JPH07128712A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH07128712A
JPH07128712A JP27283193A JP27283193A JPH07128712A JP H07128712 A JPH07128712 A JP H07128712A JP 27283193 A JP27283193 A JP 27283193A JP 27283193 A JP27283193 A JP 27283193A JP H07128712 A JPH07128712 A JP H07128712A
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plate
cylindrical lens
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孝 今村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 発光部17は、反射板14に放電管15の背
面側を当接させ、また放電管15の前面側に集光板13
を当接させて放電管15を集光板13と反射板14とで
挟み込んだ構成となっている。集光板13には、放電管
15と当接する部分に、放電管15の長手方向に対して
直交する方向の幅が放電管15の径と等しい凸シリンド
リカルレンズ50が一体に設けられており、また、凸シ
リンドリカルレンズ50の上下に沿い、且つ、放電管1
5から反射板14に向かう光を遮らない位置に凹シリン
ドリカルレンズ51〜54が一体に設けられている。 【効果】 放電管15に対して集光板13と反射板14
とのそれぞれの間隔が正確に位置決めできるから、安定
した集光性が得られる。また、凸及び凹のシリンドリカ
ルレンズ50,51〜54を設けたから反射板14の深
さを浅くすることが可能となり、コンパクト化の向上が
図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真撮影に利用される
照明用ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平1−235931号公報等
では、集光板の前後面に同心円状凸フレネルレンズ面と
シリンドリカル凸フレネルレンズ面とをそれぞれ形成
し、集光板を短焦点化することにより反射板の深さを浅
くして小型化を図ったストロボ装置について提案されて
いる。このストロボ装置の構成は、断面略半円筒状をな
す反射板の底部に、これと長手方向が一致するように棒
状の放電管を接触配置し、集光板を反射板の前面開口部
に当接させて配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ストロボ装置では、小型化の向上が図られる程、放電管
に対して反射板と集光板とのそれぞれの間隔の僅かなズ
レにより、集光板から放たれる光が予め定められた被写
体画面枠内に集光し難い。前述したストロボ装置によれ
ば、放電管と反射板との間隔は放電管と反射板とが接触
しているから正確に位置決めすることができるに対し、
放電管と集光板との間隔は集光板を反射板の前面開口部
に当接させて位置決めしているため、前面開口部の形状
によっては正確に位置決めできない恐れがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
放電管と集光板との間隔を正確に位置決めして集光性の
安定化を図ったストロボ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、棒状の放電管と、この放
電管から放たれた光を前面に向けて反射させる反射板
と、この反射板で反射された光及び放電管から放たれた
光とを被写体に向けて集光させる集光板とを備えたスト
ロボ装置において、前記反射板に放電管の背面側を当接
させ、また放電管の前面側に集光板を当接させて放電管
を集光板と反射板とで挟み込んだものである。これによ
れば、放電管の前後で反射板と集光板とが当接している
から、放電管に対して反射板と集光板とのそれぞれ間隔
を正確に位置決めすることができる。
【0006】また請求項2記載の発明では、集光板の放
電管と当接する部分に、放電管の長手方向に対して直交
する方向の幅が放電管の径と等しい凸シリンドリカルレ
ンズを一体に設けたものである。このように、放電管の
長手方向に対して直交する方向に沿った幅を放電管の径
と等しくした凸シリンドリカルレンズを放電管の前面に
当接させから、放電管から放たれた直接の光を被写体に
向けて集光させることができる。
【0007】ところで、放電管は、ガラス管の両端開口
にガラズビードを介して陽極と陰極とをそれぞれカシメ
る際に、両端側が変形している。そこで、請求項3記載
の発明では、放電管の長手方向に沿った凸シリンドリカ
ルレンズを、放電管の両端変形部分を除いた範囲で当接
させたものである。これによれば、凸シリンドリカルレ
ンズを外径精度が保たれたガラス管の部分に当接させて
いるから、放電管と集光板との間隔を高精度で位置決め
することができる。
【0008】さらに、請求項4記載の発明では、凸シリ
ンドリカルレンズの上下に沿い、且つ、放電管から反射
板に向かう光を遮らない集光板の部分に凹シリンドリカ
ルレンズを一体に設けたものである。これによれば、凹
シリンドリカルレンズが放電管から反射板に向かう光を
遮らない位置に設けられているから、反射板で反射され
た光を被写体に向けて集光することが可能となる。
【0009】
【実施例】本発明のストロボ装置10は、図2に示すよ
うに、集光板13、反射板14、放電管15、及びトリ
ガー電極板16とからなる発光部17をプリント基板1
8に取り付けた構成としている。プリント基板18に
は、充電開始スイッチ用接点を有する回路パターンが印
刷されており、この回路パターン上に形成されたスルー
ホールに例えば電源回路、シンクロスイッチ、電源電池
用の一対の電極板、メインコンデンサ、トリガ用トラン
ス、トリガ用コンデンサ等の電気部品が半田付けされ
る。この半田付けは、電気部品が挿入されたプリント基
板18を溶融した半田槽中に浸漬して一括に半田付けす
るフロー方式の半田法により行われる。
【0010】このようなストロボ装置10は、図3に示
すように、ローコスト化及びコンパクト化が要求される
レンズ付きフイルムユニット20に内蔵されている。レ
ンズ付きフイルムユニット20は、パトローネ付き写真
フイルムが装填される本体部21、この本体部21の背
面に被着され、本体部21との間で写真フイルムを光密
に収納する後カバー22、本体部21の前に被着される
前カバー23、本体部21と前カバー23との間に配置
される露光ユニット24とから構成されており、電池2
5を装填したストロボ装置10が本体部21の右横に係
止爪等によって着脱自在に取り付けられ、前カバー23
の開口23aを通してストロボ光を被写体に向けて照射
する。
【0011】この前カバー23には、開口23aを挟ん
だ上下に突状部23d,23eを一体に形成している。
上側の突状部23dは、詳しくは後述する集光板13の
外部に露呈される平面の破損並びに損傷を防止するため
のもであり、また下側の突状部23eは、ホールディン
グした指でストロボ光を遮らないように指の入り込みを
防止するためのものである。
【0012】充電開始用接点26,27は、前カバー2
3に一体に成形されたスイッチ部23bの押圧操作によ
ってその背面に配置された短絡板28の接触により、こ
れらの接点が短絡されてONする。また、シンクロスイ
ッチ29は、前カバー23に一体に形成した弾性自在な
シャッタボタン23cの押圧操作に連動して露光ユニッ
ト24に設けたシャッタ羽根が絞り開口を全開する際に
一方の接片29aを押圧し、この接片29aが他方の接
片29bに接触することによりONする。
【0013】ストロボ装置7の回路は、図4に示すよう
に、電池を有する電源回路30と充電開始用接点26,
27とが直列に接続されており、充電開始用接点26,
27がONすることにより電源回路30からの高電圧に
よってトリガ用コンデンサ31及びメインコンデンサ3
2を充電する。トリガ用コンデンサ31には、トリガ用
トランス33が接続され、その一次巻線33aにはシン
クロスイッチ29の接片29aが、二次巻線33bには
放電管15の放電を開始させるためのトリガー電極板1
6がそれぞれ接続されている。
【0014】放電管15は、図5に示すように、ガラス
管35,陽極36,及び陰極37等から構成されてい
る。陽極36及び陰極37は、ニッケル棒38とタング
ステン棒39とを突き合わせ溶着したものであり、この
うち陰極37のタングステン棒39の部分に陰極材40
が固着されている。陰極材40は、基体金属の粉末と電
子放射性材料の粉末とを混合、成型、焼結したもので構
成されている。電子放射性材料は、例えばジルコン酸セ
シウム、タングステン酸セシウム、チタン酸セシウム、
バナジン酸セシウム、ニオブ酸セシウム、モリブデン酸
セシウムのいずれか1つ、または2種類以上を混合した
ものである。
【0015】陽極36は、タングステン棒39を内部に
挿入した後にビードガラス41を介してガラス管35の
一端側の開口にカシメられ、また陰極37は、陰極材4
0を内部に挿入した後にビードガラス41を介してガラ
ス管35の他端側の開口にカイメられる。これらのカシ
メによってガラス管35の両端は外径が変形している。
【0016】このような放電管15は、陽極37がメイ
ンコンデンサ32に、また陰極36がアースに接続さ
れ、メインコンデンサ32に蓄えられた電荷によって放
電する。これらの陰極36及び陽極37とをプリント基
板18の回路パターンに弾性的に電気接続する一対の接
続片43,44がそれぞれ集光板13にインサート成形
されている(図2参照)。これらの接続片43,44の
一端側43a,44aには、放電管15の陰極36及び
陽極37がそれぞれ半田付けにより接続される。
【0017】反射板14は、1枚の光輝アルミを折り曲
げて形成したものであり、両側に開口14a,14bが
形成されている。これらの開口14a,14bから放電
管15の端子15a,15bがそれぞれ露呈されるよう
に反射板14に放電管15が挿入される。このような反
射板14の縦断面形状は、放電管15から放たれた光を
水平方向に反射させて凹シリンドリカルレンズ51〜5
4に入射させるように湾曲して形成されている。
【0018】トリガー電極板16は、弾性自在な金属
片、例えば銅板を折り曲げて形成しており、トリガ用コ
ンデンサ31の二次巻線33bから出力されるトリガー
信号を反射板14を介して放電管15に印加させる機能
と、放電管15が挿入された反射板14と集光板13と
を支持する機能とをもっている。
【0019】トリガー電極板16は、M字型に折り曲げ
形成して弾性を持たせ、この両端に設けた爪16b,1
6cを集光板13に設けた切り欠き部13a,13bに
着脱自在に結合することにより、放電管15が挿入され
た反射板14と集光板13とを支持するとともに、M字
型の中央部16aが反射傘14の背面に沿うように僅か
に湾曲して折り曲げ形成されているから、ここで放電管
15が挿入された反射板14を集光板13に向けて付勢
する。また、中央部16aの近傍から横に突出して折り
曲げ形成された片16dの一端をトリガ用コンデンサ3
1の二次巻線33bに半田付け等で接続することにより
トリガー信号を放電管15に印加させることができる。
この印加は、中央部16aが反射傘14の背面に沿うよ
うに僅かに湾曲して折り曲げ形成して反射板14と広い
範囲で接触させているから、確実に行える。
【0020】集光板13は、透明なプラスチック材料で
成型されており、図6及び図7に示すように、放電管1
5に対峙する面に、凸シリンドリカルレンズ50、及び
凹シリンドリカルレンズ51〜54とが一体に形成され
ている。凸シリンドリカルレンズ50は、光が入射する
面が非球面となっており、縦方向の幅が放電管15の外
径と同じで、且つ横方向の長さがカシメにより変形した
両端を除いた放電管15の範囲で当接するように形成さ
れている。
【0021】放電管15が挿入された反射板14を取り
付けた際には、凸シリンドリカルレンズ50と放電管1
5とが凸シリンドリカルレンズ50の光軸線と放電管1
5の中心を通る線とが合った状態で当接し、この凸シリ
ンドリカルレンズ50に向けてトリガー電極板16が放
電管15、及び反射傘14とを付勢しているから、凸シ
リンドリカルレンズ50は、集光板13、放電管15、
及び反射傘14との各間隔を正確に位置決めするととも
に、放電管15から放たれた光のうち直接入射してくる
光を被写体に向けて均一に集光する。
【0022】凹シリンドリカルレンズ51〜54は、凸
シリンドリカルレンズ50に対して凹シリンドリカルレ
ンズ51,52と凹シリンドリカルレンズ53,54と
が上下対称に、且つ、放電管15から放たれた光うち反
射板14で反射される光を遮らない集光板13の部分に
一体に形成されている。凹シリンドリカルレンズ51,
54は、各光軸が水平方向に対してそれぞれ反時計方向
に所定角度傾斜して形成されており、また凹シリンドリ
カルレンズ52,53は、各光軸が水平方向に対してそ
れぞれ時計方向に所定角度傾斜して形成されているか
ら、反射板14で反射された光を物体側に向けて均一に
集光する。なお、集光板13の前面は平面となってお
り、開口23aから外部に露呈された際に汚れが付着し
難いようにしている。
【0023】組み立てられた発光部17は、接続片4
3,44の他端側43b,44bがプリント基板18の
スルーホールに、前述した電気部品と同じ方向から挿入
され、電気部品と同時にフロー方式の半田法により半田
付けされる。この挿入時に位置決め精度を高めるために
プリント基板10と集光板13とには、位置決め用の孔
60,61と位置決めピン62,63とが、また発光部
17とプリント基板18との係止強度を高めるために開
口64,65と弾性自在な係止爪67,68とがそれぞ
れ形成されている。
【0024】次に、上記説明した実施例の作用について
説明する。先ず、発光部17の組立は、反射板14の開
口14a,14bから両電極36,37が外部に露呈す
るように放電管15を挿入する。そして、放電管15を
挿入した反射板14を集光板13に挿入した後に、トリ
ガー電極板16を嵌め込む。この嵌め込みは、両端に設
けた爪16b,16cを集光板13に設けた切り欠き部
13a,13bに係止させることにより行われる。その
後、集光板13にインサートされた接続片43,44の
一端側43a,44aに放電管15の陰極36及び陽極
37を半田付けして、発光部17の組立が終了する。
【0025】これにより発光部17は、トリガー電極板
16により反射板14を放電管15に向け、且つ、放電
管15を集光板13に向けて付勢した状態で支持されて
いる。
【0026】組み立てられた発光部17は、位置決めピ
ン62,63を孔60,61に挿入することにより、係
止爪67,68が開口64,65に係止される。これに
より、接続片43,44の他端側43b,44bがプリ
ント基板18の所定のスルーホールに挿入された状態と
なる。また、ストロボ基板18の所定のスルーホールの
各々には、シンクロスイッチ29、電池用電極板、メイ
ンコンデンサ32、トリガ用トランス31、トリガ用コ
ンデンサ33等の電気部品が挿入され、これらと接続片
43,44の他端側とを同時に溶融した半田槽中に浸漬
して一括に半田付けする。最後に、トリガー電極板16
の片16dとトリガー用トランス33の二次捲線33b
とを半田付けして接続することによりストロボ装置10
の組立が完了し、その後、図3に示すように、レンズ付
きフイルムユニット20の組立が行われる。
【0027】ストロボ撮影を行う際には、前カバー23
のスイッチ部23bを押圧する。この操作を継続するこ
とにより、短絡板28を介して充電開始用接点26,2
7がONし、電源回路30からの高電圧によってトリガ
用コンデンサ31及びメインコンデンサ32とに充電が
行われる。メインコンデンサ32に充電が完了した時点
で充電完了ランプが点滅し、この点滅を確認した後にス
イッチ部23bを押圧しながらシャッタボタン23cを
押圧操作する。この押圧操作によって露光ユニット24
に設けたシャッタ羽根が1往復開閉し、この開閉動作中
にシンクロスイッチ29がONする。このシンクロスイ
ッチ29のONによりトリガー用コンデンサ33からト
リガー信号が出力され、このトリガー信号がトリガー電
極板16、及び反射板14とを介して放電管15に印加
され、この瞬間にメインコンデンサ32に蓄えられた電
荷によって放電管15が放電する。
【0028】放電管15から放たれた光は、図1に示す
ように、直接集光板13に入射する光と、反射板14で
反射される光とに二分される。直接集光板13に入射す
る光のほとんどは、凸シリンドリカルレンズ50の幅が
放電管15の径と等しいため、また、凹シリンドリカル
レンズ51〜54が反射板14で反射される光るを遮ら
ない位置に設けられているから、凸シリンドリカルレン
ズ50に入射する。入射した光は、凸シリンドリカルレ
ンズ50の非球面に応じて屈折し、出口側の平面でさら
に屈折して予め定められた被写体枠内の略中央部を均一
に集光する。
【0029】また、反射板14で反射される光は、反射
板14で水平方向に反射され、凹シリンドリカルレンズ
51〜54のそれぞれに入射する。入射した光は凹シリ
ンドリカルレンズ51〜54の各光軸が水平方向に対し
てそれぞれ所定角度傾斜して形成されているから、被写
体枠内の周辺部を均一に集光する。なお、予め定められ
た被写体枠外に出る光は少なく、凹シリンドリカルレン
ズ51〜54に直接入射する光のうち同図に矢線A,B
で示したごく僅かな光だけとなる。
【0030】ストロボ光によって照明された被写体光
は、撮影レンズ70を透過してフイルムに入射する。こ
れによりフイルムに露光が行われる。その後、巻き上げ
ノブ71を回転操作することによりフイルム1コマ巻き
上げが行える。このように撮影を行ってゆき、全部のフ
イルムに露光が完了すると、レンズ付きフイルムユニッ
ト20はそのまま現像所に提出される。現像所では、後
カバー22のプルトップ式の蓋22aを開けて、露光済
みフイルムが収納されたパトローネを本体部21のパト
ローネ室21aから取り出す。取り出された露光済みフ
イルムは現行の現像処理システムを使用して現像及び焼
付等の処理を行い、ユーザーにプリント写真とフイルム
ネガとが返却され、空のレンズ付きフイルムユニット2
0は工場に回収される。この回収時、又は回収される迄
の間でレンズ付きフイルムユニット20が段積等で保管
又は輸送され、集光板13の平面13aが破損並びに損
傷する恐れがあるが、前カバー23に設けた突状部23
d,23eによって平面13aが保護される。
【0031】工場に回収されたレンズ付きフイルムユニ
ット20は、環境保全や産業廃棄物削減のために、分解
した後、再使用できるものもはそのまま用い、また使用
できないものは原材料としての利用を図るリサイクルが
行われる。そして、前述したストロボ装置10は、回路
要素及び発光部17を1枚のプリント基板上に取り付け
てストロボユニットとしてまとめているため、これらを
ユニットごとに再使用できるようにしており、再使用可
能な部品点数をできるだけ増やす効果を上げている。な
お、再使用可能な部品は、検査して合格となったものを
使用する。ここで、不合格の部品については手直しが施
される。この手直し作業が簡単に行えるように、前述し
た発光部17では、短にトリガー電極板16で拡散板1
3、放電管15、及び反射板14等を着脱自在に支持し
た構造としている。
【0032】以上、説明した実施例では、トリガー電極
板16で放電管15,反射板14、及び集光板13とを
一体に支持するようにしているが、本発明ではこれに限
らず、反射板14で集光板13と放電管15とを一体に
支持するタイプにも適用できることはいうまでもない。
また、実施例のストロボ装置は、レンズ付きフイルムユ
ニットに用いる以外に、ローコストタイプのカメラ等に
内蔵させるストロボ装置や、カメラから分離できる構造
のストロボ装置にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の発明よれば、放電管の前後で反射板と集光板とが
当接しているから、放電管に対して反射板と集光板との
それぞれの間隔を正確に位置決めすることができるた
め、安定した集光特性が得られる。また、請求項2記載
の発明によれば、放電管の長手方向に対して直交する方
向に沿った幅を放電管の径と等しくした凸シリンドリカ
ルレンズを放電管の前面に当接させから、放電管から放
たれた直接の光を被写体に向けて集光させることができ
るとともに、反射板の深さを浅くすることが可能とな
り、コンパクト化の向上が図れる。
【0034】さらに、請求項3記載の発明によれば、凸
シリンドリカルレンズを外径精度が保たれたガラス管の
部分に当接させているから、放電管と集光板との間隔を
高精度で位置決めすることができ、正確な集光特性が得
られる。さらにまた、請求項4記載の発明では、凹シリ
ンドリカルレンズが放電管から反射板に向かう光を遮ら
ない位置に設けられているから、前記凸シリンドリカル
レンズとともに、反射板で反射された光を被写体に向け
て均一に集光することが可能となり、さらにコンパクト
化の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光部の端面図である。
【図2】ストロボ装置の分解斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】ストロボ装置の回路図である。
【図5】放電管の断面図である。
【図6】発光部の縦断面図である。
【図7】発光部の横断面図である。
【符号の説明】
10 ストロボ装置 17 発光部 13 集光板 14 反射板 15 放電管 50 凸シリンドリカルレンズ 51〜54 凹シリンドリカルレンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の放電管と、この放電管から放たれ
    た光を前面に向けて反射させる反射板と、この反射板で
    反射された光及び放電管から放たれた光とを被写体に向
    けて集光させる集光板とを備えたストロボ装置におい
    て、前記反射板に放電管の背面側を当接させ、また放電
    管の前面側に集光板を当接させて放電管を集光板と反射
    板とで挟み込んだことを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記集光板は、放電管と当接する部分
    に、放電管の長手方向に対して直交する方向の幅が放電
    管の径と等しい凸シリンドリカルレンズが一体に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のストロボ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凸シリンドリカルレンズは、放電管
    の両端変形部分を除いた範囲で当接していることを特徴
    とする請求項2記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】 前記集光板には、凸シリンドリカルレン
    ズの上下に沿い、且つ、放電管から反射板に向かう光を
    遮らない位置に凹シリンドリカルレンズが一体に設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のストロボ装
    置。
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