JPH07125344A - プリンタにおけるシートの印画位置検出方法及びプリンタ - Google Patents
プリンタにおけるシートの印画位置検出方法及びプリンタInfo
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- JPH07125344A JPH07125344A JP29275793A JP29275793A JPH07125344A JP H07125344 A JPH07125344 A JP H07125344A JP 29275793 A JP29275793 A JP 29275793A JP 29275793 A JP29275793 A JP 29275793A JP H07125344 A JPH07125344 A JP H07125344A
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Abstract
フルカラー画像をプリントするに際し、シート上の印画
始端位置を精密に検出して、色ズレの無い高精細なカラ
ー画像を得ることを可能にする。 【構成】 ヘッド52の下流側に出口センサS6を配設
し、該出口センサにより順方向に送ったシートの先端検
出を行い、その後、シート上の印画始端をヘッド直下に
持ち来たすのに必要な搬送方向と搬送距離を求め、搬送
方向が順方向の場合には算出された搬送距離(Ystart
−L3)だけ順送りを行い、搬送方向が逆方向の場合に
は、算出された搬送距離にバックラッシュを除去するに
足るオーバラン量SBKを加えた距離(Ystart−L3+
SBK)だけ逆送りした後、そのオーバラン量SBKだけ順
方向に送って、シート上の印画始端をヘッド直下に持ち
来たす。
Description
画像を記録するプリンタ、3色もしくは4色のインク層
を面順次に形成した転写フィルムを用いてシートにカラ
ー画像を記録するカラープリンタ、特にそのシート上の
印画すべき領域の始端位置を精密に検出するシート印画
位置検出方法に関するものである。
(M)及びシアン(C)の3色もしくはこれにブラック
(K)を加えた4色の染料を面順次に塗布した転写フィ
ルムを用いて、用紙やシート,カード等(本明細書では
単に「シート」という)に、カラー写真や文字等の画像
情報を記録する熱転写式のフルカラープリンタは公知で
ある。
3色又は4色の各色毎に、シートの画像形成領域の始端
から終端へ、終端から始端へと、シートをサーマルヘッ
ドに対して相対的に往復移動させることが必要であり、
このシートの画像形成領域の始端又は終端(以下単に印
画位置という)の正確な検出ができないときは色ずれを
起こす。従って、この種のカラープリンタにおいては、
シートの印画位置を検出する精度の良否が、画像の良否
に直接に影響する重要因子となっている。
(Y)→マゼンダ(M)→シアン(C)と面順次に転写
する場合、シートの先端検知を一度行なった後、搬送パ
ルスモータのステップ数で印画位置を検知するものであ
る。しかし、この方法では、印画中のシートに滑り等が
生じた場合に印画ずれが生じ、また3色あるいは4色印
画する間にこれらのズレ量が積算されるという問題があ
る。
印画装置用の自動給紙装置の用紙セット方法に関するも
のではあるが、プラテンの排出側にあるセンサにシート
を通過させ、その後シートをフィードバック(逆送り)
させて、シート先端がセンサを離脱するのを検知し、こ
の検知信号を基点として、このときより所定量シートを
更に後退させて、印字位置出しをすることにより、印字
開始行におけるバラツキをなくす技術が開示されてい
る。
適用すれば、色ずれをなくすことが可能になると考えら
れる。
た従来の熱転写式プリンタにおいては、シートを一方に
フィードせしめ基準位置にセットした後、逆方向にフィ
ードして指定位置にセットする際、バックラッシュの影
響を無視することができない。即ち、逆方向にシートを
搬送する場合と順方向に搬送する場合とで、バックラッ
シュの影響が検知ズレとなって現われる。またセンサに
はヒステリシスがあるため、媒体の搬送方向により、検
知ズレが生ずる。
ッド出口側センサを通過させてシートの先端を検知する
場合、順方向に送りながら検知する場合と、逆方向に送
りながら検知する場合とが考えられ、センサのヒステリ
シス,バックラッシュ等の影響により、検出位置がずれ
る。
し、3色あるいは4色の面順次フィルムを用いてフルカ
ラー画像をプリントするプリンタにおいて、シート上の
印画始端位置を精密に検出して、色ズレの無い高精細な
カラー画像を得ることのできるシートの印画位置検出方
法を提供することにある。
め、本発明によるカラープリンタにおけるシートの印画
位置検出方法は、3色もしくは4色のインク層を面順次
に形成した転写フィルムを用いてシートにカラー画像を
記録するカラープリンタにおいて、ヘッドの下流側に出
口センサを配設し、該出口センサにより順方向に送った
シートの先端検出を行い、その後、シート上の印画始端
をヘッド直下に持ち来たすのに必要な搬送方向と搬送距
離を求め、搬送方向が順方向の場合には算出された搬送
距離だけ順送りを行い、搬送方向が逆方向の場合には、
算出された搬送距離にバックラッシュを除去するに足る
オーバラン量を加えた距離だけ逆送りした後、そのオー
バラン量だけ順方向に送って、シート上の印画始端をヘ
ッド直下に持ち来たすものである(請求項1)。
色毎に繰り返し、その際、先端検出は、1色の終了時に
上記出口センサによりシートが検出されているか否かを
判断し、検出されていなければ順送りして先端検出し、
検出されていれば一旦先端検出されなくなり且つ少なく
ともバックラッシュを除去するに足るオーバラン量分だ
け逆送し、その後順送りして先端検出する(請求項
2)。
画像を記録するプリンタにおいて、ヘッドの下流側に出
口センサを配設し、該出口センサにより順方向に送った
シートの先端検出を行い、その後、シート上の印画始端
をヘッド位置に持ち来たすのに必要な搬送方向と搬送距
離を求め、搬送方向が順方向の場合には算出された搬送
距離だけ順送りを行い、搬送方向が逆方向の場合には、
算出された搬送距離に所定量のオーバラン量を加えた距
離だけ逆送りした後、そのオーバラン量だけ順方向に送
って、シート上の印画始端をヘッド位置に持ち来たして
記録を開始する制御手段を備え常に同一方向にシートを
搬送してからから記録をするプリンタである(請求項
3)。
成した転写フィルムを用いてシートに多色画像を記録す
るプリンタにおいて、ヘッドの少なくとも一方側に1色
記録毎にシートの先端を検出するセンサを配設し、この
センサが1色終了時にシートを検出しているか否かを判
断して、検出されていなければ順送りして先端検出し、
検出されていれば一旦先端検出されなくなり且つこのセ
ンサを通過する所定量のオーハーラン分を加えた距離だ
け逆送し、その後順送りして常に同一方向側から先端検
出するようにしたプリンタである(請求項4)。
ルムを用いて画像を印刷するプリンタにおいて、各色ご
とにシートの検知を行ない印画位置だしを行なう場合
に、下記のように制御する。
ら行なう。
向に搬送して印画始端の位置出しを行なう場合には、バ
ックラッシュ除去のため、送り量+α分だけ逆送した
後、+α分だけ順方向に搬送して印画位置とする。この
+α分は、バックラッシュを除去するに足るオーバラン
量である。
サのヒステリシスによる検出誤差が除去され、色ズレの
無い高精細なカラー画像を得ることができる。
知を行なった後、印画始端の位置出しを行なう。このた
め、印画中に生じる滑り等により位置ズレが発生して
も、その都度解消され、繰り返しによりズレが積算され
ることはない。
よる先端検知を行なうために、シートが出口センサにな
い場合には、順方向に送って検知する一方、出口センサ
にある場合には、出口センサから媒体がなくなる分+α
だけ逆方向に搬送した後、順方向に送って検知する。こ
のため、先端検知を行なう場合に、シートの搬送方向に
よりセンサのヒステリシスあるいはバックラッシュ等の
影響が除去される。また、その後の印画位置出しにおい
ても、搬送方向によるバックラッシュの影響が除去され
る。
その印字開始位置を精度よく行うために請求項1同様の
作用をするもので、常に同一搬送方向に送った後記録を
開始するものである。
う際に、シートの検出を1色ごと行うが、このときの検
出誤差の発生を極力小さくするために、つねに同一方向
がらシート先端検出を行うものである。
て詳述する。尚、以下の実施例ではシートの例としてカ
ードを取り扱う。
ットカードやIDカード等のカード製造装置の一部を構
成するものであり、カード製造装置全体は、このプリン
タユニット1に磁気エンコード記録ユニット2及びスト
ッカーユニットを順次縦続接続したものから成る。
は、印刷処理前の平板状のプラスチックカードCを送り
出すカード供給セクション10と、このカード供給セク
ション10により送り出されたカードCに、人物の顔写
真等の中間階調を伴なったカラー画像を熱昇華転写方式
により印刷する第1印刷セクション20と、このカード
に更に文字等の白黒の2値の画像を熱溶融転写方式によ
り印刷すると共に印刷面に保護層をオーバコートする処
理も行なう第2印刷セクション30とを有する。カード
供給セクション10は、印刷処理前のカードを積層体C
1の形で貯留する未処理カードストッカ11と、該スト
ッカ11の下部から1枚ずつカードを送り出す手段12
とを有する。
送路Fを構成する要素として、カードの搬送方向に順
次、入口搬送ローラ21、ガイド板22(図3)、キャ
ップスタンローラ23、プラテンローラ24、キャップ
スタンローラ25及び中継搬送ローラ29が配設されて
おり、このうちキャップスタンローラ23、プラテンロ
ーラ24及びキャップスタンローラ25は、キャップス
タンローラ25の軸26を中心として揺動可能な逆L字
状支持プレート27に取り付けられ、該プレートの中央
に位置するプラテンローラ24を後述する位置固定の第
1のサーマルヘッド52に対して接近させうるパスユニ
ットU1としてまとめられている。
ョン20と同じ構成であり、カードの搬送路Fを構成す
る要素として、カードの搬送方向に順次、入口搬送ロー
ラ31、ガイド板(図示せず)、キャップスタンローラ
33、プラテンローラ34、キャップスタンローラ35
及び中継搬送ローラ39が配設されており、このうちキ
ャップスタンローラ33、プラテンローラ34及びキャ
ップスタンローラ35は、軸36を中心として揺動可能
な逆L字状支持プレート37に取り付けられ、プラテン
ローラ34を第2のサーマルヘッド62に対して接近さ
せうるパスユニットU2としてまとめられている。逆L
字状プレート27,27,37,37は、左右独立に揺
動可能な構成としているので、サーマルヘッド52に対
するプラテンローラ24の押圧方向の左右位置調整を必
要としない。
10の開閉カバー、5は第1印刷セクション20の開閉
カバー、6は第2印刷セクション30の開閉カバーであ
る。第1印刷セクション20の開閉カバー5の裏面に
は、カード進行方向に沿って側壁51,51が起立さ
れ、両側壁51,51間に第1のサーマルヘッド52が
カバー裏面に対して直立する向きに取り付けられてい
る。また、両側壁51,51の下端部は、開閉軸53に
より装置フレームに対し回動自在に取り付けられ、以て
上記開閉を可能としている。第2印刷セクション30の
開閉カバー6の裏面も上記開閉カバー5と同じ構成であ
り、カード進行方向に沿って側壁61,61が起立さ
れ、両側壁61,61間に第2のサーマルヘッド62が
カバー裏面に対して直立する向きに取り付けられてい
る。63は開閉カバー6の開閉軸を示す。
り、内部には、イエロー(Y)、マゼンダ(M)及びシ
アン(C)の各昇華性インク層を所定ピッチで面順次に
形成したYMCフィルム58を、両端側からそれぞれ供
給ロール58a及び巻取ロール58bの形に巻回したも
のが納められている。また67はワックスブラック保護
層フィルムカセットであり、内部には、熱溶融性のワッ
クスブラック層と透明オーバコート層とを所定ピッチで
面順次に形成したワックスブラック(WBk)保護層フ
ィルム68を、両端側からそれぞれ供給ロール68a及
び巻取ロール68bの形に巻回したものが納められてい
る。
ード載置台11aと、カード案内台上にあって、該長方
形カードを、その長手方向を繰り出し方向に一致させ
て、多数枚積層状態に収容するカード収納枠11bとか
ら成る。この上方に開放されたカード収納枠11bは、
カード束を出し入れ容易にするため、カード繰り出し方
向後側の部分がL字状に切り欠かれ、これによって高さ
の低いカード包囲枠11cが形成されている。また、こ
のカード包囲枠11cからのカードの出し入れを容易に
するため、このカード包囲枠11cも、その後端ガイド
縁の中央部がカード載置台11aまで切り欠かれてい
る。
し手段12は、上記カード載置台11a中央に設けられ
た開口111内に位置されカード繰り出し方向に往復移
動されるカード繰り出しスライダ14と、該スライダ1
4の下面に固定したラック15と、該ラック15と噛み
合うピニオンギア16と、該ピニオンギア16の軸をギ
ヤ17,18を介して駆動しカード繰り出しスライダ1
4をカード繰り出し方向に移動させるカード供給モータ
M1とで構成されている。
ード載置台11aの下方においてガイドロッド13に案
内支持されており、またカード繰り出しスライダ14の
上面はカード載置台11aの下側に位置している。そし
て、カード繰り出しスライダ14の上面後端には、該後
縁に沿って突出延在する蹴り爪14aが形成され、該蹴
り爪14aの高さはカード載置台11aの上面より若干
高くなっている。具体的には、カード厚さ0.5mmに
対して蹴り爪14aの高さが0.75mmになるように
設定されている。
と、ギヤ18,17,16,15を介してスライダ14
がガイドロッド13に沿って図3の位置から左に駆動さ
れる。ストッカ11のカード載置台11a上に位置する
最下位のカードCは、このスライダ14の段差部である
蹴り爪14aに蹴られて左に移動し、カード出口に設け
られた重送防止部材19の隙間19aを通過して、次の
第1印刷セクション20へと送られる。
14が最も外側に来る待機位置(図3)と最も繰り出さ
れた位置(作用位置)とを検出するため、スライダ14
の側壁の後部と前部にセンシングプレート41,42が
設けてあり、またこれに対応して、待機位置で後側のセ
ンシングプレート41を検知するスライダ位置検出セン
サ(ホトセンサ)S1と、作用位置で前側のセンシング
プレート42を検知するスライダ位置検出センサ(ホト
センサ)S2とが設けられている。また、カードが繰り
出されたことを、透明カードの場合を含めて検出可能と
するため、上記カード出口(隙間19a)近傍には、レ
バー式のカードセンサS3が設けられている。なお、S
0はストッカ11内に未処理カードが無くなったこと
を、透明カードの場合も含めて検出するレバー式のカー
ドエンプテイセンサであり、そのレバーはカード載置台
11aに設けた開口を通過してカード載置台11a上に
突出するようになっている。
にその駆動系を示す。
0には、カードの搬送路Fを構成する要素として、カー
ドの搬送方向に順次、入口搬送ローラ21、ガイド板2
2、キャップスタンローラ23、プラテンローラ24、
キャップスタンローラ25及び中継搬送ローラ29が配
設されており、このうちキャップスタンローラ23、プ
ラテンローラ24及びキャップスタンローラ25は、キ
ャップスタンローラ25の軸26を中心として左右独立
に揺動可能な逆L字状支持プレート27に取り付けら
れ、該プレートの中央に位置するプラテンローラ24を
第1のサーマルヘッド52に対して接近させるパスユニ
ットU1としてまとめられる。
ン20の入口搬送ローラ21,キャップスタンローラ2
3,25及び中継搬送ローラ29には、これに対向して
ピンチローラRがそれぞれ配設されている。
ローラ21及びそのピンチローラRの直後の位置には、
発光器43及び受光器44から成るカード検出センサS
4が設けてある。また、キャップスタンローラ23及び
そのピンチローラRの直前には、フォトインタラプタか
ら成るカード検出センサ(ユニット入口センサ)S5
が、そしてャップスタンローラ25及びそのピンチロー
ラRの直後には、フォトインタラプタから成るカード頭
出しセンサ(ユニット出口センサ)S6が、それぞれ逆
L字状支持プレート37に取り付けられて設けられてい
る。これにより、このプレート37とカード検出するセ
ンサS5、S6が一体的に変位するため、カード検出位
置の誤差が出なくなる。更に、中継搬送ローラ29及び
そのピンチローラRの直後の位置には、発光器43及び
受光器44から成るカード検出センサS7が設けてあ
る。なお、S10は発光器43及び受光器44から成る
フィルム検出センサであり、その発光器43は開閉カバ
ー5側に設けられている。
トU1の支持プレート27には、既に述べたキャップス
タンローラ23、プラテンローラ24及びキャップスタ
ンローラ25だけでなく、上記センサのうちのユニット
入口センサS5及びユニット出口センサS6も取り付け
られ、搬送パスに対する相対位置関係を保持したまま傾
動するようになっている。
駆動機構であり、搬送路と直交する方向に延在するカム
軸45aに固定したカム45と、支持プレート27の逆
L字状脚部の下端部に設けられ上記カム45により操作
されるカムフォロア46と、カムフォロア46を常時カ
ム45の周面に当接させる方向に付勢するバネ47と、
カム軸45aをギヤ48a,48bを介して駆動する昇
降用モータM2(図5)とを有している。更に、駆動機
構28は、カム45の現在位置を把握可能とするため、
周方向に2箇所に切欠を具備するセンシングプレート4
9と、これに対応するカム位置検出センサS8、S9を
有しており、これによりパスユニットU1の上昇位置と
下降位置を検出できるようになっている。
1,キャップスタンローラ23,24,25及び中継搬
送ローラ29を駆動するため、まずキャップスタンロー
ラ25の軸26、つまりパスユニットU1の揺動中心軸
となっている軸26に、プーリ73が設けられる。そし
て、このプーリ73と搬送駆動モータM3の出力軸に設
けたプーリ71との間にタイミングベルト72が巻き掛
けられる。また、プーリ73と一体のプーリ73a,7
3bと入口搬送ローラ21,中継搬送ローラ29の軸2
1a,29aにそれぞれ設けたプーリ21b,29bと
の間にタイミングベルト74,76が巻きかけられる。
更に、軸26に設けた別のプーリ26a,26bと、キ
ャプスタンローラ23,プラテンローラ24の軸23
a,24aに設けたプーリ23b,24bにそれぞれタ
イミングベルト75a,75bが巻きかけられる。
8を、プーリ77,タイミングベルト78,プーリ7
9,該プーリと同軸のギヤ80,巻取ロール58bの軸
に設けたギヤ81,フィルム駆動ローラ84(図2)の
軸に設けたギヤ82を介して駆動するフィルム巻取モー
タである。このフィルム巻取モータM4の回転速度を検
出するため、モータ軸にはエンコーダ板が設けられると
共に、このエンコーダ板を検出する回転速度センサS1
2が設けられている。
ータであるが、カード搬送系の駆動モータ(カード搬送
モータ)M3はパルスモータから成る。これは、カード
搬送系の精密な送りと、その送り量の精密な把握とを可
能とするためである。YMCフィルム58の送り量は、
プーリ79と同期して、つまり巻取ロール58bと同期
して回転するエンコード円板83aとフォトインタラプ
タ83bとを有して成るエンコーダ83により把握され
る。
の軸(フィルム駆動ローラ84の軸)及び供給ロール5
8aの軸上には、それぞれトルクリミッタTa,Tb,
Tcが配置されている。各々の大小関係は、Tb>(T
a=Tc)となっており、フィルムの巻き取り量、残量
による巻き取り力の変化を極力小さくしている。また、
巻き取りモータM4の軸上にエンコーダを設け、巻き取
り速度を一定にすることによりフイルムのたるみ、供給
ロールの行き過ぎ、フィルムとカードの剥離に対する巻
き取り速度の影響を除外している。
じ構成であり、図1で説明したように、カードの搬送路
Fを構成する要素として、カードの搬送方向に順次、入
口搬送ローラ31、ガイド板32、キャップスタンロー
ラ33、プラテンローラ34、キャップスタンローラ3
5及び中継搬送ローラ39が配設されており、このうち
キャップスタンローラ33、プラテンローラ34及びキ
ャップスタンローラ35は、軸36を中心として揺動可
能な逆L字状支持プレート37に取り付けられ、プラテ
ンローラ34を第2のサーマルヘッド62に対して接近
させうるパスユニットU2としてまとめられる。
ローラ33,35及び中継搬送ローラ39には、これに
対向してピンチローラRがそれぞれ配設される。
駆動機構であるが、これも上記駆動機構28と全く同じ
構成を有する。また、カード搬送系の駆動機構も第1印
刷セクション20と同じである。従って、同じ作用をな
す構成要素には同一符号を用いてその説明を省略する。
ンサは、第1印刷セクション20のカード検出センサS
7で代用され、ここでは省略されている。他のS5〜S
10までのセンサは、第1印刷セクション20と同じで
ある。
は、CPUを主体としこれに画像メモリー及び画像処理
部等を含んで成る主制御部85により構成され、この主
制御部85には、インターフェース部86を介して磁気
エンコード記録ユニット2等と接続されている。また主
制御部85には、I/Oポートドライバー87を介し
て、上述した各種センサS0〜S12,モータM1〜M
4、及び液晶ディスプレイ装置88が接続されている。
S13はフィルムカセット有無検知用センサ、SFはフ
ロントカバー開閉スイッチ、Mはヘッド冷却ファンモー
タである。尚、第一ヘッド側と第二ヘッド側とを区別す
るため、同じ参照符号に添字“A”“B”を付する。
する。
に第1印刷セクション20と異なる点は、用いるフィル
ムの種類及びこれに伴なう制御の仕方及び条件だけであ
る。従って、特に必要がある場合を除き、第1印刷セク
ション20の動作を以て第2印刷セクション30の動作
説明に代える。
ップ(1)(2)を経て、プログラムはカード供給ルーチンに
入る(ステップ(3))。
M1並びにカード搬送モータM3を順方向(カード送り
方向)に回転させ、カードの給紙を行なう。即ち、カー
ド繰り出しスライダ(カード供給テーブル)14が図3
のホームポジションから左に移動し、カードストッカ1
1の下端から、蹴り爪14aに引っ掛けれらて、1枚の
カードCが、次工程の第1印刷セクション20に送られ
る。
ード供給モータM1を停止させ、適当な時間を待った
後、DCモータであるカード供給モータM1を逆転さ
せ、カード繰り出しスライダ(カード供給テーブル)1
4をホームポジションに戻す。
チローラR間を経てセンサS4を通過後、カード搬送モ
ータ(パルスモータ)M3により搬送される。この時、
搬送時間を短縮するため、搬送モータM3はスローアッ
プ制御により高速回転されている。
出されたカードCの搬送は、パルスモータM3により管
理されており、通常の搬送においては、カードCの搬送
量により、次のように、その速度が決定される。
スモータM3は自起動により600pps程度で駆動さ
れる。
スモータM3はスルーアップ、スルーダウン制御により
平均搬送速度150mm/s程度で駆動される。なお、
印画時においては、Y,M,Cいずれもサーマルヘッド
の解像度相当の搬送を行なう。印画時におけるカードの
戻りについては、通常の搬送と同様である。
から出口センサS6までの距離が17mm以上であるの
で、スルーアップ、スルーダウン制御を受けることにな
る。
(3)の内容である。
ルーチンに入る。
到達した時点(ステップ(4))で、スローダウンタイミ
ングをセットする(ステップ(5))。そして、これを監
視し減速タイミングに到達した時点(ステップ(6))、
つまり出口センサS6の直前で、搬送モータM3を減速
する(ステップ(7))。減速が完了した時点(ステップ
(8))から、パルスモータM3の各ステップごとにユニ
ット出口センサS6をチェックし(ステップ(9))、カ
ードがユニット出口センサS6に到達した時点(ステッ
プ(10))でカード先端出しを完了する(ステップ(1
1))。ところで、図6に示すように、カードCが送られ
て、その先端が第1のサーマルヘッド52の直下に来た
時点では、カードCの後端はキャップスタンローラ21
とピンチローラR間から離れている。即ち、カードCの
長さをL,入口搬送ローラ21及びキャップスタンロー
ラ23間の距離をL1,プラテンローラ24(サーマル
ヘッド52)及びキャップスタンローラ23間の距離を
L2とすると、 L<(L1+L2) の関係になっている。
カードを複数回往復移動させる際、カード後端が入口搬
送ローラ21に再度接触しないことを保障するためであ
る。もし印刷時に復動するカードがローラ21や23と
接触すると、接触時のショックで画像が乱れ、これは高
速になるほど顕著となるため、高速度に、満足のゆくカ
ラー画質の画像を印刷することは不可能となる。ちなみ
に、本実施例におけるニップ圧は、入口搬送ローラ21
とそのピンチローラR間で1.2kg、キャップスタン
ローラ23とそのピンチローラR間で1kg、キャップ
スタンローラ25とそのピンチローラR間で3kg、中
継搬送ローラ29とそのピンチローラR間で0.6kg
であり、第2印刷セクション30についても、入口搬送
ローラ31とそのピンチローラR間が0.6kgである
点を除き、以降は同じ数値である。
長さLは、 L1≦L<(L1+L2) であり、かかる長さのカードは、全てそのカード全域へ
の印刷がなしうる。
ドの先端検知が行われるときには、カードはヘッド52
の前後のキャップスタンローラとそのピンチローラ間
(23,R;24,R)でニップされているため、先端
検知時において、カードがローラ対へ挿入する際のショ
ックの影響が現われない。
置から、印画開始位置を出すために、カードを順方向、
逆方向どちらに搬送したら良いかを判断する(ステップ
(12))。
出口センサS6間の距離(ステップ数に換算した値)を
L3とし、出口センサS6から印画開始位置(副走査方
向の位置)P1までの距離をYstartとすると、下記の
ようにして行える。即ち、印画開始位置P1までの距離
YstartがL3以上であれば、印画始端は図9(A)の
(イ)に示す如くヘッド52の上流にあるので、カード
は図9(A)の(ロ)に示す如く順方向へ送れば、印画
始端P1をヘッド52の直下に持ち来たすことができる
ことになる。逆に、印画開始位置距離YstartがL3未
満であれば、印画始端P1は図9(B)の(イ)に示す
如くヘッド52の下流にあるので、カードは図9(B)
の(ロ)に示す如く逆方向へ送れば、印画始端P1をヘ
ッド52の直下に持ち来たすことができることになる。
要するに、 Ystart−L3≧0 順方向 Ystart−L3<0 逆方向 と判断できる。
へ進み、搬送パルスモータM3に位置出しのために予め
計算されたステップ数PMset(=Ystart−L3)をセ
ットし(ステップ(13))、その搬送距離に応じて高速搬
送か、低速(定速)かを判断する(ステップ(14))。
プ数PMsetが、搬送モータのスローアップ/ダウンに
要するステップ数(マージン含む)PMUDよりも大きい
か小さいかにより、 PMset−PMUD≧0 スローアップ PMset−PMUD<0 定速 と判断する。
ローダウンタイミングをセット(ステップ(15))後、順
方向に高速回転(ステップ(16))した後、減速タイミン
グを監視する(ステップ(18))。減速タイミングに到達
した時点で搬送モータM3を減速する(ステップ(1
9))。その後、搬送パルスモータが規定ステップ数回転
した時点(ステップ(20))で、モータM3を停止する
(ステップ(21))。
の場合には、順方向に定速回転させ(ステップ(17))、
その後規定ステップ数に到達したかどうかを監視し(ス
テップ(20))、規定ステップ数に到達した時点でパルス
モータM3を停止する(ステップ(21))。
たステップ数PMset PMset=L3−Ystart+SBK SBK:バックラッシュの除去を目的としたオーバーラン
ステップ数 をセットし(ステップ(22))、その搬送距離に応じて高
速搬送か、低速(定速)かを判断する(ステップ(2
3))。なお、ここで予め計算された値には、バックラッ
シュの除去を目的として、オーバーラン分のステップ数
SBKが加算されている。
ングをセット(ステップ(24))後、逆方向に高速回転
(ステップ(25))した後、減速タイミングを監視する
(ステップ(27))。減速タイミングに到達した時点で搬
送パルスモータM3を減速する(ステップ(28))。その
後、図9(B)の(ロ)に示すように、搬送パルスモー
タM3が規定ステップ数PMsetだけ回転した時点(ス
テップ(29))で、モータM3を停止する(ステップ(3
0))。
せ(ステップ(26))、その後規定ステップ数PMsetに
到達したかどうかを監視し(ステップ(29))、規定ステ
ップ数PMsetに到達した時点でモータM3を停止する
(ステップ(30))。
バックラッシュの除去を目的に、オーバランステップ数
SBK(PMset=SBK)をセットし(ステップ(31))、
搬送モータM3を順方向に定速回転させ(ステップ(3
2))、規定ステップ数だけの搬送をした時点(ステップ
(33))で、モータM3を停止する(ステップ(34))。
ルム58が第1のサーマルヘッド52に所定の張力で掛
けられている。また、非印刷フェーズ中においては、図
6に示すように、カム45は、その偏心量の大きい周面
が、パスユニットU1のカムフォロア46に当接した位
置(作用位置)で、静止している。これにより、パスユ
ニットU1のローラ対23,R、25,Rが形成するパ
スは、他のローラ対21,R、29,R等が形成する搬
送路と直線上に一致する位置に維持されており、この位
置は、プラテンローラ24が第1のサーマルヘッド52
から、正確にはYMCフィルム58から、若干の隙間d
だけ離れた下位置になっている。
ッド52下に入ると、サーマルヘッド52が通電され、
フィルム検出センサS10で頭出し(ステップ(35))さ
れていた最初のイエロー(Y)インクによる印刷フェー
ズに入る。
0度回転して、センサS8がON,センサS9がOFF
の状態となった所で停止する。これは丁度カム45の偏
心量が最も小さい回動位置である。換言すれば、カム4
5は、最も偏心量が大きい位置から最も小さい位置へと
変化し、これはカム位置検出センサS8,S9に把握さ
れる。
図7の如くキャップスタンローラ25の軸26を中心と
して尻上り向きに傾動し(ステップ(37))、このためプ
ラテンローラ24がサーマルヘッド52へ接近し、カー
ドCの印刷すべき表面が、サーマルヘッド52下のYM
Cフィルム58上に押圧される。その後、カム45は更
に回転して、図7に示すようにカムフォロア46から離
れ、更に図7に示す待機位置まで回転して停止する。
が接触していないことから、プラテンローラ24とサー
マルヘッド52の圧は、引張りバネ47が付与する。従
って、ローラ径にバラツキがあっても、一定の圧接が行
われる。
給される一方、カードがイエロー(Y)インクフィルム
の送りと同期して送られて、所望の顔写真のイエロー
(Y)印刷が行なわれる(ステップ(38))。
ム45が待機位置から作用位置に戻り、プラテンローラ
24がサーマルヘッド52から離間する(ステップ(4
0))。また、モータM4とエンコーダ83によりYMC
フィルム58が1面送られて、フィルム検出センサS1
0でサーマルヘッド52に対するマゼンダ(M)インク
領域の頭出しが行なわれる(ステップ(41))。なお、こ
のマゼンダ(M)インク領域の頭出しは、各色(YM
C)のインク領域の長さは予め判かっているので、イエ
ロー(Y)インク領域の未使用領域分送ると、このマゼ
ンダ(M)インク領域の頭だしができる。
サS6に対しどの位置にあるかを予め計算しておき、出
口センサS6にカードがある状態かどうかを判断する
(ステップ(42))。なお、この判断は、計算と実際のS
6のカード状態を監視して行うようになっている。
長さをYsizeとすると、図10(A)(イ)のようにカ
ード先端が出口センサS6の手前にあるとき、つまり印
画終端P2からカード先端までの距離(Ystart+Ysiz
e)がL3より小さいときは、そのまま順方向にカード
を送ることで先端検知ができる。また、図10(B)
(イ)のようにカード先端が出口センサS6の下流にあ
るとき、つまり(Ystart+Ysize)がL3より大きい
ときは、逆方向にカードを送って出口センサS6を抜け
させ、再度順方向に送って出口センサS6に入り込ませ
ることで先端検知ができる。このようにすることで、後
者の場合も、前者の順方向における先端検知と同一条件
にて先端検知ができるので、センサのオフセット誤差を
なくすことができる。要するに、 L3−(Ystart+Ysize)≧0 順方向 L3−(Ystart+Ysize)<0 逆方向 と判断できる。
(順方向搬送) 図10(A)の(イ)の如く、カードが出口センサS6
にない場合は、カードを順方向搬送させる。即ち、搬送
モータM3にステップ数 PMset=L3−(Ystart+Ysize)+offset をセットし(ステップ(43))、その搬送距離に応じて高
速搬送か、低速(定速)かを判断する(ステップ(4
4))。
ングをセット(ステップ(45))後、順方向に高速回転
(ステップ(46))した後、減速タイミングを監視する
(ステップ(48))。減速タイミングに到達した時点で搬
送パルスモータM3を減速する(ステップ(49))。その
後、搬送パルスモータM3が減速を完了した時点(ステ
ップ(50))から、パルスモータM3の各ステップごとに
ユニット出口センサS6をチェックし(ステップ(5
1))、カードが出口センサS6に到達した時点(ステッ
プ(52))で、モータM3を停止し、カード先端出しを完
了する(ステップ(53))。
(ステップ(47))させた後、パルスモータM3の各ステ
ップごとにユニット出口センサS6をチェックし(ステ
ップ(51))、カードが出口センサS6に到達した時点
(ステップ(52))で、モータM3を停止し、カード先端
出しを完了する(ステップ(53))。
(逆方向搬送→順方向搬送) 図10(B)の(イ)の如く、カードが出口センサS6
にある場合は、同図(ロ)の如く逆方向搬送に搬送した
後に、同図(ハ)の如く順方向搬送する。
送パルスモータM3に予め計算されたステップ数 PMset=(Ystart+Ysize)−L3+offset をセットし(ステップ(54))、その搬送距離に応じて高
速搬送か、低速(定速)かを判断する(ステップ(5
5))。なお、ここで予め計算された値には、バックラッ
シュの除去分並びに任意のオフセット(offset)が、オ
ーバーライン・ステップ数として加算されている。
ングをセット(ステップ(56))後、逆方向に高速回転
(ステップ(57))した後、減速タイミングを監視する
(ステップ(59))。減速タイミングに到達した時点でモ
ータM3を減速する(ステップ(60))。その後、ユニッ
ト出口センサS6にカードが無くなったこと(ステップ
(61))、並びに搬送パルスモータM3が規定ステップ数
PMsetだけ回転したこと(ステップ(62))、の両方が
満足された時点でモータM3を停止する(ステップ(6
3))。
せ(ステップ(58))、その後、ユニット出口センサS6
にカードが無くなったこと(ステップ(61))、並びに搬
送パルスモータが規定ステップ数PMsetだけ回転した
こと(ステップ(62))、の両方が満足された時点でモー
タM3を停止する(ステップ(63))。
検知を行なうため、図10(B)にoffset+αとして示
した任意のステップ数PMsetをセットした後(ステッ
プ(64))、搬送モータM3を順方向に定速回転させ(ス
テップ(65))、各ステップごとにユニット出口センサS
6をチェックし(ステップ(66))、カードが出口センサ
S6に到達した時点(ステップ(67))で、モータM3を
停止し、カード先端出しを完了する(ステップ(68))。
ップ(69))を経て、印画条件設定後(ステップ(70))、
ユニットU1が上昇される(ステップ(71))。つまり、
再びカム45が作用位置から待機位置に180度回転し
て、ユニットU1が軸26を中心として傾動し、このた
めカードCの印刷すべき表面が、サーマルヘッド52下
のYMCフィルム58上にバネ47で押圧される。
給され、同時に、カードがマゼンダ(M)フィルムの送
りと同期して送られて、所望の顔写真のマゼンダ(M)
印刷が行なわれる(ステップ(72))。
ム45が待機位置から作用位置に戻り、プラテンローラ
24がサーマルヘッド52から離間する(ステップ(7
4))。また、モータM4とエンコーダ83によりYMC
フィルム58が1面送られて、フィルム検出センサS1
0でサーマルヘッド52に対するシアン(C)インク領
域の頭出しが行なわれる(ステップ(75))。その後、カ
ード先端出し処理が行われる(ステップ(76))。
理(ステップ(77))が行われる。つまり、パルスモータ
M3が所定量だけ回転され、これによりカードはその印
刷領域の始端がサーマルヘッド52と対応する位置に戻
される。シアンの印画条件設定後(ステップ(78))、再
びカム45が作用位置から待機位置まで回転して、ユニ
ットU1が軸26を中心として傾動し(ステップ(7
9))、このためカードCの印刷すべき表面が、サーマル
ヘッド52下のYMCフィルム58上にバネ47で押圧
される。
給され、同時に、カードがシアン(C)フィルムの送り
と同期して送られて、所望の顔写真のシアン(C)印刷
が行なわれる(ステップ(80))。
写真がカードの所定領域に印刷された。
終了すると(ステップ(81))、カム45が待機位置から
作用位置に戻り(ステップ(82))、プラテンローラ24
がサーマルヘッド52から離間した下位置となる。この
状態でカード搬送系のパルスモータM3が正回転して、
カードはパスユニットU1のパスから搬送路Fへと送り
出される(ステップ(83))。
ーズ 図1の第2印刷セクション30において、カードCの文
字等の2値情報を印刷すべきエリアがサーマルヘッド6
2下に入ると、サーマルヘッド62が文字情報等で通電
され、フィルム検出センサS10で頭出しされていた熱
溶融性のワックスブラック(WBk)による印刷が行な
われる。
において説明したように、カム45が作用位置から待機
位置へと変化し、この変化の途中において、ユニットU
2は軸36を中心として尻上り向きに傾動し、このため
プラテンローラ34がサーマルヘッド62へ接近し、カ
ードCの印刷すべき表面が、サーマルヘッド62下のワ
ックスブラック(WBk)フィルム68上にバネ47の
みによって押圧される。
給される一方、カードがワックスブラック(WBk)フ
ィルムの送りと同期して送られて、所定の文字等の印刷
が行なわれる。
と、カム45が待機位置から作用位置に戻り、プラテン
ローラ34がサーマルヘッド62から離間し、この状態
でカード搬送系のパルスモータM3が所定量だけ逆回転
方向に戻され、これによりカードはその印刷領域の始端
がサーマルヘッド62と対応する位置に戻される。ま
た、モータM4とエンコーダ83(図5)によりフィル
ム68が1面送られて、フィルム検出センサS10でサ
ーマルヘッド52に対するオーバコート領域の頭出しが
行なわれる。なお、このオーバコート領域の頭出しは、
各ワックスブラックとオーバコート領域の長さは予め判
かっているのでワックスブラック領域の長さ分のパルス
をカウントアップしたとき、このオーバコート領域の開
始位置として判断している。
転して、ユニットU2が軸36を中心として傾動し、こ
のためカードCの印刷すべき表面が、サーマルヘッド6
2下のフィルム68上にバネ47で押圧される。
カードがオーバコートフィルムの送りと同期して送られ
て、カード上の印刷された領域に、熱転写により樹脂膜
がオーバコートされる。このオーバコートにより、カー
ドは、写真印刷領域等の退色や外部からの損傷を受けな
くなる。
によって、プリンタユニット1外に搬出され、磁気エン
コード記録ユニット2で磁気面に所定の情報が磁気記録
され、磁気記録されたカードCは、図示してないストッ
カーユニットに送られて積み重ねられる。
な優れた効果が得られる。
先端検知を必ず同一方向から行なうと共に、印画方向と
逆方向に搬送して印画位置出しを行なう場合には、バッ
クラッシュ除去のため、送り量+α分だけ逆送した後、
+α分だけ順方向に搬送して印画位置とするものである
ため、バックラッシュ及びセンサのヒステリシスによる
検出誤差が除去され、色ズレの無い高精細なカラー画像
を得ることができる。 2)請求項2、4によれば、各色ごとに媒体の先端検知
を行なった後、位置出しを行なうため、繰り返しにより
ズレが積算されることはない。
よる先端検知を行なうに際し、シートが出口センサにな
い場合には、順方向に送って検知する一方、出口センサ
にある場合には、出口センサから媒体がなくなる分+α
だけ逆方向に搬送した後、順方向に送って検知する。こ
のため、先端検知を行なう場合に、シートの搬送方向に
よりセンサのヒステリシスあるいはバックラッシュ等の
影響が除去される。また、その後の印画位置出しにおい
ても、搬送方向によるバックラッシュの影響が除去され
る。
必ず同一方向から行なうと共に、印画方向と逆方向に搬
送して印画位置出しを行なう場合には、送り量+α分だ
け逆送した後、+α分だけ順方向に搬送して印画位置と
するものであるため、バックラッシュ及びセンサのヒス
テリシスによる検出誤差が除去され、印画位置ずれ無い
画像を得ることができる。
成を示す概略図である。
部分を示す斜視図である。
クション及び第1印刷セクションの部分の構成図であ
る。
した平面図である。
ションの部分の駆動系を示した図である。
示した図である。
した図である。
知の仕方を例示した図である。
端検知の仕方を例示した図である。
(カード先端出しルーチン)を示した図である。
(印画位置出しルーチン)を示した図である。
(印画位置出しルーチン)を示した図である。
示した図である。
(カード先端出しルーチン)を示した図である。
(カード先端出しルーチン)を示した図である。
示した図である。
示した図である。
値) Ystart 出口センサから印画始端P1までの距離(ス
テップ数換算値) Ysize 印画すべき画像領域の副走査方向の長さ(ステ
ップ数換算値) SBK バックラッシュの除去を目的としたオーバーラン
ステップ数
Claims (4)
- 【請求項1】 3色もしくは4色のインク層を面順次に
形成した転写フィルムを用いてシートにカラー画像を記
録するプリンタにおいて、ヘッドの下流側に出口センサ
を配設し、該出口センサにより順方向に送ったシートの
先端検出を行い、その後、シート上の印画始端をヘッド
直下に持ち来たすのに必要な搬送方向と搬送距離を求
め、搬送方向が順方向の場合には算出された搬送距離だ
け順送りを行い、搬送方向が逆方向の場合には、算出さ
れた搬送距離にバックラッシュを除去するに足るオーバ
ラン量を加えた距離だけ逆送りした後、そのオーバラン
量だけ順方向に送って、シート上の印画始端をヘッド直
下に持ち来たすことを特徴とするカラープリンタにおけ
るシートの印画位置検出方法。 - 【請求項2】 上記先端検出と印画位置検出とを1色毎
に繰り返し、その際、先端検出は、1色の終了時に上記
出口センサによりシートが検出されているか否かを判断
し、検出されていなければ順送りして先端検出し、検出
されていれば一旦先端検出されなくなり且つ少なくとも
バックラッシュを除去するに足るオーバラン量分だけ逆
送し、その後順送りして先端検出することを特徴とする
請求項1記載のプリンタにおけるシートの印画位置検出
方法。 - 【請求項3】 転写フィルムを用いてシートに画像を記
録するプリンタにおいて、ヘッドの下流側に出口センサ
を配設し、該出口センサにより順方向に送ったシートの
先端検出を行い、その後、シート上の印画始端をヘッド
位置に持ち来たすのに必要な搬送方向と搬送距離を求
め、搬送方向が順方向の場合には算出された搬送距離だ
け順送りを行い、搬送方向が逆方向の場合には、算出さ
れた搬送距離に所定量のオーバラン量を加えた距離だけ
逆送りした後、そのオーバラン量だけ順方向に送って、
シート上の印画始端をヘッド位置に持ち来たして記録を
開始する制御手段を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項4】 2色以上ののインク層を面順次に形成し
た転写フィルムを用いてシートに多色画像を記録するプ
リンタにおいて、ヘッドの少なくとも一方側に1色記録
毎にシートの先端を検出するセンサを配設し、このセン
サが1色終了時にシートを検出しているか否かを判断し
て、検出されていなければ順送りして先端検出し、検出
されていれば一旦先端検出されなくなり且つこのセンサ
を通過する所定量のオーハーラン分を加えた距離だけ逆
送し、その後順送りして常に同一搬送方向で先端検出す
る制御手段を備えたことを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29275793A JP3449761B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | プリンタ及びプリンタにおける記録媒体の印画位置設定方法 |
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US08/738,879 US5718523A (en) | 1993-10-28 | 1996-10-28 | Thermal transfer printing device and method |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH07125344A true JPH07125344A (ja) | 1995-05-16 |
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ID=17785947
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- 1993-10-28 JP JP29275793A patent/JP3449761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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