JPH07139567A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JPH07139567A
JPH07139567A JP5289428A JP28942893A JPH07139567A JP H07139567 A JPH07139567 A JP H07139567A JP 5289428 A JP5289428 A JP 5289428A JP 28942893 A JP28942893 A JP 28942893A JP H07139567 A JPH07139567 A JP H07139567A
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JP
Japan
Prior art keywords
pin
caliper
rotation
fixed support
disc brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP5289428A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Katagiri
桐 正 義 片
Eiji Miura
浦 英 司 三
Toshitaka Suga
賀 登志隆 須
Tatsuyuki Nakajima
島 太津之 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 錆による摺動抵抗の増加を招くことなく、且
つ低コストなディスクブレーキを提供することを目的と
する。 【構成】 固定支持体10上又はキャリパ15に取り付
けられた摩擦部材11、12と、作動時に摩擦部材の一
方に直接作用すると共に摩擦部材の他方に反動力によっ
て両摩擦部材をディスクロータ13の対応する面に摩擦
係合させるキャリパ15と、キャリパがその一端を固定
支持体にディスクロータの軸方向へ摺動可能且つ支持ピ
ン回りに回動可能に支持され、また固定支持体の回動規
制位置にてキャリパが支持ピン回りの回動を規制される
回動規制手段とを備えたディスクブレーキにおいて、回
動規制手段は、キャリパの他端及び回動規制位置に設け
られた第1及び第2係止溝10c、15b と、第1及
び第2係止溝に跨がって嵌合される樹脂製のピン21と
を備えたことを特徴とするディスクブレーキ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキに関
する。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術としては、特公平2−6
927号公報に開示される技術が知られている。図4
は、この技術のディスクブレーキの一部破断正面図であ
る。同図において、キャリパ100の一端が支持ピン1
01を介して固定支持部材102の一端に支持されてい
て、キャリパ100は支持ピン101回りに回動自在と
なっている。更に、キャリパ100はスプリング103
によってディスクロータ(図示省略)の外周方向に付勢
される。キャリパ100の他端及び固定支持体102の
他端には、互いに摺動する摺動面104が形成されてい
て、この摺動面同士がスプリング103の付勢力によっ
て係止されることによりキャリパ100がスプリング1
03の付勢力によってディスクロータの外周方向に回動
するのを防止する構成となっている。
【0003】第2の従来技術としては、実公平2−20
98号公報に開示される技術が知られている。図5は、
この技術のディスクブレーキの正面図である。同図にお
いて、摩擦部材200の裏金201には、両端部が互い
に離反する凹状の係止部202、203を設けて、摩擦
部材200を固定支持体204の両端に設けた互いに対
向する凸状の支持部205、206にディスクロータ
(図示省略)の軸方向へのみ摺動可能に組付け、またキ
ャリパ207の回動規制手段を、外側の摩擦部材200
側におけるキャリパ207の他端に設けられて固定支持
部材204の他端支持部205にディスクロータの外周
側から当接する係合突起208と、外側の摩擦部材20
0の裏金201の中央背部に突設したボス部201aに
揺動可能且つ脱着可能に組付けられて両揺動端213、
214にてキャリパ207のアーム先端に設けた互いに
対向する爪部209、210に板バネ211を介してデ
ィスクロータの外周側から当接するリンクプレート21
2により構成して、キャリパ207の係合突起208と
固定支持体204の他端支持部205の当接によりキャ
リパ207のディスクロータの半径方向内方への回動が
規制されると共に、外側の摩擦部材200に組み付けら
れたリンクプレート212の両揺動端213、214と
キャリパ207の爪部209、210の当接によりキャ
リパ207のディスクロータの半径方向外方への回動が
規制されるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
キャリパと固定支持部材との摺動面が錆びやすく、摺動
抵抗の増加となり、キャリパが作動位置から非作動位置
に戻りにくくなる。又、錆びにくくするための方法とし
ては、摺動面と摺動面との間にステンレス製の板を介在
させることが考えられるが、コストアップとなる。
【0005】一方、第2の従来技術では、キャリパの回
動を規制する回動規制手段の構成要素が多く、更に図5
からわかるように部品形状が複雑で高コストである。
【0006】本発明は、錆による摺動抵抗の増加を招く
ことなく、且つ低コストなディスクブレーキを提供する
ことを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、ディスクロータの内外両側に配置されて固定支持体
上に摺動自在もしくはキャリパに固定された摩擦部材
と、固定支持体上に摺動自在に取り付けられ、且つ摩擦
部材の裏金背面に当接する液圧作動のピストンを内蔵し
てなるシリンダを有し、作動時に摩擦部材の一方に直接
作用すると共に摩擦部材の他方に反動力によって両摩擦
部材をディスクロータの対応する面に摩擦係合させるキ
ャリパと、キャリパがその一端を固定支持体に一本の支
持ピンによりディスクロータの軸方向へ摺動可能且つ支
持ピン回りに回動可能に支持され、また固定支持体との
間に設けられ固定支持体の回動規制位置にてキャリパが
支持ピン回りの回動を規制される回動規制手段とを備え
たディスクブレーキにおいて、回動規制手段は、キャリ
パの他端及び回動規制位置に設けられた第1及び第2係
止溝と、第1及び第2係止溝に跨がって嵌合される樹脂
製のピンとを備えたことである。
【0008】請求項2の発明において講じた技術的手段
は、ピンに設けられピン自体の回転を規制する回り止め
部を備えたことである。
【0009】請求項3の発明において講じた技術的手段
は、ピンに設けられピンの抜けを防止する抜け防止部を
備えたことである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の作用を説明する。ピンは樹脂
からなり錆びることが無いので、錆によるキャリパの摺
動抵抗の増加を防止できる。更に、第1及び第2係止溝
に跨がるようにピンを嵌め込むだけで、キャリパの支持
ピン回りの回動を規制することができるようになる。
又、簡素な構成であるために、低コスト化に繋がる。
【0011】請求項2の発明の作用を説明する。ピンに
は、それ自体の回転を規制する回り止め部が備えられて
いることによって、ピン自体の回転による摩耗が抑制で
きる。
【0012】請求項3の発明の作用を説明する。ピンに
は、それ自体の抜けを防止する抜け防止部が備えられて
いることによって、ピンが抜け落ちることが防止でき
る。
【0013】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1〜図3に示したディスクブレーキにお
いては、図示しない車体の一部(例えば、ナックルアー
ム)に取付られる固定支持体10は、その両端部に形成
された凹部10a、10bにて摩擦部材となるインナパ
ッド12を支持している。アウタパッド11は、ディス
クロータ13の図3中左側(車体外方側)においてその
裏金11aに設けられているボス部11a1 に巻回され
たスプリング14を介してキャリパ15に固定され、イ
ンナパッド12はキャリパ15のディスクロータ13の
軸方向移動に連れて固定支持体10の凹部10a、10
bを摺動する構成となっている。一方、インナパッド1
2は、スプリング16を介して固定支持体10に支持さ
れると共に、裏金12aが油圧駆動されるピストン17
に当接する構成となっている。
【0015】ピストン17は、キャリパ15内に形成さ
れたシリンダ15a内に収納され、図示しないマスタシ
リンダから出力されたブレーキ液圧を受けてシリンダ1
5a内を摺動する構成となっている。又、ピストン17
の外周とシリンダ15aの内周との間には、シール部材
18、19が備えられ、更にシール部材19はキャリパ
15及びピストン17を作動状態から非作動状態に戻す
リトラクト作用を有している。
【0016】キャリパ15は、支持ピン20により固定
支持体10の一端部に支持され、支持ピン20回りに回
動自在、且つ、ディスクロータ13の軸方向に摺動自在
となっている。又、キャリパ15の支持ピン20と反対
側の端部には、V字形状を呈した第1係止溝15bがデ
ィスクロータ13の軸方向に深さを以て形成されてい
る。
【0017】キャリパ15が固定支持体10に樹脂製の
ピン21を介して保持されている状態(図2の状態)に
おいて、固定支持体10のキャリパ15の第1係止溝1
5bに対向する位置には、第2係止溝10cが形成され
ている。この第2係止溝10cと第1係止溝15bとに
跨がってピン21が係合することにより、キャリパ5の
半径方向外方への回動が規制されている。
【0018】ピン21には、それ自体の回転を防止する
回り止め部21a、それ自体の抜けを防止する抜け防止
部21bが形成されている。回り止め部21aは、ピン
21自体が回転することによる摩耗を防止し、抜け止め
部21aと固定支持対の相対位置関係を規制できる。抜
け防止部21bは、ピン21が第1及び第2係止溝10
c、15bより抜け落ちるのが防止される。
【0019】本実施例では、回動規制手段として第1及
び第2係止溝10c、15bとピン21とからなり、簡
素である。又、ピン21は、樹脂製であるために錆びる
ことが無いので、錆によるキャリパ15の摺動抵抗の増
加を防止できる。又、第1及び第2係止溝10c、15
bに跨がるようにピン21を嵌め込むだけで、キャリパ
15の支持ピン20回りの回動を規制することができる
ようになる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明の効果を説明する。ピン
は樹脂からなり錆びることが無いので、錆によるキャリ
パの摺動抵抗の増加を防止できる。更に、第1及び第2
係止溝に跨がるようにピンを嵌め込むだけで、キャリパ
の支持ピン回りの回動を規制することができるようにな
る。又、簡素な構成であるために、低コスト化に繋が
る。
【0021】請求項2の発明の効果を説明する。ピンに
は、それ自体の回転を規制する回り止め部が備えられて
いることによって、ピン自体の回転による摩耗が抑制で
きる。
【0022】請求項3の発明の効果を説明する。ピンに
は、それ自体の抜けを防止する抜け防止部が備えられて
いることによって、ピンが抜け落ちることが防止でき、
更に、再組付け時に第1及び第2係止溝の錆や泥を欠き
落とす効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクブレーキの上方視図を示
す。
【図2】本発明に係るディスクブレーキの正面図を示
す。
【図3】図2に示すディスクブレーキの横断面図を示
す。
【図4】第1の従来技術のディスクブレーキの一部破断
した正面図を示す。
【図5】第2の従来技術のディスクブレーキの正面図を
示す。
【符号の説明】
10・・・固定支持体 11・・・アウタパッド(摩擦部材) 12・・・インナパッド(摩擦部材) 13・・・ディスクロータ 15・・・キャリパ 15a・・・シリンダ 17・・・ピストン 20・・・支持ピン 21・・・ピン 21a・・・回り止め部 21b・・・抜け止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 島 太津之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータの内外両側に配置されて
    固定支持体上に摺動自在もしくはキャリパに固定された
    摩擦部材と、 前記固定支持体上に摺動自在に取り付けられ、且つ前記
    摩擦部材の裏金背面に当接する液圧作動のピストンを内
    蔵してなるシリンダを有し、作動時に前記摩擦部材の一
    方に直接作用すると共に前記摩擦部材の他方に反動力に
    よって両前記摩擦部材を前記ディスクロータの対応する
    面に摩擦係合させる前記キャリパと、 該キャリパがその一端を前記固定支持体に一本の支持ピ
    ンにより前記ディスクロータの軸方向へ摺動可能且つ前
    記支持ピン回りに回動可能に支持され、また前記固定支
    持体との間に設けられ前記固定支持体の回動規制位置に
    て前記キャリパが前記支持ピン回りの回動を規制される
    回動規制手段とを備えたディスクブレーキにおいて、 前記回動規制手段は、前記キャリパの他端及び前記回動
    規制位置に設けられた第1及び第2係止溝と、該第1及
    び第2係止溝に跨がって嵌合される樹脂製のピンとを備
    えたことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記ピンに設けられ前記ピン自体の回転
    を規制する回り止め部を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】 前記ピンに設けられ前記ピンの抜けを防
    止する抜け防止部を備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のディスクブレーキ。
JP5289428A 1993-11-18 1993-11-18 ディスクブレーキ Pending JPH07139567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115217864A (zh) * 2021-04-20 2022-10-21 株式会社万都 卡钳制动器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115217864A (zh) * 2021-04-20 2022-10-21 株式会社万都 卡钳制动器
CN115217864B (zh) * 2021-04-20 2024-03-26 汉拿万都株式会社 卡钳制动器

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