JPH07139624A - トラクタの変速操作装置 - Google Patents
トラクタの変速操作装置Info
- Publication number
- JPH07139624A JPH07139624A JP5283538A JP28353893A JPH07139624A JP H07139624 A JPH07139624 A JP H07139624A JP 5283538 A JP5283538 A JP 5283538A JP 28353893 A JP28353893 A JP 28353893A JP H07139624 A JPH07139624 A JP H07139624A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- gear
- shaft
- shifter
- tractor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
置を軽快に高低切換を可能にする。 【構成】 エンジン1に連結した走行伝動系に歯車式主
変速装置18とこの下手側に歯車式副変速装置19を備
え、両変速装置18,19をそれぞれ変速操作する操作
手段32,37を備えているトラクタの変速操作装置で
ある。前記主変速装置18の操作手段32は、中立を含
む複数段の変速をする変速杆31を備え、前記副変速装
置19の操作手段37は、高低切換をするパワーシフト
によるシフタ36を備え、前記変速杆31の中立位置か
らこの中立を維持して操作したのを検出するセンサー4
1を備え、このセンサー41の検出に基づいて前記シフ
タ36を高低いずれかに作動する連動手段42を備えて
いることを特徴とする。
Description
置に関する。
歯車式主変速装置とこの下手側に歯車式副変速装置を備
え、両変速装置をそれぞれ変速操作する操作手段を備え
ているトラクタの変速操作装置は公知であり、両操作手
段はシフタを操作する変速杆をそれぞれ個別に備えてい
るものであった。
は、主変速装置と副変速装置をそれぞれ個別に変速杆で
操作していたため、操作が煩雑であるとともに誤操作を
する機会が多くなっていた。また、副変速装置は主変速
装置の下手側にあるため、副変速装置を高低切換する操
作力は、歯車慣性量が大きいことと相まって相当大きな
操作力を要し、この点からも操作の困難性があった。
速杆を中立位置にしてこれから中立状態を維持して操作
したことを検出し、この検出に基づいて副変速装置のシ
フタを高低いずれかに作動することによって、所謂ひと
つの変速杆の操作で主・副変速装置を変速操作可能でか
つその操作も誤動作なく軽快にできるようにしたことを
目的とするものである。
連結した走行伝動系に歯車式主変速装置18とこの下手
側に歯車式副変速装置19を備え、両変速装置18,1
9をそれぞれ変速操作する操作手段32,37を備えて
いるトラクタの変速操作装置において、前述の目的を達
成するために次の技術的手段を講じている。
の操作手段32は、中立を含む複数段の変速をする変速
杆31を備え、前記副変速装置19の操作手段37は、
高低切換をするパワーシフトによるシフタ36を備え、
前記変速杆31の中立位置からこの中立を維持して操作
したのを検出するセンサー41を備え、このセンサー4
1の検出に基づいて前記シフタ36を高低いずれかに作
動する連動手段42を備えていることを特徴とするもの
である。
31を中立位置にしてからこの中立を維持して操作する
とこれをセンサー41が検出する。このセンサー41の
検出により副変速装置19の操作手段37におけるパワ
ーシリンダ40を作動することにより、シフタ36を高
低いずれかにシフトする。
に変速操作して実施例では8段変速を可能とする。
ると、図1において、エンジン1のフライホイール2に
は主クラッチ3が装着されていて、該主クラッチ3は、
トラクタ車体となるミッションケース4におけるクラッ
チハウジング5によって包囲されている。
エンジン1に連結されており、フライホイール2にはP
TO系の推進軸6が図外のダンパーを介して連結されて
いる。走行系の推進軸5は図2で示す如く筒軸構造であ
り、この推進軸5にPTO系の推進軸6が挿通されてい
る。
軸心として走行系変速軸7が前後の軸受8,9を介して
図2で示す如く架設されていて、この変速軸7も筒軸構
造とされていてPTO系の推進軸6が挿通されて後方に
延伸されている。走行系の推進軸5と変速軸7とにわた
って歯車式の前後進切換装置(シャトル変速装置)10
が備えられており、該切換装置10は、推進軸5に固着
されている第1歯車11と、変速軸7に固着されている
第2歯車12とを備え、第1歯車11に対して図外の中
間歯車を介して連動している第3歯車13とこの歯車1
3と一体回転し、かつ第2歯車12に連動している第4
歯車14を備え、軸方向に摺動するシフタ15をR方向
に摺動すると第1歯車11、第3歯車13、第4歯車1
4および第2歯車12を経由して変速軸7は逆転され、
シフタ15をF方向に摺動すると推進軸5と変速軸7が
直結されて正転になるようにされている。
して変速副軸15が前後の軸受16,17を介して架設
されており、両軸7,15間に同期噛合形の歯車式主変
速装置18と同じく歯車式副変速装置19とが備えられ
ている。主変速装置18は軸方向に相対させてシンクロ
手段を有する第1伝動ギヤ20と第2伝動ギヤ21を変
速軸7上に回転(空転)自在に備え、両ギヤ20,21
を変速軸7に対して固定開放自在にする第1・2速用シ
フタ22を備え、前記第1・2伝動ギヤ20,21に常
時咬合している第1・2変速ギヤ23,24を変速副軸
15上に固着している。
てシンクロ手段を有する第3・4伝動ギヤ25,26を
変速軸7上に回転(空転)自在に備え、両ギヤ25,2
6を変速軸7に対して固定開放自在にする第3・4速用
シフタ27を備え、前記第3・4伝動ギヤ25,26に
常時咬合している第3・4変速ギヤ28,29を変速副
軸15上に固着している。
の変速が可能であり、所謂H形変速パターンを有する変
速案内溝30に変速杆31を挿通し、該変速杆31の揺
動乃至傾動動作でシフタ22,27を摺動して中立を含
む4段変速に操作する操作手段32を備えている。副変
速装置19は主変速装置18の下手側に配列してあり、
高低2段に切換可能であり、前述した第4伝動ギヤ26
と第4変速ギヤ29が一部兼用されている。
用伝動ギヤ33が変速軸7上に備えられ、変速副軸15
上に出力軸となる筒形状の副軸34が相対回転自在に備
えられ、変速副軸15上の第4変速ギヤ29と軸方向に
相対して副軸34上に低速用伝動ギヤ33に常時咬合す
る低速ギヤ35が回転(空転)自在に備えられ、第4変
速ギヤ29と低速ギヤ35とを副軸34に対してシンク
ロ手段を介して固定開放自在にするシフタ36を有する
操作手段37を備えている。
シフタ36に係合するシフトフォーク38を支持軸39
に取付け、該支持軸39の両端にピストンシリンダ40
を備えているパワーシフトであり、このピストンシリン
ダ(パワーシリンダ)40はセンサー41に連動手段4
2を介して連係されている。センター41は、変速杆3
1を中立位置からこの中立状態を維持して変位操作した
のを検出するためのスイッチであり、このセンサー41
の検出信号に基づいて選択手段43を介して例えばソレ
ノイドを励磁又は消磁することにより、ピストンシリン
ダ40に作動油を供給してシフタ36を高低いずれかに
操作可能とされている。
リングを介して伝動軸44に連結され、該伝動軸44は
図外のクリープ変速装置を介して又は介さずして後輪デ
フ装置に連結されている。一方、PTO系の推進軸6は
図外のPTOクラッチ、PTO変速装置を介してPTO
軸に連結されている。
にPTO系の推進軸6が挿通されていることから、両軸
7,6の間隙45を潤滑油路に形成して、変速軸7に形
成した通孔46を介してギヤ等の摩擦部分に潤滑油を供
給可能としている。潤滑油は各種油圧クラッチの戻り油
が利用され、ミッションケース4の屋に供給路47を形
成して間隙45に連通させるとともに、分岐路48,4
9を介してシャトル変速装置10に対する潤滑及び副変
速装置19に対する潤滑にも利用されている。
動軸であり、ミッションケース4の下部に前後方向とし
て架設され、その前部に備えた油圧式倍速切換装置51
を介して図外の前輪デフ装置に連結されている。
変速装置の変速杆によって副変速装置を高低に切換える
ことができて操作が容易とできる。また、変速杆を中立
に維持した状態で副変速装置をパワーシフトできるの
で、操作力も軽減できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(1)に連結した走行伝動系に
歯車式主変速装置(18)とこの下手側に歯車式副変速
装置(19)を備え、両変速装置(18)(19)をそ
れぞれ変速操作する操作手段(32)(37)を備えて
いるトラクタの変速操作装置において、 前記主変速装置(18)の操作手段(32)は、中立を
含む複数段の変速をする変速杆(31)を備え、前記副
変速装置(19)の操作手段(37)は、高低切換をす
るパワーシフトによるシフタ(36)を備え、前記変速
杆(31)の中立位置からこの中立を維持して操作した
のを検出するセンサー(41)を備え、このセンサー
(41)の検出に基づいて前記シフタ(36)を高低い
ずれかに作動する連動手段(42)を備えていることを
特徴とするトラクタの変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283538A JP2987042B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | トラクタの変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283538A JP2987042B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | トラクタの変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139624A true JPH07139624A (ja) | 1995-05-30 |
JP2987042B2 JP2987042B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17666834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5283538A Expired - Fee Related JP2987042B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | トラクタの変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987042B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5901606A (en) * | 1996-06-18 | 1999-05-11 | Kubota Corporation | Transmission for a tractor |
JP2019219021A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社クボタ | 走行車両 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP5283538A patent/JP2987042B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5901606A (en) * | 1996-06-18 | 1999-05-11 | Kubota Corporation | Transmission for a tractor |
JP2019219021A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社クボタ | 走行車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2987042B2 (ja) | 1999-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7958798B2 (en) | Speed change system for working vehicle | |
KR100300294B1 (ko) | 헬리컬기어복합변속기 | |
JPS60205047A (ja) | 車両用変速機 | |
JPH06330991A (ja) | 混成の副軸を有する複式変速機 | |
EP0821182B1 (en) | Compact manual transaxle for motor vehicles | |
KR0148165B1 (ko) | 작업차의 동력전달장치 | |
CA2299221A1 (en) | Manual transaxle | |
CA2211068C (en) | Compact manual transaxle | |
JPH04224366A (ja) | 手動変速機 | |
JP3989811B2 (ja) | 副変速機構付き変速機 | |
MXPA97005531A (es) | Eje de transmision manual compacto | |
JPH07139624A (ja) | トラクタの変速操作装置 | |
JP2004009998A (ja) | トラクタの自動変速操作装置 | |
JP2009162266A (ja) | トラクタの動力伝達装置 | |
JP4302603B2 (ja) | トラクターの変速装置 | |
EP0217639A2 (en) | Power transmission system for a four-wheel drive motor vehicle | |
JP3266720B2 (ja) | 走行車両の変速操作方法及び変速装置 | |
JP2008309284A (ja) | 作業車両の走行変速伝動装置 | |
JPH08159258A (ja) | 車両用多段変速機の変速制御装置 | |
JP4300779B2 (ja) | トラクタの変速装置 | |
JPS6037625Y2 (ja) | 変速操作機構のアクセント装置 | |
KR900001635B1 (ko) | 치차식변속기의 변속기구 | |
JPH0517510Y2 (ja) | ||
JP2007099021A (ja) | 作業車輌 | |
JPH10252840A (ja) | 歯車式変速機構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |