JPH0434881Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0434881Y2
JPH0434881Y2 JP1987010155U JP1015587U JPH0434881Y2 JP H0434881 Y2 JPH0434881 Y2 JP H0434881Y2 JP 1987010155 U JP1987010155 U JP 1987010155U JP 1015587 U JP1015587 U JP 1015587U JP H0434881 Y2 JPH0434881 Y2 JP H0434881Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorocarbon
tank
cleaning
cleaning tank
cooling jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987010155U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63118903U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987010155U priority Critical patent/JPH0434881Y2/ja
Publication of JPS63118903U publication Critical patent/JPS63118903U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0434881Y2 publication Critical patent/JPH0434881Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば、R113を用いて半導体や
電子機器その他を洗浄するフロン洗浄回収装置に
関する。
(ロ) 考案の背景 従来、上述例の半導体や電子機器その他の洗浄
には、毒性が極めて少なく、化学的にも安定して
いて、かつ洗浄物に損傷を与える心配が全くない
フロン溶剤たとえばR113が用いられている。
しかし、上述のR113は、その沸騰点が47.6℃
と低いため、洗浄中にフロン蒸気が大気中に流出
することがある。
このフロン蒸気の流出を防止し、同フロン蒸気
を回収するため従来においては、活性炭吸着装置
などの大型の装置が用いられていたが、コスト高
となるばかりでなく、フロン洗浄機とのユニツト
化が困難になる問題点を有していた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、フロン蒸気槽による蒸気洗浄と、
フロン液中洗浄を行う装置でありながら、フロン
の完全な回収再利用ができるフロン洗浄回収装置
の提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、フロン溶剤を貯溜したフロン洗浄
槽の中間部に冷却ジヤケツトを配設して、フロン
溶剤液面と冷却ジヤケツト間にフロン蒸気層を形
成すると共に、冷却ジヤケツト上部をフロン乾燥
室に形成し、前記フロン洗浄槽の上部全面にはワ
ーク出入口を形成したダクトを設けて、該ダクト
の下面に吸引口を開口し、この吸引口を吸引管を
介して吸引ポンプに連通すると共に、吸引ポンプ
吐出側に凝縮槽および脱水槽を配設し、液化脱水
したフロン液を循環路を介して上記フロン洗浄槽
に還流し、凝縮槽からのフロン溶剤含有空気をリ
ターンパイプを介してフロン洗浄槽内に還流すべ
く構成したフロン洗浄回収装置であることを特徴
とする。
(ホ) 考案の作用 この考案によれば、フロン洗浄槽内に入つてき
た被洗浄用ワークはまず洗浄槽内のフロン蒸気層
で、フロンによる蒸気洗浄が行なわれた後、フロ
ン液中に浸漬されて液中洗浄が行なわれる。
フロン液中から引上げられたワークは、再びフ
ロン蒸気層でフロン蒸気により加熱と洗浄が行な
われると共に、冷却ジヤケツト上部のフロン乾燥
室で短時間に乾燥され、ワーク出入口より取出さ
れる。
そして、上方に流動して大気中に流出しようと
するフロン蒸気は、吸引ポンプの駆動により吸引
口から吸引され、この吸引されたフロン蒸気は吸
引管を介して上述の吸引ポンプ吐出側より吐出さ
れ、次段の凝縮槽において凝縮して液化する。
この液化されたフロン液は次段の脱水槽におい
て水分が除去された後に、循環路を介してフロン
洗浄槽にリターンし、フロンを含む空気はリター
ンパイプを介してフロン洗浄槽にリターンさせ、
フロン蒸気洗浄用として再利用する。
(ヘ) 考案の効果 この考案によれば、洗浄槽内ではワークを蒸気
洗浄と、液中洗浄を行なつた後フロン蒸気層で加
熱と洗浄を行ない、しかも冷却ジヤケツト上部の
フロン乾燥室ではワークを短時間に乾燥してワー
ク出入口より取出すことができる。
そして、フロン蒸気は、フロン洗浄槽上部に取
付けたダクト下面の吸引口から確実に回収し、か
つ凝縮液化させたフロン液から水分を除去して再
利用に供することができる。また、液化が不完全
なフロンを含む空気をフロン洗浄槽に還流するこ
とで、蒸気洗浄用として再利用し、無駄なフロン
の排出を防止して、フロン蒸気の完全な回収再利
用ができる効果がある。
しかも、簡単な装置および配管を付加するだけ
であるから容易にフロン洗浄機との一体ユニツト
化を図ることができ、低コストでのフロン回収が
可能となる効果がある。
(ト) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はフロン洗浄回収装置を示し、図におい
て、左側の第1槽1と、右側の第2槽2とを仕切
板3で仕切つたフロン洗浄槽4を設け、このフロ
ン洗浄槽4内にフロン溶剤たとえばR113を貯溜
している。
また、上述の第2槽2の右側上部には水分分離
槽5を形成し、この水分分離槽5の上部に凝縮コ
イル6を配置すると共に、フロン洗浄槽4の上下
方向略中央部には、同槽4の略全長にわたる冷却
ジヤケツト7を水平に配設している。
そして、フロン洗浄槽4の冷却ジヤケツト7よ
り上方をフロン乾燥室4aとし、冷却ジヤケツト
7より下方でフロン液面間をフロン蒸気層4bに
形成している。
上述のフロン洗浄槽4はその上端を開口したタ
ンクで、この上端開口部8に被洗浄物としてのワ
ークの出入りを許容するワーク出入口9を形成し
たダクト12を取付けている。
また、上記フロン洗浄槽4の上端開口部8の全
面には、吸引管10の上端吸引口11を開口する
と共に、ワーク出入口9を除いて前記ダクト12
を配設し、このダクト12の下面に吸引口13…
を開口している。
そして、これらの各吸引口13…をダクト12
を介して前述の吸引管10に連通すると共に、上
端吸引口11を同吸引管10に連通させている。
上述の吸引管10の他端は吸引ポンプ14に連
結し、この吸引ポンプ14の吐出管15先端には
凝縮槽16を連結している。
この凝縮槽16は、前述の各吸引口11,13
から吸引し、各要素10,14,15を介して送
られてくるフロン蒸気を凝縮液化するためのタン
クで、この凝縮槽16の次段には、フロン液中の
水分を除去する脱水槽17を取付けている。
そして、この脱水槽17のフロン液出口と前述
の第2槽2との間を循環路18で接続して、液化
脱水したフロン液を、この循環路18を介して上
述の第2槽2に還流すべく構成している。
また、前述の凝縮槽16の上端と水分分離槽5
との間をリターンパイプ19で連通し、フロン
R113を微量に含んだ空気を上述の分離槽5に還
流すべく構成している。
一方、上述の凝縮槽16には、冷凍機20の蒸
発器21を配設している。
上述の冷凍機20は、圧縮機22の吐出側に凝
縮器23、受液器24、ドライヤ25、電磁開閉
弁26およびサイトグラス27を介して膨張弁2
8を接続すると共に、この膨張弁28の出口側に
前述の蒸発器21、アキユムレータ29を介して
圧縮機22の吸引側を接続した冷凍サイクルであ
り、前述の凝縮器23の出入口にはデフロスト用
の熱を上述の蒸発器21に導びいて、この蒸発器
21の霜取りを行なうデフロストライン30を接
続し、かつ、このライン30にデフロスト弁31
を介設している。
上述の冷凍機20は周知の如く、圧縮機22の
駆動により、同圧縮機22で圧縮され高圧となつ
た冷媒(たとえばR12)が、凝縮器23に送ら
れ、ここで液化して受液器24に至つた後に、こ
の高圧冷媒液は各要素25,26,27を介して
膨張弁28に導びかれ、この弁28で絞り膨張さ
れて低圧となつた冷媒は蒸発器21内に入り、周
囲より熱を奪つて蒸発して蒸発ガスとなり、アキ
ユムレータ29を介して再び圧縮機22に吸い込
まれる。
そして、上述の冷凍サイクルのうち、被冷却体
より熱を奪い取る蒸発器21の作用によつて、凝
縮槽16内のフロン蒸気を凝縮させてフロン液に
する。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
いま、前述の各槽1,2に介設したヒータ(図
示せず)に通電すると、R113が加熱され、液面
と冷却ジヤケツト7との間にフロン蒸気層4bが
形成されると共に、冷却ジヤケツト7より上部の
フロン洗浄槽内には、フロン蒸気が冷却されてフ
ロン乾燥室4aが形成される。
そこで、前述のワーク出入口9からワークをフ
ロン洗浄槽4内に入れると、ワークはまずフロン
蒸気層で蒸気洗浄されたうえ、フロン液中で液中
洗浄が行なわれる。
そして、ワークを取出すとき、ワークはフロン
蒸気層4bの蒸気により加熱されると共に、蒸気
洗浄され、更に上方に持上げられて、フロン乾燥
室4a内で短時間に乾燥されることになる。
上述したように、ワーク洗浄時に、フロン蒸気
は上方へ流動して大気中に流出しようとするが、
このフロン蒸気は吸引ポンプ14の駆動により図
面に矢印で示す如く各吸引口11,13から吸引
され、この吸引されたフロン蒸気は吸引管10を
介して上述の吸引ポンプ14に吸い込まれる。
そして、上述の吸引ポンプ14から吐出管15
を介して凝縮槽16に吐出されたフロン蒸気は、
蒸発器21の作用によつて凝縮して液化する。
この液化されたフロン液は次段の脱水槽17に
おいて水分が取り除かれ、脱水後のフロン液は循
環路18を介してフロン洗浄槽4にリターンす
る。
この結果、前述のフロン蒸気を確実に回収し、
かつ凝縮液化させたフロン液から水分を除去して
再利用に供することができる効果がある。
しかも、簡単な装置および配管を付加するだけ
で、フロン洗浄機との一体ユニツト化を図ること
ができる。
加えて、上述の構成により、低コストでのフロ
ン回収が可能となる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案のフロン溶剤は、実施例のR113に対
応し、 以下同様に、 吸引口は、上端吸引口11に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すフロン洗浄回
収装置の系統図である。 4……フロン洗浄槽、4a……フロン乾燥室、
4b……フロン蒸気層、10……吸引管、11…
…上端吸引口、14……吸引ポンプ、16……凝
縮槽、17……脱水槽、18……循環路、19…
…リターンパイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロン溶剤を貯溜したフロン洗浄槽の中間部に
    冷却ジヤケツトを配設して、フロン溶剤液面と冷
    却ジヤケツト間にフロン蒸気層を形成すると共
    に、冷却ジヤケツト上部をフロン乾燥室に形成
    し、 前記フロン洗浄槽の上部全面にはワーク出入口
    を形成したダクトを設けて、該ダクトの下面に吸
    引口を開口し、 この吸引口を吸収管を介して吸引ポンプに連通
    すると共に、吸引ポンプ吐出側に凝縮槽および脱
    水槽を配設し、液化脱水したフロン液を循環路を
    介して上記フロン洗浄槽に還流し、凝縮槽からの
    フロン溶剤含有空気をリターンパイプを介してフ
    ロン洗浄槽内に還流すべく構成した フロン洗浄回収装置。
JP1987010155U 1987-01-27 1987-01-27 Expired JPH0434881Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987010155U JPH0434881Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987010155U JPH0434881Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118903U JPS63118903U (ja) 1988-08-01
JPH0434881Y2 true JPH0434881Y2 (ja) 1992-08-19

Family

ID=30796191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987010155U Expired JPH0434881Y2 (ja) 1987-01-27 1987-01-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0434881Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2833893B2 (ja) * 1991-11-20 1998-12-09 山口日本電気株式会社 洗浄装置
JP4661604B2 (ja) * 2006-01-18 2011-03-30 パナソニック株式会社 有機溶剤除去システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214901A (ja) * 1985-07-15 1987-01-23 Sony Corp フロン蒸気洗浄装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214901A (ja) * 1985-07-15 1987-01-23 Sony Corp フロン蒸気洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63118903U (ja) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS646881Y2 (ja)
JPS646882Y2 (ja)
JPH071133B2 (ja) 冷媒の回収・精製システムおよび方法
US5067327A (en) Refrigerant recovery and recharging device
US5102504A (en) Device for solvent recovery in an ultrasonic cleaning device
JPS6316668B2 (ja)
JPH0434881Y2 (ja)
CN1463068A (zh) 蒸发冷却电机的冷凝器排气和冷却液回收装置
KR20050055594A (ko) 추기 장치
JPH0438466B2 (ja)
JPH0429904Y2 (ja)
JPH10238909A (ja) 冷媒を高効率で回収する方法、および同装置、並びに吸着タンク
JP2003156270A (ja) 管路洗浄装置及び管路洗浄方法
JPH07120112A (ja) 冷媒の吸着タンク、および、吸着タンクの吸着性能判定方法
CN217005004U (zh) 冷媒管道自动清洗装置
JPH0122633Y2 (ja)
JPH0326383A (ja) 有機溶剤を使用する洗浄装置
JP3323242B2 (ja) 温冷浴洗浄装置
CZ2004678A3 (cs) Zpusob promývání chladicích nebo klimatizacních okruhu a zarízení pro provádení tohoto zpusobu
SU1651056A1 (ru) Установка дл очистки внутренних полостей агрегатов бытовых холодильников
JPH01155901A (ja) 溶剤回収装置
JPH0356183A (ja) 洗浄装置
JPH04134479U (ja) 超音波洗浄装置
JPH09225187A (ja) 溶剤系ドライクリーニング装置
CN116695407A (zh) 一种熨烫设备