JPH0713375Y2 - ケーブル端末牽引具 - Google Patents

ケーブル端末牽引具

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JPH0713375Y2
JPH0713375Y2 JP1989049689U JP4968989U JPH0713375Y2 JP H0713375 Y2 JPH0713375 Y2 JP H0713375Y2 JP 1989049689 U JP1989049689 U JP 1989049689U JP 4968989 U JP4968989 U JP 4968989U JP H0713375 Y2 JPH0713375 Y2 JP H0713375Y2
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communication cable
center
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center pin
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忠明 根津
俊雄 小倉
孝博 浅賀
盛男 柳原
忠則 新田
修一 山口
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多数本の心線群を組込んでなる通信ケーブル
をケーブル引込み用管路に布設する際に用いるケーブル
端末牽引具の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、ケーブル端末牽引具としては、実開昭48−34083
号,実開昭57−89319号,実開昭59−189424号,実公昭4
3−4034号の各公報に記載のものが知られている。
これ等の従来のケーブル端末牽引具では、通信ケーブル
のケーブル端末への接続に際して、通信ケーブルのケー
ブル端末部分から心線群を被覆している外皮等を剥離除
去し、心線群を露出させることが必要になっている。そ
して、露出させた心線群を挟み付け,係止,楔止構造等
で接続するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来のケーブル端末牽引具では、外皮の剥離除
去,心線群に対する接続工作により、通信ケーブルのケ
ーブル端末への接続作業に手間が掛かるという問題点が
ある。また、心線群に対する接続工作が比較的簡単であ
る楔止構造(実開昭48−34083号)では、抗張力が低く
不測に離脱するおそれがあるという問題点がある。
そこで、本考案は、簡単な作業で通信ケーブルのケーブ
ル端末へ確実に接続することのできるケーブル端末牽引
具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の目的を達成するため、多数の心線群が
外皮内に組込まれてなる通信ケーブル端末を牽引するた
めのケーブル端末牽引具において、通信ケーブル端末の
外皮に被せられ通信ケーブル端末の拡径を阻止する金属
製スリーブと、この金属製スリーブの外方端側から通信
ケーブル端末の端面の略中央部に打ち込まれるセンター
ピンと、前記金属製スリーブの外方端側から嵌込まれて
通信ケーブル端末の端面に押し当てられセンターピンを
抜止めする閉塞プレートと、この閉塞プレートの中央部
に穿設されたセンター孔とその周囲に穿設された複数個
の打ち込み孔と、この打ち込み孔から通信ケーブル端末
の端面に打ち込まれたその鍔部が閉塞プレートに圧接さ
れるセンターピンよりも細径の打ち込みピンと、このセ
ンター孔を介してセンターピンの外方端に組付けられる
プーリングボルトとを備えたことを特徴とする手段を採
用する。
[考案の作用] 通信ケーブル端末の外被に金属製スリーブを被せる。こ
の状態で、金属製スリーブの外方端から通信ケーブル端
末の端面中心部へセンターピンを打ち込み、心線群間を
拡張する。次で、閉塞プレートを嵌込んで、通信ケーブ
ル端末の端面に押し当て、センターピンをセンター孔に
位置させる。この閉塞プレートの打ち込み孔から通信ケ
ーブル端末の端面に打ち込みピンを順次打ち込し、心線
群間を拡張して必要な抵張力を得る。
しかる後、センターピン外方端に組付けられるプーリン
グボルトによりシール手段を金属製スリーブ外方端に組
付け、固定手段によって固定することで、ケーブル端末
への牽引具の組付けが行なわれる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の係るケーブル端末牽引具の
一実施例を示すものである。
ケーブル端末牽引具10の金属製スリーブ11は、通信ケー
ブル端末1の外被2に被せられる内径を有する円筒状を
呈し、ピン打ち込みによる抗張力に耐えられる強度を保
有する。この金属製スリーブ11には、外方端側から内径
内に嵌込みされる閉塞プレート12が備えられる。閉塞プ
レート12は通信ケーブル端末1の心線群の端面3に押し
当て可能な円盤状を呈する肉厚で、プレート面にはセン
ター16の基部を許容するセンターピン孔13と、他の打ち
込みピン17,18の打ち込みを可能とする複数種の打ち込
み孔14,15が穿設されている。センター孔13はプレート
の略中央に位置して太径とされる。他の打ち込み孔14,1
5はセンター孔13の周囲に所定間隔毎に配置される。好
ましくは、打ち込み孔14を他の打ち込み孔15の穴径より
も大きくすることができ、この場合には大小を交互配置
し、図示すように3本ずつとしてもよい。上記センター
ピン16と打ち込みピン17,18は先端側を容易に打ち込み
される剣先部19と、心線群間を拡張する拡張柱部20とを
備え、拡張柱部20はそれぞれ異径に形成できる。
上記センターピン16は、基端側を縮径した段部状の首部
21を有し、基端面を打ち込み面22として基端面から軸心
に向けて雌ねじ孔23を有して構成できる。また、他の打
ち込みピン17,18の基部には拡径されて鍔部24を有し、
その端面を打ち込み面25に形成されている。上記鍔部24
は同一肉厚とするのが望ましい。
さらに、前記センターピン16の外方端に組付されるプー
リングボルト26とその取手部27とが備えられる。この場
合に、前記金属製スリーブ11の外方端28を水密状態で閉
塞するように各鍔部24・・の打ち込み面側に組付けられ
るシール手段29と、このシール手段29を固定する締結手
段30とが備えられる。上記シール手段29としては金属製
スリーブ11の外径よりも大きい径の当接面部31を有する
ゴムパッキン等のシールプレート材から構成でき、中心
には孔32が開口される。前記締結手段30としては、所望
剛性を有する押圧板33とプーリングボルトへのナット34
とから構成できる。押圧板33の中心孔35の周囲にはOリ
ング36を設ける。図中37は座金である。
このような構成によれば、通信ケーブル端末1の外被2
に金属製スリーブ11を被せ、この状態で通信ケーブル端
末1の外被2と状態で最も大径なセンターピン16を通信
ケーブル端末1の端面3の中央に打ち込みすれば、金属
製スリーブ11によってケーブル端末1の拡径が阻止され
ていることによって、拡張柱部20の断面積分だけ心線群
の密度が高められる。なお、金属製スリーブ11とケーブ
ル端末1との間に接着剤を介在させてシールすることも
できる。次で、通信ケーブル端末1の外方端から閉塞プ
レート12を金属製スリーブ11の内側へ嵌込み、通信ケー
ブル端末1の端面3に押し当てする。閉塞プレート12の
センター孔13にはセンターピン16の首部21が内側から係
合すると同時に、相互に位置決められる。
次に、閉塞プレート12の中間径の打ち込み孔14に打ち込
みピン17を順次打ち込みする。このとき、打込みピン17
がセンターピン16よりも細径であるため、打ち込みピン
17の打込が円滑に行われる。この状態で心線群は各拡張
柱部20・・の断面積総和分だけ十分に拡開されている。
さらに、細径の打ち込み孔15に細径の打ち込みピン18を
緊密に打ち込みすることで、完全な抗張力が発生する。
このとき、打ち込みピン18がセンターピン16,打ち込み
ピン17よりも細径であるため、打ち込みピン18の打込が
円滑に行われる。併せて、打ち込みピン17、18の鍔部24
・・と前記首部21との間で閉塞プレート12が挟持され
る。即ち、打ち込みピン17、18の鍔部24と閉塞プレート
12との圧接により、閉塞プレート12がケーブル端末1の
端面に固定されセンターピン16を抜止めする。
さらに、センターピン16の雌ねじ孔23にプーリングボル
ト26の先端をねじ込み固定し、これに孔32を通したシー
ル手段29の当接面部31をスリーブ外方端28に当接させ
る。その後に、中心孔35を通しOリング36と押圧板33を
シール手段29に押し当て、ナット34でプーリングボルト
26の基端側を締め付けすれば、金属製スリーブ11の外方
端側とプーリングボルト26の挿通部位とがシールされる
こととなる。その後に取手部27を取付し、抜け止めピン
38を取り付けすることで、端末牽引具10の取付作業が完
了する。
叙述の構成によれば、通信ケーブル端末1の端面3に打
ち込まれるセンターピン16や打ち込みピン17,18によっ
て、例えば通信ケーブル外被内に約60%程度の密度で実
装されているのを、金属製スリーブ11の内側で高密度に
増大させることができ、接触面積の増大と密度増加によ
る摩擦力で牽引時の抗張力を必要とされる大きさまで増
大させ得るものである。上述した構造を採用すると、抗
張力を従来の700Kgfから約200Kgf程度まで増大させ、牽
引によるケーブルの布設作業を適切に行なえることが実
験により確認されている。
また、従来熟練者であっても約45分程度かかっていた端
末牽引具10の取付作業時間を、約10分程度に大幅に短縮
できる。
また、本考案による端末牽引具10において金属製スリー
ブ11としては、通信ケーブル端末1の外径寸法に応じて
適宜の寸法を有するものを複数種類準備し、その中から
所要のものを選択して用いるとよく、その利点は容易に
理解される。
なお、上述した実施例は本考案の概略構成を例示してな
るだけのものであって、端末牽引具10を構成する各部の
形状や構造等については種々の変形例が考えられるもの
である。例えば上述した実施例では、金属製スリーブ11
の外方端28にシール手段29の当接面部31を当接する閉塞
構造を図示説明したが、シール手段29或いはこれに類す
る部材を金属製スリーブ11の内側に嵌込んで組付けるよ
うにしてもよいことは勿論である。また、端末牽引具10
においてピン打ちは、ハンマー等による手作業での打ち
込みであってもよいが、簡易型の打ち込み機を用いても
よいことは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係るケーブル端末牽引具は、通
信ケーブルのケーブル端末部分から心線群を被覆してい
る外皮等を剥離除去する作業が不要で、センターピン,
打ち込みピンを打ち込み閉塞プレートを押し当てるだけ
で心線群に対して面倒な接続工作を必要としないため、
簡単な作業で通信ケーブルのケーブル端末へ接続するこ
とができる効果がある。
さらに、センターピンの抗張力が打ち込みピンによって
高められ、センターピンが閉塞プレート,打ち込みピン
によって抜止めされているため、通信ケーブルのケーブ
ル端末へ確実に接続される効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るケーブル端末牽引具の一実施例を示
し、第1図はその要部断面図、第2図は同分解斜視図、
第3図は第1図のIII−III線断面図である。 1……通信ケーブル端末、2……外被、3……端面、10
……端末牽引具、11……金属製スリーブ、12……閉塞プ
レート、16……センターピン、17,18……打ち込みピ
ン、26……プーリングボルト、29……シール手段、30…
…締結手段、33……押圧板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浅賀 孝博 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社白 山製作所内 (72)考案者 柳原 盛男 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 新田 忠則 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 山口 修一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−34083(JP,U) 実開 昭57−89319(JP,U) 実開 昭59−189424(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の心線群が外皮内に組込まれてなる通
    信ケーブル端末を牽引するためのケーブル端末牽引具に
    おいて、通信ケーブル端末の外皮に被せられ通信ケーブ
    ル端末の拡径を阻止する金属製スリーブと、この金属製
    スリーブの外方端側から通信ケーブル端末の端面の略中
    央部に打ち込まれるセンターピンと、前記金属製スリー
    ブの外方端側から嵌込まれて通信ケーブル端末の端面に
    押し当てられセンターピンを抜止めする閉塞プレート
    と、この閉塞プレートの中央部に穿設されたセンター孔
    とをその周囲に穿設された複数個の打ち込み孔と、この
    打ち込み孔から通信ケーブル端末の端面に打ち込まれそ
    の鍔部が閉塞プレートに圧接されるセンターピンよりも
    細径の打ち込みピンと、このセンター孔を介してセンタ
    ーピンの外方端に組付けられるプーリングボルトとを備
    えたことを特徴とするケーブル端末牽引具。
JP1989049689U 1989-04-28 1989-04-28 ケーブル端末牽引具 Expired - Lifetime JPH0713375Y2 (ja)

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JPH02142909U JPH02142909U (ja) 1990-12-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434034Y1 (ja) * 1965-10-25 1968-02-21
JPS4834083U (ja) * 1971-08-30 1973-04-24
JPS5789319U (ja) * 1980-11-19 1982-06-02
JPS59189424U (ja) * 1983-05-31 1984-12-15 昭和電線電纜株式会社 ケ−ブルの牽引端部

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