JPH071275A - 電解用アノードの搬送装置 - Google Patents
電解用アノードの搬送装置Info
- Publication number
- JPH071275A JPH071275A JP17380593A JP17380593A JPH071275A JP H071275 A JPH071275 A JP H071275A JP 17380593 A JP17380593 A JP 17380593A JP 17380593 A JP17380593 A JP 17380593A JP H071275 A JPH071275 A JP H071275A
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- electrolysis
- electrolytic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電解用アノードの搬送中のぶれを防止し、正
確に切削装置に電解用アノードを供給することができる
装置を提供すること。 【構成】 その長手方向の両側面上面に、積載する電解
用アノードの数の２倍の数のずれ止め部１６、及び、該
ずれ止め部１６のそれぞれに対応する下部底面には振れ
止め部１７を設けた台車１５を、たとえば、ラックピニ
オン機構によって進退可能に構成した。
確に切削装置に電解用アノードを供給することができる
装置を提供すること。 【構成】 その長手方向の両側面上面に、積載する電解
用アノードの数の２倍の数のずれ止め部１６、及び、該
ずれ止め部１６のそれぞれに対応する下部底面には振れ
止め部１７を設けた台車１５を、たとえば、ラックピニ
オン機構によって進退可能に構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属電解精錬、とくに
銅電解精錬用アノードの曲がりを矯正した後に耳下面を
切削する装置に、曲がりを矯正した電解用アノードを搬
送中の振れをなくして安定して供給し得る電解用アノー
ドの搬送装置に関するものである。
銅電解精錬用アノードの曲がりを矯正した後に耳下面を
切削する装置に、曲がりを矯正した電解用アノードを搬
送中の振れをなくして安定して供給し得る電解用アノー
ドの搬送装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から鋳造された電解用アノードは、
鋳型を使用するために曲がりや厚みの違いがあったりす
るために、油圧機によってこれらを矯正して垂直度や平
面度を出すことが行われ、さらに、耳部で電解槽に吊り
下げるものであるから完全な水平度を得るために耳下面
を精度よく切削することが行われている。したがって、
切削装置に関する提案は多くみられるが、精度よく切削
するために必要な、耳下面を切削する装置に曲がりを矯
正した電解用アノードを精度よく搬送する手段に関して
はとくに提案は認められない。ただ、切削装置に関する
提案である特開昭５８−１５６１０号公報及び実開昭５
８−１７９１５号公報中に、図３に示すような銅電解用
アノード１がチェーンコンベア２によって所定の位置に
搬送され、アノード突き上げ棒４によりアノードが上昇
し耳下切削装置に送る装置が記載されている。
鋳型を使用するために曲がりや厚みの違いがあったりす
るために、油圧機によってこれらを矯正して垂直度や平
面度を出すことが行われ、さらに、耳部で電解槽に吊り
下げるものであるから完全な水平度を得るために耳下面
を精度よく切削することが行われている。したがって、
切削装置に関する提案は多くみられるが、精度よく切削
するために必要な、耳下面を切削する装置に曲がりを矯
正した電解用アノードを精度よく搬送する手段に関して
はとくに提案は認められない。ただ、切削装置に関する
提案である特開昭５８−１５６１０号公報及び実開昭５
８−１７９１５号公報中に、図３に示すような銅電解用
アノード１がチェーンコンベア２によって所定の位置に
搬送され、アノード突き上げ棒４によりアノードが上昇
し耳下切削装置に送る装置が記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術であるこれらチェーンコンベアによる銅電解用アノー
ドの搬送では、電解用アノードを耳部で懸垂して搬送す
るために搬送中、とくに所定位置での停止直前に電解用
アノードの振れがおこり、チェーン上の電解用アノード
の位置にずれが生じ正確な切削ができないという問題が
あった。とくに、複数枚を同時に処理する切削装置で
は、チェーン上の電解用アノードの位置がずれるとアノ
ード突き上げ棒の位置もしくは切削装置のカッターの位
置に複数枚の電解用アノードが同時に正確に設置できな
いために作業がいちじるしく阻害されるといった問題が
生じるものであった。
術であるこれらチェーンコンベアによる銅電解用アノー
ドの搬送では、電解用アノードを耳部で懸垂して搬送す
るために搬送中、とくに所定位置での停止直前に電解用
アノードの振れがおこり、チェーン上の電解用アノード
の位置にずれが生じ正確な切削ができないという問題が
あった。とくに、複数枚を同時に処理する切削装置で
は、チェーン上の電解用アノードの位置がずれるとアノ
ード突き上げ棒の位置もしくは切削装置のカッターの位
置に複数枚の電解用アノードが同時に正確に設置できな
いために作業がいちじるしく阻害されるといった問題が
生じるものであった。
【０００４】本発明は、搬送中のぶれを防止し、正確に
切削装置に電解用アノードを供給することができる装置
を提供することを目的とするものである。
切削装置に電解用アノードを供給することができる装置
を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
を解決し、前記目的を達成する為に研究を重ねた結果、
電解用アノードを懸垂する部分にずれ止めを設け、さら
に下部に振れ止めを設けた台車を進退自在に設けること
によって目的を達し得ることを見出して本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、鋳造された電解用ア
ノードの曲がりを矯正した後に耳下面を切削する装置に
おいて、曲がりを矯正した電解用アノードを係止する複
数のずれ止め部をその長手方向の両側面上面に設け、か
つ該複数のずれ止め部のそれぞれに対応する下部底面に
は振れ止め部を設けた台車を進退自在に設けてなる電解
用アノードの搬送装置である。
を解決し、前記目的を達成する為に研究を重ねた結果、
電解用アノードを懸垂する部分にずれ止めを設け、さら
に下部に振れ止めを設けた台車を進退自在に設けること
によって目的を達し得ることを見出して本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、鋳造された電解用ア
ノードの曲がりを矯正した後に耳下面を切削する装置に
おいて、曲がりを矯正した電解用アノードを係止する複
数のずれ止め部をその長手方向の両側面上面に設け、か
つ該複数のずれ止め部のそれぞれに対応する下部底面に
は振れ止め部を設けた台車を進退自在に設けてなる電解
用アノードの搬送装置である。
【０００６】本発明のずれ止め部は、山歯状の溝とする
ことが好ましい。
ことが好ましい。
【０００７】又、振れ止め部は、電解用アノードの下部
を挾持し得るような任意の形状で台車の下部底面に設け
れる。
を挾持し得るような任意の形状で台車の下部底面に設け
れる。
【０００８】さらに、台車の進退は、たとえば、ラック
ピニオン機構によることができる。
ピニオン機構によることができる。
【０００９】
【作用】したがって、曲がりを矯正した複数の電解用ア
ノードは、それぞれ台車に垂直に挿入され耳部で懸垂さ
れ、下部は振れ止め部に係止される。その後、台車は切
削装置の下に搬送され、昇降装置によって切削位置に上
昇させてカッターによって耳下面を切削する。この間に
切削済みの電解用アノードは、台車から持上げられて次
の工程に運ばれ、台車は最初の位置に戻り新しい電解用
アノードを積載する。この間に切削の終わった電解用ア
ノードは、台車に戻される。台車は切削装置の下に搬送
され前記の操作が繰り返される。電解用アノードは、上
下で台車に係止されているので搬送時にぶれを起こすこ
とがなく、安定して搬送することができ正確な切削をす
ることができる。
ノードは、それぞれ台車に垂直に挿入され耳部で懸垂さ
れ、下部は振れ止め部に係止される。その後、台車は切
削装置の下に搬送され、昇降装置によって切削位置に上
昇させてカッターによって耳下面を切削する。この間に
切削済みの電解用アノードは、台車から持上げられて次
の工程に運ばれ、台車は最初の位置に戻り新しい電解用
アノードを積載する。この間に切削の終わった電解用ア
ノードは、台車に戻される。台車は切削装置の下に搬送
され前記の操作が繰り返される。電解用アノードは、上
下で台車に係止されているので搬送時にぶれを起こすこ
とがなく、安定して搬送することができ正確な切削をす
ることができる。
【００１０】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。
て述べる。
【００１１】図１は、本発明装置の一実施例を切削装置
に取付けて示す側面図、図２は、図１の正面図、図３
は、従来例を示す正面図である。
に取付けて示す側面図、図２は、図１の正面図、図３
は、従来例を示す正面図である。
【００１２】１３は、未切削電解用アノードであって、
矯正機によって曲がりなどを矯正したこれから切削する
電解用アノードであって、図示の例では、４枚の電解用
アノード１３ａ〜１３ｄを処理するものとして示されて
いる。１５は、台車であって、次のように構成されてい
る。１６は、ずれ止め部であって、台車１５の長手方向
の両側面上面に複数個の山歯状の溝１６ａ〜１６ｈとし
て構成されていて搬送中や停止時のずれを防止する。こ
の数は、処理する未切削電解用アノード１３の少なくと
も２倍の数だけ設ける。１７は、振れ止め部であって、
複数個の山歯状の溝１６ａ〜１６ｈに対応してその数だ
け台車１５の底面に設けられた略Ｖ字状振れ止め１７ａ
〜１７ｈからなり、電解用アノードの下部を挿入して電
解用アノードの振れを防止し得るように設けられてい
る。１４は、切削済アノードで、図示する例では４枚の
切削済アノード１４ａ〜１４ｄとして示されている。
矯正機によって曲がりなどを矯正したこれから切削する
電解用アノードであって、図示の例では、４枚の電解用
アノード１３ａ〜１３ｄを処理するものとして示されて
いる。１５は、台車であって、次のように構成されてい
る。１６は、ずれ止め部であって、台車１５の長手方向
の両側面上面に複数個の山歯状の溝１６ａ〜１６ｈとし
て構成されていて搬送中や停止時のずれを防止する。こ
の数は、処理する未切削電解用アノード１３の少なくと
も２倍の数だけ設ける。１７は、振れ止め部であって、
複数個の山歯状の溝１６ａ〜１６ｈに対応してその数だ
け台車１５の底面に設けられた略Ｖ字状振れ止め１７ａ
〜１７ｈからなり、電解用アノードの下部を挿入して電
解用アノードの振れを防止し得るように設けられてい
る。１４は、切削済アノードで、図示する例では４枚の
切削済アノード１４ａ〜１４ｄとして示されている。
【００１３】本発明装置はこのように構成されているの
で、まず、台車１５を図１において実線で示すように右
側に寄せておき、矯正機によって曲がりを矯正した未切
削電解用アノード１３ａ〜１３ｄを移載装置により台車
１５の上方に運び、降下させて山歯状の溝１６ａ〜１６
ｄに耳部を係合させて懸垂させ、下部を振れ止め１７ａ
〜１７ｄに挿入して保持させる。このようにした台車１
５は、図１において鎖線で示す位置に左方向にラックピ
ニオン機構によって切削装置の下に移動され、切削装置
の長手方向の両側に設けられ昇降用シリンダ２２によっ
て昇降可能にされている昇降装置２１を耳部下面に当て
て昇降用シリンダ２２を伸方向に作動させて電解用アノ
ード１３ａ〜１３ｄを切削位置まで上昇させ、アノード
クランプ装置１８の可動板１８ａ〜１８ｄをクランプ用
シリンダ１９によって固定板２４ａ〜２４ｄ方向に押し
付けることによって確実に保持し、カッター２０をカッ
ター駆動モータ２３を作動させて耳下面を切削する。こ
の間に、台車１５は、右方向に復帰し、前記のようにし
て未切削電解用アノード１３を台車１５に懸垂する。ま
た、切削済電解用アノード１４ａ〜１４ｄは、アノード
クランプ装置１８によって耳下面を支えた後、昇降装置
２０を下降させ、台車１５のずれ止め１６ｅ〜１６ｈに
懸垂され、下部を振れ止め１７ｅ〜１７ｈに挿入して固
定される。この状態で台車１５は、左方向に移動し、未
切削の電解用アノード１３ａ〜１３ｄは、前記のように
切削位置に運ばれて、切削済電解用アノード１４ａ〜１
４ｄは、台車１５から取り出されて次の工程に運ばれる
と、台車１５は、もとの積載位置に戻される。この操作
を繰り返すことによって未切削の電解用アノード１３の
搬送を正確に行うことができる。
で、まず、台車１５を図１において実線で示すように右
側に寄せておき、矯正機によって曲がりを矯正した未切
削電解用アノード１３ａ〜１３ｄを移載装置により台車
１５の上方に運び、降下させて山歯状の溝１６ａ〜１６
ｄに耳部を係合させて懸垂させ、下部を振れ止め１７ａ
〜１７ｄに挿入して保持させる。このようにした台車１
５は、図１において鎖線で示す位置に左方向にラックピ
ニオン機構によって切削装置の下に移動され、切削装置
の長手方向の両側に設けられ昇降用シリンダ２２によっ
て昇降可能にされている昇降装置２１を耳部下面に当て
て昇降用シリンダ２２を伸方向に作動させて電解用アノ
ード１３ａ〜１３ｄを切削位置まで上昇させ、アノード
クランプ装置１８の可動板１８ａ〜１８ｄをクランプ用
シリンダ１９によって固定板２４ａ〜２４ｄ方向に押し
付けることによって確実に保持し、カッター２０をカッ
ター駆動モータ２３を作動させて耳下面を切削する。こ
の間に、台車１５は、右方向に復帰し、前記のようにし
て未切削電解用アノード１３を台車１５に懸垂する。ま
た、切削済電解用アノード１４ａ〜１４ｄは、アノード
クランプ装置１８によって耳下面を支えた後、昇降装置
２０を下降させ、台車１５のずれ止め１６ｅ〜１６ｈに
懸垂され、下部を振れ止め１７ｅ〜１７ｈに挿入して固
定される。この状態で台車１５は、左方向に移動し、未
切削の電解用アノード１３ａ〜１３ｄは、前記のように
切削位置に運ばれて、切削済電解用アノード１４ａ〜１
４ｄは、台車１５から取り出されて次の工程に運ばれる
と、台車１５は、もとの積載位置に戻される。この操作
を繰り返すことによって未切削の電解用アノード１３の
搬送を正確に行うことができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、台車にずれ止めと振れ止めと
を設けたものであるから、電解用アノードの搬送中や停
止時などに振れをなくし得、耳下切削装置へ電解用アノ
ードを安定して供給でき、位置ずれをおこすことがな
く、自動運転中のトラブルが皆無になり、切削装置系の
運転時間の短縮できるなど顕著な効果が認められる。
を設けたものであるから、電解用アノードの搬送中や停
止時などに振れをなくし得、耳下切削装置へ電解用アノ
ードを安定して供給でき、位置ずれをおこすことがな
く、自動運転中のトラブルが皆無になり、切削装置系の
運転時間の短縮できるなど顕著な効果が認められる。
【図１】本発明装置の一実施例を切削装置に取付けて示
す側面図である。
す側面図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】従来例を示す正面図である。
１３ 未切削電解用アノード １４ 切削済電解用アノード １５ 台車 １６ ずれ止め部 １７ 振れ止め部 １８ アノードクランプ装置 ２０ カッター
Claims (1)
- 【請求項１】 鋳造された電解用アノードの曲がりを矯
正した後に耳下面を切削する装置において、曲がりを矯
正した電解用アノードを係止する複数のずれ止め部をそ
の長手方向の両側面上面に設け、かつ該複数のずれ止め
部のそれぞれに対応する下部底面には振れ止めを設けた
台車を進退自在に設けてなることを特徴とする電解用ア
ノードの搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173805A JP2662684B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 電解用アノードの搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173805A JP2662684B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 電解用アノードの搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071275A true JPH071275A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2662684B2 JP2662684B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=15967494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173805A Expired - Fee Related JP2662684B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 電解用アノードの搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2662684B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102398064A (zh) * | 2011-12-19 | 2012-04-04 | 江西瑞林装备有限公司 | 铜阳极板底铣耳装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60134510U (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-07 | 住友金属鉱山株式会社 | アノ−ド整形装置 |
| JPS60186036A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体基板の製造方法 |
| JPH02282163A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 仕分け装置 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5173805A patent/JP2662684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60134510U (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-07 | 住友金属鉱山株式会社 | アノ−ド整形装置 |
| JPS60186036A (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-21 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体基板の製造方法 |
| JPH02282163A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 仕分け装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102398064A (zh) * | 2011-12-19 | 2012-04-04 | 江西瑞林装备有限公司 | 铜阳极板底铣耳装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2662684B2 (ja) | 1997-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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