JPH07130845A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07130845A
JPH07130845A JP27172293A JP27172293A JPH07130845A JP H07130845 A JPH07130845 A JP H07130845A JP 27172293 A JP27172293 A JP 27172293A JP 27172293 A JP27172293 A JP 27172293A JP H07130845 A JPH07130845 A JP H07130845A
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JP
Japan
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film
semiconductor device
opening
protective film
side wall
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JP27172293A
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English (en)
Inventor
Takashi Arima
▲高▼志 有馬
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層の配線構造および層間絶縁膜(2,4,
7,9)ならびに単層構造の保護膜(12)を有する半
導体装置(1)の保護膜の開口部(13)からの水分の
侵入を防止するよう開口部側壁面を耐湿性の保護膜で覆
う半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 保護膜(12)の開口部から最下層配線のた
めの層間絶縁膜(4)の上面に達する深さの開口部(1
3)を開口した後、開口部の側壁を覆うための膜を全面
に堆積させ、その後異方性のドライエッチングにより全
面をエッチングすると、保護膜とサイドウオール(14
a)が形成され、特に耐湿性の悪い平坦化膜(8)等を
覆う構造が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層の配線構造および
層間絶縁膜ならびに単層構造の保護膜を有する半導体装
置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来技術による半導体装置の製
造方法の一実施例を説明するための、半導体装置の模式
断面図である。
【0003】近年の半導体装置の高集積化、微細化の進
歩はめざましものがあり、チップサイズの縮小に伴う金
属多層配線構造の半導体装置が一般的となっている。す
なわち、今日では配線のさほど複雑でないメモリ用製品
においても金属多層配線が用いられるようになってい
る。次に、保護膜の構造としてはリン(P)を含むシリ
コン酸化膜(以降、PSG膜と称す。)の単層構造から
始まり、その後耐湿性を向上させるため、シリコン窒化
膜(以降、SiN膜と称す。)を保護膜として用い始め
たが、SiN膜では金属配線の応力が問題となり下層に
耐湿性は劣るが応力を緩和するPSG膜を堆積する多層
構造が一般的となった。
【0004】しかしながら、今日では保護膜の膜質の改
善により、工程の短縮、単純化のため、単層構造の保護
膜も使用されている。これら保護膜に開口された保護膜
開口部は、主にボンディングパット部である。前述の多
層構造の保護膜を使用すると、この保護膜開口部の側壁
の耐湿性が劣る膜から水分または不純物が侵入する。こ
れを防ぐため、特開平4−33356および特開昭
63−84122で開示されるように、多層構造の保護
膜を使用する場合、保護膜開口部の側壁を耐湿性の優れ
た膜で覆う構造が採用されている。メモリ用製品では、
現在歩留まり向上を目的として救済回路を設け、検査工
程で不良回路を救済回路に置き換えることが可能となっ
ているが、この救済を行うときに切断されるヒューズが
存在する。主にこのヒューズはボンディングパッド部を
形成している金属配線層よりも下層の金属配線層が用い
られる。このヒューズ部は保護膜開口部をなし、保護膜
から最下層配線にかかる層間絶縁膜までの深さをもつ穴
が開口される。
【0005】単層構造の保護膜でヒューズ部をもつ半導
体装置の保護膜開口部の構造を図3に示す。この製造方
法はまず、半導体基板1上に第1層間絶縁膜2となるリ
ン、ボロンの不純物を含む珪酸ガラス膜(以降、BPS
G膜と称す。)を成長させ、ヒューズ配線3をポリシリ
コンまたは高融点金属珪素化合物(Silicide)にて形成
する。その後、第2層間絶縁膜4となるBPSG膜を形
成し、第1金属配線膜5,6となるチタンと窒化チタン
膜(以下、Ti−TiN膜と称す。)5と、シリコンと
銅を微量含むアルミ膜(以下、Al−Si−Cu膜と称
す。)6を形成する。その後この第1金属配線膜5,6
と後述の第2金属配線膜10,11との間の第3層間絶
縁膜7となる第1プラズマシリコン酸化膜を形成する。
一般にアルミ配線形成後は低温にて成長可能なプラズマ
を利用した気相成長装置によりこの膜を利用する。その
後平坦性を向上させるためシリカ系塗布膜SOGである
平坦化膜8を形成し、その後第4層間絶縁膜7となる第
2プラズマシリコン酸化膜を形成する。次に第2金属配
線膜10,11となる第2のTi−TiN膜10、第2
のAl−Si−Cu膜11を形成し、その上に保護膜1
2を堆積する。次にヒューズの切断を安定させるため保
護膜12と第3、第4層間絶縁膜7,9を部分的に除去
し図3のような構造を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の保護膜開口
部の構造では、膜構造が非常に疎であるので耐湿性が悪
いプラズマ酸化膜である第3、第4絶縁膜とシリカ系塗
布の平坦化膜が開口部の側壁に露出するため、この側壁
から水分や不純物の侵入が起こり易く、半導体装置の耐
湿性が劣化し、信頼性を悪化させるという問題があっ
た。そこで、本発明の目的は、上述の側壁から水分や不
純物が侵入しないように側壁を覆う製造方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多層の配線構造および層間絶縁膜ならびに単
層構造の保護膜を有する半導体装置の製造方法におい
て、単層構造の保護膜の開口部から最下層の配線のため
の層間絶縁膜の上面に至る深さをもつ穴の側壁面を、耐
湿性の保護膜で覆うことを特徴としている。
【0008】
【実施例】次に、本発明の半導体層の製造方法の一実施
例について図面を参照して説明する。
【0009】図1、図2は、それぞれ本発明の半導体装
置の製造方法の第1、第2の実施例を説明するための半
導体装置の模式断面図である。
【0010】本実施例の方法は、途中の工程まで既に述
べた従来技術の方法と共通である。したがってその重複
する部分も含めて説明する。
【0011】まず、半導体基板1上に第1層間絶縁膜2
となるBPSG膜を化学蒸着法(以下、CVD法と称
す。)により堆積し、熱処理後CVD法によるポリシリ
コンまたはスパッタ法による高融点金属シリサイドをフ
ォトリソグラフィとエッチング技術によりヒューズ配線
3を形成する。その後、上述の膜2と同様に、第2層間
絶縁膜4となる第2BPSG膜をCVD法で堆積し熱処
理を行う。その後第1金属配線膜5,6となる第1Ti
−TiN膜および第1Al−Ci−Cu膜をスパッタリ
ング法、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術
により形成する。その後第3絶縁膜7となる酸化膜をプ
ラズマCVD法により堆積し、さらに平坦性を向上させ
るためシリカ系の酸化膜SOGたる平坦化膜8を塗布す
る。溶媒を熱処理により蒸発させた後に第4絶縁膜9と
なる酸化膜を膜7と同様にプラズマCVD法により堆積
する。その後、第2金属配線10,11となる第2Ti
−TiN膜および第2Al−Si−Cu膜をスパッタリ
ング法とフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術
を用いて形成する。その後保護膜12となるプラズマS
iON膜をプラスマCVD法により堆積する。次にフォ
トリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてヒュ
ーズ上の保護膜12と第3層間絶縁膜7、平坦化膜8お
よび第4層間絶縁膜9を部分的に除去し保護膜開口部1
3を形成する。以上で従来の構造が形成される。
【0012】次に、開口部13を含む保護膜12上にプ
ラズマCVD法によりプラズマ窒化膜である第2保護膜
14を5000A成長させ、全面を異方性ドライエッチ
ングを行うことにより保護膜開口部13の側壁を覆うプ
ラズマ窒化膜である第2保護膜サイドウオール14aを
形成する。以上により図1に示すような保護膜開口部1
3側壁を耐湿性の優れた膜で覆う構造の半導体装置が製
造される。
【0013】次に第2の実施例を説明する。第1の実施
例では、耐湿性の優れた膜としてプラズマ窒化膜を用い
サイドウオール14aを形成することにより側壁を膜で
覆ったが、第2の実施例として、図2のようにプラズマ
窒化膜により応力の小さいプラズマSiON膜である第
2保護膜15を前面に成長させた後ヒューズ部などの保
護膜開口部13を片側5μm程度小さくして作成された
マスクにて再度フォトリソグラフィ技術とエッチング技
術を用いてプラズマSiON膜のみ除去しても同様の効
果を得る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2層金属
配線構造以上の半導体装置の保護開口部の側壁に、耐湿
性の優れた保護膜のサイドウオールを形成する方法をと
ることにより、保護開口部側壁から水分および不純物が
侵入せず、半導体装置の耐湿性が向上し信頼性の優れた
半導体装置を製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を説
明するための、半導体装置の模式断面図である。
【図2】第2の実施例を説明するための、半導体装置の
模式断面図である。
【図3】従来技術による半導体装置の製造方法の一実施
例を説明するための、半導体装置の模式断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1層間絶縁膜(BPSG) 3 ヒューズ配線 4 第2層間絶縁膜(BPSG) 5 第1金属配線膜(Ti−TiN) 6 第1金属配線膜(Al−Si−Cu) 7 第3層間絶縁膜(プラズマSiO) 8 平坦化膜(SOG) 9 第4層間絶縁膜(プラズマSiO) 10 第2金属配線膜(Ti−TiN) 11 第2金属配線膜(Al−Si−Cu) 12 第1保護膜(プラズマSiON) 13 保護膜開口部 14,15 第2保護膜(プラズマSiON) 14a 第2保護膜サイドウオール(プラズマSiO
N)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多層の配線構造および層間絶縁膜ならびに単
層構造の保護膜を有する半導体装置の製造方法におい
て、単層構造の保護膜の開口部から下層の配線のための
層間絶縁膜の上面に至る深さをもつ穴の側壁面を、耐湿
性の保護膜で覆うステップを有する。また、本発明の半
導体装置の製造方法は、前記穴の側壁面を保護膜で覆う
ステップが、穴の底面を除く側壁面および該半導体装
置の上面全域を保護膜で覆うステップであるものを含
む。また、穴の側壁面のみを覆う保護膜がプラズマ窒化
膜であり、穴の底面を除く側壁面および該半導体装置
の上面全体を覆う保護膜がプラズマSiON膜であるも
のも本発明に含まれる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層の配線構造および層間絶縁膜ならび
    に単層構造の保護膜を有する半導体装置の製造方法にお
    いて、 単層構造の保護膜の開口部から下層の配線のための層間
    絶縁膜の上面に至る深さをもつ穴の側壁面を、耐湿性の
    保護膜で覆うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP27172293A 1993-10-29 1993-10-29 半導体装置の製造方法 Pending JPH07130845A (ja)

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