクを外部から加熱して、内部に収納されてい
    る冷媒吸着剤を昇温させることを特徴とする、請求項1
    ないし請求項3の何れかに記載した冷媒吸着剤の再生方
    法。
  5. 【請求項5】 前記の可搬形タンクを、電熱手段を備え
    た炉の中に収納し、電熱手段によって可搬形タンクを加
    熱するとともに、該可搬形タンクの内部を負圧に保つこ
    とを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記
    載した冷媒吸着剤の再生方法。
  6. 【請求項6】 前記の炉の炉壁に透孔を設け、もしくは
    管状部材を貫通せしめて、該炉の中に熱風を送入循環せ
    しめて前記可搬形タンクを加熱することを特徴とする、
    請求項5に記載した冷媒吸着剤の再生方法。
  7. 【請求項7】 前記可搬形タンクの加熱は、内部に収納
    されている冷媒吸着剤の温度が100℃ないし180℃
    となるように制御することを特徴とする、請求項4ない
    し請求項6の何れかに記載した冷媒吸着剤の再生方法。
  8. 【請求項8】 冷媒吸着剤から脱離された冷媒ガスを冷
    却して液化せしめ、得られた冷媒液を一時的に貯えて再
    使用に供することを特徴とする、請求項1もくしは請求
    項2に記載した冷媒吸着剤の再生方法。
  9. 【請求項9】 前記の冷媒ガスを冷却して液化せしめる
    際、加圧して液化を助長することを特徴とする、請求項
    8に記載した冷媒吸着剤の再生方法。
  10. 【請求項10】 前記の可搬形タンクの流出口に、冷媒
    吸着剤を収納した管状部材よりなる吸着センサを設ける
    とともに、昇温によって変色するサーモラベルを上記管
    状部材に貼着しておいて、可搬形タンク内の冷媒吸着剤
    が冷媒を吸着,飽和して吸着性能を失ったとき該可搬形
    タンク内を通過した冷媒ガスが吸着センサ内の冷媒吸着
    剤に吸着されて発熱することを該サーモラベルの変色に
    よって検知し得るようにしておき、前記可搬形タンク内
    を負圧に保って冷媒吸着剤から冷媒ガスを脱離させたと
    き、上記の変色したサーモラベルを剥がし取って未変色
    のサーモラベルを貼り直すことを特徴とする、請求項1
    もしくは請求項2に記載した冷媒吸着剤の再生方法。
  11. 【請求項11】 冷凍機用の抽気装置の放出口に対して
    着脱される流入口と、大気に対して連通される流出口と
    を備えた可搬形タンクの中に収納されている冷媒吸着剤
    が冷媒ガスを吸着したとき、吸着している冷媒ガスを脱
    離させて冷媒吸着剤の吸着性能を回復させる装置であっ
    て、 前記可搬形タンクの流入口および流出口の少なくとも何
    れか一方に接続される真空ポンプと、上記真空ポンプに
    よって吸い出したガスを冷却して液化させる液化装置
    と、を具備していることを特徴とする、冷媒吸着剤の再
    生装置。
  12. 【請求項12】 冷凍機用の冷媒回収装置の放出口に対
    して着脱される流入口と、大気に対して連通される流出
    口とを備えた可搬形タンクの中に収納されている冷媒吸
    着剤が冷媒ガスを吸着したとき、吸着している冷媒ガス
    を脱離させて冷媒吸着剤の吸着性能を回復させる装置で
    あって、 前記可搬形タンクの流入口および流出口の少なくとも何
    れか一方に接続される真空ポンプと、上記真空ポンプに
    よって吸い出したガスを冷却して液化させる液化装置
    と、を具備していることを特徴とする、冷媒吸着剤の再
    生装置。
  13. 【請求項13】 前記の液化装置は、真空ポンプによっ
    て吸い出したガスを冷却する手段と併せて、該ガスを圧
    縮する手段を備えていることを特徴とする、請求項11
    もしくは請求項12に記載した冷媒吸着剤の再生装置。
  14. 【請求項14】 前記の液化装置によって液化された冷
    媒液を貯蔵して再使用に供するための、冷媒液回収タン
    クが設置されていることを特徴とする、請求項11ない
    し請求項13に記載した冷媒吸着剤の再生装置。
  15. 【請求項15】 前記の液化装置と冷媒液回収タンクと
    を結ぶ管路の途中にドライヤが設けられていて、冷媒吸
    着剤から脱離されたガス中に混入している水蒸気を除去
    するように構成されていることを特徴とする、請求項1
    4に記載した冷媒吸着剤の再生装置。
  16. 【請求項16】 前記の可搬形タンクを収納する炉体
    と、上記炉体に収納された可搬形タンクを加熱するため
    の発熱体とを具備し、かつ、前記の炉体を貫通せしめ
    て、可搬形タンクと真空ポンプとを接続するための配管
    手段が設けられていることを特徴とする、請求項11も
    しくは同12に記載した冷媒吸着剤の再生装置。
  17. 【請求項17】 前記炉体には、炉壁を貫通する複数個
    の透孔が設けられるとともに、上記の透孔を通して熱風
    を炉体内に循環せしめる手段が設けられていることを特
    徴とする、請求項16に記載した冷媒吸着剤の再生装
    置。
  18. 【請求項18】 前記の発熱体および熱風循環手段の少
    なくとも何れか一方は、前記炉体内の熱平衡温度を10
    0℃ないし180℃の範囲内の所定温度に保たしめる自
    動制御機構を備えていることを特徴とする請求項17に
    記載した冷媒吸着剤の再生装置。
  19. 【請求項19】 前記の炉体は、複数個の可搬形タンク
    を収納し得るようになっていて、複数個の可搬性タンク
    の吸着剤の再生を同時に行ない得るようになっているこ
    とを特徴とする、請求項16もしくは請求項17に記載
    した冷媒吸着剤の再生装置。
  20. 【請求項20】 前記冷媒回収タンクの上部空間と、前
    記液化装置との間に圧力をバランスさせるための管路が
    設けられていることを特徴とする、請求項14に記載し
    た冷媒吸着剤の再生装置。
JP28934493A 1993-11-18 1993-11-18 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置 Pending JPH07139855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28934493A JPH07139855A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28934493A JPH07139855A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07139855A true JPH07139855A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17741995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28934493A Pending JPH07139855A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07139855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999064799A1 (fr) * 1998-06-11 1999-12-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif collecteur de fluide frigorigene, procede de collecte de liquide frigorigene, refrigerateur muni de ce dispositif, procede de regulation de liquide frigorigene dans un circuit de liquide frigorigene ou bien dispositif et procede de regeneration pour dispositif collecteur de liquide frigorigene
KR100921245B1 (ko) * 2008-01-30 2009-10-09 케이알티(주) 냉매 회수 장치
GB2586035A (en) * 2019-07-30 2021-02-03 Mexichem Fluor Sa De Cv Method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999064799A1 (fr) * 1998-06-11 1999-12-16 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif collecteur de fluide frigorigene, procede de collecte de liquide frigorigene, refrigerateur muni de ce dispositif, procede de regulation de liquide frigorigene dans un circuit de liquide frigorigene ou bien dispositif et procede de regeneration pour dispositif collecteur de liquide frigorigene
EP1014015A1 (en) * 1998-06-11 2000-06-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Refrigerant collecting device, refrigerant collecting method, refrigerator having refrigerant collecting device, control method for refrigerant in refrigerant circuit or regeneration device and regeneration method for refrigerant collecting device
EP1014015A4 (en) * 1998-06-11 2001-03-14 Sanyo Electric Co REFRIGERANT FLUID COLLECTING DEVICE, REFRIGERATOR COLUMN COLLECTING METHOD, REFRIGERATOR PROVIDED WITH SUCH DEVICE, REFRIGERANT LIQUID CONTROL METHOD IN A REFRIGERANT LIQUID CIRCUIT OR GOOD DEVICE AND REGENERATION METHOD FOR REFRIGERATING LIQUID DEVICE
KR100564869B1 (ko) * 1998-06-11 2006-03-28 산요덴키가부시키가이샤 냉매 회수 장치, 냉매 회수 방법, 냉매 회수 장치를 갖춘냉동 장치, 냉매 회로내의 냉매의 제어 방법 또는 냉매회수 장치의 재생 장치 및 재생 방법
KR100921245B1 (ko) * 2008-01-30 2009-10-09 케이알티(주) 냉매 회수 장치
GB2586035A (en) * 2019-07-30 2021-02-03 Mexichem Fluor Sa De Cv Method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06317365A (ja) パージ回収システム
JP3606854B2 (ja) 高湿度燃料ガスの圧縮供給装置
CN106322804B (zh) 制冷系统及其净化方法
JP3486852B2 (ja) 冷媒による大気汚染の防止を集中管理する方法、および同装置
JPH07139855A (ja) 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置
JPH07120112A (ja) 冷媒の吸着タンク、および、吸着タンクの吸着性能判定方法
JP4139565B2 (ja) Pfc系ガス回収方法及び装置
KR100869518B1 (ko) 헬륨가스의 초저온 정제 방법 및 장치
JPH10238909A (ja) 冷媒を高効率で回収する方法、および同装置、並びに吸着タンク
TW201016300A (en) Gasoline vapor recovery apparatus
JP2011133192A (ja) 冷媒回収装置
JPH07251069A (ja) 冷媒吸着剤の再生方法、および同再生装置
JPH07146036A (ja) 冷媒吸着剤の吸着余力残存状態および吸着能力回復状態判定方法、並びに同判定装置
JP2000146372A (ja) 冷媒回収装置
JPH0611216A (ja) 冷媒の回収装置、および冷媒の回収方法
JPH1157394A (ja) 有機溶媒の回収装置
JP2948141B2 (ja) 圧縮式冷凍機
JPH07198232A (ja) 吸着余力残存状態及び吸着能力回復状態の判定方法並びに同装置
JP4523907B2 (ja) 可燃性冷媒の回収方法及び可燃性冷媒の回収装置
JPH07229667A (ja) 低温液化ガスを用いた冷却装置
JPH0434881Y2 (ja)
JPH1151515A (ja) 冷媒の回収方法、および冷媒の回収装置
JP2593742B2 (ja) ヒートポンプ
JPH03263565A (ja) 回収冷媒の移充方法
JPH01155901A (ja) 溶剤回収装置