JP2000174407A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

Info

Publication number
JP2000174407A
JP2000174407A JP10344567A JP34456798A JP2000174407A JP 2000174407 A JP2000174407 A JP 2000174407A JP 10344567 A JP10344567 A JP 10344567A JP 34456798 A JP34456798 A JP 34456798A JP 2000174407 A JP2000174407 A JP 2000174407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
lead terminal
pattern sheet
circuit
conductor pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10344567A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10344567A priority Critical patent/JP2000174407A/ja
Publication of JP2000174407A publication Critical patent/JP2000174407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時における取り付け性を損なうことな
く、取り付け後における衝撃や振動に強い回路基板を提
供する。 【解決手段】 電気部品29が取り付けられる回路基板
28は、金属製の薄板で形成された導体パターンシート
を絶縁体62で鋳ぐるんで一体成形される。リード端子
71を挿入するリード端子挿入部60は、前記導体パタ
ーンを打ち抜いて形成される。絶縁体62に形成された
開口部66によって、リード端子挿入部60は、該挿入
部60を構成する接続片72,73とともに露呈され
る。開口部66の一部には、誘導面74が形成されてい
る。また、接続片72,73もリード端子71を挿入す
る方向に屈曲されている。取り付けられた本体77は、
位置決め部78によって固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路素子が取り付
けられる導体パターンシートの表裏を絶縁性の被覆材で
一体的に覆った回路基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−185105号公報に記載さ
れたストロボ用回路基板は、導電性の金属薄板を所定の
回路パターンに打ち抜いた導体パターンシートと、その
表裏を一体的に覆う絶縁性の被覆材とから構成されてい
る。絶縁性の被覆材はプラスチックの射出成形で製造す
ることができ、この場合には、導体パターンシートを金
型内に位置決めしておいて、インサート成形により回路
基板を効率的に製造することができる。
【0003】上記回路基板の被覆材の所要部には開口が
形成され、この開口を通して導体パターンシートが部分
的に露出している。この露出部分は、回路素子の取付部
として利用され、最も簡便には、導体パターンシートに
V字形に折り曲げて形成した一対の接続片が形成され、
前記開口から露呈される。回路素子のリード端子を前記
開口を通して一対の接続片の先端間に挿入すると、接続
片が弾性変形してリード端子を受け入れてこれを狭持
し、導体パターンシートの所要部に回路素子が電気的に
接続保持される。
【0004】このようなストロボ用回路基板を用いれ
ば、ストロボ回路を構成する多くの回路素子を個々に導
体パターンシートにハンダ付けする作業を省くことがで
き、また、リフローハンダ付け手法と較べて設備コスト
も安くなる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載のストロボ回路用基板では、導体パターンシートのも
つ弾性を利用して回路素子が保持されているだけである
ため、その保持力が弱いという難点がある。特に、こう
したストロボ回路用基板を一回使用型のレンズ付きフイ
ルムユニットに内蔵させようとする場合、レンズ付きフ
イルムユニットは、ローコストで提供されその取り扱い
が雑になりやすいこと、また戸外の様々な環境の中で携
帯しながら使用されることなどの利用から振動や衝撃が
加えられることが多く、回路素子が導体パターンシート
から外れたり、ずれたりするおそれがある。
【0006】こうした欠点は、導体パターンシートの剛
性を高め、リード端子に対する弾性保持力を強くすれば
改善することが可能となるが、反面、リード端子が挿入
しにくくなり、作業効率の低下、不良率の上昇などが避
けられない。また、単に導体パターンシートの剛性を高
めるだけでは、振動や衝撃に対して回路素子を安定に保
持しておくことが困難で、やはり回路素子の抜け止めや
位置決めについて別途対策を講じておく必要があり、コ
ストアップの原因となる。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、回路素子の組付けを簡便かつ効率的に行う
ことができ、しかも組み付け後に振動や衝撃が加わって
も回路素子を安定に保持しておくことができる回路基板
を提供することを目的とし、さらに、この回路基板をス
トロボ用の回路基板として利用したレンズ付きフイルム
ユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、導電性のシート材を回路パターンに応じ
た形状に成形した導体パターンシートと、この導体パタ
ーンシートの表裏を一体的に覆う絶縁性の被覆材とから
なり、前記被覆材に、導体パターンシートに形成された
回路素子取付用のリード端子挿入部を外部に露呈させる
開口を設けた回路基板において、前記開口が被覆材の表
面側よりも導体パターンシート側で小さくなるように、
開口の内周面を傾斜させたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、前記リード端子挿入部は、導体パタ
ーンシートに形成した切り込み線によって区画された複
数の接続片で構成され、これらの接続片は各々の先端相
互間に形成される隙間がリード端子の外径よりも小さく
なるようにリード端子の挿入方向に沿って傾斜して折り
曲げられていることを特徴とするものである。
【0010】さらに、前記被覆材に、回路素子の位置決
め手段及び抜け止め手段と,レンズ付きフイルムユニッ
トとの位置決め手段及びその本体補強手段とを一体成形
したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の回路基板が内蔵されたレ
ンズ付きフイルムユニット(以下フイルムユニットとい
う)2の外観及び内部構造の概略を示す図2及び図3に
おいて、フイルムユニット2は、露光部3及びストロボ
ユニット4が組み付けられる本体基部6と、その前後に
被せられる前カバー7及び後カバー8と、カートリッジ
9及びカートリッジ9から引き出してロール形態にした
写真フイルム11とからなる。カートリッジ9及び写真
フイルム11は、本体基部6に形成されたカートリッジ
収納室6a,フイルム収納室6bにそれぞれレンズ付き
フイルムユニットの製造時点で予め組み込まれる。そし
て、フイルムユニット2にラベルシール10等の外装体
が貼られた後、包装されて出荷される。
【0012】前カバー7にはその前面に撮影窓12,フ
ァインダ対物窓13,ストロボ発光窓14及びストロボ
スイッチ16を露呈する開口が形成され、また上面には
シャッタボタン17,フイルムカウンタ窓18,充電完
了確認窓19が形成されている。充電完了確認窓19
は、ストロボユニット4の充電完了を外部から確認する
ためのもので、ストロボスイッチ16をスライドさせる
と、該窓19から一部露呈されているライトガイド21
が突出するようになっている。ストロボスイッチ16
は、その背後の支持板20にスライド自在に支持されて
おり、このストロボスイッチ16のスライドにより、ス
トロボユニット4の充電が開始され、充電の完了は、ラ
イトガイド21で確認される。
【0013】また、前カバー7の前面には、スライド式
の保護カバー22が、開閉自在に設けられている。この
保護カバー22は、該カバー22が閉位置にある時に
は、撮影窓12とファインダ対物窓13を覆って、これ
らの窓12,13から露呈されるレンズを保護するとと
もに、シャッタボタン17及びストロボスイッチ16を
ロックするようになっている。
【0014】後カバー8にはファインダ接眼窓23が形
成され、さらに、カートリッジ収納室6a,フイルム収
納室6bの底部開口を光密に覆う底蓋8a,8bが一体
に形成されている。底蓋8aは、撮影済みの写真フイル
ムが巻き込まれたカートリッジ9を取り出すときに開放
される。
【0015】カートリッジ収納室6aの上部に巻上げノ
ブ24が設けられ、その下面に一体に形成された巻上げ
軸がカートリッジ9のスプールに係合する。撮影ごとに
巻上げノブ24を回動操作することによって、撮影済み
の写真フイルム11は1コマ分ずつカートリッジ9に巻
き込まれる。このフイルム1コマ巻上げに連動して露光
部3に組み込まれたシャッタ機構が次回の撮影のために
チャージされ、またフイルム1コマ給送が完了すると露
光部3に組み込まれたロックレバーによって巻上げノブ
24の回動がロックされる。
【0016】本体基部6の中央にはアパーチャー(図示
せず)が形成され、撮影位置に送られてきた写真フイル
ム11の前面で1コマ分の露光範囲を制限する。その前
方には角筒状に突出した暗箱部3aが一体に形成され
る。露光部3は、この暗箱部3aをベースとして、その
前面及び上面に、シャッタボタン17を有するシャッタ
ー機構,ファインダ機構,フイルムカウンタ機構及び巻
き上げノブ24を有するフイルム巻き止め機構が組み付
けられる。また、暗箱部3aの前面は、撮影レンズ26
が組み込まれたシャッターカバー27で覆われている。
シャッタカバー27の背後には、シャッタボタン17の
押下によって開閉される蹴飛ばし式のシャッタ羽根(図
示せず)が設けられている。
【0017】ストロボユニット4は、前記露光部3の横
に組み付けられる。図4に示すように、ストロボユニッ
ト4は、電源回路やトリガ回路等が設けられる回路基板
28に、メインコンデンサ29a,トランス29b,そ
の他の電気部品29、電源電池32、シンクロ接点33
及びストロボ発光部34等を回路素子として一体に取り
付けたユニット部品である。
【0018】このストロボユニット4は、位置決め手段
により本体基部6の適正な位置に取り付けられ、爪結合
により保持される。位置決め手段は、本体基部6に設け
た位置決めピン(係合部)36と、回路基板28に設け
た位置決め穴(被係合部)37との一対からなる。爪結
合は、本体基部6に設けた弾性自在な係止爪38(係合
部)と回路基板28に設けた被係合部39との一対から
なる。また、前カバー7と、ストロボユニット4も位置
決め手段により適正な位置に取り付けられて保持され
る。この位置決め手段は、前カバーに設けた位置決めピ
ン(係合部)41と、発光部34に設けた位置決め穴
(被係合部)42とからなる。
【0019】回路基板28の上には一対の接点46,4
7が設けられており、一方の接点47には、導電性の材
料で形成され、この接点46,47間を導通させる短絡
スイッチ48が設けられている。この短絡スイッチ48
は、解放されている一端がストロボスイッチ16のスラ
イドにより押下される。これにより電源回路が閉路され
てストロボ充電が開始される。充電が完了すると電源回
路に設けられたLED等の発光手段が点灯し、この光が
ライトガイド21を介して充電完了表示窓19から確認
される。
【0020】シンクロ接点33は、シャッタ羽根に連動
して作動し、シャッタ羽根が全開した時にトリガー信号
をトリガー回路に送る。このトリガー信号を受けて,メ
インコンデンサ29aに蓄えられた電荷が放電して、ト
リガー回路に接続された放電管49からストロボ光が発
光される。
【0021】また、ストロボユニット4には、電源電池
32が保持される。電源電池32は、市販形態の単三電
池から被覆を取り除いた形態とされている。この形態で
は、円筒のボタン側側面32aから外周までもがプラス
側の電極とされており、外周にはマイナス電極32bの
側に寄った位置に一段凹んだ凹部32cが設けられてい
る。回路基板28には、凹部32cに上方から挿入され
ることで電源電池32を保持するC字形状のプラス側の
電池接片56と、この電池接片56に該電池32が保持
されたときに、マイナス側の電極と接触するマイナス側
の電池接片57とが一体に設けられている。
【0022】上述のように、電池接片56,57は、電
源電池32を保持する必要がある。このため、該接片5
6,57は、厚みのある材料で形成され、高い剛性が与
えられている。これにより、強い衝撃が加わっても、電
源電池32がズレにくくなり、フイルムユニット4の耐
衝撃性が向上する。この他、回路基板28の平面部に
は、メインコンデンサ29a,トランス29b,その他
の電気部品29のリード端子が取り付けられるリード端
子挿入部(後述60)が形成されている。
【0023】ストロボ発光部34は、この放電管49,
リフレクタ51,照射板52及びこれらを収納する発光
基部53からなる。ストロボ発光部34の上方には、こ
れを囲むように放電管49の一端と接続する放電管用接
片54が配置される。この放電管用接片54は、導電性
の金属材料で形成されており、回路基板28と一体に設
けられる。
【0024】図5に示すように、発光基部53の後方に
は、後カバー8の内面に当接し、フイルムユニット2の
内部機構を保護する補強部53aが延設されている。補
強部53aは、発光部53とともに、回路基板28と一
体成形され、フイルムユニット2が組み立てられると、
後カバー8と接するようになっている。これにより、フ
イルムユニット2の落下などによる衝撃から、発光基部
53の背後に設けられるメインコンデンサ29aの他、
これを含むストロボユニット4及び各内部機構が保護さ
れる。さらに、この補強部53aは、発光基部53と一
体成形されることにより強度が向上している。なお、本
実施形態において、補強部53aは、後カバー8と当接
するようになっているが、発光基部53の上方に延設し
て、前カバー7と当接するようにしてもよい。
【0025】回路基板28は、図6及び7に示すよう
に、金属製の導体パターンシート61をインサート成形
によりプラスチック製の絶縁体62で鋳ぐるんで一体化
して形成される。この製造方法としては、インサート成
形が望ましい。導体パターンシート61は、打ち抜き工
程で、1枚の導体シートを予め決めた輪郭形状に一度に
打ち抜いて形成される。この打ち抜きによって、シンク
ロ接点33、電池接片56,57、一対の接点46,4
7、放電管用接片54が展開した形状で回路パターンに
連設される。
【0026】このように導体シートを1枚のシートとす
ることで、シンクロ接点33や、電池接片56,57等
の部品点数を減らすことができ、また、同時に、該部品
の取り付け工程を省略することができる。この例では、
導体パターンシート61を、例えば厚み0.3mmの金
属材料としている。
【0027】インサート成形時には、絶縁体62は、シ
ンクロ接点33、及び電池接片56,57を外部に露呈
させた形状で形成される。また、本体基部6に設けた位
置決めピン36に係合する位置決め穴37や、本体基部
6に設けた係止爪38が係合する被係合部39、及びス
トロボ発光部34を構成する発光基部53も一体に成形
される。また、この成形時には、一対の接点46,47
等を露呈させる開口63,64、リード端子挿入部60
を露呈させる開口部66、及び連結部67を露呈させる
開口68等も一緒に形成される。
【0028】連結部67は、回路パターンとして不要な
部分であり、連結部打ち抜き工程で打ち抜かれる。この
連結部67が打ち抜かれることにより、複数の回路パタ
ーンが互いに電気的に分離され、回路パターンが完成す
る。この打ち抜き時には、前記リード端子挿入部60も
一緒に形成される。
【0029】図1(A)及び(B)に示すように、電気
部品29は、リード端子挿入部60に、該部品29のリ
ード端子71を挿入することにより取り付けられる。電
気部品29のリード端子71は、回路基板28の背面側
から前面側に向かって挿入される。リード端子挿入部6
0は、打ち抜きにより形成した2枚の接続片72,73
の切り込み線の区画によって構成される。
【0030】図8(A)に示すように、リード端子71
の外周と接触する前記接続片72,73の開放端72
a,73aが、前記リード端子の挿入方向に向かい、か
つ、前記開放端72a,73a相互間にリード端子71
の外径未満の隙間Lが形成されるように屈曲されてい
る。図8(B)に示すように、リード端子71は、この
接続片72,73を弾性変形させながら前記隙間Lに挿
入される。挿入されたリード端子71は接続片72a,
73aの弾性力によって、圧着保持される。
【0031】このように、接続片72a,73aが折り
曲げられて、リード端子挿入位置に向かう斜面が形成さ
れることになるから、リード端子71を挿入する際に
は、その先端が挿入位置へガイドされることになる。こ
のため、電気部品29の取り付け時において、リード端
子71が、その挿入位置から多少ズレている場合でも、
前記接続片72,73によって挿入位置へガイドされる
ので、取り付け性が向上する。この結果、リード端子7
1が挿入時に曲げられてしまう等の不良発生の確率が低
くなる。
【0032】他方、接続片72,73は、電池接片5
6,57とともに導体パターンシート61で一体成形さ
れる。上述のように、導体パターンシート61は、重さ
のある電源電池32を確実に保持するために、剛性が高
められている。この結果、該シート61と一体成形され
る接続片72,73も当然に剛性が高められる。このた
め、リード端子71の圧着保持力も高められ、リード端
子71がはずれにくく耐振動性や耐衝撃性が向上してい
る。
【0033】このように、接続片71の剛性が高められ
ると、保持力が高められる一方で、挿入時の負荷が増大
するようにも見える。しかし、このような場合において
も、接続片72,73が挿入方向に屈曲されていること
から、リード端子71を挿入する時の負荷は、軽減され
る。これらにより、リード端子71の挿入しやすさと、
はずれにくさの両立が図られている。なお、本実施形態
においては、リード端子71を挿入するリード端子挿入
部60を、打ち抜いて切り込まれた2つの接続片72,
73の切り込み線で構成しているが、例えば、十字状の
切れ込みを入れて、4つの接続片を形成し、この4つの
接続片でリード端子71を圧着保持するようにしてもよ
い。
【0034】また、前記絶縁体62に設けられ、前記リ
ード端子挿入部60を露呈させる開口部66の内周面に
は、リード端子71の挿入時に、その挿入位置をガイド
する誘導面74が形成されている。この誘導面74は、
開口部66が、リード端子71挿入方向に沿って、開口
部66が小さくなるように、その内周面を傾斜させて形
成される。これにより、リード端子71の先端がその挿
入位置へガイドされるので、より取り付けがし易くな
る。
【0035】本実施形態では、この誘導面74を矩形状
に形成された、前記開口部66の対面する2面に設けた
形で説明しているが、例えば、他の2面に設けてもよい
し、また、開口部66を円形として、その全周に渡っ
て、円錐状に斜面を形成して、誘導面としてもよい。ま
た、本実施形態では、開口部の周縁に内盛り76を設け
ている。これにより、開口部66を大きくして誘導面7
4を延長している。このため、より挿入し易くなってい
るが、この内盛り76は、無くてもよい。
【0036】この開口部66の近傍には、前記リード端
子71を有し、前記リード端子挿入部60に取り付けら
れる電気部品29の本体77を固定する位置決め部78
が、絶縁体62と一体に成形されている。図9に示すよ
うに、この位置決め部78が、回路基板28に取り付け
られた電気部品29の本体77を位置決めして固定する
ので、振動や衝撃により、該部品29の位置ズレが防止
される。
【0037】また、取り付け時にも、この位置決め部7
8によって、該部品29の取り付け位置が指示されるの
で、本体29を適正な位置に取り付けることができる。
このため、取り付けられた電気部品間の接触等が防止さ
れる。本実施形態では、位置決め部78を回路基板28
上に凸状で形成した例で説明しているが、例えば、部品
本体に設けられた凸部と係合するように、凹状に設けて
もよい。
【0038】また、この回路基板28上には、図10に
示すように、トランス29bを取り付け位置に固定する
とともに、前記トランス29の抜脱方向への移動を抑止
する抜け止め部79が設けられている。この抜け止め部
79も絶縁体62と一体で成形されている。抜け止め部
79は、その先端の爪係合部79aがトランス29bの
本体に爪係合することによりトランス29bを支持す
る。この抜け止め部79は、振動や衝撃等によって、ト
ランス29bがはずれてしまうことを防ぐものであり、
トランス29b等の比較的、背が高く、重量が重い部品
に対しては好適である。もちろん、トランス29b以外
の他の部品に適用してもよい。
【0039】次に上記構成の作用を簡単に説明する。導
体パターンシート61に絶縁体62でインサート成型を
施し、必要な打ち抜き及び折り曲げを行って回路基板2
8を製造する。
【0040】出来上がった回路基板28は、実装部品挿
入工程に送られ、メインコンデンサ29a、トランス2
9b、その他の電気部品29が挿入される。この挿入時
には、リード端子挿入部60を露呈する開口部66に誘
導面74が形成されていること、また、接続片72,7
3が屈曲されていることにより、リード端子71の挿入
が容易となっている。また、挿入後は、剛性の高い接続
片72,73によりリード端子71が圧着保持される。
【0041】また、電気部品29の本体77の取り付け
位置は、位置決め部78によって指示されているので、
該本体77を適正な位置に取り付けることができる。取
り付けられた本体77は、位置決め部78によって固定
されるので振動や衝撃による位置ズレを防止できる。さ
らに、抜け止め部79によって支持されるトランス29
bについては、回路基板28から抜け落ちてしまうこと
を確実に防ぐことができる。
【0042】電気部品29の他、発光基部53にも放電
管49,リフレクタ51等の組み付けが行われ、取り付
け工程が終了する。このように、回路基板28に一体成
形されている部分が多いので、取り付け工程における工
数の削減を行うことができる。
【0043】取り付け工程が終了すると、半田付け工程
に送られる。ここで、電気部品29に半田付けが行わ
れ、その後、半田検査が行われる。リード端子挿入部6
0に挿入されるリード端子71は、接続片72,73に
よって圧着保持されるので、接続片72,73の保持力
をさらに高めて、半田付け不要としてもよい。これによ
れば、半田付け及び半田検査工程が削減されるので、よ
り一層、製造コストが削減される。
【0044】このようにして組み立てられたストロボユ
ニット4は、ストロボ検査を行った後、フイルムユニッ
ト2の組立工程に供給される。フイルムユニット2の組
立工程では、シャッタ機構、ファインダ機構等の露光部
3の組み付けが行われた本体基部6に、ストロボユニッ
ト4が組み付けられる。このとき、ストロボユニット4
と本体基部6は、位置決めピン36と位置決め穴37、
係り止め爪38と被係合部39のそれぞれが係合されて
組み付けられる。このとき、電源電池32も組み込まれ
る。重量の重い電池32も、剛性の高い電源電池用接片
56,57により、確実に保持される。このため、耐振
動性、耐衝撃性が向上し、位置ズレによる接触不良が防
止される。
【0045】ストロボユニット4が組み付けられた本体
基部6には、カートリッジ9及び写真フイルム11が装
填される。その後、前記本体基部6の前後から、前カバ
ー7及び後カバー8が組み付けられる。このとき、前カ
バー7の位置決めピン41と発光基部53に設けられた
位置決め穴42が係合するようになっているので、適正
な位置に組み付けられる。また、後カバー8を組み付け
ると、発光基部53の後方に設けられた補強部53a
が、該後カバー8に当接する。この補強部53aによ
り、フイルムユニット2の落下等による衝撃や振動から
ストロボユニット4その他の内部機構が保護される。
【0046】以上、図示した実施形態に従って説明して
きたが、本発明は、上記実施形態以外にも種々変形が可
能である。上記実施形態では、回路基板をフイルムユニ
ットに内蔵したストロボユニットの回路基板として説明
しているが、他の基板に使用することも可能であるし、
また、フイルムユニット以外に使用することも可能であ
る。ストロボユニット以外に使用する場合には、上記実
施形態において、導体パターンシートに一体で設けられ
たシンクロ接点や放電管用接点等は、適宜選択されるこ
とになる。
【0047】また、回路基板がストロボユニットに用い
られる場合においても、当該ストロボユニットは、レン
ズ付きフイルムユニットに内蔵するものに限られず、カ
メラ等に内蔵されるものでもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、リード端子挿入部をリード端子を圧着保持できるよ
うに複数の接続片で構成し、この接続片を該端子挿入方
向に折り曲げ、また、リード端子挿入部を露呈する開口
の内周面を該端子挿入方向に傾斜させたことにより、リ
ード端子を有する電気部品の取り付け性を損なうことな
く、リード端子の保持力を高めることができる。また、
取り付けられた電気部品の本体の位置決め部や抜け止め
部を回路基板と一体で設けたことにより、適正な取り付
けが行われるとともに、位置ズレを防止することができ
る。
【0049】この結果、製造時における取り付け性を損
なうことなく、取り付け後における衝撃や振動に強い回
路基板を提供することができる。さらに、前記回路基板
で構成したストロボユニットをレンズ付きフイルムユニ
ットに内蔵することにより、耐衝撃性及び耐振動性の高
いレンズ付きフイルムユニットを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気部品が取り付けられる回路基板の要部を示
す説明図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】ストロボユニットの分解斜視図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットに組み込まれた補
強部を示す断面図である。
【図6】回路基板を構成する導体パターンシートの斜視
図である。
【図7】導体パターンシートを絶縁体で鋳ぐるんで一体
化された回路基板の斜視図である。
【図8】回路基板に設けられたリード端子挿入部及びこ
れを露呈する開口部の断面図である。
【図9】回路基板に設けられた位置決め部を示す断面図
である
【図10】回路基板に設けられた位置決め部及び抜け止
め部を示す斜視図である
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 28 回路基板 29 電気部品 37,42 位置決め穴 39 被係合部 53a 補強部 60 リード端子挿入部 61 導体パターンシート 62 絶縁体 66 開口部 71 リード端子 72,73 接続片 74 誘導面 78 位置決め部 79 抜け止め部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性のシート材を回路パターンに応じ
    た形状に成形した導体パターンシートと、この導体パタ
    ーンシートの表裏を一体的に覆う絶縁性の被覆材とから
    なり、前記被覆材に、導体パターンシートに形成された
    回路素子取付用のリード端子挿入部を外部に露呈させる
    開口を設けた回路基板において、 前記開口が被覆材の表面側よりも導体パターンシート側
    で小さくなるように、開口の内周面を傾斜させたことを
    特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 前記リード端子挿入部は、導体パターン
    シートに形成した切り込み線によって区画された複数の
    接続片で構成され、これらの接続片は各々の先端相互間
    に形成される隙間がリード端子の外径よりも小さくなる
    ようにリード端子の挿入方向に沿って傾斜して折り曲げ
    られていることを特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 【請求項3】 前記被覆材の表面に凹部又は凸部を一体
    に形成し、リード端子を前記リード端子挿入部に挿入す
    ることによって導体パターンシートに電気的に接続され
    た回路素子の本体部が、前記凹部又は凸部との当接によ
    り位置決めされることを特徴とする請求項1又は2記載
    の回路基板。
  4. 【請求項4】 前記被覆材の表面に係止爪を一体に形成
    し、リード端子を前記リード端子挿入部に挿入すること
    によって導体パターンシートに電気的に接続された回路
    素子の本体部と前記係止爪との係合により、回路素子の
    抜け止めが行われることを特徴とする請求項1ないし3
    いずれか1つ記載の回路基板。
  5. 【請求項5】 前記回路基板は、少なくともメインコン
    デンサと、トランスとが前記回路素子として組み付けら
    れるとともに、レンズ付きフイルムユニットの本体基部
    に組み込まれるストロボ回路基板であり、前記被覆材に
    は前記本体基部に組み込むときに用いられる位置決め手
    段が一体に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし4いずれか1つ記載の回路基板。
  6. 【請求項6】 前記被覆材には前記レンズ付きフイルム
    ユニットの内部機構を外部からの衝撃から保護する補強
    手段が一体に形成されていることを特徴とする請求項5
    記載の回路基板。
JP10344567A 1998-12-03 1998-12-03 回路基板 Pending JP2000174407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10344567A JP2000174407A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10344567A JP2000174407A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 回路基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000174407A true JP2000174407A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18370278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10344567A Pending JP2000174407A (ja) 1998-12-03 1998-12-03 回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000174407A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100620401B1 (ko) 2004-06-14 2006-09-14 백병석 전기·전자부품의 접속구조
JP2007156282A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sony Corp フラッシュ装置、フラッシュ装置の製造方法および撮像装置
CN104696899A (zh) * 2015-02-04 2015-06-10 广州奥迪通用照明有限公司 一种可吸附led光源板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100620401B1 (ko) 2004-06-14 2006-09-14 백병석 전기·전자부품의 접속구조
JP2007156282A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sony Corp フラッシュ装置、フラッシュ装置の製造方法および撮像装置
CN104696899A (zh) * 2015-02-04 2015-06-10 广州奥迪通用照明有限公司 一种可吸附led光源板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6842585B2 (en) Camera
JP2000174407A (ja) 回路基板
US5515126A (en) Convertible flash camera and method
JPH10186466A (ja) ストロボを備えるカメラ
US6542700B2 (en) Camera having a front cover
JP3196956B2 (ja) カメラのリード線結線用カメラカバー構造
CN101091271A (zh) 电池的装卸机构
JP3513820B2 (ja) レンズ位置調整方法
US6240255B1 (en) Strobe device of lens-fitted film unit and production method of strobe device
JP3773150B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット用ストロボ装置
JP2000181022A (ja) カメラ用シンクロスイッチ
JP2002131814A (ja) カメラ
JP3025400B2 (ja) レンズ付きフイルムユニットにおけるフレア防止枠の取り付け方法
JPH11167147A (ja) ストロボ装置の構造
JPH10312010A (ja) ストロボ装置
JP3566394B2 (ja) 電池接片ユニット
JP2942647B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH08122867A (ja) レンズ付きフイルムユニット用ストロボ装置
JPH10209599A (ja) 回路基板及びその製造方法並びにレンズ付きフイルムユニット
JPH11167153A (ja) レンズ付フィルム
JP2004012709A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2006185822A (ja) バッテリの着脱機構
JPH08278546A (ja) 接片の保持構造
JP2001100371A (ja) 受光素子の取り付け方法
JP2001013634A (ja) レンズ付きフイルムユニット