JPH07136406A - 連続脱気装置 - Google Patents

連続脱気装置

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JPH07136406A
JPH07136406A JP30755493A JP30755493A JPH07136406A JP H07136406 A JPH07136406 A JP H07136406A JP 30755493 A JP30755493 A JP 30755493A JP 30755493 A JP30755493 A JP 30755493A JP H07136406 A JPH07136406 A JP H07136406A
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Japan
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vacuum container
wall
scraping blade
handling liquid
continuous
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JP30755493A
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Yoshiharu Iriuchijima
義治 入内嶋
Tsunehiro Noda
倫弘 野田
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空容器内壁面にかき取り刃を設け、取扱液
が高粘度または付着性が強い場合にも有効な脱気効果を
得られる連続脱気装置を提供する。 【構成】 真空容器1内で回転する有底のふるい体の遠
心力により取扱液を加速して取扱液中の気体を除去する
連続脱気装置において、真空容器1内に、真空容器1の
内壁に付着した取扱液をかき落とすためのかき取り刃8
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空容器内で回転する
有底のふるい体の遠心力により取扱液を加速して取扱液
中の気体を除去する連続脱気装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の連続脱気装置は、特公平2−1
2121号に開示されているように真空容器内に有底の
回転ふるいが配置されており、供給された取扱液は回転
ふるいの円板上に落下し、遠心力によって半径方向に加
速された状態でふるいの細孔を通過するときおよび通過
したのちに速度を有する粒子となって真空容器の円筒状
の内壁に衝突したときに一次脱気が行われる。次いで、
真空容器の逆円錘状の内壁に沿って流下する過程で二次
脱気が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置においては、取扱液が高粘度または付着性
が強い場合には、一次の脱気時に取扱液が円筒状の内壁
に積層し脱気効果が損なわれると共に、二次の脱気時に
も取扱液が逆円錐状の内壁に積層し流下せず脱気効果が
損なわれ連続処理に支障を来す欠点が生じていた。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、真空容器内壁面にかき取り刃を設け、取扱液が高粘
度または付着性が強い場合にも有効な脱気効果を得られ
る連続脱気装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は真空容器内で回転する有底のふるい体の
遠心力により取扱液を加速して取扱液中の気体を除去す
る連続脱気装置において、前記真空容器内に、該真空容
器の内壁に付着した取扱液をかき落とすためのかき取り
刃を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、回転ふ
るいより供給された高粘度または付着性が強い取扱液
は、真空容器内壁に衝突して脱気され(一次脱気)、次
いで、かき取り刃によりかき取られ真空容器を落下する
際に真空下で脱気される(二次脱気)。このように、高
粘度または付着性が強い取扱液であっても、真空容器壁
面に積層することなく連続的に脱気処理可能となる。ま
た、駆動装置外壁もかき取ることで、真空容器内に取扱
液が残ることなく効率的に排出可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る連続脱気装置の一実施例
を図1を参照して説明する。図1において、符号1は真
空容器であり、真空容器1の蓋12には、真空容器1内
に突出する仕切体13が取付けられており、この仕切体
13により真空容器1の内部は大気側と完全に仕切られ
ている。
【0008】仕切体13には主軸14が回転支承されて
おり、主軸14の下端には回転ふるい10が固設されて
いる。一方、モータM1 の出力軸には、筒状のヨーク1
5が固定され、ヨーク15の内周には筒状の駆動側マグ
ネット16が固定されている。そして、駆動側マグネッ
ト16に対向して主軸14に従動側マグネット17が固
定されている。
【0009】前記真空容器1は円筒状の内壁1aと、こ
の内壁1aより下方に延びる逆円錐状の内壁1bとを有
し、内壁1bの下端に底板2が設けられている。底板2
には、真空容器1内に突出する全体を3で示す仕切体が
取付けられている。
【0010】仕切体3は、底板2に固定された下部フラ
ンジ部3aと、下部フランジ部3aから垂設されたガイ
ド部3bと、ガイド部3bの上部内方に形成された上部
フランジ部3cとからなっている。そして、下部フラン
ジ部3aには下部蓋4が固定されており、前記上部フラ
ンジ部3cと下部蓋4とに固定された軸受5a,5bに
主軸6が支承されている。
【0011】主軸6の下端にはモータM2 が固定され、
上端には横棒7aと支持棒7b,7cとからなる骨組み
状のハンガー7が固定されており、ハンガー7の支持棒
7b,7cにかき取り刃8が固定されている。かき取り
刃8は内壁1a用のかき取り刃8aと、内壁1b用のか
き取り刃8bと、仕切体3の外壁用のかき取り刃8cと
からなり、各かき取り刃は1列以上で構成され、各々の
かき取り刃8a,8b,8cはハンガー7に対し可動形
とし壁への密着性を高めている。なお、符号9は軸封装
置である。
【0012】次に前述のように構成された連続脱気装置
の動作を説明する。供給口4から供給された取扱液はモ
ータM1 で回転されている回転ふるい10上に落下し、
遠心力によって半径方向に加速された状態でふるいの細
孔を通過するときおよび通過したのちに速度を有する粒
子となって真空容器1の内壁1aに衝突したときに一次
脱気が行われる。
【0013】取扱液は高粘度または付着性が強いため、
内壁1aに衝突する際に内壁1aに付着するが、この付
着した取扱液はモータM2 によって回転駆動されるかき
取り刃8aによってかき取られ、真空容器1内を落下す
る際に真空下で二次脱気される。この落下の過程で一部
の取扱液は内壁1bに付着するが、同様にかき取り刃8
bによってかき取られ、真空容器1内を落下する。ま
た、仕切体3の外壁に付着した取扱液はかき取り刃8c
によってかき取られる。
【0014】本発明の実施に際し、かき取り刃8は回転
するハンガー7に着脱自在に設けるのが好ましい。この
ようにすると、取扱液に応じてそれらの個数を変え、性
状の異なる取扱液の連続脱気処理を効果的に行うことが
できる。またかき取り刃8は回転するハンガー7に対し
可動形とすることが好ましい。このようにすると、かき
取り刃8がタンクの凹凸に応じて追従し、壁に対し密着
性が増し取扱液の連続脱気処理を効果的に行うことがで
きる。
【0015】図2は本発明の他の実施例を示す図であ
る。図2において、図1の構成要素と同一の構成要素は
同一の符号を付して説明する。本実施例においては、真
空容器1は円筒容器状に形成されている。かき取り刃8
は、真空容器1の内壁に摺接する内壁用のかき取り刃8
aと、仕切体3の外壁用のかき取り刃8cとからなって
いる。そして、かき取り刃8aはハンガー7の支持棒7
cにより支持され、かき取り刃8cは支持棒7bにより
支持されている。その他の構成は図1に示す実施例と同
様であるため説明を省略する。
【0016】本実施例によれば、真空容器が円筒状に形
成されているため、高粘度又は付着性の高い取扱液の流
下をより高めることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
粘度または付着性が強い取扱液であっても、真空容器壁
面に積層することなく連続的に脱気処理可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続脱気装置の一実施例を示す側
断面図である。
【図2】本発明に係る連続脱気装置の他の実施例を示す
側断面図である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 底板 3 仕切体 4 下部蓋 5a,5b 軸受 6 主軸 7 ハンガー 8 かき取り刃 9 軸封装置 10 回転ふるい M1,M2 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内で回転する有底のふるい体の
    遠心力により取扱液を加速して取扱液中の気体を除去す
    る連続脱気装置において、前記真空容器内に、該真空容
    器の内壁に付着した取扱液をかき落とすためのかき取り
    刃を設けたことを特徴とする連続脱気装置。
  2. 【請求項2】 前記かき取り刃は前記真空容器内に下方
    より突出した駆動装置により回転されるハンガーに固定
    されていることを特徴とする請求項1記載の連続脱気装
    置。
  3. 【請求項3】 前記かき取り刃は前記駆動装置の外壁に
    付着した取扱液をもかき落とすように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の連続脱気装置。
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