JPH07127654A - 軸継手 - Google Patents

軸継手

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JPH07127654A
JPH07127654A JP29265593A JP29265593A JPH07127654A JP H07127654 A JPH07127654 A JP H07127654A JP 29265593 A JP29265593 A JP 29265593A JP 29265593 A JP29265593 A JP 29265593A JP H07127654 A JPH07127654 A JP H07127654A
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JP
Japan
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joint
arm
joint body
shaft coupling
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP29265593A
Other languages
English (en)
Inventor
Esahisa Toubu
江佐央 東部
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Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏心、偏角、エンドプレイが単独で又は組合
せで生じても、それらを効率的に吸収可能な軸継手を提
供すること。 【構成】 対向する第1第2継手本体10、20間に中
間伝達体30を配置し、該中間伝達体は剛体の中間体3
1と該中間体から延びる断面円形の弾性体である腕部3
2〜35を有する。1対の腕部33、35は第1継手本
体に接続され、残り1対の腕部32、34は第2継手本
体に接続される。 【効果】 腕部の断面が円形であるためあらゆる方向に
ついて撓み条件が一様であり、ミスアラインメントが有
効に吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸継手に関し、特に回転
軸の偏心、偏角、軸方向の移動(エンドプレイ)を吸収
可能な軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平56−59031号は、偏心等の
ミスアラインメントを吸収可能な軸継手について記載し
ている。該公報記載の軸継手101は、図5に示される
ように、一方の図示せぬ回転軸の一端を固定する第1継
手本体110と、他方の図示せぬ回転軸の一端を固定
し、第1継手本体110に対向配置する第2継手本体1
20と、第1第2継手本体110、120間に位置し、
両継手本体を動力的に接続する中間伝達体130とを有
する。第1第2継手本体110、120は、回転軸を受
容固定するための軸孔111a、121aが形成された
継手本体部111、121と、該継手本体部111、1
21から回転軸の軸方向に延びる嵌合ピン112、11
3、122、123とを有する。
【0003】中間伝達体130は中間体131と、中間
体131から延びる2対の腕部132、133、13
4、135とを有し、中間体と腕部とは樹脂により一体
成形されている。それぞれの腕部の自由端部には丸穴1
32a,133a、134a、135aが形成されてい
る。第1継手本体110の1対の嵌合ピン112、11
3は1対の腕部132、133の丸穴132a、133
aに貫挿嵌合され、第2継手本体120の1対の嵌合ピ
ン122、123は残り1対の腕部134、135の丸
穴134a、135aに貫挿嵌合される。その結果、1
対の腕部132、133は第1継手本体110に固定さ
れ、残り1対の腕部134、135は第2継手本体12
0に固定されて第1、第2継手本体が中間伝達体130
を介して動力的に接続され動力伝達が行なわれる。
【0004】ここで、嵌合ピン112と113とを結ぶ
線と、嵌合ピン122と123とを結ぶ線とは互いに略
直交するように設けられている。また嵌合ピン112、
113は回転軸の直径方向からずれた位置にあり、嵌合
ピン122、123に付いても同様である。しかして、
第1継手本体110と中間伝達体130との関係では、
腕部132、133の弾性変形により、中間伝達体13
0は第1継手本体に対して矢印A方向に若干の変位が可
能であり、また第2継手本体120と中間伝達体130
との関係では、腕部134、134の弾性変形により、
中間伝達体130は第2継手本体に対して矢印B方向に
若干の変位が可能である。よって、第1第2継手本体は
相対的にA、B方向に変位可能となり、偏心を吸収する
こととなる。
【0005】また、回転軸方向についても、4本の腕部
132〜135の弾性力により、矢印C方向について変
位が可能となり、エンドプレイをある程度吸収可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】回転軸方向に変位する
ときは、腕部の自由端がその基端部に対して矢印C方向
に変位する。かかる場合、樹脂自体の有する柔軟性には
限界があり、基端部に亀裂が生じる可能性がある。ま
た、偏角が生じていると、継手本体部111、121の
互いの平行配列が崩れるため、1組の嵌合ピン112、
113と、別組の嵌合ピン122、123との平行性も
崩れ、そのため嵌合ピンが腕部自由端部の丸穴132a
〜135aをこじる結果となり、ひいては嵌合ピンと丸
穴との嵌合が緩くなって継手本体相互の結合性が阻害さ
れたり、丸穴を損傷する可能性がある。
【0007】そこで本発明は上記従来の問題点に鑑み、
偏心、偏角、エンドプレイが単独で又は組合わせで生じ
ても、それらを効率的に吸収可能な軸継手を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、一方の回転軸の一端を固定する第1継手本
体と、他方の回転軸の一端を固定し、該第1継手本体に
対向配置する第2継手本体と、該第1第2継手本体間に
位置する中間体と該中間体から延びる2対の腕部を有
し、1対の腕部は該第1継手本体に固定され残り1対の
腕部は該第2継手本体に固定されて両回転軸間の動力伝
達を行う中間伝達体とを有する軸継手において、該動力
伝達体のそれぞれの該腕部は断面円形の弾性材料により
構成される軸継手を提供している。
【0009】
【作用】第1第2継手本体にそれぞれ回転軸を取付けた
時、回転軸間では偏心、偏角、エンドプレイ等のミスア
ライメントが発生する。その時、これら単独又はこれら
の組合せによるミスアライメントは、あらゆる方向に自
由に撓み得る円形断面の腕体で吸収される。換言すれ
ば、腕部の断面が円形であれば、撓み方向に関係なく腕
部の撓み条件は略同一となる。又伝達トルクが作用した
場合には、腕部は圧縮又は引張りの方向に力を受ける
が、腕部は剛体として働き、力を吸収することなく動力
伝達が有効に実行される。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例による軸継手について図
1、図2に基づき説明する。軸継手1は第1継手本体1
0と、第2継手本体20と、中間伝達体30とにより構
成される。そして第1継手本体10は図示せぬ回転軸を
受容固定するため軸孔11aが形成されたハブ11と、
該ハブ11の軸方向一端に設けられたフランジ部12を
有し、同様に第2継手本体20も軸孔の形成されたハブ
21とフランジ部22とを有する。そしてフランジ部1
2、22が互いに対向するように配置される。フランジ
部12、22の対向面12a、22aには、軸方向に延
びるネジ孔13、14、15、16が形成されている。
該ネジ孔13、14は円形フランジ部12の直径方向か
らはずれた位置に設けられ、同様にネジ孔23、24は
フランジ部22の直径方向からずれた位置に設けられて
いる。また第1継手本体10の外周面にはスクリュード
ライバ挿通用の軸方向溝15、16が形成されている。
なお第2継手本体20にも同様の軸方向溝を形成しても
良い。
【0011】図2に示されるように、中間伝達体30
は、略正方形の中間体31と、4本の腕部32、33、
34、35とにより構成される。中間体31は高い剛性
を有する材料例えばスチールにより形成され、腕部32
〜35は断面が円形であり、スチールのような金属弾性
材料による線材である。中間体31の角部には突出片3
1a、31b、31c、31dが設けられており、各突
出片に腕部32〜35の基端部が圧入により固定されて
いる。
【0012】それぞれの腕部32〜35の自由端部には
圧入により接続ブロック36〜39が固定されている。
接続ブロック36〜39はスチール等の高剛性材料で形
成されまた回転軸軸方向に延びる貫通口36a〜39a
が貫通形成されている。貫通口36aと38aとは、フ
ランジ部22の直径方向からはずれた位置にあり、また
貫通口37aと39aもフランジ部12の直径方向から
ずれた位置にある。そして、貫通口36aと38aとの
中心を結ぶ線は、貫通口37aと39aとの中心を結ぶ
線と略直交する。
【0013】4本の腕部のうちの1対の腕部32、34
はネジ40、41により、第2継手本体20に固定され
る。即ちネジ40、41が腕部32、34の接続ブロッ
ク36、38の貫通口36a、38aを貫通し、第2継
手本体20のネジ孔23、24に螺合可能に設けられて
いる。一方残り1対の腕部33、35はネジ42、43
により、第1継手本体10に固定される。即ちネジ4
2、43は腕部33、35の接続ブロック37、39の
貫通口37a、39aを貫通し、第1継手本体10のネ
ジ孔13、14に螺合可能に設けられている。なお上述
した軸方向溝15、16はネジ40、41を第2継手本
体20方向に回転させる際にスクリュードライバのビッ
ト部を挿通させるためのものである。
【0014】以上の構成において、第1継手本体10は
腕部33、35により中間体31と接続され、第2継手
本体20は腕部32、34により中間体31と接続され
るから、第1、第2継手本体10、20が動力的に接続
される。ここで組立誤差、部品精度の不備等により軸継
手組立後、回転軸間で生じる偏心、偏角、エンドプレイ
あるいはそれらの組合せられたミスアライメントは、腕
部32〜35の弾性変形により吸収される。このとき腕
部32〜35は断面が円形であるため、いずれの湾曲方
向にも対応でき、ミスアラインメントを有効に吸収し得
る。
【0015】次に本発明の第2実施例による軸継手につ
いて図3、図4に基づき説明する。第2実施例は第1実
施例の中間伝達体30を変更した例であり、継手本体は
第1実施例と同様である。第2実施例は、第1実施例の
腕部32、34を一体としたU字形腕部62と、腕部3
3、35を一体にしたU字形腕部63を用い、交差部6
4を溶接したものを中間体61をなす2枚の剛体四角形
部材61X、61Yにて挟んでいる。剛体四角形部材6
1X、61Yの内側面にはU字形腕部62、63を所定
の位置に位置させるための図示せぬ溝が形成されてい
る。剛体四角形部材61X、61Yは互いに図示せぬネ
ジ等により固定される。第1実施例と同様に腕部62、
63は断面円形をなし、また腕部の先端には接続ブロッ
ク36〜39が圧入により固定されている。
【0016】第2実施例による軸継手においても、U字
形腕部62、63が断面円形構造をしているので、回転
軸の偏心、偏角、エンドプレイ方向のミスアラインメン
トに対して、腕部が効率的に湾曲し得る。また第1実施
例の腕部32〜35は突出片31a〜31dに対して片
持ち梁構造であるが、第2実施例の腕部はU字状の曲が
り梁構造であるため、偏心方向の力を更に吸収しやすく
なる。また第1実施例における腕部の基部を突出片に取
付けるための圧入工程が不要となるので組立が簡単にな
ると共に、組立後の中間伝達体60としての信頼性も高
められる。
【0017】本発明は上記実施例に何等限定されること
無く、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内
で種々の変更改良が可能である。例えば上述した第1、
第2実施例では、金属性腕部と金属性中間体とを別体と
し、圧入等により組立てているが、樹脂によりこれらを
一体成形して図2又は図3の中間伝達体と同様な外観を
呈するようにし、腕部を断面円形とすればよい。
【0018】また第1実施例において、中間体の突出片
31a〜31dは互いに同一の形状にて突出している
が、ミスアラインメントを効率的に吸収するために、必
要に応じ突出長さや形状を変えてもよい。更に実施例に
おける軸方向溝15、16は第1継手本体又は第2継手
本体のいずれか一方にのみに形成してもよい。例えばネ
ジ42、43によりまず中間伝達体30を第1継手本体
10に固定してから、中間体付き第1継手本体を第2継
手本体にネジ40、41で固定する場合は、第1継手本
体10のみに軸方向溝15、16を形成しておけば良い
からである。
【0019】
【発明の効果】上述した本発明の軸継手によれば、中間
伝達体の腕部の断面形状を円形としたので、回転軸間の
偏心、偏角、エンドプレイ、及びこれらの組合せ等あら
ゆるミスアライメントを有効に吸収し得る。回転軸の回
転力を伝達する際には腕部に圧縮力が作用する。ここで
断面が円形である柱体に圧縮力を与えても変形は極めて
小さいことから腕部の座屈も生じにくく、よって回転力
を効率よく伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による軸継手を示す分解斜
視図。
【図2】本発明の第1実施例による軸継手の中間伝達体
を示す平面図。
【図3】本発明の第2実施例による軸継手の中間伝達体
を示す平面図。
【図4】本発明の第2実施例による軸継手の中間伝達体
を示す図3の矢印IV方向から見た側面図。
【図5】従来の軸継手を示す分解斜視図。
【符号の説明】
10 第1継手本体 20 第2継手本体 30、60 中間伝達体 31、61 中間体 32〜35、腕部 62、63 U字形腕部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の回転軸の一端を固定する第1継手
    本体と、 他方の回転軸の一端を固定し、該第1継手本体に対向配
    置する第2継手本体と、 該第1第2継手本体間に位置する中間体と該中間体から
    延びる2対の腕部を有し、1対の腕部は該第1継手本体
    に固定され残り1対の腕部は該第2継手本体に固定され
    て両回転軸間の動力伝達を行う中間伝達体とを有する軸
    継手において、 該動力伝達体のそれぞれの該腕部は断面円形の弾性材料
    により構成されることを特徴とする軸継手。
JP29265593A 1993-10-28 1993-10-28 軸継手 Pending JPH07127654A (ja)

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JP29265593A JPH07127654A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 軸継手

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JP29265593A JPH07127654A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 軸継手

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JPH07127654A true JPH07127654A (ja) 1995-05-16

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JP29265593A Pending JPH07127654A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 軸継手

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JP (1) JPH07127654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187159A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 株式会社クリセブン シャフトカップリングアセンブリ並びにシャフトカップリングアセンブリによって二つのシャフトを連結する方法及び保守方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017187159A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 株式会社クリセブン シャフトカップリングアセンブリ並びにシャフトカップリングアセンブリによって二つのシャフトを連結する方法及び保守方法
WO2017175293A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 株式会社クリセブン シャフトカップリングアセンブリ並びにシャフトカップリングアセンブリによって二つのシャフトを連結する方法及び保守方法

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