JPH07131675A - フィールド判別回路 - Google Patents
フィールド判別回路Info
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- JPH07131675A JPH07131675A JP27243593A JP27243593A JPH07131675A JP H07131675 A JPH07131675 A JP H07131675A JP 27243593 A JP27243593 A JP 27243593A JP 27243593 A JP27243593 A JP 27243593A JP H07131675 A JPH07131675 A JP H07131675A
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- Japan
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- signal
- circuit
- field
- value
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 VTRスキューのように映像信号の水平周期
が大きく変動するときに生じる、フィールドの偶奇判別
に対する誤判別をなくすことができるフィールド判別回
路を提供する。 【構成】 フィールド判別回路は、カウンタ11、位相
比較回路3、LF4およびVCO5が互いに共働して構
成するPLL回路を有する水平同期回路10と演算回路
13とを備える。演算回路13は、カウント値111に
ビット反転処理を施し、このビット反転処理が施された
値に出力値112を加える演算処理を行う。演算回路1
3で得られた値のMSB113はラッチ回路14のD端
子に与えられ、そのC端子には水平同期信号の立上りを
示すタイミング信号115がクロック信号として与えら
れる。ラッチ回路14は、タイミング信号115に応じ
てMSB113の値をフィールド判別信号116として
Q端子に出力する。
が大きく変動するときに生じる、フィールドの偶奇判別
に対する誤判別をなくすことができるフィールド判別回
路を提供する。 【構成】 フィールド判別回路は、カウンタ11、位相
比較回路3、LF4およびVCO5が互いに共働して構
成するPLL回路を有する水平同期回路10と演算回路
13とを備える。演算回路13は、カウント値111に
ビット反転処理を施し、このビット反転処理が施された
値に出力値112を加える演算処理を行う。演算回路1
3で得られた値のMSB113はラッチ回路14のD端
子に与えられ、そのC端子には水平同期信号の立上りを
示すタイミング信号115がクロック信号として与えら
れる。ラッチ回路14は、タイミング信号115に応じ
てMSB113の値をフィールド判別信号116として
Q端子に出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号のフィールド
が奇数フィールドであるか偶数フィールドであるかを判
別するフィールド判別回路に関する。
が奇数フィールドであるか偶数フィールドであるかを判
別するフィールド判別回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号のフィールドが奇数フィールド
であるか偶数フィールドであるかを判別するフィールド
判別回路は、様々な映像処理に利用されている。例え
ば、フィールド判別回路は、映像信号の垂直帰線期間に
2値化信号を多重化することによって情報を伝送する方
式の一つであるクローズドキャプション方式のデコード
装置、テレビジョン受像機(以下、TVという)のオン
スクリーン表示装置、TV、磁気記録再生装置(以下、
VTR)などの映像信号処理装置などに利用されてい
る。
であるか偶数フィールドであるかを判別するフィールド
判別回路は、様々な映像処理に利用されている。例え
ば、フィールド判別回路は、映像信号の垂直帰線期間に
2値化信号を多重化することによって情報を伝送する方
式の一つであるクローズドキャプション方式のデコード
装置、テレビジョン受像機(以下、TVという)のオン
スクリーン表示装置、TV、磁気記録再生装置(以下、
VTR)などの映像信号処理装置などに利用されてい
る。
【0003】上述のフィールド判別回路について図を参
照しながら説明する。図7は従来のフィールド判別回路
を示すブロック図である。
照しながら説明する。図7は従来のフィールド判別回路
を示すブロック図である。
【0004】フィールド判別回路は、図7に示すよう
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101が入力される水平同期回路1を備える。
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101が入力される水平同期回路1を備える。
【0005】水平同期回路1は、複合同期信号101を
取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複合
同期信号101から水平同期信号102を取り出し、こ
の水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出力
動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリーラ
ン期間信号107に基づき制御される。
取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複合
同期信号101から水平同期信号102を取り出し、こ
の水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出力
動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリーラ
ン期間信号107に基づき制御される。
【0006】ゲート回路2から出力される水平同期信号
102は位相比較回路3に与えられる。位相比較回路3
は、後述するカウンタ6からの位相比較信号106とゲ
ート回路2からの水平同期信号102の位相とを比較
し、その比較の結果を示す比較結果信号103を出力す
る。
102は位相比較回路3に与えられる。位相比較回路3
は、後述するカウンタ6からの位相比較信号106とゲ
ート回路2からの水平同期信号102の位相とを比較
し、その比較の結果を示す比較結果信号103を出力す
る。
【0007】位相比較回路3からの位相比較結果信号1
03は、ループフィルタ(以下、LFという)4に与え
られる。LF4には、位相比較信号106の位相が大き
くずれることを防止するための時定数が設定されてい
る。
03は、ループフィルタ(以下、LFという)4に与え
られる。LF4には、位相比較信号106の位相が大き
くずれることを防止するための時定数が設定されてい
る。
【0008】LF4からの信号104は電圧制御発振器
(以下、VCOという)5に与えられる。VCO5はL
F4からの信号104に対応する周波数のクロック信号
105を発振する。
(以下、VCOという)5に与えられる。VCO5はL
F4からの信号104に対応する周波数のクロック信号
105を発振する。
【0009】VCO5からのクロック信号105はカウ
ンタ6に与えられる。カウンタ6は、VCO5からのク
ロック信号105を分周し、この分周した信号に基づき
位相比較信号106を生成する。カウンタ6は位相比較
回路3、LF4およびVCO5と互いに共働してPLL
回路を構成する。
ンタ6に与えられる。カウンタ6は、VCO5からのク
ロック信号105を分周し、この分周した信号に基づき
位相比較信号106を生成する。カウンタ6は位相比較
回路3、LF4およびVCO5と互いに共働してPLL
回路を構成する。
【0010】カウンタ6の位相比較信号106は位相比
較回路3、垂直同期回路7およびラッチ回路8に与えら
れる。垂直同期回路7は、位相比較信号106とともに
複合同期信号101を取り込み、位相比較信号106に
基づきカウンタフリーラン期間信号107を生成すると
ともに複合同期信号101を積分することによって垂直
同期信号108を取り出す。垂直同期回路7で取り出さ
れた垂直同期信号108は複合同期信号101の垂直同
期期間より3/4H(3/4水平期間)分遅延している
信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号108の
タイミングでクリアし、位相比較信号106に基づきカ
ウント動作をするカウント手段(図示せず)を有する。
このカウント手段のカウント値からカウンタフリーラン
期間信号107が生成される。カウンタフリーラン期間
信号107が“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動
作は停止される。カウンタフリーラン期間信号107が
“0”を示すとき、ゲート回路2は水平同期信号102
を出力する。
較回路3、垂直同期回路7およびラッチ回路8に与えら
れる。垂直同期回路7は、位相比較信号106とともに
複合同期信号101を取り込み、位相比較信号106に
基づきカウンタフリーラン期間信号107を生成すると
ともに複合同期信号101を積分することによって垂直
同期信号108を取り出す。垂直同期回路7で取り出さ
れた垂直同期信号108は複合同期信号101の垂直同
期期間より3/4H(3/4水平期間)分遅延している
信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号108の
タイミングでクリアし、位相比較信号106に基づきカ
ウント動作をするカウント手段(図示せず)を有する。
このカウント手段のカウント値からカウンタフリーラン
期間信号107が生成される。カウンタフリーラン期間
信号107が“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動
作は停止される。カウンタフリーラン期間信号107が
“0”を示すとき、ゲート回路2は水平同期信号102
を出力する。
【0011】垂直同期回路7からの垂直同期信号108
はラッチ回路8のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子には位相比較信号106が与えられる。
ラッチ回路8はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路8は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD端
子に入力された位相比較信号106を保持し、Q端子か
らフィールド判別信号109を出力する。
はラッチ回路8のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子には位相比較信号106が与えられる。
ラッチ回路8はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路8は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD端
子に入力された位相比較信号106を保持し、Q端子か
らフィールド判別信号109を出力する。
【0012】次に、上述のフィールド判別回路の動作に
ついて図を参照しながら説明する。図8は図7のフィー
ルド判別回路の動作の一例を説明するための図、図9は
図7のフィールド判別回路の他の動作例を説明するため
の図である。
ついて図を参照しながら説明する。図8は図7のフィー
ルド判別回路の動作の一例を説明するための図、図9は
図7のフィールド判別回路の他の動作例を説明するため
の図である。
【0013】複合同期信号101の垂直同期付近は、図
8に示すように、水平同期パルス(水平同期信号)、等
化パルス、切り込みパルス(垂直同期信号)、等化パル
ス、水平同期パルス(水平同期信号)の順で構成されて
いる。
8に示すように、水平同期パルス(水平同期信号)、等
化パルス、切り込みパルス(垂直同期信号)、等化パル
ス、水平同期パルス(水平同期信号)の順で構成されて
いる。
【0014】まず、複合同期信号101が水平同期回路
1および垂直同期回路7に入力される。水平同期回路1
のゲート回路2は複合同期信号101から水平同期信号
102を取り出す。ゲート回路2の出力動作は垂直同期
回路7からのカウンタフリーラン期間信号107で制御
される。カウンタフリーラン期間信号107が“1”を
示すとき、水平同期信号102は位相比較回路3、LF
4、VCO5およびカウンタ6から構成されるPLL回
路で位相補正され、カウンタ6からの位相比較信号10
6の位相が制御される。
1および垂直同期回路7に入力される。水平同期回路1
のゲート回路2は複合同期信号101から水平同期信号
102を取り出す。ゲート回路2の出力動作は垂直同期
回路7からのカウンタフリーラン期間信号107で制御
される。カウンタフリーラン期間信号107が“1”を
示すとき、水平同期信号102は位相比較回路3、LF
4、VCO5およびカウンタ6から構成されるPLL回
路で位相補正され、カウンタ6からの位相比較信号10
6の位相が制御される。
【0015】カウンタ6からの位相比較信号106は垂
直同期回路7およびラッチ回路8のD端子に与えられ
る。垂直同期回路7は複合同期信号101から垂直同期
信号108を取り出すとともに、カウンタフリーラン期
間信号107を生成する。
直同期回路7およびラッチ回路8のD端子に与えられ
る。垂直同期回路7は複合同期信号101から垂直同期
信号108を取り出すとともに、カウンタフリーラン期
間信号107を生成する。
【0016】カウンタフリーラン期間信号107が
“0”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ6は自走する。カウンタ6の自走時におけ
るカウンタ6からの位相比較信号106の位相がLF4
の時定数によって大きくずれることは阻止されている。
“0”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ6は自走する。カウンタ6の自走時におけ
るカウンタ6からの位相比較信号106の位相がLF4
の時定数によって大きくずれることは阻止されている。
【0017】例えば、複合同期信号101の水平周期が
一定であるとき、図8に示すように、複合同期信号10
1の水平周期に位相同期している位相比較信号106が
得られる。位相比較信号106のデューティ比は約50
%に設定されているとすると、複合同期信号101の垂
直同期期間に対する水平同期信号の奇数フィールドにお
ける位相と偶数フィールドにおける位相とは1/2H分
ずれているから、複合同期信号101の垂直同期期間よ
り3/4H遅延している垂直同期信号108の立上りの
タイミングにおける位相比較信号106のレベルは奇数
フィールドと偶数フィールドとで反転することになる。
一定であるとき、図8に示すように、複合同期信号10
1の水平周期に位相同期している位相比較信号106が
得られる。位相比較信号106のデューティ比は約50
%に設定されているとすると、複合同期信号101の垂
直同期期間に対する水平同期信号の奇数フィールドにお
ける位相と偶数フィールドにおける位相とは1/2H分
ずれているから、複合同期信号101の垂直同期期間よ
り3/4H遅延している垂直同期信号108の立上りの
タイミングにおける位相比較信号106のレベルは奇数
フィールドと偶数フィールドとで反転することになる。
【0018】従って、ラッチ回路8のD端子に位相比較
信号106を入力し、C端子に垂直同期信号108を入
力することによって、ラッチ回路8のQ端子から出力さ
れる信号はフィールド判別信号109となる。フィール
ド判別信号109が“1”を示すとき、フィールドの判
別の結果が奇数フィールドであることを示し、フィール
ド判別信号109が“0”を示すとき、フィールドの判
別の結果が偶数フィールドであることを示す。なお、ラ
ッチ回路8の垂直同期信号の立上りタイミングにおける
D端子への信号入力有余期間(セットアップ時間とホー
ルド時間とを含む)は、±1/4Hである。
信号106を入力し、C端子に垂直同期信号108を入
力することによって、ラッチ回路8のQ端子から出力さ
れる信号はフィールド判別信号109となる。フィール
ド判別信号109が“1”を示すとき、フィールドの判
別の結果が奇数フィールドであることを示し、フィール
ド判別信号109が“0”を示すとき、フィールドの判
別の結果が偶数フィールドであることを示す。なお、ラ
ッチ回路8の垂直同期信号の立上りタイミングにおける
D端子への信号入力有余期間(セットアップ時間とホー
ルド時間とを含む)は、±1/4Hである。
【0019】次に、VTRで再生した映像信号を同期分
離することによって得られた複合同期信号101に対す
るフィールド判別処理について図9を参照しながら説明
する。なお、VTRのスイッチングポイントにおいて、
図9に示すように、水平周期が通常の範囲よりずれ、水
平位相のずれ(以下、VTRスキューという)が発生し
ていると仮定する。例えば、水平周期が通常より1/4
H以上ずれていると仮定する。
離することによって得られた複合同期信号101に対す
るフィールド判別処理について図9を参照しながら説明
する。なお、VTRのスイッチングポイントにおいて、
図9に示すように、水平周期が通常の範囲よりずれ、水
平位相のずれ(以下、VTRスキューという)が発生し
ていると仮定する。例えば、水平周期が通常より1/4
H以上ずれていると仮定する。
【0020】VTRのスイッチングポイントにおいて、
水平周期が通常より1/4H以上ずれると、カウンタフ
リーラン期間信号107が“1”である場合、水平同期
回路1のPLL回路は自走状態であるから、複合同期信
号101の位相に対する位相比較信号106の位相が1
/4H以上ずれた状態でカウンタフリーラン期間信号1
07が“0”になると、水平同期回路1は位相同期する
ように動作する。
水平周期が通常より1/4H以上ずれると、カウンタフ
リーラン期間信号107が“1”である場合、水平同期
回路1のPLL回路は自走状態であるから、複合同期信
号101の位相に対する位相比較信号106の位相が1
/4H以上ずれた状態でカウンタフリーラン期間信号1
07が“0”になると、水平同期回路1は位相同期する
ように動作する。
【0021】よって、垂直同期信号108の立上りタイ
ミングにおけるフィールド判別信号109は奇数フィー
ルドにおいて“0”になるから、VTRスキューがない
ときに比して、フィールド判別信号109の値が反転す
ることになり、VTRスキューのように映像信号の水平
周期が大きく変動するとき、フィールド判別を正確に行
うことができない。
ミングにおけるフィールド判別信号109は奇数フィー
ルドにおいて“0”になるから、VTRスキューがない
ときに比して、フィールド判別信号109の値が反転す
ることになり、VTRスキューのように映像信号の水平
周期が大きく変動するとき、フィールド判別を正確に行
うことができない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のフィールド判別回路では、映像信号の水平周期が安定
しているとき、正確なフィールド判別を行うことができ
るが、VTRスキューのように映像信号の水平周期が大
きく変動するとき、フィールド判別を正確に行うことが
できない。
のフィールド判別回路では、映像信号の水平周期が安定
しているとき、正確なフィールド判別を行うことができ
るが、VTRスキューのように映像信号の水平周期が大
きく変動するとき、フィールド判別を正確に行うことが
できない。
【0023】本発明は、VTRスキューのように映像信
号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フィール
ドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができるフィ
ールド判別回路を提供することを目的とする。
号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フィール
ドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができるフィ
ールド判別回路を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平同期信号
および垂直同期信号を含む映像信号のフィールドが奇数
フィールドであるか偶数フィールドであるかを判別する
フィールド判別回路であって、前記映像信号からそれに
含まれている垂直同期信号を抽出する抽出手段と、前記
映像信号に含まれている水平同期信号の周期をこの水平
同期信号の位相に同期するように計数しかつ前記映像信
号の垂直同期信号発生期間中に自走しながら計数をし、
その計数された値を出力する水平同期手段と、前記抽出
手段で抽出された垂直同期信号のタイミングに合わせて
前記水平同期手段で計数された値を保持する保持手段
と、前記保持手段に保持された値に演算処理を施すこと
によって前記水平同期信号に対する位相誤差値を算出
し、この位相誤差値に基づき前記保持手段に保持された
値を補正することによってその補正値を生成する演算手
段と、前記演算手段で生成された補正値に基づき前記映
像信号のフィールドに対する偶奇判別を行う判別手段と
を備える。
および垂直同期信号を含む映像信号のフィールドが奇数
フィールドであるか偶数フィールドであるかを判別する
フィールド判別回路であって、前記映像信号からそれに
含まれている垂直同期信号を抽出する抽出手段と、前記
映像信号に含まれている水平同期信号の周期をこの水平
同期信号の位相に同期するように計数しかつ前記映像信
号の垂直同期信号発生期間中に自走しながら計数をし、
その計数された値を出力する水平同期手段と、前記抽出
手段で抽出された垂直同期信号のタイミングに合わせて
前記水平同期手段で計数された値を保持する保持手段
と、前記保持手段に保持された値に演算処理を施すこと
によって前記水平同期信号に対する位相誤差値を算出
し、この位相誤差値に基づき前記保持手段に保持された
値を補正することによってその補正値を生成する演算手
段と、前記演算手段で生成された補正値に基づき前記映
像信号のフィールドに対する偶奇判別を行う判別手段と
を備える。
【0025】
【作 用】本発明のフィールド判別回路では、前記抽出
手段で抽出された垂直同期信号のタイミングに合わせて
前記水平同期手段で計数された値を保持し、この保持さ
れた値を前記水平同期信号に対する位相誤差値に応じて
補正し、その補正値を出力し、この補正値に基づき前記
映像信号のフィールドの偶奇判別を行う。
手段で抽出された垂直同期信号のタイミングに合わせて
前記水平同期手段で計数された値を保持し、この保持さ
れた値を前記水平同期信号に対する位相誤差値に応じて
補正し、その補正値を出力し、この補正値に基づき前記
映像信号のフィールドの偶奇判別を行う。
【0026】VTRスキューのように映像信号の水平周
期が大きく変動するとき、前記抽出手段で抽出された垂
直同期信号のタイミングに合わせて保持された前記水平
同期手段の計数値が前記水平同期信号に対する位相誤差
値に応じて補正されるから、この補正値に基づき行われ
る前記映像信号に対する偶奇判別は正確であり、フィー
ルドの偶奇判別に対する誤判別はなくなる。
期が大きく変動するとき、前記抽出手段で抽出された垂
直同期信号のタイミングに合わせて保持された前記水平
同期手段の計数値が前記水平同期信号に対する位相誤差
値に応じて補正されるから、この補正値に基づき行われ
る前記映像信号に対する偶奇判別は正確であり、フィー
ルドの偶奇判別に対する誤判別はなくなる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0028】図1は本発明のフィールド判別回路の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【0029】フィールド判別回路は、図1に示すよう
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101がそれぞれ入力される水平同期回路10を備え
る。
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101がそれぞれ入力される水平同期回路10を備え
る。
【0030】水平同期回路10は、複合同期信号101
を取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複
合同期信号101から水平同期信号102を取り出し、
この水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出
力動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリー
ラン期間信号107で制御される。
を取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複
合同期信号101から水平同期信号102を取り出し、
この水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出
力動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリー
ラン期間信号107で制御される。
【0031】ゲート回路2から出力される水平同期信号
102は位相比較回路3に与えられる。位相比較回路3
は、後述するカウンタ11からの位相比較信号106と
ゲート回路2からの水平同期信号102の位相とを比較
し、その比較の結果を示す比較結果信号103を出力す
る。
102は位相比較回路3に与えられる。位相比較回路3
は、後述するカウンタ11からの位相比較信号106と
ゲート回路2からの水平同期信号102の位相とを比較
し、その比較の結果を示す比較結果信号103を出力す
る。
【0032】位相比較回路3からの位相比較結果信号1
03は、LF4に与えられる。LF4には、位相比較信
号106の位相が大きくずれることを防止するための時
定数が設定されている。
03は、LF4に与えられる。LF4には、位相比較信
号106の位相が大きくずれることを防止するための時
定数が設定されている。
【0033】LF4からの信号104はVCO5に与え
られる。VCO5はLF4からの信号104に基づき所
定の周波数のクロック信号105を発振する。このクロ
ック信号105の周波数は、複合同期信号101の水平
同期信号の周波数の32倍(32fH)である。
られる。VCO5はLF4からの信号104に基づき所
定の周波数のクロック信号105を発振する。このクロ
ック信号105の周波数は、複合同期信号101の水平
同期信号の周波数の32倍(32fH)である。
【0034】VCO5からのクロック信号105はカウ
ンタ11に与えられる。カウンタ11は、VCO5から
のクロック信号105を分周し、この分周した信号に基
づきカウント値111およびそのカウント値111から
求められる位相比較信号106を生成する。カウンタ1
1は「0」から「31」までのカウントを繰り返す5ビ
ットカウンタであり、そのカウント値111のMSBが
位相比較信号106として用いられる。カウンタ11は
位相比較回路3、LF4およびVCO5と共働してPL
L回路を構成する。
ンタ11に与えられる。カウンタ11は、VCO5から
のクロック信号105を分周し、この分周した信号に基
づきカウント値111およびそのカウント値111から
求められる位相比較信号106を生成する。カウンタ1
1は「0」から「31」までのカウントを繰り返す5ビ
ットカウンタであり、そのカウント値111のMSBが
位相比較信号106として用いられる。カウンタ11は
位相比較回路3、LF4およびVCO5と共働してPL
L回路を構成する。
【0035】カウンタ11の位相比較信号106は位相
比較回路3および垂直同期回路7に与えられ、カウンタ
11からのカウント値111はラッチ回路12および演
算回路13に与えられる。
比較回路3および垂直同期回路7に与えられ、カウンタ
11からのカウント値111はラッチ回路12および演
算回路13に与えられる。
【0036】垂直同期回路7は、位相比較信号106と
ともに複合同期信号101を取り込み、位相比較信号1
06に基づきカウンタフリーラン期間信号107を生成
するとともに複合同期信号101を積分することによっ
て垂直同期信号108を取り出す。垂直同期回路7で取
り出された垂直同期信号108は複合同期信号101の
垂直同期期間より3/4H(3/4水平期間)分遅延し
ている信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号1
08のタイミングでクリアし、位相比較信号106に基
づきカウント動作をするカウント手段(図示せず)を有
する。このカウント手段のカウント値からカウンタフリ
ーラン期間信号107が生成される。
ともに複合同期信号101を取り込み、位相比較信号1
06に基づきカウンタフリーラン期間信号107を生成
するとともに複合同期信号101を積分することによっ
て垂直同期信号108を取り出す。垂直同期回路7で取
り出された垂直同期信号108は複合同期信号101の
垂直同期期間より3/4H(3/4水平期間)分遅延し
ている信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号1
08のタイミングでクリアし、位相比較信号106に基
づきカウント動作をするカウント手段(図示せず)を有
する。このカウント手段のカウント値からカウンタフリ
ーラン期間信号107が生成される。
【0037】カウンタフリーラン期間信号107が
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ11は自走する。これに対し、カウンタフ
リーラン期間信号107が“0”を示すとき、ゲート回
路2は水平同期信号102を出力する。
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ11は自走する。これに対し、カウンタフ
リーラン期間信号107が“0”を示すとき、ゲート回
路2は水平同期信号102を出力する。
【0038】垂直同期回路7からの垂直同期信号108
はラッチ回路12のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子にはカウント値111が与えられる。ラ
ッチ回路12はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路12は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD
端子に入力されたカウント値111を保持し、Q端子か
ら出力値112を演算回路13に出力する。
はラッチ回路12のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子にはカウント値111が与えられる。ラ
ッチ回路12はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路12は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD
端子に入力されたカウント値111を保持し、Q端子か
ら出力値112を演算回路13に出力する。
【0039】演算回路13は、カウンタ11からのカウ
ント値111およびラッチ回路12からの出力値112
に基づき演算処理を行う。この演算処理では、カウンタ
11からのカウント値111にビット反転処理を施し、
このビット反転処理が施された値にラッチ回路12から
の出力値112を加える。
ント値111およびラッチ回路12からの出力値112
に基づき演算処理を行う。この演算処理では、カウンタ
11からのカウント値111にビット反転処理を施し、
このビット反転処理が施された値にラッチ回路12から
の出力値112を加える。
【0040】演算回路13の演算処理で得られた値のM
SB113は、ラッチ回路14のD端子に与えられる。
ラッチ回路14はD型のフリップフロップからなる。ラ
ッチ回路14のC端子には、ゲート回路15で複合同期
信号101から取り出された水平同期信号の立上りを示
すタイミング信号115がクロック信号として与えられ
る。ラッチ回路14は、タイミング信号115に応じて
MSB113の値をフィールド判別信号116としてQ
端子に出力する。
SB113は、ラッチ回路14のD端子に与えられる。
ラッチ回路14はD型のフリップフロップからなる。ラ
ッチ回路14のC端子には、ゲート回路15で複合同期
信号101から取り出された水平同期信号の立上りを示
すタイミング信号115がクロック信号として与えられ
る。ラッチ回路14は、タイミング信号115に応じて
MSB113の値をフィールド判別信号116としてQ
端子に出力する。
【0041】次に、フィールド判別回路の動作について
説明する。
説明する。
【0042】まず、複合同期信号101が水平同期回路
10、垂直同期回路7およびゲート回路15に入力され
る。水平同期回路10のゲート回路2は複合同期信号1
01から水平同期信号102を取り出す。水平同期信号
102は位相比較回路3、LF4、VCO5およびカウ
ンタ11から構成されるPLL回路で位相補正され、カ
ウンタ11からの位相比較信号106の位相が制御され
る。
10、垂直同期回路7およびゲート回路15に入力され
る。水平同期回路10のゲート回路2は複合同期信号1
01から水平同期信号102を取り出す。水平同期信号
102は位相比較回路3、LF4、VCO5およびカウ
ンタ11から構成されるPLL回路で位相補正され、カ
ウンタ11からの位相比較信号106の位相が制御され
る。
【0043】カウンタ11からの位相比較信号106は
位相比較回路3および垂直同期回路7に与えられる。垂
直同期回路7は複合同期信号101から垂直同期信号1
08を取り出すとともに、カウンタフリーラン期間信号
107を生成する。
位相比較回路3および垂直同期回路7に与えられる。垂
直同期回路7は複合同期信号101から垂直同期信号1
08を取り出すとともに、カウンタフリーラン期間信号
107を生成する。
【0044】カウンタフリーラン期間信号107が
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ6は自走する。カウンタ6の自走時に位相
比較信号106の位相が大きくずれることはLF4の時
定数によって阻止されている。
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ6は自走する。カウンタ6の自走時に位相
比較信号106の位相が大きくずれることはLF4の時
定数によって阻止されている。
【0045】次に、VTRで再生した映像信号を同期分
離することによって得られた複合同期信号101に対す
るフィールド判別処理について図を参照しながら説明す
る。図2は図1のフィールド判別回路の動作を説明する
ためのタイムチャートを示す図、図3は図2のA部を拡
大して示す図である。なお、VTRのスイッチングポイ
ントにおいて、図2に示すように、水平周期が通常の範
囲よりずれ、水平位相のずれ(以下、VTRスキューと
いう)が発生していると仮定する。例えば、水平周期が
通常より1/4H以上ずれていると仮定する。
離することによって得られた複合同期信号101に対す
るフィールド判別処理について図を参照しながら説明す
る。図2は図1のフィールド判別回路の動作を説明する
ためのタイムチャートを示す図、図3は図2のA部を拡
大して示す図である。なお、VTRのスイッチングポイ
ントにおいて、図2に示すように、水平周期が通常の範
囲よりずれ、水平位相のずれ(以下、VTRスキューと
いう)が発生していると仮定する。例えば、水平周期が
通常より1/4H以上ずれていると仮定する。
【0046】VTRのスイッチングポイントにおいて、
通常の水平周期に対するずれが1/4H以上でありかつ
カウンタフリーラン期間信号107が“1”である場
合、水平同期回路1のPLL回路は自走状態であるか
ら、複合同期信号101の位相に対する位相比較信号1
06の位相が1/4H以上ずれた状態でカウンタフリー
ラン期間信号107が“0”を示すと、水平同期回路1
0は位相同期する(引き込む)ように動作する。
通常の水平周期に対するずれが1/4H以上でありかつ
カウンタフリーラン期間信号107が“1”である場
合、水平同期回路1のPLL回路は自走状態であるか
ら、複合同期信号101の位相に対する位相比較信号1
06の位相が1/4H以上ずれた状態でカウンタフリー
ラン期間信号107が“0”を示すと、水平同期回路1
0は位相同期する(引き込む)ように動作する。
【0047】カウンタ11の自走期間の終了後、すなわ
ちカウンタフリーラン期間信号107が“0”に移行し
た後、複合同期信号101の水平同期信号102の立上
り(図2に示すA部)においてカウント値が「9」であ
るとすると、図3に示すように、演算回路13の演算処
理の結果は「−10」になり、この値は複合同期信号1
01に対するカウント値の位相ずれ量を示す値であり、
この値にラッチ回路の出力値「1」を加算することによ
ってその値は「−9」になる。この値「−9」を「0」
から「31」の正の整数で表現すると、「−9」は「2
3」になり、垂直同期信号の立上りのタイミングにおけ
るカウント値は位相補正された正しい値になる。この位
相補正された正しい値は演算回路13から出力され、そ
の出力値のMSB113はラッチ回路14に与えられ
る。
ちカウンタフリーラン期間信号107が“0”に移行し
た後、複合同期信号101の水平同期信号102の立上
り(図2に示すA部)においてカウント値が「9」であ
るとすると、図3に示すように、演算回路13の演算処
理の結果は「−10」になり、この値は複合同期信号1
01に対するカウント値の位相ずれ量を示す値であり、
この値にラッチ回路の出力値「1」を加算することによ
ってその値は「−9」になる。この値「−9」を「0」
から「31」の正の整数で表現すると、「−9」は「2
3」になり、垂直同期信号の立上りのタイミングにおけ
るカウント値は位相補正された正しい値になる。この位
相補正された正しい値は演算回路13から出力され、そ
の出力値のMSB113はラッチ回路14に与えられ
る。
【0048】ゲート回路15からのタイミング信号11
5はラッチ回路14のC端子に与えられる。ラッチ回路
14はタイミング信号115に応じて演算回路13から
のMSB113を保持し、Q端子にフィールド判別信号
116を出力する。
5はラッチ回路14のC端子に与えられる。ラッチ回路
14はタイミング信号115に応じて演算回路13から
のMSB113を保持し、Q端子にフィールド判別信号
116を出力する。
【0049】よって、従来のフィールド判別回路よりフ
ィールド判別をするタイミングは遅れるが、奇数フィー
ルドでは“1”を示す判別信号116が得られ、偶数フ
ィールドでは“0”を示す判別信号116が得られ、V
TRスキューのように映像信号の水平周期が大きく変動
するときに生じる、フィールドの偶奇判別に対する誤判
別をなくすことができる。
ィールド判別をするタイミングは遅れるが、奇数フィー
ルドでは“1”を示す判別信号116が得られ、偶数フ
ィールドでは“0”を示す判別信号116が得られ、V
TRスキューのように映像信号の水平周期が大きく変動
するときに生じる、フィールドの偶奇判別に対する誤判
別をなくすことができる。
【0050】なお、複合同期信号101とカウント値1
11との間に位相のずれがないとき、カウンタ11の自
走期間終了後における複合同期信号101の水平同期信
号の立下りのタイミングで、カウント値は「31」にな
り、この「31」の値に対するビット反転の結果は
「0」になる。よって、ラッチ回路12の出力値112
は補正されない。
11との間に位相のずれがないとき、カウンタ11の自
走期間終了後における複合同期信号101の水平同期信
号の立下りのタイミングで、カウント値は「31」にな
り、この「31」の値に対するビット反転の結果は
「0」になる。よって、ラッチ回路12の出力値112
は補正されない。
【0051】次に、他のフィールド判別回路について図
を参照しながら説明する。図4は本発明のフィールド判
別回路の他の実施例を示すブロック図である。
を参照しながら説明する。図4は本発明のフィールド判
別回路の他の実施例を示すブロック図である。
【0052】フィールド判別回路は、図4に示すよう
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101が入力される水平同期回路20を備える。
に、水平同期信号および垂直同期信号を含む複合同期信
号101が入力される水平同期回路20を備える。
【0053】水平同期回路20は、複合同期信号101
を取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複
合同期信号101から水平同期信号102を取り出し、
この水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出
力動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリー
ラン期間信号107で制御される。
を取り込むゲート回路2を有する。ゲート回路2は、複
合同期信号101から水平同期信号102を取り出し、
この水平同期信号102を出力する。ゲート回路2の出
力動作は後述する垂直同期回路7からのカウンタフリー
ラン期間信号107で制御される。
【0054】ゲート回路2から出力される水平同期信号
102はゲート回路21に与えられる。ゲート回路21
は、ゲート信号発生回路22からの取込許可信号121
が与えられるときに、水平同期信号102を取り込み、
所定の期間内の水平同期信号102を水平同期信号12
2として出力する。この水平同期信号122は、カウン
タフリーラン期間信号が“0”を示すときに後述するカ
ウンタ23のカウント値123を「0」にリセットする
ためのリセットパルスになる。
102はゲート回路21に与えられる。ゲート回路21
は、ゲート信号発生回路22からの取込許可信号121
が与えられるときに、水平同期信号102を取り込み、
所定の期間内の水平同期信号102を水平同期信号12
2として出力する。この水平同期信号122は、カウン
タフリーラン期間信号が“0”を示すときに後述するカ
ウンタ23のカウント値123を「0」にリセットする
ためのリセットパルスになる。
【0055】ゲート信号発生回路22は、後述するカウ
ンタ23からのカウント値123に基づき取込許可信号
121を発生し、この取込許可信号121は、水平同期
信号102の立上り前後のタイミイングを示す信号であ
る。
ンタ23からのカウント値123に基づき取込許可信号
121を発生し、この取込許可信号121は、水平同期
信号102の立上り前後のタイミイングを示す信号であ
る。
【0056】ゲート回路21から出力される水平同期信
号122はカウンタ23に与えられる。カウンタ23は
「0」から「31」」までのカウントを繰り返す5ビッ
トカウンタであり、このカウンタは外部からのクロック
信号124を基準に水平同期信号122に対するカウン
ト動作をする。カウンタ23のカウント値123のMS
Bは位相比較信号125として用いられる。
号122はカウンタ23に与えられる。カウンタ23は
「0」から「31」」までのカウントを繰り返す5ビッ
トカウンタであり、このカウンタは外部からのクロック
信号124を基準に水平同期信号122に対するカウン
ト動作をする。カウンタ23のカウント値123のMS
Bは位相比較信号125として用いられる。
【0057】カウンタ23の位相比較信号125は垂直
同期回路7に与えられ、カウンタ23からのカウント値
123はラッチ回路24および演算回路25に与えられ
る。
同期回路7に与えられ、カウンタ23からのカウント値
123はラッチ回路24および演算回路25に与えられ
る。
【0058】垂直同期回路7は、位相比較信号125と
ともに複合同期信号101を取り込む。垂直同期回路7
は、位相比較信号125に基づきカウンタフリーラン期
間信号107を生成するとともに複合同期信号101を
積分することによって垂直同期信号108を取り出す。
垂直同期回路7で生成された垂直同期信号108は複合
同期信号101の垂直同期期間より3/4H分遅延して
いる信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号10
8のタイミングでクリアし、位相比較信号125に基づ
きカウント動作をするカウント手段(図示せず)を有す
る。このカウント手段のカウント値からカウンタフリー
ラン期間信号107が生成される。
ともに複合同期信号101を取り込む。垂直同期回路7
は、位相比較信号125に基づきカウンタフリーラン期
間信号107を生成するとともに複合同期信号101を
積分することによって垂直同期信号108を取り出す。
垂直同期回路7で生成された垂直同期信号108は複合
同期信号101の垂直同期期間より3/4H分遅延して
いる信号である。垂直同期回路7は、垂直同期信号10
8のタイミングでクリアし、位相比較信号125に基づ
きカウント動作をするカウント手段(図示せず)を有す
る。このカウント手段のカウント値からカウンタフリー
ラン期間信号107が生成される。
【0059】垂直同期回路7からの垂直同期信号108
はラッチ回路24のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子にはカウント値123が与えられる。ラ
ッチ回路24はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路24は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD
端子に入力されたカウント値123を保持し、Q端子か
ら出力値126を演算回路25に出力する。
はラッチ回路24のC端子にクロック信号として与えら
れ、そのD端子にはカウント値123が与えられる。ラ
ッチ回路24はD型フリップフロップからなる。ラッチ
回路24は、垂直同期信号108が取り込まれる毎にD
端子に入力されたカウント値123を保持し、Q端子か
ら出力値126を演算回路25に出力する。
【0060】演算回路25は、カウンタ23からのカウ
ント値123およびラッチ回路24からの出力値126
に基づき演算処理を行う。この演算処理では、カウンタ
23からのカウント値123にビット反転処理を施し、
このビット反転処理が施された値にラッチ回路24から
の出力値126を加える。
ント値123およびラッチ回路24からの出力値126
に基づき演算処理を行う。この演算処理では、カウンタ
23からのカウント値123にビット反転処理を施し、
このビット反転処理が施された値にラッチ回路24から
の出力値126を加える。
【0061】演算回路25の演算処理で得られた値のM
SB127は、ラッチ回路26のD端子に与えられる。
ラッチ回路26はD型のフリップフロップからなる。ラ
ッチ回路26のC端子には、ゲート回路15で複合同期
信号101から取り出された水平同期信号の立上りを示
すタイミング信号115がクロック信号として与えられ
る。ラッチ回路26は、タイミング信号115に応じて
MSB127の値を保持し、フィールド判別信号128
をQ端子に出力する。
SB127は、ラッチ回路26のD端子に与えられる。
ラッチ回路26はD型のフリップフロップからなる。ラ
ッチ回路26のC端子には、ゲート回路15で複合同期
信号101から取り出された水平同期信号の立上りを示
すタイミング信号115がクロック信号として与えられ
る。ラッチ回路26は、タイミング信号115に応じて
MSB127の値を保持し、フィールド判別信号128
をQ端子に出力する。
【0062】次に、フィールド判別回路の動作について
説明する。
説明する。
【0063】まず、複合同期信号101が水平同期回路
20、垂直同期回路7およびゲート回路15に入力され
る。水平同期回路20のゲート回路2は複合同期信号1
01から水平同期信号102を取り出す。水平同期信号
102はゲート回路21に与えられる。ゲート回路21
の出力動作はゲート信号発生回路121からの取込許可
信号121に基づき制御される。
20、垂直同期回路7およびゲート回路15に入力され
る。水平同期回路20のゲート回路2は複合同期信号1
01から水平同期信号102を取り出す。水平同期信号
102はゲート回路21に与えられる。ゲート回路21
の出力動作はゲート信号発生回路121からの取込許可
信号121に基づき制御される。
【0064】カウンタ23は水平同期信号122の入力
の有無に応じてカウント動作およびその停止を行う。カ
ウンタ23に水平同期信号122が入力されるとき、カ
ウンタ23はカウント動作を行い、そのカウント値12
3が出力される。これに対し、カウンタ23に水平同期
信号122の入力が停止されると、カウンタ23のカウ
ント値はリセットされ、次の水平同期信号122の入力
が開始されると、カウンタ23のカウント動作がカウン
ト値「0」の状態から再び開始される。カウンタ23は
カウント動作を行うとともにそのカウント値123のM
SBを示す位相比較信号125を生成する。
の有無に応じてカウント動作およびその停止を行う。カ
ウンタ23に水平同期信号122が入力されるとき、カ
ウンタ23はカウント動作を行い、そのカウント値12
3が出力される。これに対し、カウンタ23に水平同期
信号122の入力が停止されると、カウンタ23のカウ
ント値はリセットされ、次の水平同期信号122の入力
が開始されると、カウンタ23のカウント動作がカウン
ト値「0」の状態から再び開始される。カウンタ23は
カウント動作を行うとともにそのカウント値123のM
SBを示す位相比較信号125を生成する。
【0065】カウンタ23からの位相比較信号125は
垂直同期回路7に与えられる。垂直同期回路7は複合同
期信号101から垂直同期信号108を取り出すととも
に、位相比較信号125に基づきにカウンタフリーラン
期間信号107を生成する。
垂直同期回路7に与えられる。垂直同期回路7は複合同
期信号101から垂直同期信号108を取り出すととも
に、位相比較信号125に基づきにカウンタフリーラン
期間信号107を生成する。
【0066】カウンタフリーラン期間信号107が
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ23は「0」から「31」までの計数動作
を繰り返しながら自走する。
“1”を示すとき、ゲート回路2の出力動作は停止さ
れ、カウンタ23は「0」から「31」までの計数動作
を繰り返しながら自走する。
【0067】次に、VTRで再生した映像信号を同期分
離することによって得られた複合同期信号に対するフィ
ールド判別処理について図を参照しながら説明する。図
5は図4のフィールド判別回路の動作を説明するための
タイムチャートを示す図、図6は図5のB部を拡大して
示す図である。なお、VTRのスイッチングポイントに
おいて、図5に示すように、水平周期が通常よりずれ、
水平位相のずれ(以下、VTRスキューという)が発生
していると仮定する。例えば、水平周期が通常より1/
4H以上ずれていると仮定する。
離することによって得られた複合同期信号に対するフィ
ールド判別処理について図を参照しながら説明する。図
5は図4のフィールド判別回路の動作を説明するための
タイムチャートを示す図、図6は図5のB部を拡大して
示す図である。なお、VTRのスイッチングポイントに
おいて、図5に示すように、水平周期が通常よりずれ、
水平位相のずれ(以下、VTRスキューという)が発生
していると仮定する。例えば、水平周期が通常より1/
4H以上ずれていると仮定する。
【0068】VTRのスイッチングポイントにおいて、
通常の水平周期に対するずれが1/4H以上でありかつ
カウンタフリーラン期間信号107が“1”である場
合、水平同期回路20のカウンタ23は自走状態である
から、複合同期信号101の位相に対する位相比較信号
106の位相は1/4H以上ずれた状態で“0”になる
と、水平同期回路1は位相同期する(引き込む)ように
動作する。
通常の水平周期に対するずれが1/4H以上でありかつ
カウンタフリーラン期間信号107が“1”である場
合、水平同期回路20のカウンタ23は自走状態である
から、複合同期信号101の位相に対する位相比較信号
106の位相は1/4H以上ずれた状態で“0”になる
と、水平同期回路1は位相同期する(引き込む)ように
動作する。
【0069】カウンタ23の自走期間の終了後、すなわ
ちカウンタフリーラン期間信号が“0”に移行した後、
複合同期信号101の水平同期信号の立下り(図2に示
すB部)において、カウント値が「9」であるとする
と、図6に示すように、演算回路13の演算処理の結果
は「−10」になり、この値は複合同期信号101に対
するカウント値の位相ずれ量を示す値であり、この値に
ラッチ回路24の出力値「1」を加算することによって
その値は「−9」になる。この値「−9」を「0」から
「31」の正の整数で表現すると、「−9」は「23」
になる。
ちカウンタフリーラン期間信号が“0”に移行した後、
複合同期信号101の水平同期信号の立下り(図2に示
すB部)において、カウント値が「9」であるとする
と、図6に示すように、演算回路13の演算処理の結果
は「−10」になり、この値は複合同期信号101に対
するカウント値の位相ずれ量を示す値であり、この値に
ラッチ回路24の出力値「1」を加算することによって
その値は「−9」になる。この値「−9」を「0」から
「31」の正の整数で表現すると、「−9」は「23」
になる。
【0070】カウンタ23は、そのカウント値「9」を
示した後、強制的にそのカウント値を「0」にリセット
され、水平同期信号の立下りのタイミングにおけるカウ
ント値は位相補正された正しい値になる。この位相補正
された正しい値は演算回路13から出力され、その出力
値のMSB113はラッチ回路26に与えられる。
示した後、強制的にそのカウント値を「0」にリセット
され、水平同期信号の立下りのタイミングにおけるカウ
ント値は位相補正された正しい値になる。この位相補正
された正しい値は演算回路13から出力され、その出力
値のMSB113はラッチ回路26に与えられる。
【0071】ゲート回路15からのタイミング信号11
5はラッチ回路26のC端子に与えられる。ラッチ回路
26はタイミング信号115に応じて演算回路25から
のMSB113を保持し、Q端子にフィールド判別信号
128を出力する。
5はラッチ回路26のC端子に与えられる。ラッチ回路
26はタイミング信号115に応じて演算回路25から
のMSB113を保持し、Q端子にフィールド判別信号
128を出力する。
【0072】よって、奇数フィールドでは「1」を示す
判別信号128が得られ、偶数フィールドでは「0」を
示す判別信号128が得られ、VTRスキューのように
映像信号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フ
ィールドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができ
る。
判別信号128が得られ、偶数フィールドでは「0」を
示す判別信号128が得られ、VTRスキューのように
映像信号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フ
ィールドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができ
る。
【0073】複合同期信号とカウント値との間に位相の
ずれがないとき、カウンタ23の自走期間終了後におけ
る複合同期信号101の水平同期信号の立下りのタイミ
ングで、カウント値は「31」になり、この「31」の
値に対するビット反転の結果は「0」になる。よって、
ラッチ回路24の出力値126は補正されない。
ずれがないとき、カウンタ23の自走期間終了後におけ
る複合同期信号101の水平同期信号の立下りのタイミ
ングで、カウント値は「31」になり、この「31」の
値に対するビット反転の結果は「0」になる。よって、
ラッチ回路24の出力値126は補正されない。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のフィー
ルド判別回路によれば、VTRスキューのように映像信
号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フィール
ドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができる。
ルド判別回路によれば、VTRスキューのように映像信
号の水平周期が大きく変動するときに生じる、フィール
ドの偶奇判別に対する誤判別をなくすことができる。
【図1】本発明のフィールド判別回路の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1のフィールド判別回路の動作を説明するた
めのタイムチャートを示す図である。
めのタイムチャートを示す図である。
【図3】図2のA部を拡大して示す図である。
【図4】本発明のフィールド判別回路の他の実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】図4のフィールド判別回路の動作を説明するた
めのタイムチャートを示す図である。
めのタイムチャートを示す図である。
【図6】図5のB部を拡大して示す図である。
【図7】従来のフィールド判別回路を示すブロック図で
ある。
ある。
【図8】図7のフィールド判別回路の動作の一例を説明
するためのタイムチャートを示す図である。
するためのタイムチャートを示す図である。
【図9】図7のフィールド判別回路の動作の他の例を説
明するためのタイムチャートを示す図である。
明するためのタイムチャートを示す図である。
7…垂直同期回路(抽出手段)、10,20…水平同期
回路(水平同期手段)、11,23…カウンタ、12,
24…ラッチ回路(保持手段)、13,25…演算回路
(演算手段)、14,26…ラッチ回路(判別手段)。
回路(水平同期手段)、11,23…カウンタ、12,
24…ラッチ回路(保持手段)、13,25…演算回路
(演算手段)、14,26…ラッチ回路(判別手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】水平同期信号および垂直同期信号を含む映
像信号のフィールドが奇数フィールドであるか偶数フィ
ールドであるかを判別するフィールド判別回路であっ
て、 前記映像信号からそれに含まれている垂直同期信号を抽
出する抽出手段と、 前記映像信号に含まれている水平同期信号の周期をこの
水平同期信号の位相に同期するように計数しかつ前記映
像信号の垂直同期信号発生期間中に自走しながら計数を
し、その計数された値を出力する水平同期手段と、 前記抽出手段で抽出された垂直同期信号のタイミングに
合わせて前記水平同期手段で計数された値を保持する保
持手段と、 前記保持手段に保持された値に演算処理を施すことによ
って前記水平同期信号に対する位相誤差値を算出し、こ
の位相誤差値に基づき前記保持手段に保持された値を補
正することによってその補正値を生成する演算手段と、 前記演算手段で生成された補正値に基づき前記映像信号
のフィールドに対する偶奇判別を行う判別手段とを備え
ることを特徴とするフィールド判別回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27243593A JPH07131675A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | フィールド判別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27243593A JPH07131675A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | フィールド判別回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131675A true JPH07131675A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17513878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27243593A Pending JPH07131675A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | フィールド判別回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131675A (ja) |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27243593A patent/JPH07131675A/ja active Pending
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