JPH07134234A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JPH07134234A
JPH07134234A JP28141993A JP28141993A JPH07134234A JP H07134234 A JPH07134234 A JP H07134234A JP 28141993 A JP28141993 A JP 28141993A JP 28141993 A JP28141993 A JP 28141993A JP H07134234 A JPH07134234 A JP H07134234A
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JP
Japan
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stepping motor
signal
focus ring
rotation
focus
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Application number
JP28141993A
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English (en)
Inventor
Yuji Hasegawa
裕士 長谷川
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH07134234A publication Critical patent/JPH07134234A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ駆動用のモータ駆動の励磁方法を変化
させることによりユーザーの意図に沿って操作できる新
しいレンズ駆動装置を提供することにある。 【構成】 手動動作によりフォーカスリング回転手段の
10のフォーカスリングが回転すると、このフォーカスリ
ングの回転にともない情報検出手段20aの回転速度情報
検出手段21から回転速度が検出され、また、情報検出手
段20aの回転方向情報検出手段22から回転方向が検出さ
れる。次に、ステッピングモータ制御手段30aの励磁方
法、駆動速度演算手段32で前記回転速度より励磁方法、
駆動速度が演算され、一方、ステッピングモータ制御手
段30aの回転方向演算手段31で前記回転方向より回転方
向が演算される。ここで、励磁方法、駆動速度、回転方
向に基づきステッピングモータ駆動信号演算手段33でス
テッピングモータ駆動信号が演算される。そして、ステ
ッピングモータ駆動手段40によりレンズが駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ駆動装置に係わ
り、更に詳しくは、撮影レンズの焦点調節のための移動
を、フォーカスリングを手動操作してステッピングモー
タによりレンズの駆動を行なうレンズ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズを駆動するためのモータと
2個の押ボタン式スイッチを使用し、このスイッチの開
閉状態を検出しモータを駆動してレンズを移動させる所
謂パワーフォーカス装置がある。さらに、フォーカスリ
ングを手動操作して、その回転速度に応じてレンズ駆動
用のモータの駆動速度を制御するものも提案されている
(特願昭62-9417号参照)。
【0003】さらに、新たに設けられた設定部材によ
り、フォーカスリングの回転速度とモータ駆動速度との
関係を所望の関係に選択できるものが提案されている
(特開平1-182812号)。
【0004】しかしながら、ムービーカメラ、スチール
ビデオカメラ等にインナーフォーカス方式のレンズ駆動
源としてステッピングモータが多く用いられ、上記に開
示されている技術(特開平1-182812号)のレンズ駆動源
としてステッピングモータを使用しようとすると、次の
ような問題が生じる。即ち、1)フォーカスリングの回
転を低速度で行うと、レンズ駆動源としてのステッピン
グモータも低速度で駆動されるため、駆動が段階状にな
り、振動や駆動音が目立ってくる。また、2)レンズの
駆動速度のみ変化させているので、被写体に応じて正確
にピントを合わせるためにフォーカスリングの回転を低
速度にしても、微細な焦点調節ができない。さらに、
3)フォーカスリングの回転速度の変化を検知してか
ら、レンズ駆動用モータの駆動速度が変化するまでにタ
イムラグが生じるといった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、本発明の目的は、レンズ
駆動用のモータ駆動の励磁方法を変化させることにより
ユーザーの意図に沿って操作できる新しいレンズ駆動装
置を提供することにある。
【0006】また、他の目的は励磁切替操作により、前
記のモータ駆動の励磁方法を切替えユーザーの意図に沿
って操作できる新しいレンズ駆動装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、 (1)手動で回転操作されるフォーカスリングと、この
フォーカスリングの回転に伴い回転速度信号と回転方向
信号を検出する情報検出手段と、撮影レンズの焦点調節
部材を駆動するステッピングモータと、前記情報検出手
段により検出された回転速度信号に基づき前記ステッピ
ングモータの駆動速度と励磁方法を、また前記情報検出
手段により検出された回転方向信号に基づき前記ステッ
ピングモータの駆動方向をそれぞれ演算し前記演算結果
に基づき前記ステッピングモータの駆動信号を出力する
ステッピングモータ制御手段と、前記ステッピングモー
タにより駆動される焦点調節部材のフォーカシングレン
ズ群と、を備えたことを特徴とするレンズ駆動装置であ
る。
【0008】(2)前記回転速度信号がフォーカスリン
グの所定回転速度以上の時は2相励磁の方法で、フォー
カスリングの所定回転速度以下の時は1−2相励磁の方
法またはマイクロステップ駆動方法で行うことを特徴と
する(1)のレンズ駆動装置である。
【0009】(3)手動で回転操作されるフォーカスリ
ングと、このフォーカスリングの回転に伴い回転量信号
と回転方向信号を検出する情報検出手段と、撮影レンズ
の焦点調節部材を駆動するステッピングモータと、前記
フォーカスリングの近傍またはフォーカスリング上の励
磁切替手段と、前記情報検出手段により検出された回転
量信号と回転方向信号および励磁切替手段の信号に対応
して前記ステッピングモータへの駆動信号を出力するス
テッピングモータ制御手段と、前記ステッピングモータ
により駆動される焦点調節部材のフォーカシングレンズ
群と、を備え、前記励磁切替手段に信号入力がある時2
相励磁の方法で、信号入力がない時1−2相励磁の方法
またはマイクロステップ駆動の方法で行うか、または、
前記励磁切替手段に信号入力がある時1−2相励磁の方
法またはマイクロステップ駆動の方法で、信号入力がな
い時2相励磁の方法で行うことを特徴とするレンズ駆動
装置である。なお、2相励磁時は高速で、1−2相励磁
の方法またはマイクロステップ時は低速で駆動する。
【0010】(4)手動で回転操作されるフォーカスリ
ングと、このフォーカスリングの回転に伴い回転速度信
号と回転方向信号を検出する情報検出手段と、撮影レン
ズの焦点調節部材を駆動するステッピングモータと、前
記フォーカスリングの近傍またはフォーカスリング上の
励磁切替手段と、前記情報検出手段により検出された回
転速度信号と回転方向信号および励磁切替手段の信号に
対応して前記ステッピングモータへの駆動信号を出力す
るステッピングモータ制御手段と、 前記ステッピング
モータにより駆動される焦点調節部材のフォーカシング
レンズ群とを備え、前記励磁切替手段に信号入力がない
時は2相励磁の励磁方法で、信号入力がある時は1−2
相励磁の励磁方法またはマイクロステップ駆動方法で行
うことを特徴とするレンズ駆動装置である。
【0011】(5)手動で回転操作されるフォーカスリ
ングと、このフォーカスリングの回転に伴い回転速度と
回転方向のパルス信号を検出するパルス信号検出手段
と、撮影レンズの焦点調節部材を駆動するステッピング
モータと、上記パルス信号検出手段により出力されたパ
ルス信号に同期して前記ステッピングモータ駆動信号の
相を変えることにより駆動を行う制御を含むステッピン
グモータ制御手段と、前記ステッピングモータにより駆
動される焦点調節部材のフォーカシングレンズ群と、を
備えたことを特徴とするレンズ駆動装置である。
【0012】(6)前記情報検出手段がフォーカスリン
グの回転に伴い回転速度と回転方向のパルス信号を検出
し、前記ステッピングモータ制御手段が前記パルス信号
に同期して前記ステッピングモータ駆動信号の相を変え
ることにより駆動を行う制御を含むことを特徴とする
(1)または(2)または(4)記載のレンズ駆動装置
である。
【0013】
【作用】上記のように構成されたそれぞれの作用につい
て説明する。
【0014】請求項1の本発明によるレンズ駆動装置で
は、手動の操作によりフォーカスリングが回転すると、
このフォーカスリングの回転にともない情報検出手段に
より回転速度信号が検出され、また、情報検出手段によ
り回転方向信号が検出される。次に、ステッピングモー
タ制御手段により前記回転速度信号から励磁方法、駆動
速度が演算される。またステッピングモータ制御手段の
前記回転方向信号からステッピングモータの回転方向が
演算される。ここで、励磁方法、駆動速度と回転方向の
演算に基づきステッピングモータ駆動信号が演算され
る。そしてステッピングモータが駆動し、焦点調節が行
なわれる。
【0015】また、請求項2の本発明によるレンズ駆動
装置では、請求項1の励磁方法で回転速度が所定以上の
場合は励磁方法を2相励磁に、回転速度が所定以下の場
合は励磁方法を1−2相励磁もしくはマイクロステップ
駆動にするものである。その他の作用は請求項1と同じ
である。
【0016】また、請求項3の本発明によるレンズ駆動
装置は、手動の操作によりフォーカスリングが回転する
と、このフォーカスリングの回転にともない情報検出手
段で回転方向信号が検出され、また、情報検出手段で回
転量信号が検出される。一方、励磁切替手段から励磁切
替の有無が検出される。次に、ステッピングモータ制御
手段で励磁方法、駆動速度が演算される。一方、ステッ
ピングモータ制御手段で回転方向が演算される。ここ
で、励磁方法、駆動速度、回転方向に基づきステッピン
グモータ駆動信号が決められる。そしてステッピングモ
ータが駆動し焦点調節が行われる。なお、2相励磁時は
高速で、1−2相励磁の方法またはマイクロステップ時
は低速で駆動する。
【0017】また、請求項4の本発明によるレンズ駆動
装置は、手動動作によりフォーカスリングが回転する
と、このフォーカスリングの回転にともない情報検出手
段で回転速度信号が検出され、また、情報検出手段で回
転方向信号が検出される。一方、励磁切替手段から切替
の有無が検出される。次に、ステッピングモータ制御手
段で回転速度と励磁切替有無により励磁方法、駆動速度
が演算される。一方、同じくステッピングモータ制御手
段で回転方向が判断される。ここで、励磁方法、駆動速
度の判断と回転方向の判断に基づきステッピングモータ
駆動信号が演算される。そしてステッピングモータが駆
動し、焦点調節が行われる。
【0018】また、請求項5の本発明によるレンズ駆動
装置は、フォーカスリングの回転速度と回転方向のパル
ス信号を検出するためのパルス信号検出手段から、出力
信号に同期してステッピングモータの駆動パルスの相を
変化させてステッピングモータを駆動する。
【0019】さらに、請求項6の本発明のレンズ駆動装
置は請求項1,2または4において、フォーカスリング
の回転速度と回転方向のパルス信号を検出するためのパ
ルス信号検出手段から、出力信号に同期してステッピン
グモータの駆動パルスの相を変化させることによりステ
ッピングモータを駆動する。
【0020】
【実施例】本発明の実施例1から3を図面に基づき説明
する。
【0021】(実施例1)図1は、請求項1,2,5,
6に係わる実施例の概略を説明するブロック構成図を示
す。図1に示すように、手動動作によりフォーカスリン
グ回転手段10のフォーカスリングが回転すると、このフ
ォーカスリングの回転にともない情報検出手段20aの回
転速度情報検出手段21から回転速度が検出され、また、
同じく情報検出手段20aの回転方向情報検出手段22から
回転方向が検出される。次に、ステッピングモータ制御
手段30aの励磁方法、駆動速度演算手段32は前記回転速
度より励磁方法、駆動速度が演算され、一方、ステッピ
ングモータ制御手段30aの回転方向演算手段31で前記回
転方向より回転方向が演算される。ここで、励磁方法、
駆動速度、回転方向の演算に基づきステッピングモータ
駆動信号演算手段33でステッピングモータ駆動信号が演
算され、ステッピングモータが駆動する。
【0022】図2は、ステッピングモータとフォーカス
レンズ群の構成を示すレンズ鏡胴の断面図である。図2
に示すように、ステッピングモータ制御手段からの駆動
波形によりステッピングモータ41が駆動され、ステッピ
ングモータ歯車42、歯車44が回転してリードスクリュウ
43の回転によりフォーカスレンズ群50が駆動される。
【0023】図3は、フォーカスリングと情報検出手段
の斜視図である。図3に示すように、フォーカスリング
11にはフォーカスリング内歯車12が設けられており、中
間歯車13をかいして、情報検出手段20aを回転させるよ
うになっている。
【0024】図4は、情報検出手段20aの斜視図で,図
4に示すように、前記情報検出手段20aには白黒のバー
コードパターン201が設けられている。バーコードパタ
ーン201の近くには前記バーコードパターンを読み込む
フォトリフレクタX,フォトリフレクタYがそれぞれ設
けられている。
【0025】図5は、励磁方法が変化した時の駆動波形
である。図5に示すように、手動操作によるフォーカス
リングの回転により、フォトリフレクタXおよびYの出
力パルスが図5(a),(b)のようにえられる。ここ
で、ステッピングモータの駆動波形の相の変化は、フォ
トリフレクタXの出力パルスと同期させているので、駆
動速度とフォーカスリングの回転速度は同期する。ま
た、P1点とP2点との間で回転速度が設定値を越えて
変化し、P2点でそれを検知した後、P3点で励磁方法
が変化する。なお、図5(c),(d)はモータ駆動手
段のパルス信号A,Bをそれぞれ示す。
【0026】図6は、駆動方向反転時の駆動波形であ
る。図6に示すように、手動操作によりフォーカスリン
グ11が回転すると、フォトリフレクタXおよびYの出力
パルスが図6(a),(b)のように得られる。図6で
XもしくはYのどちらかのレベル変化が連続して起きた
場合は回転方向が変化したと判断している。なお、図6
(c),(d)は1−2相励磁のステッピングモータ駆
動波形を示している。
【0027】(実施例2)図7は、請求項3に係わる実
施例の概略を説明するブロック構成図である。図7に示
すように、手動動作によりフォーカスリング回転手段10
のフォーカスリングが回転すると、このフォーカスリン
グの回転にともない情報検出手段20bの回転方向情報検
出手段22から回転方向が検出され、また、情報検出手段
20aの回転量情報検出手段23から発生パルス数をカウン
トすることで回転量が検出される。一方、励磁切替手段
60から励磁切替の有無が検出される。次に、ステッピン
グモータ制御手段30bの駆動量演算手段35で前記回転量
より駆動量が演算され、一方、ステッピングモータ制御
手段30bの回転方向演算手段31により回転方向が演算さ
れ、励磁方法演算手段34で励磁方法が演算される.ここ
で、励磁方法、駆動速度と回転方向に基づきステッピン
グモータ駆動信号演算手段33でステッピングモータ駆動
信号が演算される。そしてステッピングモータが2相励
磁で駆動する。フォーカスリングの回転中に励磁切替手
段60が押された場合は、1−2相励磁かマイクロステッ
プ駆動の駆動波形を出力する。
【0028】図8はフォーカスリングと情報検出手段の
斜視図である。図8に示すように、微細駆動スイッチ61
は励磁切替を行うスイッチである。その他は図3と同じ
につき説明を省略する。
【0029】(実施例3)図9は請求項4,5,6に係
わる実施例の概略を説明するブロック構成図である。図
9に示すように、手動動作によりフォーカスリング回転
手段10が回転すると、このフォーカスリングの回転にと
もない情報検出手段20cの回転速度情報検出手段21から
回転速度が検出され、また、情報検出手段20cの回転方
向情報検出手段22から回転方向が検出される。一方、励
磁切替手段60から切替有無が検出される。次に、ステッ
ピングモータ制御手段30cの励磁方法、駆動速度判断手
段37で前記回転速度と励磁切替有無により励磁方法、
駆動速度が演算される。一方、ステッピングモータ制御
手段30cの回転方向判断手段38で前記回転方向情報検出
手段により回転方向が判断される。ここで、励磁方法、
駆動速度の判断と回転方向の判断に基づきステッピング
モータ駆動信号決定手段39でステッピングモータ駆動信
号が演算される。そしてステッピングモータ駆動手段40
により駆動する。なお、ステッピングモータ駆動速度と
フォーカスリングの回転速度の同期と回転速度の検出は
前記の実施例1と同じ方法で行う。またフォーカスリン
グの回転中に励磁切替手段60の微細駆動スイッチ61が押
された場合は、1−2相励磁かマイクロステップ駆動の
駆動波形を出力する。
【0030】図10はフォーカスリングと情報検出手段の
斜視図である。図10に示すように、フォーカスリング11
にはフォーカスリング内歯車12があり、中間歯車13をか
いして情報検出手段20cが回転するようになっている。
【0031】図11は励磁方法を変化させないで駆動速度
のみ変化させた場合の駆動波形である。図11に示すよう
に、フォーカスリングの回転速度が設定値を越えて変化
したことを検知した後、駆動波形が変化する。ここで、
図のP1点とP2点との間で回転速度が設定値を越えて
変化し、P2点でそれを検知し、P3点で駆動波形が変
化する。
【0032】なお、請求項1,2,4のフォーカスの回
転速度と回転方向の情報を検出するための情報検出は請
求項5の構成以外にも、ロータリエンコーダを用いる方
法、また、可変抵抗器からアナログデータを出力する方
法でも良く、さらにロータリーポジションセンサの出力
を用いても良い。
【0033】また、実施例のステッピングモータはリニ
アステッピングモータでも良く、また、図5,6の1−
2相励磁のステッピングモータ駆動波形は、2相に励磁
している時と1相励磁している時の電圧レベルが違う
が、同じ電圧レベルでも良い。
【0034】また、フォーカシング以外のレンズ駆動装
置であっても、ユーザーの操作をレンズ駆動に反映させ
るものであれば例えばパワーズーム装置でも良い。
【0035】さらに、請求項5において、フォトリフレ
クタのXの出力波形をステップモータのA相、フォトリ
フレクタのYの出力波形をステップモータのB相に対応
させ、各出力波形のH,Lの変化に応じて駆動波形のレ
ベルも変えれば、フォーカスリングの回転方向に応じ
て、タイムラグ無しで2相励磁でステッピングモータの
駆動が行える。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように発明によれば上記の通
り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0037】請求項1,2のレンズ駆動装置にあって
は、フォーカスリングの高速回転操作時は2相励磁でス
テッピングモータを駆動させたので十分なトルクを確保
しながら高速駆動し、フォーカスリングの低速回転操作
時は1−2相励磁あるいはマイクロステップでステッピ
ングモータを駆動させたので低速且つ微細な焦点調節を
行いたいというユーザーの意図に沿って焦点調節操作が
できる。また、ステッピングモータは低速で駆動する
と、セットリング時間経過後に次の駆動が始まることに
なり、振動及び駆動時に起こる駆動音が高速駆動時に比
較して目立つようになるが、本発明ではフォーカスリン
グの低速回転操作時は1−2相励磁あるはマイクロステ
ップでステッピングモータを駆動させ騒音問題を解決し
ている。高速駆動時は2相励磁で駆動するので速くでき
る。
【0038】また、請求項3のレンズ駆動装置にあって
は、フォーカスリングの回転量と回転方向を検知し、焦
点調節を行うタイプのパワーフォーカスに微細な駆動を
行うための励磁方法切替スイッチを設けたので、より微
細な焦点調節が可能になる。
【0039】また、請求項4のレンズ駆動装置にあって
は、フォーカスリングの回転速度と回転方向を検知し、
回転速度に応じてレンズ駆動速度を変化させ、焦点調節
を行うタイプのパワーフォーカスに微細な駆動を行うた
めの励磁方法切替スイッチを設け、切替スイッチが押さ
れてないときは、より微細な焦点調節が可能になる。
【0040】また、請求項5のレンズ駆動装置にあって
は、フォーカスリングの回転速度の変化を検知してか
ら、レンズ駆動速度が変化するまでのタイムラグがなく
なる。
【0041】さらに、請求項6のレンズ駆動装置にあっ
ては、上記請求項1,2または4の効果に加えフォーカ
スリングの回転速度の変化を検知してから、レンズ駆動
速度が変化するまでのタイムラグがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の概略を説明するブロック構成図であ
る。
【図2】実施例1におけるレンズ鏡胴の断面図である。
【図3】実施例1におけるフォーカスリングと情報検出
手段の斜視図である
【図4】実施例1における情報検出手段の斜視図であ
る。
【図5】実施例1における励磁方法変化時の駆動波形で
ある。
【図6】実施例1における駆動方向反転時の駆動波形で
ある
【図7】実施例2の概略を説明するブロック構成図であ
る。
【図8】実施例2のフォーカスリングと情報検出手段の
斜視図である。
【図9】実施例3の概略を説明するブロック構成図であ
る。
【図10】実施例3のフォーカスリングと情報検出手段
の斜視図である。
【図11】実施例3の駆動速度のみ変化させた場合の駆
動波形である。
【符号の説明】 10 フォーカスリング回転手段 11 フォーカスリング 12 フォーカスリング内歯車 13 中間歯車 20a,20b,20c 情報検出手段 201 バーコードパターン 21 回転速度情報検出手段 22 回転方向情報検出手段 23 回転量情報検出手段 30a,30b,30c ステッピングモータ制御手段 31 回転方向演算手段 33 ステッピングモータ駆動信号演算手段 34 励磁方法演算手段 35 駆動量演算手段 37 励磁方法、駆動速度判断手段 38 回転方向判断手段 39 ステッピングモータ駆動信号決定手段 40 ステッピングモータ駆動手段 41 ステッピングモータ 42 ステッピングモータ歯車 43 リードスクリュウ 44 歯車 50 フォーカスレンズ群 60 励磁切替手段 61 微細駆動スイッチ X フォトリフレクタ Y フォトリフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動で回転操作されるフォーカスリング
    と、このフォーカスリングの回転に伴い回転速度信号と
    回転方向信号を検出する情報検出手段と、撮影レンズの
    焦点調節部材を駆動するステッピングモータと、前記情
    報検出手段により検出された回転速度信号に基づき前記
    ステッピングモータの駆動速度と励磁方法を、また、前
    記情報検出手段により検出された回転方向信号に基づき
    前記ステッピングモータの駆動方向をそれぞれ演算し、
    前記演算結果に基づき前記ステッピングモータの駆動信
    号を出力するステッピングモータ制御手段と、前記ステ
    ッピングモータにより駆動される焦点調節部材のフォー
    カシングレンズ群と、を備えたことを特徴とするレンズ
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転速度信号がフォーカスリングの
    所定回転速度以上の時は2相励磁の方法で、フォーカス
    リングの所定回転速度以下の時は1−2相励磁の方法ま
    たはマイクロステップ駆動方法で行うことを特徴とする
    請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 手動で回転操作されるフォーカスリング
    と、このフォーカスリングの回転に伴い回転量信号と回
    転方向信号を検出する情報検出手段と、撮影レンズの焦
    点調節部材を駆動するステッピングモータと、前記フォ
    ーカスリングの近傍またはフォーカスリング上の励磁切
    替手段と、前記情報検出手段により検出された回転量信
    号と回転方向信号および励磁切替手段の信号に対応して
    前記ステッピングモータへの駆動信号を出力するステッ
    ピングモータ制御手段と、前記ステッピングモータによ
    り駆動される焦点調節部材のフォーカシングレンズ群
    と、を備え、前記励磁切替手段に信号入力がある時2相
    励磁の方法で、信号入力がない時1−2相励磁の方法ま
    たはマイクロステップ駆動の方法で行うか、または、前
    記励磁切替手段に信号入力がある時1−2相励磁の方法
    またはマイクロステップ駆動の方法で、信号入力がない
    時2相励磁の方法で行うことを特徴とするレンズ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 手動で回転操作されるフォーカスリング
    と、このフォーカスリングの回転に伴い回転速度信号と
    回転方向信号を検出する情報検出手段と、撮影レンズの
    焦点調節部材を駆動するステッピングモータと、前記フ
    ォーカスリングの近傍またはフォーカスリング上の励磁
    切替手段と、前記情報検出手段により検出された回転速
    度信号と回転方向信号および励磁切替手段の信号に対応
    して前記ステッピングモータへの駆動信号を出力するス
    テッピングモータ制御手段と前記ステッピングモータに
    より駆動される焦点調節部材のフォーカシングレンズ群
    と、を備え、前記励磁切替手段に信号入力がない時は2
    相励磁の方法で、信号入力がある時は1−2相励磁の方
    法またはマイクロステップ駆動方法で行うことを特徴と
    するレンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 手動で回転操作されるフォーカスリング
    と、このフォーカスリングの回転に伴い回転速度と回転
    方向のパルス信号を検出するパルス信号検出手段と、撮
    影レンズの焦点調節部材を駆動するステッピングモータ
    と、上記パルス信号検出手段により出力されたパルス信
    号に同期して前記ステッピングモータ駆動信号の相を変
    えることにより駆動を行う制御を含むステッピングモー
    タ制御手段と、前記ステッピングモータにより駆動され
    る焦点調節部材のフォーカシングレンズ群と、を備えた
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記情報検出手段がフォーカスリングの
    回転に伴い回転速度と回転方向のパルス信号を検出し、
    前記ステッピングモータ制御手段が前記パルス信号に同
    期して前記ステッピングモータ駆動信号の相を変えるこ
    とにより駆動を行う制御を含むことを特徴とする請求項
    1または2または4記載のレンズ駆動装置。
JP28141993A 1993-11-10 1993-11-10 レンズ駆動装置 Pending JPH07134234A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078433A1 (ja) * 2006-12-26 2008-07-03 Citizen Holdings Co., Ltd. サーマルプリンタ
JP2013011741A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Olympus Imaging Corp レンズ鏡筒及び撮像装置

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