JPH0712657U - クローズド回路に於けるフラッシング装置 - Google Patents

クローズド回路に於けるフラッシング装置

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JPH0712657U
JPH0712657U JP4281993U JP4281993U JPH0712657U JP H0712657 U JPH0712657 U JP H0712657U JP 4281993 U JP4281993 U JP 4281993U JP 4281993 U JP4281993 U JP 4281993U JP H0712657 U JPH0712657 U JP H0712657U
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circuit
closed circuit
flushing
reciprocating
valve
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Application number
JP4281993U
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English (en)
Inventor
篤司 吉田
Original Assignee
内田油圧機器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖機運転可能なフラッシング装置を備えたク
ローズド回路の油圧回路装置を提供すること 【構成】 油圧ポンプ1と油圧モータ3をクローズド回
路6により接続し、該油圧ポンプと共に原動機2により
回転されるチャージポンプ7を設け、該チャージポンプ
の吐出を逆止弁9、10を介して該クローズド回路を構
成する往復回路4、5のいずれか一方の回路に供給し、
これら往復回路の圧力差により開弁してその低い方の回
路の流体をタンクへ排出するフラッシング弁11を設
け、該フラッシング弁からタンク14への排出回路13
にはリリーフ弁12を介在させた装置に於いて、該フラ
ッシング弁の中立位置を該クローズド回路の往復回路を
排出回路へ接続するオールポートオープン型に構成する 【効果】 フラッシング機能を損なわずに暖機運転を行
なえ、構成簡単で安価に製作できる

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クローズド回路で使用している油圧回路装置をフラッシングする装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図1に示すような油圧ポンプaと油圧モータbをクローズド回路cによ り接続した油圧回路装置が知られており、この装置内の異物の除去や作動油の交 換のために、チャージポンプd、フラッシング弁e、逆止弁f、g及びリリーフ 弁h、iを設けることが行なわれている。一方のリリーフ弁hはチャージ回路j に設けられ、もう一つのリリーフ弁iはフラッシング弁eからタンクkへの排出 回路lに設けられ、リリーフ弁hの方の設定圧を例えば30kgf/cm2とし、これ よりも低い例えば25kgf/cm2にもう一方のリリーフ弁iの設定圧が設定される 。原動機oの回転で該油圧ポンプaから吐出される流体は油圧モータbを循環し て該油圧ポンプaへと戻るが、該フラッシング弁eは、クローズド回路cを構成 する往復回路m、nの圧力差が小さいときは往復回路m、nと排出回路lを遮断 した中立位置に存し、該圧力差が大きくなると往復回路m、nのうちの圧力の低 い方の回路例えば回路nを排出回路lに接続する。そして、その低い方の回路n へはチャージポンプdから逆止弁を介してフラッシング流体が供給され、しかも その低い方の回路nの圧力がリリーフ弁iの設定圧よりも高くなると、開弁して いるフラッシング弁eとこの弁iを介して作動流体がタンクkへ排除されるので 、油圧回路装置内が油圧モータbの駆動中にフラッシングされる。該リリーフ弁 iの代わりにオリフィスを設けることも行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の油圧回路装置は気温が低い状態で始動するときに、フラッシング装置が 設けられているためにクローズド回路c内の作動流体の温度を高める暖機運転が 行なえない欠点がある。即ち、上記装置で暖機運転を行なおうとしても、クロー ズド回路cの往復回路m、nの圧力差が小さく、フラッシング弁eが切換わらず 中立位置に位置して排出回路lを遮断するので、チャージポンプdから吐出され る流体圧がリリーフ弁iの設定圧以上になり、該リリーフ弁iから噴き出し、ク ローズド回路c内の作動流体が全然暖まらない。
【0004】 本考案は、暖機運転可能なフラッシング装置を備えたクローズド回路の油圧回 路装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、油圧ポンプと油圧モータをクローズド回路により接続し、該油圧 ポンプと共に原動機により回転されるチャージポンプを設け、該チャージポンプ の吐出を逆止弁を介して該クローズド回路を構成する往復回路のいずれか一方の 回路に供給し、これら往復回路の圧力差により開弁してその低い方の回路の流体 をタンクへ排出するフラッシング弁を設け、該フラッシング弁からタンクへの排 出回路にはリリーフ弁を介在させた装置に於いて、該フラッシング弁の中立位置 を該クローズド回路の往復回路を排出回路へ接続するオールポートオープン型に 構成することにより、上記の目的を達成するようにした。
【0006】
【作用】
暖機運転を開始しても往復回路の圧力差が小さく、フラッシング弁は切換わら ず中立位置を保持するが、該中立位置はオールポートオープンに構成してあるの で、往復回路は排出回路につながり、チャージポンプからの供給流体は排出回路 のリリーフ弁の設定圧以上になったとき、往復回路を循環し該リリーフ弁を介し てタンクへと排出される。そのため、クローズド回路内の作動流体が次第に暖ま る。このあと、実際的な運転状態としたときには、往復回路間の圧力差が大きく なるのでフラッシング弁は切換わり、いずれか圧力の低い方の往復回路が排出回 路につながるので、該低い方の往復回路の圧力がリリーフ弁の設定圧よりも高く なったときに該往復回路の作動流体がタンクへ排除され、同時にチャージポンプ から流体が補充されて自動的にフラッシングが行なわれる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図2に基づき説明すると、同図に於いて符号1は原動機2に より回転される両吐出形の可変容量油圧ポンプ、3は可変容量油圧モータを示し 、これら油圧ポンプ1と油圧モータ3は往復回路4、5で構成されたクローズド 回路6により接続される。該原動機2は油圧ポンプ1と共にチャージポンプ7を 駆動し、チャージ回路8及び逆止弁9、10を介して往復回路4、5へ該チャー ジポンプ7の吐出流体を供給する。これら往復回路4、5には両回路の圧力差に より切換作動するフラッシング弁11を介してリリーフ弁12を備えた排出回路 13が設けられる。該フラッシング弁11は中立位置11aと2つの切換位置1 1b、11cを有するスプールタイプの弁の構成を有し、往復回路4、5から導 いたパイロット圧力に差があるとばねを撓めて切換位置に移動するもので、該中 立位置11aを往復回路4、5が共に排出回路13に連通するオールポートオー プンに形成し、その切換位置を往復回路4又は5のいずれか圧力の低い方の回路 を排出回路13に連通させる構成とした。14はタンクで、図面上はチャージポ ンプ7が吸引する流体の貯留タンクと排出回路13の排出流体を受けるタンクと 別個に表現したが、実際は共通のタンクとして構成される。尚、該クローズド回 路6には回路リリーフ弁やブレーキ弁などの機器が設けられるが、これらは図面 に記載を省略した。
【0008】 こうした構成のクローズド回路は例えば建設機械の走行装置として使用され、 該油圧モータ3でクローラ等の駆動を行なうが、寒冷状態に装置が置かれている ときは暖機運転を行なってから装置を作動させる。この暖機運転の場合、油圧ポ ンプ1はこれから少しの流体が吐出するように原動機2により回転され、油圧モ ータ3はアイドル回転を行なうので、往復回路4、5間の圧力差が小さく、その ためフラッシング弁11は中立位置を保持する。該中立位置はオールポートオー プンに形成されているため、原動機2により回転されるチャージポンプ7からの 流体圧が逆止弁9、10、往復回路4、5及びフラッシング弁11を介して排出 回路13に及び、その圧力がリリーフ弁12の設定圧以上になったとき、チャー ジポンプ7から往復回路4、5を循環し該リリーフ弁12を介してタンク14へ の流れが発生する。この循環により作動流体が暖まり、クローズド回路内の作動 流体も次第に暖まる。このあと、実際的な運転状態に入るが、このときには、往 復回路4、5間の圧力差が大きくなるのでフラッシング弁11は切換わり、いず れか圧力の低い方の往復回路が排出回路13につながる状態になる。そして低い 方の往復回路の圧力がリリーフ弁12の設定圧よりも高くなったときに該往復回 路の作動流体がタンク14へ排除とチャージポンプ7からの流体の補充とで自動 的にフラッシングが行なわれる。
【0009】 該チャージポンプ7から吐出される流量は、通常、クローズド回路6の標準流 量の4分の1程度である。また、該フラッシング弁11は、往復回路4、5間に 約4kgf/cm2程度の比較的小さな圧力差が発生したときに切換わるように設定し ておくことが、該油圧モータ3に作動流体による油圧ブレーキを作用させるため 、及びフラッシング弁11からタンク14に流れ出す損失流量を少なくするため に好ましい。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、クローズド回路に設けたフラッシング弁の中立 位置をオールポートオープンに形成したので、フラッシング機能を損なわずに暖 機運転を行なえ、その構成もリリーフ弁を1個設け、該フラッシング弁の中立位 置の構成を変更するだけで済むので安価に製作できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の線図
【図2】 本考案の実施例の線図
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 原動機 3 油
圧モータ 4、5 往復回路 6 クローズド回路 7
チャージポンプ 9、10 逆止弁 11 フラッシング弁 11a 中立位置 11b、11c
切換位置 12 リリーフ弁 13 排出回路 14
タンク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと油圧モータをクローズド回
    路により接続し、該油圧ポンプと共に原動機により回転
    されるチャージポンプを設け、該チャージポンプの吐出
    を逆止弁を介して該クローズド回路を構成する往復回路
    のいずれか一方の回路に供給し、これら往復回路の圧力
    差により開弁してその低い方の回路の流体をタンクへ排
    出するフラッシング弁を設け、該フラッシング弁からタ
    ンクへの排出回路にはリリーフ弁を介在させた装置に於
    いて、該フラッシング弁の中立位置を該クローズド回路
    の往復回路を排出回路へ接続するオールポートオープン
    型に構成したことを特徴とするクローズド回路に於ける
    フラッシング装置。
  2. 【請求項2】 上記フラッシング弁は上記クローズド回
    路の差圧が4kgf/cm2程度の小さい差圧で中立位置から
    切換位置に切換わることを特徴とする請求項1に記載の
    クローズド回路に於けるフラッシング装置。
JP4281993U 1993-08-04 1993-08-04 クローズド回路に於けるフラッシング装置 Pending JPH0712657U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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