JP2574982Y2 - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JP2574982Y2
JP2574982Y2 JP1991033935U JP3393591U JP2574982Y2 JP 2574982 Y2 JP2574982 Y2 JP 2574982Y2 JP 1991033935 U JP1991033935 U JP 1991033935U JP 3393591 U JP3393591 U JP 3393591U JP 2574982 Y2 JP2574982 Y2 JP 2574982Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ストロボ装置に関し、
さらに詳しくはストロボ装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フイルムを内蔵した容器に簡単な撮影機
構を組み込んで、低価格で提供されているレンズ付きフ
イルムユニットの中にはストロボ装置を備えたレンズ付
きフイルムユニット「写ルンです フラッシュ」(登録
商標)等が本出願人から提供されている。このようなレ
ンズ付きフイルムユニットに用いられたストロボ装置に
おいては、可能な限りローコストである必要からストロ
ボ装置の構造を簡略化し、さらに、大量生産によるコス
トダウンを図るために自動組立が行えるような改善が施
されている。というのは、自動組立化を考慮すると必ず
リード線等の接続処理がネックとなり、このような配線
処理を用いずに電気的接続を行うように改善されてい
る。しかしながら、品質等の問題から全ての箇所におい
て自動組立が行えるような改善が施されているわけでは
なく、例えば前述したストロボ装置の場合には、放電管
の放電を開始させるトリガ用電極板とトリガ用トランス
の二次巻線との接続箇所にはリード線を用いて接続して
いた。これはトリガ用トランスが配置されたストロボ基
板とトリガ用電極板が配置された発光部との取り付けが
遊嵌された状態でないとこれらをレンズ付きフイルムユ
ニットに組み込み不可能となり、このためストロボ基板
に対し発光部が遊動した場合、半田付け部分に負荷が加
わり半田はずれ、又は接触不良等が発生するため、リー
ド線によって負荷を吸収させるためである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、トリガ用ト
ランスの二次電極とトリガ用電極板とをリード線を用い
て接続する場合には、リード線の両端側を二次電極とト
リガ用電極板との二箇所で半田付け等により固着する作
業が必要となり作業効率の向上が望まれていた。さらに
このような作業はリード線が予め定まった長さとなって
いるため困難な作業となっていた。
【0004】本考案はこのような従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、トリガ用トランスの二次電
極とトリガ用電極板とを接続する作業の効率アップを図
りローコストでストロボ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案では、弾性を有する薄板で構成
され、一端が反射傘との接触により放電管と電気的に接
続された状態で保持部材に組み込まれ、かつ保持部材か
ら突出してトリガ用トランスの二次電極の近傍に延びた
他端が二次電極に固着されたトリガ電極板を備えたもの
である。また、請求項2記載の考案では、トリガ電極板
の他端側の一部を屈曲させて、ストロボ基板と保持部材
との遊動による負荷を吸収するようにしたものである。
【0006】
【実施例】本考案に係るストロボ装置を用いたレンズ付
きフイルムユニットの外観を示す図2において、このレ
ンズ付きフイルムユニットはユニット本体10を紙箱1
1で覆って使用される。この紙箱11にはレンズフード
12,レリーズボタン13,巻き上げノブ14,フイル
ムカウンタ表示窓15などの他、ファインダ開口部1
6,発光部17,指がかり18,19を露出させるため
の穴が開設され、これらの穴を通して撮影操作できるよ
うにしてある。ユニット本体10は本体部20,前カバ
ー21,及び後カバー22とを備えており、本体部20
及び後カバー22との構造は、実開平4−1528号
に記載されている構造をそのまま利用することが可能で
ある。前記本体部20には、その背面に部分的に露出し
てフイルム18のパーフォレーションに係合するスプロ
ケット,蹴飛ばしレバー32,カウンタ円板23を含む
シャッタ駆動機構26が組み込まれている。そして、シ
ャッタボタン13を押すと蹴飛ばしレバー32の先端が
図において右方向に瞬間的に移動して撮影が行われるよ
うになっている。
【0007】本体部20の中央部には露光用の開口27
が開設されており、この開口27の上方にはシンクロ接
点となる接片46a,46bが配置される。なお、この
うちの接片46aは後述する駆動レバー33の移動路に
位置している。前記開口27にはレンズホルダ28が嵌
め込まれ、このレンズホルダ28には、第2レンズ2
9,間隔環30,シャッタ羽根31,シャッタカバー3
5,第1レンズ37と順に組み込まれ、最後に抑え環3
9をレンズホルダ28に被せて嵌めることによって、こ
れらは一体化される。
【0008】前記間隔環30の中心部には、撮影レンズ
41の開口径を決める絞り開口30aが形成され、これ
の前面で本体部20の前面に突設したピン51を中心に
シャッタ羽根31が回動して絞り開口30aを開閉する
ことができる。シャッタ羽根31の開閉は駆動レバー3
3によって行われる。駆動レバー33は本体部12の前
面に植設されたピン57を中心に回動し、通常はバネ3
4によって反時計方向に付勢されている。そして、蹴飛
ばしレバー32が右方向に瞬間的に移動する過程で駆動
レバー33の一端33aを蹴飛ばすと、駆動レバー33
はバネ34に抗して時計方向に揺動した後、再びバネ3
4の付勢により元の位置に戻る。なお、シャッタ羽根3
1が絞り開口30aを全開時に前記押圧部33cが前記
接片46aを押圧し、接片46aが接片46bに接触す
る。また、シャッタ羽根31の揺動完了後に接片46a
は前記押圧部cが接片46から上方に退避するから元の
状態に戻る。
【0009】前記本体部20の前面右方にはストロボ基
板42が配置されている。このストロボ基板42には前
面上部に発光部43が備えられ、また、前面中間部に充
電開始用接点45,下部に電池47,背面にはメインコ
ンデンサ44等を含むストロボ回路48が取り付けられ
ている。なお、前記発光部43は、放電管63と反射傘
69とこれらを保持する保持部材70とから構成され、
これらの前面に拡散板49が配置されている。また、前
記前カバー21には、撮影レンズ41を露呈させる開口
が設けられたレンズフード12,ファインダ開口部1
6、指かかり18,19等が一体に設けられている。ま
た、指がかり19は一部分が切り欠かれており、この切
り欠かれた部分がストロボスイッチ19aとなってい
る。このスイッチ19aの背面側には、短絡板52が設
けられており、このストロボスイッチ19aの押圧操作
により短絡板52が前記充電開始用接点45を短絡させ
る。
【0010】前記接片46a,46bの端部は、図4に
示すようにストロボ回路48内のトリガ回路に接続され
ている。このストロボ回路48は、電池47を含む電源
回路60と充電開始用接点45とが直列に接続されてお
り、電源回路60からの高電圧出力は、トリガ用コンデ
ンサ61及びメインコンデンサ44を充電する。トリガ
用コンデンサ61にはトリガ用トランス62が接続さ
れ、その一次巻線62aには接片46aの端部が、二次
巻線62bには放電管63の放電を開始させるためのト
リガ電極板64がそれぞれ接続されている。
【0011】前記トリガ電極板64は図1に示すような
導電性の薄板形状となっており、上部に凹部64aを、
また中央部に穴64bを備えている。このようなトリガ
電極板64は、前記保持部材70の開口70bに挿入さ
れ、挿入されたトリガ電極板64は図5に示すように凹
部64aが保持部材70の突起70aに係合し、中央部
の両サイド側が反射傘69の背面に接触する。さらに、
トリガ電極板64の細長い下部64cはトリガ用トラン
ス62の二次巻線62bに接続された二次電極71上に
位置する。この下部64cは、後に半田付け等で二次電
極71に固着され、発光部43がストロボ基板42に固
定される。なお、前記下部64cはこれの一部を屈曲さ
せるような加工が施されており、輸送中に発光部43が
振動したとしても、その振動は前記屈曲部分の弾性によ
って吸収される。したがって、輸送中の振動によってト
リガ電極板64とトリガ用トランス62との半田付け部
分が剥がれるという事故を防ぐことができる。
【0012】次に、上記説明したストロボ装置の組立に
ついて簡単に説明する。先ず、図1に示すように保持部
材70の開口70bにトリガ電極板64をこれの下部6
4cから挿入するとトリガ電極板64は、突起70aに
凹部64aが係合して保持部材70に固定される。その
後、保持部材70の前面側に反射傘69を挿入した後に
放電管63を同図に示すように挿入すると図4に示す状
態となる。これにより、トリガ電極板64の中央部は、
穴64bの両サイド側が反射傘69の背面輪郭に沿って
接触した状態となり、また、トリガ電極板64の下部6
4cは、トリガ用トランス62の二次電極71上に位置
した状態となる。
【0013】その後、下部64cを二次電極71に半田
付け等により固着するが、下部64cが細長い形状をし
ているため折り曲げやすくなっており、簡単に半田付け
作業が行えるとともに、自動組立化にも適応させること
が可能となる。また、トリガ用トランス62はストロボ
基板42にこれの背面から見て菱形状に配置されてお
り、半田付け時にトランス本体を保護し半田付けの作業
が安全に行え作業効率の向上が図られる。なお、半田付
け作業が完了すると、発光部43はストロボ基板42に
固定される。その後、放電管63の両端にメインコンデ
ンサー44からの電圧が加えられるように接続すれば本
考案に係るストロボ装置の組立が完了する。なお、本実
施例では、レンズ付きフイルムユニットにストロボ装置
を内蔵させた例としたが、本考案ではこれに限らずロー
コストタイプのカメラ等に内蔵させることが可能なのは
いうまでもない。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように本考案のストロボ
装置によれば、トリガ電極板の一端を反射傘を介して放
電管と電気的に接続した状態で組み込むことで、トリガ
電極板の他端が保持部材から突出してトリガ用トランス
の二次電極の近傍に位置するから、この他端と二次電極
とを固着すれば、固着作業が簡素化でき作業効率の向上
を図ることができる。また、従来技術と比較してリード
線の分だけコストダウンとなり、自動組立化の推進に大
きく役立つ効果がある。さらに、請求項2記載の考案で
は、トリガ電極板の他端側の一部を屈曲させているた
め、ストロボ基板と保持部材との遊動によりトリガ電極
板の他端に加わる負荷を屈曲した部分で吸収することが
でき、半田付け部分の保護の点でも信頼性の高い接続方
法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るストロボ装置の要部を示した分解
斜視図である。
【図2】ストロボ装置を用いたレンズ付きフイルムユニ
ットの外観を示す斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの要部を示す分解
斜視図である。
【図4】ストロボ装置の電気的構成を示す回路図であ
る。
【図5】ストロボ装置の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
42 ストロボ基板 43 発光部 44 メインコンデンサー 48 ストロボ回路 49 拡散板 62 トリガ用トランス 63 放電管 64 トリガ用電極 70 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−152498(JP,U) 実開 平2−51331(JP,U) 実開 昭62−184540(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から供給される電流によって充電が
    行われるメインコンデンサ及びトリガ用コンデンサと、前記メインコンデンサに蓄えられた電荷によって放電す
    る放電管と、 シンクロ接点の短絡によって前記トリガ用コンデンサに
    蓄えられた電荷が一次巻線に放電され二次巻線を介して
    二次電極からトリガ信号を送出するトリガ用トランス
    と、 前記トリガ用コンデンサとトリガ用トランスとを保持し
    たストロボ基板と、 前記放電管と反射傘とを保持するとともに、前記ストロ
    ボ基板に取り付けられる保持部材と、 弾性を有する薄板で構成され、一端が前記反射傘との接
    触により放電管と電気的に接続された状態で前記保持部
    材に組み込まれ、かつ保持部材から突出して前記トリガ
    用トランスの二次電極の近傍に延びた他端が二次電極に
    固着されたトリガ電極板と、 を備えていることを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記トリガ電極板は、前記他端側の一部
    が屈曲していることを特徴とする請求項1記載のストロ
    ボ装置。
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