JPH05129447A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05129447A
JPH05129447A JP29109991A JP29109991A JPH05129447A JP H05129447 A JPH05129447 A JP H05129447A JP 29109991 A JP29109991 A JP 29109991A JP 29109991 A JP29109991 A JP 29109991A JP H05129447 A JPH05129447 A JP H05129447A
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JP
Japan
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film
metal film
substrate
wiring
metal
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JP29109991A
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Hideo Takagi
英雄 高木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体装置の配線と配線のコンタク
ト部分の製造方法に関し,下層配線と上層配線を接続す
るコンタクトホールの径が小さくてもコンタクト部分の
信頼性を保証し, 更に, 配線の厚膜化を防ぐことを目的
とする。 【構成】 Si基板1上に下層W膜2と下層Al膜3を順次
積層し,パターニングする工程と, Si基板1上に下層Al
膜3を覆って, PSG膜4を形成する工程と,PSG膜
4及び下層Al膜を開口して, 下層W膜2に達するコンタ
クトホール5を形成する工程と,Si基板1上にPSG膜
4および下層W膜2を覆って上層Al膜6を形成し, パタ
ーニングする工程とを含むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の配線と配線
のコンタクト部の製造方法に関する。近年,IC等の半
導体装置の高集積化にともない,下層配線と上層配線の
コンタクト部のホール径が微細となり,従来の技術では
配線と配線のコンタクト部が断線などによりオープン状
態となる場合がある。
【0002】そのため,配線と配線のコンタクト部の信
頼性を向上させる必要がある。
【0003】
【従来の技術】図3は従来例の説明図であり, 下層配線
と上層配線のコンタクト部分の断面図を示す。
【0004】図において,16はシリコン(Si)基板,17は
二酸化シリコン(SiO2)膜, 18は下層タングステン(W)
膜,19は下層アルミニウム−シリコン(Al-Si) 膜, 20は
燐珪酸ガラス(PSG) 膜, 21はコンタクトホール, 22は上
層Al-Si 膜, 23は第1の下層W膜, 24は第2の下層W
膜,25は上層W膜である。
【0005】図3(a)に示すような従来の下層配線と
上層配線の電気的接続をコンタクトホール20内でのコン
タクトにより得る構造では,例えば,下層配線構造はAl
-Si/W膜17,18,また上層配線構造は Al-Si膜21となって
いた。
【0006】ところが, このような下層と上層のAlを含
む金属膜18,19 同士の電気的なコンタクト部分は, PS
G膜19のような層間絶縁膜からの脱ガスによってAlを含
む金属膜18,19 の膜質が劣化し, Alのグレインが変化し
たり, 空隙が出来たりして,オープン等の不良を起こし
たり, 工程での温度による応力によってコンタクト部分
の接続不良を引き起こしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って,Alを含む金属
膜18,19 同士のコンタクト部分は, コンタクト抵抗を一
定の値に抑えるためには, コンタクトホールの径を余り
小さくすることが出来なかった。
【0008】また, 図3(b)に示すように,Alを含む
金属膜18,19 の間にチタン(Ti)やW等の高融点金属膜2
3,24を挟み込むという方法もあるが, これでは工程が増
加し, 更に, 下層の配線膜18,22,23の膜厚が厚くなるた
め, 平坦化が難しくなるといった欠点を生じていた。
【0009】本発明は, 以上の点を考慮し, 多層配線に
おける下層配線と上層配線のコンタクトホールの径が小
さくてもコンタクト部分の信頼性を保証し, 更に, 下層
配線等の厚膜化を防ぐことを目的として提供されるもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において,1は基板,2は高融点金属を含
む下層金属膜,3は少なくともAlまたはCuを含む下層金
属膜,4は層間絶縁膜,5はコンタクトホール,6は少
なくともAlまたはCuを含む上層金属膜,7は高融点金属
を含む上層金属膜である。
【0011】上記の問題点を解決する手段として,基本
的にはコンタクトホールの側壁に高融点金属を含む金属
膜のサイドウォールを形成し,これを介して上層のAl等
を含む金属膜と下層のAl等を含む金属膜とをコンタクト
させれば良い。
【0012】即ち,本発明の目的は,図1(a)に本発
明の工程終了後の模式断面図で示すように,基板1上
に,高融点金属を含む下層金属膜2と,少なくともアル
ミニウムまたは銅を含む下層金属膜3とを順次積層し,
パターニングする工程と,該基板1上に, 前記少なくと
もアルミニウムまたは銅を含む下層金属膜3を覆って,
層間絶縁膜4を形成する工程と,該層間絶縁膜4及び該
少なくともアルミニウムまたは銅を含む下層金属膜3を
開口して, 該高融点金属を含む下層金属膜2に達するコ
ンタクトホール5を形成する工程と,該基板1上に該層
間絶縁膜4および該高融点金属を含む下層金属膜2を覆
って, 少なくともアルミニウムまたは銅を含む上層金属
膜6を形成し, パターニングする工程とを含むことによ
り,また,図1(b)に本発明の工程終了後の模式断面
図で示すように,基板1上に,高融点金属を含む下層金
属膜2と,少なくともアルミニウムまたは銅を含む下層
金属膜3とを順次積層し, パターニングする工程と,該
基板1上に, 前記少なくともアルミニウムまたは銅を含
む下層金属膜3を覆って, 層間絶縁膜4を形成する工程
と,該層間絶縁膜4及び該少なくともアルミニウムまた
は銅を含む下層金属膜3を開口して, 該高融点金属を含
む下層金属膜2に達するコンタクトホール5を形成する
工程と,該基板1上に該層間絶縁膜4および該高融点金
属を含む下層金属膜2を覆って, 高融点金属を含む上層
金属膜7と, 少なくともアルミニウムまたは銅を含む上
層金属膜6とを順次積層し, パターニングする工程とを
含むことにより達成される。
【0013】
【作用】本発明では,上記のように,上層のAl等を含む
金属膜は高融点金属を含む金属膜に直接接しており,下
層のAl等を含む金属膜と上層のAl等を含む金属膜とはコ
ンタクト方向(垂直方向)では直接接していないため,
コンタクト部分の信頼性が向上している。
【0014】また,下層のAl等を含む金属膜の上面には
高融点金属を含む金属膜を必要としないため,下層配線
膜の膜厚は厚くならず,従って多層配線膜の平坦化が行
い易すくなる。
【0015】
【実施例】図2は本発明の実施例の工程順模式断面図で
ある。図において,8はSi基板,9はフィールドSiO
2膜,10はW膜,11はAl-Si-Cu膜, 12はPSG膜,13は
コンタクトホール, 14はAl-Cu(銅) 膜, 15はタングステ
ンシリサイド(WSi2)膜である。
【0016】図2(a)に示すように,フィールドSiO2
膜9で被覆されたSi基板8上に,スパッタ法によりW膜
10を 1,000Åの厚さに, 続いてAl-Si-Cu膜11を 4,500Å
の厚さに積層し, 図示しないレジスト膜をマスクとし
て, W膜10及びAl-Si-Cu膜11をパターニングして下層配
線膜を形成する。
【0017】次に, 図2(b)に示すように,CVD法
によりPSG膜12をSi基板8上全面に被覆して層間絶縁
膜とする。そして, 図示しないレジスト膜をマスクとし
てPSG膜12と, 続いてAl-Si-Cu膜11をW膜10が露出す
るまでエッチングして, コンタクトホール13を形成す
る。
【0018】この後, 第1の実施例では,図2(c)に
示すように,Al-Cu 膜14をSi基板8上にスパッタ法によ
り8,000 Åの厚さに被覆し,図示しないレジスト膜をマ
スクとしてAl-Cu 膜14をパターニングして上層配線膜を
形成する。
【0019】第2の実施例では,図2(d)に示すよう
に,コンタクトホール形成後,タングステンシリサイド
(WSi2)膜15とAl-Cu膜14をスパッタ法により積層し, パ
ターニングして上層配線膜を形成する。
【0020】実施例では上層ならびに下層の高融点金属
を含む金属膜をW膜及びWSi2 膜としたが, その他,タ
ンタル(Ta), モリブデン(Mo), Ti, TiW,窒化チタン(Ti
N) 等も用いられる。
【0021】そして, 少なくともAlまたはCuを含む金属
膜をAl-Si-Cu膜としたが, Al及びその合金膜, Cu及びそ
の合金膜が用いられる。また, 上記金属膜の成膜方法は
スパッタ法, CVD法,PVD法等種々の方法で行われ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば,以上説明したように,
下層と上層のAl等を含む金属膜の直接コンタクトする部
分が垂直方向では無くなり,間に高融点金属を含む金属
膜が挟まるため,これらの膜のコンタクト部分での障害
がなくなり,信頼性に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例の工程順模式断面図
【図3】 従来例の説明図
【符号の説明】
1 基板 2 高融点金属を含む下層金属膜 3 少なくともAlまたはCuを含む下層金属膜 4 層間絶縁膜 5 コンタクトホール 6 少なくともAlまたはCuを含む上層金属膜 7 高融点金属を含む上層金属膜 8 Si基板 9 フィールドSiO2膜 10 W膜 11 Al-Si-Cu膜 12 PSG膜 13 コンタクトホール 14 Al-Cu 膜 15 WSi2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1) 上に,高融点金属を含む下層金
    属膜(2) と,少なくともアルミニウムまたは銅を含む下
    層金属膜(3) とを順次積層し, パターニングする工程
    と, 該基板(1) 上に, 前記少なくともアルミニウムまたは銅
    を含む下層金属膜(3)を覆って, 層間絶縁膜(4) を形成
    する工程と, 該層間絶縁膜(4) 及び該少なくともアルミニウムまたは
    銅を含む下層金属膜(3) を開口して, 該高融点金属を含
    む下層金属膜(2) に達するコンタクトホール(5) を形成
    する工程と, 該基板(1) 上に該層間絶縁膜(4) および該高融点金属を
    含む下層金属膜(2) を覆って, 少なくともアルミニウム
    または銅を含む上層金属膜(6) を形成し, パターニング
    する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 基板(1) 上に,高融点金属を含む下層金
    属膜(2) と,少なくともアルミニウムまたは銅を含む下
    層金属膜(3) とを順次積層し, パターニングする工程
    と, 該基板(1) 上に, 前記少なくともアルミニウムまたは銅
    を含む下層金属膜(3)を覆って, 層間絶縁膜(4) を形成
    する工程と, 該層間絶縁膜(4) 及び該少なくともアルミニウムまたは
    銅を含む下層金属膜(3) を開口して, 該高融点金属を含
    む下層金属膜(2) に達するコンタクトホール(5) を形成
    する工程と, 該基板(1) 上に該層間絶縁膜(4) および該高融点金属を
    含む下層金属膜(2) を覆って, 高融点金属を含む上層金
    属膜(7) と, 少なくともアルミニウムまたは銅を含む上
    層金属膜(6) とを順次積層し, パターニングする工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07183378A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Nec Corp 多層配線構造及びその製造方法
JPH11354637A (ja) * 1998-06-11 1999-12-24 Oki Electric Ind Co Ltd 配線の接続構造及び配線の接続部の形成方法
JP2019004163A (ja) * 2011-06-17 2019-01-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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