JPH07130547A - 巻線装置 - Google Patents

巻線装置

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JPH07130547A
JPH07130547A JP30082893A JP30082893A JPH07130547A JP H07130547 A JPH07130547 A JP H07130547A JP 30082893 A JP30082893 A JP 30082893A JP 30082893 A JP30082893 A JP 30082893A JP H07130547 A JPH07130547 A JP H07130547A
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JP
Japan
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bobbin
film
spindle
winding
unit
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Application number
JP30082893A
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English (en)
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Takao Kosaka
隆生 高坂
Akira Ono
彰 小野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to KR1019940029065A priority patent/KR950013948A/ko
Priority to DE69424255T priority patent/DE69424255T2/de
Priority to EP94402518A priority patent/EP0652574B1/en
Priority to EP99203388A priority patent/EP0966005A3/en
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造を簡略化して安価で、また保守作業や部
品交換等を簡単に行う。 【構成】 フィルム・線材加工部14にボビン2を着脱
自在に取り付け可能なスピンドル46を設け、ボビン2
を着脱自在に取り付け可能なボビン保持軸18が配設さ
れ、ボビン2の供給・排出交換を行う搬入・排出部12
と、搬入・排出部12とフィルム・線材巻加工部14と
の間に回動切り換え可能に設けられ、回動切り換え後の
位置で搬入・排出部12に位置決めされたボビン保持軸
18及びフィルム・線材巻加工部14のスピンドル46
と対応するチャック部27並びに、チャック部27を対
応する位置のスピンドル46及びボビン保持軸18に対
して進退出させてスピンドル46及びボビン保持軸18
上のボビン2をチャックして抜き取らせ、このボビン2
をスピンドル46及びボビン保持軸18上に装着して離
すことができるように制御する手段を設けたオートロー
ダー部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビンに線材と絶縁シ
ート材を交互に巻き付けた積層巻き型コイルを製造する
ための巻線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボビンに線材と絶縁シート材を交互に巻
き付けた積層巻き型コイルは、例えばブラウン管型のテ
レビジョンやレーダ等の通信機器におけるフライバック
トランスに使用されている。また、この積層巻き型コイ
ルを生産する巻線装置も数多く知られている。
【0003】一般に、従来、このような巻線装置では、
ボビンを巻線用のスピンドルにセットする際、ボビンに
対する傷、変形を防止するために、スピンドルへ着脱可
能な治具にボビンを前もってセットしておき、その治具
ごとパレットに乗せて作業位置に搬送し、次いでローダ
ーによりそのパレットから治具を取り出してスピンドル
にセットし、以後巻線を行う方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の巻線装置におけるボビンの供給方法では、ボビ
ンが治具と一緒にスピンドルに装着されるためワーク重
量が大きくなり、ローダー側の交換に必要な力はボビン
と治具の重量を加えた重さに耐えられるものでなくては
ならず、このため強度剛性に富む頑丈な構造で形成しな
ければならなかった。したがって、重量並びに形状も大
きくなり、構造も複雑化して装置全体の費用も高くなる
と言う問題点があった。また、ボビンと治具とが一体に
扱われて搬送されるので、ライン作業でボビンを同時に
多く流しておく場合には、治具の本数も多く用意してお
かなければならないので、設備全体の費用も大きくなる
等の問題点もあった。
【0005】さらに、従来の巻線装置では、フィルムや
線材を巻加工する部分と、ローダー部や、ボビンの搬入
・排出部が平面的に配置されていて、部品の交換作業や
メンテナンス作業を行うときに他の部分を取り外したり
しなければならないので、作業が面倒な問題点もあっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は構造を簡略化して安価で、また保
守作業や部品交換等を簡単に行うことができる巻線装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、絶縁シート材供給部手段を介して供給される絶
縁シート材と線材供給手段を介して供給される線材を交
互にボビンに巻き付けるフィルム・線材巻加工部を備え
た巻線装置において、前記フィルム・線材加工部に前記
ボビンを着脱自在に取り付け可能なスピンドルを設ける
とともに、前記ボビンを着脱自在に取り付け可能なボビ
ン保持軸が配設され、このボビン保持軸を介して前記ボ
ビンの供給・排出交換を行うための搬入・排出部と、前
記搬入・排出部と前記フィルム・線材巻加工部との間に
回動切り換え可能に設けられており、回動切り換え後の
位置で前記搬入・排出部に位置決めされた前記ボビン保
持軸及び前記フィルム・線材巻加工部の前記スピンドル
とそれぞれ対応するチャック部と、前記チャック部を対
応する位置の前記スピンドル及び前記ボビン保持軸に対
して進退出させて前記スピンドル及び前記ボビン保持軸
上の前記ボビンをチャックして抜き取らせ、この抜き取
った前記ボビンを前記スピンドル及び前記ボビン保持軸
上に装着して離すことができるように制御するための手
段を設けたオートローダー部とを備えて達成される。好
ましくは、前記オートローダー部の前記チャック部が、
前記オートローダーの回動切り換えで、前記搬入・排出
部に位置決めされた前記ボビン保持軸と前記フィルム・
線材巻加工部の前記スピンドルに交互に対応するよう
に、回転される上下面の何れか一方の面にだけ設けると
良い。さらに、前記チャック部は、点在して列状に並べ
られた複数のチャックを有し、この複数のチャックの前
記動作を1つの前記制御手段で共通に制御するようにし
ても良い。
【0008】また、この目的は、本発明にあっては、絶
縁シート材供給部手段を介して供給される絶縁シート材
と線材供給手段を介して供給される線材を交互にボビン
に巻き付けるフィルム・線材巻加工部を備えた巻線装置
において、前記フィルム・線材加工部に前記ボビンを着
脱自在に取り付け可能なスピンドルを設けるとともに、
前記ボビンを着脱自在に取り付け可能なボビン保持軸が
配設され、このボビン保持軸を介して前記ボビンの供給
・排出交換を行うための搬入・排出部と、前記搬入・排
出部と前記フィルム・線材巻加工部との間に回動切り換
え可能に設けられており、回動切り換え後の位置で前記
搬入・排出部に位置決めされた前記ボビン保持軸及び前
記フィルム・線材巻加工部の前記スピンドルとそれぞれ
対応するチャック部を上下の面に対称に設けたオートロ
ーダー部とを備え、かつ前記フィルム・線材巻加工部の
前記スピンドルが前記オートローダー部の回転される上
面に設けられた前記チャック部と対応しているときに、
前記ボビン保持軸が前記オートローダー部の回転される
下面に設けられた前記チャック部と対応し、前記フィル
ム・線材加工部と前記オートローダー部と前記搬入・排
出部とが略階段状に配置されて設けて達成される。
【0009】
【作用】この構成によれば、搬送を兼ねたボビン用治具
を使用せずに、直接ボビンをスピンドルにセットして搬
送することができるため、ローダー部でボビンを移動さ
せるときの力が小さくて済む。このため、ローダー部に
おけるチャック部を簡単な構造で、小形のものを使用す
ることが可能になる。また、治具を多数製作する必要も
なくなる。さらに、ボビン用治具を使用せずに直接ボビ
ンをスピンドルにセットできることから、治具セット時
の治具またはスピンドルの摩耗により精度を悪化させる
心配もなくなる。また、フィルム・線材加工部とオート
ローダー部と搬入・排出部を略階段状に配置させること
により、作業者側からの部品交換や保守作業等を簡単に
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例として示す
巻線装置の全体外観斜視図である。この巻線装置1は、
ボビン2(図1参照)に線材3と絶縁シートとしてのフ
ィルム4を交互に巻き付けた積層巻き型コイルを製造す
るためのもので、装置本体6には線材3をストックして
おくストックボビン7及びフィルム4をストックしてお
くフィルムストックドラム8が交換可能に装着されてい
て、これら線材3及びフィルム4がそれぞれガイドロー
ラ等でなる線材供給手段9及び絶縁シート供給手段とし
てのフィルム供給手段10を介して装置本体6の上方に
おける所定の位置まで各々導かれ、この位置から装置本
体6内に供給される。
【0011】図3は巻線装置1における要部構成配置図
で、大きくはボビン2を搬入・排出位置に移送するパレ
ット11が配設される搬入・排出部12と、ボビン2を
供給・排出するためのオートローダー部13と、線材供
給手段9より供給される線材3及びフィルム供給手段1
0より供給されるフィルム4をボビン2に交互に巻き付
けるためのフィルム・線材巻加工部14と、ボビン2に
巻き付けられた線材3の端部をボビン2の端子に絡げる
線材端末処理部15等で構成されている。
【0012】次に、搬入・排出部12、オートローダー
部13、フィルム・線材巻加工部14の細部構成に付い
て順に説明する。
【0013】[搬入・排出部12の構成説明]この搬入
・排出部12は、巻線装置1の要部構成配置図である図
1にも示している。そこで、搬入・排出部12の構成を
図1及び図3を用いて次に説明する。先ず、搬入・排出
部12には、パレット11の移動をガイドするための一
対の平行レール16が、装置本体6の左右両側に延ばさ
れた状態にして設けられており、また一対の平行レール
16間にはパレット11を搬入・排出部12内で決めら
れた位置に停止させるためのストッパー17(図3参
照)が配設されている。
【0014】パレット11は、一対の平行レール16間
に保持される水平部11aと、この水平部11aより上
方に向かって突出された垂直壁部11bとを有して、略
逆T字状に形成されている。加えて、垂直壁部11bに
は一対のボビン保持軸18が、互いに左右方向に離れて
平行で、かつオートローダー部13側に水平に突出され
た状態にして設けられている。なお、ボビン保持軸18
は、使用されるボビン2の形状等に合わせて交換可能に
なっており、さらに各ボビン保持軸18にはボビン2を
位置決めして着脱自在に取り付けができる構造になって
いる。また、ボビン保持軸18の交換に当たっては、パ
レット11と共に交換する場合もある。
【0015】このパレット11は、本実施例では3つの
パレット11が1つのグループ、すなわち6つのボビン
保持軸18が1つのグループとなって、空のボビン2が
供給される図示せぬボビン供給部から搬入・排出部12
の搬入・排出位置に送られ、次いで組立後のボビン2を
排出する排出位置に送られる経路で、図示せぬ搬送駆動
手段による搬送動作によって移動される。そして、ボビ
ン供給部ではボビン保持軸18に空のボビン2が供給さ
れ、搬入・排出部12の搬入・排出位置ではオートロー
ダー部13との間で空のボビン2と組立後のボビン2の
交換が行われ、排出位置では組立後のボビン2の排出が
行われる。
【0016】[オートローダー部13の構成説明]この
オートローダー部13は、図3の他に、図1及び図4,
図5にも示している。ここで、図4はオートローダー部
13の上面図で、図5はオートローダー部13の側面図
である。そこで、オートローダー部13の構成を、図
1,図3,図4,図5を用いて説明すると、このオート
ローダー部13は、装置本体6に固定された台板21上
で、かつ搬入・排出部12の後ろ側に、この搬入・排出
部12と対向して平行に配設されている。
【0017】また、大きくは、左右に離れてそれぞれ台
板21上に固定されている一対の支柱22と、両端に各
々取り付けられている回転軸23が、これと対応する支
柱22にそれぞれ回動自在に保持されており、この回転
軸23と一体に回転する回転プレート24と、一方の回
転軸23側において台板21上に固定されて回転軸23
とカップリング25を介して連結されているとともに、
回転プレート24を上下面が交互に台板21と平行に対
向する状態に180度づつ往復回転させるためのモータ
(不図示)を有したインデックス26(図4,図5参
照)等で構成されている。
【0018】加えて、回転プレート24の上下面にそれ
ぞれチャック部27が設けられている。このチャック部
27は、各面(上下面)対称で、しかも各面では後側に
偏った位置で左右方向(回転軸23が延びている方向)
に並置された状態にして設けられており、一方(上側)
のチャック部27がフィルム・線材巻加工部14と対向
した位置にあるとき、他方(下側)のチャック部27が
搬入・排出部12と対向した位置に配置されるようにし
て形成されている。したがって、ここで、フィルム・線
材巻加工部14と搬入・排出部12との位置関係を見る
と、搬入・排出部12が最前列で、続いてオートローダ
ー部13,フィルム・線材巻加工部14の順で後ろ側に
並べられた状態になっており、また搬入・排出部12が
最も低い位置で、続いてオートローダー部13,フィル
ム・線材巻部12の順で高い位置に略階段状(ひな段
状)に配置されている。すなわち、この実施例の構造で
は、このように階段に並べて搬入・排出部12,オート
ローダー部13,フィルム・線材巻加工部14がそれぞ
れ同一平面に配置された状態にならないようにすること
によって、作業者側(前面側)から部品の交換作業やメ
ンテナンス作業が簡単にできるようにしている。なお、
回転プレート24上に設けられているチャック部27
は、回転面(上下面)の何れか一方の面にだけ設けられ
た構造であっても差し支えないものである。
【0019】次に、回転プレート24上の各チャック部
27には、それぞれ6個のチャック28が等間隔に離さ
れて左右方向に並置された状態で設けられているととも
に、これら各チャック28のチャック開閉動作を行わせ
るための左右一対のプランジャー30a,30b(図4
参照)が設けられている。これら一対のプランジャー3
0a,30bと各チャック28は、左右一対のスライド
部29を介して前後方向にスライド自在な状態で回転プ
レート24上に取り付けられているスライド板31上に
配設されており、また各チャック28の構造は各々同じ
構造で構成されている。なお、スライド板31の前後位
置の切り換えは、回転プレート24上に固定して取り付
けられているシリンダー32の動作により切り換えられ
る。
【0020】図6及び図7はオートローダー部13にお
けるチャック28の動作図である。そこで、次に、この
図6及び図7と共にさらに各チャック28の構成を説明
する。先ず、各チャック28は、先端にカギ状の爪33
がそれぞれ取り付けられている左右一対のアーム部34
a,34bと、この左右一対のアーム部34a,34b
の間でスライド板31上に固定して取り付けられたボビ
ン受け35等で構成されている。
【0021】また、左右一対のアーム部34a,34b
のうち、一方のアーム部34aは、プランジャー30a
で左右方向に移動切り換えされる1のロッド35aに共
通に固定して取り付けられており、他方のアーム部34
bはプランジャー30bで左右方向に移動切り換えされ
る同じく1つのロッド35bに共通に固定して取り付け
られている。そして、この一対のアーム部34a,34
bはプランジャー30a,30bが開方向動作される
と、この動作がロッド35a,35bを介して伝えら
れ、互いに離れる方向にロッド35a,35bと共に移
動されて開状態(図6参照)となり、逆にプランジャー
30a,30bが閉方向動作されると、この動作がロッ
ド35a,35bを介して伝えられ、互いに近づき合う
方向にロッド35a,35bと共に移動されて閉状態
(図7参照)となる。
【0022】ボビン受け35は、スライド板31に固定
された基台36と、この基台36に前後方向に摺動でき
る状態にして取り付けられている位置決め部材37と、
この位置決め部材37を一対のアーム部34a,34b
の先端側に突き出し付勢させておくためのコイルスプリ
ング38等で構成されている。そして、このボビン受け
35は、アーム部34a,34bによりボビン2がチャ
ックされていないときコイルスプリング38の付勢力
で、その先端と爪33のカギ状部33aの内側までの距
離がボビン2の長さよりも小さくなるまで突出されてい
る。また、チャック動作が行われるときに、コイルスプ
リング38の付勢に抗してボビン2で押されると基台3
6に案内されて後退し、さらにチャック後はカギ状部3
3aとボビン受け35の先端との間でボビン2を弾性的
に挟持するための作用を与え、このコイルスプリング3
8の付勢作用でガタ付きを持たずに保持しておくことが
できる状態になっている。
【0023】[フィルム・線材巻加工部14の構成]こ
のフィルム・線材巻加工部14は、図3の他にも図1及
び図8,図9,図10,図11,図12にも示してい
る。すなわち、図8はフィルム・線材巻加工部の上面図
で、図9はフィルム・線材巻加工部の一部を破断して示
す前面図、図10及び図11はフィルム・線材巻加工部
の要部拡大図、図12はフィルム・線材巻加工部におけ
るカップリング機構の要部拡大図である。
【0024】そこで、フィルム・線材巻加工部14の構
成を、次に図1,図3,図8,図9,図10,図11,
図12と共に説明する。このフィルム・線材加工部14
は、オートローダー部13と同様に、装置本体6に固定
された台板21上で、そのオートローダー部13の後ろ
側に、このオートローダー部13と対向して平行に配設
されている。さらに、このフィルム・線材加工部14の
上方には、線材供給手段9によりストックボビン7より
導出されている線材3が線材端末処理部15を介して導
かれているとともに、フィルム供給手段10によりフィ
ルムストックドラム8より導出されているフィルム4が
導かれた状態になっている。
【0025】また、大きくは、左右に離れて台板21上
に固定されている一対の支柱41と、両端に各々取り付
けている回転軸42が対応する支柱41にそれぞれ回動
自在にされており、この回転軸42と一体に回転する偏
平な箱状をしたハウジング43と、一方の回転軸42側
において台板21に固定されていて、この回転軸42と
図示せぬカップリングを介して回転を伝達させ、ハウジ
ング43を上下面が交互に台板21と平行に対向する状
態に180度づつ往復回転させるためのモータ(不図
示)を有するインデックス44と、一対の駆動手段45
A,45B等で構成されている。
【0026】さらに詳述すると、ハウジング43は、上
下,左右,前後の各面を有して、六面体の偏平な箱状に
形成されており、また上面が開口されている。左右の面
43a,43bの略中央には上記回転軸42が取り付け
られ、前後の面43cには各面毎に6本つづ、合計12
本のスピンドル46が回転自在にして取り付けられてい
る。なお、各面43cに取り付けられているスピンドル
46は、オートローダー部13の各チャック28に対応
しており、その各チャック28の間隔と等しい間隔で形
成されている。また、各スピンドル46には、この各ス
ピンドル46と一体に回転する摩擦車47がハウジング
43の内側において取り付けられている。さらに、ハウ
ジング43の前後の面43cの内側には、各スピンドル
46の摩擦車47と対応して、先端にカップリング49
Aが一体に設けられている摩擦車49が枢軸50を介し
て回転自在に取り付けられている。加えて、前後の各面
43cにおいて、これら摩擦車49と6つの摩擦車47
には動力伝達用の1つのエンドレスベルト51が共通に
掛け渡されている。また、同じくハウジング43の前後
の面43cの内側には、摩擦車49と摩擦車47との
間、及び各摩擦車47の間に、枢軸53を介してそれぞ
れ押圧用の補助摩擦車52が取り付けられており、この
補助摩擦車52でエンドレスベルト51を摩擦車47に
押し付け、この押し付けで摩擦車49と各摩擦車47と
の動力伝達を可能にしている。すなわち、この構造で
は、摩擦車49が回転されるとエンドレスベルト51を
介して6つの摩擦車47も同時に同じ方向に回転される
構造になっている。
【0027】各スピンドル46は、図10,図13,図
14,図15に示すように、ハウジング43の前または
後の面43cを貫通して、ハウジング43に固定して取
り付けられている筒状の軸受ケース56と、この軸受ケ
ース56内に配設されいるベアリング57を介して回転
可能に取り付けられている。
【0028】また、各スピンドル46のハウジング43
の外側に突出されている一端部には、ボール58と内面
にロックカム59aを有したロックキャップ59とコイ
ルスプリング60等で構成してなるチャック61が設け
られており、このチャック61のロック・アンロック操
作で、ボビン装着用軸62をボビン2の種類に適したも
のと任意に交換できる構造にしている。なお、このボビ
ン装着用軸62を交換可能にチャックするための機構
は、これ以外にも例えばコレットチャック機構等で良く
知られている構造等であっても差し支えないものであ
る。
【0029】これに対して、各スピンドル46のハウジ
ング43の内側に突出されている一端部には、外周に位
置決め凹部64(図11参照)を設けた位置規制板63
が固定して取り付けられている。この位置規制板63
は、台板21側に固定して取り付けられているクラッチ
作動部65で使用され、スピンドル46に取り付けられ
たボビン2に対する線材3またはフィルム4の巻始め及
び巻終わり位置の割出しが行われるようになっている。
【0030】そのクラッチ作動部65は、図10及び図
11に示すように、ハウジング43の左右方向に横たえ
られて、図示せぬプランジャーにより左右方向にスライ
ド切り換えされる前面側スピンドル列の各スピンドル4
6を制御するためのスライド板66及び後面側スピンド
ル列の各スピンドル46を制御するためのスライド板6
6とを有しており、各スライド板66に各スピンドル4
6の位置規制板63にそれぞれ対応してロック部材67
が取り付けられている。
【0031】各ロック部材67は、スライド板66に固
定された基板68と、この基板68にガイド棒69a,
69bを介してスライド自在に取り付けられた移動板7
0と、この移動板70に位置規制板63側に向かって突
出された状態にして設けられた位置決めピン71と、移
動板70をガイド棒69a,69bの先端側に常に押圧
付勢しておくためのコイルスプリング72とで構成され
ている。
【0032】そして、このクラッチ作動部65では、ス
ピンドル46が回転されているときには、図示せぬプラ
ンジャーの動作により、スライド66が図11において
左側に、位置決めピン71が一点鎖線で示す位置(7
1)に配置された位置まで移動されて保持されていて、
逆にスピンドル46が停止されるときにはスライド66
が同図中において右側に移動されて、この移動で位置決
めピン71が位置規制板63の外周に当接し、さらに位
置決めピン71が位置決め凹部64と対応すると、同図
中において実線で示すように、この位置決め凹部64内
に位置決めピン71が係合されてスピンドル46をこの
決められた位置で停止させることができる。これによ
り、スピンドル46の巻始め及び巻終わり位置の割出し
を行うことができる。
【0033】一対の駆動手段45A,45Bは、ハウジ
ング43の切欠開口48(図8参照)が形成されている
側において、このハウジング43の側面と対応して配設
されている。各駆動手段45A,45Bは略対称形で、
各々外側回転部81と内側回転部82とで構成されお
り、外側回転部81と外側回転部82との間が切欠開口
48内を横切って配設された動力伝達ベルト83で動力
結合された状態になっている。
【0034】このうち、外側回転部81は、ハウジング
43の外側において台板21上に固定して取り付けられ
ているモータ84と、このモータ84の出力軸に固定さ
れたプーリ85と、台板21に固定されている基材86
に軸87を介して回転可能に取り付けられたプーリ88
と、このプーリ88とプーリ85間に張設された動力伝
達ベルト89とで構成されており、モータ84の回転を
プーリ85,動力伝達ベルト89を介してプーリ88に
伝達可能になっている。なお、このプーリ88には、上
記動力伝達ベルト83が張設されている。
【0035】一方、内側回転部82は、ハウジング43
側のカップリング49Aと対応する位置に配置されてお
り、上記基材86に軸90を介してプーリ91が回転可
能に取り付けられ、このプーリ91とプーリ88との間
に上記動力伝達ベルト89が張設された状態になってい
る。また、プーリ91にはカップリング49Aとカップ
リングされて、プーリ91側の回転を摩擦車49側に伝
達するためのカップリング82Bが一体に形成されてい
る。
【0036】上記カップリング49Aと上記カップリン
グ82Bは、駆動手段45A,45Bと各スピンドル4
6との間における動力伝達用のカップリング機構92
(図12参照)を構成しているものである。このカップ
リング機構92は、図12で詳細に示すように、カップ
リング82B側には係合溝93が設けられ、カップリン
グ49A側には係合溝93内に挿入係合されて突片94
が設けられている。
【0037】そして、このカップリング機構92では、
軸90を支点としたプーリ91の回転に対してはカップ
リング49Aとカップリング82Bが互いに結合されて
一体に回転する。これに対して、係合溝93が台板21
に対して直角に位置された状態で、ハウジング43がイ
ンデックス44により回転されると、突片94が係合溝
93より抜け出て、ハウジング43側だけが回転軸42
を支点として回転できる状態になっている。なお、カッ
プリング49Aとカップリング82Bとは、上述したク
ラッチ作動部65により、スピンドル46が巻始め及び
巻終わり位置の割り出しを行うときに係合溝93が台板
21に対して直角に位置された状態で停止されるように
設定されている。
【0038】[巻線装置全体の動作説明]次に、このよ
うに構成された巻線装置1を使用し、空のボビン2の供
給から線材3及びフィルム4を所定数巻き付けて組み立
てられたボビン2を排出するまでの一連の動作を説明す
る。
【0039】まず、ボビン2は、図示せぬボビン供給部
においてパレット11のボビン保持軸18に取り付けら
れ、これが3つのパレット11の単位で図示せぬ搬送駆
動手段により搬入・排出部12に搬送され、ストッパー
17で規制された位置で停止される。
【0040】すると、オートローダー部13の回転プレ
ート24における下側のチャック部27がパレット11
上のボビン2と対応し、上側のチャック部27がフィル
ム・線材巻加工部14のフィルム巻側に配置されている
スピンドル46上のボビン2と対応する。なお、ここで
は、スピンドル46上に装着されているボビン2には線
材3及びフィルム4が所定回数巻回され、かつ線材3の
端末が線材端末処理部15により処理されているものと
する。
【0041】次いで、オートローダ部13のプランジャ
ー30a,30bが開方向に動作され、各チャック28
のアーム部34a,34bが開いている状態で、次にシ
リンダー32が動作されてスライド板31を突き出す。
すると、スライド板31と一体に、チャック28が搬入
・排出部12及びフィルム・線材巻加工部14側にそれ
ぞれ移動され、搬入・排出部12とフィルム・線材巻加
工部14側では、それぞれのボビン受け35がコイルス
プリング38を撓ませてボビン2の先端に当接された状
態になる。
【0042】次に、プランジャー30a,30bが閉方
向に動作され、各チャック部28のアーム部34a,3
4bが閉じられる。次いで、シリンダー32が動作され
てスライド板31を回転プレート24側に引く。する
と、このときボビン2がボビン受け35と爪33のカギ
状部33aとの間に弾性的に挟持される。これにより、
パレット11側のボビン2とフィルム・線材巻加工部1
4側のボビン2が、それぞれオートローダー部13側に
受け渡されたことになる。なお、フィルム・線材巻加工
部14側の線材巻側に配置されているスピンドル46上
のボビン2はそのまま取り付けられていて、この間も片
側の駆動手段45Aまたは45Bだけが駆動されて引き
続き線材3の巻加工が進行している。
【0043】次に、オートローダー部13のインデック
ス26が駆動され、回転プレート24が180度回転さ
れる。すると、回転プレート24における下側のチャッ
ク部27がパレット11上の空のボビン保持軸18と対
応し、上側のチャック部27がフィルム・線材巻加工部
14のフィルム巻側に配置されている空のスピンドル4
6と対応する。
【0044】次いで、オートローダ部13のシリンダー
32が動作されてスライド板31を突き出す。すると、
スライド板31と一体に、チャック28が搬入・排出部
12及びフィルム・線材巻加工部14側にそれぞれ移動
され、ボビン受け35がコイルスプリング38を撓ませ
た状態にされて、各チャック部28に保持されているボ
ビン2がパレット11上のボビン保持軸18及びフィル
ム・線材巻加工部14側のスピンドル46に装着され
る。次に、プランジャー30a,30bが開方向に動作
され、各チャック28のアーム部34a,34bが開
く。すると、各ボビン2がボビン受け35でスピンドル
46またはボビン保持軸18側に押し付けられて位置決
めされる。次いで、オートローダ部13のシリンダー3
2が動作されてスライド板31が回転プレート24側に
引かれると、これによりパレット11側のボビン保持軸
18とフィルム・線材巻加工部14側のスピンドル46
に、ボビン2がそれぞれ受け渡される。
【0045】また、こうしてボビン2が受け渡されたパ
レット11側では、搬送駆動手段により搬入・排出部1
2から図示せぬ排出部に送られてボビン2を排出され
る。その後、再びボビン供給部に送られて新たな空のボ
ビン2がボビン保持軸18に取り付けられ、さらに搬入
・排出部12に移動されて待機する。
【0046】一方、フィルム・線材巻加工部14側で
は、フィルム巻側の駆動手段45Bまたは45Aも駆動
されて、フィルム巻加工が始まる。そして、フィルム・
線材巻加工部14では、駆動手段45Bまたは45Aが
回転を開始する前は、位置規制板63の位置決め凹部6
4に移動板70の位置決めピン71が係合されて位置の
割り出し行われていて、スピンドル46が回転されると
ボビン2は常に同じ位置から回転を開始する。
【0047】駆動手段45Aまたは45Bのモータ84
が回転されると、この回転がプーリ85,動力伝達ベル
ト89,プーリ88,動力伝達ベルト83,プーリ9
1,カップリング機構92,摩擦車49を介して動力伝
達ベルト51に伝達され、さらに摩擦車47を介して各
スピンドル46が一体に回転されて、各スピンドル46
のボビン装着用軸62に装着されているボビン2に線材
3またはフィルム4が所定数巻き付けられる。また、こ
こでは駆動手段45A,45Bが各々独立した駆動系を
持つことから線材3またはフィルム4の巻き付けが終了
した側はそのまま次のボビン2との交換作業に進んだ
り、あるいは次の線材3またはフィルム4の巻き付け作
業を待つ。なお、ここでのスピンドル46の停止も、位
置規制板63の位置決め凹部64に移動板70の位置決
めピン71が係合されて停止されることにより位置の割
り出しが行われて停止されることになる。
【0048】そして、各ボビン2に所定層の線材3及び
フィルム4の巻き付けが終了していない場合は、一層分
の線材3及びフィルム4の巻き付けが終了したらインデ
ックス44が駆動されてハウジング43が180度回転
され、それまで線材巻側にあったスピンドル46がフィ
ルム巻側に配置されるとともに、フィルム巻側にあつた
スピンドル46が線材巻側に配置される。次いで、再び
駆動手段45A,45Bが駆動されて各スピンドル46
が回転され、線材3の上にフィルム4が巻き付けられる
とともに、フィルム4の上に線材3が巻き付けられて行
き、所定回数巻き付けられたら再び停止される。
【0049】また、各ボビン2に所定層の線材3及びフ
ィルム4の巻き付けが終了していない場合は、さらにイ
ンデックス44が駆動されて、再びハウジング43が1
80度回転されて、それまで線材巻側にあったスピンド
ル46がフィルム巻側に配置されるとともに、フィルム
巻側にあつたスピンドル46が線材巻側に配置される。
そして、前と同様にして線材3の上にフィルム4が巻き
付けられるとともに、フィルム4の上に線材3が巻き付
けられ、また所定回数巻き付けられたら再び停止され
る。これが繰り返され、各ボビン2に、所定層の線材3
及びフィルムの巻き付けが終了したら、上述したように
してオートローダー部13によるボビン2の交換作業が
行われる。
【0050】したがって、この実施例の構造では、従来
装置で用いていたような搬送を兼ねたボビン用治具等を
使用せずに、チャック部27を使用して直接ボビン2を
スピンドル46またはボビン保持軸18にセットできる
ため、ボビン2を移動させるときの力が小さくて済む。
このため、チャック部27を有するオートローダー部1
3を簡単な構造で、かつ小形化を図ることが可能にな
り、安価に提供することができる。また、従来装置のよ
うに治具を多数製作する必要もないので、コストダウン
につながる。さらに、ボビン用治具を使用せずに直接ボ
ビン2をスピンドル46またはボビン保持軸18にセッ
トでき、従来装置で問題となっていたような治具セット
時の治具またはスピンドルの摩耗により精度を悪化させ
るような心配もなくなる。また、フィルム・線材加工部
14とオートローダー部13と搬入・排出部12を略階
段状に配置させているので、作業者側からの部品交換や
保守作業等を簡単に行うことができる。
【0051】さらに、駆動手段45A,45Bを前後に
分けられた各スピンドル46の列毎にそれぞれ独立して
設けているので、列毎に各スピンドル46の回転方向及
び回転数を任意に設定することができる。また、各スピ
ンドル列の回転数、回転方向の条件設定に自由度が得ら
れるので、一方の列におけるスピンドル46側の作業が
終了したら他方の列におけるスピンドル46側の作業が
未だ終了していなくても、次の巻き付け作業等に移れる
ことは勿論のこと、ボビン2の搬入・搬出等の交換作業
も可能になる。これにより、一方の列におけるスピンド
ル46が遊んでしまう時間を最小限にすることができ、
作業効率を向上させることができる。さらに、スピンド
ル46にボビン2を取り付けるためのボビン装着用の軸
62を、チャック61の操作で簡単に交換することがで
きるので、ボビン2の形状等が変更になった場合でも、
それに合った軸62と交換して使用することができる。
【0052】なお、上記実施例では、同時に複数のボビ
ン2を取り扱うことができるように、ハウジング43の
前後にはスピンドル46を列状にして設けるとともに、
回転プレート24の前後にチャック28を列状にして設
け、さらに複数のパレット11を同時に扱う構造の場合
について説明したが、ハウジング43の前後にスピンド
ル46を1つだけ設けるとともに、回転プレート24の
前後にハウジング43に対応した数だけのチャック28
を設けた構造としても勿論差し支えないものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る巻線
装置によれば、搬送を兼ねたボビン用治具を使用せず
に、直接ボビンをスピンドルにセットして搬送すること
ができるため、ローダー部でボビンを移動させるときの
力が小さくて済む。このため、チャック部を簡単な構造
で、小形のものを使用することが可能になり、安価に提
供することができ、また治具を多数製作する必要もない
ので、コストダウンにつながる。さらに、ボビン用治具
を使用せずに直接ボビンをスピンドルにセットできるこ
とから、治具セット時の治具またはスピンドルの摩耗に
より精度を悪化させる心配もなくなる。また、フィルム
・線材加工部とオートローダー部と搬入・排出部を略階
段状に配置させることにより、作業者側からの部品交換
や保守作業等を簡単に行うことができ、作業性が向上す
る等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻線装置における要部構成配置図であ
る。
【図2】本発明の一実施例として示す巻線装置の全体外
観図である。
【図3】本発明の巻線装置における要部構成配置図であ
る。
【図4】本発明の巻線装置におけるオートローダー部の
上面図である。
【図5】本発明の巻線装置におけるオートローダー部の
側面図である。
【図6】オートローダー部におけるチャックの動作説明
図である。
【図7】オートローダー部におけるチャックの動作説明
図である。
【図8】本発明の一実施例として示す巻線装置のフィル
ム・線材巻加工部の上面図である。
【図9】同上フィルム・線材加工部の一部を破断して示
す前面図である。
【図10】同上フィルム・線材加工部の要部拡大図であ
る。
【図11】同上フィルム・線材加工部の要部拡大図であ
る。
【図12】同上フィルム・線材加工部におけるカップリ
ング機構の要部拡大図である。
【図13】同上フィルム・線材加工部におけるスピンド
ルの動作説明図である。
【図14】同上フィルム・線材加工部におけるスピンド
ルの動作説明図である。
【図15】同上フィルム・線材加工部におけるスピンド
ルの動作説明図である。
【符号の説明】
1 巻線装置 2 ボビン 3 線材 4 フィルム(絶縁シート材) 9 線材供給手段 10 フィルム供給手段(絶縁シート供給手段) 12 搬入・排出部 13 オートローダー部 14 フィルム・線材巻加工部 15 線材端末処理部 18 ボビン保持軸 27 チャック部 42 回転軸(枢軸) 46 スピンドル 62 ボビン装着用軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁シート材供給部手段を介して供給さ
    れる絶縁シート材と線材供給手段を介して供給される線
    材を交互にボビンに巻き付けるフィルム・線材巻加工部
    を備えた巻線装置において、 前記フィルム・線材加工部に前記ボビンを着脱自在に取
    り付け可能なスピンドルを設けるとともに、 前記ボビンを着脱自在に取り付け可能なボビン保持軸が
    配設され、このボビン保持軸を介して前記ボビンの供給
    ・排出交換を行うための搬入・排出部と、 前記搬入・排出部と前記フィルム・線材巻加工部との間
    に回動切り換え可能に設けられており、回動切り換え後
    の位置で前記搬入・排出部に位置決めされた前記ボビン
    保持軸及び前記フィルム・線材巻加工部の前記スピンド
    ルとそれぞれ対応するチャック部と、前記チャック部を
    対応する位置の前記スピンドル及び前記ボビン保持軸に
    対して進退出させて前記スピンドル及び前記ボビン保持
    軸上の前記ボビンをチャックして抜き取らせ、この抜き
    取った前記ボビンを前記スピンドル及び前記ボビン保持
    軸上に装着して離すことができるように制御するための
    手段を設けたオートローダー部とを備えたことを特徴と
    する巻線装置。
  2. 【請求項2】 前記オートローダー部の前記チャック部
    が、前記オートローダーの回動切り換えで、前記搬入・
    排出部に位置決めされた前記ボビン保持軸と前記フィル
    ム・線材巻加工部の前記スピンドルに交互に対応するよ
    うに、回転される上下面の何れか一方の面側にだけ設け
    た請求項1に記載の巻線装置。
  3. 【請求項3】 前記チャック部は、点在して列状に並べ
    られた複数のチャックを有し、この複数のチャックの前
    記動作を1つの前記制御手段で共通に制御するようにし
    た請求項1または2に記載の巻線装置。
  4. 【請求項4】 絶縁シート材供給部手段を介して供給さ
    れる絶縁シート材と線材供給手段を介して供給される線
    材を交互にボビンに巻き付けるフィルム・線材巻加工部
    を備えた巻線装置において、 前記フィルム・線材加工部に前記ボビンを着脱自在に取
    り付け可能なスピンドルを設けるとともに、 前記ボビンを着脱自在に取り付け可能なボビン保持軸が
    配設され、このボビン保持軸を介して前記ボビンの供給
    ・排出交換を行うための搬入・排出部と、 前記搬入・排出部と前記フィルム・線材巻加工部との間
    に回動切り換え可能に設けられており、回動切り換え後
    の位置で前記搬入・排出部に位置決めされた前記ボビン
    保持軸及び前記フィルム・線材巻加工部の前記スピンド
    ルとそれぞれ対応するチャック部を上下の面に対称に設
    けたオートローダー部とを備え、 かつ前記フィルム・線材巻加工部の前記スピンドルが前
    記オートローダー部の回転される上面に設けられた前記
    チャック部と対応しているときに、前記ボビン保持軸が
    前記オートローダー部の回転される下面に設けられた前
    記チャック部と対応し、前記フィルム・線材加工部と前
    記オートローダー部と前記搬入・排出部とが略階段状に
    配置されて設けられていることを特徴とする巻線装置。
JP30082893A 1993-11-08 1993-11-08 巻線装置 Pending JPH07130547A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30082893A JPH07130547A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 巻線装置
US08/333,333 US5582357A (en) 1993-11-08 1994-11-02 Coil winding apparatus
MYPI94002954A MY114371A (en) 1993-11-08 1994-11-07 Coil winding apparatus.
KR1019940029065A KR950013948A (ko) 1993-11-08 1994-11-07 권선장치
DE69424255T DE69424255T2 (de) 1993-11-08 1994-11-08 Vorrichtung zum Wickeln von Spulen
EP94402518A EP0652574B1 (en) 1993-11-08 1994-11-08 Coil winding apparatus
EP99203388A EP0966005A3 (en) 1993-11-08 1994-11-08 Coil winding apparatus

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