JPH0713453Y2 - 施肥田植機のサイドフロート取付構造 - Google Patents
施肥田植機のサイドフロート取付構造Info
- Publication number
- JPH0713453Y2 JPH0713453Y2 JP1987137767U JP13776787U JPH0713453Y2 JP H0713453 Y2 JPH0713453 Y2 JP H0713453Y2 JP 1987137767 U JP1987137767 U JP 1987137767U JP 13776787 U JP13776787 U JP 13776787U JP H0713453 Y2 JPH0713453 Y2 JP H0713453Y2
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- Japan
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- link
- side float
- pivot
- mounting structure
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、施肥田植機のサイドフロート取付構造に関す
るものである。
るものである。
(ロ)従来の技術 従来、施肥田植機のサイドフロートは、本機に後部を上
下揺動自在に枢支すると共に、前部を上下揺動自在に取
付け、同サイドフロートの中途部下面に作溝器と、その
直後方に位置させて培土板を各々下方へ突設している。
下揺動自在に枢支すると共に、前部を上下揺動自在に取
付け、同サイドフロートの中途部下面に作溝器と、その
直後方に位置させて培土板を各々下方へ突設している。
そして、本機に設けた施肥ホッパーより肥料を繰出し
て、作溝器により形成された溝中に投入し、その直後に
培土器により培土するようにしている。
て、作溝器により形成された溝中に投入し、その直後に
培土器により培土するようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところが、上記のサイドフロートの場合、施肥作業時に
おいて、代かき作業直後の圃場面が非常に軟かい時、本
機の作業速度が速い時、又は、圃場面が前下りの傾斜面
になっている時には、サイドフロートの前部が浮上り、
作溝器の土中への貫入度合が浅くなり、また場合によっ
ては全く貫入せず、適正の作溝がなされないという問題
がある。
おいて、代かき作業直後の圃場面が非常に軟かい時、本
機の作業速度が速い時、又は、圃場面が前下りの傾斜面
になっている時には、サイドフロートの前部が浮上り、
作溝器の土中への貫入度合が浅くなり、また場合によっ
ては全く貫入せず、適正の作溝がなされないという問題
がある。
しかも、培土板による培土機能も不安定になり、作業能
率が低下するという問題がある。
率が低下するという問題がある。
さらには、サイドフロートの後端部下面が深く土中に入
り、同サイドフロートの走行後が圃場面に残る等の問題
がある。
り、同サイドフロートの走行後が圃場面に残る等の問題
がある。
(ニ)問題点を解決するための手段 そこで、本考案では、下面に作溝器と培土板を突設した
施肥田植機のサイドフロート取付構造において、機体に
配設したミッション部に左右水平張出しケースを連設
し、同ケースの先端から後方へ左右長手ケースを連設す
ると共に、同左右長手ケースの前端部に横外側方へ向け
て支持突片を突設し、同支持突片に揺動リンク機構を介
してサイドフロートの前端部を取付け、さらに、機体の
後部にサイドフロートの後部を上下揺動自在に枢支し
て、同枢支部を中心にサイドフロートの前部を下方へ回
動付勢可能に構成し、しかも、前記揺動リンク機構は、
前記支持突片に上下回動自在に枢支した一体成形のコ字
状の第1リンクと、同第1リンクの後端部に、第1枢軸
を介して回動自在に枢支連結した一体成形のコ字状の第
2リンクと、同第2リンクの下端に、第2枢軸を介して
回動自在に枢支し、かつ、サイドフロート側に固着した
第3リンクと、第1枢軸に巻回し、一端を第一リンクに
連結すると共に、他端を第2リンクに連結したスプリン
グとから構成したことを特徴とする施肥田植機のサイド
フロート取付構造を提供せんとするものである。
施肥田植機のサイドフロート取付構造において、機体に
配設したミッション部に左右水平張出しケースを連設
し、同ケースの先端から後方へ左右長手ケースを連設す
ると共に、同左右長手ケースの前端部に横外側方へ向け
て支持突片を突設し、同支持突片に揺動リンク機構を介
してサイドフロートの前端部を取付け、さらに、機体の
後部にサイドフロートの後部を上下揺動自在に枢支し
て、同枢支部を中心にサイドフロートの前部を下方へ回
動付勢可能に構成し、しかも、前記揺動リンク機構は、
前記支持突片に上下回動自在に枢支した一体成形のコ字
状の第1リンクと、同第1リンクの後端部に、第1枢軸
を介して回動自在に枢支連結した一体成形のコ字状の第
2リンクと、同第2リンクの下端に、第2枢軸を介して
回動自在に枢支し、かつ、サイドフロート側に固着した
第3リンクと、第1枢軸に巻回し、一端を第一リンクに
連結すると共に、他端を第2リンクに連結したスプリン
グとから構成したことを特徴とする施肥田植機のサイド
フロート取付構造を提供せんとするものである。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、以下のような作用効果が生起される。
すなわち、本機にサイドフロートの後部を上下揺動自在
に枢支すると共に、同枢支部を中心にサイドフロートの
前部を下方へ回動付勢しているために、代かき作業直後
の圃場面が非常に軟かい場合、本機の走行速度が速い場
合、又は圃場面が前下り傾斜面となっている場合にも、
同サイドフロートの前部は浮上ることなく、圃場面に沿
って走行する。
に枢支すると共に、同枢支部を中心にサイドフロートの
前部を下方へ回動付勢しているために、代かき作業直後
の圃場面が非常に軟かい場合、本機の走行速度が速い場
合、又は圃場面が前下り傾斜面となっている場合にも、
同サイドフロートの前部は浮上ることなく、圃場面に沿
って走行する。
従って、作溝器の土中への貫入度合を適正に保つことが
でき、溝の深さを均一にすることができるために、施肥
作業が確保できる。
でき、溝の深さを均一にすることができるために、施肥
作業が確保できる。
しかも、培土板の培土機能も安定するために、施肥作業
能率が向上する。
能率が向上する。
さらには、サイドフロートの下面全面が圃場面に沿うた
めに、サイドフロートの後端部下面が深く土中に入っ
て、同サイドフロートの走行跡を圃場面に残すという不
具合も解消でき、植付け苗の条寄りもなくなる。
めに、サイドフロートの後端部下面が深く土中に入っ
て、同サイドフロートの走行跡を圃場面に残すという不
具合も解消でき、植付け苗の条寄りもなくなる。
また、機体に配設したミッション部に連設した左右水平
張出しケースの先端から後方へ左右長手ケースを連設
し、同左右長手ケースの前端部に横外側方へ向けて突設
した支持突片に揺動リンク機構を取付けているので、揺
動リンク機構は機体側にしっかり支持されることにな
り、無用なガタが生じることがなく、耐久性が向上す
る。
張出しケースの先端から後方へ左右長手ケースを連設
し、同左右長手ケースの前端部に横外側方へ向けて突設
した支持突片に揺動リンク機構を取付けているので、揺
動リンク機構は機体側にしっかり支持されることにな
り、無用なガタが生じることがなく、耐久性が向上す
る。
さらに、揺動リンク機構は、前記支持突片に上下回動自
在に枢支した一体成形のコ字状の第1リンクと、同第1
リンクの後端部に、第1枢軸を介して回動自在に枢支連
結した一体成形のコ字状の第2リンクとを主な構成部材
としており、両第1、第2リンクをこのようにコ字状に
一体成形しているので製造が簡単であり、かつ、揺動リ
ンク機構全体の構造も簡単で組付け等が容易となってコ
スト的にも有利となる。
在に枢支した一体成形のコ字状の第1リンクと、同第1
リンクの後端部に、第1枢軸を介して回動自在に枢支連
結した一体成形のコ字状の第2リンクとを主な構成部材
としており、両第1、第2リンクをこのようにコ字状に
一体成形しているので製造が簡単であり、かつ、揺動リ
ンク機構全体の構造も簡単で組付け等が容易となってコ
スト的にも有利となる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面に基き詳説すれば、第1図に示す
(A)は、歩行型の施肥田植機であり、同田植機(A)
は、機体(1)の前部に原動機部(2)を搭載し、その
後方にミッション部(3)を設けており、ミッション部
(3)からは真後にシャフトケース(4)を突設すると
共に、同ミッション部(3)の左右側からは、別途略L
字状の左右伝動軸ケース(5)(5)を伸延している。
(A)は、歩行型の施肥田植機であり、同田植機(A)
は、機体(1)の前部に原動機部(2)を搭載し、その
後方にミッション部(3)を設けており、ミッション部
(3)からは真後にシャフトケース(4)を突設すると
共に、同ミッション部(3)の左右側からは、別途略L
字状の左右伝動軸ケース(5)(5)を伸延している。
シャフトケース(4)の後端には、植付ミッションケー
ス(6)が連設されており、同植付ミッションケース
(6)には、植付フレーム(7)基端が連設され、同植
付フレーム(7)は、後上方へ伸延形成されて、上端に
ハンドル(8)を取付け、中途部に苗載台支持フレーム
(9)を介して四条分の苗マットが載置可能な前低後高
の苗載台(10)を連設している。
ス(6)が連設されており、同植付ミッションケース
(6)には、植付フレーム(7)基端が連設され、同植
付フレーム(7)は、後上方へ伸延形成されて、上端に
ハンドル(8)を取付け、中途部に苗載台支持フレーム
(9)を介して四条分の苗マットが載置可能な前低後高
の苗載台(10)を連設している。
植付ミッションケース(6)には、四条分の苗植機構の
うち、内側二条分の苗植機構(図示せず)が連設されて
いる。
うち、内側二条分の苗植機構(図示せず)が連設されて
いる。
更には、ミッション部(3)の左右横側方に連設した左
右伝動軸ケース(5)(5)は、第3図に示すように、
ミッション部(3)から左右外側へ水平に突出した左右
水平張出しケース(12)(12)と、各水平張出しケース
の先端より後方向に連設した左長手ケース(13)(13)
とより構成されており、左右長手ケース(13)(13)の
後端には、左右植付ギヤケース(14)(14)を連設し、
同ギヤケース(14)(14)には、四条分の苗植付機構の
うち、最外側二条分の外側左右苗植機構(15)(15)が
連設されている。
右伝動軸ケース(5)(5)は、第3図に示すように、
ミッション部(3)から左右外側へ水平に突出した左右
水平張出しケース(12)(12)と、各水平張出しケース
の先端より後方向に連設した左長手ケース(13)(13)
とより構成されており、左右長手ケース(13)(13)の
後端には、左右植付ギヤケース(14)(14)を連設し、
同ギヤケース(14)(14)には、四条分の苗植付機構の
うち、最外側二条分の外側左右苗植機構(15)(15)が
連設されている。
(16)(16)は前端部をミッション部(3)の左右側面
に上下揺動自在に取付けた左右スイングケース、(17)
(17)は左右スイングケース(16)(16)の後端部に取
付けた左右車輪を示す。
に上下揺動自在に取付けた左右スイングケース、(17)
(17)は左右スイングケース(16)(16)の後端部に取
付けた左右車輪を示す。
また、上記左右植付ギヤケース(14)(14)には、側面
視略コ字状の支持フレーム(41)(41)が立設固定さ
れ、同フレーム(41)(41)には、施肥装置(11)(1
1)を支持ブラケット(42)(42)を介して取付けてい
る。
視略コ字状の支持フレーム(41)(41)が立設固定さ
れ、同フレーム(41)(41)には、施肥装置(11)(1
1)を支持ブラケット(42)(42)を介して取付けてい
る。
施肥装置(11)は、上部にホッパー(18)を有し、その
下端に繰出し装置(19)を設け、その下端にシュート
(20)を連設し、シュート(20)の下端には、施肥の為
の作溝器(21)が各苗植機構(15)(15)に対応してそ
れぞれ配設されている。なお、ホッパー(18)は、上面
が開閉蓋となって、肥料補給が行えるように構成されて
いる。
下端に繰出し装置(19)を設け、その下端にシュート
(20)を連設し、シュート(20)の下端には、施肥の為
の作溝器(21)が各苗植機構(15)(15)に対応してそ
れぞれ配設されている。なお、ホッパー(18)は、上面
が開閉蓋となって、肥料補給が行えるように構成されて
いる。
また、上記した伝動軸ケース(5)の長手ケース(13)
前部と、植付ギヤケース(14)と植付フレーム(7)と
の間に介設した補強フレーム(22)とには、サイドフロ
ート(23)の前端部と後部とを、各々揺動リンク機構
(24)と植付深さ調節機構(25)とを介して取付けてい
る。
前部と、植付ギヤケース(14)と植付フレーム(7)と
の間に介設した補強フレーム(22)とには、サイドフロ
ート(23)の前端部と後部とを、各々揺動リンク機構
(24)と植付深さ調節機構(25)とを介して取付けてい
る。
そして、サイドフロート(23)の下面中央部には、上記
した作溝器(21)を突設し、同作溝器(21)の後端に取
付けた施肥ガイド体(26)の上端に、上記した施肥装置
(11)のシュート(20)の下端を連結して、作溝器(2
1)により形成された溝中に施肥が確実に行なえるよう
にしている。
した作溝器(21)を突設し、同作溝器(21)の後端に取
付けた施肥ガイド体(26)の上端に、上記した施肥装置
(11)のシュート(20)の下端を連結して、作溝器(2
1)により形成された溝中に施肥が確実に行なえるよう
にしている。
さらに、サイドフロート(23)の下面で、かかる作溝器
(21)の直後方位置には培土板(27)を突設し、同培土
板(27)により施肥後の溝中に培土が行なえるようにし
ている。
(21)の直後方位置には培土板(27)を突設し、同培土
板(27)により施肥後の溝中に培土が行なえるようにし
ている。
また、(39)はセンターフロート、(40)はセンサーフ
ロートを示している。
ロートを示している。
かかる構成において、本考案の要旨は、サイドフロート
(23)の取付構造にあり、以下第1図〜第3図にもとづ
き詳述する。
(23)の取付構造にあり、以下第1図〜第3図にもとづ
き詳述する。
すなわち、サイドフロート(23)の前端部は、長手ケー
ス(13)の前端部に横外側方へ突設した支持突片(1
3′)と、サイドフロート(23)の前端に突設した連結
板(23a)との間に前記揺動リンク機構(24)を介設し
て取付けているものである。
ス(13)の前端部に横外側方へ突設した支持突片(1
3′)と、サイドフロート(23)の前端に突設した連結
板(23a)との間に前記揺動リンク機構(24)を介設し
て取付けているものである。
そして、かかるリンク機構(24)は上記支持突片(1
3′)に前端部を上下回動自在に枢支した一体成形のコ
字状の第1リンク(24a)と、同第1リンク(24a)の後
端部に、第1枢軸(28)を介して回動自在に枢支連結し
た一体成形のコ字状の第2リンク(24b)と、同第2リ
ンク(24b)の下端部に上端部を第2枢軸(29)により
回動自在に枢支し、かつ下端を上記連結板(23a)にボ
ルト(30)により固設した第3リンク(24c)と、第1
枢軸(28)に巻回し、一端を第1リンク(24a)に連結
(31a)すると共に、他端を第2リンク(24b)に連結
(31b)したスプリング(31)とからなる。
3′)に前端部を上下回動自在に枢支した一体成形のコ
字状の第1リンク(24a)と、同第1リンク(24a)の後
端部に、第1枢軸(28)を介して回動自在に枢支連結し
た一体成形のコ字状の第2リンク(24b)と、同第2リ
ンク(24b)の下端部に上端部を第2枢軸(29)により
回動自在に枢支し、かつ下端を上記連結板(23a)にボ
ルト(30)により固設した第3リンク(24c)と、第1
枢軸(28)に巻回し、一端を第1リンク(24a)に連結
(31a)すると共に、他端を第2リンク(24b)に連結
(31b)したスプリング(31)とからなる。
しかも、かかるスプリング(31)は、第1リンク(24
a)の前端部と、第2リンク(24b)の下端部とが離隔す
る方向に第1・第2リンク(24a)(24b)を付勢して、
常時サイドフロート(23)の前部を下方へ付勢してい
る。
a)の前端部と、第2リンク(24b)の下端部とが離隔す
る方向に第1・第2リンク(24a)(24b)を付勢して、
常時サイドフロート(23)の前部を下方へ付勢してい
る。
一方、サイドフロート(23)の後端部は、第1図に示す
ように、同サイドフロート(23)の後端部上面に突設し
た連結ブラケット(32)と、前記した補強フレーム(2
2)に垂設したブラケット(33)との間に植付深さ調節
機構(25)を介設して取付けているものである。
ように、同サイドフロート(23)の後端部上面に突設し
た連結ブラケット(32)と、前記した補強フレーム(2
2)に垂設したブラケット(33)との間に植付深さ調節
機構(25)を介設して取付けているものである。
そして、かかる植付深さ調節機構(25)は、連結ブラケ
ット(32)に前端を回動自在に枢支(34)し、中途部を
ブラケット(33)に枢支(35′)したリンク(35)と、
同リンク(35)の後端に基端を連結した調節レバー(3
6)と、同レバー(36)をガイドするるガイド体(37)
とからなる。
ット(32)に前端を回動自在に枢支(34)し、中途部を
ブラケット(33)に枢支(35′)したリンク(35)と、
同リンク(35)の後端に基端を連結した調節レバー(3
6)と、同レバー(36)をガイドするるガイド体(37)
とからなる。
しかも、上記連結ブラケット(32)とリンク(35)との
枢支部(34)にはコイルバネ(38)を設け、同コイルバ
ネ(38)によりサイドフロート(23)の前部を下方へ回
動付勢している。
枢支部(34)にはコイルバネ(38)を設け、同コイルバ
ネ(38)によりサイドフロート(23)の前部を下方へ回
動付勢している。
本考案の実施例は上記のように構成しているものであ
り、かかる実施例によれば以下のような作用効果が生起
される。
り、かかる実施例によれば以下のような作用効果が生起
される。
すなわち、サイドフロート(23)は、前端部と後部と
を、各々揺動リンク機構(24)と植付深さ調節機構(2
5)とを介して本機に上下揺動自在に取付けているもの
であり、この際、揺動リンク機構(24)に設けたスプリ
ング(31)と、植付深さ調節機構(25)とサイドフロー
ト(23)の後部との枢支(34)連結部に設けたコイルバ
ネ(38)とにより、サイドフロート(23)の前部を下方
へ回動付勢しているために、代かき直後の圃場面が非常
に軟かい場合、本機の走行速度が速い場合、又は、圃場
面が前下りの傾斜面となっている場合にも、同サイドフ
ロート(23)の前部は浮上ることなく、圃場面に沿って
走行する。
を、各々揺動リンク機構(24)と植付深さ調節機構(2
5)とを介して本機に上下揺動自在に取付けているもの
であり、この際、揺動リンク機構(24)に設けたスプリ
ング(31)と、植付深さ調節機構(25)とサイドフロー
ト(23)の後部との枢支(34)連結部に設けたコイルバ
ネ(38)とにより、サイドフロート(23)の前部を下方
へ回動付勢しているために、代かき直後の圃場面が非常
に軟かい場合、本機の走行速度が速い場合、又は、圃場
面が前下りの傾斜面となっている場合にも、同サイドフ
ロート(23)の前部は浮上ることなく、圃場面に沿って
走行する。
従って、かかるサイドフロート(23)に設けた作溝器
(21)の土中への貫入度合を適正に保つことができ、溝
の深さを均一にすることができるために、施肥作業が確
保できる。
(21)の土中への貫入度合を適正に保つことができ、溝
の深さを均一にすることができるために、施肥作業が確
保できる。
しかも、同サイドフロート(23)に設けた培土板(27)
の培土機能も安定するために、施肥作業能率が向上す
る。
の培土機能も安定するために、施肥作業能率が向上す
る。
さらには、サイドフロート(23)の下面全面が圃場面に
沿うために、サイドフロート(23)の後端部下面が深く
土中に入って、同サイドフロート(23)の走行跡を圃場
面に残すという不具合も解消でき、植付けた苗の条寄り
もなくなる。
沿うために、サイドフロート(23)の後端部下面が深く
土中に入って、同サイドフロート(23)の走行跡を圃場
面に残すという不具合も解消でき、植付けた苗の条寄り
もなくなる。
また、機体(1)に配設したミッション部(3)に連設
した左右水平張出しケース(12)(12)の先端部から後
方へ左右長手ケース(13)(13)を連設し、同左右長手
ケース(13)(13)の前端部に横外側方へ向けて突設し
た支持突片(13′)(13′)に揺動リンク機構(24)を
取付けているので、揺動リンク機構(24)は機体(1)
側にしっかり支持されることになり、無用なガタが生じ
ることがなく、耐久性が向上する。
した左右水平張出しケース(12)(12)の先端部から後
方へ左右長手ケース(13)(13)を連設し、同左右長手
ケース(13)(13)の前端部に横外側方へ向けて突設し
た支持突片(13′)(13′)に揺動リンク機構(24)を
取付けているので、揺動リンク機構(24)は機体(1)
側にしっかり支持されることになり、無用なガタが生じ
ることがなく、耐久性が向上する。
さらに、揺動リンク機構(24)は、前記支持突片(1
3′)に上下回動自在に枢支した一体成形のコ字状の第
1リンク(24a)と、同第1リンク(24a)の後端部に、
第1枢軸(28)を介して回動自在に枢支連結した一体成
形のコ字状の第2リンク(24b)とを主な構成部材とし
ており、両第1、第2リンク(24a)(24b)をこのよう
にコ字状に一体成形しているので製造が簡単であり、か
つ、揺動リンク機構(24)全体の構造も簡単で組付け等
が容易となってコスト的にも有利となる。
3′)に上下回動自在に枢支した一体成形のコ字状の第
1リンク(24a)と、同第1リンク(24a)の後端部に、
第1枢軸(28)を介して回動自在に枢支連結した一体成
形のコ字状の第2リンク(24b)とを主な構成部材とし
ており、両第1、第2リンク(24a)(24b)をこのよう
にコ字状に一体成形しているので製造が簡単であり、か
つ、揺動リンク機構(24)全体の構造も簡単で組付け等
が容易となってコスト的にも有利となる。
なお、サイドフロート(23)の前部を下方へ回動付勢す
るスプリング(31)とコイルバネ(38)は、上記作用効
果が確保できるならば、いずれか一方のみを採用しても
よい。
るスプリング(31)とコイルバネ(38)は、上記作用効
果が確保できるならば、いずれか一方のみを採用しても
よい。
第1図は、本考案によるサイドフロート取付構造を有す
る施肥田植機の側面図。 第2図は、同要部の拡大側面図。 第3図は、同要部の拡大斜視図。 (A):施肥田植機、(21):作溝器 (23):サイドフロート、(27):培土板 (34):枢支部
る施肥田植機の側面図。 第2図は、同要部の拡大側面図。 第3図は、同要部の拡大斜視図。 (A):施肥田植機、(21):作溝器 (23):サイドフロート、(27):培土板 (34):枢支部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹田 裕一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 松岡 秀樹 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 岡田 悟 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−141216(JP,A) 実開 昭59−34508(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】下面に作溝器(21)と培土板(27)を突設
した施肥田植機のサイドフロート取付構造において、 機体(1)に配設したミッション部(3)に左右水平張
出しケース(12)(12)を連設し、同ケース(12)(1
2)の先端から後方へ左右長手ケース(13)(13)を連
設すると共に、同左右長手ケース(13)(13)の前端部
に横外側方へ向けて支持突片(13′)(13′)を突設
し、同支持突片(13′)(13′)に揺動リンク機構(2
4)を介してサイドフロート(23)の前端部を取付け、 さらに、機体(1)の後部にサイドフロート(23)の後
部を上下揺動自在に枢支して、同枢支部(34)を中心に
サイドフロート(23)の前部を下方へ回動付勢可能に構
成し、 しかも、前記揺動リンク機構(24)は、前記支持突片
(13′)に上下回動自在に枢支した一体成形のコ字状の
第1リンク(24a)と、同第1リンク(24a)の後端部
に、第1枢軸(28)を介して回動自在に枢支連結した一
体成形のコ字状の第2リンク(24b)と、同第2リンク
(24b)の下端に、第2枢軸(29)を介して回動自在に
枢支し、かつ、サイドフロート(23)側に固着した第3
リンク(24c)と、第1枢軸(28)に巻回し、一端を第
一リンク(24a)に連結すると共に、他端を第2リンク
(24b)に連結したスプリング(31)とから構成したこ
とを特徴とする施肥田植機のサイドフロート取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137767U JPH0713453Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 施肥田植機のサイドフロート取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987137767U JPH0713453Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 施肥田植機のサイドフロート取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6441210U JPS6441210U (ja) | 1989-03-13 |
JPH0713453Y2 true JPH0713453Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31399487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987137767U Expired - Lifetime JPH0713453Y2 (ja) | 1987-09-08 | 1987-09-08 | 施肥田植機のサイドフロート取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713453Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51141216A (en) * | 1975-05-22 | 1976-12-04 | Kubota Ltd | Rice transplanting machine |
JPS5934508U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | 株式会社クボタ | 施肥装置付田植機 |
-
1987
- 1987-09-08 JP JP1987137767U patent/JPH0713453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6441210U (ja) | 1989-03-13 |
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