JPH071337Y2 - 固定レールと昇降レール間のずれ防止装置 - Google Patents

固定レールと昇降レール間のずれ防止装置

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JPH071337Y2
JPH071337Y2 JP1989075567U JP7556789U JPH071337Y2 JP H071337 Y2 JPH071337 Y2 JP H071337Y2 JP 1989075567 U JP1989075567 U JP 1989075567U JP 7556789 U JP7556789 U JP 7556789U JP H071337 Y2 JPH071337 Y2 JP H071337Y2
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JP
Japan
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rail
position regulating
elevating
fixed
plate
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JP1989075567U
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康成 小原
孝明 長門
真二郎 柴田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、固定レールに対して昇降する昇降レールが固
定レールと同一高さの位置に昇降したとき、両レール間
にずれ(高さ方向、前後方向及び左右方向)が生じるの
を防止するための装置に関する。
従来技術及びその課題 従来、固定レール上を走行して搬送物を搬送するキャリ
ヤに対し固定レールと高さの異なる位置で搬送物の積載
或いは脱荷を行なうには、キャリヤを固定レールに対し
て昇降する昇降レールに載り移らせ、昇降レールととも
に昇降させ、所定の位置で搬送物の積載脱荷を行なって
いる。このとき、キャリヤが固定レールから昇降レール
に円滑に乗り移るためには両レール間にずれがあっては
ならない。このため、特開昭62-120261号公報に記載の
ようなずれ防止装置を固定部材に具え、ずれが生じるの
を防止するようにしている。
このずれ防止装置は、支柱に沿って昇降する昇降体のガ
イドレール支持部材を押し上げ支持機構で受け、固定側
のガイドレールとガイドレール支持部材上のガイドレー
ルとの高さを一致させるようにしている。
しかし、押し上げ支柱機構はガイドレール支持部材を下
からのみ受けているので、昇降体が所定の位置より高い
位置で停止した場合、固定レールと昇降レールとの間に
段差が生じる問題点を有している。
又、昇降体のガイドレールにキャリヤが載っているとき
はガイドレール支持部材が撓み、固定側との撓みの量が
異なるという問題点もある。
さらに、上記ずれ防止装置は、支柱に支柱と平行に設け
られた振れ止め用ガイドレールに昇降体と一体のガイド
レール支持部材の前後左右の場所に設けられたローラを
昇降体の昇降にともなって接触させ、固定側ガイドレー
ルとガイドレール支持部材上の昇降ガイドレールとの前
後左右方向の位置を一致させるようになっている。
このため、ずれ防止装置は、振れ止め用ガイドレールを
各ローラに対応させて設けてあるため、振れ止め用ガイ
ドレールの本数を多く必要とし、構造が複雑になるとい
う問題点を有している。
又、ずれ防止装置は、振れ止め用ガイドレールの向きを
正確に上下方向に向けて設けないとローラが外る恐れが
あるため、複数本の振れ止め用ガイドレールを上下方向
に向けて正確に取付ける取付け作業に時間を要するとい
う問題点も有している。
ちなみに、水平、垂直方向の位置ずれは、両方のレール
に具えられている電源ケーブル、制御ケーブル等の接続
を確実にするためにも、夫々1mm程度以内でなければな
らない。
課題を解決するための手段 本考案は、固定レールに対して昇降する昇降レールが前
記固定レールと略々同一高さの位置に昇降したとき左右
方向に移動する上下方向位置規制板と、前記上下方向位
置規制板を上下から挾む一対の上下方向位置規制ローラ
と、前記上下方向位置規制板を上下から挟む一対の上下
方向位置規制ローラと、前記昇降レールの昇降方向と平
行な縦長の前後方向位置規制板と、前記昇降レールの昇
降にともなって前記前後方向位置規制板を前後から挟む
一対の前後方向位置規制ローラと、前記昇降レールの昇
降にともなって前記前後方向位置規制板に左右方向から
接触して回転する左右方向位置規制ローラとを有し、前
記上下方向位置規制板と前記前後方向位置規制ローラと
前記左右方向位置規制ローラは前記固定レールが取付け
られた固定ブラケット上に設けられ、前記上下方向位置
規制ローラと前記前後方向位置規制板は前記昇降レール
の端部に設けられていることを特徴とするずれ防止装置
により、前記の課題を解決したものである。
作用 第1考案においては、昇降レールが昇降して固定レール
と略々同じ高さになると、上下位置規制板は左右方向に
移動し、一対の上下位置規制ローラ間に割り込み挾まれ
た状態になる。このとき、昇降レールが固定レールより
若干高さがずれた位置に停止しても、上下位置規制板又
は一対の上下位置規制ローラのいずれか一方が固定レー
ルがわに固定されその高さが定められているので、昇降
レールは固定レールの高さに強制的に一致させられる。
従って、両レール間に段差が生じることはない。
第2考案においては、昇降レールが固定レールの位置ま
で昇降するのにともなって、前後方向位置規制板は一対
の前後方向位置規制ローラに挾まれた状態になるととも
に、左右位置規制ローラは固定レールがわと前記昇降レ
ールがわとの間に介在して転動し、かくして、昇降レー
ルの前後左右方向の位置規制が行なわれるので、ずれは
生じない。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
段差防止装置10は、第1図に示すように、夫々2つの、
前後方向位置規制機構11,11と、左右方向位置規制機構1
2,12と、上下方向位置規制機構13,13とで構成され、キ
ャリヤ昇降装置14上の固定レール15,15と昇降レール16
との間に具えられている。
キャリヤ走行装置14は、モータ20によって支柱21を昇降
する昇降フレーム22を有しており、昇降フレーム22上に
は昇降レール16が取付けられている。昇降レール16と直
線状態になる固定レール15,15は固定部材(図示省略)
に一体の固定ブラケット23上に取付けられている。昇降
フレーム22の昇降案内は、支柱21の側面に具えられたレ
ール24,24と、昇降フレーム22の側面に具えられレール2
4を挾む一対複数組みのローラ25,25とによって行なわれ
る。
前後方向位置規制機構11は、昇降フレーム22の前後方向
(Y軸方向)の位置を規制するもので、昇降フレーム16
の端部16a近くの昇降フレーム22上に昇降レール16の昇
降方向(Z軸方向)と平行に具えられた前後方向位置規
制板30と、左右方向(X軸方向)に向いて固定ブラケッ
ト23に具えられた支軸31,31に遊嵌し前後方向位置規制
板30を前後から挾む一対の前後方向位置規制ローラ32,3
2とで構成されている。
左右方向位置規制機構12は、昇降レール22の左右方向の
位置を規制するもので、前後方向に向いて固定ブラケッ
ト23に具えられた支軸40に遊嵌している左右方向位置規
制ローラ41を有している。左右方向位置規制ローラ41は
前後方向位置規制板30の端面30aに接触するようになっ
ている。
上下方向位置規制機構13は、昇降フレーム22の上下方向
(Z軸方向)の位置を規制するもので、固定ブラケット
23に左右方向に移動するように具えられた上下方向位置
規制板50と、前後方向に向いて昇降フレーム22に具えら
れた支軸51,51に遊嵌し上下方向位置規制板50を上下か
ら挾む一対の上下方向位置規制ローラ52,52とで構成さ
れている。上下方向位置規制板50は、互いに向き合って
いる断面コ字状のチャンネルレール53,53内を4つのロ
ーラ54に支持されてエアーシリンダー55によって往復動
をするもので、移動距離は一対のストライカー56,56と
一対のマイクロスイッチ57,57の設置位置によって設定
される。
固定ブラケット23には、ストッパー60が具えられてい
る。ストッパー60は、昇降レール16の昇降中に誤って固
定レール15上のキャリヤ(車輪Wのみ図示)を昇降レー
ル16に載り移らせようとした場合、キャリヤの走行を阻
止し、キャリヤが固定レール15から落下するのを防止す
るもので、前後方向位置規制板30によって上下方向に沿
って傾動させられ昇降レール16の昇降中に固定レール15
を遮断するようになっている。
次に、動作を説明する。
固定レール15上を第1図の左側から走行してきたキャリ
ヤは昇降レール16に載り移り下降させられる。昇降レー
ル16の下降に伴って前後方向位置規制板30も一体に下降
するので、ストッパー60は第5図において自重で実線の
位置から想像線の位置に傾動して固定レール15を遮断し
固定レール15を走行してくる他のキャリヤが誤って下降
中の昇降レールに送り込まれないように阻止する。下降
したキャリヤに搬送物の積載脱荷が行なわれた後、キャ
リヤは昇降レール16とともに上昇する。昇降レール16が
固定レール15に接近するのにともなって、前後方向位置
規制板30の端面30aは左右方向位置規制ローラ41に接触
して、昇降レール16の左右方向の位置を規制する。これ
と同時に、前後方向位置規制板30は一対の前後方向位置
規制ローラ32,32間に割って入り、昇降レール16の前後
方向の位置を規制する。昇降レール16が固定レール15と
略々同じ高さまで上昇すると、上下方向位置規制板50は
第3図において右方向に移動し一対の上下方向位置規制
ローラ52,52間に割り込み昇降レール16の上下方向の位
置を規制する。また、前後方向位置規制板50の上昇にと
もなってストッパー60を第5図において実線の位置に押
し上げる。
その後、キャリヤは昇降レール16から第1図の右側の固
定レール15に載り移り、右方向に走行していく。
従って、前後方向位置規制機構11によって前後方向の位
置規制が行なわれ、又、左右方向位置規制機構12によっ
て左右方向の位置規制が行なわれ、さらに、上下方向位
置規制機構13によって上下方向の位置規制が行なわれる
ので、昇降レール16の前後、左右、上下方向の位置のず
れが修正される。
なお、以上の実施例における前後方向位置規制板30、上
下方向位置規制ローラ52,52は昇降レール16に具えら
れ、前後方向位置規制ローラ32,32、左右方向位置規制
ローラ41、上下方向位置規制板50は固定レール15,15に
具えられているが、夫々逆の取付け関係にしてもよいこ
とは勿論である。
又、以上の実施例は、昇降レールの両側に固定レールを
具え、キャリヤが左から右に通り抜けるようになってい
るため、前後、左右、上下方向の各位置規制機構11,12,
13を昇降レールの両端と、この両端と対向している固定
レールとの間に具えてあるが、一方の固定レールが無
く、キャリヤが来た方向に戻って行くような構造である
場合は、前後、左右、上下方向の各位置規制機構11,12,
13は、1つの固定レールと昇降レールの間にのみ具えれ
ばよい。
考案の効果 本考案の段差防止装置によると、次の結果を奏する。
昇降レールが固定レールに対して若干の高低差をもっ
て昇降を停止しても、上下方向位置規制板が上下方向位
置規制ローラの間に割り込むので、高さの誤差が修正さ
れ、段差の発生を防止することができる。
昇降レールが固定レールに対して水平方向(前後左右
方向)にずれて昇降を停止てしても、前後方向位置規制
板は前後方向位置規制ローラに挾まれ、且つ左右方向位
置規制ローラは両レール間に介在して転動するので、水
平方向の位置が修正され、昇降レールと固定レールとの
間に水平方向のずれの生じることはない。
従って、キャリヤの走行が円滑になるのみならず、両方
のレールの電源ケーブル、制御ケーブルの接続が確実に
なり、制御も円滑に行なわれるようになる。
上下方向位置規制板と前後方向位置規制ローラと左右
方向位置規制ローラが固定ブラケットに設けられ、上下
方向位置規制ローラと前後方向位置規制板が昇降レール
の端部に設けられているため、各規制ローラと各規制板
を一箇所にまとめて設けることができ、ずれ防止装置全
体をコンパクトにすることができる。
又、各規制ローラと各規制板を取付ける際の取付ける際
の取付け位置の調整作業が容易になる。
前後方向位置規制ローラと左右方向位置規制ローラは
共通の前後方向位置規制板に接触するようになっている
ため、構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のずれ防止装置を具えたキャリヤ昇降装
置の正面図、第2図は第1図のキャリヤ昇降装置のみの
右側面図、第3図はずれ防止装置の正面図、第4図は第
3図の平面図、第5図は第3図の右側面図である。 10……ずれ防止装置 15……固定レール、16……昇降レール 30……前後方向位置規制板 32……前後方向位置規制ローラ 41……左右方向位置規制ローラ 50……上下方向位置規制板 52……上下方向位置規制ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−120261(JP,A) 実開 昭62−50138(JP,U) 実開 昭63−152767(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定レールに対して昇降する昇降レールが
    前記固定レールと略々同一高さの位置に昇降したとき左
    右方向に移動する上下方向位置規制板と、 前記上下方向位置規制板を上下から挟む一対の上下方向
    位置規制ローラと、 前記昇降レールの昇降方向と平行な縦長の前後方向位置
    規制板と、 前記昇降レールの昇降にともなって前記前後方向位置規
    制板を前後から挟む一対の前後方向位置規制ローラと、 前記昇降レールの昇降にともなって前記前後方向位置規
    制板に左右方向から接触して回転する左右方向位置規制
    ローラとを有し、 前記上下方向位置規制板と前記前後方向位置規制ローラ
    と前記左右方向位置規制ローラは前記固定レールが取付
    けられた固定ブラケット上に設けられ、前記上下方向位
    置規制ローラと前記前後方向位置規制板は前記昇降レー
    ルの端部に設けられていることを特徴とする、固定レー
    ルと昇降レール間のずれ防止装置。
JP1989075567U 1989-06-29 1989-06-29 固定レールと昇降レール間のずれ防止装置 Expired - Lifetime JPH071337Y2 (ja)

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JPS62120261A (ja) * 1985-11-18 1987-06-01 株式会社ダイフク 昇降ガイドレ−ル装置
JPS63152767U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06

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