JP3244862B2 - 光学制御装置 - Google Patents

光学制御装置

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JP3244862B2
JP3244862B2 JP12616993A JP12616993A JP3244862B2 JP 3244862 B2 JP3244862 B2 JP 3244862B2 JP 12616993 A JP12616993 A JP 12616993A JP 12616993 A JP12616993 A JP 12616993A JP 3244862 B2 JP3244862 B2 JP 3244862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラ等に用いて
好適なレンズ制御装置に関するもので、さらに詳しくは
マニユアルレンズ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの小型軽量化が急速に進む
につれて、レンズシステムそのものも飛躍的に小型化さ
れつつある。その典型的な例は、所謂前玉フォーカスタ
イプからインナーフォーカスタイプへの転換である。特
にビデオカメラの分野に於いてはインナーフォーカスタ
イプのレンズシステムを用いた製品が数多く発表されて
いる。
【0003】インナーフォーカスタイプレンズシステム
の一構成例を図2に示す。同図に於いて、101は固定
の第1のレンズ群、102は光軸と平行に移動すること
によって変倍を行う第2のレンズ群、103は絞り、1
04は固定の第3のレンズ群、105は光軸と平行に移
動することによりフォーカシングを行い、かつ変倍時に
は102の動きに合わせて補正動作を行うことにより、
変倍時のピント面の移動を防止するフォーカスコンペー
セータ機能を有した第4のレンズ群(以下フォーカスレ
ンズと称することにする)、115は撮像素子等の撮像
面である。
【0004】フォーカスレンズ105は小型軽量とする
ことができ、その駆動用のアクチュエータや駆動伝達系
を小さく単純にすることが出来る。図3はフォーカスレ
ンズ105を駆動するアクチュエータとその駆動伝達系
の様子を示したもので、111はアクチユエータである
ところのステツピングモータ、301は直接ネジ切りが
されているリードスクリユウで構成されたステツピング
モータ111の出力軸、302は出力軸301の軸受け
のベアリング、303はステツプモータ111の出力軸
301と常時噛合し、出力軸301が回転することによ
って光軸と平行に移動し、その結果接続されているフォ
ーカスレンズ105を光軸と平行に移動させるラック、
304はフォーカスレンズ105が光軸と垂直な面内を
回転してしまうことを防止するための案内棒である。
【0005】図2のようなインナーフォーカスタイプの
レンズシステムではフォーカスレンズ105が変倍中の
ピント面移動を補正するので、前玉フォーカスタイプの
レンズシステムに用いられるようなカム環を必要とせ
ず、変倍レンズ移動用のアクチユエータも、図3と同様
の形式に小型単純化することが可能である。
【0006】図4は変倍動作中におけるフオーカスレン
ズのピント面の位置変化を示す特性図で、横軸は変倍レ
ンズ位置、縦軸がフオーカスレンズ位置すなわち被写体
距離を示している。変倍動作中のフォーカスレンズのピ
ント面補正軌跡は、同図に示すとおり被写体距離によっ
て異なっており、また軌跡の傾きもテレ側で急峻となる
傾向にあり、焦点距離によって大きく変化することか
ら、フォーカスレンズ用アクチュエータには幅広い速度
応答と高い停止位置精度が要求される。そしてこれらの
要求を満足するアクチユエータとして、例えばステツピ
ングモータが用いられているわけである。
【0007】ステッピングモータに供給する歩進パルス
は、レンズ制御用のマイクロコンピユータ内で作り出す
ことが出来る。そこでレンズ制御用マイコンで、マイコ
ン自身が出力した歩進パルスの数をレンズの初期位置か
らカウントしておくことにより、レンズ位置検出用のエ
ンコーダ等を特別に設けなくとも、レンズの位置を正確
に知ることが出来る。
【0008】以上のように、図2に示すようなインナー
フォーカスタイプのレンズシステムは、制御の点で前玉
フオーカスタイプのレンズシステムに比較して制御が複
雑となるものの小型軽量化に大きく寄与している。
【0009】ところで、前玉フォーカスタイプのレンズ
システムでは一般的な、「鏡筒に嵌合した距離環を回転
させることによって距離環と機械的に接続したフォーカ
スレンズを移動させてピント合わせをする機構」は、そ
の回転量に比例してレンズが移動する。従って、粗調節
から微調節まで円滑にピント合わせ動作を行うことがで
きる等の点で優れている。
【0010】しかしながらインナーフォーカスタイプの
レンズシステムに於いては、可動レンズが全て鏡筒内に
配置されているため、機械的に結合したカム環等を用
い、制御回路を介さずにレンズを回転させると、ステッ
ピングモータの駆動パルスのカウント値と実際のレンズ
位置の間にエラーが生じる問題があり、また単純構造と
した駆動伝達系が、機械的なマニュアル動作に不向きな
構造である等の理由により、機械的に距離環とレンズを
結合し、外力でレンズを移動させることが困難である。
【0011】そこで、インナーフォーカスタイプのレン
ズシステムを用いたビデオカメラの中には、図5に示す
ようなエンコーダを鏡筒に嵌合させ、このエンコーダの
回転方向と回転スピードを電気的に検出することによっ
てフォーカスレンズを移動させる方式を採用しているも
のがある。
【0012】図5において、501は鏡筒に嵌合する回
転タイプのエンコーダ、502は光を反射する部分と透
過する部分とを持つエンコーダの櫛形構造部、503と
504は、それぞれ投光部と受光部を持つ投受光素子
で、エンコーダ501の回転に伴う櫛形構造部502か
らの反射光を受光したときとそうでない時とで出力信号
の状態が変化する。エンコーダ501を回転させると投
受光素子503と504の出力信号がそれぞれ変化す
る。503と504の位置関係は、2つの出力信号の位
相が適当な量だけずれるように決められていて、出力信
号の変化の周期で回転スピードを検出し、2つの信号の
位相関係で回転方向を検出する仕組みになっている。
【0013】レンズ制御装置では投受光素子503と5
04の出力信号を取り込んで、その信号の状態によって
レンズの駆動方向と駆動スピードを決定する。
【0014】図5のようなエンコーダを装備することに
より、インナーフォーカスタイプのレンズシステムであ
りながら、あたかも前玉フォーカスタイプと同じような
操作感でマニュアルのピント合わせを行うことができ
る。
【0015】また鏡筒に嵌合していないところは図5の
エンコーダと異なるが、回転量に比例してレンズを移動
させ、粗調整から微調整まで円滑にピント合わせ動作を
行わせる点については図5と同等の性能を有し、図5の
エンコーダよりも安価なものを、エンドレスタイプのボ
リウムを用いて構成することができる。
【0016】図6は上記エンドレスタイプのボリウムエ
ンコーダの概念図である。同図に於いて、121はエン
ドレスタイプのボリウムエンコーダユニット、601は
抵抗体、602,603は180°対向する関係で回転
軸604によつて回転自在に取り付けら、且つ回転軸6
04でそれぞれ絶縁された摺動子、605,606はプ
ルダウン抵抗である。また摺動子602,603が回転
したときの121の出力信号の変化の様子を図7(a)
に示す。
【0017】摺動子602,603の出力端子をそれぞ
れAチャンネル、Bチャンネルとする。図6で摺動子6
02,603が反時計まわりに回転すると、Aチャンネ
ル、Bチャンネルの出力信号共、0から電源123の+
電位まで上昇し、抵抗体のない部分を摺動し始めるとプ
ルダウン抵抗によって0に戻る。602と603は18
0°対向して取り付けられているので、Aチャンネルと
Bチャンネルの出力波形は位相が180°ずれて等しい
形となる。
【0018】図7において、701の時点で摺動子60
2,603の回転方向が時計まわりに変わると、摺動子
が抵抗体のない部分を摺動している部分では0を出力し
ているが、抵抗体と接触すると出力信号は直ちに電源1
23の+電位を示し、その後次第に小さくなって再び抵
抗体のない部分に至ったとき0を示す。Aチャンネルと
Bチャンネルの出力波形の位相差は180°である。
【0019】このように摺動子の出力信号の傾きの正負
が回転方向によって変化し、又、傾き量が回転スピード
によって変化するので、傾きの正負と傾き量を検出する
ことにより、回転方向と回転スピードを認識することが
でき、この情報に基づいてフォーカスレンズをする。
【0020】エンドレスタイプのボリウムエンコーダを
用いた場合、各摺動子に関して抵抗体のなくなる部分で
出力信号の不連続点が存在する。そこで、図8に示すよ
うな処理を行って、一方の摺動子の出力信号が不連続に
なったことを検出したらもう一方の摺動子の出力信号の
サンプリングに切り換えることで、不連続点を検出する
ことを避けてサンプリングを行うことが可能になる。
【0021】図8において、step801で処理の実行が
開始されると、step802でサンプリングタイミングに
至ったかどうか確認する。step802でサンプリングタ
イミングの到来が確認された後、step803で前回のサ
ンプリングの対象がAチャンネル出力であればstep80
4へ、Bチャンネル出力であればstep807へ処理が振
り分けられる。そして前回のサンプリングの対象がAチ
ャンネル出力である場合には、step804とstep805
で今回のサンプリング結果が、図7の上限しきい値70
2及び下限しきい値703の間にあるかどうかを確認す
る。Aチャンネル出力レベルが該しきい値の外側にある
場合、前記不連続点が近いか又は不連続点を通過して既
に抵抗体の無い部分を摺動していることになるので、処
理をstep809に移してBチャンネルのサンプリングを
行う。Aチャンネル出力レベルが上記しきい値の内側に
あれば、step806でAチャンネル出力レベルのサンプ
リングを行う。
【0022】step803で前回Bチャンネル出力のサン
プリングを行っていたとすると、step807,step80
8でAチャンネルと同様、Bチャンネル出力レベルと各
しきい値の比較を行い、Bチャンネル出力レベルが各し
きい値の外側にあればAチャンネルのサンプリングに切
り換え、そうでなければstep809でBチャンネルのサ
ンプリングを行う。
【0023】以上のようにしてエンドレスタイプのボリ
ウムエンコーダを用い、機械式のフオカスリングを回転
するのと同様の操作感覚で、電気的にフオーカスレンズ
を操作することができる。
【0024】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
の例によれば、ボリウムを高速で回転させたときに、回
転量や回転スピードを正確に読み取れない場合があり、
結果として円滑なマニユアルフォーカス動作を行えない
場合がある。
【0025】図9はその状態を説明するための図面であ
る。
【0026】フォーカスボリウムを手動で回転させる場
合、回転ムラのために摺動子の出力波形の周期は実際は
図9のように操作の度に刻々と変化する。又、1つの摺
動子の出力波形を見ても、増加(逆に回転した場合には
減少)の傾きが途中から大きくなったり小さくなったり
する。
【0027】今、出力レベルサンプリング周期を図9の
様にとると、各サンプリング点は901〜908の部分
になる。901〜904のサンプリングの部分では摺動
子の回転が比較的速い。従って図8のフローチヤートの
アルゴリズム通りにサンプリングを行うと、たとえば9
01でBチャンネルのレベルを読み取った後、902で
Bチャンネルのレベルが上限しきい値を上回っているの
でAチャンネルの出力レベルを読み取り、903ではA
チャンネルのレベルが下限しきい値を下回っているので
Bチャンネルの出力レベルを読み取る。
【0028】ここで摺動子の出力レベルの変化量を得な
ければ摺動子の回転量も回転速度も計算することはでき
ない。即ち、906〜908の様に、連続して2回以上
同じ摺動子の出力レベルを得たときに、その出力レベル
の変化量が正確に得られるわけである。
【0029】しかしながら、901〜904の様に、サ
ンプリング間隔より短い周期で前記不連続点が存在する
と、サンプリングの度にサンプリングするチヤンネルが
変更されるので、摺動子の出力レベルの変化量を正確に
把握できず、円滑なマニュアルフォーカス動作を行うこ
とができないことになる。
【0030】また速く回転したときにも正確な変化量を
得ようとしてサンプリング間隔を短くしてしまうと、ゆ
っくり回転したときに1サンプリング期間の摺動子の出
力レベルの変化量が検出しにくくなってしまう。特に、
信号伝達線路に重畳するノイズ成分を除去しようとして
平均値を取ったり時間軸上で積分を行ったりすると、ボ
リウム出力の小さな変化は全く検出されなくなるので、
ゆっくり回すとレンズは移動せず、回転スピードを速め
て行くと突然大きくレンズが移動するといつた不都合が
生じ、円滑なマニュアルフォーカス動作が行えない状態
になる。
【0031】以上の様に、回転量や回転スピードを検出
する為の回転情報の中に上記の如き不連続点が含まれて
いると、サンプリング期間を長くした場合、高速化回転
されると不連続点を取り込んで誤検出してしまう。一
方、不連続点の検出を確実に行おうとサンプリング期間
を短くした場合、低速回転されると出力信号の変化量が
小さくなり、応答性能が劣化してしまうという欠点があ
った。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために為されたものであって、外部からの操作
によって光学系の状態を変化させるための操作手段と、
前記操作手段の操作状態を第1のサンプリング周期で検
出する第1の検出手段と、前記第1のサンプリング周期
にて検出される前記第1の検出手段の検出結果に基いて
前記操作手段の操作状態の変化を演算する演算手段と、
前記演算手段の演算結果を前記第1のサンプリング周期
よりも長い第2のサンプリング周期でサンプリングする
第2の検出手段と、前記第2のサンプリング周期にてサ
ンプリングされた前記演算手段の演算結果に基づいて前
記光学系の状態を制御する制御手段とを有する光学制御
装置とするものである。また、本発明は、外部からの操
作によって被制御部材の駆動状態を変化させるための操
作手段と、前記操作手段の操作状態を第1のサンプリン
グ周期で検出する第1の検出手段と、前記第1のサンプ
リング周期にて検出される前記第1の検出手段の検出結
果に基いて前記操作手段の操作状態の変化を演算する演
算手段と、前記演算手段の演算結果を前記第1のサンプ
リング周期よりも長い第2のサンプリング周期でサンプ
リングする第2の検出手段と、前記第2のサンプリング
周期にてサンプリングされた前記演算手段の演算結果に
基づいて前記被制御部材の駆動状態を制御する制御手段
とを有する制御装置とするものである。
【0033】
【作用】これによつて実際に操作手段を構成するボリウ
ム等の回転量と回転スピードを検出する為の回転情報の
中に、誤検出の原因となる不連続点を含まないような検
出動作を行うことができ、誤検出することなく常に正確
で安定且つ操作性の良好なマニユアル操作を実現するこ
とができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例によって本発明の内容を具体的
に説明する。
【0035】図1は本発明の特徴を有するマニュアルフ
ォーカス機構の構成図であって、図2、図3及び図6に
おいて説明したブロックと同様の構成を有するブロツク
には同じ番号を付してある。
【0036】図1において、109,110はそれぞれ
変倍レンズと絞りを動かす為のアクチユエータ、11
2,113,114はそれぞれアクチユエータ109,
110,111を駆動する為のドライバ、116は増幅
器、117はオートフオーカスを行う際の焦点状態評価
値として映像信号中より焦点状態に応じて変化する高周
波成分を抽出するハイパスフイルタ、118は例えばマ
イクロコンピユータ(以下マイコンと称す)等で構成さ
れているレンズ制御装置、119は増幅器116より出
力される映像信号の輝度レベルを検出し、この輝度レベ
ルの平均値が一定となるようにドライバ113を駆動し
て絞りを制御する絞り制御回路、120はドライバ11
4を制御してアクチユエータ111を駆動しフオーカス
レンズ105をマキユアル操作するためのエンドレスタ
イプのボリウムエンコーダ、121はオートフォーカス
とマニュアルフォーカスを切り換える為のスイッチ、1
22はプルアップ抵抗器である。
【0037】マイコン118は、オートフォーカスモー
ドの場合には、フオーカスレンズ105を駆動しながら
ハイパスフイルタ117の出力を監視し、ハイパスフイ
ルタ117の高周波成分出力信号が極大値を示す位置に
フオーカスレンズ105を移動させることにより自動的
に焦点調節を行う。またスイッチ121を操作すること
によりマニユアルフォーカスモードとなった場合には、
エンドレスタイプのボリウムエンコーダ120の出力信
号を読み取って、ボリウムエンコーダ120の回転方向
と回転量を検出し、検出結果に対応させてフオーカスレ
ンズ105を移動させる。
【0038】次にボリウムエンコーダ120の回転の様
子をマイコン118で検出し、ボリウムエンコーダ12
0の操作に応じたフオーカスレンズ移動量に対応させる
方法について、以下に説明する。
【0039】図10はマイコン118内に於いて行われ
る、読み取り摺動子出力の切り換え操作と回転状態判別
動作のフローチャートである。図10の処理の結果得ら
れる情報は、前記不連続点を取り除いたボリウムの回転
情報であり、ボリウムが一定スピードで回転している場
合には、図7(b)における704又は706で示すよ
うな軌跡を得ることを目的としている。
【0040】即ち図10の処理を通して、(1) Aチヤン
ネル,Bチヤンネルの読み取り出力が切り換わるまで
は、同一チヤンネルの出力端子のレベルのみサンプリン
グし、(2) 読み取り出力の切り換え時には、切り換え先
の出力レベルVbとこの時のメモリRの値Rbを記憶
し、(3) サンプリング期間毎に得られる出力レベルと、
切り換わって最初の出力レベルVbの差分を取り、(4)
サンプリング期間毎にこの差分値をRbに加算し、加算
値をメモリRに記憶することにより、連続的なボリウム
の回転量を検出するものである。
【0041】図10においてstep1001で処理の実行
が開始されると、step1002で摺動子のAチヤンネル
とBチヤンネルそれぞれの出力電圧をA/D変換し、デ
ジタル信号に変換する。
【0042】step1003では、マイコン118内のフ
ラグFが0かどうかを確認する。このフラグはマイコン
118の初期設定がなされているか否かを示すものであ
り、例えばシステムの電源が投入された直後でマイコン
118が稼働したばかりであるとすると、Aチャンネル
とBチャンネルのどちらを読めばよいか等の初期設定を
行う必要がある。フラグFが0であるということは、そ
の初期設定が為されていないことを意味する。
【0043】step1003でフラグF=0と判断される
と、step1004で先に説明したメモリRを0にクリア
し、更にstep1005で後述するメモリR0を0クリア
した後、step1006,step1007でAチャンネルの
出力レベルが図7に示す上限しきい値702と下限しき
い値703の間にあるかどうかを確認する。Aチャンネ
ルの出力レベルが702より大または703より小であ
れば(step1006またはstep1007で”Y”判
定)、Aチヤンネルの出力レベルがしきい値702,7
03間になく、Bチャンネルで回転の様子を検出すべく
step1015に処理を移す。
【0044】Aチャンネルの出力レベルが上記しきい値
の間にある場合(step1006,1007で”N”判
定)、Bチャンネルの出力レベルがしきい値の外側にあ
るかどうかをstep1008,step1009で確認する。
その結果、Bチャンネル出力レベルがしきい値の外側に
あれば(step1008またはstep1009で”Y”判
定)、Aチャンネルで回転の様子を検出すべくstep10
21の処理に移る。またstep1006,step1007,
step1008,step1009の処理の結果、Aチヤンネ
ル,Bチヤンネルいずれの出力レベルも上記しきい値7
02,703の間にある場合(step1006〜step10
09ですべて”N”判定)、回転の様子を検出する為の
出力端子の特定ができないので、step1024で処理を
終わり、再びstep1001から処理を開始する。
【0045】尚、AチャンネルとBチャンネルの両方の
出力レベルが同時に上記しきい値の間にある場合とは、
例えば図7(a)における705の位置にボリウムが停
止している場合であって、電源投入直後にこの位置にボ
リウムがあると、AチャンネルとBチャンネルのどちら
がしきい値を越えてこの値に至ったのか、即ちどちらが
不連続点に存在するのかを判断することができない。そ
こで初期状態で705の位置にボリウムが存在するとき
には、敢えて回転検出を開始せず、撮影者がボリウムを
回転して別の位置に至り、チャンネルの特定ができるよ
うになるまで待機する。
【0046】このような待機を行っても、撮影者が極小
さい角度だけボリウムを回転させれば、不連続点にある
摺動子の出力レベルはしきい値の外側の値となり、この
時点から回転量の検出が可能になる。従って実使用上の
違和感,不都合は全く無い。
【0047】さて、step1003において、フラグF=
0の判定が行われた後、例えばstep1006あるいはst
ep1007でAチヤンネルの出力レベルが上記しきい値
の外側にあると認められた場合、step 015でフラグ
Fに2を代入する。フラグF=2はBチヤンネルをサン
プリングするという意味である。そしてstep1016で
メモリRbにメモリRの値を代入する。更にstep101
7でチヤンネル切り換え時の切り換え先(この場合Bチ
ヤンネル)のチヤンネルの出力端子のレベルBをメモリ
Vbに記憶し、step1024で処理を完了する。これに
より次にサンプリングするチヤンネルがBチヤンネルに
切り換えられる。
【0048】図10のフローチヤートに示す処理は周期
的に繰り返して行われる。これまで説明した初期状態か
らの処理が完了し、次にstep1001から処理が開始さ
れると、step1003ではフラグF=2となっているの
で、step1010の処理へ移る。step1010の判定の
結果フラグF=2である場合、Bチャンネル出力を観測
すべくstep1018の処理に移る。
【0049】step1018,step1019では、Bチャ
ンネルの出力レベルが上記しきい値702,703の間
にあるかどうかを判断する。Bチャンネルの出力レベル
がしきい値の間にある場合(step1018,step101
9で”N”判定)には、step1020において、step1
002でサンプリングしたところの最新のBチャンネル
出力値Bと、Bチヤンネルに切り換わった最初のBチャ
ンネル出力値であるメモリVbの内容との差分値VOL
を演算する。そしてstep1014でこの差分値VOLと
切り換わった最初のメモリRbの内容とを加算してメモ
リRに格納し、step1024で処理を終了し、step10
01に戻る。
【0050】step1018から再び処理がstep1001
に戻ったとき、この時点ではフラグFの値は変化してい
ないので、再びstep1018,1019の処理によつて
Bチヤンネルの出力レベルがしきい値702,703の
間に存在するか否かの判定が行われ、しきい値の間にst
ep1002でサンプリングした最新のBチャンネル出力
レベルが存在すれば、step1020の処理を行って、上
述のようにBとそれまでのメモリRbの内容との差分値
VOLを演算し、これをstep1014でメモリRbの値
に加算してメモリRに格納し、再度書き換える。
【0051】上記処理を繰り返していると、やがてBチ
ャンネル出力端子の出力レベルがしきい値を上回るか下
回るかする。その時、step1018あるいはstep101
9からstep1021へと処理が移行され、フラグFを1
に書き換える。フラグF=1はAチャンネル出力をサン
プリングするという意味で、BチャンネルからAチヤン
ネルへと切り換えることを意味する。そしてstep102
2でメモリRbにメモリRの内容を格納し、またstep1
023でチヤンネルを切り換えるときの切り換え先(A
チャンネル)のチヤンネルの出力端子のレベルAをメモ
リVbに格納し、step1024で処理を終わり、step1
001の処理に戻る。
【0052】次にstep1001の処理を開始すると、st
ep1003で今回はF=1であるから、step1010か
らstep1011の処理へ進み、step1011,step10
12,step1013でBチャンネルの時と同様の処理を
行い、step1002でサンプリングした最新のAチヤン
ネル出力端子のレベルAと、メモリVbに格納されてい
たチヤンネル切り換え時のAチヤンネル出力レベルとの
差分値VOLを演算し、これをメモリRbの内容すなわ
ち前回のメモリRの内容に加算してメモリにRへと再度
格納し、step1024へと抜ける。
【0053】またstep1011,step1021の判定に
おいて、Aチャンネルの出力レベルがしきい値の外側で
あつたときには、step1015へと移行して再びBチャ
ンネルのサンプリング動作に移る。
【0054】このように、ボリウムの最大回転スピード
を考慮して、同一の出力端子出力レベルを連続して2回
以上回転状態の検出に用いられるように、図10の処理
を繰り返し実行する周期と上記2つのしきい値の関係を
決定した上で図10の処理を実行すると、メモリRの値
はボリウムが同一方向に回転を続ける限り704で示す
軌跡の様に増加を続け、途中で逆に回転すると706で
示す軌跡の様に減少に転ずる。
【0055】メモリRの増減で特徴的なのは、もともと
のボリウム出力に非抵抗体部を摺動するときの不連続点
があるにも関わらず、この不連続点が除かれて、ボリウ
ムの回転の様子をそのまま現す増減特性を示し得る点で
ある。
【0056】従って、回転の途中で回転の向きが変更に
なれば、メモリRの値は図7における軌跡704から軌
跡706への切り換わりに示されるとおり、増加してい
たものが減少に転ずる。
【0057】また図11において1101に示されるよ
うな回転ムラを生じている場合、図11の軌跡1102
の様にゆっくり回転しているときには増加の傾きが小さ
く、速く回転させるとその傾きが大きくなる。
【0058】次に上述の図10に示すフローチヤートの
処理を行うことによつて得た図7の特性704,706
に示すボリウムの特性すなわちメモリRの内容に基づい
て実際にフオーカスレンズを駆動制御する処理について
図12のフローチヤートを用いて説明する。
【0059】図12は前記メモリRのデータを用いてボ
リウムの回転スピードや回転の向きを検出し、その検出
結果からフォーカスレンズ105動きを決定する為の処
理を示すフローチヤートである。この図12の処理は図
10の処理を1回実行するごとに行われる。
【0060】図12において、step1201で処理の実
行が開始されると、step1202でフラグFが0かどう
かを確認する。フラグFが0の場合、前述のようにボリ
ウムの出力チャンネルの特定ができない状態であるの
で、step1203でフォーカスレンズを停止する。そし
てstep1216でメモリR0にメモリRの内容を代入す
る。
【0061】フラグF=0の時、メモリRの値は図10
のstep1004の処理で0となっているから、R0も0
となる。このメモリR0はもともとボリウムの各チヤン
ネルの出力端子のレベルをサンプリングする周期(第1
のサンプリング周期)すなわち図10のフローチヤート
の処理を繰り返す周期よりも長い第2のサンプリング周
期毎に書き換えられるものであって、サンプリング期間
1周期の間に第1のメモリの値がどれだけ変化したかを
計算する為に設けられている。
【0062】step1202でフラグFが0でないと判断
されると、step1204でカウンタNの値が所定値(図
12では仮にN=5とする)に至ったかどうかを確認す
る。この図12の処理は図10の処理が1回行なわれる
ごとに必ず行われる。従って図10の処理の繰り返し周
期と図12の処理の繰り返し周期は等しいが、step12
04の条件を満たさないとメモリRの増加,減少分の計
算は行われない。
【0063】図10の処理の繰り返し周期と図12の処
理の繰り返し周期を第1のサンプリング周期とすると、
step1204でNの値を5と比較するのであれば、第2
のサンプリング周期は実質的には第1のサンプリング周
期の5倍の長さということになる。step1204でカウ
ンタの値が所定値に至っていないと判断される場合、st
ep1205でカウンタNの値をインクリメントしてstep
1217で処理を終わる。
【0064】その後、図10の処理を終えて再びstep1
201から図12の処理を行う動作を繰り返すうちに、
カウンタNの値がstep1204で所定値(N=5)に至
ったと判断される。その場合には、step1206でカウ
ンタNを0クリアし、step1207でその時点に於ける
メモリRの内容と、第2のサンプリング期間の1周期前
のメモリRの値が格納されているメモリR0の内容との
差分Δが計算される。処理を実行して最初にstep120
7に至った場合、図10のstep1008とstep1019
でメモリRとR0はそれぞれ0クリアされているので、
その差分Δも0となる。
【0065】step1208はノイズや量子化誤差による
データの揺らぎをカツトするブロツクで、しきい値kの
値を適当に(2程度)とることによって、ノイズ等によ
る誤動作を防止することができる。step1207の計算
の結果、|Δ|=0となっていればstep1208からst
ep1203に処理を移行し、フォーカスレンズを移動し
ない。
【0066】step1208で|Δ|がkより大きいか等
しいとすると、step1209でΔの符号が確認される。
Δの符号の正負によって、メモリRの値の前回からの増
減が判断でき、ボリウムの回転方向が検出できる。
【0067】この例に於いては、Δが増加しているとき
step1212で至近方向へ、減少しているときstep12
11で無限方向に駆動する判断を行うとする。Δの大き
さはフォーカスレンズの駆動スピードを決定する為の値
であるので、無限方向に向かうときには、step1210
でΔの絶対値をとりΔに代入しておく。
【0068】step1211やstep1212でフォーカス
レンズの駆動方向が決定したら、1213でフォーカス
レンズの駆動スピードを計算する。
【0069】フォーカスレンズの駆動スピードの計算方
法は任意に設定して構わないが、ここでは第1のサンプ
リング周期を垂直同期期間Vと同期させ、1垂直同期期
間に変化するメモリRのデータ変化量に比例した量だけ
レンズを移動させる方法をとつている。
【0070】step1213に於けるフォーカス駆動スピ
ードfsp[pps]決定の為の演算式は、 fsp[pps]=p*|Δ|*(垂直同期信号周波
数)/5・・・(1) である。(1)式に於いて、pはΔの1LSB変化当た
りのフォーカススピード(PPS)増加量であって、最
後に5で割っているのは、Δの一垂直同期期間当たりの
変化量を算出する為のものである(第2のサンプリング
期間は垂直同期期間の5倍の長さ5Vとなる)。
【0071】step1214は、step1213の算出結果
がステツピングモータの駆動限界スピード(ここでは6
00(pps)とする)を越えているかどうかを確認す
る為の処理で、step1214で駆動限界スピードを越え
ていないと判断されればstep1216に移行し、越えて
いれば駆動限界スピード以下の駆動スピードをstep12
15で定義してstep1216へ移行する。
【0072】step1216ではメモリR0の値として現
在のメモリRの値を代入し、次にカウンタNが5となっ
たときにその時のメモリRの値との比較に備える。そし
てstep1217で一連の処理を終了し、再び図10の処
理の後、step1201から処理を実行する。
【0073】以上、短い第1のサンプリング周期で図1
0の処理を実行することにより、ボリウムの摺動子が非
抵抗体部を摺動している時に発生する不連続点を取り除
き、ボリウムの動きをそのまま反映する形にメモリRの
内容を増減させることができ,これをもとに図12の処
理によつて誤動作なく正確,安定且つ円滑にフオーカス
レンズの駆動制御を行うことができる。
【0074】このように、ボリウムの動きをそのまま反
映しながら変化するメモリRの内容を、第1のサンプリ
ング周期よりも長い第2のサンプリング周期でサンプリ
ングし、ボリウムの回転スピードや回転量を検出する手
段を設けることにより、ノイズの影響を除去しながら、
ゆっくりボリウムを回転させても確実に回転量を検出す
ることができるようになり、結果として高速でボリウム
を回転させても、又低速でボリウムを回転させても、ボ
リウムの回転に円滑に応答するマニュアルフォーカス動
作を実現することができる。
【0075】尚、上限しきい値702と下限しきい値7
03の設定は、図7に示す軌跡708と709に示され
るように、時点708で703を下回って別のチャンネ
ルに切り換わった場合、切り換わり先の出力レベルは上
限しきい値702を下回っているように、また時点70
9で上限しきい値702を上回って別のチャンネルに切
り換わったときには、切り換わり先の出力レベルが下限
しきい値703を上回っているようにヒステリシスを設
けておくことにより、切り換わりポイントに於ける切り
換え制御の発振を防ぐことができる。
【0076】次に本発明における第2の実施例について
説明する。図13は本発明におけるレンズ制御装置の制
御用マイクロコンピユータ118内の処理を示すフロー
チヤートである。図13の処理は図10の処理の改良型
であって、図10と同等の機能を有するブロックには同
じ番号を付してある。
【0077】図10のフローチヤートと図13のフロー
チヤートの処理の違いは、step1302とstep1303
の判別ブロックを追加したところである。
【0078】しきい値と第1のサンプリング周期は予め
定められたボリウムの最大回転スピードをもとに設定さ
れているから、当初の設定よりも速くボリウムが回転し
てしまった場合(例えばAチャンネル出力値707をサ
ンプリングした後、次のサンプリング期間内にボリウム
が705の位置まで回転してしまうような場合)、2回
目のサンプリング時には上のしきい値を一旦上回ったの
を検出できずに705のレベルを検出し、出力レベルが
増加から減少に転じてしまったと誤認識することが考え
られる。
【0079】そこでstep1302とstep1303では、
ボリウム出力が通常の回転では検出されないような減少
の仕方を示した場合、即ち707のサンプリングの後7
05のサンプリングを行ってしまうような場合には、メ
モリRの書き換えを中止し、メモリR上においては回転
しなかったとするようなアルゴリズムに設定されてい
る。
【0080】本実施例によれば、step1302とstep1
303において、それぞれAチヤンネル,Bチヤンネル
の出力レベルの変化量が所定値以下か否かを判定し、所
定値以下の減少であつた場合のみ正常のボリウム操作に
よるレベル変化であると判断し、step1013,102
0以降に進み、メモリRの内容を書き換え、各チヤンネ
ルの変化量が所定値を越える場合には、step1304へ
と抜け、メモリRの書き換えを行わないように動作す
る。
【0081】すなわちstep1302,step1303にお
いて、それぞれ各チヤンネルの出力電圧の変化量すなわ
ちここでは減少量VOL−(A−Vb),VOL−(B
−Vb)が0.2P以下か否かの判定を行う。ここでP
は図7においてボリウムの出力電圧レベルの最大振幅P
の20%に相当する値であり、ここでは減少量を見てい
るので判定式はそれぞれ図示のようになる。
【0082】尚、最大振幅Pの20%を減少量の判定基
準としたのは、正常なボリウム操作において最高速でボ
リウムを回転させた場合に生じ得る出力電圧の変化量を
実験及び統計によつて求めたものであり、この変化量を
越える変化については正常な操作による減少ではないと
判定するものである。
【0083】ここで1回待機することにより、3回目の
サンプリングに於いてはAチャンネル出力値はしきい値
を下回ってサンプリングされる確立が高まり、ボリウム
の高速回転中、レンズが誤って逆転するという極めて不
自然なレンズの動きをほとんど押さえることができる。
【0084】尚、ボリウムの高速回転中、上記のような
レンズの停止が1回だけ挿入されても、実際のレンズの
動きとしてはこれを明確に認識することはできず、本出
願人による実験によつても確認された。但し、レンズが
途中で逆転した場合には、これを明確に認識することが
できる。
【0085】尚、上述の実施例によれば、フオーカスレ
ンズのマニユアル操作について本発明を適用した場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、ズ
ームレンズ、絞り当の他の光学系、あるいはカメラ以外
の各種電子機器においてもマニユアル操作を行う装置に
おいては適用可能である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作手段の操作状態を正確、確実に検出できるものであ
る。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるレンズ制御装置のブロツク図で
ある。
【図2】インナーフオーカスタイプのレンズシステムの
構成図である。
【図3】フオーカスレンズ駆動系の構造を示す図であ
る。
【図4】インナーフオーカスレンズにおける変倍動作に
応じて変化するピント面の変化を示す特性図である。
【図5】レンズを駆動するための操作環に取りつけられ
たエンコーダの一例を示す図である。
【図6】レンズを駆動するための操作環に取りつけられ
たエンコーダとしてのエンドレスボリウムの構造を示す
図である。
【図7】エンドレスボリウムの動作及び特性を説明する
ための図である。
【図8】エンドレスボリウムの動作を説明するためのフ
ローチヤートである。
【図9】図6乃至図8に示すエンドレスボリウムの動作
及び特性を説明するための図である。
【図10】本発明の第1の実施例の動作を説明するため
のフローチヤートである。
【図11】本発明におけるエンコーダの動作を説明する
ためのエンコーダ波形図である。
【図12】本発明における図10の処理結果を用いたフ
オーカスレンズ制御動作を説明するためのフローチヤー
トである。
【図13】本発明における第2の実施例の動作を説明す
るためのフローチヤートである。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの操作によって光学系の状態を
    変化させるための操作手段と、前記操作手段の操作状態
    を第1のサンプリング周期で検出する第1の検出手段
    と、前記第1のサンプリング周期にて検出される前記第
    1の検出手段の検出結果に基いて前記操作手段の操作状
    態の変化を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結
    果を前記第1のサンプリング周期よりも長い第2のサン
    プリング周期でサンプリングする第2の検出手段と、前
    記第2のサンプリング周期にてサンプリングされた前記
    演算手段の演算結果に基づいて前記光学系の状態を制御
    する制御手段とを有することを特徴とする光学制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光学系はフオーカスレンズであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、エンドレスボリウムエ
    ンコーダであることを特徴とする請求項1に記載の光学
    制御装置。
  4. 【請求項4】 外部からの操作によって被制御部材の駆
    動状態を変化させるための操作手段と、前記操作手段の
    操作状態を第1のサンプリング周期で検出する第1の検
    出手段と、前記第1のサンプリング周期にて検出される
    前記第1の検出手段の検出結果に基いて前記操作手段の
    操作状態の変化を演算する演算手段と、前記演算手段の
    演算結果を前記第1のサンプリング周期よりも長い第2
    のサンプリング周期でサンプリングする第2の検出手段
    と、前記第2のサンプリング周期にてサンプリングされ
    た前記演算手段の演算結果に基づいて前記被制御部材の
    駆動状態を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る制御装置。
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