JPH07127584A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH07127584A
JPH07127584A JP5272409A JP27240993A JPH07127584A JP H07127584 A JPH07127584 A JP H07127584A JP 5272409 A JP5272409 A JP 5272409A JP 27240993 A JP27240993 A JP 27240993A JP H07127584 A JPH07127584 A JP H07127584A
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JP
Japan
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scroll
balance weight
movable scroll
eccentric shaft
shaft
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Application number
JP5272409A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Isomura
賢児 磯村
Tetsuhiko Fukanuma
哲彦 深沼
Shinsuke Aso
伸介 麻生
Kunifumi Gotou
邦文 後藤
Shigeru Hisanaga
滋 久永
Takeshi Takemoto
剛 竹本
Yuji Yamamoto
祐次 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Priority to US08/328,728 priority patent/US5456584A/en
Publication of JPH07127584A publication Critical patent/JPH07127584A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/80Other components
    • F04C2240/807Balance weight, counterweight

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジング内に流入された冷媒ガスを回転軸
あるいは可動スクロールを支持するベアリングや回転軸
のシール機構に供給して潤滑性を向上する。 【構成】 バランスウエイト13の公転軌跡と対応して
ハウジング2の上部に吸入口2aを設ける。又、回転軸
3、偏心軸5あるいは自転防止機構K等に吸入口2aか
らクランク室Cへ吸入された冷媒ガスをラジアルベアリ
ング4,8へ導くための供給通路15を設ける。一対の
ラジアルベアリング4,4間に形成された第1袋小路R
1 と、ラジアルベアリング8を嵌入した可動スクロール
7のボス部7cの内底部に形成された第2袋小路R2
に前記供給通路15から低温の冷媒ガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば車両空調装置に使
用されるスクロール型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール型圧縮機として、実開
平4−91294号公報に示すものが提案されている。
このスクロール型圧縮機においては、ハウジング内に設
けた基板及び渦巻部よりなる固定スクロールに対し同じ
く基板及び渦巻部よりなる可動スクロールを噛み合わせ
ている。又、可動スクロールは自転阻止機構により自転
不能に、かつ回転軸と該軸に連結した偏心軸とにより公
転可能に支持されている。さらに、前記固定スクロール
と可動スクロールとの間に、該可動スクロールの公転に
基づいて容積減少する圧縮室を形成している。前記偏心
軸には前記可動スクロールの公転運動中に生じる動的ア
ンバランスを補正して異常振動を防止するバランスウエ
イトが装着されている。さらに、前記可動スクロールの
基板背面に一体形成したボス部には前記偏心軸に嵌合し
たブッシュがラジアルベアリングを介して嵌入されてい
る。このラジアルベアリングの潤滑を促進する目的で前
記ブッシュ、バランスウエイトには前記ボス部内底部に
形成される袋小路とバランスウエイト及び偏心軸を収容
するクランク室を連通する通路が形成されている。そし
て、バランスウエイトの公転運動による遠心力を利用し
て前記袋小路から通路を通して冷媒ガスをクランク室に
放出することにより、前記ラジアルベアリングの隙間に
冷媒ガス流を発生させてガス中に含まれるミスト状の潤
滑油により該ベアリングの潤滑を行うようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール型圧
縮機ではハウジングの中央部に外部回路から冷媒ガスを
吸入室へ吸入する吸入口が形成され、吸入室と前記クラ
ンク室とは可動スクロールの自転阻止機構の空隙を介し
て連通されている。このためクランク室内を低温の冷媒
ガスが通過することはなく、該クランク室の内部におい
て冷媒ガスが偏心軸やバランスウエイトの公転運動によ
り循環する。従って、クランク室内のガスの温度が上昇
し易く、かつガス中に含まれる潤滑油の量も不足し、可
動スクロールのボス部を支持するベアリングの潤滑性が
低下するという問題があった。又、回転軸を支持するラ
ジアルベアリングと該回転軸のシール機構との間にも袋
小路が形成されているので、該ラジアルベアリングの潤
滑性を向上することができないという問題があった。
【0004】本発明の第1の目的は回転軸あるいは可動
スクロールを支持するベアリングの潤滑性を向上して、
それらの耐久性を向上することができるスクロール型圧
縮機を提供することにある。
【0005】又、この発明の第2の目的は上記第1の目
的に加えて、クランク室内の流体が供給通路を通して回
転軸を支持するベアリング及び可動スクロールを支持す
るベアリングにより確実に供給して潤滑性を一層向上す
ることができるスクロール型圧縮機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、上記第1の目的を達成するため、ハウジング内に設
けた基板及び渦巻部よりなる固定スクロールと、該固定
スクロールに対向して自転阻止機構により自転不能に、
かつ回転軸と該軸に連結した偏心軸とにより公転可能に
支持された基板及び渦巻部よりなる可動スクロールとの
間に該可動スクロールの公転に基づいて容積減少する圧
縮室を形成し、さらに前記偏心軸に対し前記可動スクロ
ールの公転運動中に動的バランスをとるバランスウエイ
トを装着したスクロール型圧縮機において、前記バラン
スウエイト及び偏心軸を収容するクランク室に外部回路
から流体を吸入する吸入口をハウジングに形成し、該吸
入口を前記バランスウエイトの公転軌跡と対応する位置
に配置し、前記バランスウエイト、偏心軸及び回転軸に
対し、吸入口からクランク室へ吸入した流体を回転軸を
支持するベアリングと回転軸のシール機構との間に形成
された第1袋小路及び可動スクロールの基板背面に形成
され、かつ前記偏心軸上のブッシュに嵌合されたベアリ
ングを嵌入するボス部の内底部に形成された第2袋小路
へ供給するための流体供給通路を設けるという手段をと
っている。
【0007】又、請求項2記載の発明では、上記第2の
目的を達成するため、請求項1において前記流体供給通
路の入口を、バランスウエイトの公転方向に拡大形成す
るという手段をとっている。
【0008】さらに、請求項3記載の発明では、上記第
2の目的を達成するため、請求項1において前記流体供
給通路の入口を、バランスウエイトの前後両端面のうち
公転方向に関して先行側の端面に開口するという手段を
とっている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では外部動力により回転軸
が回転されると偏心軸及び自転阻止機構の作用により可
動スクロールが自転を阻止された状態で公転運動を行
う。このため可動スクロールと固定スクロールとの間に
形成された圧縮室に流体が取り込まれる。この圧縮室は
渦巻部の外周側から中心部に向かって容積減少しつつ移
動され、圧縮されて吐出室に吐出される。
【0010】請求項1記載の発明では前述した圧縮動作
によりハウジングに設けた吸入口からクランク室へ流体
が吸入される。この流体はバランスウエイトの外周に向
かって吹き付けられるので、流体の一部がバランスウエ
イトに形成した供給通路の入口から該供給通路に強制的
に圧入される。このため供給通路を通して第1及び第2
の袋小路に供給され、両袋小路からベアリングの隙間を
通してクランク室へ流れる。従って、回転軸及び可動ス
クロールを支持する両ベアリングが流体中に含まれるミ
スト状の潤滑油により潤滑され、ベアリングあるいは回
転軸のシール機構の耐久性が向上する。
【0011】又、請求項2記載の発明では、請求項1記
載の発明の作用に加えて、バランスウエイトに形成した
供給通路の入口が拡大形成されているので、該入口への
流体の進入が促進され、両ベアリングの潤滑性が一層向
上する。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1記載の発明の作用に加えて、バランスウエイトに形成
した供給通路の入口が該バランスウエイトの公転方向に
関して先行側の端面に形成されているので、入口への流
体の進入が促進され、両ベアリングの潤滑性が一層向上
する。
【0013】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。図3に示すように、センタ
ハウジング1dを兼ねる固定スクロール1には吸入口2
aを有するフロントハウジング2が接合固定されてい
る。フロントハウジング2内には回転軸3がベアリング
4を介して回転可能に支持されており、回転軸3には四
角柱状の偏心軸5が止着されている。
【0014】上記偏心軸5にはブッシュ6が該偏心軸5
により公転可能に支持されている。ブッシュ6には可動
スクロール7が固定スクロール1と対向接合するように
ラジアルベアリング8を介して公転可能に支持されてい
る。両スクロール1,7は基板1a,7aと、両基板に
垂直に一体形成した渦巻部1b,7bとにより構成さ
れ、可動スクロール7の基板7a背面には前記ブッシュ
6及びラジアルベアリング8を嵌入するボス部7cが一
体に形成されている。前記スクロール基板1a,7a及
び渦巻部1b,7bにより外側から中心側に行くに従い
容積減少する圧縮室Pが形成されている。
【0015】可動スクロール7の基板7a背面(受圧
壁)7dとフロントハウジング2の内面に形成した固定
受圧壁2bとの間には可動スクロール7の自転を阻止
し、かつ公転を許容するための自転阻止機構Kが介装さ
れている。この自転阻止機構Kは前記固定受圧壁2bに
接合固定した固定レース9と、該レース9に接合固定し
た円形の複数(この実施例では4個)の固定側公転位置
規制孔10aを有する固定側公転位置規制リング10と
を備えている。又、可動スクロール7の基板7aの受圧
壁7dには複数(この実施例では4個)の可動側公転位
置規制孔11aを形成した可動側公転位置規制リング1
1が接合固定されている。さらに、前記対向する両公転
位置規制孔10a,11aには横円柱状の自転阻止ピン
12〜12が緩く係合されている。前記各自転阻止ピン
12〜12は圧縮反力を可動スクロール基板7aの受圧
壁7dからフロントハウジング2の受圧壁2b側に伝達
するための機構を兼用している。
【0016】図3,4において回転軸3が回転される
と、偏心軸5が該回転軸3の中心軸線L1 の回りで、所
定の公転半径で公転される。このためブッシュ6及びベ
アリング8を介して可動スクロール7が自転阻止機構K
により自転を阻止された状態で公転運動される。即ち、
図4は偏心軸5及び可動スクロール7が最下動位置にあ
って可動側公転位置規制リング11の規制孔11aの最
上部が自転阻止ピン12に接触している。又、ピン12
は固定側公転位置規制孔10aの最下部に接触してい
る。この状態で回転軸3により偏心軸5が時計回り方向
に例えば180度回動されると、図示しないが自転阻止
ピン12は位置規制孔10a内を転動して最上部へ移動
する。この過程では可動側公転位置リング11も自転阻
止ピン12とともに最上部へ移動される。前記両リング
10,11と各自転阻止ピン12〜12の関係は、偏心
軸5の公転位置が連続的に変化しても常に前述した対応
関係にある。従って、可動スクロール7は自転を阻止さ
れた状態で所定の公転半径(回転軸3と偏心軸5の軸線
1 ,L2 間の距離)で公転動作される。
【0017】前記偏心軸5には前記可動スクロール7の
公転運動中に動的アンバランスを補正して異常振動を防
止するためのバランスウエイト13が取り付けられてい
る。このバランスウエイト13は平板状部13aと、前
記偏心軸5を貫通する長四角形状の孔13bと、平板状
部13aの外周部に一体形成した円弧状の頭部13cと
により構成されている。又、このバランスウエイト13
の公転軌跡と対応してフロントハウジング2の上部には
前記吸入口2aが配置されている。さらに、前記偏心軸
5及びバランスウエイト13はフロントハウジング2内
に形成されたクランク室Cに収容されている。
【0018】前記バランスウエイト13、回転軸3及び
偏心軸5には吸入口2aからクランク室Cに吸入された
冷媒ガスを、前記ラジアルベアリング4と回転軸3のシ
ール機構14との間に形成された第1袋小路R1 及び可
動スクロール7のボス部7cの内底部に形成された第2
袋小路R2 に導くためのガス供給通路15が形成されて
いる。このガス供給通路15の入口15aは前記バラン
スウエイト13の頭部13cの外周面に開口され、出口
15b,15cは第1及び第2の袋小路R1 ,R2 に開
口されている。そして、吸入口2aからクランク室C内
に吸入された冷媒ガスの一部を供給通路15を通してラ
ジアルベアリング4,8に積極的に供給し、各部品の潤
滑性を向上し、それらの耐久性を向上するようにしてい
る。
【0019】前記センタハウジング1dと前記両渦巻部
1b,7bとの間には前記クランク室Cと前記自転阻止
機構Kの空隙を通して連通する吸入室Sが形成されてい
る。又、前記固定スクロール1の後面には吐出室Dを形
成するリヤハウジング16が接合固定されている。前記
固定スクロール基板1aには吐出孔1cが形成され、吐
出室D内には該吐出孔1cを開閉する吐出弁17が設け
られている。リヤハウジング16には吐出口16aが形
成されている。
【0020】次に、前記のように構成したスクロール型
圧縮機について、その作用を説明する。今、エンジンの
動力により回転軸3が回転されると、偏心軸5が公転さ
れ、可動スクロール7が自転阻止機構Kにより自転を阻
止された状態で、回転軸3の回りを公転する。吸入口2
aからクランク室Cに吸入された冷媒ガスは自転阻止機
構Kの空隙を通して吸入室Sへ流入する。その後、両ス
クロール1,7間の圧縮室Pに取り込まれ、圧縮室Pは
可動スクロール7の公転に伴って容積減少しつつ両スク
ロール1,7の渦巻部1b,7bの中心部間に向けて収
束して行く。圧縮室Pの容積減少によって圧縮された冷
媒ガスは固定スクロール基板1a上の吐出孔1cから吐
出室D内へ吐出される。
【0021】さて、前記実施例ではバランスウエイト1
3、回転軸3及び偏心軸5にガス供給通路15が形成さ
れているので、バランスウエイト13の頭部13cの外
周面に開口する入口15aが吸入口2aと対応する位置
に公転移動されると、冷媒ガスが該入口15aから供給
通路15内に圧送される。このためガスは該通路15の
出口15b,15cから第1及び第2の袋小路R1 ,R
2 に供給される。両袋小路R1 ,R2 内のガスは両ベア
リング4,8の隙間を通してクランク室Cに流れる。こ
のため低温の新鮮な冷媒ガスがベアリング4,8を冷却
するとともに、ガス中に含まれるミスト状の潤滑油によ
り両ベアリング4,8が潤滑される。又、第1袋小路R
1 内に供給された冷媒ガスはラジアルベアリング4,4
のフロント側のベアリング4を通してシール機構14内
側に形成されたシール室R3 にも供給され、シール機構
14の潤滑が行われる。
【0022】さらに、袋小路R1 ,R2 からクランク室
Cに放出された冷媒ガスはクランク室Cから吸入室Sへ
向かう過程で自転阻止機構Kに対しても積極的に供給さ
れるので、該機構Kの各摺動面間にも供給されてその潤
滑が円滑に行われる。従って、ラジアルベアリング4,
8、シール機構14及び自転阻止機構K等の磨耗が抑制
され、耐久性が向上する。
【0023】本発明は勿論前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば次のように具体化することもできる。 (1)図5に示すようにバランスウエイト13の頭部1
3cの外周面に開口する入口15aを漏斗状に拡大形成
すること。この場合には冷媒ガスが通路15内に入り易
くなり、両ベアリング4,8の潤滑性が一層向上する。
【0024】(2)図6に示すようにバランスウエイト
13の回転方向に関して先行側の端面に対しガス供給通
路15の入口15aを開口すること。この場合には冷媒
ガスが通路15内に入り易くなり、両ベアリング4,8
の潤滑性が一層向上する。又、この別例において入口1
5aを鎖線で示すように拡大形成すること。
【0025】(3)図7に示すようにバランスウエイト
13の頭部13cの外周面に開口する入口15aを回転
方向に拡大形成すること。この場合には冷媒ガスが通路
15内に入り易くなり、両ベアリング4,8の潤滑性が
一層向上する。
【0026】(4)図8に示すように通路15の出口1
5bを回転軸3の外周面に開口し、シール機構14のシ
ール室R3 に冷媒ガスを供給するようにすること。この
場合には前後一対のラジアルベアリング4,4を順次冷
媒ガスが通過するので、ベアリング4,4の潤滑性が向
上する。又、図8に示すようにラジアルベアリング4の
インナーレース4aに出口15dを開口すること。
【0027】(5)図9に示すように一体状に形成され
たラジアルベアリング4により回転軸3を支持したスク
ロール圧縮機において、該ラジアルベアリング4とシー
ル機構14との間に形成された第1袋小路R1 に供給通
路15の出口15bを開口し、該第1袋小路R1 に冷媒
ガスを供給するようにすること。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲に記載した構成をとったことにより、次の効果
を奏する。
【0029】請求項1記載の発明では回転軸あるいは可
動スクロールを支持するベアリング、回転軸のシール機
構の潤滑性を向上して、それらの耐久性を向上すること
ができる。
【0030】又、請求項2,3記載の発明では回転軸あ
るいは可動スクロールを支持するベアリング、回転軸の
シール機構の潤滑性を一層向上して、それらの耐久性を
さらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をスクロール圧縮機に具体化した一実施
例を示す要部断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】スクロール型圧縮機全体を示す縦断面図であ
る。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】この発明の別例を示すバランスウエイトの部分
断面図である。
【図6】この発明の別例を示すバランスウエイトの部分
断面図である。
【図7】この発明の別例を示すバランスウエイトの部分
断面図である。
【図8】この発明の別例を示すバランスウエイト付近の
断面図である。
【図9】この発明の別例を示すスクロール型圧縮機の部
分縦断面図である。
【符号の説明】
1…固定スクロール、1a…基板、1b…渦巻部、1d
…センタハウジング、2…フロントハウジング、2a…
吸入口、3…回転軸、4…ラジアルベアリング、5…偏
心軸、6…ブッシュ、7…可動スクロール、7a…スク
ロール基板、7b…渦巻部、7c…ボス部、8…ラジア
ルベアリング、13…バランスウエイト、14…シール
機構、15…ガス供給通路、15a…入口、15b,1
5c…出口、C…クランク室、R1 …第1袋小路、R2
…第2袋小路、R3 …シール室、K…自転阻止機構、P
…圧縮室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 麻生 伸介 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 後藤 邦文 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 久永 滋 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内 (72)発明者 竹本 剛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内 (72)発明者 山本 祐次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に設けた基板及び渦巻部よ
    りなる固定スクロールと、該固定スクロールに対向して
    自転阻止機構により自転不能に、かつ回転軸と該軸に連
    結した偏心軸とにより公転可能に支持された基板及び渦
    巻部よりなる可動スクロールとの間に該可動スクロール
    の公転に基づいて容積減少する圧縮室を形成し、さらに
    前記偏心軸に対し前記可動スクロールの公転運動中に動
    的バランスをとるバランスウエイトを装着したスクロー
    ル型圧縮機において、 前記バランスウエイト及び偏心軸を収容するクランク室
    に外部回路から流体を吸入する吸入口をハウジングに形
    成し、該吸入口を前記バランスウエイトの公転軌跡と対
    応する位置に配置し、前記バランスウエイト、偏心軸及
    び回転軸に対し、吸入口からクランク室へ吸入した流体
    を回転軸を支持するベアリングと回転軸のシール機構と
    の間に形成された第1袋小路及び可動スクロールの基板
    背面に形成され、かつ前記偏心軸上のブッシュに嵌合さ
    れたベアリングを嵌入するボス部の内底部に形成された
    第2袋小路へ供給するための流体供給通路を設けたスク
    ロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1において前記流体供給通路の入
    口は、バランスウエイトの公転方向に拡大形成されてい
    るスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1において前記流体供給通路の入
    口は、バランスウエイトの前後両端面のうち公転方向に
    関して先行側の端面に開口されているスクロール型圧縮
    機。
JP5272409A 1993-10-29 1993-10-29 スクロール型圧縮機 Pending JPH07127584A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272409A JPH07127584A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 スクロール型圧縮機
US08/328,728 US5456584A (en) 1993-10-29 1994-10-25 Scroll type compressor with refrigerant gas passage in balance weight

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272409A JPH07127584A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 スクロール型圧縮機

Publications (1)

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JPH07127584A true JPH07127584A (ja) 1995-05-16

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5272409A Pending JPH07127584A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 スクロール型圧縮機

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