JPH07139299A - トンネル構築資材用の移動運搬装置 - Google Patents

トンネル構築資材用の移動運搬装置

Info

Publication number
JPH07139299A
JPH07139299A JP5314353A JP31435393A JPH07139299A JP H07139299 A JPH07139299 A JP H07139299A JP 5314353 A JP5314353 A JP 5314353A JP 31435393 A JP31435393 A JP 31435393A JP H07139299 A JPH07139299 A JP H07139299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoist
tunnel
pulling
segments
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5314353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3372618B2 (ja
Inventor
Tsutomu Tomizawa
勉 富沢
Kiichi Honma
毅一 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiho Construction Co Ltd
Original Assignee
Daiho Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiho Construction Co Ltd filed Critical Daiho Construction Co Ltd
Priority to JP31435393A priority Critical patent/JP3372618B2/ja
Publication of JPH07139299A publication Critical patent/JPH07139299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372618B2 publication Critical patent/JP3372618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セグメントや引張部材等のトンネル構築資材
を機械的に運搬し、取り付け位置に差し出すことができ
るトンネル構築資材用の移動運搬装置を提供すること。 【構成】 掘削されたトンネルの前後方向X−Xに走行
可能に設置された走行フレーム12と、ホイスト19を
備えかつ前記走行フレーム12の上部に設置されしかも
ホイスト19を前後方向X−Xおよび左右方向Y−Yに
移動可能に取り付けた天井式クレーン18と、前記走行
フレーム12に上下方向Z−Zに移動可能に取り付けら
れたリフティング装置22とを装備して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下にタイドアーチを
使用したトンネルを構築する場合に用いるセグメントや
引張部材等の運搬および施工に適するトンネル構築資材
用の移動運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下にタイドアーチを使用したト
ンネルを構築する場合、セグメントや引張部材等の資材
の運搬および施工を単機能の装置や機械を用いて行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来技
術ではトンネルを構築するためのセグメントや引張部材
等の資材の運搬,施工を単機能しか持っていない装置や
機械を使って行っていたため、作業員の手作業に負うと
ころが大きく、多大な労力を要する問題があり、作業能
率が悪いという問題もあった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、セグメントや引張部材等
のトンネル構築資材を機械的に運搬し、取り付け位置に
差し出すことができるトンネル構築資材用の移動運搬装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は掘削されたトンネルの前後方向X−Xに走
行可能に設置された走行フレーム12と、ホイスト19
を備えかつ前記走行フレーム12の上部に設置されしか
もホイスト19を前後方向X−Xおよび左右方向Y−Y
に移動可能に取り付けた天井式クレーン18と、前記走
行フレーム12に上下方向Z−Zに移動可能に取り付け
られたリフティング装置22とを装備したものである。
【0006】また、上記目的を達成するため、本発明は
前記走行フレーム12の上部で、運搬すべきトンネル構
築資材を少なくとも前後方向X−Xに移動させる機能
と、左右方向Y−Yに移動させる機能と、上下方向Z−
Zに移動させる機能とを有し、しかも前記走行フレーム
12の上部とリフティング装置22の上部とに乗り移り
可能な上部作業台車25を装備したものである。
【0007】
【作用】本発明では、走行フレーム12と、ホイスト1
9を備えた天井式クレーン18と、リフティング装置2
2とを装備している。
【0008】そこで、走行フレーム12をセグメントや
引張部材等の運搬すべきトンネル構築資材の置場位置に
向かって、トンネルの前後方向X−Xに走行させる。
【0009】しかして、トンネル構築資材のうちの、主
にトンネルの下半部側に取り付けるトンネル構築資材を
運搬する場合には、そのトンネル構築資材の置場位置
で、天井式クレーン18をトンネルの前後方向X−Xお
よび左右方向Y−Yに移動させ、ホイスト19の荷吊り
具を運搬すべきトンネル構築資材に前後方向X−Xおよ
び左右方向Y−Yの位置を合わせる。
【0010】ついで、ホイスト19の荷吊り具を引き降
ろし、その荷吊り具に運搬すべきトンネル構築資材を吊
り下げて支持する。その後、走行フレーム12をトンネ
ル構築資材の引き渡し位置に向かって、トンネルの前後
方向X−Xに走行させる。
【0011】そして、トンネル構築資材の引き渡し位置
で天井式クレーン18を前後方向X−Xおよび左右方向
Y−Yに移動させ、かつホイスト19を働かせ、トンネ
ル構築資材の受け取り手段や取り付け位置に対して、ホ
イスト19の荷吊り具に吊り下げられているトンネル構
築資材を前後方向X−X,左右方向Y−Y,上下方向Z
−Zおよび向きを調整したうえで差し出し、引き渡す。
【0012】一方、トンネルの上半部側に取り付けるト
ンネル構築資材を運搬する場合には、走行フレーム12
に取り付けられたリフティング装置22を下降させてお
き、また後方台車上に搭載された簡易クレーンや、天井
式クレーン18のホイスト19等を使ってトンネル構築
資材をリフティング装置22上に載置する。
【0013】その後、リフティング装置22を上昇さ
せ、トンネル構築資材をトンネル内の上部まで運搬し、
トンネル構築資材の取り付け手段や作業員に差し出し、
引き渡す。
【0014】以上のように、本発明ではトンネルの前後
方向X−Xに走行可能に設置された走行フレーム12
と、走行フレーム12の上部に設置され,ホイスト19
を前後方向X−Xおよび左右方向Y−Yに移動可能に取
り付けた天井式クレーン18と、走行フレーム12に上
下方向Z−Zに移動可能に取り付けられたリフティング
装置22との連携動作により、セグメントや引張部材等
のトンネル構築資材を、その引き渡し位置や取り付け位
置まで機械的に運搬し、かつ位置合わせして的確に差し
出すことができる。したがって、前記トンネル構築資材
の運搬を省力化でき、かつ運搬作業の能率化,安全性を
向上させることが可能となる。
【0015】さらに、本発明では走行フレーム12の上
部とリフティング装置22の上部とに乗り移り可能に、
上部作業台車25を装備している。
【0016】そして、前記上部作業台車25をリフティ
ング装置22上に乗せ、このリフティング装置22を介
してトンネル構築資材の積み込み位置まで下降させる。
ついで、上部作業台車25上に、トンネル構築資材のう
ちの、例えば上部の引張部材のごとく、主にトンネル内
の上部に取り付けるトンネル構築資材を載置する。その
後、リフティング装置22を上昇させ、上部作業台車2
5を走行フレーム12の上部へ乗り移り可能な位置まで
持ち上げる。
【0017】続いて、前記上部作業台車25を走行フレ
ーム12の上に移し、上部作業台車25を走行フレーム
12の上部で前後方向X−Xおよび左右方向Y−Yに駆
動し、上部作業台車25上のトンネル構築資材を取り付
け位置に位置合わせし、さらに上部作業台車25を上下
方向Z−Zに駆動し、トンネル構築資材をその取り付け
位置に差し出して取り付ける。
【0018】このように、本発明では走行フレーム12
に取り付けられたリフティング装置22と、走行フレー
ム12の上部とリフティング装置22の上部とに乗り移
り可能で、しかも走行フレーム12の上部でトンネル構
築資材を少なくとも前後方向X−X,左右方向Y−Yお
よび上下方向Z−Zに駆動し得る上部作業台車25との
働きにより、特にトンネル内の上部側に取り付けるべき
トンネル構築資材を取り付け位置まで機械的に運搬し、
その取り付け位置に機械的に位置合わせし、的確に差し
出して取り付けることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1〜図3は本発明にかかる移動式運搬装
置を含む坑内設備全体を示すもので、図1は縦断側面
図、図2は横断平面図、図3は図1のA−A矢視図であ
る。
【0021】これら図1〜図3に示す実施例では、シー
ルド機1と、スクリューコンベア2と、ベルトコンベア
3と、材料仮置場4と、セグメント8のエレクタ5と、
後方台車6と、運搬車両7および移動式運搬装置11等
を配備している。
【0022】前記シールド機1は、地山を掘削し、その
掘削土砂を切羽室(図示せず)に持ち込む。そして、泥
水式シールドでは配管による掘削土砂の流体輸送装置を
装備しているが、土圧式シールドではこの実施例に示す
ように、スクリューコンベア2等の排土装置を装備して
いる。前記ベルトコンベア3は、スクリューコンベア2
から掘削土砂を受け取り、後方へ排土する。前記材料仮
置場4には、トンネル築造資材としてのセグメント8や
引張部材9等を配置する。前記エレクタ5は、この実施
例では移動式運搬装置11からセグメント8を受け取
り、そのセグメント8をシールド機1のテール部で組み
立てる。前記後方台車6は、主にシールド機1を駆動す
る装置を搭載し、シールド掘進に伴い、レール(図示せ
ず)に沿って移動する。前記運搬車両7は、セグメント
8,ズリトロ,バッテリーロコ等を積み込み、レール
(図示せず)に沿って移動する。前記移動式運搬装置1
1は、第1のレール10に沿って坑内を前後方向X−X
に移動し、この実施例ではトンネル構築資材であるセグ
メント8と引張部材9とを運搬し、取り付け位置に差し
出すようになっており、以下その構成,作用について詳
細に説明する。
【0023】図4〜図14は本発明移動式運搬装置の一
実施例を示すもので、図4は全体の側面図、図5は図4
の平面図、図6は図4のB−B矢視図であり、図7は上
部作業台車の拡大側面図、図8は図7の一部分の正面図
であり、図9は天井式クレーンによるセグメントの運搬
当初の状態の側面図、図10は図9の正面図、図11は
天井式クレーンによりセグメントをエレクタの位置まで
運搬した状態の側面図であり、図12はリフティング装
置と上部作業台車とを下降させ、引張部材を積み込む状
態の側面図、図13は図12の背面図、図14はリフテ
ィング装置と上部作業台車とを上昇させ、上部作業台車
で引張部材をその取り付け位置に差し出した状態を示す
側面図である。
【0024】これらの図に示す実施例の移動式運搬装置
11は、図4〜図6に示すように、走行フレーム12
と、天井式クレーン18と、リフティング装置22と、
上部作業台車25とを装備している。
【0025】前記走行フレーム12は、図4〜図6に示
すように、前後方向X−Xおよび左右方向Y−Yに所定
の間隔をおいて立設された4本の脚柱13と、左右方向
Y−Yの脚柱13,13を繋いでいる2本の繋ぎ材14
と、前後方向X−Xの脚柱13,13を繋いでいる2本
のランウエイ15とを組み合わせて馬型に形成されてい
る。前記2本のランウエイ15は、前側の脚柱13の前
方に張り出されていて、天井式クレーン18を前側の脚
柱13よりも前方へ突出した位置まで走行させ得るよう
になっている。また、前記走行フレーム12は第1のレ
ール10上に載置されている。前記第1のレール10
は、図2および図3に示すように、後方台車6の列およ
び運搬車両7の列の左右方向Y−Yの外側に敷設されて
おり、前記走行フレーム12は前記後方台車6の列およ
び運搬車両7の列をまたがって配置されている。さら
に、前記走行フレーム12には駆動装置16が装備され
ていて、走行フレーム12は前記駆動装置16により、
第1のレール10に沿って前後方向X−Xに走行し得る
ようになっている。
【0026】前記天井式クレーン18は、図4〜図6に
示すように、2本の第2のレール17を介して前記走行
フレーム12の上部に設置されている。前記第2のレー
ル17は、走行フレーム12の前後方向X−Xの脚柱1
3,13を繋いでいる各ランウエイ15上に敷設されて
おり、天井式クレーン18は前記第2のレール17に沿
って前後方向X−Xに走行可能に設置されている。前記
天井式クレーン18は、ホイスト19を備えている。こ
のホイスト19は、荷吊り具20を介して主にセグメン
ト8やトンネルの下部側に取り付けられる引張部材9を
吊り下げ支持して左右方向Y−Yに移動可能に設けられ
ている。
【0027】前記リフティング装置22は、図4および
図5に示すように、逆L字型に形成され、かつ走行フレ
ーム12の後部に設置されている。このリフティング装
置22は、前記走行フレーム12の後部の脚柱13,1
3の背面に固定された2本の第3のレール21に装着さ
れ、かつ駆動装置23を介して第3のフレーム21に沿
って上下方向Z−Zに移動可能に取り付けられている。
【0028】前記上部作業台車25は、図7および図8
に示すように、キャスタ27を有する基台26と、この
基台26上に取り付けられたジャッキ28と、これの上
部に設置されたローラコンベア29とを備えている。前
記基台26は、左右方向Y−Yに長いチャンネル型に形
成されている。この基台26には、駆動装置(図示せ
ず)が取り付けられており、上部作業台車25が走行フ
レーム12上に配置されたときは、第4のレール24に
沿って前後方向X−Xに走行し得るようになっている。
前記第4のレール24は、図6から分かるように、前後
方向X−Xの脚柱13,13上に敷設されていて、2本
設けられている。前記ジャッキ28は、図6に示すよう
に、左右方向Y−Yに所定の間隔をおいて複数台(この
実施例では2台)取り付けられていて、前記ローラコン
ベア29を介してトンネル構築資材を上下方向Z−Zに
移動させ得るようになっている。前記ローラコンベア2
9は、トンネル構築資材を左右方向Y−Yに運搬し得る
ようになっている。そして、上部作業台車25は上部の
引張部材9等のトンネル構築資材の積み込み時には、リ
フティング装置22上に乗載され、トンネル構築資材の
受け取り位置まで下降操作される。トンネル構築資材を
受け取ったときは、リフティング装置22により第4の
レール24に基台26のキャスタ27が係合するレベル
に上昇操作され、走行フレーム12上に乗り移るように
なっている。
【0029】なお、この実施例では図13に示すよう
に、引張部材9を載置する材料台車30と、この材料台
車30から引張部材9を受け取って上部作業台車25上
に引き渡す簡易クレーン31を備えた後方台車6を配備
している。
【0030】また、前記移動式運搬装置11の各駆動部
分は、制御盤(図示せず)に連絡されている。
【0031】前記構成のこの実施例の移動式運搬装置
は、次のように運転され、動作する。
【0032】まず、シールド機1のテール部でセグメン
ト8を組み立てるときは、走行フレーム12を後方より
前方に走行させ、図1および図2に示す材料仮置場4ま
で移動させる。ここで、天井式クレーン18のホイスト
19に吊り下げ支持されたフック等の荷吊り具20を天
井式クレーン18およびホイスト19を通じて前後方向
X−X,左右方向Y−Yおよび上下方向Z−Zに動か
し、材料仮置場4に設置されているセグメント8に位置
を合わせ、前記荷吊り具20にトンネル構築資材である
セグメント8を吊り込む。ついで、前記天井式クレーン
18およびホイスト19を制御し、吊り下げたセグメン
ト8を前後方向X−X,左右方向Y−Y,上下方向Z−
Zおよび向きを調整し、図1および図2に示すエレクタ
5にセグメント8を引き渡す。この場合において、図1
1から分かるように、この実施例では第2のレール17
を走行フレーム12の前側の脚柱13,13よりも前方
に張り出させているので、この第2のレール17の張り
出している部分にホイスト19を引き出し、その位置で
エレクタ5にセグメント8を引き渡すことができるの
で、セグメント8と他の部材との干渉を回避し、セグメ
ント8の引き渡しを安全にかつ簡便に行うことができ
る。
【0033】前記エレクタ5は、天井式クレーン18の
ホイスト19からセグメント8を受け取り、シールド機
1のテール部で組み立て、セグメント8を1リングずつ
構築して行く。
【0034】次に、リング状に構築されたセグメント8
に働く曲げモーメントを軽減するために、リング状のセ
グメント8の上下部に引張部材9を取り付ける。
【0035】その際、下部の引張部材9を取り付ける場
合には、前記セグメント8と同様、天井式クレーン18
およびホイスト19を動かし、荷吊り具20を材料仮置
場4に導き、図4および図6に示すように、荷吊り具2
0に引張部材9を吊り下げて支持し、リング状のセグメ
ント8に設定された引張部材取り付け部8′に固着す
る。
【0036】また、上部の引張部材9を取り付ける場合
には、リフティング装置22に上部作業台車25を乗
せ、図12に示すように、リフティング装置22を介し
て上部作業台車25を下降させ、所定位置で待機させ
る。ついで、この実施例では図13に示す材料台車30
上に載置された引張部材9を、後方台車6上に装備され
た簡易クレーン31で吊り上げ、待機中の上部作業台車
25のローラコンベア29上に積み込む。その後、リフ
ティング装置22を介して上部作業台車25を図14に
仮想線で示す位置に上昇させ、この位置で上部作業台車
25を走行フレーム12上に敷設された第4のレール2
4に移し、その上部作業台車25を第4のレール24に
沿い、前後方向X−Xの前方へ向かって移動させ、図1
4に実線で示す所定位置に停止させる。そして、上部作
業台車25上の引張部材9をローラコンベア29により
左右方向Y−Yに移動させ、引張部材9の位置を調整す
る。そのうえで、上部作業台車25のジャッキ28によ
りローラコンベア29上の引張部材9を持ち上げ、この
引張部材9の両端部をリング状のセグメント8に設定さ
れた引張部材取り付け部8′に押し当て、常法により固
着する。
【0037】以上の動作を繰り返して行い、図15に示
すごときシールドトンネルを構築して行く。
【0038】以上説明したところからも分かるように、
この実施例によれば、トンネル構築資材としてのセグメ
ント8および上,下部の引張部材9を材料仮置場4や材
料台車30から取り出し、取り付け位置まで運搬し、そ
の取り付け位置に位置決めして差し出す作業を殆ど機械
的に能率よく、かつ安全に行うことができる。
【0039】次に、図16〜図19は本発明の他の実施
例を示すもので、図16は側面図、図17は図16のC
−C矢視図、図18は引張部材の引き寄せ装置の拡大側
面図、図19は図18の平面図である。
【0040】これらの図に示す実施例では、下部の引張
部材が2分割の引張部材9A,9Bを、引き寄せ装置3
5により引き寄せて連結するようにしている。
【0041】前記引張部材9A,9Bの引き寄せるべき
端部の上下両面には、この実施例ではあらかじめ滑り止
め部材23A,23Bを固定している。
【0042】前記引き寄せ装置35は、台座36と、平
面から見てV字型に形成されかつ台座36に支軸37を
介して水平面内で回動可能に取り付けられたアーム38
と、V字型の一方の片と他方の片とに取り付けられかつ
引き寄せるべき引張部材9A,9Bの端部をつかむクラ
ンプ装置39A,39Bと、これらクランプ装置39
A,39Bを介して引張部材9A,9Bを引き寄せる第
1,第2の引き寄せ用ジャッキ62,63とを備えて構
成されている。
【0043】前記クランプ装置39A,39Bは、左右
対称に形成されていて、それぞれ支持板40と、第1〜
第4の枠板41〜44と、第2〜第4の枠板42〜44
の操作用ジャッキ48〜50と、第1,第3の枠板4
1,43に取り付けられた2個一対の押し付け板56,
57と、第3,第4の枠板43,44に設けられた係け
止め用バー58と押し付け用ジャッキ60の組とを有し
ている。
【0044】前記クランプ装置39A,39Bのアーム
38は、可逆回転駆動源(図示せず)に連結されてい
て、所定回転角度、往復回動可能に設けられている。
【0045】前記支持板40は、V字型のアーム38の
一方の片と他方の片の上面に固定されており、第2〜第
4の枠板42〜44を開いた状態で、これら第2〜第4
の枠板42〜44とこれに付属の部材とを支持し得るよ
うになっている。前記第1の枠板41は、当該支持板4
0上に固定されている。前記第2の枠板42は、第1の
枠板41の一方の端部にヒンジ45を介して結合され、
かつ操作用ジャッキ48およびレバー51を介して第1
の枠板41に対して同一面をなす姿勢と、直角に折り曲
げられた姿勢とに回動操作される。前記第3の枠板43
は、第2の枠板42の端部にヒンジ46を介して結合さ
れ、かつ操作用ジャッキ49およびレバー52を介して
第2の枠板42に対して同一面をなす姿勢と、直角に折
り曲げられた姿勢とに回動操作される。前記第4の枠板
44は、第1の枠板41の他方の端部にヒンジ47を介
して結合され、かつ操作用ジャッキ50およびレバー5
3を介して第1の枠板41に対して同一面をなす姿勢
と、直角に折り曲げられた姿勢とに回動操作される。そ
して、これら第1〜第4の枠板41〜44により当該引
張部材9A,9Bの引き寄せるべき端部の周りを取り囲
むようになっている。
【0046】前記押し付け板56,57のうちの、一方
の押し付け板56は取り付け用軸54を介して第1の枠
板41の上面に取り付けられ、当該引張部材9A,9B
の引き寄せるべき端部のウエブの下面に当接するように
なっている。他方の押し付け板57は、取り付け用軸5
5を介して第3の枠板43の内面に取り付けられ、第3
の枠板43が折り畳まれた状態で、当該引張部材9A,
9Bの引き寄せるべき端部のウエブの上面に当接するよ
うになっている。しかして、第2,第3の枠板42,4
3が折り畳まれた状態で、押し付け板56,57は当該
引張部材9A,9Bのウエブにおける滑り止め部材33
A,33Bの外側部分を挟持するように配置される。
【0047】前記係け止め用バー58は、第2,第3の
枠板42,43が折り畳まれた状態で、第4の枠板44
の起立側に突出するように設けられている。
【0048】前記押し付け用ジャッキ60は、第4の枠
板44の外面に、ヒンジ59を介して取り付けられてい
る。この押し付け用ジャッキ60には、ピストンロッド
を介してフック61が設けられている。このフック61
は、第2,第3および第4の枠板42,43,44が折
り畳まれた状態で、第3の枠板43に設けられた係け止
め用バー58に係合するようになっている。そして、係
け止め用バー58にフック61が係合したとき、押し付
け用ジャッキ60が押し付け側に作動され、第1,第3
の枠板41,43が相対的に締め付けられ、押し付け板
56,57間で当該引張部材9A,9Bの引き寄せるべ
き端部を挟圧保持するように構成されている。
【0049】前記第1,第2の引き寄せジャッキ62,
63のうちの、第1の引き寄せジャッキ62は左右のク
ランプ装置39A,39Bの第2の枠板42,42間に
取り付けられており、第2の引き寄せジャッキ63は左
右のクランプ装置39A,39Bの第4の枠板44,4
4間に取り付けられている。そして、左右のクランプ装
置39A,39Bが引張部材9A,9Bの引き寄せるべ
き端部をつかんだとき、第1,第2の引き寄せジャッキ
62,63が引き寄せ側に作動される。
【0050】この実施例における引張部材の引き寄せ装
置35は、次のように使用され、動作する。
【0051】まず、2分割の引張部材9A,9Bをそれ
ぞれ個別に、図16に示すように、移動式運搬装置11
の天井式クレーン18のホイスト19に取り付けられた
荷吊り具20により吊り下げ支持して運搬し、各引張部
材9A,9Bにおける引き寄せるべき端部の反対側の端
部を、リング状のセグメント8における引張部材取り付
け部8′に取り付ける。また、引張部材9A,9Bの引
き寄せ側の端部には、あらかじめまたは現場で滑り止め
部材33A,33Bを取り付けておく。
【0052】前述のごとく、リング状のセグメント8に
引張部材9A,9Bの端部を取り付けている段階では、
引張部材の引き寄せ装置35の左右のクランプ装置39
A,39Bとも、第2〜第4の枠板42〜44が開いた
状態で引張部材9A,9Bから外れた待機位置で待機し
ている。
【0053】前記リング状のセグメント8に引張部材9
A,9Bの端部を取り付けた後、両引張部材9A,9B
を引き寄せて繋ぐときは、引き寄せ装置35のアーム3
8を往き側に回動させ、左右のクランプ装置39A,3
9Bを開いた状態で待機位置から、引張部材9A,9B
の引き寄せ側の端部の下方の作業位置に移動させる。こ
の作業位置で、第2,第3,第4の枠板42,43,4
4の操作用ジャッキ48,49,50の順に作動させ、
レバー51,52,53を介して第2,第3,第4の枠
板42,43,44の順に折り畳み、第1〜第4の枠板
41〜44により引張部材9A,9Bの引き寄せ側の端
部の周囲を取り囲む。また、第3の枠板43に取り付け
られた係け止め用バー58に、第4の枠板44に取り付
けられた押し付け用ジャッキ60に設けられたフック6
1を係け止める。ついで、前記操作用ジャッキ48〜5
0をニュートラルにセットした後、押し付け用ジャッキ
60によりフック61を引き下げ、第1,第3の枠板4
1,43に取り付け用軸54,55を介して取り付けら
れた押し付け板56,57により、引張部材9A,9B
の引き寄せ側の端部における滑り止め部材33A,33
Bの外側の部分を挟圧保持する。
【0054】ついで、左右のクランプ装置39A,39
Bの第2の枠板42,42間および第4の枠板44,4
4間に取り付けられた第1,第2の引き寄せ用ジャッキ
62,63を働かせ、左右のクランプ装置39A,39
Bの第1〜第4の枠板41〜44の組および引張部材9
A,9Bに取り付けられた滑り止め部材33A,33B
を介して引張部材9A,9Bを引き寄せる。
【0055】前記引張部材9A,9Bを引き寄せた後、
図19に示すように、両引張部材9A,9Bの引き寄せ
側の端部の上下両面に繋ぎ用プレート34を当て、ボル
ト等の固着具で連結する。
【0056】前記引張部材9A,9Bの引き寄せ側の端
部を連結した後、第1,第2の引き寄せ用ジャッキ6
2,63を解放側に作動させ、押し付け用ジャッキ60
を解放側に作動させ、係け止め用バー58からフック6
1が外れるようにする。ついで、左右のクランプ装置3
9A,39Bの第4,第3,第2の枠板44,43,4
2の操作用ジャッキ50,49,48を順次作動させ、
第4,第3,第2の枠板44,43,42を開操作し、
これら第4,第3,第2の枠板44,43,42を支持
板40上で受け止めた後、アーム38を介して左右のク
ランプ装置39A,39Bを作業位置から待機位置へ戻
し、引張部材9A,9Bの引き寄せ作業、引き寄せ側の
端部の連結作業の1ストロークを終了する。
【0057】なお、前記引き寄せ装置35は引張部材9
A,9Bの引き寄せ側の端部に滑り止め部材33A,3
3Bを取り付け、クランプ装置39A,39Bの第1,
第3の枠板41,43に押し付け板56,57を取り付
ける図示の実施例に限らず、引張部材9A,9Bの引き
寄せ側の端部にピン穴を形成し、クランプ装置39A,
39Bの第1,第3の枠板41,43に前記ピン穴に嵌
合するピンを設けてもよい。
【0058】また、前記引き寄せ装置35は2分割の引
張部材に適用する場合に限らず、3分割以上の引張部材
の引き寄せにも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では、トンネルの前後方向X−Xに走行可能
に設置された走行フレーム12と、走行フレーム12の
上部に設置され,ホイスト19を前後方向X−Xおよび
左右方向Y−Yに移動可能に取り付けた天井式クレーン
18と、走行フレーム12に上下方向Z−Zに移動可能
に取り付けられたリフティング装置22との連携動作に
より、セグメントや引張部材等のトンネル構築資材を、
その引き渡し位置や取り付け位置まで機械的に運搬し、
かつ位置合わせして的確に差し出すことができるので、
前記トンネル構築資材の運搬の省力化を図り得る効果を
有する外、運搬作業の能率化および安全性の向上を図り
得る効果もある。
【0060】さらに、本発明の請求項2記載の発明で
は、走行フレーム12に取り付けられたリフティング装
置22と、走行フレーム12の上部とリフティング装置
22の上部とに乗り移り可能で、しかも走行フレーム1
2の上部でトンネル構築資材を少なくとも前後方向X−
X、左右方向Y−Yおよび上下方向Z−Zに移動させる
機能を持った上部作業台車25との協働により、特にト
ンネル内の上部側に取り付けるべきトンネル構築資材を
取り付け位置まで機械的に運搬し、その取り付け位置に
機械的に位置合わせし、的確に差し出して取り付け得る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動式運搬装置を含む坑内設備
全体を示す縦断側面図である。
【図2】図1の横断平面図である。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】本発明移動式運搬装置の一実施例を示す側面図
である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4のB−B矢視図である。
【図7】本発明移動式運搬装置における上部作業台車の
拡大側面図である。
【図8】図7の一部分の正面図である。
【図9】本発明移動式運搬装置における天井式クレーン
によるセグメントの運搬当初の状態の側面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】天井式クレーンによりセグメントをエレクタ
の位置まで運搬した状態の側面図である。
【図12】本発明移動式運搬装置におけるリフティング
装置と上部作業台車とを下降させ、引張部材を積み込む
状態の側面図である。
【図13】図12の背面図である。
【図14】リフティング装置と上部作業台車とを上昇さ
せ、上部作業台車で引張部材をその取り付け位置に差し
出した状態の側面図である。
【図15】構築されたシールドトンネルの正面図であ
る。
【図16】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【図17】図16のC−C矢視図である。
【図18】図16に示す引張部材の引き寄せ装置の拡大
側面図である。
【図19】図18の平面図である。
【符号の説明】
1 シールド機 8 トンネル構築資材であるセグメント 9 トンネル構築資材である引張部材 X−X トンネルの前後方向 Y−Y トンネルの左右方向 Z−Z トンネルの上下方向 10 第1のレール 11 移動式運搬装置 12 走行フレーム 16 走行フレームの駆動装置 17 第2のレール 18 天井式クレーン 19 ホイスト 20 荷吊り具 21 第3のレール 22 リフティング装置 23 リフティング装置の駆動装置 24 第4のレール 25 上部作業台車 26 上部作業台車の基台 28 上部作業台車のジャッキ 29 上部作業台車のローラコンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削されたトンネルの前後方向X−Xに
    走行可能に設置された走行フレーム12と、ホイスト1
    9を備えかつ前記走行フレーム12の上部に設置されし
    かもホイスト19を前後方向X−Xおよび左右方向Y−
    Yに移動可能に取り付けた天井式クレーン18と、前記
    走行フレーム12に上下方向Z−Zに移動可能に取り付
    けられたリフティング装置22とを装備したことを特徴
    とするトンネル構築資材用の移動運搬装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記走行フレーム1
    2の上部で、運搬すべきトンネル構築資材を少なくとも
    前後方向X−Xに移動させる機能と、左右方向Y−Yに
    移動させる機能と、上下方向Z−Zに移動させる機能と
    を有し、しかも前記走行フレーム12の上部とリフティ
    ング装置22の上部とに乗り移り可能な上部作業台車2
    5を装備したことを特徴とするトンネル構築資材用の移
    動運搬装置。
JP31435393A 1993-11-19 1993-11-19 トンネル構築資材用の移動運搬装置 Expired - Fee Related JP3372618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31435393A JP3372618B2 (ja) 1993-11-19 1993-11-19 トンネル構築資材用の移動運搬装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31435393A JP3372618B2 (ja) 1993-11-19 1993-11-19 トンネル構築資材用の移動運搬装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07139299A true JPH07139299A (ja) 1995-05-30
JP3372618B2 JP3372618B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=18052313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31435393A Expired - Fee Related JP3372618B2 (ja) 1993-11-19 1993-11-19 トンネル構築資材用の移動運搬装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372618B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163566A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kajima Corp シールド掘進機後方の坑内作業設備
CN104963719A (zh) * 2015-05-29 2015-10-07 苏州贝多环保技术有限公司 一种综掘机二运架空运行装置
JP2017133180A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 鹿島建設株式会社 シート状部材敷設装置、及び、シート状部材の敷設方法
CN113482046A (zh) * 2021-07-21 2021-10-08 中交二公局第六工程有限公司 管廊节段安装施工系统及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154999A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シールド掘削のセグメント搬送装置
JPH04333800A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Okumura Mach Corp 覆工材搬送装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154999A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シールド掘削のセグメント搬送装置
JPH04333800A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Okumura Mach Corp 覆工材搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163566A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kajima Corp シールド掘進機後方の坑内作業設備
CN104963719A (zh) * 2015-05-29 2015-10-07 苏州贝多环保技术有限公司 一种综掘机二运架空运行装置
JP2017133180A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 鹿島建設株式会社 シート状部材敷設装置、及び、シート状部材の敷設方法
CN113482046A (zh) * 2021-07-21 2021-10-08 中交二公局第六工程有限公司 管廊节段安装施工系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3372618B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001200700A (ja) 小口径シールド用セグメント搬送方法および装置
JPH07139299A (ja) トンネル構築資材用の移動運搬装置
US3860027A (en) 180{20 {0 Loop carrier for a slurry line
JPH04272399A (ja) セグメント搬送装置
JPH10115192A (ja) トンネル用床版取付装置
JPH04328079A (ja) 履体巻回装置
JP2549368Y2 (ja) 簡易荷物運搬機
JP2540000B2 (ja) 鉄筋取付作業台車
JP2000027589A (ja) シールド機構成物搬送台車
JP2001329799A (ja) セグメントの搬入方法
JP3052630B2 (ja) シールドトンネルのレール敷設装置
JPH10316365A (ja) 坑内における重量物搬送用クレーンの設置構造
JP3320885B2 (ja) セグメント搬入装置
JPH0274703A (ja) プレハブ中壁設置装置
JPS6344883B2 (ja)
JP3303945B2 (ja) セグメント搬入装置
JP2000143139A (ja) クレーン用吊り治具
JP2001329800A (ja) ガス管敷設時におけるセグメント供給方法
JPH01263396A (ja) シールド工法における覆工方法および覆工装置
JP2567559B2 (ja) プレキャスト桁による橋梁の施工方法
JPH10109897A (ja) パイプハンドリング装置
JP3728432B2 (ja) 支保工建て込み装置
JP3445440B2 (ja) トンネル構築装置及び方法
JPH04362461A (ja) パネルの運搬、架設装置
JPH10331599A (ja) 隧道構築用覆工セグメントの搬入システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees