JPH1110235A - 曲げ加工機における金型交換方法および金型格納装置並びに曲げ加工システム - Google Patents

曲げ加工機における金型交換方法および金型格納装置並びに曲げ加工システム

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JPH1110235A
JPH1110235A JP16456097A JP16456097A JPH1110235A JP H1110235 A JPH1110235 A JP H1110235A JP 16456097 A JP16456097 A JP 16456097A JP 16456097 A JP16456097 A JP 16456097A JP H1110235 A JPH1110235 A JP H1110235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工に最適な形状の金型を選択すると共に所
望の長さにセットして曲げ加工機に搬送することのでき
る曲げ加工機における金型交換方法および金型格納装置
並びに曲げ加工システムを提供する。 【解決手段】 金型格納装置1から適切な長尺パンチP
を装着した金型ステーション49を選択すると共に対応
するダイDを同じ金型ステーション49に芯をあわせた
状態で装着して、Y軸ステーション37により所定の位
置に移動させる。また、短尺ALC135は、所望の長
さのパンチPを作成すべく短尺パンチ格納部121から
適正な短尺パンチPSを選択し、前記金型ステーション
49においてこれらを組合わせ、長尺ALC199がこ
れを密着させる。このようにして所望の長さのパンチP
とこのパンチPに対応するダイDを装着した金型ステー
ション49を、金型搬送装置237が曲げ加工機に搬入
して金型の交換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲げ加工機にお
ける金型交換方法および金型格納装置並びに曲げ加工シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、曲げ加工機としてのプレスブ
レーキで使用される金型であるパンチおよびダイは、予
め長さが決まっている複数のパンチを上部テーブルに格
納し、このパンチをチェーン機構やリンク機構等を用い
て旋回移動させて、ワークの大きさに対応する所望のパ
ンチを選択することが行われている。
【0003】しかしながら、このような予め長さが決ま
っているパンチを使用する場合には、所望の長さのパン
チが格納されている場合は問題ないが、適正な長さのパ
ンチが格納されていない場合には適正な加工が行われな
いおそれがある。また、加工の内容によりパンチの表裏
が決まっている場合でも表裏を選択することができない
という問題がある。
【0004】このような問題を解決するために、図27
に示されているように、上部テーブル301の長手方向
(図27中左右方向)に分割されたパンチPを複数装着
し、所望の長さとなるようにパンチPを中央部分に移
動、あるいは不要なパンチPを両端部へ移動させて長さ
を適正なものにすることが行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図27に示されているパンチPの取付け方であっても、
パンチPの全体長さは調整可能となるものの、パンチP
の形状や表裏の選択を行うことができないという問題が
ある。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、加工に最適な形状の
金型を選択すると共に所望の長さにセットして曲げ加工
機に搬送することのできる曲げ加工機における金型交換
方法および金型格納装置並びに曲げ加工システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の曲げ加工機における金型交
換方法は、パンチとダイとの協働により板材に曲げ加工
を行う曲げ加工機における金型交換方法において、以下
の工程を有することを特徴とするものである。
【0008】(1) 長い寸法の長尺パンチを複数種類移動
可能に有すると共にダイを装着可能な複数の金型ステー
ションから所望の長尺パンチを有する金型ステーション
を選択する工程 (2) 複数のダイを格納してあるダイステーションから前
記(1) 工程で選択された長尺パンチに対応するダイを選
択する工程 (3) 前記(2) 工程で選択されたダイを前記金型ステーシ
ョンに装着する工程 (4) 短い寸法の短尺パンチを組合わせて所望の長さの短
尺パンチを作成する工程 (5) 前記金型ステーションにおいて前記(1) 工程の長尺
パンチと前記(4) 工程の短尺パンチを組合わせて所望の
長さのパンチを作成する工程 (6) 前記(5) 工程の金型ステーションを曲げ加工機に搬
送する工程。
【0009】従って、金型格納装置に格納されている長
尺パンチから適切な長尺パンチを選択し、この長尺パン
チと組合わせて所望の長さのパンチを作成すべく短尺パ
ンチを選択して金型ステーションにおいてこれらを組合
わせる。また、所望のパンチに対応するダイを選択して
前記金型ステーションに前記作成されたパンチと共に装
着する。このようにして所望の長さのパンチとこのパン
チに対応するダイを同一芯位置に装着した金型ステーシ
ョンを曲げ加工機に搬入して金型の交換を行う。
【0010】請求項2による発明の曲げ加工機における
金型交換方法は、請求項1記載の(4) 工程が、複数種類
の短尺パンチを格納した短尺パンチ格納部から所望の長
さの短尺パンチを選択し、この選択されたパンチを隙間
ができないように密着させる工程を有すること、を特徴
とするものである。
【0011】従って、選択された複数の短尺パンチは隙
間が無いように密着して一個の短尺パンチとして金型ス
テーションに装着される。
【0012】請求項3による発明の曲げ加工機における
金型交換方法は、請求項1記載の(5) 工程が、金型ステ
ーションに装着された長尺パンチの間に前記(4) 工程で
作製された短尺パンチを装着した後、前記長尺パンチお
よび短尺パンチを互いに接近させて各パンチ間を密着さ
せる工程を有すること、を特徴とするものである。
【0013】従って、作製された短尺パンチを長尺パン
チの間に挿入して金型ステーションに取付、両側の長尺
パンチを接近させることにより隙間があかないように密
着させる。
【0014】請求項4による発明の曲げ加工機の金型格
納装置は、パンチとダイとの協働により板材に曲げ加工
を行う曲げ加工機における金型格納装置であって、複数
の長い寸法の長尺パンチを互いに接近・離反自在に備え
ると共にこの長尺パンチの下方においてダイを同一芯位
置に装着可能な複数の金型ステーションと、前記複数の
金型ステーションから選択された金型ステーションをY
軸方向へ搬送するY軸ステーションと、複数の短い寸法
の短尺パンチを選択自在に備えた複数の短尺パンチ格納
部と、この短尺パンチ格納部において選択された短尺パ
ンチを隙間なく密着させると共にこの密着された短尺パ
ンチを前記Y軸ステーションにより搬送された前記金型
ステーションに装着せしめる短尺自動長さチェンジャ
と、前記金型ステーションに装着された長尺パンチおよ
び短尺パンチを隙間なく密着させる長尺自動長さチェン
ジャと、前記長尺パンチと前記短尺パンチを備えると共
に対応するダイを備えた前記金型ステーションを曲げ加
工機に搬送する金型搬送装置と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0015】従って、金型格納装置に格納されている長
尺パンチから適切な長尺パンチを装着した金型ステーシ
ョンを選択すると共にこの長尺パンチに対応するダイを
同じ金型ステーションに芯をあわせた状態で装着して、
Y軸ステーションにより前記金型ステーションを所定の
位置に移動させる。また、短尺自動長さチェンジャは、
前記長尺パンチと組合わせて所望の長さのパンチを作成
すべく短尺パンチ格納部から適正な短尺パンチを選択
し、前記Y軸ステーションにより移動された金型ステー
ションにおいてこれらを組合わせ、長尺自動長さチェン
ジャが前記組み合わされた長尺パンチと短尺パンチを密
着させる。このようにして所望の長さのパンチとこのパ
ンチに対応するダイを装着した金型ステーションを、金
型搬送装置が曲げ加工機に搬入して金型の交換を行う。
【0016】請求項5による発明の曲げ加工機の金型格
納装置は、請求項4記載の金型ステーションに装着する
ための複数種類のダイを選択自在に有するダイステーシ
ョン、を備えてなることを特徴とするものである。
【0017】従って、所望のパンチに対応するダイを選
択することができる。
【0018】請求項6による発明の曲げ加工機の金型格
納装置は、曲げ加工機に隣接して設けられること、を特
徴とするものである。
【0019】従って、金型格納装置は曲げ加工機に隣接
して設けられているので、金型の交換を容易且つ迅速に
行うことができる。
【0020】請求項7による発明の曲げ加工システム
は、パンチとダイとの協働により板材に曲げ加工を行う
曲げ加工機と、前記パンチおよびダイを格納すると共に
所望のパンチおよびダイを選択して前記曲げ加工機に供
給する金型格納装置と、前記曲げ加工機により加工され
る板材を積載した板材積載装置と、この板材積載装置に
積載された板材を取出すローディング・アンローディン
グロボットと、このローディング・アンローディングロ
ボットにより取出された板材を前記曲げ加工機の所定位
置に供給するハンドリングロボットと、を備えてなるこ
とを特徴とするものである。
【0021】従って、金型格納装置により組み合わされ
た所望の長さのパンチとダイを曲げ加工機に搬送して装
着させる。一方、ローディング・アンローディングロボ
ットが板材積載装置に積載された板材を取出してハンド
リングロボットに供給するので、ハンドリングロボット
は板材を曲げ加工機における所定位置に位置決めし、曲
げ加工機が前記パンチとダイとの協働により板材に曲げ
加工を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図6には、この発明に係る金型格納装置1
を備えた曲げ加工システム3の全体が示されている。図
6において、最も左側には、詳細を後述するこの発明に
係る金型格納装置1が設けられており、その右側には、
金型格納装置1からパンチPおよびダイDをセットとし
たステーションが供給されて装着し、ワークWに曲げ加
工を行う曲げ加工機としてのプレスブレーキ5が設けら
れている。
【0024】このプレスブレーキ5の前面(図6中紙面
直交方向手前側)には、プレスブレーキ5の加工位置に
ワークWを供給するハンドリングロボット7が設けられ
ている。また、プレスブレーキ5の図6中右側面には、
前記ハンドリングロボット7のグリッパを交換するため
のハンドリングロボットグリッパ交換装置9が設けられ
ている。
【0025】また、図6中最も右側には、被加工物であ
るワークWを多量に積載したワーク積載装置11(図6
においては2個設けられている)が、前後方向(図6中
紙面直交方向)へ移動自在に設けられている。
【0026】さらに、前記プレスブレーキ5と前記ワー
ク積載装置11の間、すなわちプレスブレーキ5の前方
右側には、ワーク積載装置11により供給されたワーク
Wを一枚取りして前記ハンドリングロボット7に供給す
るためのワークローディングアンローディングロボット
13が図6中左右方向へ移動自在に設けられている。
【0027】従って、予め多量のワークWが積載されて
いるワーク積載装置11を前後移動させ、ワークローデ
ィングアンローディングロボット13を右方向へ移動さ
せてワークWを一枚取りし、このワークローディングア
ンローディングロボット13を左方向へ移動させる。ハ
ンドリングロボットグリッパ交換装置9により所望のグ
リッパを装着したハンドリングロボット7が、ワークロ
ーディングアンローディングロボット13からワークW
を供給されてプレスブレーキ5の加工位置にワークWを
供給する。プレスブレーキ5は供給されたワークWに所
望の曲げ加工を行うものである。この曲げ加工に当たっ
て、プレスブレーキ5は、加工に最適なパンチPおよび
ダイDを以下に詳細を示す金型格納装置1により供給さ
れて交換される。
【0028】次に、図1〜図5に基づいて前述の金型格
納装置1を詳細に説明する。この金型格納装置1は、全
体が直方体を形成するように、矩形の底面を形成する底
面フレーム15と、この底面フレーム15の四隅から上
方へ垂直に設けられている柱フレーム17と、この柱フ
レーム17に支持されている矩形の上フレーム19から
成る骨組みを有している。
【0029】図4、図7および図8を参照するに、前記
上フレーム19と同一面に設けられている2本のY軸上
部材21間に設けられている左右のX軸上部材23L、
23Rには、Y軸送り機構であるY軸上ボールネジ25
が回転自在に設けられており、このY軸上ボールネジ2
5の図4中左端部には図8に示されているようにY軸上
モータ27によりチェーン29等の回転伝達部材を介し
て回転駆動されるスプロケット31が取付けられてい
る。
【0030】前記Y軸上部材21の下側にはY軸上ガイ
ドレール33が各々Y軸方向に設けられており、このY
軸上ガイドレール33に沿ってY軸方向へ移動自在の吊
下スライダ35を上面に有するY軸ステーション37が
設けられている。このY軸ステーション37には、前述
のY軸上ボールネジ25に螺合するY軸上ボールナット
39が設けられている。
【0031】従って、Y軸上モータ27によりチェーン
29を介してスプロケット31を回転させてY軸上ボー
ルネジ25を回転させると、Y軸上ボールナット39の
作用によりY軸ステーション37がY軸上ガイドレール
33に沿ってY軸方向へ移動・位置決めされる。
【0032】図1を参照するに、前記Y軸ステーション
37には2個のステーション37A、37Bが設けられ
ており、一方のステーション37Bは現在プレスブレー
キ5において使用されている金型を収容するためのもの
であり、他方のステーション37Aは新たにプレスブレ
ーキ5に装着する金型を保持するためのものである。こ
のように構成することにより、プレスブレーキ5におけ
る加工中に、次の加工に使用する金型を準備することが
できるため、金型の交換作業を短時間で行うことが可能
になる。
【0033】図3および図9を参照するに、前記底面フ
レーム15と上フレーム19との間における図2中左右
両面には複数(ここでは5個)の柱41が設けられてお
り、この柱41に昇降シリンダ43が各々併設されてい
る。前記柱41の後面(図3中右側)には上下方向にZ
軸ガイドレール45が設けられており、このZ軸ガイド
レール45に沿ってリフタ47が昇降自在に設けられて
いる。このリフタ47にはパンチPおよびダイDをセッ
トにして搬送するための金型ステーション49が取付け
られている。
【0034】図10(A)、(B)を併せて参照する
に、前記金型ステーション49は、上部材51、下部材
53、および厚みの小さな柱55からなる矩形のフレー
ムを有しており、図10(A)中左側の上下隅部には金
型ステーション49を搬送する際にクランプするクラン
プベース57が各々設けられている。前記上部材51の
下面における前記柱55よりも前方(図10(B)中左
側)位置には、X軸方向のほぼ全長にわたってガイドレ
ール59が設けられている。
【0035】図11を参照するに、このガイドレール5
9にはローラ61が設けられており、パンチホルダ63
をX軸方向へ移動自在に吊下げている。また、ホルダ6
7の下端部に突出して設けられている取付部69にボル
ト71によりパンチPの上端部73を取付けている。な
お、パンチPの表裏の向きはどちらでも取付可能となっ
ている。
【0036】前記ホルダ67はガイド62、スライドレ
ール64および吊りボルト66を介してバネ68により
上方へ付勢されることにより、パンチホルダ63の下面
に固定されており、パンチPを長手方向へ移動させる際
には、エアシリンダにて押圧部材70によりバネ68を
下方向へ押圧させガイド62を下方に下げ、ホルダ67
とパンチホルダ63の接触を解放させることにより行な
われる。
【0037】従って、図10(A)に示されているよう
に、金型ステーション49の上部材51には、複数種類
の長尺パンチP(例えば100mm幅の長尺パンチP1
を3個と、200mm幅の長尺パンチP2 を2個)がホ
ルダ67を介してパンチホルダ63に接続されており、
このパンチホルダ63がガイドレール59に移動自在に
取付けられている。なお、前記上部材51の中央部分に
設けられている空間75は、後述する長さの短い短尺パ
ンチPSをセットして所望の長さのパンチPを形成する
ために設けられている。
【0038】なお、前述の5個の金型ステーション49
の内の1個には前述のようなパンチPは装着されておら
ず空の状態となっており、後から所望のパンチPを装着
できるようになっている。
【0039】一方、図5および図12〜図14を参照す
るに、底面フレーム15には、X軸方向に2本のX軸下
部材77が設けられており、このX軸下部材77の間に
は2本のY軸下部材79が設けられている。前記X軸下
部材77の上側には各々軸受81が設けられており、Y
軸下ボールネジ83が回転自在に設けられている。この
Y軸下ボールネジ83にはスプロケット85が取付けら
れており、チェーン87を介してY軸下モータ89と連
結されている(図2参照)。
【0040】また、前記Y軸下部材79の上側にはY軸
下ガイドレール91が各々設けられている。このY軸下
ガイドレール91の上側には、Y軸方向へ移動自在のス
ライダ93を有するダイステーション95が設けられて
おり、このダイステーション95には前述のY軸下ボー
ルネジ83に螺合するY軸下ボールナット97が取付け
られている。
【0041】従って、Y軸下モータ89によりチェーン
87を介してスプロケット85を回転させてY軸下ボー
ルネジ83を回転させると、Y軸下ボールナット97の
作用によりダイステーション95がY軸下ガイドレール
91に沿ってY軸方向へ移動する。
【0042】図13および図14を参照するに、前記ダ
イステーション95には複数個(ここでは4個)の留め
金99が設けられている。この留め金99は、種々の形
状のダイDや異なる長さのダイDを装着したダイホルダ
101をダイステーション95に取付けるためのもので
あり、ダイホルダ101の底面に設けられている穴に嵌
合する突起103を有している。
【0043】前記留め金99の底面は昇降シリンダ10
5のピストンロッド107の先端に取付けられると共に
昇降ガイドポスト109が取付けられている。この昇降
ガイドポスト109はガイド受け111により摺動自在
に支持されているので、留め金99は垂直方向にまっす
ぐに昇降することになる。
【0044】従って、Y軸下モータ89によりY軸下ボ
ールネジ83を回転駆動させ、Y軸下ガイドレール91
に沿ってダイステーション95を所望のパンチPを格納
した金型ステーション49の下方へ移動・位置決めす
る。そして、昇降シリンダ105によりダイDおよびダ
イホルダ101を上昇させて所望の金型ステーション4
9に積載する。
【0045】また、図15を参照するに、Y軸ステーシ
ョン37の下側におけるX軸方向の両端部(図15中左
右両端部)には各々外側へ向かってシリンダ113が設
けられており、このシリンダ113のピストンロッド1
15の先端にはロックピン117が取付けられている。
【0046】従って、前述のようにして上昇された金型
ステーション49は、シリンダ113により外側へ押出
されたロックピン117でY軸ステーション37に固定
される。なお、Y軸ステーション37の左右両外側に
は、各々ガイドピン119が鉛直方向に設けられてお
り、金型ステーション49が鉛直上方へ上昇されるよう
になっている。
【0047】一方、図5における金型格納装置1の左内
側には短尺パンチ格納部121がX軸方向に複数個(こ
こでは4個)設けられている。図16〜図18を参照す
るに、この短尺パンチ格納部121では、ベースフレー
ム123に設けられている上下2段のLMガイド125
によりフレーム127が移動自在に支持されており、ベ
ースフレーム123の下面に取付けられているシリンダ
128によりX軸方向へ移動自在となっている。このフ
レーム127の内部には、複数個(ここでは、50mm
の短尺パンチPS0 、15mm短尺パンチPS1 、15
mm短尺パンチPS2 、10mm短尺パンチPS3 、1
0mm短尺パンチPS4 、10mm短尺パンチPS5
の短尺パンチPSが格納されている。
【0048】図18を参照するに、前記フレーム127
の内部に格納されている短尺パンチPSのうち50mm
短尺パンチPS0 はクランプ位置においてフレーム12
7に直接格納されているが、他の5個の短尺パンチPS
は前記50mm短尺パンチPS0 のものに対してY軸方
向にずれた位置において各々ブラケット129に別個に
取付けられている。このブラケット129はフレーム1
27の上下に設けられているリニアシャフト131に沿
ってY軸方向へ移動自在に支持されており、所望の短尺
パンチPSを個別シリンダ133により50mm短尺パ
ンチPS0 と並ぶ位置に個別に移動可能となっている。
【0049】図3、図5、図19および図20を参照す
るに、前記短尺パンチ格納部121の図3中左側には短
尺自動長さチェンジャ135(以下、短尺ALC135
という、)が設けられている。この短尺ALC135で
は、柱フレーム17の間にX軸方向へ梁部材137が設
けられており、この梁部材137に設けられたLMガイ
ド139(図19参照)に沿って移動自在のスライダ1
41に支持されるボールナットベース143が設けられ
ている。また、ボールナットベース143の下方には、
前記LMガイド139と平行にX軸方向に延伸してX軸
ボールネジ145が回転自在に設けられている。このX
軸ボールネジ145の端部にはスプロケット147が取
付けられており、チェーン149を介してX軸モータ1
51により回転駆動される。また、前記ボールナットベ
ース143の下面には、前記X軸ボールネジ145に螺
合するX軸ボールナット153が取付けられている。
【0050】従って、X軸モータ151によりX軸ボー
ルネジ145を回転駆動すると、X軸ボールナット15
3の作用によりボールナットベース143はX軸方向へ
移動・位置決めされることになる。
【0051】前記ボールナットベース143の上面には
LMベース155がY軸方向に設けられており、このL
Mベース155に沿ってY軸方向へ移動自在のベース1
57が設けられている。前記LMベース155の上には
エアーシリンダ159がY軸方向に設けられており、ピ
ストンロッド161の先端は前記ベース157の下面に
設けられているブラケット163に取付けられている。
【0052】前記ベース157の上面には、エアーシリ
ンダ165がY軸方向に設けられており、図19中右方
向へ突出自在のピストンロッド167の先端はクランパ
ケース169に接続されている。このクランパケース1
69の下面にはスライダ171が取付けられており、前
記ベース157の上面にY軸方向に設けられているY軸
ガイドレール173に沿って移動自在となっている。
【0053】このクランパケース169の図20中左側
には第一エアーシリンダ175と第二エアーシリンダ1
77が設けられており、内部には前記第一エアーシリン
ダ175により作動する第一クランパ179および前記
第二エアーシリンダ177により作動する第二クランパ
181が並設されている。図20中上側に設けられてい
る第一クランパ179は、前述の短尺パンチPSのうち
50mm短尺パンチPS0 をクランプするためのもので
あり、図20中下側に設けられている第二クランパ18
1は、15mm短尺パンチPS1 〜PS3 および10m
m短尺パンチPS4 、PS5 をクランプするためのもの
である。
【0054】従って、エアーシリンダ165の作用によ
りクランパケース169全体をY軸ガイドレール173
の沿ってY軸方向へ移動・位置決めして、第一エアーシ
リンダ175により作動する第一クランパ179が50
mm短尺パンチPS0 に設けられている把持部183を
クランプし、第二エアーシリンダ177により作動する
第二クランパ181が他の短尺パンチPS1 〜PS5
設けられている把持部183をクランプする。この状態
で、エアーシリンダ159により前記短尺パンチPSを
前述の金型ステーション49に設けられている空間75
に挿入する。
【0055】図21には、金型ステーション49への短
尺パンチPSの取付部が示されている。前述した長尺パ
ンチPの場合と同様に、ガイドレール59のローラ61
によりパンチホルダ185がX軸方向へ移動自在に吊下
げられている。このパンチホルダ185には、バネ18
7によりクランプ方向(図21中反時計方向)へ付勢さ
れているレバー189が設けられており、このレバー1
89の先端がクランプピン191を図21中右方向へ付
勢することにより、パンチホルダ185の下端部に設け
られている貫通穴193を貫通して短尺パンチPSの上
端部に設けられている係止部195を係止する。なお、
短尺パンチPSをパンチホルダ185から離脱させる場
合には、エジェクタ197によりレバー189の上端部
を図21中右側へ押すことにより容易に取外すことがで
きる。また、短尺パンチPSの表裏の向きはどちらでも
取付可能となっている。
【0056】図1中前記短尺ALC135の右側、すな
わち前述のようにして短尺パンチPSを取付けた金型ス
テーション49を挟んで反対側には、長尺自動長さチェ
ンジャ199(以下、長尺ALC199という、)が設
けられている。この長尺ALC199は、Y軸ステーシ
ョン37に装着した長尺パンチPおよび短尺パンチPS
を隙間がないように密着させて所定長さのパンチPを得
るためのものである。
【0057】図22〜図24を参照するに、長尺ALC
199では、X軸方向に架台201が延伸して設けられ
ており、上フレーム19と底面フレーム15との間に設
けられている支柱203(図3参照)における途中高さ
位置に両端が固定されている。前記架台201の上には
ベースプレート205がX軸方向に取付けられており、
このベースプレート205の左右両端部(図22中左右
両端部)における上面にはLMブロック207がY軸方
向に設けられている。このLMブロック207の上には
LMガイド209がY軸方向へ移動自在に設けられてい
る。また、前記ベースプレート205のX軸方向中央部
上面にはエアーシリンダ211がY軸方向に設けられて
いる。
【0058】前記各LMガイド209の上には、ブラケ
ット213により垂直に保持された本体フレーム215
がX軸方向に延伸して設けられており、前述のエアーシ
リンダ211のピストンロッド217が本体フレーム2
15に接続されている。また、この本体フレーム215
の前面(図24中左側面)の途中高さ位置にはLMガイ
ドレール219がX軸方向に延伸して設けられており、
このLMガイドレール219には2個で一組のLMガイ
ド221がX軸方向に2組設けられており、X軸方向へ
移動・位置決め自在となっている。
【0059】前記各組のLMガイド221の前面(図2
4中左側面)には取付プレート223が各々設けられて
おり、この取付プレート223には先端にピン225を
有するブロック227がX軸方向へ複数個(ここでは、
3個のものと2個のもの)設けられている。前記本体フ
レーム215の後面におけるX軸方向両端部には各々エ
アーシリンダ229が設けられている。この各エアーシ
リンダ229のピストンロッド231は、ブラケット2
33を介して各取付プレート223に接続されている。
【0060】従って、エアーシリンダ229の駆動によ
り取付プレート223に取付けられているピン225を
X軸方向の所定位置に位置決めし、エアーシリンダ21
1の駆動によりLMガイド221をY軸方向に前後移動
させることにより、金型ステーション49に装着されて
いる長尺パンチPの係止穴235に前記ピン225を挿
入し、再びエアーシリンダ229を駆動することにより
長尺パンチPを互いに接近・離反させることができる。
【0061】図2、図3、図25および図26には前述
のようにして所望の長さにセットされたパンチPおよび
ダイDをプレスブレーキ5に搬入、あるいはプレスブレ
ーキ5に装着されている金型を搬出するための金型搬送
装置237が示されている。
【0062】この金型搬送装置237では、金型を搬送
するパスラインPL位置(図3参照)における左右の底
面フレーム15の上に受台239が設けられており、こ
の受台239の上には角パイプ製の搬送フレーム241
がX軸方向に延伸して設けられており、金型格納装置1
から図2中左右に突出している。この搬送フレーム24
1の上面における図25中左右両端部には軸受243が
各々設けられており、搬送用ボールネジ245が回転自
在に支持されている。また、搬送用ボールネジ245の
図25中左端部にはスプロケット247が取付けられて
おり、搬送用モータ249とチェーン251により連結
されている。
【0063】前記搬送フレーム241の上面にはX軸方
向のほぼ全長にわたってLMガイドレール253が設け
られている。このLMガイドレール253の上には、前
述の搬送用ボールネジ245に螺合するボールナット2
55を有すると共に下面にスライダ257が設けられた
搬送台259がX軸方向へ移動・位置決め自在に設けら
れている。
【0064】前記搬送台259には金型ステーション4
9をクランプするための金型クランプ装置261が設け
られている。この金型クランプ装置261では、図26
に示されているように金型ステーション49のクランプ
ベース57を左右から挟んでクランプするクランプ爪2
63がエアーシリンダ265により開閉自在に設けられ
ている。
【0065】従って、搬送用モータ249により搬送用
ボールネジ245を回転駆動して、金型クランプ装置2
61を図2および図25中最も左側(図2中二点鎖線で
示す状態)に移動し、長尺ALC199によりパンチP
が所定長さにセットされてパスラインPLに位置決めさ
れた金型ステーション49のクランプベース57を、エ
アーシリンダ265で作動するクランプ爪263により
クランプする。再び搬送用モータ249により搬送用ボ
ールネジ245を回転駆動して、金型ステーション49
を把持した金型クランプ装置261を図2中右方向へ移
動させてプレスブレーキ5の内部に金型ステーション4
9を供給する。
【0066】次に、前述の金型格納装置1において所望
の長さのパンチPの作成およびこのパンチPに適するダ
イDとの組合わせを行い、プレスブレーキ5に装着する
手順全体について説明する。
【0067】まず、図10(A)に示されているよう
に、金型ステーション49の上部材51に所望の長さに
対応した長さの複数の長尺のパンチPが装着されている
金型ステーション49を選択する。例えば、図10
(A)では、100mm幅のパンチP1を3個と、20
0mm幅のパンチP2を2個X軸方向に移動自在に有し
ている。なお、前記上部材51の中央部分に設けられて
いる空間75は、後述する長さの短い短尺パンチPSを
セットして所望の長さのパンチPを形成するために設け
られている。
【0068】次いで、前述のパンチPに対応するダイD
の選択を行う。図2および図12〜14を参照するに、
Y軸下モータ89によりチェーン87を介してスプロケ
ット85を回転させてY軸下ボールネジ83を回転させ
ると、Y軸下ボールナット97の作用によりダイステー
ション95がY軸下ガイドレール91に沿ってY軸方向
へ移動するので所望のパンチPを格納した金型ステーシ
ョン49の下方へ移動・位置決めする。そして、昇降シ
リンダ105によりダイDおよびダイホルダ101を上
昇させて所望の金型ステーション49に積載する。
【0069】図3および図9を参照するに、このように
してダイDが積載された金型ステーション49は、昇降
シリンダ43によりリフタ47を上昇させて、図15に
示されているように、シリンダ113により外側へ押出
されたロックピン117でY軸ステーション37に固定
される。その後、昇降シリンダ43によりリフタ47を
下降させて元の位置に戻す。また、Y軸ステーション3
7に短尺パンチPSを装着すべくY軸上モータ27によ
りY軸上ボールネジ25を回転させて、Y軸ステーショ
ン37を図1中Y軸方向左側へ移動させ長尺ALC19
9と短尺ALC135の間まで下降させておく。
【0070】次に、短尺パンチPSの組合わせを行う。
図3および図16〜図20を参照するに、例えば75m
mのパンチPが必要な場合には、X軸モータ151によ
りX軸ボールネジ145を回転させて短尺ALC135
をX軸方向へ移動させ、所望の短尺パンチPSを格納し
てある短尺パンチ格納部121の前へ移動する。そし
て、第一クランパ179を短尺パンチ格納部121の5
0mm短尺パンチPS0の前方へ位置決めする。エアー
シリンダ165によりクランパケース169を図20中
右方向へ移動させて第一クランパ179を50mm短尺
パンチPS0 に接近させ、第一エアーシリンダ175に
より第一クランパ179を作動させて50mm短尺パン
チPS0 をクランプする。
【0071】次に、個別シリンダ133により使用する
15mm短尺パンチPS2 と10mm短尺パンチPS3
を図18中Y軸方向上側へ移動させてクランプ位置に位
置決めし、シリンダ128により短尺パンチ格納部12
1を図16中X軸方向右方向へ移動させて50mm短尺
パンチPS0 に接触するように位置決めする。第二エア
ーシリンダ177を作動させて第二クランパ181によ
り15mm短尺パンチPS2 と10mm短尺パンチPS
3 をクランプする。ここで、15mm短尺パンチPS2
と10mm短尺パンチPS3 を選択したのは、25mm
の長さの短尺パンチPSを隙間なく作成するのに最適で
あり、他の15mm短尺パンチPS1 や10mm短尺パ
ンチP4 等を使用すると隙間があいてしまうためであ
る。
【0072】以上のようにして、所望の長さ(ここでは
75mm)のパンチPを作成した後、X軸モータ151
によりX軸ボールネジ145を回転させて短尺ALC1
35をX軸方向へ移動させ、図10(A)に示されてい
る金型ステーション49の短尺パンチ取付位置である中
央部分の空間75に対応する位置に位置決めする。
【0073】短尺ALC135に設けられているエアー
シリンダ165のピストンロッド167をY軸方向右へ
伸ばして、第一クランパ179により50mm短尺パン
チPSの把持部183をクランプすると共に、第二クラ
ンパ181により15mm短尺パンチPS2 と10mm
短尺パンチPS3 をクランプする。
【0074】そして、エアーシリンダ159をY軸方向
右側へ伸ばして、クランプされている短尺パンチPSを
Y軸ステーション37に装着されている金型ステーショ
ン49の中央部分に設けてある空間75に挿入する。短
尺パンチPSは、金型ステーション49のパンチホルダ
185に設けられているクランプピン191が短尺パン
チPSの係止部195に嵌合することによりパンチホル
ダ185に固定される(図21参照)。
【0075】次に、図22〜図24を参照するに、長尺
ALC199のエアーシリンダ229の駆動により取付
プレート223に取付けられているピン225をX軸方
向の所定位置に位置決めし、エアーシリンダ211の駆
動によりLMガイド209に沿ってY軸方向に前後移動
させることにより、Y軸ステーション37に装着されて
いる長尺パンチPの係止穴235に前記ピン225を挿
入する。その後、エアーシリンダ229を駆動すること
により長尺パンチPを中央側へ移動させて、両側にある
長尺パンチPと中央部の短尺パンチPSを隙間なく接触
させる。
【0076】このようにしてパンチPを所望の長さにセ
ットした後、再度金型ステーション49を上昇させて前
述と同様にしてY軸ステーション37に連結する。Y軸
ステーション37をパスラインPL位置まで移動させ、
金型搬送装置237の金型クランプ装置261によりパ
スラインPL位置に位置決めされている金型ステーショ
ン49のクランプベース57をクランプする。最後に、
搬送用モータ249により搬送用ボールネジ245を回
転駆動して、金型クランプ装置261を図25中右方向
へ移動させてプレスブレーキ5の内部に金型ステーショ
ン49を供給した後、金型格納装置1の図25中左側位
置まで戻る。
【0077】ここで、プレスブレーキ5における金型ス
テーション49の取付および取外しは、特開平7−11
6734号公報によりすでに既知のものとなっているの
でプレスブレーキ5の内部における構成および動作の説
明を省略する。
【0078】以上の結果から、パンチPを長尺パンチP
と短尺パンチPSとの組合わせで構成し、種々の長さの
パンチPを予め金型格納装置1に格納してあるので、金
型の交換時に所望の長さのパンチPを作成することがで
きる。また、作製されたパンチPと組合わせるダイDも
複数格納してあるので、適切な組合わせを行うことがで
きる。この金型格納装置1における作業は、プレスブレ
ーキ5とは独立して行うことができるので、プレスブレ
ーキ5における加工中に次に使用する金型を準備するこ
とができる。これにより、加工効率を向上させることが
できる。
【0079】また、パンチPとダイDを一組としてプレ
スブレーキ5に供給するので、パンチPに対応したダイ
Dを間違いなく供給することができると共に、金型格納
装置1において金型の芯だしを行うことができる。これ
により、プレスブレーキ5における金型交換を容易且つ
迅速に行うことができる。
【0080】また、Y軸ステーション37が金型を搬送
するための金型ステーション49を2個有しているの
で、プレスブレーキ5から取外した金型を格納した金型
ステーション49と、これからプレスブレーキ5に搬送
する金型ステーション49を同時に保持することができ
るので、迅速に金型交換を行うことができる。
【0081】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる曲げ加工機における金型交換方法では、金型格納装
置に複数の長尺パンチが格納されているので、適切な長
尺パンチを選択することができる。また、複数の短尺パ
ンチも格納されているので、適正な短尺パンチを選択し
て長尺パンチと組合わせることにより所望の長さのパン
チを作成することができる。また、所望のパンチに対応
するダイを選択して前記パンチを組込んだ金型ステーシ
ョンに装着することにより、パンチおよびダイの選択と
芯合わせが同時に行われる。このため、所望の長さのパ
ンチとこのパンチに対応するダイを同時に曲げ加工機に
搬入するので、迅速且つ容易に金型の交換を行うことが
できる。
【0083】請求項2の発明による曲げ加工機における
金型交換方法では、選択された複数の短尺パンチは隙間
が無いように密着して一個の短尺パンチとして金型ステ
ーションに装着されるので、組合わせにより所望の長さ
の短尺パンチを作製することができる。
【0084】請求項3の発明による曲げ加工機における
金型交換方法では、作製された短尺パンチを長尺パンチ
の間に挿入して金型ステーションに取付、両側の長尺パ
ンチを接近させることにより隙間があかないように密着
させるので、所望の長さの完全なパンチを得ることがで
きる。
【0085】請求項4の発明による曲げ加工機における
金型格納装置では、金型格納装置に複数の長尺パンチが
格納されている複数の金型ステーションがあるので、適
切な金型ステーションを選択することにより適切な長尺
パンチを選択することができる。また、金型格納装置の
短尺パンチ格納部に複数の短尺パンチが格納されている
ので、適正な短尺パンチを選択して前記金型ステーショ
ンにおいて長尺パンチと組合わせることにより所望の長
さのパンチを作成することができる。また、複数のダイ
を格納してあるダイステーションから前記所望のパンチ
に対応するダイを選択して前記金型ステーションに装着
することにより、パンチおよびダイの選択と芯合わせが
同時に行われる。このようにして所望のパンチおよびダ
イを装着した金型ステーションをY軸ステーションによ
り搬送位置に移動させ、金型搬送装置により所望の長さ
のパンチとこのパンチに対応するダイを同時に曲げ加工
機に搬入するので、迅速且つ容易に金型の交換を行うこ
とができる。
【0086】請求項5の発明による曲げ加工機における
金型格納装置では、複数のダイを格納したダイステーシ
ョンが設けられているので、所望のパンチに対応するダ
イを選択することができる。
【0087】請求項6の発明による曲げ加工機における
金型格納装置では、金型格納装置は曲げ加工機に隣接し
て設けられているので、金型の交換を容易且つ迅速に行
うことができる。
【0088】請求項7の発明による曲げ加工システムで
は、金型格納装置により組み合わされた所望の長さのパ
ンチとダイを曲げ加工機に搬送して装着させる。一方、
ローディング・アンローディングロボットが板材積載装
置に積載された板材を取出してハンドリングロボットに
供給するので、ハンドリングロボットは板材を曲げ加工
機における所定位置に位置決めし、曲げ加工機が前記パ
ンチとダイとの協働により板材に曲げ加工を行うので、
所望の曲げ加工を自動により確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る金型格納装置の内部を示す断面
図である。
【図2】図1中II方向から見た側面図である。
【図3】図2中III 方向から見た正面図である。
【図4】図1中IV方向から見た平面図である。
【図5】図1中V −V 向から見た断面図である。
【図6】この発明に係る曲げ加工システムの全体を示す
正面図である。
【図7】Y軸ステーションを示す平面図である。
【図8】図7中VIII方向から見た側面図である。
【図9】図3中IX−IX線に沿った断面図である。
【図10】(A)、(B)は金型ステーションを示す正
面図および側面図である。
【図11】長尺パンチの金型ステーションに対する取付
部を示す拡大図である。
【図12】ダイステーションの移動機構を示す側面図で
ある。
【図13】ダイステーションを示す正面図である。
【図14】ダイステーションにおけるダイを金型ステー
ションに取付ける状態を示す説明図である。
【図15】金型ステーションをY軸ステーションに取付
ける取付部を示す正面図である。
【図16】短尺パンチ格納部を示す正面図である。
【図17】図16中XVII方向から見た側面図である。
【図18】図16中XVIII 方向から見た平面図である。
【図19】短尺ALCを示す正面図である。
【図20】図19中XX方向から見た平面図である。
【図21】短尺パンチの金型ステーションに対する取付
部を示す拡大図である。
【図22】(A)、(B)は長尺ALCを示す平面図お
よび正面図である。
【図23】長尺ALCにおけるX軸方向移動機構を示す
平面図である。
【図24】図22中XXIV−XXIV線に沿った断面図であ
る。
【図25】金型搬送装置を示す断面図である。
【図26】金型クランプ装置を示す平面図である。
【図27】従来におけるパンチの長さの調整方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 金型格納装置 3 曲げ加工システム 5 プレスブレーキ(曲げ加工機) 7 ハンドリングロボット 11 板材積載装置 13 ローディング・アンローディングロボット 37 Y軸ステーション 49 金型ステーション 95 ダイステーション 121 短尺パンチ格納部 135 短尺ALC 199 長尺ALC 237 金型搬送装置 P パンチ、長尺パンチ D ダイ PS 短尺パンチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイとの協働により板材に曲げ
    加工を行う曲げ加工機における金型交換方法において、
    以下の工程を有することを特徴とする曲げ加工機におけ
    る金型交換方法。 (1) 長い寸法の長尺パンチを複数種類移動可能に有する
    と共にダイを装着可能な複数の金型ステーションから所
    望の長尺パンチを有する金型ステーションを選択する工
    程 (2) 複数のダイを格納してあるダイステーションから前
    記(1) 工程で選択された長尺パンチに対応するダイを選
    択する工程 (3) 前記(2) 工程で選択されたダイを前記金型ステーシ
    ョンに装着する工程 (4) 短い寸法の短尺パンチを組合わせて所望の長さの短
    尺パンチを作成する工程 (5) 前記金型ステーションにおいて前記(1) 工程の長尺
    パンチと前記(4) 工程の短尺パンチを組合わせて所望の
    長さのパンチを作成する工程 (6) 前記(5) 工程の金型ステーションを曲げ加工機に搬
    送する工程。
  2. 【請求項2】 前記(4) 工程が、複数種類の短尺パンチ
    を格納した短尺パンチ格納部から所望の長さの短尺パン
    チを選択し、この選択されたパンチを隙間ができないよ
    うに密着させる工程を有すること、を特徴とする請求項
    1記載の曲げ加工機における金型交換方法。
  3. 【請求項3】 前記(5) 工程が、金型ステーションに装
    着された長尺パンチの間に前記(4) 工程で作製された短
    尺パンチを装着した後、前記長尺パンチおよび短尺パン
    チを互いに接近させて各パンチ間を密着させる工程を有
    すること、を特徴とする請求項1記載の曲げ加工機にお
    ける金型交換方法。
  4. 【請求項4】 パンチとダイとの協働により板材に曲げ
    加工を行う曲げ加工機における金型格納装置であって、
    複数の長い寸法の長尺パンチを互いに接近・離反自在に
    備えると共にこの長尺パンチの下方においてダイを同一
    芯位置に装着可能な複数の金型ステーションと、前記複
    数の金型ステーションから選択された金型ステーション
    をY軸方向へ搬送するY軸ステーションと、複数の短い
    寸法の短尺パンチを選択自在に備えた複数の短尺パンチ
    格納部と、この短尺パンチ格納部において選択された短
    尺パンチを隙間なく密着させると共にこの密着された短
    尺パンチを前記Y軸ステーションにより搬送された前記
    金型ステーションに装着せしめる短尺自動長さチェンジ
    ャと、前記金型ステーションに装着された長尺パンチお
    よび短尺パンチを隙間なく密着させる長尺自動長さチェ
    ンジャと、前記長尺パンチと前記短尺パンチを備えると
    共に対応するダイを備えた前記金型ステーションを曲げ
    加工機に搬送する金型搬送装置と、を備えてなることを
    特徴とする曲げ加工機の金型格納装置。
  5. 【請求項5】 前記金型ステーションに装着するための
    複数種類のダイを選択自在に有するダイステーション、
    を備えてなることを特徴とする請求項4記載の曲げ加工
    機の金型格納装置。
  6. 【請求項6】 曲げ加工機に隣接して設けられること、
    を特徴とする請求項4記載の曲げ加工機の金型格納装
    置。
  7. 【請求項7】 パンチとダイとの協働により板材に曲げ
    加工を行う曲げ加工機と、前記パンチおよびダイを格納
    すると共に所望のパンチおよびダイを選択して前記曲げ
    加工機に供給する金型格納装置と、前記曲げ加工機によ
    り加工される板材を積載した板材積載装置と、この板材
    積載装置に積載された板材を取出すローディング・アン
    ローディングロボットと、このローディング・アンロー
    ディングロボットにより取出された板材を前記曲げ加工
    機の所定位置に供給するハンドリングロボットと、を備
    えてなることを特徴とする曲げ加工システム。
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