JPH07187563A - クレーンの吊りビーム振れ止め装置 - Google Patents

クレーンの吊りビーム振れ止め装置

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Publication number
JPH07187563A
JPH07187563A JP34823393A JP34823393A JPH07187563A JP H07187563 A JPH07187563 A JP H07187563A JP 34823393 A JP34823393 A JP 34823393A JP 34823393 A JP34823393 A JP 34823393A JP H07187563 A JPH07187563 A JP H07187563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crane
suspension beam
rollers
electrolytic cell
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP34823393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Koji Sakamoto
孝司 坂本
Hirohisa Oda
浩久 小田
Hirotoshi Okubo
宏俊 大久保
Shoichi Manabe
祥一 真鍋
Takuya Jinno
卓也 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd, Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP34823393A priority Critical patent/JPH07187563A/ja
Publication of JPH07187563A publication Critical patent/JPH07187563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多数の搬送物をクレーンにより一挙に搬送す
るに際して吊りビームの振れによる欠点を解消するもの
であり、特に金属精練工場などにおいて複数枚の電極板
を一挙に電解槽に搬入出するに際して、迅速且つ正確に
該電極板を電解槽に搬入出し得るようなクレーンの吊り
ビーム振れ止め装置を提供する。 【構成】 クレーン基体に配設した昇降自在な吊りビー
ム1の長手方向両端に、両側部にローラー4、5を具備
したアーム3を固設するとともに、吊りビーム1が上昇
したときにローラー4、5をガイドして吊りビーム1が
振れないように拘束するように構成したガイド部9を具
備するガイド枠6をクレーン基体に配設してなり、ガイ
ド部9は上方に2辺の垂直部を形成し、この垂直部に続
いてその下方に下向きに開いた拡大部を有しているクレ
ーン吊りビームの振れ止め装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンにおける搬送
物の吊りビーム振れ止め装置に関し、特に金属精練工場
における電解槽に対して多数の電極板を同時に搬入出す
るために用いられるクレーンにおける吊りビームの振れ
止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属の電解精練、例えば銅電解に用いら
れる電解槽においては、通常複数個の電極板を陽極板と
陰極板が交互になるようにして一列または複数列に亘っ
て電解槽内に設置して銅電解が行われる。そして、電解
槽への該電極板の搬入出には通常前後に走行する走行桁
と左右に横行する横行台車をその基体として有する天井
走行クレーンが用いられるが、該にクレーンには、水
平、垂直方向に移動自在に支持された基体に電極板を吊
り下げるための吊り具を取り付けた吊りビームが備えら
れて、陽極板および陰極板からなる多数の電極板を該吊
りビームの吊り具に吊り下げて整列させた状態で、これ
らの電極板をまとめて電解槽内に搬入したり搬出して次
工程の電解槽に移送することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この吊りビ
ームは一般にはワイヤーロープによってクレーン基体に
吊り下げられているために、走行するクレーンの加速、
減速に際して該吊りビームが走行方向に対して前後に、
また横行方向に対して左右に振れてしまう欠点がある。
しかも近時電解槽は大型化され、しかも電解操業におい
ては、電解槽内での電極板の極間距離が小さい程一槽当
たりの電極板の数を殖やすことができ、効率的な電解操
業を行うことができるので、例えば100mm程度の狭
い極間距離で約50枚にも及ぶ電極板を一挙に吊り下げ
て、これを電解槽内の所定位置に搬入しなければなら
ず、吊りビームが振れていると所定位置への正確な搬入
設置はきわめて困難となる。
【0004】このため、従来はクレーンの走行速度の加
減速スピードを調節してこの吊りビームの振れを可及的
に少なくした状態にし、電解作業者が人力で振れを止め
て電極板の搬入および設置を行っていた。しかしなが
ら、この方法によるときはクレーンの運転に気を使うば
かりでなく、電極板の設置に時間がかかるので効率的で
なかった。
【0005】本発明は、多数の搬送物をクレーンにより
一挙に搬送するに際しての従来のクレーンにおける吊り
ビームの振れによる欠点を解消することを目的とするも
のであり、特に金属精練工場などにおいて複数枚の電極
板を一挙に電解槽に搬入出するに際して、迅速且つ正確
に該電極板を電解槽に搬入出し得るようなクレーンの吊
りビーム振れ止め装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し目的
を達成するための本発明は、クレーン基体に配設した昇
降自在な吊りビームの長手方向両端に、両側部にローラ
ーを具備したアームを固設するとともに、吊りビームが
上昇したときに前記ローラーをガイドして吊りビームが
振れないように拘束するガイド部を備えたガイド枠をク
レーン基体に配設してなり、前記ガイド部は上方に2辺
の垂直部を形成し、この垂直部に続いてその下方に下向
きに開いた拡大部を有していることを特徴とするクレー
ン吊りビームの振れ止め装置である。
【0007】
【作用】この種のクレーンにおいて所望の搬送物を搬送
するには、クレーンの吊りビームを下降させた位置で搬
送物を吊り下げを行い、次に該ビームを上昇させてクレ
ーンの走行移動による搬送を行い、所定位置まで到達す
ると該ビームを下降させて目的とする搬送物の吊りビー
ムからの取り外しを行うものであるが、本発明の振れ止
め装置を具備したクレーン吊りビームの場合において
は、吊りビームが上昇したときには、アームに備えられ
たローラーが、ガイド部に添って保持されるので、搬送
中のクレーンの加速、減速、停止などの動作に伴う吊り
ビームの振れは完全に防止される。
【0008】従って、複数個の搬送物を同時に吊り下げ
て搬送を行うに際して搬送中の搬送物相互の振れによる
接触に基づく損傷や脱落の恐れがなく、搬送物のそれぞ
れを正確な搬入位置において吊りビームから取り外すこ
とができるので、特に金属精練工場の電解装置における
電極板交換作業などにおける複数枚の電極板を同時に電
解槽の搬入位置に搬送して取り付け作業を行う場合、吊
りビームの下降位置で吊り下げられた各電極板は吊りビ
ームを上昇させた後水平移動させて所望の電解槽に搬送
させる場合において、搬送中の電極板が振れによる接触
損傷や脱落事故を起こすことがなく迅速に搬送すること
ができ、且つ所望の電解槽に到達した電極板を電解槽の
それぞれ所望される正確な位置に静止した状態で下降さ
せることができるので、各電極板の吊りビームからの取
り外しと電解槽への取り付けを容易かつ迅速に行うこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例について添付
する図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の吊りビーム振れ止め装置
の平面図であり、図2は図1のガイド枠部分を示すA−
A断面図、図3はA−A断面におけるガイド枠と吊りビ
ームとの関係位置を示す図面である。図4は図1のB−
B断面の要部略図である。図5は、アームとローラーと
の部分拡大図であり、(a) は平面図、(b) は側面図であ
る。図6は本発明の装置を備えた天井走行クレーンの概
略全体図である。
【0011】図において1は、下端に電極板を吊り下げ
るための複数個の吊りフック2を備えた吊りビームであ
り、該吊りビーム1はワイヤーロープ10等の昇降装置
により昇降自在にクレーン基体に設置されている。3は
吊りビーム1の長手方向の両端部に固設された2本のア
ームであり、該アーム3の両側部には、水平面内で90
度に方向を変えて取り付けられたローラー4および5が
備えられる。6は、吊りビーム1の昇降位置を取り囲む
ようにして、走行クレーン本体7の上に設置された横行
台車8にその上端が取り付けられたガイド枠である。
【0012】9はガイド枠6の上部平面の四隅に固設さ
れたガイド部であり、該ガイド部9はその上方に2辺の
垂直部9aを形成し、この垂直部に続いて下方に下向き
に開いた拡大部9bを有しており、上方垂直部9aは吊
りビーム1が上限近辺まで上昇したときに、アーム3の
両側部に備えられたローラー4および5と僅かな隙間
(数mm程度)を隔てて接するように形成されていて、
吊りビーム1が上昇したときにローラー4および5を該
ガイド部9に沿って上昇させることにより、クレーン走
行時に該吊りビーム1の振れが防止されるように形成さ
れている。なお該ガイド部9のローラー4および5と接
触する面にはゴム等の衝撃吸収材を貼付して、ローラー
4および5が当接したときの衝撃を緩和させるようにす
ることが望ましい。
【0013】本発明の装置は、上記のように構成されて
いるので吊りビーム1の長手方向に多数設けたフック2
に電極板を吊り下げた状態で、吊りビーム1を上昇させ
たときに吊りビーム1はアーム3の両側部に設けられた
ローラー4および5がガイド枠6のガイド部9の拡大部
9bにより案内され、次いで垂直部9aによって拘束さ
れつつ上昇するために前後左右に対する振れが防止され
る。次に、吊りビーム1を上昇させた状態でクレーンを
走行させ、また横行台車によって横行をさせるときにお
いても、ローラー4および5によるガイド部9への拘束
状態が保持されているために、クレーンの始動、加速、
減速および停止などによる吊りビームの振れはほぼ完全
に防止されるので、クレーンを所望の電解槽の所定位置
に停止させた後、吊りビーム1を降下させることによっ
て複数個の電極板を一挙に搬送移動させて電解槽におけ
る所定の取り付け位置に正確に搬入することができるの
で電極板の交換を容易かつ迅速に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のクレーン吊
りビーム振れ止め装置によるときは、クレーン走行に際
しての始動、走行および停止時における吊りビームの振
れを効果的に防止することができるので、多数の搬送物
を狭い間隔で同時に吊り下げて搬送する場合において、
搬送中に該搬送物の接触による損傷や落下による事故が
防止され、特にこの装置を金属精練工場で多数の電極板
を狭い間隔で設置使用する電解槽において、電極板の交
換など一挙に多数の電極板を所望の電解槽に搬送した取
り付け作業を行う場合に、クレーンの運転を調節しなく
ても吊りビームの振れが起こらないのでクレーンの運転
操作が容易になるばかりでなく電極板を正確な位置に速
やかに搬送することができ、また搬入された電極板の迅
速な取り付け作業を行うことが可能となるのできわめて
効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例における要部概略平面
図である。
【図2】図1のガイド枠部分のA−A断面要部概略図で
ある。
【図3】図1のガイド部と吊りビームとの関係位置を示
すA−A断面要部該略図である。
【図4】図1のB−B断面を示す要部概略図である。
【図5】吊りビームのアームおよびローラー部分の拡大
図で、(a) は平面図、(b) は側面図である。
【図6】本発明の装置を備えたクレーン基体の要部全体
概略図である。
【符号の説明】
1 吊りビーム 2 フック 3 アーム 4 ローラー 5 ローラー 6 ガイド枠 7 クレーン基体の走行桁 8 クレーン基体の横行台車 9 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 宏俊 愛媛県西条市下島山甲2653−2 (72)発明者 真鍋 祥一 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 (72)発明者 神野 卓也 愛媛県新居浜市惣開町5番2号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン基体に配設した昇降自在な吊り
    ビームの長手方向両端に、両側部にローラーを具備した
    アームを固設するとともに、該吊りビームが上昇したと
    きに該ローラーをガイドして吊りビームが振れないよう
    に拘束するガイド部を備えたガイド枠を該クレーン基体
    に配設してなり前記ガイド部は上方に2辺の垂直部を形
    成し、この垂直部に続いて下方に下向きに開いた拡大部
    を有していることを特徴とするクレーンの吊りビーム振
    れ止め装置。
  2. 【請求項2】 アーム両側部に具備するローラは各複数
    個とし、少なくともその1個は他のローラーに対して水
    平面内で90度回転した位置に設けることにより吊りビ
    ームが前後左右に拘束されるようにした請求項1記載の
    クレーンの吊りビーム振れ止め装置。
JP34823393A 1993-12-24 1993-12-24 クレーンの吊りビーム振れ止め装置 Pending JPH07187563A (ja)

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JP34823393A JPH07187563A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 クレーンの吊りビーム振れ止め装置

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JP34823393A JPH07187563A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 クレーンの吊りビーム振れ止め装置

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ID=18395645

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JP34823393A Pending JPH07187563A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 クレーンの吊りビーム振れ止め装置

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JP (1) JPH07187563A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106744309A (zh) * 2017-03-15 2017-05-31 兰州兰石集团有限公司 石油钻机天车架
CN108622784A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 中国二十冶集团有限公司 Rs或bs放电线除尘器电场组合吊装方法

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CN106744309A (zh) * 2017-03-15 2017-05-31 兰州兰石集团有限公司 石油钻机天车架
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