JPH07133428A - ポリイミド前駆体組成物 - Google Patents

ポリイミド前駆体組成物

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JPH07133428A
JPH07133428A JP19831093A JP19831093A JPH07133428A JP H07133428 A JPH07133428 A JP H07133428A JP 19831093 A JP19831093 A JP 19831093A JP 19831093 A JP19831093 A JP 19831093A JP H07133428 A JPH07133428 A JP H07133428A
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polyamic acid
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film
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庄司 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリアミド酸と、いわゆるプルロニック型の界
面活性剤を主成分とするポリイミド前駆体組成物であ
る。 【効果】本発明は上述のごとく構成したもので、そのポ
リイミド前駆体組成物によると、作成した塗膜は封止樹
脂との密着性が良く、また界面活性剤が低泡性であるこ
とから、その塗膜は塗布欠点やうねりが生じにくいとい
う特性を有しており、かつゆず肌やエッジ部の盛り上が
りもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリイミド前駆体組成物
に関するものであり、さらに詳しくは、界面活性剤を含
有したポリイミド前駆体組成物の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】界面活性剤を含有したポリイミド前駆体
組成物としては、ポリイミドの前駆体であるポリアミド
酸に弗素系の界面活性剤を添加した組成物(特公平5−
8222号公報)が知られている。このように界面活性
剤を添加することにより、塗膜のゆず肌や亀甲模様、パ
ターンエッジの盛り上がりを防ぐことができる。
【0003】しかしながら、上記従来組成物は弗素系の
界面活性剤が表面にブリードアウトして封止樹脂との密
着性が悪くなるという欠点があった。またポリアミド酸
に弗素系の界面活性剤を混合した場合、気泡をかみこみ
安定化してしまうため、塗膜にうねりや塗布欠点が生じ
やすいという欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
封止樹脂との密着性を損なうことなく、うねりや塗布欠
点のない、均一で平坦、かつゆず肌がなく、エッジ部の
盛り上がりのない高品位の塗膜を形成することができる
ポリイミド前駆体組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
以下の構成を採ることにより達成される。すなわち、
(a)一般式[I]
【化3】 (R1 は、少なくとも2個の炭素原子を有する3価また
は4価の有機基、R2 は、少なくとも2個の炭素原子を
有する2価の有機基、R3 は、1価の有機基、水素、ア
ルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンを表す。n
は1または2である。)で表される構造単位を有するポ
リアミド酸と、(b)一般式[II]
【化4】 (mは1〜100の整数、pは1〜100の整数、nは
1〜100の整数)で表される界面活性剤とを含有する
ことを特徴とするポリイミド前駆体組成物である。
【0006】本発明における一般式[I]で表される構
造単位を有するポリアミド酸とは、加熱あるいは適当な
触媒により、イミド環や、その他の環状構造を有するポ
リマー(以後、「ポリイミド系ポリマー」と呼ぶ)とな
り得るものである。
【0007】上記一般式[I]中、R1 は少なくとも2
個の炭素原子を有する3価または4価の有機基である。
ポリイミド系ポリマーの耐熱性から、R1 は芳香族環ま
たは芳香族複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の3価
または4価の基が好ましい。R1 の好ましい具体的な例
としては、ピロメリット酸残基、3,3´,4,4´−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸残基、3,3´,4,
4´−ビフェニルテトラカルボン酸残基、3,3´,
4,4´−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸残基、
3,3´,4,4´−ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸残基、ブタンテトラカルボン酸残基、シクロペンタ
ンテトラカルボン酸残基などが挙げられるが、これらに
限定されない。
【0008】上記一般式[I]中、R2 は少なくとも2
個の炭素原子を有する2価の有機基である。R1 と同
様、ポリイミド系ポリマーの耐熱性から、R2 は芳香族
環または芳香族複素環を含有し、かつ炭素数6〜30の
2価の基が好ましい。R2 の好ましい具体的な例として
は、ジアミノジフェニルエーテル残基、ジアミノジフェ
ニルスルフィド残基、ジアミノジフェニルメタン残基、
ジアミノジフェニルスルホン残基、フェニレンジアミン
残基、ベンジジン残基、ビスアミノフェノキシプロパン
残基などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0009】さらに、ポリイミド系ポリマーの接着性を
向上させるために、耐熱性を低下させない範囲でR2
して、シロキサン結合を有する脂肪族性の基を共重合す
ることも可能である。好ましい具体例としては、ビス
(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンなど
が挙げられる。
【0010】上記一般式[I]中、R3 は1価の有機
基、水素、アルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオ
ンを表し、nは1または2である。R3 の好ましい例と
して、水素、メチル基、エチル基、イソプロピル基、、
ブチル基、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、O
−ニトロベンジル基などが挙げられるが、これらに限定
されない。
【0011】本発明におけるポリアミド酸は、一般式
[I]で表される構造単位のみから成るものであっても
良いし、他の構造単位との共重合体あるいはブレンド体
であっても良い。その際、一般式[I]で表される構造
単位を90%以上含有していることが好ましい。共重合
またはブレンドに用いられる構造単位の種類、量は最終
加熱処理によって得られるポリイミド系ポリマーの耐熱
性を著しく損なわない範囲で選択するのが望ましい。
【0012】本発明におけるポリアミド酸の具体的な例
としては、ピロメリット酸2無水物と4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸2無水物と4,4´−ジアミノ
ジフェニルエーテル、3,3´,4,4´−ビフェニル
テトラカルボン酸2無水物と4,4´−ジアミノジフェ
ニルエーテル、ピロメリット酸2無水物と3,3´(ま
たは4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、ピロメ
リット酸2無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸2無水物と3,3´(または
4,4´)−ジアミノジフェニルスルホン、3,3´,
4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物と
3,3´(または4,4´)−ジアミノジフェニルスル
ホン、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン
酸2無水物と3,3´(または4,4´)−ジアミノジ
フェニルスルホン、ピロメリット酸2無水物と4,4´
−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物と4,4´
−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,4,4´
−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物と4,4´−ジ
アミノジフェニルスルフィド、3、3´,4,4´−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物とパラフェニレ
ンジアミン、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカ
ルボン酸2無水物とパラフェニレンジアミン、ピロメリ
ット酸2無水物および3,3´,4,4´−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸2無水物とパラフェニレンジアミ
ン、ピロメリット酸2無水物および3,3´,4,4´
−ビフェニルテトラカルボン酸2無水物とパラフェニレ
ンジアミン、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテル
テトラカルボン酸2無水物と4,4´−ジアミノジフェ
ニルエーテル、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸2無水物とパラフェニレンジアミ
ン、ブタンテトラカルボン酸2無水物と1,3−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、シクロペンタンテ
トラカルボン酸2無水物と4,4´−ジアミノジフェニ
ルメタン、ピロメリット酸2無水物と4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテルおよびビス(3−アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサンなどから合成されたポリ
アミド酸およびそのエステル化物が好ましく用いられ
る。
【0013】これらのポリアミド酸およびそのエステル
化物は公知の方法によって合成される。すなわち、ポリ
アミド酸の場合はテトラカルボン酸とジアミンを選択的
に組み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ−ブチロラ
クトン中で反応させることにより合成される。ポリアミ
ド酸のエステル化物は例えば、特開昭61−72022
号公報、特公昭55−30207号公報に記載されてい
る方法などで合成される。
【0014】また、上記ポリアミド酸またはポリアミド
酸エステル化物の分子末端の少なくとも一方がアルコー
ルの酸エステルになっているものが好ましく使用され
る。
【0015】すなわち、分子末端の少なくとも一方が、
【化5】 (R1 は一般式[I]と同様、R4 は1価の有機基であ
る。)となっているポリアミド酸である。R4 は、不飽
和結合を有していてもいなくても良いが、光反応性を有
する炭素−炭素不飽和結合を有する炭素数3〜15の1
価の有機基であると、感光特性が良好となるので好まし
い。もう一方の分子末端は、同様のアルコールの酸エス
テルとなっていてもよいし、
【化6】 となっていてもよい。また、−NH2 であってもよい。
【0016】分子末端の少なくとも一方がアルコールの
酸エステルとなっているポリアミド酸の未露光部の現像
液への溶解性は、その分子量が小さいほど良好となる。
また逆に、分子量が小さすぎると、露光部の現像液への
溶解量が大きくなり、露光部の溶解量を減らそうとすれ
ば、多量の露光量が必要になる場合が多い。このため、
重合度は、好ましくは1〜100、より好ましくは3〜
70、さらに好ましくは5〜50、さらに好ましくは7
〜30である。なお、実際には重合度にはばらつきがあ
るため、ここでいう重合度の好ましい範囲とは、この範
囲の中に全ポリアミド酸の50モル%以上、好ましくは
70モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上が含
まれていることを意味する。
【0017】分子末端の少なくとも一方がアルコールの
酸エステルとなっているポリアミド酸は、例えば、テト
ラカルボン酸二無水物にアルコールを開環付加させて得
られるテトラカルボン酸エステル無水物、またはこのテ
トラカルボン酸エステル無水物とテトラカルボン酸二無
水物の混合物に、ジアミンを開環付加させることによっ
て得ることができる。
【0018】このとき使用されるアルコールは、一般式
4 OH で表される。不飽和結合を有しないアルコ
ールの具体的な例としては、、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルア
ルコールなどの1価アルコール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパンなどの多価アルコール、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブなどのセロソロブ類な
どがあげられるが、これらに限定されない。不飽和結合
を有するアルコールの具体的な例としては、アリルアル
コール、2−アリロキシエタノールなどがあげられる
が、アルコール性の水酸基を有するアクリル酸エステル
を用いると、感光特性が良好な感光性ポリイミド前駆物
質を得ることができる。その具体的な例として、2−ヒ
ドロキシエチルアクリラート、2−ヒドロキシプロピル
アクリラート、グリセロールアクリラート、ポリエチレ
ングリコールアクリラート、EOフタル酸アクリラート
および上記のアクリラートをメタクリラートに変えたも
のなどがあげられるが、特にこれらに限定されない。本
発明では、これらのアルコールを1種または2種以上用
いることができる。
【0019】アルコールは通常テトラカルボン酸二無水
物に対して、0.010〜1倍モル当量、好ましくは
0.014〜0.333倍モル当量、より好ましくは
0.020〜0.200倍モル当量、さらに好ましくは
0.033〜0.143倍モル当量反応させる。
【0020】本発明のポリイミド前駆体組成物は、一般
式[II]
【化7】 (mは1〜100の整数、pは1〜100の整数、nは
1〜100の整数)で表される界面活性剤を必須成分と
して含有する。すなわち、ポリプロピレングリコール部
単位が親油性を持ち、ポリエチレングリコール部単位が
親水性を持ち、かつ親油性のポリプロピレングリコール
部の両端が親水性のポリエチレングリコール部単位によ
って挟まれた構造を有した非イオン性の界面活性剤であ
る。この型の界面活性剤は泡立ちが少なく、特別に低泡
性であるという特徴を有している。
【0021】上記一般式[II]において、m、nは、好
ましくは1〜70、より好ましくは1〜50であり、p
は、好ましくは10〜70、より好ましくは20〜50
である。また、分子量としては、1000〜10000
の範囲にあることが好ましく、より好ましくは2000
〜4000である。
【0022】上記一般式[II]で表される界面活性剤と
しては、いわゆるプルロニック型界面活性剤が該当す
る。プルロニック型界面活性剤は合成によって得ること
もできるが、市販されているものとして日本油脂(株)
製の“プロノン”102、104、201、204など
が挙げられる。
【0023】上記プルロニック型界面活性剤の添加量
は、ポリアミド酸100重量部に対して0.001〜5
重量部添加するのが好ましく、より好ましくは0.00
1〜0.1重量部である。少なすぎると添加効果が認め
られず、多すぎると塗布欠点が生じたり、封止樹脂との
密着性を悪化させる。
【0024】本発明のポリイミド前駆体組成物に、感光
性を付与することもできる。かかる感光性ポリイミド前
駆体組成物として、ポリアミド酸に光反応性基とアミノ
基を有する化合物を添加した組成物(例えば、特公昭5
9−52822号公報、特開昭58−160320号公
報、特開昭60−47023号公報、特開昭57−10
2926号公報)、ポリアミド酸にアクリルアミド類を
添加した組成物(例えば、特開平3−170555号公
報)、ポリアミド酸にエステル基で感光性を導入した組
成物(例えば、特公昭54−44453号公報、特開昭
61−118423号公報、特開昭62−184056
号公報)、ポリアミド酸にビスアジドを添加した組成物
(例えば、特開昭60−135457号公報)など挙げ
られるがこれらに限定されない。
【0025】本発明の組成物の製造方法の一例について
説明する。まず、ポリアミド酸溶液を前述の処方で得
る。次にこの溶液にプルロニック型界面活性剤、必要に
応じて感光剤、光開始剤、増感剤、熱重合禁止剤、ポリ
イミド膜の硬度を向上させるための無機微粒子のコロイ
ド状物をなどを溶解調合することにより組成物を得る。
なお、上記のポリマとして、固体状のポリアミド酸およ
びそのエステル化物、あるいは反応後に溶液から分離精
製したポリマを再溶解して用いても差し支えない。
【0026】上記製造方法でもちいる溶媒としてはポリ
マの溶解性の面から極性溶媒が好ましく用いられ、特に
非プロトン性極性溶媒が好適である。非プロトン性極性
溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロトリ
アミド、γ−ブチロラクトンなどが好ましく用いられ
る。
【0027】このようにして得られたポリイミド前駆体
ワニスを基板上に塗布し、乾燥、露光、現像、リンス、
キュアを行うとポリイミドのパターンが得られる。
【0028】その後、封止樹脂によって樹脂封止を行
う。
【0029】本発明における封止樹脂としては、例えば
エポキシ樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル樹脂などが挙げられる。市販品の例としては、E
ME9300H(住友ベークライト(株)製)、CEL
−7700(日立化成(株)製)などを挙げることがで
きる。
【0030】本発明における封止樹脂の樹脂封止法とし
ては、トランスファー成型法、中型法、浸浸法、滴下
法、流動浸浸法などを挙げることができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0032】実施例1 4,4´−ジアミノジフェニルエーテル564.5g、
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
44.7gを6800ccのN−メチル−2−ピロリド
ンに溶解し、室温(約18℃)で撹拌しながら、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸二無水物483g、ピロメリ
ット酸二無水物327gを粉体で仕込み、室温で1時間
撹拌し、更に55℃で2時間撹拌を続け、30℃で15
ポアズのポリマ溶液(A)を得た。
【0033】得られたポリマ溶液(A)にプルロニック
型界面活性剤(日本油脂(株)“プロノン”204:上
記一般式[I]において、m=n=15,p=35,分
子量=3330)をポリマ(A)に対して0.01重量
部添加、混合した。次にこの溶液をテフロン製のフィル
ターで濾過し、混合溶液を得た。この溶液をスピンナー
によりシリコンウエハー上に塗布し、80℃で1時間、
135、200、300(℃)で各30分、350
(℃)で1時間窒素中で熱処理した。
【0034】得られた塗膜を東レ(株)製低応力グレー
ドビフェニルエポキシ樹脂により樹脂封止した。塗膜の
封止樹脂との密着性を調べたところ良好であった。しか
も光学顕微鏡を用い観察したところ、平坦で、ゆず肌が
なく、エッジ部の盛り上がりのない良好な膜が得られ
た。
【0035】比較例1 実施例1においてプルロニック型界面活性剤のかわりに
弗素系の界面活性剤(米国スリーエム社製 FC43
0)を使用し、同様の実験をしたところ封止樹脂との密
着性が悪く、膜にうねりや塗布欠点が多く、暗視野で顕
微鏡観察したところ輝点の多い膜しか得られなかった。
【0036】比較例2 実施例1においてプルロニック型界面活性剤を添加しな
いで同様の実験をしたところ膜にゆず肌があり、エッジ
部の盛り上がりのある製品価値の低い膜しか得られなか
った。
【0037】実施例2 実施例1で得られたポリマ溶液(A)に、光遮断下の室
温で、ミヒラーケトン10g、4−アジドベンザルアセ
トフェノン10g、3−フェニル−5−イソオキサゾロ
ン50g、3,3´−カルボニル−ビス(7−ジエチル
アミノクマリン)2.5g、エチレングリコールジメタ
クリラート50g、N,N´−ジメチルアミノエチルメ
タクリラート450g、プルロニック型界面活性剤(日
本油脂(株)“プロノン”204)1%N−メチル−2
−ピロリドン溶液3gを加え、撹拌混合後、フィルター
で濾過して感光性ポリイミド前駆体組成物溶液を得た。
【0038】この溶液を4インチのシリコンウエハ上に
スピンコートし、80℃で30分間加熱乾燥して、厚み
30μmの膜を形成した。この膜面をパターンマスク
し、窒素雰囲気下、7mW/cm2 の出力の超高圧水銀
灯を用いて5分間露光を行ない、次に、N−メチル−2
−ピロリドン、キシレン、水の7:2:1(重量比)混
合液に浸漬して、未露光部が溶解除去されるまで現像し
(この時、現像に要する時間は15分)、イソブチルア
ルコールでリンスを行なったところ、厚み28μmのポ
リイミド前駆体のパターンを得た。これを窒素雰囲気
下、200℃30分間、300℃30分間、400℃3
0分間のステップで加熱処理し、厚み14μmのポリイ
ミドのパターンを得た。
【0039】得られた塗膜を東レ(株)製低応力グレー
ドビフェニルエポキシ樹脂により樹脂封止した。塗膜の
封止樹脂との密着性を調べたところ良好であった。しか
も光学顕微鏡を用い観察したところ、平坦で、ゆず肌が
なく、エッジ部の盛り上がりのない良好な膜が得られ
た。
【0040】比較例3 実施例2においてプルロニック型界面活性剤のかわりに
弗素系の界面活性剤(米国スリーエム社製 FC43
0)を使用し、同様の実験をしたところ封止樹脂との密
着性が悪く、膜にうねりや塗布欠点が多く、暗視野で顕
微鏡観察したところ輝点の多い膜しか得られなかった。
【0041】比較例4 実施例2においてプルロニック型界面活性剤を添加しな
いで同様の実験をしたところ膜にゆず肌があり、エッジ
部の盛り上がりのある製品価値の低い膜しか得られなか
った。
【0042】実施例3 温度計および乾燥空気導入口と撹拌装置を付した100
0mlの4つ口フラスコに、3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物147.11g(0.
5モル)、2−ヒドロキシエチルメタクリラート65.
07g(0.5モル)、およびN−メチル−2−ピロリ
ドン300gを投入し、乾燥空気流入下、70℃で4時
間攪拌した。その後、室温まで冷却し、4,4´−ジア
ミノジフェニルエーテル75.09g(0.375モ
ル)、p−フェニレンジアミン10.81g(0.1モ
ル)、ビス−3−(アミノプロピル)テトラメチルシロ
キサン6.21g(0.025モル)、およびN−メチ
ル−2−ピロリドン193.11gを加え、乾燥空気流
入下、60℃で3時間攪拌して、粘稠なポリイミド前駆
体溶液を得た。得られた溶液を少量取出し、N−メチル
−2−ピロリドンで希釈後、メチルアルコールを用いて
再沈してポリアミド酸を得た。このポリアミド酸をNM
Rを用いて分析したところ、エステル化率が7.8モル
%であった。これより、末端エステル化ポリアミド酸の
平均重合度は12.8と推定された。
【0043】次に、光遮断下の室温で、ミヒラーケトン
4.78g、4−アジドベンザルアセトフェノン2.3
9g、3−フェニル−5−イソオキサゾロン7.18
g、3,3´−カルボニル−ビス(7−ジエチルアミノ
クマリン)1.20g、エチレングリコールジメタクリ
ラート35.88g、N,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリラート157.21g(1モル)、プルロニック
型界面活性剤(日本油脂(株)製“プロノン”204)
1%N−メチル−2−ピロリドン溶液3gを加え、攪拌
混合後、フィルターで濾過して感光性ポリイミド前駆体
組成物溶液を得た。
【0044】この溶液を4インチのシリコンウエハ上に
スピンコートし、80℃で30分間加熱乾燥して、厚み
30μmの膜を形成した。この膜面をパターンマスク
し、窒素雰囲気下、7mW/cm2 の出力の超高圧水銀
灯を用いて5分間露光を行い、次に、N−メチル−2−
ピロリドン、キシレン、水の7:2:1(重量比)混合
液に浸漬して、未露光部が溶解除去されるまで現像し
(この時、現像に要する時間は4分)、イソブチルアル
コールでリンスを行ったところ、厚み28μmのポリイ
ミド前駆体のパターンを得た。これを窒素雰囲気下、2
00℃30分間、300℃30分間、400℃30分間
のステップで加熱処理し、厚み14μmのポリイミドの
パターンを得た。
【0045】得られた塗膜を東レ(株)製低応力グレー
ドビフェニルエポキシ樹脂により樹脂封止した。塗膜の
封止樹脂との密着性を調べたところ良好であった。しか
も光学顕微鏡を用い観察したところ、平坦でゆず肌がな
く、エッジ部の盛り上がりのない良好な膜が得られた。
【0046】比較例5 実施例3においてプルロニック型界面活性剤のかわりに
弗素系の界面活性剤(米国スリーエム社製 FC43
0)を使用し、同様の実験をしたところ封止樹脂との密
着性が悪く、膜にうねりや塗布欠点が多く、暗視野で顕
微鏡観察したところ輝点の多い膜しか得られなかった。
【0047】比較例6 実施例3においてプルロニック型界面活性剤を添加しな
いで同様の実験をしたところ膜にゆず肌があり、エッジ
部の盛り上がりのある製品価値の低い膜しか得られなか
った。
【0048】実施例4 3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物80.55g、ピロメリット酸二無水物54.
53gをエタノール2.3g、N−メチル−2−ピロリ
ドン549gと共に、70℃で3時間反応させた。その
後20℃に冷却し、4,4´−ジアミノジフェニルエー
テル95.10gおよびビス(3−アミノプロピル)テ
トラメチルジシロキサン6.20gを添加し、さらに6
0℃で3時間反応させ、粘度122ポアズ(25℃)の
ポリマ溶液を得た。この溶液にジメチルアミノエチルメ
タクリレート157.2g(ポリマ中の全カルボキシル
基と当量)、プルロニック型界面活性剤(日本油脂
(株)“プロノン”204)1%N−メチル−2−ピロ
リドン溶液3g、3−フェニル−5−イソオキサゾロン
23.6g、およびγ−ブチロラクトン315gを添加
し、感光性ポリイミド前駆体組成物を得た。
【0049】4インチシリコンウエハー上にこの感光性
ポリイミド前駆体組成物を塗布、60℃で30分窒素雰
囲気中で乾燥し、膜厚4.55μmの感光性ポリイミド
前駆体被膜を形成した。キャノン(株)製紫外線露光機
PLA−501Fを用い、クロム製のフォトマスクを介
して840mW/cm2 (365nmの紫外線強度)露
光した。露光後、ホットプレートで140℃で3分熱処
理をした。この処理により未露光部の被膜は3.64μ
m、露光部の被膜は3.84μm(硬化度比0.94
8)の膜厚となり、未露光部と露光部の膜厚に差が認め
られた。次にテトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イドの2.38%の水溶液からなる現像液に浸漬したと
ころ、露光部が溶解し、未露光部が2.90μm残存し
た象が形成された。水でリンス後、窒素ブローして乾燥
した。このようにして得られたポジ型のパターンを13
0℃、200℃、400℃で各々30分窒素雰囲気中で
キュアし、ポジ型の良好なポリイミドパターンが形成で
きた。
【0050】得られた塗膜を東レ(株)製低応力グレー
ドビフェニルエポキシ樹脂により樹脂封止した。塗膜の
封止樹脂との密着性を調べたところ良好であった。しか
も光学顕微鏡を用い観察したところ、平坦でゆず肌がな
く、エッジ部の盛り上がりのない良好な膜が得られた。
【0051】比較例7 実施例4においてプルロニック型界面活性剤のかわりに
弗素系の界面活性剤(米国スリーエム社製 FC43
0)を使用し、同様の実験をしたところ封止樹脂との密
着性が悪く、膜にうねりや塗布欠点が多く、暗視野で顕
微鏡観察したところ輝点の多い膜しか得られなかった。
【0052】比較例8 実施例4においてプルロニック型界面活性剤を添加しな
いで同様の実験をしたところ膜にゆず肌があり、エッジ
部の盛り上がりのある製品価値の低い膜しか得られなか
った。
【0053】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したもので、
そのポリイミド前駆体組成物によると、作成した塗膜は
封止樹脂との密着性が良く、また界面活性剤が低泡性で
あることから、その塗膜は塗布欠点やうねりが生じにく
いという特性を有しており、かつゆず肌やエッジ部の盛
り上がりもない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式[I] 【化1】 (R1 は、少なくとも2個の炭素原子を有する3価また
    は4価の有機基、R2 は、少なくとも2個の炭素原子を
    有する2価の有機基、R3 は、1価の有機基、水素、ア
    ルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンを表す。n
    は1または2である。)で表される構造単位を有するポ
    リアミド酸と、(b)一般式[II] 【化2】 (mは1〜100の整数、pは1〜100の整数、nは
    1〜100の整数)で表される界面活性剤とを含有する
    ことを特徴とするポリイミド前駆体組成物。
  2. 【請求項2】ポリアミド酸の分子末端の少なくとも一方
    がアルコールの酸エステルとなっていることを特徴とす
    る請求項1記載のポリイミド前駆体組成物。
  3. 【請求項3】アルコールが不飽和アルコールであること
    を特徴とする請求項2記載のポリイミド前駆体組成物。
  4. 【請求項4】不飽和アルコールがアルコール性水酸基を
    有するアクリル酸エステルであることを特徴とする請求
    項3記載のポリイミド前駆体組成物。
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