JPH06252146A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH06252146A JPH06252146A JP3365093A JP3365093A JPH06252146A JP H06252146 A JPH06252146 A JP H06252146A JP 3365093 A JP3365093 A JP 3365093A JP 3365093 A JP3365093 A JP 3365093A JP H06252146 A JPH06252146 A JP H06252146A
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】配線抵抗を下げ、ボンディング性を向上させ、
さらにはエレクトロマイグレーション及びストレスマイ
グレーション耐性を向上させた、より信頼性の高い半導
体装置を提供する。 【構成】配線材料として、タングステンを主成分とした
タングステン−アルミニウム合金、またはタングステン
−シリコン合金、またはタングステン−シリコン−アル
ミニウム合金や、さらに銅を主成分とした銅−アルミニ
ウム合金、または銅−シリコン合金、または銅−シリコ
ン−アルミニウム合金を用いる。Si基板101に酸化
膜の二酸化珪素(SiO2)102を形成し、フォトエ
ッチングによりコンタクト開孔部を設ける。次にスパッ
タにより全面にチタンタングステン(TiW)103を
形成し、その上層にタングステン(W)−1%アルミニ
ウム(Al)合金膜等104を形成し、フォトエッチン
グによりパターンを形成する。
さらにはエレクトロマイグレーション及びストレスマイ
グレーション耐性を向上させた、より信頼性の高い半導
体装置を提供する。 【構成】配線材料として、タングステンを主成分とした
タングステン−アルミニウム合金、またはタングステン
−シリコン合金、またはタングステン−シリコン−アル
ミニウム合金や、さらに銅を主成分とした銅−アルミニ
ウム合金、または銅−シリコン合金、または銅−シリコ
ン−アルミニウム合金を用いる。Si基板101に酸化
膜の二酸化珪素(SiO2)102を形成し、フォトエ
ッチングによりコンタクト開孔部を設ける。次にスパッ
タにより全面にチタンタングステン(TiW)103を
形成し、その上層にタングステン(W)−1%アルミニ
ウム(Al)合金膜等104を形成し、フォトエッチン
グによりパターンを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関するも
のであり、特に配線材料に改良を加えた半導体装置に関
するものである。
のであり、特に配線材料に改良を加えた半導体装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の微細化が進むな
か、半導体装置の配線には、アルミニウム(Al)配線
に代わる材料として、よりエレクトマイグレーション耐
性やストレスマイグレーション耐性に強い高融点金属の
タングステン(W)や、または銅(Cu)が用いられて
いた。しかし、タングステン(W)や銅(Cu)配線は
接触抵抗や配線抵抗が高く、図5、図6のようにエッチ
ングが困難なうえ、最終工程であるボンディング工程に
於いて、金(Au)との密着性が非常に悪いという問題
点があった。
か、半導体装置の配線には、アルミニウム(Al)配線
に代わる材料として、よりエレクトマイグレーション耐
性やストレスマイグレーション耐性に強い高融点金属の
タングステン(W)や、または銅(Cu)が用いられて
いた。しかし、タングステン(W)や銅(Cu)配線は
接触抵抗や配線抵抗が高く、図5、図6のようにエッチ
ングが困難なうえ、最終工程であるボンディング工程に
於いて、金(Au)との密着性が非常に悪いという問題
点があった。
【0003】このことを従来の技術を追って説明する
と、図5でまず、すでにトランジスタの形成されたSi
基板501上に、絶縁膜として酸化膜(SiO2)50
2を形成し、フォトエッチングによってコンタクト開孔
部を設ける。次に、スパッタリングによって全面にバリ
アメタル層としてチタンタングステン(TiW)503
と、更にその上層にタングステン(W)504を形成
し、フォトエッチングによってチタンタングステン(T
iW)及びタングステン(W)を同時にエッチングし、
所望のパターンを形成する。
と、図5でまず、すでにトランジスタの形成されたSi
基板501上に、絶縁膜として酸化膜(SiO2)50
2を形成し、フォトエッチングによってコンタクト開孔
部を設ける。次に、スパッタリングによって全面にバリ
アメタル層としてチタンタングステン(TiW)503
と、更にその上層にタングステン(W)504を形成
し、フォトエッチングによってチタンタングステン(T
iW)及びタングステン(W)を同時にエッチングし、
所望のパターンを形成する。
【0004】または、銅(Cu)を用いた場合、図6で
まず、すでにトランジスタの形成されたSi基板601
上に、絶縁膜として酸化膜(SiO2)602を形成
し、フォトエッチングによってコンタクト開孔部を設け
る。次にスパッタリングによって全面にバリアメタル層
としてチタンタングステン(TiW)603と、さらに
その上層に銅(Cu)604を形成し、フォトエッチン
グによってチタンタングステン(TiW)及び銅(C
u)を同時にエッチングし、所望のパターンを形成す
る。
まず、すでにトランジスタの形成されたSi基板601
上に、絶縁膜として酸化膜(SiO2)602を形成
し、フォトエッチングによってコンタクト開孔部を設け
る。次にスパッタリングによって全面にバリアメタル層
としてチタンタングステン(TiW)603と、さらに
その上層に銅(Cu)604を形成し、フォトエッチン
グによってチタンタングステン(TiW)及び銅(C
u)を同時にエッチングし、所望のパターンを形成す
る。
【0005】以上が従来の工程である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、フォトエッチング工程に於いて、タングステン
(W)や銅(Cu)のエッチングが非常に困難であり、
さらに配線に電流を流すと、接触抵抗や配線抵抗が高
く、また、ボンディング工程に於いては、金(Au)と
の密着性が非常に悪く、信頼性が急激に低下するという
課題があった。
術では、フォトエッチング工程に於いて、タングステン
(W)や銅(Cu)のエッチングが非常に困難であり、
さらに配線に電流を流すと、接触抵抗や配線抵抗が高
く、また、ボンディング工程に於いては、金(Au)と
の密着性が非常に悪く、信頼性が急激に低下するという
課題があった。
【0007】そこで、本発明はそのような課題を解決す
るもので、その目的とするところは、タングステン
(W)や銅(Cu)に、アルミニウム(Al)、または
シリコン(Si)、またはシリコン(Si)−アルミニ
ウム(Al)を加えることによって、エッチングを容易
にし、接触抵抗及び配線抵抗を下げ、ボンディング時に
於ける金(Au)との密着性を向上させ、さらにはエレ
クトロマイグレーションやストレスマイグレーション耐
性を向上させることのできる、より信頼性の高い半導体
装置を提供できる。
るもので、その目的とするところは、タングステン
(W)や銅(Cu)に、アルミニウム(Al)、または
シリコン(Si)、またはシリコン(Si)−アルミニ
ウム(Al)を加えることによって、エッチングを容易
にし、接触抵抗及び配線抵抗を下げ、ボンディング時に
於ける金(Au)との密着性を向上させ、さらにはエレ
クトロマイグレーションやストレスマイグレーション耐
性を向上させることのできる、より信頼性の高い半導体
装置を提供できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
タングステン(W)を主成分とするタングステン(W)
−アルミニウム(Al)合金、またはタングステン
(W)−シリコン(Si)合金、またはタングステン
(W)−シリコン(Si)−アルミニウム(Al)合金
から選択される1合金を材料として、配線層が形成され
ていることを特徴とする。
タングステン(W)を主成分とするタングステン(W)
−アルミニウム(Al)合金、またはタングステン
(W)−シリコン(Si)合金、またはタングステン
(W)−シリコン(Si)−アルミニウム(Al)合金
から選択される1合金を材料として、配線層が形成され
ていることを特徴とする。
【0009】また、バリアメタル層によって形成された
第1の導電層と、さらにその上層にタングステン(W)
を主成分とするタングステン(W)−アルミニウム(A
l)合金、またはタングステン(W)−シリコン(S
i)合金、またはタングステン(W)−シリコン(S
i)−アルミニウム(Al)合金から選択される1合金
を材料として形成された第2の導電層から構成された積
層配線層を有することを特徴とする。
第1の導電層と、さらにその上層にタングステン(W)
を主成分とするタングステン(W)−アルミニウム(A
l)合金、またはタングステン(W)−シリコン(S
i)合金、またはタングステン(W)−シリコン(S
i)−アルミニウム(Al)合金から選択される1合金
を材料として形成された第2の導電層から構成された積
層配線層を有することを特徴とする。
【0010】また、前記配線層は、タングステン(W)
−0.5%〜2%アルミニウム(Al)合金、またはタ
ングステン(W)−0.1%〜1%シリコン(Si)合
金、またはタングステン(W)−0.1%〜1%シリコ
ン(Si)−0.5%〜2%アルミニウム(Al)合金
から選択される1合金を材料として、配線層が形成され
ていることを特徴とする。
−0.5%〜2%アルミニウム(Al)合金、またはタ
ングステン(W)−0.1%〜1%シリコン(Si)合
金、またはタングステン(W)−0.1%〜1%シリコ
ン(Si)−0.5%〜2%アルミニウム(Al)合金
から選択される1合金を材料として、配線層が形成され
ていることを特徴とする。
【0011】また、前記配線層は、タングステン(W)
−1%アルミニウム(Al)合金、またはタングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)合金、またはタング
ステン(W)−0.5%シリコン(Si)−1%アルミ
ニウム(Al)合金から選択される1合金を材料とし
て、配線層が形成されていることを特徴とする。
−1%アルミニウム(Al)合金、またはタングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)合金、またはタング
ステン(W)−0.5%シリコン(Si)−1%アルミ
ニウム(Al)合金から選択される1合金を材料とし
て、配線層が形成されていることを特徴とする。
【0012】また、銅(Cu)を主成分とする銅(C
u)−アルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−
シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−シリコン
(Si)−アルミニウム(Al)合金から選択される1
合金を材料として、配線層が形成されていることを特徴
とする。
u)−アルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−
シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−シリコン
(Si)−アルミニウム(Al)合金から選択される1
合金を材料として、配線層が形成されていることを特徴
とする。
【0013】また、バリアメタル層によって形成された
第1の導電層と、さらにその上層に銅(Cu)を主成分
とする銅(Cu)−アルミニウム(Al)合金、または
銅(Cu)−シリコン(Si)合金、または銅(Cu)
−シリコン(Si)−アルミニウム(Al)合金から選
択される1合金を材料として形成された第2の導電層か
ら構成された積層配線層を有することを特徴とする。
第1の導電層と、さらにその上層に銅(Cu)を主成分
とする銅(Cu)−アルミニウム(Al)合金、または
銅(Cu)−シリコン(Si)合金、または銅(Cu)
−シリコン(Si)−アルミニウム(Al)合金から選
択される1合金を材料として形成された第2の導電層か
ら構成された積層配線層を有することを特徴とする。
【0014】また、前記配線層は、銅(Cu)−8%〜
10%アルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−
3%〜5%シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−
3%〜5%シリコン(Si)−8%〜10%アルミニウ
ム(Al)合金から選択される1合金を材料として、配
線層が形成されていることを特徴とする。
10%アルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−
3%〜5%シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−
3%〜5%シリコン(Si)−8%〜10%アルミニウ
ム(Al)合金から選択される1合金を材料として、配
線層が形成されていることを特徴とする。
【0015】また、前記配線層は、銅(Cu)−9%ア
ルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−4%シリ
コン(Si)合金、または銅(Cu)−4%シリコン
(Si)−9%アルミニウム(Al)合金から選択され
る1合金を材料として、配線層が形成されていることを
特徴とする。
ルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−4%シリ
コン(Si)合金、または銅(Cu)−4%シリコン
(Si)−9%アルミニウム(Al)合金から選択され
る1合金を材料として、配線層が形成されていることを
特徴とする。
【0016】
【作用】本発明上記の構成によれば、タングステン
(W)や銅(Cu)に、アルミニウム(Al)、または
シリコン(Si)、またはシリコン(Si)−アルミニ
ウム(Al)を加えることによって、エッチングを容易
にし、接触抵抗及び配線抵抗を下げ、ボンディング時に
於ける金(Au)との密着性を向上させ、さらにはエレ
クトロマイグレーションやストレスマイグレーション耐
性を向上させることのできる、より信頼性の高い半導体
装置を提供できる。
(W)や銅(Cu)に、アルミニウム(Al)、または
シリコン(Si)、またはシリコン(Si)−アルミニ
ウム(Al)を加えることによって、エッチングを容易
にし、接触抵抗及び配線抵抗を下げ、ボンディング時に
於ける金(Au)との密着性を向上させ、さらにはエレ
クトロマイグレーションやストレスマイグレーション耐
性を向上させることのできる、より信頼性の高い半導体
装置を提供できる。
【0017】
【実施例】(実施例1)本発明の半導体装置は、図1に
示される構造をしている。101はSi基板、102は
絶縁膜である酸化膜の二酸化珪素(SiO2)、103
はチタンタングステン(TiW)、104はタングステ
ン(W)−1%アルミニウム(Al)合金膜である。
示される構造をしている。101はSi基板、102は
絶縁膜である酸化膜の二酸化珪素(SiO2)、103
はチタンタングステン(TiW)、104はタングステ
ン(W)−1%アルミニウム(Al)合金膜である。
【0018】以下詳細は図を追いながら説明していく
(図2a)〜(図2d)。
(図2a)〜(図2d)。
【0019】まず、すでにトランジスタの形成されたS
i基板201の表面全体に絶縁膜として酸化膜(SiO
2)202をCVD法によって5000∂形成し、フォ
トエッチングによってコンタクト開孔部を設ける(図2
a)。
i基板201の表面全体に絶縁膜として酸化膜(SiO
2)202をCVD法によって5000∂形成し、フォ
トエッチングによってコンタクト開孔部を設ける(図2
a)。
【0020】次に、バリアメタル層のチタンタングステ
ン(TiW)203とタングステン(W)−1%アルミ
ニウム(Al)合金膜204を形成する工程として、ス
パッタリングによってAr雰囲気中で全面にチタンタン
グステン(TiW)を1000Å形成し(図2b)、続
けてタングステン(W)−1%アルミニウム(Al)合
金膜を5000∂形成する(図2c)。さらに、フォト
エッチングによってチタンタングステン(TiW)層及
びタングステン(W)−1%アルミニウム(Al)層を
同時にエッチングし、所望のパターンを形成する(図2
d)。
ン(TiW)203とタングステン(W)−1%アルミ
ニウム(Al)合金膜204を形成する工程として、ス
パッタリングによってAr雰囲気中で全面にチタンタン
グステン(TiW)を1000Å形成し(図2b)、続
けてタングステン(W)−1%アルミニウム(Al)合
金膜を5000∂形成する(図2c)。さらに、フォト
エッチングによってチタンタングステン(TiW)層及
びタングステン(W)−1%アルミニウム(Al)層を
同時にエッチングし、所望のパターンを形成する(図2
d)。
【0021】以上の工程を経て、本発明の半導体装置が
形成された。こうしてできあがった本発明の半導体装置
を用いて、エレクトロマイグレーション試験を行なった
結果、配線寿命は従来の配線に比べて3倍以上向上して
いることが確認され、また、ストレスマイグレーション
試験を行なった結果、ボイドまたはノッチ等は皆無であ
り、断線も発生しないことが確認された。
形成された。こうしてできあがった本発明の半導体装置
を用いて、エレクトロマイグレーション試験を行なった
結果、配線寿命は従来の配線に比べて3倍以上向上して
いることが確認され、また、ストレスマイグレーション
試験を行なった結果、ボイドまたはノッチ等は皆無であ
り、断線も発生しないことが確認された。
【0022】また、バリアメタル層の材料としては、チ
タンタングステン(TiW)の他にも、高融点金属化合
物である、チタンナイトライド(TiN)、高融点金属
シリサイド化合物である、チタンシリサイド(TiSi
2)、タングステンシリサイド(WSi2)、モリブデン
シリサイド(MoSi2)等が上げられ、同等の効果が
ある。
タンタングステン(TiW)の他にも、高融点金属化合
物である、チタンナイトライド(TiN)、高融点金属
シリサイド化合物である、チタンシリサイド(TiSi
2)、タングステンシリサイド(WSi2)、モリブデン
シリサイド(MoSi2)等が上げられ、同等の効果が
ある。
【0023】また、タングステン(W)へのアルミニウ
ム(Al)の含有量としては、0.5%〜2%程度が効
果があり、0.5%以下になると前述の接触抵抗及び配
線抵抗や、ボンディング時の金(Au)との密着性に対
する効果がなくなり、また、2%以上になるとヒロッ
ク、ウイスカー等が発生する。
ム(Al)の含有量としては、0.5%〜2%程度が効
果があり、0.5%以下になると前述の接触抵抗及び配
線抵抗や、ボンディング時の金(Au)との密着性に対
する効果がなくなり、また、2%以上になるとヒロッ
ク、ウイスカー等が発生する。
【0024】また、配線材料としては、タングステン
(W)−1%アルミニウム(Al)合金以外にも、さら
にシリコン(Si)を0.5%加えたタングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)合金、タングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)−アルミニウム(A
l)合金が上げられるが、この場合、シリコン(Si)
の含有量は0.1%〜1%程度が効果がある。
(W)−1%アルミニウム(Al)合金以外にも、さら
にシリコン(Si)を0.5%加えたタングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)合金、タングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)−アルミニウム(A
l)合金が上げられるが、この場合、シリコン(Si)
の含有量は0.1%〜1%程度が効果がある。
【0025】また、本実施例では合金膜層の形成方法と
してスパッタリング法を用いているが、スパッタリング
法以外にもCVD法によって形成すると、よりカバレッ
ジの優れた配線層が形成できる。
してスパッタリング法を用いているが、スパッタリング
法以外にもCVD法によって形成すると、よりカバレッ
ジの優れた配線層が形成できる。
【0026】さらに、半導体集積回路がより微細化され
複雑になると、チップ面積、配線容量を大きくしないよ
うにするため、積層配線構造が必要となる。図1の実施
例では単層配線構造のみを示しているが、本発明は2
層、3層等より多くの多層配線構造の半導体装置にも用
いることができる。
複雑になると、チップ面積、配線容量を大きくしないよ
うにするため、積層配線構造が必要となる。図1の実施
例では単層配線構造のみを示しているが、本発明は2
層、3層等より多くの多層配線構造の半導体装置にも用
いることができる。
【0027】(実施例2)本発明の半導体装置は、図3
に示される構造をしている。301はSi基板、302
は絶縁膜である酸化膜の二酸化珪素(SiO2)、30
3はチタンタングステン(TiW)、304は銅(C
u)−9%アルミニウム(Al)合金膜である。
に示される構造をしている。301はSi基板、302
は絶縁膜である酸化膜の二酸化珪素(SiO2)、30
3はチタンタングステン(TiW)、304は銅(C
u)−9%アルミニウム(Al)合金膜である。
【0028】以下詳細は図を追いながら説明していく
(図4a)〜(図4d)。
(図4a)〜(図4d)。
【0029】まず、すでにトランジスタの形成されたS
i基板401の表面全体に絶縁膜として酸化膜(SiO
2)402をCVD法によって5000∂形成し、フォ
トエッチングによってコンタクト開孔部を設ける(図4
a)。
i基板401の表面全体に絶縁膜として酸化膜(SiO
2)402をCVD法によって5000∂形成し、フォ
トエッチングによってコンタクト開孔部を設ける(図4
a)。
【0030】次に、バリアメタル層のチタンタングステ
ン(TiW)403と銅(Cu)−9%アルミニウム
(Al)合金膜404配線を形成する工程として、スパ
ッタリングによってAr雰囲気中で全面にチタンタング
ステン(TiW)を1000Å形成し(図4b)、続け
て銅(Cu)−9%アルミニウム(Al)合金膜を50
00∂形成する(図4c)。さらに、フォトエッチング
によってチタンタングステン(TiW)層及び銅(C
u)−9%アルミニウム(Al)層を同時にエッチング
し、所望のパターンを形成する(図4d)。
ン(TiW)403と銅(Cu)−9%アルミニウム
(Al)合金膜404配線を形成する工程として、スパ
ッタリングによってAr雰囲気中で全面にチタンタング
ステン(TiW)を1000Å形成し(図4b)、続け
て銅(Cu)−9%アルミニウム(Al)合金膜を50
00∂形成する(図4c)。さらに、フォトエッチング
によってチタンタングステン(TiW)層及び銅(C
u)−9%アルミニウム(Al)層を同時にエッチング
し、所望のパターンを形成する(図4d)。
【0031】以上の工程を経て、本発明の半導体装置が
形成された。こうしてできあがった本発明の半導体装置
を用いて、エレクトロマイグレーション試験を行なった
結果、配線寿命は従来の配線に比べて3倍以上向上して
いることが確認され、また、ストレスマイグレーション
試験を行なった結果、ボイドまたはノッチ等は皆無であ
り、断線も発生しないことが確認された。
形成された。こうしてできあがった本発明の半導体装置
を用いて、エレクトロマイグレーション試験を行なった
結果、配線寿命は従来の配線に比べて3倍以上向上して
いることが確認され、また、ストレスマイグレーション
試験を行なった結果、ボイドまたはノッチ等は皆無であ
り、断線も発生しないことが確認された。
【0032】また、バリアメタル層の材料としては、チ
タンタングステン(TiW)の他にも、高融点金属化合
物である、チタンナイトライド(TiN)、高融点金属
シリサイド化合物である、チタンシリサイド(TiSi
2)、タングステンシリサイド(WSi2)、モリブデン
シリサイド(MoSi2)等が上げられ、同等の効果が
ある。
タンタングステン(TiW)の他にも、高融点金属化合
物である、チタンナイトライド(TiN)、高融点金属
シリサイド化合物である、チタンシリサイド(TiSi
2)、タングステンシリサイド(WSi2)、モリブデン
シリサイド(MoSi2)等が上げられ、同等の効果が
ある。
【0033】また、銅(Cu)へのアルミニウム(A
l)の含有量としては、8%〜10%程度が効果があ
り、8%以下になると前述の接触抵抗及び配線抵抗や、
ボンディング時の金(Au)との密着性に対する効果が
なくなり、また、10%以上になるとヒロック、ウイス
カー等が発生する。
l)の含有量としては、8%〜10%程度が効果があ
り、8%以下になると前述の接触抵抗及び配線抵抗や、
ボンディング時の金(Au)との密着性に対する効果が
なくなり、また、10%以上になるとヒロック、ウイス
カー等が発生する。
【0034】また、配線材料としては、銅(Cu)−9
%アルミニウム(Al)合金以外にも、さらにシリコン
(Si)を4%加えた、銅(Cu)−4%シリコン(S
i)合金、銅(Cu)−4%シリコン(Si)−9%ア
ルミニウム(Al)合金が上げられるが、この場合、シ
リコン(Si)の含有量は3%〜5%程度が効果があ
る。
%アルミニウム(Al)合金以外にも、さらにシリコン
(Si)を4%加えた、銅(Cu)−4%シリコン(S
i)合金、銅(Cu)−4%シリコン(Si)−9%ア
ルミニウム(Al)合金が上げられるが、この場合、シ
リコン(Si)の含有量は3%〜5%程度が効果があ
る。
【0035】また、本実施例では合金膜層の形成方法と
してスパッタリング法を用いているが、スパッタリング
法以外にもCVD法によって形成すると、よりカバレッ
ジの優れた配線層が形成できる。
してスパッタリング法を用いているが、スパッタリング
法以外にもCVD法によって形成すると、よりカバレッ
ジの優れた配線層が形成できる。
【0036】さらに、半導体集積回路がより微細化され
複雑になると、チップ面積、配線容量を大きくしないよ
うにするため、積層配線構造が必要となる。図1の実施
例では単層配線構造のみを示しているが、本発明は2
層、3層等より多くの多層配線構造の半導体装置にも用
いることができる。
複雑になると、チップ面積、配線容量を大きくしないよ
うにするため、積層配線構造が必要となる。図1の実施
例では単層配線構造のみを示しているが、本発明は2
層、3層等より多くの多層配線構造の半導体装置にも用
いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、従来の構
造に比べて、配線材料としてタングステン(W)や銅
(Cu)の代わりに、タングステン(W)を主成分とし
たタングステン(W)−アルミニウム(Al)合金、ま
たはタングステン(W)−シリコン(Si)合金、また
はタングステン(W)−シリコン(Si)−アルミニウ
ム(Al)合金や、さらに銅(Cu)を主成分とした銅
(Cu)−アルミニウム(Al)合金、または銅(C
u)−シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−シリ
コン(Si)−アルミニウム(Al)合金を用いること
によって、エッチングを容易にし、接触抵抗及び配線抵
抗を下げ、ボンディング時の金(Au)との密着性を向
上させ、さらにはエレクトロマイグレーション及びスト
レスマイグレーション耐性を向上させることのできる、
より信頼性の優れた半導体装置を提供できる。
造に比べて、配線材料としてタングステン(W)や銅
(Cu)の代わりに、タングステン(W)を主成分とし
たタングステン(W)−アルミニウム(Al)合金、ま
たはタングステン(W)−シリコン(Si)合金、また
はタングステン(W)−シリコン(Si)−アルミニウ
ム(Al)合金や、さらに銅(Cu)を主成分とした銅
(Cu)−アルミニウム(Al)合金、または銅(C
u)−シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−シリ
コン(Si)−アルミニウム(Al)合金を用いること
によって、エッチングを容易にし、接触抵抗及び配線抵
抗を下げ、ボンディング時の金(Au)との密着性を向
上させ、さらにはエレクトロマイグレーション及びスト
レスマイグレーション耐性を向上させることのできる、
より信頼性の優れた半導体装置を提供できる。
【図1】本発明の半導体装置を示す主要断面図。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の製造工程の断面
図。
図。
【図3】本発明の半導体装置を示す主要断面図。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の製造工程の断面
図。
図。
【図5】従来の半導体装置を示す断面図。
【図6】従来の半導体装置を示す断面図。
101、201、501・・・Si基板 102、202、502・・・二酸化珪素(SiO2) 103、203、503・・・チタンタングステン(T
iW) 104、204・・・タングステン(W)ーアルミニウ
ム(Al)合金 504・・・タングステン(W) 301、401、601・・・Si基板 302、402、602・・・二酸化珪素(SiO2) 303、403、603・・・チタンタングステン(T
iW) 304、404・・・銅(Cu)ーアルミニウム(A
l)合金 604・・・銅(Cu)
iW) 104、204・・・タングステン(W)ーアルミニウ
ム(Al)合金 504・・・タングステン(W) 301、401、601・・・Si基板 302、402、602・・・二酸化珪素(SiO2) 303、403、603・・・チタンタングステン(T
iW) 304、404・・・銅(Cu)ーアルミニウム(A
l)合金 604・・・銅(Cu)
Claims (8)
- 【請求項1】タングステン(W)を主成分とするタング
ステン(W)−アルミニウム(Al)合金、またはタン
グステン(W)−シリコン(Si)合金、またはタング
ステン(W)−シリコン(Si)−アルミニウム(A
l)合金から選択される1合金を材料として、配線層が
形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】バリアメタル層によって形成された第1の
導電層と、さらにその上層にタングステン(W)を主成
分とするタングステン(W)−アルミニウム(Al)合
金、またはタングステン(W)−シリコン(Si)合
金、またはタングステン(W)−シリコン(Si)−ア
ルミニウム(Al)合金から選択される1合金を材料と
して形成された第2の導電層から構成された積層配線層
を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】前記配線層は、タングステン(W)−0.
5%〜2%アルミニウム(Al)合金、またはタングス
テン(W)−0.1%〜1%シリコン(Si)合金、ま
たはタングステン(W)−0.1%〜1%シリコン(S
i)−0.5%〜2%アルミニウム(Al)合金から選
択される1合金を材料として、配線層が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】前記配線層は、タングステン(W)−1%
アルミニウム(Al)合金、またはタングステン(W)
−0.5%シリコン(Si)合金、またはタングステン
(W)−0.5%シリコン(Si)−1%アルミニウム
(Al)合金から選択される1合金を材料として、配線
層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置。 - 【請求項5】銅(Cu)を主成分とする銅(Cu)−ア
ルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−シリコン
(Si)合金、または銅(Cu)−シリコン(Si)−
アルミニウム(Al)合金から選択される1合金を材料
として、配線層が形成されていることを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項6】バリアメタル層によって形成された第1の
導電層と、さらにその上層に銅(Cu)を主成分とする
銅(Cu)−アルミニウム(Al)合金、または銅(C
u)−シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−シリ
コン(Si)−アルミニウム(Al)合金から選択され
る1合金を材料として形成された第2の導電層から構成
された積層配線層を有することを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項7】前記配線層は、銅(Cu)−8%〜10%
アルミニウム(Al)合金、または銅(Cu)−3%〜
5%シリコン(Si)合金、または銅(Cu)−3%〜
5%シリコン(Si)−8%〜10%アルミニウム(A
l)合金から選択される1合金を材料として、配線層が
形成されていることを特徴とする請求項5記載の半導体
装置。 - 【請求項8】前記配線層は、銅(Cu)−9%アルミニ
ウム(Al)合金、または銅(Cu)−4%シリコン
(Si)合金、または銅(Cu)−4%シリコン(S
i)−9%アルミニウム(Al)合金から選択される1
合金を材料として、配線層が形成されていることを特徴
とする請求項5記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3365093A JPH06252146A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3365093A JPH06252146A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06252146A true JPH06252146A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12392329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3365093A Pending JPH06252146A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06252146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009131035A1 (ja) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | 株式会社アルバック | 薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ |
JP2011258811A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Ulvac Japan Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP3365093A patent/JPH06252146A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009131035A1 (ja) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | 株式会社アルバック | 薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ |
US8299529B2 (en) | 2008-04-25 | 2012-10-30 | Ulvac, Inc. | Method for producing thin film transistor and thin film transistor |
JP5282086B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-09-04 | 株式会社アルバック | 薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ |
JP2011258811A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Ulvac Japan Ltd | 半導体装置の製造方法 |
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