JPH071351U - 減速ギヤ組立体 - Google Patents

減速ギヤ組立体

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Publication number
JPH071351U
JPH071351U JP3233093U JP3233093U JPH071351U JP H071351 U JPH071351 U JP H071351U JP 3233093 U JP3233093 U JP 3233093U JP 3233093 U JP3233093 U JP 3233093U JP H071351 U JPH071351 U JP H071351U
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JP
Japan
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gear
bearing
shaft
bearing holder
center
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JP3233093U
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Inventor
忠夫 守屋
Original Assignee
株式会社的場電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受の摩耗を少なくして寿命を向上させる。 【構成】 出力伝達軸52の一端側を第2の軸受ホルダ
ー51Cの軸受孔65内で回転可能に支持するととも
に、他端側を第1の軸受ホルダー51Bに固定して取り
付けられたベースプレート54の軸受孔52内に回転可
能に支持させ、第2の軸受ホルダー51Cとベースプレ
ート54とで出力伝達軸52の両端を支持して、各軸受
孔65,52に常に平均した力が加えられるようにして
摩耗を少なくして寿命が向上する構造にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの回転を減速させて出力伝達軸を介して外部へ伝達するため の減速ギヤ組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
モータの回転を減速させ、この減速された回転を出力伝達軸を介して外部へ伝 達するための減速ギヤ組立体は、モータの出力軸と上記出力伝達軸との間に遊星 ギヤを含む複数の減速用のギヤを介在させている。そして、一般に、遊星ギヤを 有してなる減速ギヤ組立体の出力伝達軸は、軸の片側だけが軸受により支持され た構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の遊星ギヤを有してなる減速ギヤ組立体における出力伝 達軸は、この出力伝達軸の片側だけが軸受により支持された構造になっている。 このため、支持が不安定になり軸受が摩耗し易く、寿命が短くなっている問題点 があった。 そこで、一般に、摩耗の少ない高硬度な材質でなる軸受を使用することも行わ れているが、高硬度な材質でなる軸受を使用した場合ではコストが高くなると言 う問題点があった。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は軸受の摩耗を 少なくして寿命を向上させることができる構造にした減速ギヤ組立体を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、モータの出力軸に取り付けられ、この出力 軸の回転を減速させて出力伝達軸を介して外部へ伝達するための減速ギヤ組立体 において、a)内周面にインナーギヤが設けられた円筒状の本体部と、中心に前 記出力軸を回転可能に受ける軸受孔を有して前記本体部の一端側を塞いで取り付 けられる第1の軸受ホルダーと、中心に軸受孔を有して前記本体部の他端側を塞 いで取り付けられる第2の軸受ホルダーとを備えたハウジングと、b)中間部分 にギヤベース部を鍔状にして一体に有するとともに、このギヤベース部に前記第 1の軸受ホルダー側に向かって突出された複数の軸部を一体に有して一端側が前 記ハウジングの内側から前記第2の軸受ホルダーの前記軸受孔を貫通して前記第 2の軸受ホルダーに回転自在に取り付けられた前記出力伝達軸と、c)中心に前 記出力伝達軸の他端側を回転可能に受ける貫通孔を有して前記ハウジング内で前 記出力伝達軸上に回転自在に配設された小径部と、前記小径部の後端外周より前 記第1の軸受ホルダー側に延びる状態にして前記小径部と一体に形成されたカッ プ状の大径部と、前記小径部の外周に形成されたアウターギヤ部と、前記大径部 の内周に形成されたインナーギヤ部とを一体に有してなるセンターギヤと、d) 前記ハウジング側の前記インナーギヤ部と前記センターギヤ側の前記アウターギ ヤ部にそれぞれ噛合されて前記出力伝達軸の前記軸部に各々回転自在に取り付け られた複数の第1の遊星ギヤと、e)中心に前記出力伝達軸の他端側を回転自在 に受ける軸受孔を有するとともに、この軸受孔を中心とした同じ円周上に前記第 1の軸受ホルダー側に向かって突出された複数の軸部を有して前記センターギヤ 部内で前記第1の軸受ホルダーに固定して取り付けられたベースプレートと、f )前記センターギヤの前記インナーギヤ部と噛合されて前記ベースプレートの前 記軸部に各々回転自在に取り付けられた複数の第2の遊星ギヤとを備え、前記第 1の軸受孔を貫通して挿入された前記出力軸上の出力ギヤと前記第2の遊星ギヤ を噛合連結してなる構成としたものである。
【0006】
【作用】
この構成によれば、出力伝達軸は、一端側が第2の軸受ホルダーの軸受孔内に 回転可能に支持されるとともに、他端側が第1の軸受ホルダーに固定して取り付 けられたベースプレートの軸受孔内に回転可能に支持され、第2の軸受ホルダー とベースプレートで両持ち状に支持されるので、各軸受孔には常に平均した力が 加えられることになり、摩耗が少なく寿命が向上する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1乃至図4は本考案に係る減速ギヤ組立体の一実施例を示すもので、図1は その一部を断面して示す側面図、図2はその正面図、図3はその背面図、図4は その分解斜視図である。
【0008】 図1乃至図4において、減速ギヤ組立体5は、大きくはハウジング51と、出 力伝達軸52と、センターギヤ53と、ベースプレート54と、第1の遊星ギヤ 55と、第2の遊星ギヤ56等で構成されている。
【0009】 このうち、ハウシング51は、両端が開口された円筒状の本体部51Aと、こ の本体部51Aの一端を塞いで取り付けられる第1の軸受ホルダー51Bと、本 体部51Aの他端を塞いで取り付けられる第2の軸受ホルダー51Cとで構成さ れている。
【0010】 本体部51Aは樹脂製で、内周面側にはインナーギヤ57が形成され、外周面 側には両端に渡って溝状凹部58が略90度間隔で4つ形成されている。
【0011】 第1の軸受ホルダー51Bは樹脂製で、本体部51Aの開口端に対応して略円 板状に形成されており、中心にはモータ4の出力軸22が挿入される軸受孔59 が前後方向に貫通して設けられている。 また、軸受孔59内には、この軸受孔59内に挿入された出力軸22を受ける ための軸受60が取り付けられている。 さらに、第1の軸受ホルダー51Bの内面側には、軸受孔59を中心とした同 じ円周上に、軸に沿って平行に延びる状態にして位置決め突起61が略90度間 隔で4つ形成されている。なお、この各位置決め突起61の先端側にはそれぞれ ザグリ62が設けられ、また各位置決め突起61内には前後面に貫通した取付孔 63が形成されている。 加えて、第1の軸受ホルダー51Bの外周面には、溝状凹部58に対応して略 90度間隔で切欠部64が4つ形成されている。
【0012】 第2の軸受ホルダー51Cは樹脂製で、本体部51Aの開口端に対応して略円 板状に形成されており、中心には軸受孔65が形成されている。 また、内面側における一部51dは本体部51Aの内径に対応した外径で形成 され、本体部51Aの一端に嵌合できる構造になっている。 さらに、第2の軸受ホルダー51Cの外周面には、溝状凹部58に対応して略 90度間隔で切欠部66が4つ形成されている。
【0013】 出力伝達軸52は、円形の鍔状をしたギヤベース部52aと、このギヤベース 部52aの中心位置より直角に突出された第1軸部52bと、この第1軸部52 bと反対側にギヤベース部52aの中心位置より直角に突出された第2軸部52 cとを一体に有して、亜鉛ダイキャストで形成されている。なお、ギャベース部 52aの外径は本体部51Aの内径よりも小さく形成されているとともに、第1 軸部52cの外径は軸受孔65の内径と略等しく形成されている。 また、第1軸部52bには、スプリングピン67を嵌入させるための孔68が 上下に貫通して設けられている。 さらに、ギヤベース部52aには、第2軸部52cを中心とした同じ円周上に 、この第2軸部52cに沿って平行に延びる状態にして軸部52dが約120度 間隔で3つ一体に形成され、これら軸部52dに本体部51Aのインナーギヤ5 7と後述するセンターギヤ53のアウターギヤ部70に噛合される第1の遊星ギ ヤ55が各々回転可能に取り付けられている。
【0014】 センターギヤ53は樹脂製で、中心に出力伝達軸52の第2軸部52cが回転 可能に貫通される貫通孔69を有した小径部53aと、この小径部53aの後端 外周より中心軸に沿ってさらに外側へ延びるカップ状の大径部53bとを一体に 設けている。 また、小径部53aの外周面には上記第1の遊星ギヤ55と噛合されるアウタ ーギヤ部70が形成され、大径部53bの内周面にはインナーギヤ部71が形成 されている。
【0015】 ベースプレート54は樹脂製で、センターギヤ53の内径よりも小さい外径を した円板状に形成されており、中心には出力伝達軸52の第2軸受部52cの先 端を回転可能に保持するための軸受孔72が形成されている。 また、一面側には、軸受孔72を中心とした同じ円周上に、中心軸に沿って平 行に延びる状態にして軸部54aが90度間隔で4つ一体に形成されている。さ らに、各軸部54aの先端には取付孔73が各々形成されている。なお、これら 軸部54aは第1の軸受ホルダー51Bの位置決め突起61及びザグリ62に対 応していて、ザグリ62に軸部54aの先端を差し込んで位置決めできる状態に なっており、この軸部54aに第2の遊星歯車56が回転可能に取り付けられる 。
【0016】 次に、このように構成された減速ギヤ組立体5の組立手順の一例を説明する。 先ず、第2の軸受ホルダー52Cに出力伝達軸52を取り付ける。この場合、 第1軸部52bを内側から軸受孔65に通し、第2の軸受ホルダー52Cの外側 で第1軸部52bにスナップリング74を係合させて抜け止めするとともに、孔 68にスプリングピン67を嵌合挿入させる。これにより、出力伝達軸52が第 2の軸受ホルダー52Cに対して回転可能に取り付けられて、出力伝達軸52と 第2の軸受ホルダー52Cとが一体化された状態になる。
【0017】 次いで、出力伝達軸52の各軸部52dに第1の遊星ギヤ55を各々取り付け るとともに、第2軸受部52cにワッシャー75を取り付け、さらに第2軸受部 52cを貫通孔69に通して、この第2軸受部52cにセンターギヤ53を装着 する。すると、センターギヤ53のアウターギヤ部70と第1の遊星ギヤ55と が噛合された状態になる。また、この装着した状態では、第2軸受部52cの先 端が大径部53b内に突出される。
【0018】 次に、ハウジング51の本体部51Aを装着する。すると、第1の遊星ギヤ5 5がインナーギヤ57に噛合された状態で装着される。
【0019】 次いで、第1の軸受ホルダー52Aの4つの位置決め突起61で囲まれた中に 軸受60を緩く嵌合挿入させて配置するとともに、ベースプレート54の軸部5 4aに第2の遊星ギヤ56を装着する。この場合、本実施例では、4つの軸部5 4aの全てに第2の遊星ギヤ56を装着せず、180度変位した位置にある2つ の軸部54aにだけ遊星ギヤ56を装着している。しかし、この第2の遊星ギヤ 56は、4つ全ての軸部54aに装着しても差し支えないものである。
【0020】 また、次に第2の遊星ギヤ56を取り付けたベースプレート54を、軸部54 aの先端を位置決め突起61のザグリ62内に差し込んで位置決めさせた状態に して第1の軸受ホルダー51Bに当接させ、さらにこの状態で第1の軸受ホルダ ー51Bの外側より取付孔63を通してベースプレート54の取付孔73内にタ ッピングスクリュー76をねじ込み、ベースプレート54と第1軸受ホルダー5 1Bとを一体化する。
【0021】 次に、出力伝達軸52の第2軸受部52cの先端に軸受孔72を合わせて、一 体化されたベースプレート54、第2の遊星ギヤ56、軸受60をハウジング5 1の本体部51A内に、第2軸受部52cの内面が本体部51Aの端部に当接す るまで装着する。すると、軸受孔72に出力伝達軸52の先端が差込み係合され 、かつ第2の遊星ギヤ56がセンターギヤ53のインナーギヤ部71に噛合され た状態で装着される。
【0022】 次いで、本体部51Aの溝状凹部58と、第1の軸受ホルダー51Bの切欠部 64と、第2の軸受ホルダー51Cの切欠部66を一致させ、これら溝状凹部5 8、切欠部64、切欠部66内に固定板77が配設されるようにして、この固定 板77の両端に各々形成された爪77aのうちの一方の爪77aを第1の軸受ホ ルダー51Bの外面に係合させるとともに、他方の爪77aを第2の軸受ホルダ ー51Cの外面に締め付け係合させると、本体部51Aと第1の軸受ホルダー5 1Bと第2の軸受ホルダー51Cの間が一体化されて組立が完了する。
【0023】 このように構成された減速ギヤ組立体5は、先端にギヤ部22aが形成された 出力軸22を軸受孔59及び軸受60を通して装着し、ギヤ部22aと第2の遊 星ギヤ56を噛合させた状態で使用される。 そして、出力軸22が回転されると、この回転が第2の遊星ギヤ56−センタ ーギヤ53−第1の遊星ギヤ55を介して出力伝達軸52に減速されて伝えられ 、これが外部へ伝達される。
【0024】 そして、この減速ギヤ組立体5の構造では、出力伝達軸は52は、一端側が第 2の軸受ホルダー52Cの軸受孔65内に回転可能に支持されるとともに、他端 側が第1の軸受ホルダー51Bに固定して取り付けられたベースプレート54の 軸受孔72内に回転可能に支持され、第2の軸受ホルダー52Cとベースプレー ト54で両持ち状に安定した状態で常に支持されていることになる。したがって 、各軸受孔65,72には常に平均した力が加えられ、各軸受孔65,72の摩 耗が少なくなる。
【0025】 図5乃至図8は本考案に係る減速ギヤ組立体5を使用した一実施例としての美 容健康器を示すもので、図5はその正面図、図6は図5のA−A線に沿う側面図 、図7はその要部を一部破断して示す拡大側面図、図8はその要部拡大図である 。
【0026】 図5乃至図8において、この美容健康器1は、大きくはボディ2と、ローラホ ルダー3と、上記モータ4と、上記減速ギヤ組立体5と、カバー6と、カバース トッパー7等で構成されている。
【0027】 さらに詳述すると、ボディ2は、合成樹脂材で各々成形された第1のボディ半 体8と第2のボディ半体9とでなり、この各ボディ半体8,9との間に上記ロー ラホルダー3,上記モータ4,上記減速ギヤ組立体5等が順次組み込まれ、その 後互いがビス10で締め付けられて外側筐体として形成される。 また、外側筐体として形成された状態では、作動部2Aと、この作動部2Aの 一端側から略直角に折り曲げられた把手部2Bとを有した略L字状を成し、作動 部2Aの部分にはカバー6で覆われる開口部11が形成される。なお、この各ボ ディ半体8,9の内部には、対抗し合う位置に位置決め用の凹部12,13がそ れぞれ設けられている。
【0028】 さらに、第1のボディ半体8側には、開口部11を形成する部分の片側縁に第 1のカバー係止部14が形成されている。この第1のカバー係止部14は、図8 に詳細に示しているように、開口部11を画成する周縁の上部が外側に回され、 さらに下方へ折り返され、断面が略逆U字状に形成されている。 加えて、第1のボディ半体8の外側底面には凹部8aが左右方向に延びた状態 で形成されており、この凹部8a内に滑り止め用のゴム16が接着等で取り付け られている。また、このゴム16は凹部8aより一部が突出して取り付けられて おり、この美容健康器1が床面上で立てた状態で使用したときに摩擦で滑り止め の役目をするようになっている。
【0029】 一方、第2のボディ半体9側には、図8に詳細に示しているように、開口部1 1を形成する部分の片側縁に左右両側から突き出された突起9aにて略孔状に画 成されてなる係合部17が形成されている。
【0030】 次に、上記モータ4は、凹部12の部分で、第1と第2のボディ半体8,9に 一端が挟持されることによってボディ2に固着されている。 そして、固定された一端側にリード線18が接続され、このリード線18の他 端にスイッチ部19,ボリューム部20等を介してプラグ21が取り付けられて いる。一方、モータ4の他端側からは上記出力軸22が突き出されており、この 出力軸22の先端に上記出力ギヤ22aが設けられている。
【0031】 そして、このモータ4は、出力軸22を軸受孔59及び軸受60を通してハウ ジング51内に挿入装着して減速ギヤ組立体5と一体にユニット化された状態で 、かつ減速ギヤ組立体5のハウジング51がローラホルダー3の内面に固定され て一体に回転する状態にしてローラホルダー3内に組み込まれる。また、この減 速ギヤ組立体5は、凹部13の部分で出力伝達軸52の第1軸受部52bが第1 と第2のボディ半体8,9とで挟持され、さらにこの第1軸受部52bとボディ 2との間をスプリングピン32を介して係合させる。すると、出力伝達軸52は 回転されずにハウジング51がローラホルダー3と一体に回転する状態で取り付 けられる。したがって、この減速ギヤ組立体5はモータ出力軸22の出力を減速 ギヤ組立体5内で順次減速し、ハウジング51を介してローラホルダー3へ伝達 できる。
【0032】 次に、ローラホルダー3は合成樹脂材で筒状に形成されており、内部には上記 モータ4,上記減速ギヤ組立体5が配され、これらモータ4および減速ギヤ組立 体5上に軸受メタル28,29,33を介して回転可能に取り付けられている。 また、ローラホルダー3の外周には、対をなして形成された複数の取付腕片対3 aが一体に形成されている。そして、この各取付腕片対3aに、ローラホルダー 3の回転軸と平行になる支軸34を各々介して複数のローラ35が回転自在に配 設されている。
【0033】 カバー6は、ビニールシート等の可撓性を有したシート状に形成されている。 また、対抗し合う両側部分には、帯状をした硬質の芯材36が包み込まれて取り 付けられており、この芯材36が取り付けられた部分が掛け止め部6a,6bと して形成されている。
【0034】 カバーストッパー7は合成樹脂材で板状に形成され、全体として下側に湾曲し た状態になっている。なお、このカバーストッパー7の左右巾寸法及び上下の厚 み寸法は係合孔17に対応しており、係合孔17を通って差し込み可能になって いる。また、挿入される先端側には、爪係止部15に対応して係止爪37aをそ れぞれ設けた一対の係止脚37が形成されており、逆の後端側には下方に向かっ て折り曲げられた第2のカバー係止部38が形成されている。
【0035】 ところで、このように構成された美容健康器1では、ボディ2にローラホルダ ー3,モータ4,減速ギヤ組立体5が組み込まれたとき、図7及び図8中に示す ように、開口部11からローラ35と共にローラホルダー3の一部が突出した状 態で配置される。そして、このままの状態で使用すると、ボディ2内にゴミ等が 入ったり、あるいはローラ35に衣服等が巻き込まれる恐れがある。そこで、開 口部11には、ローラホルダー3の外側を覆ってカバー6が取り付けられる。
【0036】 このカバー6を取り付ける方法は、まず掛け止め部6aを下側に回して内側に 折り返し、この折り返した掛け止め部6aを第1のカバー係止部14内に圧入さ せ、この一端側を第1のボディ半体8側に係止させる。 また、この状態で掛け止め部6bをローラホルダー3の上側を回して第2のボ ディ半体9の外側に配置させ、さらに別途用意されたカバーストッパー7を、係 合孔17に通してボディ2内の途中まで挿入させる。なお、このときの挿入は、 ローラホルダー3の下側を通って差し込まれる。そして、大方差し込まれたら、 次に掛け止め部6bを、第2のカバー係止部38の外側を回して内側に折り返え す。
【0037】 次いで、この状態でカバーストッパー7をさらに挿入させる。すると、カバー ストッパー7の係止爪37aが爪係止部15に係合されて抜け止められる。同時 に、掛け止め部6bが第2のカバー係止部38と第2のボディ半体9との間に挟 まれて係止される。
【0038】 また、このように構成された美容健康器1では、スイッチ部19を操作してモ ータ4を回転させると、減速ギヤ組立体5を介してローラホルダー3が回転され 、これによりローラホルダー3の外周に配設されている複数のローラ35がカバ ー6の内面に当接しながら回動するようになる。
【0039】 そして、この状態でカバー6を介して身体に押し付けると、押し付けられた身 体の部分をローラ35が走行移動するようになり、マッサージ効果が得られて贅 肉等を取ることができる。 なお、この美容健康器1の使用法としては、把手部2Bを持ってローラホルダ ー3の部分を身体に押し付けて使用する方法、あるいは美容健康器1を床面に載 置しこの上に足を乗せてマッサージしたり、または使用者が横になって身体を押 し付けてマッサージしたりする方法等を採ることができる。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る減速ギヤ組立体によれば、出力伝達軸は、 一端側が第2の軸受ホルダーの軸受孔内に回転可能に支持されるとともに、他端 側が第1の軸受ホルダーに固定して取り付けられたベースプレートの軸受孔内に 回転可能に支持され、第2の軸受ホルダーとベースプレートで両持ち状に安定し た状態で支持されるので、各軸受孔には常に平均した力が加えられることになり 、摩耗が少なく寿命が向上する等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る減速ギヤ組立体の一部を断面して
示す側面図である。
【図2】同上減速ギヤ組立体の正面図である。
【図3】同上減速ギヤ組立体の背面図である。
【図4】同上減速ギヤ組立体の分解斜視図である。
【図5】本考案に係る減速ギヤ組立体を使用した美容健
康器の一実施例を示す正面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う側面図である。
【図7】同上美容健康器の要部を一部破断して示す拡大
側面図である。
【図8】同上美容健康器の要部拡大図である。
【符号の説明】
4 モータ 5 減速ギヤ組立体 51 ハウジング 51A 本体部 51B 第1の軸受ホルダー 51C 第2の軸受ホルダー 52 出力伝達軸 52a ギヤベース部 52d 軸部 53 センターギヤ 53a 小径部 53b 大径部 54 ベースプレート 55 第1の遊星ギヤ 56 第2の遊星ギヤ 57 インナーギヤ 59 軸受孔 65 軸受孔 69 貫通孔 70 アウターギヤ部 71 インナーギヤ部 72 軸受孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に取り付けられ、この出
    力軸の回転を減速させて出力伝達軸を介して外部へ伝達
    するための減速ギヤ組立体において、 a)内周面にインナーギヤが設けられた円筒状の本体部
    と、中心に前記出力軸を回転可能に受ける軸受孔を有し
    て前記本体部の一端側を塞いで取り付けられる第1の軸
    受ホルダーと、中心に軸受孔を有して前記本体部の他端
    側を塞いで取り付けられる第2の軸受ホルダーとを備え
    たハウジングと、 b)中間部分にギヤベース部を鍔状にして一体に有する
    とともに、このギヤベース部に前記第1の軸受ホルダー
    側に向かって突出された複数の軸部を一体に有して一端
    側が前記ハウジングの内側から前記第2の軸受ホルダー
    の前記軸受孔を貫通して前記第2の軸受ホルダーに回転
    自在に取り付けられた前記出力伝達軸と、 c)中心に前記出力伝達軸の他端側を回転可能に受ける
    貫通孔を有して前記ハウジング内で前記出力伝達軸上に
    回転自在に配設された小径部と、前記小径部の後端外周
    より前記第1の軸受ホルダー側に延びる状態にして前記
    小径部と一体に形成されたカップ状の大径部と、前記小
    径部の外周に形成されたアウターギヤ部と、前記大径部
    の内周に形成されたインナーギヤ部とを一体に有してな
    るセンターギヤと、 d)前記ハウジング側の前記インナーギヤ部と前記セン
    ターギヤ側の前記アウターギヤ部にそれぞれ噛合されて
    前記出力伝達軸の前記軸部に各々回転自在に取り付けら
    れた複数の第1の遊星ギヤと、 e)中心に前記出力伝達軸の他端側を回転自在に受ける
    軸受孔を有するとともに、この軸受孔を中心とした同じ
    円周上に前記第1の軸受ホルダー側に向かって突出され
    た複数の軸部を有して前記センターギヤ部内で前記第1
    の軸受ホルダーに固定して取り付けられたベースプレー
    トと、 f)前記センターギヤの前記インナーギヤ部と噛合され
    て前記ベースプレートの前記軸部に各々回転自在に取り
    付けられた複数の第2の遊星ギヤとを備え、 前記第1の軸受孔を貫通して挿入された前記出力軸上の
    出力ギヤと前記第2の遊星ギヤを噛合連結してなること
    を特徴とする減速ギヤ組立体。
JP3233093U 1993-05-25 1993-05-25 減速ギヤ組立体 Pending JPH071351U (ja)

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