JPH11167153A - レンズ付フィルム - Google Patents

レンズ付フィルム

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Publication number
JPH11167153A
JPH11167153A JP33304797A JP33304797A JPH11167153A JP H11167153 A JPH11167153 A JP H11167153A JP 33304797 A JP33304797 A JP 33304797A JP 33304797 A JP33304797 A JP 33304797A JP H11167153 A JPH11167153 A JP H11167153A
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JP
Japan
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circuit board
film
lens
front cover
camera body
Prior art date
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Application number
JP33304797A
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English (en)
Inventor
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Yoshijiro Suzuki
喜治郎 鈴木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】悪戯でメインコンデンサのリード端子をショー
トさせたり、回路基板の回路をショートさせる等で回路
が破損されることを防止する。 【解決手段】カメラ本体7にストロボユニットの回路基
板3を組み付け、このカメラ本体7に前カバー4及び後
カバー5を係合して組み付けて構成されるレンズ付フィ
ルム1において、前カバー4及び/又は後カバー5に形
成される開口Aと回路基板3側との間を遮断する遮蔽部
材60,70,80を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真フィルムが
あらかじめ装填されたレンズ付フィルムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムがあらかじめ装填されたレ
ンズ付フィルムには、例えばカメラ本体にストロボユニ
ットの回路基板を組み付け、このカメラ本体に前カバー
及び後カバーを係合して組み付けて構成されるものがあ
る。
【0003】このようなレンズ付フィルムは、カメラ本
体に係止爪を形成し、前カバー及び後カバーには係合孔
を形成して、係止爪に係合孔を係合させて組み付け、撮
影済の写真フィルムを現像するときには、例えば前カバ
ー及び後カバーに形成された工具差込孔から工具を差し
込み、工具により係合を解除してカメラ本体と前カバー
及び後カバーとの係合を解除し、撮影済の写真フィルム
を取り出している。
【0004】また、レンズ付フィルムには、前カバーと
後カバーに形成された窓部にストロボユニットの発光部
が臨むように組み付け、あるいは前カバーに形成された
窓部に発光部操作部材が臨むように組み付けるものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにレンズ付フ
ィルムには係合孔があり、また前カバー及び/又は後カ
バーに形成されるストロボユニットの発光部または発光
部操作部材が臨む窓部がある。また、カメラ本体と前カ
バー及び後カバーとの係合を行う係合爪を形成するため
の成形用金型の抜き孔がある。
【0006】このような係合孔や成形用金型の抜き孔等
は、紙カバー、化粧板、あるいはラベル等の化粧部材で
覆われているが、ユーザーが悪戯で化粧部材を剥がし、
これらの係合孔や成形用金型の抜き孔、さらには窓部か
らクリップピン等を差し込み、例えば回路基板を傷付け
たり、ストロボ用メインコンデンサのリード端子をショ
ートさせたり、回路基板の回路をショートさせる等で回
路を壊す恐れがある。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、悪戯で回路基板を傷付けたり、メインコンデンサ
のリード端子をショートさせたり、回路基板の回路をシ
ョートさせる等で回路が破損されることを防止するレン
ズ付フィルムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1記載の発明は、『カメラ本体にス
トロボユニットの回路基板を組み付け、このカメラ本体
に前カバー及び後カバーを係合して組み付けて構成され
るレンズ付フィルムにおいて、前記前カバー及び/又は
後カバーに形成される開口と前記回路基板側との間を遮
断する遮断部材を設けたことを特徴とするレンズ付フィ
ルム。』である。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、前カバ
ー及び/又は後カバーに形成される開口から悪戯でクリ
ップピン等の導電部材を差し込もうとしても、遮断部材
により回路基板側に入ることが遮断されるため、回路基
板を傷付けたり、あるいは回路をショートさせる等で回
路が破損されることを防止することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、『カメラ本体に正
極の導通部と負極の導電部が露出したストロボユニット
の回路基板を組み付け、このカメラ本体に前カバー及び
後カバーを係合して組み付けて構成されるレンズ付フィ
ルムにおいて、前記前カバー及び/又は後カバーに形成
される開口と、前記回路基板側の正極の導通部及び/又
は負極の導電部との間に、前記開口から挿入された導電
部材が前記正極の導通部と負極の導電部の両導通部に接
触するのを遮断する遮断部材を設けたことを特徴とする
レンズ付フィルム。』である。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、前カバ
ー及び/又は後カバーに形成される開口から悪戯でクリ
ップピン等の導電部材を差し込もうとしても、遮断部材
により回路基板側に入ることが遮断され、あるいは回路
基板側の正極の導通部と負極の導電部との間が遮断され
るため、回路基板を傷付けたり、あるいは回路をショー
トさせる等で回路が破損されることを防止することがで
きる。
【0013】請求項3記載の発明は、『前記開口は、カ
メラ本体と前カバー及び/又は後カバーとの係合孔であ
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレン
ズ付フィルム。』である。
【0014】この請求項3記載の発明によれば、カメラ
本体と前カバー及び/又は後カバーとの係合孔から悪戯
でクリップピン等の導電部材を差し込み、回路基板を傷
付けたり、ショートさせる等で回路が破損されることを
防止することができる。
【0015】請求項4記載の発明は、『前記開口は、カ
メラ本体と前カバー及び後カバーとの係合を行う係合爪
を形成するための成形用金型の抜き孔であることを特徴
とする請求項1または請求項2記載のレンズ付フィル
ム。』である。
【0016】この請求項4記載の発明によれば、成形用
金型の抜き孔から悪戯でクリップピン等の導電部材を差
し込み、回路基板を傷付けたり、ショートさせる等で回
路が破損されることを防止することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、『前記開口は、前
カバー及び/又は後カバーに形成される前記ストロボユ
ニットの発光部または発光部操作部材が臨む窓部である
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のレンズ
付フィルム。』である。
【0018】この請求項5記載の発明によれば、発光部
または発光部操作部材が臨む窓部から悪戯でクリップピ
ン等の導電部材を差し込み、回路基板を傷付けたり、シ
ョートさせる等で回路が破損されることを防止すること
ができる。
【0019】請求項6記載の発明は、『前記遮断部材
を、カメラ本体、または前カバー、または後カバー、ま
たは回路基板側に一体に形成したことを特徴とする請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載のレンズ付フィル
ム。』である。
【0020】この請求項6記載の発明によれば、遮断部
材を、カメラ本体、または前カバー、または後カバー、
または回路基板側に一体に形成することで部品点数を増
加することなく、かつ組付け性を損なうことなく、遮断
部材を設けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明のレンズ付フィル
ムの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1はレンズ付フィルムの正面図、図2は
図1のII-II線に沿う断面図、図3は図1のIII-III線に
沿う断面図、図4は発光部を突出させたストロボユニッ
トの斜視図、図5は図4のX矢視の発光部を格納した
図、図6は図4のX矢視の発光部を突出させた図、図7
は円筒型電池とストロボ用メインコンデンサを並列に配
置した斜視図、図8はレンズ付フィルムの底面図、図9
は図8のIX-IX線に沿う断面図である。
【0023】図1乃至図3において、レンズ付フィルム
1は、カメラ本体7に前カバー4と後カバー5とを接合
して組み立てられ、パトローネを収納するパトローネ室
100と、予め未露光のフィルムを巻き取って収納する
スクロール室101との間に、少なくとも撮影レンズ5
0を保持する鏡胴部8を配置したレンズ付きフィルムユ
ニットである。スクロール室101の上方にストロボの
撮影時と非撮影時とで姿勢を変化させることができるス
トロボユニットの発光部2を配設すると共に、鏡胴部8
の下方にストロボ用電源の円筒型電池Bとストロボ用メ
インコンデンサCとを並列に配設している。
【0024】レンズ付フィルム1は、撮影レンズ50ヘ
の入射光を透過させる貫通孔を有する外装部材である前
カバー4の前面に、化粧板6を配置するようになってい
る。即ち、外装部材である前カバー4の前面に、比較的
に面積の大きい化粧板6を、部分的に設けた小面積の突
起6aにより接着剤等の方法で前カバー4に固定するよ
うになっている。このようにすることにより、後カバー
5、パトローネ室100やスクロール室101や撮影開
口部等を有するカメラ本体7、図示しない巻き上げ機
構、ファインダ光学系51を有するファインダベース7
e、撮影レンズ50を保持する鏡胴部8、ストロボユニ
ットそして前カバー4等はチェックすればリユース可能
であり、新しい化粧板6又は意匠デザインを変えた化粧
板6により前カバー4の前面をカバーし取り付けること
により、廃棄部品を少なくした低公害のレンズ付フィル
ム、商品のイメージチェンジを容易にするレンズ付フィ
ルムとすることが可能となる。
【0025】レンズ付フィルム1は、パトローネを収納
するパトローネ室100と、予め未露光のフィルムを巻
き取って収納するスクロール室101との間に、撮影光
を撮影レンズ50によりフィルムF上に露光させるため
の撮影開口部9を配置したレンズ付フィルム1であり、
撮影開口部9の内周壁における少なくとも1枚の内周壁
に、撮影レンズ50の光軸と交わる面を有する図示複数
の凸壁9aを設けたレンズ付フィルム1となっている。
この複数の凸壁9aを、撮影開口部9における下部に位
置する図示内周壁に設けるようにしてある。即ち、凸壁
9aを撮影開口部9の下部に位置する内周壁に設けるこ
とにより、図示実線の矢印方向から来た逆光撮影時の太
陽光等の明るい光を、凸壁9aが無ければ2点鎖線の矢
印方向位置に反射してフィルムFにフレアが発生するの
を、図示実線の矢印方向に太陽光等を反射して防止する
ことができる。
【0026】図2及び図3において、レンズ付フィルム
1には、開口部9の上下にフィルム給送方向と平行な第
1の突条であるレール10aを設けると共に、開口部9
に対向する外装部材である後カバー5の内壁に、レール
10aと平行でレール10aの外側に位置する第2の突
条であるレール10bを設け、レール10aとレール1
0bとでフィルムFを挟み、フィルムFをレール10b
でレール10aに押圧する。即ち、図3に示すように、
フィルムFは撮影開口部9の上下のレール10aと後カ
バー5の上下のレール10aの外側に位置する上下のレ
ール10bにより挟まれ、且つフイルムFはこのレール
10bによりレール10aに押圧されている。従って、
フィルムFはシャッタをレリーズした時の衝撃力位では
移動することは無く、フィルムブレによる不鮮鋭な写真
を撮る心配は無くなり、常に鮮鋭な写真を撮ることがで
きる。
【0027】先ず、図4乃至図6によりストロボユニッ
トの全体構成を説明する。発光部2は内部に図示せざる
放電管と反射傘を備えている。放電管はガラス管にキセ
ノンガスが封入され、高電圧によりイオン化されて放電
発光する。反射傘はアルミ合金板等を用いて内面が鏡面
に形成され、放電管から発光したストロボ光を撮影レン
ズの画角に相当する配光特性になるように規制して反射
する。また、放電管と反射傘は図示せざる保持部材に保
持されている。更に、透明若しくは半透明の材料から形
成されたストロボパネル14が反射傘の前方を被覆し、
不透明の材料から形成された発光部カバー15が反射傘
の上面、側面及び背面を被覆している。このように、放
電管、反射傘、保持部材、ストロボパネル14及び発光
部カバー15からなるユニットを発光部2と称す。
【0028】発光部2を回動操作するための発光部操作
部材107と発光部2を確実に作動させる捻じりコイル
バネであるタンブラーバネ108を組み込む。発光部繰
作部材107は図示していないがカメラ本体7に当接し
て上下に摺動可能な構造になっており、最終的には後カ
バーを装着することによって外れることが防止されてい
る。
【0029】発光部2の右側壁の外面には回動用ピン1
05cが立設し、発光部操作材107の長孔107aと
嵌合している。また、発光部2の右側壁の内面にはバネ
掛けピン105dが立設してタンブラーバネ108の一
端が係合し、カメラ本体7に立設したバネ掛け部110
fにはタンブラーバネ108の他端が係合している。タ
ンブラーバネ108は発光部2が図5の如く後カバー5
に埋没した姿勢と、図6の如く後カバー5から起立した
姿勢の略中間で最も撓んだ状態になる。従って、図5の
姿勢にて発光部操作部材107の操作部107bを指先
で上方に押し上げると、長孔107aによって回動用ピ
ン105cが押し上げられ、発光部2は支軸105aを
中心に時計方向に回動する。このとき、回動角度の略半
分までは、タンブラーバネ108をより付勢することに
なるが、回動角度の略半分のデッドポイントを過ぎる
と、タンブラーバネ108の付勢力の方向が逆になり、
指を放しても発光部2はタンブラーバネ108の付勢力
により回動し、自動的に起立した姿勢となる。
【0030】また、図6の状態で発光部操作部材107
の操作部107bを指先で下方に押し下げると、長孔1
07aによって回動用ピン105cが押し下げられ、発
光部2は支軸105aを中心に反時計方向に回動する。
このとき、回動角度の略半分までは、タンブラーバネ1
08をより付勢することになるが、回動角度の略半分の
デッドポイントを過ぎると、タンブラーバネ108の付
勢力の方向が逆になり、指を放しても発光部2はタンブ
ラーバネ108の付勢力により回動し、自動的に埋没の
姿勢となる。
【0031】また、回路基板3の上にはバネ性のある金
属板から形成されたメインスイッチ122が設けられ、
発光枠部作部材107が上方に移動操作されて発光部2
が起立の姿勢に回動したときは、腕部107cによりメ
インスイッチ122はオンとなりストロボの充電が開始
し、発光部操作部材107が下方に移動操作されて発光
部2が埋設の姿勢に回動したときは、腕部107cによ
りメインスイッチ122はオフとなり、ストロボの充電
が停止する。
【0032】回路基板3には、回路3aが形成され、さ
らに露出した正極の導電部3bや露出した正極の導電部
3cが設けられ、この露出した正極の導電部3bや露出
した正極の導電部3cは部品の半田付けに用いられ、回
路基板3にはストロボの充電や発光に必要な充電回路部
品や発光回路部品等が実装され、放電管の陽極、陰極、
トリガー電極からの図示していないリード線が接続され
ている。
【0033】また、Cはメインコンデンサであり、同様
に回路基板3に取り付けられている。また、Bは円筒型
電池であり、消耗品であるのでストロボユニットの部品
ではないが、検査時やレンズ付フィルムヘの組立時には
電池接片であるプラス接片12、マイナス接片13によ
り装着できる。
【0034】次に、図7において、レンズ付フィルム1
は、メインコンデンサCの2本の正極のリード部C+
負極のリード部C-をプリント基板である回路基板3に
半田付けすると共に、円筒型電池Bの正極B+と負極B-
とに当接する2枚の電池接片であるプラス接片12、マ
イナス接片13の、一方の極・正極B+の側のプラス接
片12は、回路基板3に半田付けし、他方の極・負極B
-の側のマイナス接片13は、この極に当接させる電池
接片であるマイナス接片13によりメインコンデンサC
を保持するようになっている。
【0035】即ち、図6及び図3において、単4型電池
である円筒型電池Bとストロボ用メインコンデンサC
は、撮影レンズを保持する鏡胴部8の下方に並列に配置
され、被写体側に配置された回路基板3に共に接続され
る。円筒型電池Bの正極B+は、回路基板3に固着され
たプラス接片12により圧接され、円筒型電池Bの負極
-は回路基板3に固着され、円筒型電池Bとメインコ
ンデンサCとの間を通って右方向に延びたマイナス接片
13の端部13aによって圧接される。
【0036】また、メインコンデンサCの正極のリード
部C+は、マイナス接片13に穿設された孔13bの中
央を通って回路基板3に半田付けされる。一方、メイン
コンデンサCの負極のリード部C-も回路基板3に半田
付けされる。
【0037】このレンズ付フィルム1は、図8及び図9
に示すようにカメラ本体7に前カバー4及び後カバー5
を係合して組み付けられている。図8はレンズ付フィル
ムの底面図、図9は図8のIX-IX線に沿う断面図であ
る。
【0038】レンズ付フィルム1は、カメラ本体7にス
トロボユニットの回路基板3を組み付け、このカメラ本
体7に前カバー4及び後カバー5を係合して組み付けて
構成される。カメラ本体7と前カバー4の組み付けは、
図8及び図9に示すように、前カバー4の係合孔4a
に、カメラ本体7の係合爪7aを係合して組み付けられ
る。回路基板3が配置される側の前カバー4の係合孔4
aにより形成される開口Aと回路基板3との間を遮断す
る遮断部材60が設けられている。遮断部材60は、前
カバー4に一体に設けられている。
【0039】このように開口Aと回路基板3との間を遮
断する遮断部材60を設けることで、図9に示すように
前カバー4に形成される開口Aから悪戯でクリップピン
61等の導電部材を差し込もうとしても、遮断部材60
により回路基板側に入ることが遮断されるため、クリッ
プピン61等の遮断部材により回路基板を傷付けたり、
あるいはストロボ用メインコンデンサCのリード端子を
ショートさせたり、回路基板3の回路の露出した正極の
導電部3bと露出した正極の導電部3cをショートさせ
る等で回路が破損されることを防止することができる。
【0040】また、遮断部材60は前カバー4と一体に
形成されており、部品点数を増加することなく、かつ組
付け性を損なうことなく、遮断部材60を設けることが
できる。
【0041】また、遮断部材60は、図10に示すよう
に回路基板3に設けてもよい。即ち、遮断部材60は回
路基板3の端部から係合孔4aの方向へ延ばし、開口A
を遮断するように構成される。さらに、遮断部材60
は、図11に示すように後カバー5に設けてもよい。即
ち、遮断部材60は係合爪7aの部分から係合孔4aの
方向へ延ばし、開口Aを遮断するように構成される。
【0042】なお、この実施の形態では、カメラ本体7
と前カバー4とを係合する場合について説明したが、カ
メラ本体7と後カバー5との係合部が、ストロボ用メイ
ンコンデンサCや回路基板3の近傍である場合には、後
カバー5の係合孔により形成される開口と回路基板との
間を遮断するように遮断部材を同様に設けることができ
る。
【0043】また、図1、図5、図6及び図12に示す
ように、発光部操作部材107の操作部107bは、前
カバー4に形成される窓部4bに臨むように設けられ、
この窓部4bにより開口が形成される。前カバー4に
は、窓部4bの周囲に遮断部材70が一体に形成され、
開口Aと回路基板3との間を遮断する。この遮断部材7
0は、前カバー4に一体に設けられている。このように
前カバー4の窓部4bにより形成される開口Aから悪戯
でクリップピン61等を差し込もうとしても、遮断部材
70により回路基板側に入ることが遮断されるため、回
路基板3の回路を傷付けたり、露出した正極の導電部3
bと露出した正極の導電部3cをショートさせる等で回
路が破損されることを防止することができる。
【0044】また、また、図1、図5、図6及び図12
に示すように、発光部2が窓部4cに臨んで設けられ、
この窓部4cにより開口が形成される。前カバー4に
は、窓部4cの回路基板3側に遮断部材80が一体に形
成され、遮断部材80により開口Aと回路基板3との間
を遮断するように構成されている。この遮断部材80
は、前カバー4に一体に設けられている。このように前
カバー4の窓部4cにより形成される開口Aから悪戯で
クリップピン61等を差し込もうとしても、遮断部材8
0により回路基板側に入ることが遮断されるため、回路
基板3を傷付けたり、回路基板3の回路の露出した正極
の導電部3bと露出した正極の導電部3cをショートさ
せる等で回路が破損されることを防止することができ
る。
【0045】なお、この実施の形態では、遮断部材70
及び遮断部材80は、いずれも前カバー4に一体に形成
しているが、回路基板3自体、あるいはカメラ本体7等
に設けることもできる。
【0046】次に、図13乃至図16に基づいて他の実
施の形態を説明する。図13はレンズ付フィルムのラベ
ル付きの正面図、図14はレンズ付フィルムのラベルを
外した状態の正面図、図15は図13のXV-XV線に沿う
断面図、図16は図13のXVI-XVI線に沿う断面図であ
る。
【0047】この実施の形態では、図1乃至図12の実
施の形態と同じ部材は、同じ符号を付して説明を省略す
る。レンズ付フィルム1は、前カバー4の中央部の位置
決めをするための係合孔120にカメラ本体7のボス1
21を係合して位置決めし、前カバー4の係合孔100
にカメラ本体7の係合爪101を係合し、さらに前カバ
ー4の下部の内側の係合爪102をカメラ本体7の係合
爪110に係合して組み付けられている。前カバー4に
は、カメラ本体7との係合を行う係合爪102を形成す
るための成形用金型の抜き孔103が形成されている。
【0048】前カバー4の内側には、位置決め孔120
を囲むようにして回路基板3側と遮断する遮断部材80
を構成するリブ130が形成され、また窓部4bの回路
基板3側を囲むようにして回路基板3側と遮断する遮断
部材80を構成するリブ131が形成され、さらに成形
用金型の抜き孔103の回路基板3側には、メインコン
デンサCの2本の正極のリード部C+と負極のリード部
-とを遮断する遮断部材80を構成するリブ131が
形成されている。
【0049】位置決め孔120は、ラベル200で覆わ
れているが、ユーザーが悪戯をしてラベル200を取り
外し、位置決めをするための係合孔120からクリップ
ピン61等の導電部材を差し込んでもリブ130で遮断
され、あるいは窓部4bから悪戯でクリップピン等の導
電部材を差し込んでもリブ131で遮断され、回路基板
3を傷付けたり、回路基板3の回路の露出した正極の導
電部と露出した負極の導電部をショートさせる等で回路
が破損されることを防止することができる。
【0050】また、図16に示すように、成形用金型の
抜き孔103から悪戯でクリップピン61等の導電部材
を差し込んでもリブ132で、メインコンデンサCの2
本の正極のリード部C+と負極のリード部C-とが遮断さ
れ、ショートさせる等で回路が破損されることを防止す
ることができる。
【0051】さらに、遮断部材80を前カバー4の内側
に一体に形成したリブ130,131,132で構成す
ることで部品点数を増加することなく、かつ組付け性を
損なうことなく、遮断部材80を設けることができる。
しかも、回路基板3の位置を安定して保持することがで
きる。
【0052】また、図17に示すように、前カバー4の
内側に、成形用金型の抜き孔103の周囲を囲むように
リブ133を形成してもよい。この場合には、成形用金
型の抜き孔103からクリップピン61等の導電部材を
差し込んでもリブ133で遮断され、回路基板3を傷付
けたり、回路基板3の回路の露出した正極の導電部と露
出した正極の導電部をショートさせる等で回路が破損さ
れることを防止することができる。
【0053】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、前カバー及び/又は後カバーに形成される開口から
悪戯でクリップピン等の導電部材を差し込もうとして
も、遮断部材により回路基板側に入ることが遮断される
ため、回路基板を傷付けたり、あるいは回路をショート
させる等で回路が破損されることを防止することができ
る。
【0054】請求項2記載の発明では、前カバー及び/
又は後カバーに形成される開口から悪戯でクリップピン
等の導電部材を差し込もうとしても、遮断部材により回
路基板側に入ることが遮断され、あるいは回路基板側の
正極の導通部と負極の導電部との間が遮断されるため、
回路基板を傷付けたり、あるいは回路をショートさせる
等で回路が破損されることを防止することができる。
【0055】請求項3記載の発明では、カメラ本体と前
カバー及び/又は後カバーとの係合孔から悪戯でクリッ
プピン等の導電部材を差し込み、回路基板を傷付けた
り、ショートさせる等で回路が破損されることを防止す
ることができる。
【0056】請求項4記載の発明では、成形用金型の抜
き孔から悪戯でクリップピン等の導電部材を差し込み、
回路基板を傷付けたり、ショートさせる等で回路が破損
されることを防止することができる。
【0057】請求項5記載の発明では、発光部または発
光部操作部材が臨む窓部から悪戯でクリップピン等の導
電部材を差し込み、回路基板を傷付けたり、ショートさ
せる等で回路が破損されることを防止することができ
る。
【0058】請求項6記載の発明では、遮断部材を、カ
メラ本体、または前カバー、または後カバー、または回
路基板側に一体に形成することで部品点数を増加するこ
となく、かつ組付け性を損なうことなく、遮断部材を設
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付フィルムの正面図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】発光部を突出させたストロボユニットの斜視図
である。
【図5】図4のX矢視の発光部を格納した図である。
【図6】図4のX矢視の発光部を突出させた図である。
【図7】円筒型電池とストロボ用メインコンデンサを並
列に配置した斜視図である。
【図8】レンズ付フィルムの底面図である。
【図9】図8のIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】遮断部材を回路基板に設ける実施の形態の断
面図である。
【図11】遮断部材をカメラ本体に設ける実施の形態の
断面図である。
【図12】遮断部材を前カバーに設ける実施の形態の断
面図である。
【図13】レンズ付フィルムのラベル付きの正面図であ
る。
【図14】レンズ付フィルムのラベルを外した状態の正
面図である。
【図15】図13のXV-XV線に沿う断面図である。
【図16】図13のXVI-XVI線に沿う断面図である。
【図17】遮断部材を前カバーに設ける他の実施の形態
の断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ付フィルム 3 回路基板 4 前カバー 5 後カバー 7 カメラ本体 60,70,80 遮断部材 A 開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体にストロボユニットの回路基板
    を組み付け、このカメラ本体に前カバー及び後カバーを
    係合して組み付けて構成されるレンズ付フィルムにおい
    て、前記前カバー及び/又は後カバーに形成される開口
    と前記回路基板側との間を遮断する遮断部材を設けたこ
    とを特徴とするレンズ付フィルム。
  2. 【請求項2】カメラ本体に正極の導通部と負極の導電部
    が露出したストロボユニットの回路基板を組み付け、こ
    のカメラ本体に前カバー及び後カバーを係合して組み付
    けて構成されるレンズ付フィルムにおいて、前記前カバ
    ー及び/又は後カバーに形成される開口と、前記回路基
    板側の正極の導通部及び/又は負極の導電部との間に、
    前記開口から挿入された導電部材が前記正極の導通部と
    負極の導電部の両導通部に接触するのを遮断する遮断部
    材を設けたことを特徴とするレンズ付フィルム。
  3. 【請求項3】前記開口は、カメラ本体と前カバー及び/
    又は後カバーとの係合孔であることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のレンズ付フィルム。
  4. 【請求項4】前記開口は、カメラ本体と前カバー及び後
    カバーとの係合を行う係合爪を形成するための成形用金
    型の抜き孔であることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のレンズ付フィルム。
  5. 【請求項5】前記開口は、前カバー及び/又は後カバー
    に形成される前記ストロボユニットの発光部または発光
    部操作部材が臨む窓部であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のレンズ付フィルム。
  6. 【請求項6】前記遮断部材を、カメラ本体、または前カ
    バー、または後カバー、または回路基板側に一体に形成
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載のレンズ付フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015008A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Funai Electric Co Ltd 薄型表示装置

Cited By (2)

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JP4645626B2 (ja) * 2007-07-04 2011-03-09 船井電機株式会社 薄型表示装置

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