JPH07126954A - ジェットルームにおける給糸処理方法 - Google Patents

ジェットルームにおける給糸処理方法

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JPH07126954A
JPH07126954A JP5273792A JP27379293A JPH07126954A JP H07126954 A JPH07126954 A JP H07126954A JP 5273792 A JP5273792 A JP 5273792A JP 27379293 A JP27379293 A JP 27379293A JP H07126954 A JPH07126954 A JP H07126954A
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yarn
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Masahiko Murata
雅彦 村田
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】緯糸射出ノズルへの糸通しを確実に行なう。 【構成】緯糸チーズ3から引き出される緯糸Yは緯糸測
長貯留装置8の糸巻付管8a、導入ブロック15、緯糸
案内挿入ノズル16を経由して緯入れ用メインノズル1
3に通されている。緯糸チーズ3と緯糸測長貯留装置8
との間で糸切れが生じると、新たな緯糸先端部がブロー
ノズル6,12の噴射作用によって緯糸測長貯留装置8
に挿通される。緯糸先端部は導入ブロック15内で吸引
把持される。この状態で糸巻付管8aが回転し、緯糸が
糸巻付面8b上に巻き付けられる。この巻付緯糸は導入
ブロック15側へ排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯糸チーズの交換ある
いは緯糸チーズと巻付方式の緯糸測長貯留装置との間の
緯糸切断という給糸ミス発生の場合に緯糸先端部を新た
に巻付方式の緯糸測長貯留装置まで通す給糸処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の給糸処理装置が実開平4−81
985号公報に開示されている。この従来装置では、巻
付方式の緯糸測長貯留装置と緯入れ用メインノズルとの
間で緯糸切断が生じた場合には緯糸測長貯留装置を構成
する糸巻付管が噴射し、糸巻付面上の巻付残糸が導入ブ
ロックに向けて排除される。導入ブロック内には緯糸把
持用ブローノズルの噴射によって糸把持用エア流が生じ
ており、糸巻付面上の巻付残糸が導入ブロック内の把持
作用へ引き渡される。導入ブロック内の糸把持用エア流
によって把持された緯糸は引渡ロータの回動あるいは引
渡ロッドの直線移動に伴って適当長に切り揃えられると
共に、この切り揃えられた緯糸切断端部が緯糸案内挿入
ノズルの入口近傍まで運ばれる。切断端部は緯糸案内挿
入ノズルの噴射に伴う入口付近の吸引作用によって緯糸
案内挿入ノズル内へ引き入れられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平4−81985
号公報の装置は、特開昭60ー2749号公報、特開昭
62ー62955号公報、特開平1ー92452号公報
あるいは特開平1ー201551号公報の給糸処理装置
における機構の複雑化、処理時間の長時間化あるいは糸
通しの低い成功割合の改良を図ったものである。緯糸チ
ーズと緯糸測長貯留装置との間で糸切れが生じた場合に
は緯糸挿入用ブローノズルの噴射作用によって緯糸先端
部が緯糸測長貯留装置の糸巻付管に挿入される。この挿
入成功が緯糸案内挿入ノズルへの糸通しの前提である。
しかし、緯糸先端部が糸巻付管へ挿入されたとしても、
緯糸同士が絡み合い、緯糸の絡み合い部分が導入ブロッ
クで把持されることがある。そのため、導入ブロック内
で切り揃えられる緯糸切断端部が2本になり、緯糸案内
挿入ノズルあるいは緯入れ用メインノズルへの糸挿入は
2本の緯糸切断端部を挿入することになる。このような
挿入状態は緯糸案内挿入ノズルあるいは緯入れ用メイン
ノズルへの糸挿通の失敗を招く。
【0004】本発明は、糸通しの成功割合をさらに向上
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
緯糸チーズから引き出される緯糸の端部を巻付方式の緯
糸測長貯留装置へ噴射作用で挿通する緯糸端部挿通手段
と、緯糸測長貯留装置の前方に配設された緯糸排除手段
と、緯糸測長貯留装置から前記緯糸排除手段へ緯糸を引
き渡す緯糸引渡手段とを備え、緯糸チーズから引き出さ
れる緯糸を緯糸測長貯留装置にて測長貯留すると共に、
この測長貯留された緯糸を緯入れ用メインノズルから射
出緯入れするジェットルームを対象とし、請求項1に記
載の発明では、緯糸チーズと前記緯糸測長貯留装置との
間で糸切れが生じた場合には、前記緯糸端部挿通手段に
よって緯糸端部を緯糸測長貯留装置に挿通し、緯糸測長
貯留装置に挿通された緯糸を前記緯糸引渡手段の引渡作
用によって前記緯糸排除手段へ引き渡し、緯糸測長貯留
装置に挿通された緯糸を機械的に引き取る緯糸引き取り
手段の引き取り作用によって緯糸チーズから緯糸を新た
に引き出し、この新たな緯糸引き出しを行なう前の緯糸
測長貯留装置に挿通された緯糸部位を前記緯糸引き取り
手段の引き取り作用によって前記緯糸排除手段側へ移行
するようにした。
【0006】請求項2に記載の発明では、前記緯糸引き
取り手段として緯糸測長貯留装置の糸巻付面に緯糸を巻
き付ける糸巻付管を用い、緯糸測長貯留装置に挿通され
た緯糸を前記緯糸引渡手段の引渡作用によって前記緯糸
排除手段へ引き渡した後、前記糸巻付面に緯糸を巻き付
ける糸巻付管の巻付動作によって緯糸チーズから緯糸を
新たに引き出すようにした。
【0007】
【作用】緯糸チーズと緯糸測長貯留装置との間で糸切れ
が生じた場合、緯糸端部挿通手段が作動し、緯糸チーズ
から引き出される緯糸の端部が緯糸端部挿通手段の噴射
作用によって緯糸測長貯留装置に通される。緯糸測長貯
留装置に通された緯糸は緯糸引渡手段によって緯糸排除
手段の把持作用へ引き渡される。緯糸測長貯留装置に挿
通された緯糸は緯糸引き取り手段の機械的な引き取り作
用によって引き取られ、新たな緯糸が緯糸チーズから引
き出される。緯糸測長貯留装置に挿通された緯糸部位は
前記引き取り作用によって緯糸排除手段側へ移行する。
従って、緯糸が絡み合って緯糸測長貯留装置に挿通され
ている場合にも、緯糸の絡み合い部分が緯糸排除手段の
把持作用領域側へ排除可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図18に基づいて説明する。図2に示すように回転可能
に支持された保持ブラケット1の基端部には緯糸解舒用
モータ2がギヤ機構を介して作動連結されており、保持
ブラケット1の先端に装着された緯糸チーズ3が緯糸解
舒用モータ2の作動によって緯糸解舒方向へ回動するよ
うになっている。
【0009】緯糸チーズ3の基端側周面の近傍にはモー
タ4が配設されており、モータ4には支持アーム5が作
動連結されている。支持アーム5上には緯糸解舒用ブロ
ーノズル6が設置されているとともに、反射式光電セン
サからなる巻径センサ7が支持されている。緯糸解舒用
ブローノズル6への圧力エア供給は2方弁型電磁バルブ
1 を介して行われ、緯糸解舒用ブローノズル6からの
噴射エアが緯糸チーズ3の周面を基端側から先端側へ掃
過している。
【0010】緯糸チーズ3の前方には巻付方式の緯糸測
長貯留装置8が設置されており、その糸巻付管8aが織
機駆動モータ(図示略)とは別のモータMによって回転
駆動される。糸巻付管8aの回転に伴い糸巻付管8aか
ら繰り出される緯糸は電磁ソレノイド9によって駆動さ
れる係止ピン9aの出没によって糸巻付面8bからの引
き出しを制御される。
【0011】糸巻付管8aに連通する緯糸導入口8c側
には緯糸導入ダクト10が取付られており、緯糸導入ダ
クト10の側部に設けられた入口には透過式光電センサ
からなる糸切れセンサ11が設置されている。又、緯糸
導入ダクト10には緯糸端部挿通手段及び緯糸引渡手段
となる緯糸挿入用ブローノズル12が緯糸導入口8cを
指向するように接続されている。緯糸挿入用ブローノズ
ル12への圧力エア供給は2方弁型の電磁バルブV2
よって行われる。緯糸挿入用ブローノズル12からの噴
射エア流は緯糸測長貯留装置8の緯糸導入口8cに連通
する糸巻付管8aを経由してスレイ(図示略)上の緯入
れ用メインノズル13側へ向けて噴出する。
【0012】緯糸チーズ3と緯糸測長貯留装置8との間
には円錐形状の収束案内管14が介在されている。緯糸
解舒用ブローノズル6からの噴射エア流はほぼ全て収束
案内管14内へ導入され、収束案内管14内へ導入され
た噴射エア流は緯糸導入ダクト10内へ導入される。
【0013】図1及び図2に示すように緯糸測長貯留装
置8の前方には導入ブロック15及び緯糸案内挿入ノズ
ル16が結合して配設されている。糸巻付面8bから引
き出される緯入れ用メインノズル13から射出緯入れさ
れる緯糸Yは導入ブロック15及び緯糸案内挿入ノズル
16によって緯入れ用メインノズル13へ案内される。
緯糸案内挿入ノズル16は図2に鎖線で示す最後退位置
の緯入れ用メインノズル13の入口を指向している。
【0014】図1に示すように緯糸案内挿入ノズル16
内には投光素子17a及び受光素子17bからなる緯糸
検出器17が設けられている。緯糸検出器17は緯糸案
内挿入ノズル16内の給糸経路上に検出領域を持つ。
【0015】導入ブロック15には導入口15a、案内
出口通路15b及び排除通路15cが設けられている。
導入ブロック15の上面には第1の緯糸把持用ブローノ
ズル20Aが排除通路15cを指向するように接続され
ている。導入ブロック15の後端面における導入口15
aの直下部位には第2の緯糸把持用ブローノズル20B
が排除口15c1 を指向するように接続されている。両
緯糸把持用ブローノズル20A,20Bへの圧力エア供
給は二方弁型電磁バルブV3 によって制御される。排除
口15c1 にはダストバイプ18が接続されており、排
除パイプ18の出口延長線上にはダストボックス19が
設置されている。ダストパイプ18の湾曲部には第3の
緯糸把持用ブローノズル21Aが接続されており、その
噴射方向がダストボックス19に向けてある。
【0016】導入ブロック15の導入口15aはテーパ
に形成してあり、緯糸測長貯留装置8の糸巻付管8aの
先端部が導入口15aを指向するように湾曲形成してあ
る。導入ブロック15の案内出口通路15bの形成壁の
外周はテーパに形成してあり、このテーパ外周と緯糸案
内挿入ノズル16との間隙部にはブローノズル21Bが
接続されている。緯糸把持用ブローノズル21A及びブ
ローノズル21Bへの圧力エア供給は2方弁型の電磁バ
ルブV4 によって制御される。
【0017】導入ブロック15の下方にはエアシリンダ
23が設置されている。エアシリンダ23の駆動ロッド
には引渡ロッド36及び糸把持器37が並列に取付られ
ている。引渡ロッド36はエアシリンダ23の出没動作
によって導入ブロック15内に進入及び導入ブロック1
5内から退避する。糸把持器37はエアシリンダ23の
突出動作によって排除通路15c内へ進入し、排除通路
15cの形成壁面に圧接する。この圧接は押圧ばね37
aによって弾性圧接となる。引渡ロッド36の表面には
逃げ溝36aが形成されている。引渡ロッド36が導入
ブロック15内へ進入した状態では逃げ溝36aは案内
出口通路15bの入口と交差する。引渡ロッド36及び
糸把持器37は通常図1の位置に退避している。エアシ
リンダ23への圧力エア供給は3方弁型の電磁バルブV
6 を介して行われる。
【0018】糸把持器37よりも内側の排除通路15c
の角部には刃体22が止着されている。図2に示すよう
に緯入れ用メインノズル13の入口内には透過式光電セ
ンサからなる糸切れセンサ24が取付けられており、緯
入れ用メインノズル13の先端上面には刃体13aが止
着されている。
【0019】図1に示すように緯入れ用メインノズル1
3の噴射領域の上下にはブローノズル25及び緯糸導入
ダクト26が対向設置されている。緯糸導入ダクト26
の出口後方にはエアガイド27が設置されており、エア
ガイド27内には透過式光電センサからなる緯糸検出器
28が取付られている。エアガイド27の後方には吸引
パイプ29が設置されており、その湾曲部にはブローノ
ズル30がダストボックス(図示略)を指向するように
接続されている。
【0020】緯入れ用メインノズル13、ブローノズル
25、緯糸導入ダクト26、エアガイド27及び吸引パ
イプ29はいずれもスレイ上に装着されており、スレイ
の揺動に伴って一体的に揺動する。これら各部材13,
25,26,27,29の揺動領域の後方には緯糸引き
取りモータ31及びエアシリンダ33が設置されてい
る。緯糸引き取りモータ31には駆動ローラ32が作動
連結されており、エアシリンダ33には被動ローラ34
が駆動ローラ32と接合可能に取付けられている。
【0021】緯入れ用メインノズル13及びブローノズ
ル25,30への圧力エア供給は2方弁型の電磁バルブ
7,8,9 を介して行われ、エアシンダ33への圧力
エア供給は三方弁型の電磁バルブV10を介して行われ
る。図12に示すように各電磁バルブV1 〜V4 ,V6
〜V10、モータ2,4,31,M及び電磁ソレノイド9
は織機制御コンピュータとは別の制御コンピュータCの
指令制御を受ける。制御コンピュータCは糸切れセンサ
11,24、緯糸検出器17,28及び巻径センサ7か
らの検出信号に応答して電磁バルブV1 〜V4 ,V6
10、モータ2,4,31,M及び電磁ソレノイド9の
励消時制御を行なう。
【0022】図13〜図18は緯糸チーズ3と緯入れ用
メインノズル13との間で糸切れが生じた場合の給糸処
理プログラムを表すフローチャートである。制御コンピ
ュータCは給糸ミス発生時にはこのフローチャートで示
す給糸処理プログラムを遂行する。
【0023】図1及び図2は織機運転時の緯糸Yの給糸
経路を表す。緯糸チーズ3と緯入れ用メインノズル13
との間の給糸経路上で緯糸Yが切断すると、糸切れセン
サ11又は24がこの糸切れを検出し、給糸ミス検出信
号が制御コンピュータCに送られる。制御コンピュータ
Cはこの給糸ミス検出信号に応答して機台停止信号を織
機制御コンピュータに送り、織機制御コンピュータはこ
の信号に応答して機台停止指令を発する。この指令によ
りスレイ上の緯入れ用メインノズル13は織布の織前位
置付近に停止する。機台停止後、織機制御コンピュータ
は所定量の機台逆転を指令し、緯入れ用メインノズル1
3が図2に鎖線で示す揺動領域の最後退位置(糸通し位
置)に停止する。
【0024】機台逆転後、電磁バルブV3 及び電磁ソレ
ノイド9が励磁し、緯糸把持用ブローノズル20A,2
0Bが噴射すると共に、係止ピン9aが糸巻付面8bか
ら離間する。
【0025】緯糸Yが緯糸測長貯留装置8と緯入れ用メ
インノズル13との間で切断した場合、制御コンピュー
タCは糸切れセンサ11からの糸有り検出信号に基づい
てこの糸切れを把握し、電磁バルブV2 の所定時間の励
磁を指令する。この指令により緯糸挿入用ブローノズル
12が所定時間噴射する。
【0026】緯糸Yが緯糸案内挿入ノズル16と緯入れ
用メインノズル13との間で切断した場合、緯糸Yの先
端部が緯糸把持用ブローノズル20A,20Bの噴射作
用によって排除通路15cからダストパイプ18内へ導
入される。糸巻付面8bからの係止ピン9aの離間によ
って糸巻付面8b上の巻糸Y1 が係止ピン9aの係止作
用から解放され、緯糸挿入用ブローノズル12の噴射作
用によって導入ブロック15内へ吹き入れられる。この
吹き入れ作用により糸巻付面8b上の巻糸Y1が緯糸把
持用ブローノズル20A,20Bの把持作用へ引き渡さ
れる。
【0027】緯糸Yが緯糸測長貯留装置8と緯糸案内挿
入ノズル16との間で切断した場合、電磁バルブV3
び電磁ソレノイド9の励磁、電磁バルブV2 の所定時間
励磁が行われ、糸巻付面8b上の巻糸Y1 が緯糸把持用
ブローノズル20A,20Bの把持作用へ引き渡され
る。
【0028】緯糸Yが緯糸測長貯留装置8と緯入れ用メ
インノズル13との間で切断した場合には糸巻付面8b
上の巻糸Y1 は図3に示すようにダストパイプ18を経
由してダストボックス19へ排出される。そして、巻糸
1 は糸巻付管8aに接続した状態で緯糸把持用ブロー
ノズル20A,20Bの噴射作用によってダストパイプ
18側へ引込み把持される。
【0029】緯糸挿入用ブローノズル12の所定時間噴
射が終了すると電磁ソレノイド9が消磁され、係止ピン
9aが糸巻付面8bに係合する。この状態でモータMが
所定量回転し、図3に示すように緯糸が糸巻付面8b上
に所定量予備巻される。
【0030】緯糸予備巻後、電磁バルブV3 が消磁され
るとともに、電磁バルブV4 が励磁され、緯糸把持用ブ
ローノズル20A,20Bが噴射停止するとともに、緯
糸把持用ブローノズル21A及びブローノズル21Bが
噴射する。これにより緯糸Y 1 が緯糸把持用ブローノズ
ル20A,20Bの把持作用から緯糸把持用ブローノズ
ル21Aの把持作用へ受け継がれ、導入ブロック15の
案内出口通路15b近傍には吸引作用が生じる。
【0031】緯糸案内挿入ノズル16の噴射後、電磁バ
ルブV6 が所定時間励磁され、図4に示すように糸把持
器37が排除通路15c内で緯糸Y1 を把持するととも
に、引渡ロッド36が導入ブロック15内へ進入する。
引渡ロッド36の進入途中で緯糸Y1 が逃げ溝36a内
へ入り込み、引渡ロッド36と導入ブロック15内の通
路壁面との間に挟みこまれてしまうことはない。引渡ロ
ッド36の進入によって引き連れられてゆく緯糸Y1
逃げ溝36aと糸把持器37との間で屈曲緊張し、刃体
22に接触して切断される。
【0032】刃体22に接触して切断された緯糸Y1
切断端部Y2 は図4に示すように逃げ溝36a内へ入り
込んだ状態で案内出口通路15bの入口近傍に配置され
る。案内出口通路15bの入口近傍に配置された緯糸切
断端部Y2 は案内出口通路15bにおける吸引作用を受
け、図5に示すように案内出口通路15b側へ導入され
る。案内出口通路15bは緯糸案内挿入ノズル16の内
径との関係で小径であり、このような小径の案内出口通
路15b内へ折れ曲がった緯糸を挿入することは難し
い。太番手の緯糸あるいは硬質の緯糸の場合が特に困難
である。案内出口通路15bへの糸通しを成功させるに
は緯糸切断端部Y2 の糸先Y21を案内出口通路15bの
極く近傍に配置する必要がある。本実施例では刃体22
による切り揃え長さを適宜に設定することによって糸先
21を案内出口通路15bの吸引作用領域へ配置するこ
とができる。この配置により糸先Y21が図5に示すよう
に案内出口通路15b内へ入り込む。
【0033】電磁バルブV6 の所定時間励磁後の消磁に
よって引渡ロッド36及び糸把持器37が導入ブロック
15内の通路から退避する。糸把持器37の退避により
切断分離糸Y22は糸把持器37の把持作用から解放さ
れ、ダストボックス19内へ排出される。そして、糸先
21を案内出口通路15b内へ引き入れられている緯糸
2 は引渡ロッド36の復動に伴って緯糸案内挿入ノズ
ル16内まで引き込まれ、緯糸案内挿入ノズル16への
糸通しが完了する。
【0034】引渡ロッド36の復動後、電磁ソレノイド
9が励磁され、係止ピン9aが糸巻付面8bから離間す
る。この状態で電磁バルブV7,8,9 が励磁される。
この励磁により緯入れ用メインノズル13及びブローノ
ズル25,30が噴射し、ブローノズル25と緯糸導入
ダクト26との間には緯入れ用メインノズル13の噴射
経路を横切る緯入れ阻止流が生じるとともに、吸引パイ
プ29には吸引流が生じる。緯糸案内挿入ノズル16内
の緯糸切断端部Y2 は緯入れ用メインノズル13へ吹き
入れられ、糸巻付面8b上の予備巻糸Y3 は緯糸案内挿
入ノズル16の噴射作用によって順次引き出される。
【0035】緯入れ用メインノズル13へ吹き入れられ
た緯糸切断端部Y2 は緯入れ用メインノズル13から射
出される。緯入れ用メインノズル13から射出された緯
糸切断端部Y2 はブローノズル25の噴射作用によって
緯入れされることなく緯糸導入ダクト26へ導入され
る。緯糸切断端部Y2 はブローノズルの噴射流によって
駆動ローラ32と被動ローラ34との把持領域を通過し
て緯糸検出器28の設置位置まで到達する。
【0036】制御コンピュータCは緯糸検出器28から
の糸有り検出情報を設定時間内に得られない場合には電
磁バルブV4,7,8,9 及び電磁ソレノイド9を消磁
し、警報装置35の警報を指令する。
【0037】緯糸検出器28から糸有り検出情報を得た
場合、制御コンピュータCは電磁バルブV4,7,8
び電磁ソレノイド9を消磁する。この消磁によりメイン
ノズル13及びブローノズル16,21A,21B,2
5が噴射停止するとともに、係止ピン9aが糸巻付面8
bに係合する。次いで、電磁バルブV10が励磁され、エ
アシリンダ33が突出作動する。この突出作動により被
動ローラ34が駆動ローラ32に接合し、図11に示す
ように緯糸切断端部Y2 が両ローラ32,34間に把持
される。この把持状態のもとにモータMが所定量回転
し、緯糸が糸巻付面8b上に所定量予備巻される。
【0038】この予備巻後、緯糸引き取りモータ31が
作動し、緯糸切断端部Y2 が両ローラ32,34によっ
て引き取られてゆく。この際の引き取り張力によって緯
糸Y 3 が刃体13aの切断作用を受け、緯入れ用メイン
ノズル13から切断分離される。この切断片は両ローラ
32,34によって引き取られるとともに、ブローノズ
ル30の噴射作用によって図示しないダストボックスへ
排出される。
【0039】切断片が全てエアガイド27を通過する
と、制御コンピュータCは緯糸検出器28から糸無し検
出情報を受け、緯糸引き取りモータ31の作動停止及び
電磁バルブV10, 9 の消磁を指令する。この指令によ
り両ローラ34,32が離間するとともに、ブローノズ
ル30が噴射停止する。以後、機台が起動位置へ移行
し、機台再起動に備える。
【0040】図6に示すように緯糸Yが緯糸チーズ3と
緯糸測長貯留装置8との間で切断した場合、制御コンピ
ュータCは糸切れセンサ11からの糸無し検出情報に基
づいてこの切断を把握する。この切断把握に基づいて制
御コンピュータCは機台停止及び逆転、電磁バルブV3
の励磁、電磁ソレノイド9の励磁、電磁バルブV2 の所
定時間励磁を遂行した後、前記とは別の処理過程を経
る。電磁バルブV3 の励磁、電磁ソレノイド9の励磁、
電磁バルブV2 の所定時間励磁の遂行により糸巻付面8
b上の巻糸Y1 はダストボックス19へ全て排除され
る。
【0041】制御コンピュータCは電磁バルブV2 の所
定時間励磁後に巻径センサ7からの巻径情報に基づいて
モータ4の作動を制御し、緯糸解舒用ブローノズル6が
緯糸チーズ3の周面から適宜離間した位置に配置され
る。次いで、電磁バルブV1, 2 が励磁され、緯糸解舒
用ブローノズル6及び緯糸挿入用ブローノズル12が噴
射する。この状態で緯糸解舒用モータ2が作動し、緯糸
チーズ3が緯糸解舒用ブローノズル6の噴射作用を受け
つつ緯糸解舒方向へ回転する。これにより緯糸チーズ3
上の緯糸先端部Y4 が緯糸チーズ3の周面から剥がさ
れ、緯糸解舒用ブローノズル6の噴射流に乗って収束案
内管14を経由して緯糸導入ダクト10内へ導入され
る。緯糸導入ダクト10内へ導入された緯糸先端部Y4
は緯糸挿入用ブローノズル12の噴射流によって糸巻付
管8aから噴出し、緯糸把持用ブローノズル20A,2
0Bの把持作用へと受け渡される。
【0042】緯糸先端部Y4 が緯糸チーズ3から引き剥
がされた後、制御コンピュータCは糸切れセンサ11か
らの糸有り検出情報を所定時間内に得られない場合には
電磁ソレノイド9の消磁、緯糸解舒用モータの作動停
止、電磁バルブV1,2,3 の消磁及び警報装置35の
警報を指令する。
【0043】糸切れセンサ11から糸有り検出情報を得
た場合、制御コンピュータCは電磁ソレノイド9の消
磁、緯糸解舒用モータ2の作動停止、電磁バルブV1,
2 の消磁を指令する。緯糸把持用ブローノズル20A,
20Bは噴射しており、糸巻付管8aに通された緯糸先
端部Y4 が緯糸把持用ブローノズル20A,20Bの把
持作用によって把持されている。次いで、モータMが所
定量回転し、緯糸チーズ3から引き出された新たな緯糸
5 が糸巻付面8b上に所定量予備巻される。この予備
巻後、電磁ソレノイド9が励磁され、係止ピン9aが糸
巻付面8bから離間する。糸巻付面8b上の予備巻糸Y
6 は緯糸先端部Y4 に対する緯糸把持用ブローノズル2
0A,20Bの噴射作用によってダストパイプ18内へ
引き取られ、ダストボックス19へ排除される。
【0044】図7及び図8に示すように、緯糸先端部Y
4 が緯糸測長貯留装置8に通されたとしても緯糸先端部
4 同士が絡み合い、緯糸先端部Y4 が2本重ね、ある
いは3本以上の重なりとなる場合がある。そうすると緯
糸先端部Y4 は少なくとも2本重ねの状態で緯糸把持用
ブローノズル20A,20Bの把持作用を受けることに
なる。この状態で引渡ロッド36が突出すると、刃体2
によって切り揃えられる緯糸切断端部の本数は2本以上
になり、複数本の緯糸切断端部が緯糸案内挿入ノズル1
6の吸引作用領域に配置されることになる。緯糸案内挿
入ノズル16の内径は小さいため、緯糸案内挿入ノズル
16に緯糸切断端部を通すことは難しい。仮に、緯糸切
断端部が緯糸案内挿入ノズル16に挿通したとしても、
内径が緯糸案内挿入ノズル16よりも更に小さい緯入れ
用メインノズル13に複数本の緯糸切断端部を挿通する
ことはできない。
【0045】しかし、本実施例では、緯糸測長貯留装置
8への緯糸先端部Y4 の挿通後に図9に示すように糸巻
付管8aの回転によって予備巻を行なう。そのため、緯
糸測長貯留装置8に挿通されている複数本重ねの緯糸先
端部Y4 が糸巻付管8a内から引き取られ、緯糸チーズ
3から引き出される新たな緯糸Y5 と共に糸巻付面8b
に巻き取られる。即ち、糸巻付管8aは、緯糸測長貯留
装置8の緯糸導入口8cから緯糸排除手段となる緯糸導
入ブロック15に到る緯糸部位を導入ブロック15側へ
機械的に引き取る緯糸引き取り手段となる。
【0046】糸巻付面8上に巻き取られた予備巻糸Y6
は電磁ソレノイド9の励磁に伴ってダストボックス19
に向けて排除され、複数本重ねの状態になる緯糸先端部
4も糸巻付面8bから排除される。そこで、予備巻糸
6 の量を適当長にしておけば、図10に示すように複
数本重ねの状態にある緯糸先端部Y4 全てをダストボッ
クス19に排出することができ、刃体22によって切り
揃えられる緯糸切断端部の本数は1本のみとなる。従っ
て、緯糸案内挿入ノズル16の吸引作用領域に配置され
る緯糸切断端部は1本のみとなり、緯糸測長貯留装置8
において糸絡みが生じた場合にも緯糸案内挿通ノズル1
6及び緯入れ用メインノズル13への糸通しの成功割合
が低下することはない。
【0047】緯糸先端部Y4 をダストボックス19へ排
除後、再度予備巻が行われ、引渡ロッド36の突出動作
後の給糸処理が前記と同様に行われる。電磁バルブV6
の所定時間励磁によって緯糸切断端部Y2 が緯糸案内挿
入ノズル16内へ挿入しなかった場合、緯糸検出器17
が糸有を検出することはない。引渡ロッド36及び糸把
持器37の復動後、緯糸検出器17からの糸有検出情報
が得られない場合には制御コンピュータCは電磁バルブ
6 の所定時間の再励磁の遂行を指令するか否かを判断
する。制御コンピュータCは電磁バルブV6 の所定時間
励磁の回数Mを把握しており、この回数が所定回数Nに
達しない場合には電磁バルブV6 の所定時間の再励磁を
指令する。この再励磁により引渡ロッド36が導入ブロ
ック15内へ進入する。ブローノズル21Aが噴射して
いるために導入ブロック15内の通路には導入口15a
から排除通路15cに向かう空気流が生じている。緯糸
切断端部Y2 はこの空気流により張力を付与され、導入
ブロック15内へ進入する引渡ロッド36の逃げ溝36
aへ入り込む。従って、緯糸切断端部Y2 の糸先Y21
緯糸案内挿入ノズル16の吸引作用領域へ再度配置され
る。電磁バルブV6 の所定時間励磁回数Mが所定回数N
に達したにも関わらず緯糸切断端部Y2 が緯糸案内挿入
ノズル16内へ挿入しなかった場合には制御コンピュー
タCは電磁バルブV4 の消磁及び警報装置35の作動を
指令する。
【0048】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図19に示す実施例も可能であ
る。緯糸チーズ3と予備チーズ3Aとの間に給糸切換ノ
ズル38が配設されており、給糸切換ノズル38には予
備チーズ3Aの糸始端部Y7 が通されている。緯糸測長
貯留装置8とチーズ3,3Aとの間には緯糸端部挿通手
段となる給糸案内ノズル39が配設されている。給糸切
換ノズル38は電磁バルブV1 に接続されており、給糸
案内ノズル39は電磁バルブV2 に接続されている。給
糸案内ノズル39の入口には緯糸検出器40が設置され
ており、緯糸検出器40が糸無しを検出すると、電磁バ
ルブV1 ,V2 が励磁し、給糸切換ノズル38及び給糸
案内ノズル39が噴射する。この噴射により糸始端部Y
7 が緯糸測長貯留装置8に通される。給糸切換ノズル3
8から射出される糸始端部Y7 は折曲状態で給糸案内ノ
ズル38へ挿入され易く、給糸案内ノズル39あるいは
緯糸測長貯留装置8で糸絡みを生じやすい。この実施例
においても緯糸測長貯留装置8への糸通し後、絡み合っ
た糸始端部Y7 は予備巻によって糸巻付面8b上に巻き
取られ、ダストボックス19へ排除される。
【0049】図20に示す実施例では、緯糸測長貯留装
置8と導入ブロック15との間に駆動ローラ41及び被
動ローラ42が給糸経路を挟んで配設されている。駆動
ローラ41はモータ43により駆動される。被動ローラ
42はエアシリンダ44の作動により実線で示す退避位
置と鎖線で示す把持位置とに切換配置される。緯糸測長
貯留装置8内で絡み合った緯糸はローラ41,42の回
転による引き取り作用により導入ブロック15側へ引き
取り排除される。即ち、駆動ローラ41及び被動ローラ
42が緯糸引き取り手段を構成する。
【0050】さらに本発明は、特開平2−210043
号公報、特開平3−104965号公報に開示される給
糸処理装置に適用できる。これらの給糸処理装置では緯
入れ用メインノズルの側方に吸引式の糸把持器が設置さ
れており、糸切れ後に供給される緯糸先端部が糸把持器
に導入把持される。糸把持器に把持された緯糸先端部は
カッターによって切り揃えられてから緯入れ用メインノ
ズルへ挿通されるようになっている。切断分離された糸
片は糸把持器の吸引作用によって除去されるようになっ
ており、この糸把持器が本発明における緯糸排除手段と
なる。本発明のように緯糸測長貯留装置における絡み糸
を糸巻付管の回転によって引き取り、糸把持器によって
絡み糸を排除すれば緯入れ用メインノズルへの糸通しの
成功割合が高まる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、緯糸チー
ズと前記緯糸測長貯留装置との間で糸切れが生じた場合
には緯糸端部を緯糸測長貯留装置に挿通して緯糸排除手
段へ引き渡し、緯糸測長貯留装置に挿通された緯糸を機
械的に引き取る緯糸引き取り手段の引き取り作用によっ
て緯糸測長貯留装置に挿通された緯糸部位を緯糸排除手
段側へ移行するようにしたので、緯糸測長貯留装置にて
糸絡みが生じた場合にも緯糸射出ノズルへの糸通しの成
功割合を糸絡みがない場合と同様に維持して成功割合を
さらに向上し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示し、通常の
給糸案内状態を示す側断面図である。
【図2】 図1と同一状態の平断面図である。
【図3】 残糸をダストパイプ内へ導入した状態を示す
要部側断面図である。
【図4】 引渡ロッドが導入ブロック内に進入した状態
を示す要部側断面図である。
【図5】 緯糸切断端部が緯糸案内挿入ノズル内に通さ
れた状態を示す要部側断面図である。
【図6】 緯糸チーズと緯糸測長貯留装置との間で糸切
れが生じた状態を示す平断面図である。
【図7】 2本重ねの緯糸先端部が緯糸測長貯留装置に
通されている状態を示す平断面図である。
【図8】 2本重ねの緯糸先端部が導入ブロック内で把
持されている状態を示す側断面図である。
【図9】 予備巻状態を示す側断面図である。
【図10】予備巻を排除した状態を示す側断面図であ
る。
【図11】緯糸切断端部を引き取りローラ対の接合位置
まで通した状態を示す側断面図である。
【図12】給糸処理装置全体の制御ブロック図である。
【図13】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図14】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図15】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図16】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図17】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図18】給糸処理プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図19】別例を示す平断面図である。
【図20】別例を示す平断面図である。
【符号の説明】
3…緯糸チーズ、8…緯糸測長貯留装置、8a…緯糸引
渡手段及び緯糸引き取り手段を構成する糸巻付管8a、
12…緯糸引渡手段を構成する緯糸挿入用ブローノズ
ル、15…緯糸排除手段を構成する導入ブロック、16
…緯糸射出ノズルとなる緯糸案内挿入ノズル、41,4
2…緯糸引き取り手段を構成するローラ、Y4 …緯糸先
端部、Y7 …糸始端部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸チーズから引き出される緯糸の端部を
    巻付方式の緯糸測長貯留装置へ噴射作用で挿通する緯糸
    端部挿通手段と、緯糸測長貯留装置の前方に配設された
    緯糸排除手段と、緯糸測長貯留装置から前記緯糸排除手
    段へ緯糸を引き渡す緯糸引渡手段とを備え、緯糸チーズ
    から引き出される緯糸を緯糸測長貯留装置にて測長貯留
    すると共に、この測長貯留された緯糸を緯入れ用メイン
    ノズルから射出緯入れするジェットルームにおいて、 緯糸チーズと前記緯糸測長貯留装置との間で糸切れが生
    じた場合には、前記緯糸端部挿通手段によって緯糸端部
    を緯糸測長貯留装置に挿通し、緯糸測長貯留装置に挿通
    された緯糸を前記緯糸引渡手段の引渡作用によって前記
    緯糸排除手段へ引き渡し、緯糸測長貯留装置に挿通され
    た緯糸を機械的に引き取る緯糸引き取り手段の引き取り
    作用によって緯糸チーズから緯糸を新たに引き出し、こ
    の新たな緯糸引き出しを行なう前の緯糸測長貯留装置に
    挿通された緯糸部位を前記緯糸引き取り手段の引き取り
    作用によって前記緯糸排除手段側へ移行するジェツトル
    ームにおける給糸処理方法。
  2. 【請求項2】前記緯糸引き取り手段は緯糸測長貯留装置
    の糸巻付面に緯糸を巻き付ける糸巻付管であり、緯糸測
    長貯留装置に挿通された緯糸を前記緯糸引渡手段の引渡
    作用によって前記緯糸排除手段へ引き渡した後、前記糸
    巻付面に緯糸を巻き付ける糸巻付管の巻付動作によって
    緯糸チーズから緯糸を新たに引き出す請求項1に記載の
    ジェットルームにおける給糸処理方法。
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