JPH08159258A - 車両用多段変速機の変速制御装置 - Google Patents

車両用多段変速機の変速制御装置

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JPH08159258A
JPH08159258A JP30367594A JP30367594A JPH08159258A JP H08159258 A JPH08159258 A JP H08159258A JP 30367594 A JP30367594 A JP 30367594A JP 30367594 A JP30367594 A JP 30367594A JP H08159258 A JPH08159258 A JP H08159258A
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transmission
gear
main
shift
shifted
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JP30367594A
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Jiyun Kajinami
順 梶並
Isao Okamoto
勲 岡本
Takeshi Teshirogi
武 手代木
Akihito Okazaki
昭仁 岡崎
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UD Trucks Corp
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Publication date
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    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主変速機の入力側にメインギヤレシオの間のギ
ヤレシオを作ることのできる高低切換用の副変速機を備
えたものにおいて、シンクロ機構の早期摩耗や変速時間
の増大化という問題を解決することを目的とする。 【構成】S1では、シフトレバーの指示が条件〔クラッ
チストロークセンサ16がクラッチ断位置で、スプリッ
トギヤ段を高(H)から低(L)かつメインギヤ段の変
速を伴う場合(例えば、3H→4L)〕に該当するか否
かを判定する。この条件に該当すれば、S2に進んで、
メインギヤ段をニュートラル(N)位置にし、S3に進
んで、メインギヤ段がニュートラル(N)位置であるか
否かを判定し、メインギヤ段がニュートラル(N)位置
であると判定されると、S4に進み、スプリットギヤ段
を高(H)から低(L)に変速し、S5で、スプリット
ギヤ段が高(H)から低(L)に変速されたか否かを判
定し、変速されていれば、S6に進んでメインギヤ段の
ギヤ入れを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用多段変速機の変
速制御装置に関し、特に、主変速機の入力側に高低切換
用の副変速機を備えてなる車両用多段変速機において、
シンクロ機構の早期摩耗を防止すると共に、変速時間の
短縮化を図る変速制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トレーラを牽引するトラクタ等で
は、通常のトラック等に比べて車両総重量が重くなるこ
とから、走行性能を向上させるために主変速機の入力側
及び出力側に夫々高低切換用の副変速機を備えた多段変
速機が搭載される。かかる多段変速機の構成を図3に示
して説明する。
【0003】図において、入力側に設けられる副変速機
(以下、スプリットギヤ段と称する)において、図示し
ないエンジンからの動力を入力するインプットシャフト
(入力軸)51と、主変速機(以下、メインギヤ段と称
する)において、インプットシャフト51と同一軸上に
配置され、前端がインプットシャフト51内に軸支され
るメインシャフト52と、出力側に設けられる副変速機
(以下、レンジギヤ段と称する)において、インプット
シャフト51と同一軸上に配置され、前端がメインシャ
フト52内に軸支されるアウトプットシャフト(出力
軸)53と、インプットシャフト51及びメインシャフ
ト52と平行して配置されるカウンタシャフト54及び
レンジカウンタシャフト55が設けられている。
【0004】前記インプットシャフト51には、シャフ
ト回りに遊転するスプリッタギヤZSMが設けられ、ス
プラインを有するスリーブ56がスライド自在に設けら
れている。又、メインシャフト52には、図中左方向か
ら順にドライブギヤZ4M,3速ギヤZ3M,2速ギヤ
Z2M,1速ギヤZ1M及びリバースギヤZRMがシャ
フト上を遊転するように設けられ、更に、ドライブギヤ
Z4Mと3速ギヤZ3Mとの間、2速ギヤZ2Mと1速
ギヤZ1Mとの間及び1速ギヤZ1MとリバースギヤZ
RMとの間に、夫々スリーブ57,58,59がスライ
ド自在に設けられている。カウンタシャフト54には、
前記スプリッタギヤZSM及びドライブギヤZ4M〜1
速ギヤZ1Mと常時噛み合うカウンタギヤZSC,Z4
C,Z3C,Z2C,Z1CとリバースギヤZRMにリ
バースアイドラーシャフト62上を遊転するリバースア
イドラギヤZRIを介して噛み合うリバースカウンタギ
ヤZRCが固定され一体に回転する。
【0005】レンジギヤ段において、メインシャフト5
2後部にスプライン嵌合するハイギヤZHMが、レンジ
カウンタシャフト55に固定されるレンジカウンタハイ
ギヤZHCと常時噛み合って設けられている。又、前端
がメインシャフト52内に軸支されるアウトプットシャ
フト53上を遊転するローギヤZLMが前記レンジカウ
ンタシャフト55に固定されるるレンジカウンタローギ
ヤZLCと常時噛み合って設けられている。前記ハイギ
ヤZHMとローギヤZLMとの間には、スライド自由に
スリーブ61が設けられている。そして、前記アウトプ
ットシャフト53からプロペラシャフトに動力が伝達さ
れる。
【0006】かかる多段変速機では、所定のギヤの組み
合わせにより前進12段の変速位置を有する。この場
合、レンジギヤ段部及びメインギヤ段部の組み合わせに
より、6段のギヤレシオを作り、スプリットギヤ段の切
り換えにより、上記6段のギヤレシオ間のギヤシレオを
作る。
【0007】図4は変速段と使用ギヤの組み合わせ図で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような多段変速機においては、スプリットギヤ段の変速
を伴うメインギヤ段の変速(例えば、3H→4L,4H
→5L,5H→6L)の場合、スプリットギヤ段の変速
がクラッチ断と同時に行われるため、例えば、3H→4
Lの場合、ギヤは、3H→3L→4Lの順に行われる。
【0009】即ち、例えば、上記3H→4Lの場合、ス
プリットギヤ段のH→Lへのシフトダウン変速が先に行
われ、次に、3L→4Lのシフトアップが行われるのと
等しい結果となる。このような構成にあっては、車両の
加速状態かつエンジン回転が高回転時(例えば、230
0rpm)で、上記のような3H→4Lの変速を行う
と、次のような問題点がある。
【0010】即ち、スプリットギヤ段のH→Lの変速に
おいて、高速回転で、かつ吸収エネルギの大きいシンク
ロが行われ、シンクロ機構の早期摩耗が発生する。又、
メインギヤ段の例えば4THのシンクロ機構は、相対回
転が大きい状態でのシンクロを行う必要が生じ、シンク
ロ機構の早期摩耗や変速時間の増大化という問題があ
る。
【0011】そこで、本考案は以上のような従来の問題
点に鑑み、主変速機の入力側にメインギヤレシオの間の
ギヤレシオを作ることのできる高低切換用の副変速機を
備えたものにおいて、前記副変速機の変速を伴う主変速
機の変速時における作動順序の変更により、シンクロ機
構の早期摩耗や変速時間の増大化という問題を解決する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、図1に示すように、主変速機の入力側に高低
切換用の副変速機を備えてなる車両用多段変速機におい
て、クラッチ位置検出手段がクラッチ断を検出し、かつ
前記副変速機を高から低に変速しかつ前記主変速機の変
速を伴う変速指示が出力された際に、前記主変速機をニ
ートラル位置にした後、前記副変速機を高から低に変速
し、その後に主変速機のギヤ入れを行う変速制御手段を
設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明おいて、副変速機の高→低
の変速においては、高速回転でかつ吸収エネルギの大き
いシンクロが行われることがなく、シンクロ機構の早期
摩耗を防止でき、主変速機のシンクロ機構は、相対回転
の小さい状態でのシンクロを行うことができ、シンクロ
機構の早期摩耗の防止、変速時間の短縮化を図ることが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本考案の一実施例のハードウェア構成図を
示す。この図において、エンジン11には、機械式クラ
ッチ12を介して多段変速機(トランスミッション)T
が取り付けられ、その出力軸はプロペラシャフト14を
介して図示しないリヤアクスルに連結している。
【0015】このトランスミッションTは、主変速機
(メインギヤ段)13の入力側に副変速機(スプリット
ギヤ段)13Bを、出力側に副変速機(レンジギヤ段)
13Aを夫々備えたものである。又、エンジン11に
は、燃料噴射ポンプ15が設けられている。前記クラッ
チ12には、そのストローク量からクラッチの断・接を
検出するクラッチ位置検出手段としてのクラッチストロ
ークセンサ16と、クラッチ駆動用アクチュエータとし
てのクラッチブースタ17が装着されている。
【0016】又、前記トランスミッションTには、その
メインカウンタシャフトの回転速度を検出するメインカ
ウンタシャフト回転速度センサ18と、レンジカウンタ
シャフトの回転速度を検出するレンジカウンタシャフト
回転速度センサ19と、トランスミッションTの出力軸
の回転数からスピードメータギヤ21Aを介して車速を
検出する車速センサ21と、トランスミッションTを操
作する空気圧を利用したアクチュエータ20,20A,
20B及びシフト位置を検出するシフト位置センサ2
1, 21A,21Bが装着されている。尚、T/Mアク
チュエータ20及びシフト位置センサ21はメインギヤ
段13用のもの、スプリッタアクチュエータ20A及び
シフト位置センサ21Aはスプリットギヤ段13B用の
もの、レンジアクチュエータ20B及びシフト位置セン
サ21Bはレンジ用のものである。クラッチペダル25
の位置を検出するセンサ22,23及び24、即ち、ク
ラッチペダルが十分踏み込まれたことを検出するクラッ
チペダルプッシュ位置センサ22,23及びクラッチペ
ダルが踏まれていないことを検出するクラッチペダルフ
リー位置センサ24が設けられている。27はアクセル
ペダル26の位置を検出するアクセルペダル開度センサ
である。
【0017】28は運転室内に設けられてシフトチェン
ジの際にシフト段を指定するため、シフトタワー28A
に設けられたシフトレバーで、このシフトレバー28に
は、スプリットギヤ段13Bの切換に伴う変速を可能に
するか否かを選択する12スピードスイッチ29が設け
られている。30はトランスミッションギヤ位置の表示
器、31は変速終了等を知らせるブザーである。
【0018】一方、T/Mコントロールユニット40
は、シフトタワー28Aからの電気的なシフト位置指定
信号に基づいて、アクチュエータ20,20A,20B
やクラッチブースタ17を作動させるマグネチックバル
ブ42を駆動する。又、T/Mコントロールユニット4
0は、エンジンコントロールユニット41との通信回路
を備え、エンジン回転数センサ44からの変速中のエン
ジン回転数等をエンジンコントロールユニット41に指
示する。
【0019】図3は各ギヤ段の構成並びに各ギヤ段に対
応するアクチュエータの構成を示す図で、その説明は従
来の説明の際に行ったので省略する。図4は先に述べた
ように変速段と使用ギヤの組み合わせ図である。以上の
ような多段変速機において、前記クラッチストロークセ
ンサ16がクラッチ断を検出し、かつ前記スプリットギ
ヤ段を高(H)から低(L)に変速しかつ前記主変速機
の変速を伴う変速指示が出力された際に、前記主変速機
をニートラル位置にした後、前記副変速機を高から低に
変速し、その後(例えば、0〜0.5sec後)に主変
速機のギヤ入れを行う変速制御手段が設けられる。
【0020】かかる変速制御手段は、T/Mコントロー
ルユニット40に設けられており、図5のフローチャー
トのような制御を実行する。このフローチャートにおい
て、ステップ1では、シフトレバーの指示が条件〔クラ
ッチストロークセンサ16がクラッチ断位置で、スプリ
ットギヤ段を高(H)から低(L)かつメインギヤ段の
変速を伴う場合(例えば、3H→4L)〕に該当するか
否かを判定する。。
【0021】この条件に該当すれば、ステップ2に進ん
で、メインギヤ段をニュートラル(N)位置にし、ステ
ップ3に進んで、メインギヤ段がニュートラル(N)位
置であるか否かを判定し、メインギヤ段がニュートラル
(N)位置であると判定されると、ステップ4に進み、
メインギヤ段がニュートラル(N)位置ではないと判定
されると、ステップ2に戻る。
【0022】ステップ4では、スプリットギヤ段を高
(H)から低(L)に変速し、ステップ5に進む。ステ
ップ5では、スプリットギヤ段が高(H)から低(L)
に変速されたか否かを判定し、変速されていれば、ステ
ップ6に進み、変速されていなければ、ステップ4に戻
る。ステップ6では、メインギヤ段のギヤ入れを行う。
【0023】一方、ステップ1にて、条件に該当しない
と判定された場合には、ステップ7に進んで、メインギ
ヤ段とスプリットギヤ段を同時変速する。ここで、上記
の変速制御は、例えば、3H→4Lの場合は、3H→N
L(メインギヤ段N,スプリットギヤ段L)→NH(メ
インギヤ段N,スプリットギヤ段H)→4Lの順に行わ
れ、図6〜図9は、この変速制御時の動力伝達図を示し
ている。
【0024】即ち、図6は3Hの動力伝達図、図7はN
Lの動力伝達図、図8はNHの動力伝達図、図9は4L
の動力伝達図である。又、図10は、従来の変速制御に
よる、3H→4Lのシンクロ時の各部の回転数を示し、
図11は、上記実施例の変速制御による、3H→4Lの
シンクロ時の各部の回転数を示している。
【0025】ここで、本実施例の作用・効果を従来例と
比較して説明する。図12は従来例のスプリットギヤ段
のシンクロを説明する図で、インプットシャフト回転数
2300rpmに対して、メインギヤ段側の回転数はイ
ンプットシャフト換算で2336rpmとなる。そし
て、従来例の変速制御では、図13に示すように、クラ
ッチディスクを主とした慣性モーメントをI1 とし、メ
インカウンタシャフト以降の車両全体の慣性モーメント
をI2 とした時、I1 <<I2 となる。
【0026】一方、図14は本実施例のスプリットギヤ
段のシンクロを説明する図で、インプットシャフト回転
数2300rpmに対して、メインギヤ段側の回転数は
インプットシャフト換算で2300rpmとなる。そし
て、本実施例の変速制御では、図15に示すように、ク
ラッチディスクを主とした慣性モーメントをI1 とし、
メインカウンタシャフト以降の車両全体の慣性モーメン
トをI2 とした時、この慣性モーメントI2 は、メイン
ギヤ段がニュートラルであるため、メインカウンタシャ
フトのみの小さい慣性モーメントI 3 であるから、I1
>>I3 となる。
【0027】従って、従来例と本実施例とを比較した場
合、従来例よりも本実施例の方がシンクロの吸収エネル
ギは小となる。次に、図16は従来例のメインギヤ段の
シンクロを説明する図で、メイン4速ギヤの回転数は1
268rpmから一気に777rpmとなる。一方、図
17は本実施例のメインギヤ段のシンクロを説明する図
で、メイン4速ギヤの回転数は1268rpmから10
29rpmとなりその後777rpmとなり、段階的に
変化する。
【0028】従って、以上のことから、スプリットギヤ
段の高→低の変速においては、高速回転でかつ吸収エネ
ルギの大きいシンクロが行われることがなく、シンクロ
機構の早期摩耗を防止できる。又、メインギヤ段のシン
クロ機構は、相対回転の小さい状態でのシンクロを行う
ことができ、シンクロ機構の早期摩耗の防止、変速時間
の短縮化を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、主変速機の入力側に高低切換用の副変速機
を備えてなる車両用多段変速機において、クラッチ断が
検出されかつ副変速機を高から低に変速しかつ主変速機
の変速を伴う変速指示が出力された際に、主変速機をニ
ートラル位置にした後、副変速機を高から低に変速し、
その後に主変速機のギヤ入れを行う変速制御としたか
ら、副変速機の高→低の変速においては、高速回転でか
つ吸収エネルギの大きいシンクロが行われることがな
く、シンクロ機構の早期摩耗を防止でき、主変速機のシ
ンクロ機構は、相対回転の小さい状態でのシンクロを行
うことができ、シンクロ機構の早期摩耗の防止、変速時
間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の構成図
【図2】 同上実施例のシステム図
【図3】 同上の多段変速機の構成図
【図4】 変速段と使用ギヤの組み合わせ図
【図5】 同上実施例の制御手段の作用を説明するフロ
ーチャート
【図6】 3Hの動力伝達図
【図7】 NLの動力伝達図
【図8】 NHの動力伝達図
【図9】 4Lの動力伝達図
【図10】 従来の変速制御による、3H→4Lのシンク
ロ時の各部の回転数を示す図
【図11】 本実施例の変速制御による、3H→4Lのシ
ンクロ時の各部の回転数を示す図
【図12】 従来例のスプリットギヤ段のシンクロを説明
する図
【図13】 クラッチディスクを主とした慣性モーメント
をI1 とメインカウンタシャフト以降の車両全体の慣性
モーメントをI2 を示す図
【図14】 本実施例のスプリットギヤ段のシンクロを説
明する図
【図15】 クラッチディスクを主とした慣性モーメント
をI1 とメインカウンタシャフトのみの小さい慣性モー
メントI3 を示す図
【図16】 従来例のメインギヤ段のシンクロを説明する
【図17】 本実施例のメインギヤ段のシンクロを説明す
る図
【符号の説明】
13 主変速機(メインギヤ段) 13B 副変速機(スプリットギヤ段) 16 クラッチストロークセンサ 40 T/Mコントロールユニット T 多段変速機(トランスミッション)
フロントページの続き (72)発明者 岡崎 昭仁 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主変速機の入力側に高低切換用の副変速機
    を備えてなる車両用多段変速機において、クラッチ位置
    検出手段がクラッチ断を検出し、かつ前記副変速機を高
    から低に変速しかつ前記主変速機の変速を伴う変速指示
    が出力された際に、前記主変速機をニートラル位置にし
    た後、前記副変速機を高から低に変速し、その後に主変
    速機のギヤ入れを行う変速制御手段を設けたことを特徴
    とする車両用多段変速機の変速制御装置。
JP30367594A 1994-12-07 1994-12-07 車両用多段変速機の変速制御装置 Pending JPH08159258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30367594A JPH08159258A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 車両用多段変速機の変速制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30367594A JPH08159258A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 車両用多段変速機の変速制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08159258A true JPH08159258A (ja) 1996-06-21

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ID=17923885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30367594A Pending JPH08159258A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 車両用多段変速機の変速制御装置

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JP (1) JPH08159258A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1101980A2 (en) 1999-11-10 2001-05-23 Isuzu Motors Limited Multi-stage transmission for a vehicle
EP1111274A2 (en) 1999-12-20 2001-06-27 Isuzu Motors Limited Multiple-gear vehicle transmission
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