JPH10161201A - ストロボ用シンクロスイッチ装置 - Google Patents

ストロボ用シンクロスイッチ装置

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Publication number
JPH10161201A
JPH10161201A JP31507296A JP31507296A JPH10161201A JP H10161201 A JPH10161201 A JP H10161201A JP 31507296 A JP31507296 A JP 31507296A JP 31507296 A JP31507296 A JP 31507296A JP H10161201 A JPH10161201 A JP H10161201A
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JP
Japan
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synchro
contact
contact piece
piece
printed circuit
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Application number
JP31507296A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低価格化を図るとともに、製造適性を向上
し、かつストロボ装置の小型化に寄与するストロボ用シ
ンクロスイッチ装置を提供する。 【解決手段】 シンクロ接片50は、接触部55がシン
クロ端子45bと離間して対向するように位置決めさ
れ、取付片52がシンクロ端子45a上に固定される。
シンクロ接触レバー65はシャッタ羽根30の回動に従
動し、シャッタ羽根30が開き位置に達したときに、シ
ンクロ接片50をプリント基板41側に押圧して接触部
55をシンクロ端子45bに接触させる。シンクロ接片
50は薄板をプレス加工して作製され、プレス加工によ
り成形した一対のシンクロ接片をインサート成形法によ
って接片保持部材に一体に組み付ける従来のシンクロス
イッチに比較して、構成部品数が少なくなるとともに、
シンクロ接片を保持部材に組み込む工程が不要となる。
また、シンクロ接片50が一対のシンクロ端子45a,
45bに直接接触して両者間を短絡させるので、シンク
ロ接片50のプリント基板41からの突出量が抑えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蹴飛ばし方式のシ
ャッタ羽根の回動に連動して一対のシンクロ端子を短絡
させるストロボ用シンクロスイッチ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影を楽しむことが
できるように、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本
体に予め写真フイルムを内蔵させたレンズ付きフイルム
ユニットが市販されている。このレンズ付きフイルムユ
ニットには、例えば「写ルンですSuper800」(商品名)
等のように基本的な撮影機構のみを組み込んだものか
ら、「写ルンですFlash 」(商品名)等のようにストロ
ボ装置を備え、夜間や室内での撮影を可能としたものな
ど様々な種類があり、ユーザーは用途に応じたものを選
択することができる。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニットで
は、低価格化を図るために構造が簡略化されており、一
般的に蹴飛ばし方式のシャッタ装置が用いられている。
蹴飛ばし方式のシャッタ装置は、シャッタ羽根を閉じ方
向にバネ付勢した状態でシャッタベースに軸着してお
き、シャッタレリーズ操作に応答して変位するシャッタ
駆動レバーでシャッタ羽根を蹴飛ばすことによりバネ付
勢に抗して開き方向に回動させ、この後バネ付勢により
シャッタ羽根を閉じ位置に戻すようにしたものである。
【0004】図5は、ストロボ装置を内蔵したレンズ付
きフイルムユニットの一例を示すものである。ユニット
本体11は主にプラスチック成形され、全体を外装体1
2によって覆われている。外装体12は、レンズ付きフ
イルムユニット10の外観を綺麗にするためのものであ
り、表面に印刷が施された紙箱等が用いられる。外装体
12の所要部には、撮影レンズ13,ファインダ対物窓
14,ストロボ発光窓15,ストロボ充電スイッチ1
6,シャッタボタン17,巻上げノブ18,およびカウ
ンタ窓19等を外部に露呈させるための開口が設けられ
ており、この外装体12をユニット本体11に被せたま
まの状態で撮影操作が行えるようになっている。
【0005】図6は、レンズ付きフイルムユニット10
に搭載される従来のストロボ装置の構成を示すものであ
る。ストロボ装置20は、1枚のプリント基板21に充
電および放電の制御を行うためのストロボ回路を実装し
た構成となっている。プリント基板21には、ストロボ
光を放出するストロボ発光部22,ストロボ発光用の電
荷を蓄積するためのメインコンデンサ23,電源用の電
池24を保持するための電池ホルダー25などの部品が
取り付けられるとともに、充電回路および放電回路のそ
れぞれの一部を開放状態にしてプリント接点26a,2
6bおよびシンクロスイッチ27が設けられている。プ
リント接点26a,26bは、ユニット本体11の前面
に設けられたストロボ充電スイッチ16を押し込んだと
きに接触片28によって短絡され、これにより充電回路
が作動してメインコンデンサ23への充電が行われる。
また、シンクロスイッチ27は、平板状をした上下一対
のシンクロ接片27a,27bと樹脂製の接片保持部材
27cとからなり、シンクロ接片27a,27bの一端
側を接片保持部材27cに一体に保持させた構成となっ
ている。このシンクロスイッチ27は、接片保持部材2
7c部がプリント基板21に固定され、シンクロ接片2
7a,27bが接触されたときに放電回路が作動してス
トロボ発光部22からストロボ光が放出される。
【0006】ところで、ストロボ光の発光タイミング
は、ストロボの発光特性やシャッタ方式により異なる
が、いずれの場合においても放出されたストロボ光が有
効に利用されるように、シャッタ羽根の開放タイミング
と正確に同期させることが重要である。そこで、従来の
シンクロスイッチ27は、図7に示すようにシンクロ接
片27a,27bがシャッタ羽根30の近傍に達するま
で長尺に構成されており、シャッタ羽根30が開き位置
まで回動したときに、上側のシンクロ接片27aがシャ
ッタ羽根30の上部に設けられた押圧片30aによって
押圧されて下側のシンクロ接片27bに接触するように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のシンクロスイッ
チ27は、2種類のシンクロ接片27a,27bをそれ
ぞれプレス加工によって成形し、この後、インサート成
形法によってシンクロ接片27a,27bの一端を樹脂
製の接片保持部材27c内に一体に保持させて作製され
る。このため、従来のシンクロスイッチの作製には多く
の工程を要し、製造コストが非常に高くなっていた。し
かも、プリント基板21上に形成された放電回路とシン
クロ接片27a,27bとを確実に連絡するために、シ
ンクロ接片27a,27bの接片保持部材27cへの組
み込み位置や、接片保持部材27cのプリント基板21
上への取り付け位置を厳密に管理しなくてはならない。
【0008】また、上記のシンクロスイッチ27は、シ
ンクロ接片27a,27bを突出させた状態でプリント
基板21に取り付けられるので、ストロボ装置20の大
型化を招き、その保管スペースを広く確保しておかなく
てはならない。しかも、長尺のシンクロ接片27a,2
7bが引っ掛かりを生じることがないように、ストロボ
装置20の取り扱いには細心の注意を払わなくてはなら
ない。
【0009】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、低価格化を図るとともに、製造適性を向上し、か
つストロボ装置の小型化に寄与するストロボ用シンクロ
スイッチ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、プリント基板上に設けられた一対のシンク
ロ端子をシャッタ羽根の回動に連動して短絡させるシン
クロスイッチ装置であって、一端側が一方のシンクロ端
子から離間して対向するように位置決めされ、他端側が
他方のシンクロ端子に固定された弾性を有するシンクロ
接片と、シャッタ羽根の回動に従動し、シャッタ羽根が
開き位置に達したときに、シンクロ接片の一端側をプリ
ント基板に向けて押圧して一方のシンクロ端子に接触さ
せる樹脂製の接触レバーとを設けるものである。なお、
シンクロ接片の一端側に、プリント基板との非接触面側
から他端側に折り返してなる押圧片を一体に形成し、こ
の押圧片に接触レバーを当接させるのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図4は、本発明を用いたストロボ
内蔵型レンズ付きフイルムユニットのユニット本体を分
解して示したもので、図5ないし図7に表したレンズ付
きフイルムユニットと同じ部材には、共通の符号を付し
てある。ユニット本体11は、本体基部31と、この本
体基部31を前後から覆うように被せられる前カバー3
2および後カバー33とから構成されている。本体基部
31の両側部には、パトローネ34を収納するパトロー
ネ室35と、パトローネ34から全て引き出してロール
状にした写真フイルム36を収納するフイルムロール室
37とが一体に設けられており、これらの間には、写真
フイルム36の露光範囲を規定するためのアパーチャー
38が形成されている。パトローネ室35およびフイル
ムロール室37の底部は開口となっており、後カバー3
3の底面側に設けたプルトップ式の底蓋39a,39b
によってそれぞれ塞がれる。
【0012】本体基部31には、アパーチャー38の前
面に露光ユニット60が、またフイルムロール室37の
上部にストロボ装置40がそれぞれ取り付けられ、前カ
バー32と後カバー33とで挟持される。また、パトロ
ーネ室35の上面には巻上げノブ18が取り付けられ
る。
【0013】ストロボ装置40は、プリント基板41に
充電および放電の制御を行うためのストロボ回路を実装
して構成される。プリント基板41の上面41aには、
放電管42を発光させてストロボ光を放出するストロボ
発光部22が、また下面41bには、ストロボ発光用の
電荷を蓄積するためのメインコンデンサ23と、電源用
の電池43を保持するための電池ホルダー44と、シン
クロ接片50とが取り付けられる。メインコンデンサ2
3は、その長手方向がプリント基板41の下面41bに
対して垂直になるように取り付けられる。電池43は、
負電極43bが平坦な端面に、また正電極43aが負電
極43bに近接する周面に円周方向に沿って凹状に設け
られている。この電池43は、正電極43aおよび負電
極43bが設けられている端部を電池ホルダー44内に
嵌め込むことで、ストロボ回路内に組み込まれた状態で
保持される。
【0014】図2および図3に示すように、プリント基
板41の下面41bには、放電回路の一部を開放状態に
してなる一対のシンクロ端子45a,45bが設けられ
ている。シンクロ接片50は弾性および導電性を有する
薄板からなり、シンクロ端子45a,45b間を連絡す
る長さの本体部51の両端に、取付片52と押圧片53
とを連設した構成となっている。取付片52は、折り曲
げ部54aでプリント基板41側へ曲げ起こされてお
り、押圧片53は、折り曲げ部54bでプリント基板4
1とは対向しない側から取付片52側に折り返されてい
る。また本体部51には、押圧片53が設けられた側の
端部にプリント基板41側に突出した接触部55が設け
られている。このシンクロ接片50は、接触部55がシ
ンクロ端子45bと離間して対向するように位置決めさ
れ、取付片52がシンクロ端子45a上に形成された取
付穴46に嵌め込まれて半田付けされる。
【0015】なお、シンクロ接片50の折り曲げ部54
aの開き角度θ1は、接触部55とシンクロ端子45b
とが不当に接触することがないように、本体部51の長
さと接触部55の突出量とに応じて決定すればよく、本
実施形態においては100°に構成してある。また、折
り曲げ部54bの曲げ角度θ2も100°に構成し、プ
リント基板41の基板面と押圧片53とが平行になるよ
うにしてある。
【0016】図4において、フイルムロール室37の上
壁には、ストロボ装置40に取り付けられたメインコン
デンサ23とほぼ同径をした開口47が形成されてい
る。ストロボ装置40は、メインコンデンサ23が開口
47からフイルムロール室37内に挿入され、プリント
基板41が水平な向きとなるようにフイルムロール室3
7上に載置される。なお、プリント基板41は、電池ホ
ルダー44およびシンクロ接片50が取り付けられた部
位を露光ユニット60とフイルムロール室37との間に
突出させた状態で位置決めされ、例えば爪係合によって
フイルムロール室37の上部に固定される。
【0017】露光ユニット60は、シャッタベース61
にシャッタ機構,フイルム巻き止め機構,およびファイ
ンダ光学系を組み付けてユニット化したもので、シャッ
タベース61の上面にはファインダ対物レンズ62a,
ファインダ接眼レンズ62b,フイルム枚数表示板63
等が、また前面には図示しないシャッタ羽根や、撮影レ
ンズ13を保持したシャッタカバー64,シンクロ接触
レバー65等が取り付けられている。
【0018】シンクロ接触レバー65は樹脂成形品から
なり、図1に示すように、一方の端部65aがシャッタ
ベース61に軸着されたシャッタ羽根30の近傍に、ま
た他方の端部65bがストロボ装置40に組み付けられ
たシンクロ接片50の下方にそれぞれ突出するように長
尺に形成されている。このシンクロ接触レバー65は、
中央部がシャッタベース61の前面に設けられた軸66
に軸着されており、この軸66を支点として回動自在に
設けられている。シンクロ接触レバー65の一方の端部
65aには開口67が形成されており、この開口67に
シャッタ羽根30の上端に設けられた軸68が係合して
いる。また、シンクロ接触レバー65の他方の端部65
bには、シンクロ接片50側に突出した押圧部69が設
けられている。
【0019】図4において、前カバー32には、ファイ
ンダ対物窓14,ストロボ発光窓15,ストロボ充電ス
イッチ16,シャッタボタン17,カウンタ表示窓1
9,および撮影開口48が形成されている。また後カバ
ー33には、ファインダ接眼窓49が形成されている。
露光ユニット60とストロボ装置40とをユニット本体
11内に組み込むと、露光ユニット60に組み付けられ
た撮影レンズ13が撮影開口48から、またファインダ
対物レンズ62aおよびファインダ接眼レンズ62bが
ファインダ対物窓14およびファインダ接眼窓49から
それぞれ露呈される。また、ストロボ装置40に組み付
けられたメインコンデンサ23がフイルムロール室37
内に収納されるロール状の写真フイルム36の巻芯空間
に配置されるとともに、ストロボ発光部22がストロボ
発光窓15から露呈される。
【0020】図1に示すように、シャッタレリーズ操作
に応答してシャッタ羽根30が開き位置に向けて回動す
ると、シャッタ羽根30に設けられた軸68がシンクロ
接触レバー65の端部65aを下向きに押圧する。これ
に伴ってシンクロ接触レバー65が軸66を支点として
図中反時計方向に回動し、押圧部69がシンクロ接片5
0の押圧片53をプリント基板41側に押圧する。そし
て同図(B)に示すように、シャッタ羽根30が開き位
置に達したときに、シンクロ接片50が折り曲げ部54
aでプリント基板41側に撓み、接触部55がプリント
基板41上のシンクロ端子45bに接触する。これによ
り、一対のシンクロ端子45a,45b間が短絡され、
ストロボ装置40の放電回路が作動してストロボ発光部
22からストロボ光が放出される。
【0021】なお、シャッタ羽根30が閉じ位置にある
ときにはシンクロ接触レバー65とシンクロ接片50と
は離間しているので、瞬間的に回動するシャッタ羽根3
0に従動してシンクロ接触レバー65が回動すると、こ
のシンクロ接触レバー65が高速で押圧片53に衝突し
てしまい、シンクロ接片50に大きな衝撃が加わる。こ
のため、シンクロ接片50が変形したり、あるいは破損
することが危惧される。しかし、押圧片53の根元側に
折り曲げ部54bが形成され、押圧片53がプリント基
板41の基板面に対して垂直な向きに弾性移動自在とな
っているので、シンクロ接触レバー65が押圧片53に
衝突した際の衝撃が緩和され、シンクロ接片50の変形
や破損を防止することができる。
【0022】上記のように構成されたシンクロ接片50
は、1枚の薄板をプレス加工することで作製される。し
たがって、このシンクロ接片50は、プレス加工により
成形した一対のシンクロ接片を、インサート成形法によ
って接片保持部材に一体に組み付けて作製する従来のシ
ンクロスイッチに比較して、構成部品数が少なくなると
ともに、シンクロ接片を接片保持部材内に組み込む工程
が不要となるので、製造コストを低減することができ
る。
【0023】作製されたシンクロ接片50は、ストロボ
装置40の組み立て工程に供給され、プリント基板41
上に取り付けられる。シンクロ接片50は、一端側に設
けられた接触部55がシンクロ端子45bと対向するよ
うに位置決めされ、この後、他端側に設けられた取付片
52がシンクロ端子45a上に形成された取付穴46に
嵌め込まれて半田付けされる。この際、シンクロ接片5
0に連設された取付片52をシンクロ端子45a上に直
接取り付けるので、シンクロ接片とシンクロ端子とを接
片保持部材を介して連絡するようにした従来のシンクロ
スイッチのように、その形状や寸法、あるいはプリント
基板への取り付け位置を厳密に管理しなくても、このシ
ンクロ接片50とシンクロ端子45aとを確実に連絡す
ることができる。
【0024】またシンクロ接片50は、プリント基板4
1の基板面に形成された一対のシンクロ端子45a,4
5bに直接接触して両者間を短絡させるので、一対のシ
ンクロ接片をプリント基板の側縁から突出させ、その先
端をシャッタ羽根の近傍で接触させるようにした従来の
シンクロスイッチに比較して、シンクロ接片50のプリ
ント基板41からの突出量を抑えることができる。しか
も、シンクロ接片50は一端側に設けられた接触部55
がシンクロ端子45bと不当に接触しない程度にプリン
ト基板41から離間していればよいので、シンクロ接片
50のプリント基板41からの突出量は少なくなる。こ
れらにより、シンクロ接片50をプリント基板41上に
取り付けてもストロボ装置40の大型化を招くことはな
く、その保管スペースを広く確保しておく必要はない。
また、シンクロ接片50の引っ掛かりを気遣う必要がな
いので、ストロボ装置40の取り扱いも容易である。
【0025】なお、シンクロ接片50を押圧するための
シンクロ接触レバー65は、その端部65bを突出させ
た状態で露光ユニット60に組み付けられる。このた
め、突出したシンクロ接触レバー65が引っ掛かりを生
じることが危惧されるが、このシンクロ接触レバー65
が樹脂製の成形品から構成されるので、引っ掛かりによ
って変形する心配はない。したがって、シンクロ接触レ
バー65を組み付けることで露光ユニット60の取り扱
いを困難にすることはない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のシンクロスイッチ
装置によれば、プリント基板に設けられた一対のシンク
ロ端子間は、ただ1つのシンクロ接片により短絡され
る。しかも、このシンクロ接片は1枚の薄板をプレス加
工することで作製できるので、プレス加工により成形さ
れた一対のシンクロ接片を、インサート成形法によって
接片保持部材に一体に組み付けて構成する従来のシンク
ロスイッチに比較して、構成部品数が少なくなるととも
に、シンクロ接片を接片保持部材内に組み込む工程が削
減され、製造コストを低減することができる。
【0027】また、シンクロ接片は、その一端側が一方
のシンクロ端子と対向するように位置決めした後に、他
端側を他方のシンクロ端子上に直接取り付ければよいの
で、シンクロ接片とシンクロ端子とを接片保持部材を介
して連絡する従来のシンクロスイッチのように、その形
状や寸法、あるいはプリント基板への取り付け位置を厳
密に管理しなくても、シンクロ接片とシンクロ端子との
相対位置関係を適正にすることができる。
【0028】さらに、プリント基板の板面に形成された
一対のシンクロ端子間は、これらにシンクロ接片を直接
接触させることで短絡されるので、一対のシンクロ接片
をプリント基板の側縁から突出させ、その先端をシャッ
タ羽根の近傍で接触させるようにした従来のシンクロス
イッチに比較して、シンクロ接片のプリント基板からの
突出量を抑えることができる。しかも、シンクロ接片
は、一端側が一方のシンクロ端子と不当に接触しない程
度にプリント基板から離間していればよいので、このシ
ンクロ接片のプリント基板からの突出量は少なくなる。
したがって、シンクロ接片をプリント基板上に取り付け
てもストロボ装置の大型化を招くことはなく、従来のス
トロボ装置に比較して、その保管スペースを節減するこ
とができる。また、シンクロ接片の引っ掛かりを気遣う
必要がなくなるので、ストロボ装置の取り扱いが容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシンクロスイッチ装置によるシンクロ
端子間の短絡方法を示す説明図であり、(A)はシャッ
タ羽根が閉じ位置にあるとき、(B)はシャッタ羽根が
開き位置にあるときの状態をそれぞれ表している。
【図2】図1に示したシンクロ接片の取付部を示す要部
概略図である。
【図3】図1に示したシンクロ接片の形状を示す概略図
である。
【図4】本発明を実施したストロボ内蔵型レンズ付きフ
イルムユニットのユニット本体の分解斜視図である。
【図5】ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニットの
外観図である。
【図6】従来のシンクロスイッチを用いたストロボ装置
の構成を示す概略図である。
【図7】図6に示したシンクロ接片の接触方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 レンズ付きフイルムユニット 11 ユニット本体 20,40 ストロボ装置 21,41 プリント基板 27a,27b,50 シンクロ接片 30 シャッタ羽根 45a,45b シンクロ端子 52 取付片 53 押圧片 55 接触部 60 露光ユニット 61 シャッタベース 65 シンクロ接触レバー 69 押圧部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電および放電の制御を行うためのスト
    ロボ回路が形成されたプリント基板の一方の基板面に設
    けられ、放電回路の一部を開放状態にしてなる一対のシ
    ンクロ端子を、シャッタベース上に軸着されたシャッタ
    羽根の回動に連動して短絡させるストロボ用シンクロス
    イッチ装置において、 一端側が一方のシンクロ端子から離間して対向するよう
    に位置決めされ、他端側が他方のシンクロ端子に固定さ
    れた弾性を有するシンクロ接片と、前記シャッタ羽根の
    回動に従動し、シャッタ羽根が開き位置に達したとき
    に、前記シンクロ接片の一端側をプリント基板に向けて
    押圧して前記一方のシンクロ端子に接触させる樹脂製の
    接触レバーとを備えることを特徴とするストロボ用シン
    クロスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記シンクロ接片の一端側に、前記プリ
    ント基板との非接触面側から前記他端側に折り返してな
    る押圧片を一体に形成し、この押圧片に前記接触レバー
    を当接させることを特徴とする請求項1記載のストロボ
    用シンクロスイッチ装置。
JP31507296A 1996-11-26 1996-11-26 ストロボ用シンクロスイッチ装置 Pending JPH10161201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106962B2 (en) 2004-10-25 2006-09-12 Eastman Kodak Company Synchronizing shutter and flash in camera with switch closing member capable of elastic deformation

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