JPH07125978A - クレーンの運転操作方法 - Google Patents

クレーンの運転操作方法

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Publication number
JPH07125978A
JPH07125978A JP29751793A JP29751793A JPH07125978A JP H07125978 A JPH07125978 A JP H07125978A JP 29751793 A JP29751793 A JP 29751793A JP 29751793 A JP29751793 A JP 29751793A JP H07125978 A JPH07125978 A JP H07125978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
switch
crane
button switches
switches
Prior art date
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Pending
Application number
JP29751793A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumasa Yamamoto
治正 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kiden Kogyo Ltd filed Critical Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication of JPH07125978A publication Critical patent/JPH07125978A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対をなす2段階押釦スイッチを用い回生制動
と機械式ブレーキの2つの制動方法を選択作動する。 【構成】 横行または走行の各方向の加減速の操作を2
段階の押釦式スイッチにて操作する天井走行クレーンに
おいて、走行または横行の誘導電動機を駆動するインバ
ータの回生制動と、電磁ブレーキ等の機械式制動の操作
の切り替えを2段階押釦スイッチの操作の組み合せで行
う。 【効果】 クレーン駆動用誘導電動機を駆動するインバ
ータの回生制動と、電磁ブレーキ等の機械式制動の操作
の切り替えを2段階押釦スイッチの操作の組み合せで行
うようにしたから、その操作は容易、かつ構成は簡単で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンの運転操作に係
り、特に回生制動による減速と回生制動よりも大きな制
動力を発生する機械式ブレーキの併用の操作に好適なク
レーンの運転操作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクレーンの運転操作用スイツチと
しては、一般に複数の押釦スイツチを備えたペンダント
スイツチが使用されている。しかし押釦スイツチの取付
け個数には限界があり、従ってクレーンの走行方向を決
定するのみで、増速、減速等の速度の設定は困難であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため2段階押釦ス
イツチを使用する方法が試みられているが、この2段階
押釦スイッチによる操作は加速・減速及び速度の保持の
状態遷移を行うことを目的とするもので、その例として
特開平2−86595号公報がある。しかしこの方法で
も停止に際し、制動の選択、具体的には回生制動と機械
式ブレーキによる制動の選択が行えなかった。本発明は
2段階操作押釦スイッチにおいて、回生制動と機械式ブ
レーキの2つの制動方法を選択し、クレーンの操作性を
向上することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、横行または走行の各方向の加
減速の操作を2段階の押釦式スイッチにて操作する天井
走行クレーンにおいて、走行または横行の誘導電動機を
駆動するインバータの回生制動と、電磁ブレーキ等の機
械式制動の操作の切り替えを2段階押釦スイッチの操作
の組み合せで行うことを要旨とする。
【0005】
【作用】クレーンの操作は停止状態からの加速、任意速
度での移動、減速の組み合せで運転される。この減速を
2つの制動手段を選択し、従来の操作方法を継承し、誤
操作を防止した上で操作性を向上する必要がある。この
ため従来の操作スイッチの操作で使用されていなかった
加減速の状態と逆方向の操作スイッチの組み合せにより
制動方法を切り替え、急激な減速を実現する。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。本発明の構成は操作スイッチ、操作スイッチの状
態とクレーンの状態に応じインバータ、ブレーキを制御
するマイクロコンピユータ等の処理装置より構成され
る。操作スイッチは2段式の押釦型に限定されるもので
はなく、5つの操作状態をもつレバー式スイッチ等(例
えば特開平2ー86595号公報参照)でも実現でき
る。操作スイッチの5つの状態の認識はON,OFFの
2つの状態をもつ3スイッチで構成することが可能であ
るが、2段式押釦スイッチにおいては各方向の押釦スイ
ツチはそれぞれ2スイッチ構造を使用し、対をなす押釦
スイツチの合計4スイッチによる構成により各方向のス
イッチの機械的な連動が不要となるものである。本実施
例はこの2段式押釦スイツチにて操作するようにしたも
ので、操作スイッチの外観を図1に示す。
【0007】即ち図1は操作スイツチとしてペンダント
スイツチ構造を適用した例を示し、このペンダントスイ
ツチ1は電源のON、OFFの押釦スイツチ2、3と共
に吊下荷重の上昇用押釦スイツチ4、同下降用押釦スイ
ツチ5及びクレーンの東行用押釦スイツチ6、西行用押
釦スイツチ7並びに南行用押釦スイツチ8、北行用押釦
スイツチ9が設けられている。なお、上記押釦スイツチ
の内、少なくとも東、西、南、北用の各スイツチは2段
式押釦スイツチとし、その操作状態を図2に示す。但し
図は対をなす南、北の両スイツチの作動を示すもので、
それぞれ押圧しないときは中立位置aに保持され、それ
ぞれ第1段b1、第2段b2の押し込みにより信号回路
を閉路するようにしたものである。
【0008】本発明は、クレーンの走行または横行の誘
導電動機を駆動するインバータの回生制動と、電磁ブレ
ーキ等の機械式制動の操作の切替えを上記対をなす2段
押釦スイツチの操作の組合せで行うようにしたもので、
本発明の動作を図3及び図4で説明する。例として南
北方向の操作で説明する。図3に示す如く制御状態とし
て停止、各方向の微速、加速、速度の保持、電気制動、
機械制動の11状態をとり、図4において各々の状態を
停止位置S0から北行機械制動位置S10の状態で表
す。また、図3において、事象(状態の遷移条件)とし
て中立位置を含む各押釦スイツチの2段のスイツチの合
計5つのスイッチの操作状態があり、これに南北各方向
の定格速度の到達及び停止を含め8条件がある。
【0009】なお、停止状態から南北それぞれの押釦ス
イツチの第1段b1の押し下げ(Sー1、Sー6、以下
この位置を第1段スイツチ位置という)による微速運
転、第2段b2の押し下げ(Sー2、Sー7、以下この
位置を第2段スイツチ位置という)により加速運転に移
り、コンピユータに設定された定格速度に到達したとき
その速度が保持される。これらは従来の押釦スイツチの
操作要領と同等である。なお、速度の保持状態(図4に
おいてSー3、Sー8)から押釦スイッチを中立位置a
に復帰させたとき、電気制動により減速されるものとす
る。
【0010】本発明は上記電気制動による減速中におい
て、逆方向の押釦スイツチを第1段スイツチ位置b1ま
で押すことにより電気制動から機械制動に制動方法を切
替えるようにしたものである。なお、機械制動中に押釦
スイツチを中立状態に戻しても機械制動は維持される。
但し機械制動中に進行方向の押釦スイツチを第1段スイ
ツチ位置に押すことにより機械ブレーキは開放され、そ
の時の速度をインバータの指令速度として与え、その速
度を保持するようにしたものである。
【0011】次に図3及び図4に基づいて本発明による
誘導電動機の駆動要領を説明する。先ず停止状態から南
行き押釦スイツチ8を第1段スイツチ位置b1移行す
る。これによりクレーンは南行微速運転状態Sー1とな
る。ついで押釦スイツチ8を第2段スイツチ位置b2に
移行することによりクレーンは南行加速運転される(S
ー2)。この加速運転中において押釦スイツチ8を第1
段スイツチ位置b1に復行するときは、そのときの運転
速度を保持する。また加速運転を続行するときは、コン
ピユータに設定された定格速度まで上昇し、その速度に
到達した後は該速度に保持される(Sー3)。
【0012】この速度保持状態(Sー3)において、押
釦スイツチ8を中立位置aに戻したときは、電気制動
(回生制動)が加えられ(Sー4)、クレーンは停止方
向に減速する。但しその減速途中において南行押釦スイ
ツチ8を第1段スイツチ位置b1に押し下げるときは、
減速途中の速度保持に復元する。また電気制動中におい
て逆方向の北行押釦スイツチ9を第1段スイツチ位置b
1に押し下げることにより強力な機械制動に制動方法が
切替えられる(Sー6)。
【0013】上記は南行押釦スイツチ8の操作によるク
レーンの南行き走行について説明したが、北行押釦スイ
ツチ9の操作についても同様であり、図4において図示
する通りであり、説明を省略する。また図示省略した
が、対をなす東行き及び西行き押釦スイツチの操作によ
るクレーンの走行速度規制も同様である。
【0014】図3においてはスイッチの物理的な操作位
置の連続性を考慮し、スイッチの動作が2回以上の操作
が必要な事象の変化は有り得ない状態として無視する
が、実際の制御装置の実現においてはスイッチ操作状態
の読み取り等のイベントの変化をシーケンスコントロー
ルやマイクロコンピュータのソフトウェアで周期的に処
理する場合、読み取り周期的に2つ以上のイベントの変
化は有り得る。このような処理装置を使用するときの状
態遷移は図4より導き出すことは容易である。
【0015】上記実施例はクレーンの横行・走行に対し
本発明を適用した例を示したが、これに限るものではな
く、吊下げ荷重の巻き上げについても応用可能であり、
また電気制動により減速を2種類の加速度で実現するこ
とも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、走行ま
たは横行の誘導電動機を駆動するインバータの回生制動
と、電磁ブレーキ等の機械式制動の操作の切り替えを2
段階押釦スイッチの操作の組み合せで行うようにしたか
ら、その操作は容易であり、かつ構成を簡単とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適用するペンダントスイツチ構
造とした操作スイツチの正面図である。
【図2】2段式押釦スイツチの作動説明図である。
【図3】制御状態と事象との関係を示す遷移マトリツク
スである。
【図4】押釦スイツチの作動によるクレーンの状態遷移
説明図である。
【符号の説明】
1 操作スイツチ 6 東行押釦スイツチ 7 西行押釦スイツチ 8 南行押釦スイツチ 9 北行押釦スイツチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横行または走行の各方向の加減速の操作
    を2段階の押釦式スイッチにて操作する天井走行クレー
    ンにおいて、走行または横行の誘導電動機を駆動するイ
    ンバータの回生制動と、電磁ブレーキ等の機械式制動の
    操作の切り替えを2段階押釦スイッチの操作の組み合せ
    で行うことを特徴とするクレーンの運転操作方法。
JP29751793A 1993-11-02 1993-11-02 クレーンの運転操作方法 Pending JPH07125978A (ja)

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JP29751793A JPH07125978A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 クレーンの運転操作方法

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JP29751793A Pending JPH07125978A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 クレーンの運転操作方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144341A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Kito Corp 荷役機械の操作制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144341A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Kito Corp 荷役機械の操作制御装置

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