JPH1068986A - ストロボ装置およびこれを内蔵するレンズ付きフイルムユニット - Google Patents

ストロボ装置およびこれを内蔵するレンズ付きフイルムユニット

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JPH1068986A
JPH1068986A JP22861696A JP22861696A JPH1068986A JP H1068986 A JPH1068986 A JP H1068986A JP 22861696 A JP22861696 A JP 22861696A JP 22861696 A JP22861696 A JP 22861696A JP H1068986 A JPH1068986 A JP H1068986A
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JP
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battery
negative electrode
contact
circuit board
printed circuit
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Application number
JP22861696A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/301Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor by means of a mounting structure

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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型化および低価格化を図ったストロボ装置
を提供する。 【解決手段】 棒状の電池30は、平坦な端面に負電極
30bが、また負電極30bに近接する周面に凹状の正
電極30aが設けられ、プリント基板21の下面21b
には給電回路の一部を開放状態にした正極端子32aと
負極端子32bとが設けられており、正極端子32aに
円筒状の接触枠31が負極端子32bを囲むように取付
けられる。接触枠31には、内壁側に突出した3つの接
触部38a〜38cが円周方向に等間隔に並べて設けら
れ、電池30は負電極30b側から接触枠31内に嵌め
込まれ、負電極30bが負極端子32bに当接したとき
に、接触枠31の接触部38a〜38cが凹状の正電極
30aに嵌着して接触する。負電極30bと負極端子3
2bとが直接接触されこの接触部材の取り付け工程が削
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易なストロボ装
置と、これを内蔵するレンズ付きフイルムユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも手軽に写真撮影を楽しむことが
できるように、簡単な撮影機構を組み込んだユニット本
体に予め写真フイルムを内蔵させたレンズ付きフイルム
ユニットが市販されている。このレンズ付きフイルムユ
ニットには、例えば「写ルンですSuper800」(商品名)
等のように基本的な撮影機構のみを組み込んだものか
ら、「写ルンですFlash 」(商品名)等のようにストロ
ボ装置を備え、夜間や室内での撮影を可能としたものな
ど様々な種類があり、ユーザーは用途に応じたものを選
択することができる。
【0003】レンズ付きフイルムユニットは、一般の写
真フイルムに近い価格で販売するため、その構造が非常
に簡略化されている。ユニット本体は、基本的に、撮影
機構を取り付けるとともにパトローネ付きの写真フイル
ムを収納する本体基部と、この前後を覆うように被せら
れる前カバーおよび後カバーとから構成されている。本
体基部には、両側部にパトローネ室とフイルムロール室
とが一体に設けられており、パトローネ室にはパトロー
ネが、またフイルムロール室にはロール状にした写真フ
イルムがそれぞれ収納される。また、パトローネ室とフ
イルムロール室との間には、撮影レンズと写真フイルム
の露光面との間を遮光するための暗箱が設けられてい
る。
【0004】図10は、レンズ付きフイルムユニットに
搭載される従来のストロボ装置の構成を示すものであ
る。ストロボ装置10は、1枚のプリント基板11に充
電および放電の制御を行うためのストロボ回路を実装し
た構成となっており、電源用の電池12からの給電によ
って作動する。プリント基板11には、ストロボ光を放
出するストロボ発光部13やストロボ発光用の電荷を蓄
積するメインコンデンサ14等の部品が取り付けられて
いるとともに、充電回路および放電回路のそれぞれの一
部を開放状態にしたプリント接点15a,15bおよび
シンクロ接片16a,16bが設けられている。プリン
ト接点15a,15bは、ストロボ充電操作を行ったと
きに接片17によって短絡され、これにより充電回路が
作動してメインコンデンサ14への充電が行われる。ま
た、シンクロ接片16a,16bはシャッタレリーズに
連動して接触され、これにより放電回路が作動してスト
ロボ発光部13からストロボ光が放出される。
【0005】またプリント基板11には、電池12の正
電極12aおよび負電極12bに接触する正極接触片1
8aと負極接触片18bとが取り付けられている。電源
用の電池12としては、一般に棒状の単3型乾電池が用
いられ、正電極12aおよび負電極12bは電池12の
両端面に設けられている。このため、正極接触片18a
と負極接触片18bとは、互いに電池12の長さ分だけ
隔てて向き合うようにプリント基板11に取り付けら
れ、これらの間で電池12を保持するようになってい
る。
【0006】このようなストロボ装置10をユニット本
体に内蔵させる場合、プリント基板11は、その板面を
前方に向けた状態で暗箱とフイルムロール室との間に取
り付けられる。また電源用の電池12は、その長手方向
がユニット本体の前面および底面の両方と平行になるよ
うに、暗箱の下側に寝かせて収納される。このため、従
来のストロボ装置10では、プリント基板11から側方
下部に離して収納される電池12を保持することができ
るように、正極接触片18aおよび負極接触片18b
は、プリント基板11から側方に突出させた状態で取り
付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように正電極12aと負電極12bとが電池12の両
端面に設けられ、正極接触片18aと負極接触片18b
とを電池12の長さ分だけ隔てて配置するのでは、これ
らの間に電池12を保持していない場合においても、ス
トロボ装置10は電池12の容積と同じだけ大型化して
しまう。このため、従来のストロボ装置10は、その保
管スペースを広く要するばかりか、プリント基板11か
ら突出した正極接触片18aおよび負極接触片18bが
引っ掛かりを生じることがないように取り扱いには十分
な注意を払わなくてはならない。
【0008】そこで、例えば実公平7−35302号公
報や特開平7−22015号公報には、棒状電池の負電
極をプリント基板に近接する側の端面に、また正電極を
負電極に近接する周面に設け、正極接触片および負極接
触片の長さを短くするようにしたストロボ装置が記載さ
れている。また、特開平8−87057号公報には、プ
リント基板を水平な向きに収納し、このプリント基板の
上面に電池を載置するようにしたストロボ装置が記載さ
れている。これらのストロボ装置によれば、正極接触片
および負極接触片の長さを短くし、プリント基板からの
突出量を抑えることができるので、ストロボ装置を小型
に構成することができるとともに、その取り扱いを容易
にできるという利点がある。
【0009】ところが、上記のストロボ装置はいずれ
も、形状が異なる正負2枚の接触片を有しており、各々
をプリント基板に取り付けなくてはならないので、スト
ロボ装置の組み立てに時間を要し、製造コストが高くな
る。
【0010】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、小型化および低価格化を図ったストロボ装置と、
これを内蔵するレンズ付きフイルムユニットとを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のストロボ装置は、棒状の電池の負電極を一
方の端面に、また正電極を前記一方の端面に近接した周
面に設けるとともに、プリント基板の一方の基板面に給
電回路の一部を開放状態にしてなる正極端子および負極
端子を設け、プリント基板の負極端子に電池の負電極を
当接させるとともに、正極端子には正電極に接触する接
触部材を設けるものである。なお、正電極を電池の円周
方向に沿って凹状に形成し、接触部材には、プリント基
板の負極端子に電池の負電極を当接させたときに正電極
に嵌まり込む複数の接触部を電池の円周方向に等間隔に
並べて設けておくのがよい。この際、接触部は、正電極
に嵌着したときに電池をプリント基板側に付勢し、負電
極を負極端子に押しつけるように構成しておくのがよ
い。また、プリント基板の負極端子の周囲に切込みを形
成し、電池の負電極との当接部を弾性移動自在にしてお
くのがよい。
【0012】また、本発明のレンズ付きフイルムユニッ
トは、ストロボ装置のプリント基板を、水平な向きに、
かつ一端を暗箱側に突出させた状態でフイルムロール室
の上部に配置するとともに、暗箱側に突出した一端の下
面に給電回路の一部を開放状態にした正極端子および負
極端子を設け、また電源電池として、負電極が一方の端
面に、正電極が前記一方の端面に近接した周面に設けら
れた棒状の電池を用いるとともに、負電極が設けられた
端面を上方に向けた状態で暗箱とフイルムロール室との
間に収納し、プリント基板の負極端子に電池の負電極を
当接させるとともに、正極端子には正電極に接触する接
触部材を設けるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は本発明のストロボ装置の構
成を示すものである。ストロボ装置20は、プリント基
板21に充電および放電の制御を行うためのストロボ回
路を実装して構成される。プリント基板21の上面21
aには、放電管23を発光させてストロボ光を放出する
ストロボ発光部22が取り付けられる。またプリント基
板21の下面21bには、補助基板25と、ストロボ発
光用の電荷を蓄積するメインコンデンサ26と、電源用
の電池30の端部を嵌め込むための接触枠31とが取り
付けられる。補助基板25はプリント基板21と直交す
るように固定され、この外面側には充電端子27とシン
クロ接片28a,28bとが設けられている。充電端子
27およびシンクロ接片28a,28bは、例えば補助
基板25の背面に沿って設けられたリード線を介してプ
リント基板21の充電回路および放電回路に接続され
る。またメインコンデンサ26は、その長手方向がプリ
ント基板21の下面21bに対して垂直になるように、
ストロボ発光部22の下方に取り付けられる。
【0014】電源用の電池30としては棒状の単3型乾
電池が用いられ、その平坦な端面に負電極30bが、ま
た負電極30bに近接する周面には絶縁用の被覆の一部
を円周方向に剥離させてなる凹状の正電極30aが設け
られている。この電池30は、正電極30aおよび負電
極30bが設けられた端部が接触枠31内に嵌め込まれ
る。
【0015】図1に示すように、プリント基板21の下
面21bには、給電回路の一部を開放状態にした正極端
子32aと負極端子32bとが設けられている。接触枠
31は導電性を有する板材からなり、電池30の正電極
30aとプリント基板21の正極端子32aとを連絡す
る。接触枠31は、電池30の外周形状に倣った円筒状
に形成されており、一方の開口縁31aには取付け片3
4a〜34cが設けられ、他方の開口縁31bには、円
周方向と交叉する向きに延びたスリット35a〜35c
が形成されている。この接触枠31は、取付け片34a
〜34cをプリント基板21の取付け孔36a〜36c
に挿入して半田付けすることで、負極端子32bの周囲
を囲むようにプリント基板21に取り付けられる。な
お、取付け孔36aは正極端子32a上に設けられてお
り、取付け片34aを介して接触枠31と正極端子32
aとが接続される。
【0016】また、接触枠31には、内壁側に突出した
3つの接触部38a〜38cが円周方向に等間隔に並べ
て設けられている。図2に示すように、接触部38a
は、電池30を接触枠31内に挿入し、負電極30bが
負極端子32bに当接するまで押し込んだときに、電池
30の周面に設けられた正電極30aの凹部に嵌まり込
み、その先端が正電極30aに接触する。なお、図示し
ない接触部38b,38cも接触部38aと同じ構成で
ある。
【0017】電池30を接触枠31に嵌め込むと、電池
30は、正電極30aと接触部38a〜38cとの嵌合
によって3箇所で支持され、正電極30aおよび負電極
30bがプリント基板21の正極端子32aおよび負極
端子32bに接続された状態で位置決め,保持される。
なお、接触部38a〜38cが内壁側に突出し、接触枠
31の内径を電池30の外径よりも小さくしているが、
電池30の挿入開口となる開口縁31bに円周方向と交
叉する向きに延びたスリット35a〜35cが形成され
ているので、接触部38a〜38cが電池30の外周面
に当接している間は接触枠31が外側に押し広げられ、
電池30を接触枠31内に容易に嵌め込むことができ
る。
【0018】上記のように構成されたストロボ装置20
では、電池30の負電極30bをプリント基板21に形
成された負極端子32bに直接当接させるので、負電極
30bと負極端子32bとを連絡するための接触片が不
要になる。したがって、従来のストロボ装置10に比較
して構成部品数が減少するとともに、接触片の組り付け
工程が削減され、製造コストを低減することができる。
【0019】また、電池30の正電極30aを、負電極
30bが設けられた端面に近接する周面に設けること
で、この正電極30aとプリント基板21との距離を短
くし、正電極30aと正極端子32aとを連絡する接触
枠31のプリント基板21からの突出量を抑えることが
できる。これにより、接触枠31の引っ掛かりを気遣う
必要がなくなり、ストロボ装置20の取り扱いが容易に
なる。しかも、電池30を保持させていない状態では、
接触枠31がプリント基板21からわずかに突出するだ
けなので、接触片をプリント基板から電池の長さ分だけ
突出させて取り付ける従来のストロボ装置10に比較し
て、全体の大きさを小型にすることができ、このストロ
ボ装置20を保管するためのスペースが節減できる。
【0020】図4は、上記構成のストロボ装置20を内
蔵するレンズ付きフイルムユニットを示すものである。
ユニット本体41は主にプラスチック成形され、全体を
外装体42によって覆われている。外装体42は、レン
ズ付きフイルムユニット40の外観を綺麗にするための
ものであり、表面に印刷が施された紙箱等が用いられ
る。この外装体42の所要部には、撮影レンズ43,フ
ァインダ対物窓44,ストロボ発光窓45,ストロボ充
電スイッチ46,シャッタボタン47,巻上げノブ4
8,およびカウンタ表示窓49を露呈させるための穴が
開設されており、この外装体42をユニット本体41に
被せたままの状態で撮影操作が行えるようになってい
る。
【0021】ユニット本体41は、図5に分解して示す
ように、本体基部51と、この本体基部51を前後から
覆うように被せられる前カバー52および後カバー53
とから構成されている。本体基部51の両側部には、パ
トローネ54を収納するパトローネ室55と、パトロー
ネ54から全て引き出してロール状にした写真フイルム
56を収納するフイルムロール室57とが一体に設けら
れており、これらの間には、写真フイルム56の露光範
囲を規定するためのアパーチャー58が形成されてい
る。アパーチャー58の前面には、被写体光の光路を遮
光するための暗箱59が設けられている。パトローネ室
55の上面には巻上げノブ48が取り付けられ、またフ
イルムロール室57の上壁にはストロボ装置20に取り
付けられたメインコンデンサ26とほぼ同径の開口60
が形成されている。パトローネ室55およびフイルムロ
ール室57の底部は開口となっており、後カバー53の
底面側に設けたプルトップ式の底蓋61a,61bによ
ってそれぞれ塞がれる。
【0022】本体基部51には、暗箱59の前面に露光
ユニット62が、またフイルムロール室57の上部にス
トロボ装置20がそれぞれ取り付けられ、前カバー52
と後カバー53とで挟持される。露光ユニット62はシ
ャッタベース63上にシャッタ機構,フイルム巻き止め
機構,およびファインダ光学系を組み付けてユニット化
したもので、撮影レンズ43,ファインダ対物レンズ6
4a,ファインダ接眼レンズ64b,フイルム枚数表示
板65等が組み付けられている。なお、前カバー52に
はファインダ対物窓44,ストロボ発光窓45,ストロ
ボ充電スイッチ46,シャッタボタン47,およびカウ
ンタ表示窓49が、また後カバー53にはファインダ接
眼窓66がそれぞれ形成されている。
【0023】図6に示すように、ストロボ装置20は、
メインコンデンサ26を開口60からフイルムロール室
57内に挿入し、プリント基板21を水平な向きでフイ
ルムロール室57上に載置した状態で取り付けられ、例
えば爪係合によってプリント基板21がフイルムロール
室57の上部に固定される。なお、メインコンデンサ2
6は、フイルムロール室57内に収納されるロール状の
写真フイルム56の巻芯空間に配置される。暗箱59と
フイルムロール室57との間には垂直方向に延びた電池
室67が設けられ、この電池室67の上方部にプリント
基板21に取り付けられた接触枠31が開口縁31bを
底面側に向けた状態で突出する。電池室67の底部には
開口67aが形成されており、ここから電池30の着脱
が行われる。この電池室67の開口67aは、電池室6
7内に電池30を装填した後に外装体42によって覆わ
れる。なお、図6では、図面の煩雑化を避けるために補
助基板25,充電端子27,およびシンクロ接片28
a,28bの図示を省略してある。
【0024】露光ユニット62とストロボ装置20とを
ユニット本体41内に組み込むと、露光ユニット62に
組み付けられた撮影レンズ43が前カバー52の前面に
形成された撮影開口69(図5参照)から、またファイ
ンダ対物レンズ64a,ファインダ接眼レンズ64bが
ファインダ対物窓44,ファインダ接眼窓66から露呈
される。また、ストロボ装置20に組み付けられたスト
ロボ発光部22がストロボ発光窓45から露呈され、充
電端子27がストロボ充電スイッチ46の内側に位置決
めされる。
【0025】露光ユント62およびストロボ装置20
は、予め別工程で組み立てられており、レンズ付きフイ
ルムユニット40の製造工程に供給される。レンズ付き
フイルムユニット40の製造工程では、まずユニット本
体41が組み立てられる。ユニット本体41の組立工程
において、まず、本体基部51に設けられた暗箱59の
前面に露光ユニット62が取り付けられる。次に、暗室
内でパトローネ室55にパトローネ54が、またフイル
ムロール室57にロール状にした写真フイルム56がそ
れぞれ収納される。この後、本体基部51の背面に後カ
バー53が被せられ、底蓋61a,61bが閉じられる
と、パトローネ室55およびフイルムロール室57が光
密に塞がれる。
【0026】続いて、暗室内でストロボ装置20がフイ
ルムロール室57の上部に取り付けられる。この際、メ
インコンデンサ26が開口60からフイルムロール室5
7内に挿入されてロール状の写真フイルム56の巻芯空
間に配置され、プリント基板21がフイルムロール室5
7上に水平な向きで取り付けられる。ストロボ装置20
が取り付けられると、暗箱59とフイルムロール室57
との間に形成された電池室67の上方部に、プリント基
板21に取り付けられた接触枠31が開口縁31bを底
面側に向けた状態で突出する。この後、本体基部51の
前面に前カバー52が被せられると、ユニット本体41
が完成する。
【0027】次に、ユニット本体41の底面側に形成さ
れた開口67aから、電池室67内に電源用の電池30
が装填される。この際、電池30は、負電極30bが設
けられた端面を先頭にして電池室67に挿入され、接触
枠31内に嵌め込まれる。そして、負電極30bが負極
端子32bに当接するまで電池30を押し込むと、接触
枠31の接触部38a〜38cが電池30の周面に設け
られた凹状の正電極30aに嵌着して接触する。これに
より、電池30の負電極30bとプリント基板21の負
極端子32bとが接続されるとともに、接触枠31を介
して正電極30aと正極端子32aとが接続される。こ
の後、ユニット本体41の外周に外装体42が被せられ
ると、開口67aが塞がれ、レンズ付きフイルムユニッ
ト40が完成する。
【0028】ここで、ユニット本体41に外装体42が
被せられるまでの間は、電池室67の底面が完全に開放
された状態となっているので、電池30が電池室67か
ら抜け落ちることが危惧される。しかし、電池30の正
電極30aと接触枠31の接触部38a〜38cとが、
電池30の円周方向に沿って3箇所で嵌合しているの
で、電池30は接触枠31によって保持され、搬送中の
振動等により電池室67から外れ落ちることがない。
【0029】図7は、電池の正電極とプリント基板の正
極端子とを連絡する接触部材の別の構成例を示すもので
ある。接触枠71は、支持面72の端縁部に一対の接触
片73,74を対向させて設けた構成となっている。支
持面72には、中央部に電池30の径よりも大きな開口
75が形成されているとともに、取付け片76a,76
bが設けられている。また接触片73,74は、先端部
73a,74aの端縁73b,74bが電池30の正電
極30aの外周に倣った形状をしており、この端縁73
b,74bによって正電極30aを挟持する。この接触
枠71は、取付け片76a,76bをプリント基板77
の取付け孔78a,78bに挿入して半田付けすること
で、開口75から負極端子79bを露呈させてプリント
基板77に取り付けられる。なお、取付け孔78aは正
極端子79a上に設けられており、取付け片76aを介
して接触枠71と正極端子79aとが接続される。
【0030】図8に示すように、接触片73,74は、
各々の先端部73a,74aが支持面72側に向けて僅
かに傾けられており、端縁73b,74bを電池30の
正電極30aに嵌着させたときに、電池30をプリント
基板77側に押し付ける。この実施形態によれば、接触
枠71内に電池30を保持させたときには、平坦面状に
形成された電池30の負電極30bとプリント基板77
の負極端子79bとを確実に接触させることができる。
【0031】なお、この接触枠71を用いる場合、プリ
ント基板77側には大きな押圧力が加わるので、プリン
ト基板77が内部歪みを生じて割れる恐れがある。そこ
で、図9に示すプリント基板81のように、負極端子8
2の周囲に切込み83を形成し、この切込み83によっ
て囲まれた基板部81aがプリント基板81の背面側に
弾性移動自在にしておけば、電池30を押し付けた際に
プリント基板81に加わる負荷が緩和され、プリント基
板81の内部歪みを抑えて基板割れを防止することがで
きる。
【0032】なお、上記実施形態においてはいずれも、
接触部材で電池の端部を保持するようにしているが、接
触部材は、単に電池の正電極とプリント基板の正極端子
とを連絡するだけの構成としてもよい。この場合、接触
部材は平板状に形成されればよいので、この接触部材の
成形が容易になる。また、従来のストロボ装置に用いて
いた接触片を用いることも可能である。
【0033】また、本発明のストロボ装置は、レンズ付
きフイルムユニット用に限られるものではなく、低価格
帯の簡易なカメラに内蔵させてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明のストロボ装置によ
れば、電池の負電極をプリント基板に設けられた負極端
子に直接当接させるので、従来のストロボ装置では必須
の部品であった負電極と負極端子とを連絡する接触片が
不要になる。したがって、ストロボ装置の構成部品数が
減少するとともに、接触片の組み付け工程が削減され、
製造コストを低減することができる。
【0035】また、電池の正電極は、負電極が設けられ
た端面に近接する周面に設けられるので、この正電極と
プリント基板との距離が短くなり、正電極と正極端子と
を連絡する接触部材のプリント基板からの突出量が抑え
られる。これにより、接触部材の引っ掛かりを気遣う必
要がなくなり、ストロボ装置の取り扱いが容易になる。
しかも、電池を取り付けていない状態では、接触部材が
プリント基板からわずかに突出するだけなので、接触片
をプリント基板から電池の長さ分だけ突出させて取り付
ける従来のストロボ装置に比較して、装置全体の大きさ
を小型にすることができる。
【0036】さらに、正電極を電池の円周方向に沿って
凹状に形成するとともに、接触部材には正電極内に嵌ま
り込む複数の接触部を電池の円周方向に等間隔に並べて
設けておくと、電池は接触部材によって保持され、正電
極および負電極がプリント基板の正極端子および負極端
子に接続された状態を維持することができる。これによ
り、ストロボ装置の取り扱いがより容易になるととも
に、このストロボ装置を内蔵するレンズ付きフイルムユ
ニットの組立工程内において、搬送中の振動による電池
の脱落事故が防止され、レンズ付きフイルムユニットの
組立適正を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ装置の要部概略図である。
【図2】本発明のストロボ装置の構成を示す概略図であ
る。
【図3】図1に示した接触枠に電池を嵌着させた状態を
示す説明図である。
【図4】ストロボ装置を内蔵するレンズ付きフイルムユ
ニットの外観図である。
【図5】図4に示すユニット本体の分解斜視図である。
【図6】ストロボ装置の取り付け状態を示す部分断面図
である。
【図7】接触枠の別の構成例を示す概略図である。
【図8】図7に示した接触枠に電池を嵌着させた状態を
示す説明図である。
【図9】プリント基板の別の構成例を示す説明図であ
る。
【図10】従来のストロボ装置の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10,20 ストロボ装置 11,21,77,81 プリント基板 12,30 電池 12a,30a 正電極 12b,30b 負電極 31,71 接触枠 32a,79a 正極端子 32b,79b,82 負極端子 38a〜38c 接触部 40 レンズ付きフイルムユニット 41 ユニット本体 51 本体基部 52 前カバー 57 フイルムロール室 59 暗箱 67 電池室 83 切込み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に充電および発光のための
    ストロボ回路を形成してなり、棒状の電池からの給電に
    よって前記ストロボ回路を作動させるストロボ装置にお
    いて、 前記棒状の電池の負電極を一方の端面に、また正電極を
    前記一方の端面に近接した周面に設け、前記プリント基
    板の一方の基板面に給電回路の一部を開放状態にしてな
    る正極端子および負極端子を設け、前記プリント基板の
    負極端子に前記電池の負電極を当接させるとともに、正
    極端子には前記正電極に接触する接触部材を設けたこと
    を特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記正電極を電池の円周方向に沿って凹
    状に形成し、前記接触部材には、前記プリント基板の負
    極端子に電池の負電極を当接させたときに正電極に嵌ま
    り込む複数の接触部を電池の円周方向に等間隔に並べて
    設けたことを特徴とする請求項1記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部は、正電極に嵌着したときに
    電池をプリント基板側に付勢し、負電極を負極端子に押
    しつけることを特徴とする請求項2記載のストロボ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プリント基板の負極端子の周囲に切
    込みを形成し、前記電池の負電極との当接部を弾性移動
    自在にしたことを特徴とする請求項3記載のストロボ装
    置。
  5. 【請求項5】 撮影機構が組み付けられるとともに、パ
    トローネを収納するパトローネ室とロール状にした写真
    フイルムを収納するフイルムロール室とを備え、これら
    パトローネ室とフイルムロール室との間に撮影光の光路
    を遮光する暗箱が設けられたユニット本体に、電源電池
    からの給電によってプリント基板に形成されたストロボ
    回路を作動させるストロボ装置を内蔵させたレンズ付き
    フイルムユニットにおいて、 前記プリント基板を、水平な向きに、かつ一端を前記暗
    箱側に突出させた状態で前記フイルムロール室の上部に
    配置するとともに、前記突出した一端の下面に給電回路
    の一部を開放状態にした正極端子および負極端子を設
    け、また前記電源電池として、負電極が一方の端面に、
    正電極が前記一方の端面に近接した周面に設けられた棒
    状の電池を用いるとともに、前記負電極が設けられた端
    面を上方に向けた状態で暗箱とフイルムロール室との間
    に収納し、前記プリント基板の負極端子に電池の負電極
    を当接させるとともに、正極端子には正電極に接触する
    接触部材を設けたことを特徴とするレンズ付きフイルム
    ユニット。
JP22861696A 1996-08-29 1996-08-29 ストロボ装置およびこれを内蔵するレンズ付きフイルムユニット Pending JPH1068986A (ja)

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